JPH1163329A - 管の接続用フランジの取付方法 - Google Patents
管の接続用フランジの取付方法Info
- Publication number
- JPH1163329A JPH1163329A JP9240215A JP24021597A JPH1163329A JP H1163329 A JPH1163329 A JP H1163329A JP 9240215 A JP9240215 A JP 9240215A JP 24021597 A JP24021597 A JP 24021597A JP H1163329 A JPH1163329 A JP H1163329A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- flange
- end part
- welding
- automatic welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 管に対する接続用フランジの取り付けに於い
て、仮付けを無くした上、フランジの溶接を自動溶接機
にて精度よく安定して自動的に行い、フランジの取付時
間を短縮し、仮付けに起因する自動溶接機の自動溶接の
稼働率の低下を防止する。 【解決手段】 管１の端部内に円錐状面を外周に有する
芯金２を挿入した後、管１をプレスして端部を拡管し、
次に拡管端部４から芯金２を抜いた後、拡管端部４の端
面と定盤３との間にプレート５を介在した状態で拡間端
部４とは反対側からフランジ６を嵌装し、次いでフラン
ジ６をプレスにて管１の拡管端部４に圧装して拡間端部
４を縮径し、然る後、プレート５を管１の端面より取り
除き、管１とフランジ６とを溶接する。
て、仮付けを無くした上、フランジの溶接を自動溶接機
にて精度よく安定して自動的に行い、フランジの取付時
間を短縮し、仮付けに起因する自動溶接機の自動溶接の
稼働率の低下を防止する。 【解決手段】 管１の端部内に円錐状面を外周に有する
芯金２を挿入した後、管１をプレスして端部を拡管し、
次に拡管端部４から芯金２を抜いた後、拡管端部４の端
面と定盤３との間にプレート５を介在した状態で拡間端
部４とは反対側からフランジ６を嵌装し、次いでフラン
ジ６をプレスにて管１の拡管端部４に圧装して拡間端部
４を縮径し、然る後、プレート５を管１の端面より取り
除き、管１とフランジ６とを溶接する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、管の端部外周に接
続用フランジを取り付ける方法に関する。
続用フランジを取り付ける方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、管の端部外周に接続用フランジを
取り付けるには、自動溶接機を用いて自動的に溶接して
取り付けることが普及している。ところで、自動溶接機
では、本溶接を行う前の仮付けを手溶接の仮付けと異な
る寸法、方法で行なわなければならない。即ち、自動溶
接機による自動溶接と手溶接の場合の仮付けは、図２と
図３に対比して示すように、（１）管Ｐに対するフラン
ジＦの取り付け位置の相違、（２）管ＰとフランジＦと
の隙間Ｃの相違、（３）仮付けｗの大きさの相違が見ら
れる。自動溶接の場合、（１）の相違はシート面に溶接
ビードがかからないようにするためであり、（２）の相
違は溶接ビードが不均一になるのを防止するためであ
り、（３）の相違は溶接を安定させるためである。
取り付けるには、自動溶接機を用いて自動的に溶接して
取り付けることが普及している。ところで、自動溶接機
では、本溶接を行う前の仮付けを手溶接の仮付けと異な
る寸法、方法で行なわなければならない。即ち、自動溶
接機による自動溶接と手溶接の場合の仮付けは、図２と
図３に対比して示すように、（１）管Ｐに対するフラン
ジＦの取り付け位置の相違、（２）管ＰとフランジＦと
の隙間Ｃの相違、（３）仮付けｗの大きさの相違が見ら
れる。自動溶接の場合、（１）の相違はシート面に溶接
ビードがかからないようにするためであり、（２）の相
違は溶接ビードが不均一になるのを防止するためであ
り、（３）の相違は溶接を安定させるためである。
【０００３】然し乍ら、自動溶接機による自動溶接の場
合、管Ｐに対するフランジＦの取り付け位置が不適正で
あると、図４に示すようにフランジＦの表面に溶接ビー
ドＢがかかる。また、管ＰとフランジＦとの隙間Ｃが不
適正であると、図５に示すように隙間Ｃが無い部分の溶
接部Ｗが凸状になり、隙間Ｃが大きい部分に溶接金属が
流れ、溶接部Ｗ′が凹状になる。さらに円周方向４箇所
の仮付けｗの大きさが不適正であると、図６の（ａ）に
示すように仮付けｗが小さいとき、仮付けｗが溶接ワイ
ヤーＬに当り、図６の（ｂ）に示すように仮付けｗが大
きいとき、仮付けｗに電極Ｅが当たる。
合、管Ｐに対するフランジＦの取り付け位置が不適正で
あると、図４に示すようにフランジＦの表面に溶接ビー
ドＢがかかる。また、管ＰとフランジＦとの隙間Ｃが不
適正であると、図５に示すように隙間Ｃが無い部分の溶
接部Ｗが凸状になり、隙間Ｃが大きい部分に溶接金属が
流れ、溶接部Ｗ′が凹状になる。さらに円周方向４箇所
の仮付けｗの大きさが不適正であると、図６の（ａ）に
示すように仮付けｗが小さいとき、仮付けｗが溶接ワイ
ヤーＬに当り、図６の（ｂ）に示すように仮付けｗが大
きいとき、仮付けｗに電極Ｅが当たる。
【０００４】そして、自動溶接機による自動溶接用の仮
付け作業の問題点として、管Ｐの長さが異なることによ
り、切断指示から自動溶接用に振り分ける必要が生じ、
また、隙間Ｃ、仮付けｗの大小により、仮付け作業手順
が変わる上、作業時間が長くなり、さらに、認定等のた
め、高品質要求の溶接に対応することが困難である等に
より、自動溶接機の自動溶接の稼働率が低下している。
付け作業の問題点として、管Ｐの長さが異なることによ
り、切断指示から自動溶接用に振り分ける必要が生じ、
また、隙間Ｃ、仮付けｗの大小により、仮付け作業手順
が変わる上、作業時間が長くなり、さらに、認定等のた
め、高品質要求の溶接に対応することが困難である等に
より、自動溶接機の自動溶接の稼働率が低下している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、管に
対するフランジの仮付けに起因する自動溶接機の自動溶
接の稼働率の低下を防止するため、仮付けを無くした
上、管に対するフランジの溶接を精度よく安定して自動
的に行うことができて、フランジの取付時間を短縮でき
る管の接続用フランジの取付方法を提供しようとするも
のである。
対するフランジの仮付けに起因する自動溶接機の自動溶
接の稼働率の低下を防止するため、仮付けを無くした
上、管に対するフランジの溶接を精度よく安定して自動
的に行うことができて、フランジの取付時間を短縮でき
る管の接続用フランジの取付方法を提供しようとするも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明による管の接続用フランジの取付方法は、管の
端部内に円錐状面を外周に有する芯金を挿入した後、管
をプレスして端部を拡管し、次に拡管端部から芯金を抜
いた後、拡管端部の端面と定盤との間にプレートを介在
した状態で管に前記拡管端部とは反対側からフランジを
嵌装し、次いでフランジをプレスにて管の拡管端部に圧
装して該拡管端部を縮径し、然る後、プレートを管の端
面より取り除き、管とフランジとを溶接することを特徴
とするものである。
の本発明による管の接続用フランジの取付方法は、管の
端部内に円錐状面を外周に有する芯金を挿入した後、管
をプレスして端部を拡管し、次に拡管端部から芯金を抜
いた後、拡管端部の端面と定盤との間にプレートを介在
した状態で管に前記拡管端部とは反対側からフランジを
嵌装し、次いでフランジをプレスにて管の拡管端部に圧
装して該拡管端部を縮径し、然る後、プレートを管の端
面より取り除き、管とフランジとを溶接することを特徴
とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明による管の接続用フランジ
の取付方法の一実施形態を図によって説明する。図１の
（ａ）に示す内径１５１．０ｍｍ、外径１６２．５ｍ
ｍ、長さ２５０ｍｍの鋼管１の端部内に、図１の（ｂ）
に示すように１０度のテーパが付された截頭円錐柱状の
芯金２を挿入した後、定盤３上で鋼管１をプレスして、
図１の（ｃ）に示すように端部を拡管した。次にこの拡
管端部４から截頭円錐柱状の芯金２を抜き、図１の
（ｄ）に示すように鋼管１をその拡管端部４の端面に配
した鋼管１の外径より僅かに小径で鋼管１の内径よりは
大径のプレート５を介して定盤３上に垂直に設置した。
次いで鋼管１の他端（上端）側より図１の（ｅ）に示す
ように内径１６６．６ｍｍ、外径２８０ｍｍ、厚さ２２
ｍｍのステンレス鋼から成る接続用のリング状のフラン
ジ６を嵌装し、プレスにてフランジ６を図１の（ｆ）に
示すように拡管端部４に圧装して該拡管端部４を縮径し
た。然る後、プレート５を鋼管１の下端面より取り除
き、図１の（ｇ）に示すように鋼管１の下端面とフラン
ジ６の内周面及び鋼管１の外周面とフランジ６の外側面
とに溶接７を施して、フランジ６を鋼管１の端部外周に
取り付けた。最終の溶接７は自動溶接機により行われ
た。
の取付方法の一実施形態を図によって説明する。図１の
（ａ）に示す内径１５１．０ｍｍ、外径１６２．５ｍ
ｍ、長さ２５０ｍｍの鋼管１の端部内に、図１の（ｂ）
に示すように１０度のテーパが付された截頭円錐柱状の
芯金２を挿入した後、定盤３上で鋼管１をプレスして、
図１の（ｃ）に示すように端部を拡管した。次にこの拡
管端部４から截頭円錐柱状の芯金２を抜き、図１の
（ｄ）に示すように鋼管１をその拡管端部４の端面に配
した鋼管１の外径より僅かに小径で鋼管１の内径よりは
大径のプレート５を介して定盤３上に垂直に設置した。
次いで鋼管１の他端（上端）側より図１の（ｅ）に示す
ように内径１６６．６ｍｍ、外径２８０ｍｍ、厚さ２２
ｍｍのステンレス鋼から成る接続用のリング状のフラン
ジ６を嵌装し、プレスにてフランジ６を図１の（ｆ）に
示すように拡管端部４に圧装して該拡管端部４を縮径し
た。然る後、プレート５を鋼管１の下端面より取り除
き、図１の（ｇ）に示すように鋼管１の下端面とフラン
ジ６の内周面及び鋼管１の外周面とフランジ６の外側面
とに溶接７を施して、フランジ６を鋼管１の端部外周に
取り付けた。最終の溶接７は自動溶接機により行われ
た。
【０００８】上記のように鋼管１の端部に接続用のフラ
ンジ６を取り付けるに際し、端部を拡管し、この拡管端
部４にフランジ６をプレスにて圧装し、拡管端部４を縮
径しているので、フランジ６の内周面と鋼管１の端部外
周面との間には隙間が無くなり、フランジ６は精度よく
安定して位置決め固定され、従来のような溶接の技量を
必要とする仮付けは不要となった。また、この状態で鋼
管１の下端面とフランジ６とを自動溶接機にて自動溶接
したので、フランジ６の傾き、芯ずれなどが全く生ぜ
ず、寸法精度の高いフランジ６の取り付けができた。
ンジ６を取り付けるに際し、端部を拡管し、この拡管端
部４にフランジ６をプレスにて圧装し、拡管端部４を縮
径しているので、フランジ６の内周面と鋼管１の端部外
周面との間には隙間が無くなり、フランジ６は精度よく
安定して位置決め固定され、従来のような溶接の技量を
必要とする仮付けは不要となった。また、この状態で鋼
管１の下端面とフランジ６とを自動溶接機にて自動溶接
したので、フランジ６の傾き、芯ずれなどが全く生ぜ
ず、寸法精度の高いフランジ６の取り付けができた。
【０００９】尚、上記実施形態では管１の端部外周に接
続用のフランジ６を取り付けるのに、管１を垂直状態に
して、フランジ６を上方から拡管端部４に圧装し、拡管
端部４を縮径した上で、溶接しているが、管１を水平状
態にして、フランジ６を側方から拡管端部４に圧装し、
拡管端部４を縮径した上で、溶接してもよい。
続用のフランジ６を取り付けるのに、管１を垂直状態に
して、フランジ６を上方から拡管端部４に圧装し、拡管
端部４を縮径した上で、溶接しているが、管１を水平状
態にして、フランジ６を側方から拡管端部４に圧装し、
拡管端部４を縮径した上で、溶接してもよい。
【００１０】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明による管
の接続用フランジの取付方法は、管の端部を拡管し、こ
の拡管端部にフランジを圧装し拡管端部を縮径するの
で、隙間が無くなって、精度よく安定して位置決め固定
され、仮付けは不要となり、管に対するフランジの溶接
を自動溶接機で自動的に行うことにより、フランジの傾
き、芯ずれなどが全く生ぜず、寸法精度の高いフランジ
の取り付けができるばかりでなく、フランジ取付時間が
短縮されて、自動溶接機の自動溶接の稼働率が向上す
る。
の接続用フランジの取付方法は、管の端部を拡管し、こ
の拡管端部にフランジを圧装し拡管端部を縮径するの
で、隙間が無くなって、精度よく安定して位置決め固定
され、仮付けは不要となり、管に対するフランジの溶接
を自動溶接機で自動的に行うことにより、フランジの傾
き、芯ずれなどが全く生ぜず、寸法精度の高いフランジ
の取り付けができるばかりでなく、フランジ取付時間が
短縮されて、自動溶接機の自動溶接の稼働率が向上す
る。
【図１】本発明による管の接続用フランジの取付方法を
示すもので、（ａ）〜（ｇ）はその工程図である。
示すもので、（ａ）〜（ｇ）はその工程図である。
【図２】従来の自動溶接機による自動溶接により管に接
続用フランジを取り付ける方法の説明図である。
続用フランジを取り付ける方法の説明図である。
【図３】従来の手溶接により管に接続用フランジを取り
付ける方法の説明図である。
付ける方法の説明図である。
【図４】従来の自動溶接機による自動溶接の場合のフラ
ンジ取り付け位置不適正による溶接ビードの状態を示す
図である。
ンジ取り付け位置不適正による溶接ビードの状態を示す
図である。
【図５】従来の自動溶接機による自動溶接の場合の管と
フランジとの隙間の不適正による溶接部の状態を示す図
である。
フランジとの隙間の不適正による溶接部の状態を示す図
である。
【図６】従来の自動溶接機による自動溶接の場合の仮付
けの大きさの不適正による電極と溶接ワイヤーの状態を
示すもので、（ａ）は仮付けが小さい時、（ｂ）は仮付
けが大きい時である。
けの大きさの不適正による電極と溶接ワイヤーの状態を
示すもので、（ａ）は仮付けが小さい時、（ｂ）は仮付
けが大きい時である。
１ 鋼管 ２ 芯金 ３ 定盤 ４ 拡管端部 ５ プレート ６ フランジ ７ 溶接
Claims (1)
- 【請求項１】 管の端部内に円錐状面を外周に有する芯
金を挿入した後、管をプレスして端部を拡管し、次に拡
管端部から芯金を抜いた後、拡管端部の端面と定盤との
間にプレートを介在した状態で管に前記拡管端部とは反
対側からフランジを嵌装し、次いでフランジをプレスに
て管の拡管端部に圧装して該拡管端部を縮径し、然る
後、プレートを管の端面より取り除き、管とフランジと
を溶接することを特徴とする管の接続用フランジの取付
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9240215A JPH1163329A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 管の接続用フランジの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9240215A JPH1163329A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 管の接続用フランジの取付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163329A true JPH1163329A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=17056170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9240215A Pending JPH1163329A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 管の接続用フランジの取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1163329A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101839272A (zh) * | 2010-05-07 | 2010-09-22 | 青岛晓天工贸有限公司 | 无肋板法兰焊接结构及其焊接方法 |
| CN102672326A (zh) * | 2011-03-15 | 2012-09-19 | 左铁军 | 毛细管铜铝焊接接头的制备方法及套接式铜端铝毛细管 |
| CN104279046A (zh) * | 2013-07-09 | 2015-01-14 | 上海天纳克排气***有限公司 | 提高排气***耐久性的管子法兰连接方法 |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP9240215A patent/JPH1163329A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101839272A (zh) * | 2010-05-07 | 2010-09-22 | 青岛晓天工贸有限公司 | 无肋板法兰焊接结构及其焊接方法 |
| CN102672326A (zh) * | 2011-03-15 | 2012-09-19 | 左铁军 | 毛细管铜铝焊接接头的制备方法及套接式铜端铝毛细管 |
| CN104279046A (zh) * | 2013-07-09 | 2015-01-14 | 上海天纳克排气***有限公司 | 提高排气***耐久性的管子法兰连接方法 |
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