JPH07281874A - 環境設定システム - Google Patents
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Abstract
ザが、自ら、アプリケーションプログラムの使用環境を
設定することができ、設定された使用環境でアプリケー
ションプログラムを使用することができる環境設定シス
テムを提供することを目的とする。 【構成】 環境設定システム20は、オペレーティング
システム10上の所定のコマンドにより起動され、ユー
ザが使用するアプリケーションプログラム30の使用環
境を設定するパラメータを記憶するために用いられるパ
ラメータディレクトリ120−0を生成し、或いは、パ
ラメータディレクトリ120−1を指定するディレクト
リ管理部22と、アプリケーションプログラム30の作
動にしたがって、前記パラメータディレクトリ内に存在
する所定のパラメータを取得し、前記パラメータを前記
アプリケーションプログラム30に伝達するとともに、
前記パラメータディレクトリ内に、前記所定のパラメー
タを記憶するパラメータ管理部24とを備えている。
Description
テム上で作動するアプリケーションプログラムの使用環
境を設定する環境設定システムに関するものであり、特
に、複数のユーザが使用することを前提とするアプリケ
ーションプログラムの使用環境を設定する環境設定シス
テムに関するものである。
効率よく処理するために、オペレーティングシステム
が、コンピュータに搭載されている。このオペレーティ
ングシステムは、コンピュータのハードウェアの制御、
或いは、アプリケーションプログラムの実行に必要な資
源および/またはデータの管理を行っている。上述した
オペレーティングシステム上のアプリケーションプログ
ラムを、ユーザが使用するときに、ユーザごとにその使
用環境を設定する、すなわち、カスタマイズすることを
求める場合がある。たとえば、MS−DOS(登録商
標)など、単一のユーザの使用を前提とするオペレーテ
ィングシステム上で、あるユーザがその使用環境をカス
タマイズしたアプリケーションプログラムを、他のユー
ザが使用する場合に、あるユーザの設定した使用環境で
このアプリケーションプログラムを使用するか、或い
は、自己が設定したい使用環境に、このアプリケーショ
ンプログラムをカスタマイズしなおす必要がある。した
がって、このようなオペレーティングシステム上で、複
数のユーザが、同一のアプリケーションプログラムを使
用するときに、使用の度に、その使用環境を設定する必
要があるという問題点があった。
数のユーザの使用を前提とするマルチユーザオペレーテ
ィングシステム上では、複数のユーザの各々が自己の使
用環境で、アプリケーションプログラムを使用すること
が可能であるが、このためには、以下のような操作をす
る必要がある。すなわち、 (1) システム管理ユーザでログインする。 (2) パスワード、グループなどの登録ユーザ管理ファイ
ルを編集して、各ユーザを登録する。 (3) ユーザごとのホームとなるディレクトリを作成す
る。 (4) ユーザごとに、アプリケーションプログラムの使用
環境を設定するパラメータを記憶するパラメータファイ
ルを、上述したホームディレクトリ内に生成する。 (5) ホームディレクトリ内に生成されたパラメータファ
イルの所定のデータを変更し、オーナー、グループ、書
き込み権などのセキュリティーパラメータを変更する。 さらに、各ユーザのパスワードを設定する必要がある。
なマルチユーザオペレーティングシステム上で、一つの
アプリケーションプログラムを、複数のユーザが、ユー
ザごとの独自の使用環境で使用する際には、上述したよ
うな複雑な手続きをする必要がある。特に、登録ユーザ
管理ファイルの編集は、オペレーティングシステムに対
する知識を必要とする。したがって、システムエンジニ
アなどのシステム管理者が、ユーザの各々の要望に応じ
て、登録ユーザファイルの編集を行っており、単にプロ
グラムを使用するだけのユーザが、自己の使用環境を、
自分で設定するのは困難であるという問題点があった。
本発明は、システム管理者を必要とすることなく、ユー
ザが、自ら、アプリケーションプログラムの使用環境を
設定することができ、設定された使用環境でアプリケー
ションプログラムを使用することができる環境設定シス
テムを提供することを目的とする。
ーティングシステム上の所定のコマンドにより起動さ
れ、ユーザが使用するアプリケーションプログラムの使
用環境を設定するパラメータを記憶するために用いられ
るパラメータディレクトリを生成し、或いは、指定する
ディレクトリ管理手段と、前記アプリケーションプログ
ラムの作動にしたがって、前記パラメータディレクトリ
内の所定のパラメータを取得し、前記パラメータを前記
アプリケーションプログラムに伝達するとともに、前記
パラメータディレクトリ内に、所定のパラメータを記憶
するパラメータ管理手段とを備えたことを特徴とする環
境設定システムにより達成される。本発明の好ましい実
施態様においては、前記ディレクトリ管理手段が、パラ
メータディレクトリを生成した後に、前記パラメータデ
ィレクトリに属するパラメータファイルを生成し、前記
パラメータ管理手段が、前記所定のパラメータを記憶す
るように構成されている。本発明のさらに好ましい実施
態様においては、前記パラメータディレクトリが、前記
オペレーティングシステム上に複数の階層をもって形成
されている。
は、階層をもって形成される前記パラメータディレクト
リの最下層に位置するパラメータディレクトリのみに、
前記パラメータファイルが生成できるように構成されて
いる。本発明のさらに好ましい実施態様においては、前
記パラメータ管理手段が、前記アプリケーションプログ
ラムの使用の際に、前記所定のパラメータが変更された
場合に、前記所定のパラメータを前記パラメータディレ
クトリ内に記憶するように構成されている。
り、ユーザが使用するアプリケーションプログラムの使
用環境を設定するパラメータを記憶するために用いられ
るパラメータディレクトリを作成し、アプリケーション
プログラムの作動にしたがって、パラメータ管理手段に
より、パラメータディレクトリ内の所定のパラメータ
が、アプリケーションプログラムに伝達されるととも
に、前記パラメータが、前記パラメータディレクトリ内
に記憶されるため、複雑な操作を必要とすることなく、
ユーザの各々は、アプリケーションを使用する際の自己
が使用する使用環境を設定することが可能となる。本発
明の好ましい実施態様によれば、前記パラメータディレ
クトリが複数の階層をもって形成されるため、ユーザ
は、所望のように、パラメータディレクトリを設定する
ことができる。本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、アプリケーションプログラムの終了の際に、該アプ
リケーションプログラムにおいて使用された所定のパラ
メータをパラメータディレクトリに記憶するように構成
されているため、アプリケーションプログラムの使用の
際に、その使用環境が変更された場合であっても、その
変更された使用環境を記憶することができる。
につき詳細に説明を加える。図1は、本発明にかかる環
境設定システムを搭載したコンピュータシステムの構成
を示す機能ブロック図である。図1に示されるように、
このコンピュータシステムは、コンピュータを作動させ
るための中央処理装置(図示せず)などのハードウェア
の制御、ならびに、アプリケーションプログラムなどの
実行に必要な資源(図示せず)および/またはデータの
管理を行なうオペレーティングシステム10と、ユーザ
が使用するアプリケーションプログラムの使用環境を設
定するとともに、設定された使用環境を管理する環境設
定システム20と、ユーザによって使用されるアプリケ
ーションプログラム30と、キーボードおよびポインテ
ィングデバイスなどを備えた入力装置40と、CRTな
どを備えた表示装置50とから構成されている。本実施
例において、オペレーティングシステム10には、ウィ
ンドウシステムが含まれる。また、本実施例では、オペ
レーティングシステム10は、マルチユーザオペレーテ
ィングシステムであるUNIX(登録商標)を備えてい
る。
るアプリケーションプログラム30の使用環境を設定す
るために必要なパラメータディレクトリを設定し、或い
は、これを指定するディレクトリ管理部22と、アプリ
ケーションプログラム30の使用環境を設定するととも
に、これを管理するパラメータ管理部24とを備えてい
る。また、既知のように、アプリケーションプログラム
30の使用環境には、たとえば、アプリケーションプロ
グラム30において使用される複数のファイルのファイ
ルリストの表示方法、ファイルの書き込み権、或いは、
アプリケーションプログラム30を使用する際に、表示
装置50に表示される画像データの色調などが含まれ
る。アプリケーションプログラム30は、これら使用環
境に基づいた使用環境パラメータのディフォルト値を、
オペレーティングシステム上の所定のファイル(図示せ
ず)に、予め記憶している。以上のように構成されたコ
ンピュータシステムの動作について、以下に説明する。
まず、ユーザにより所定のコマンドが入力されることに
より、ディレクトリ管理部22が起動される。前述した
ように、本実施例においては、オペレーティングシステ
ムとしてUNIX(登録商標)が用いられており、環境
設定システム名でログインすることにより、環境設定シ
ステム20のディレクトリ管理部22が起動されるよう
に、予め設定がなされている。
は、2つのモード、すなわち、ユーザが、アプリケーシ
ョンプログラム30を使用する際の自己の使用環境を新
たに作成する環境作成モードと、実際にアプリケーショ
ンプログラム30を自己の使用環境の下で使用するため
の指定モードとにおいて動作することができる。まず、
自己の使用環境を新たに生成する環境作成モードについ
て説明する。ユーザが、アプリケーションプログラム3
0における自己の使用環境を、設定していない場合に
は、ユーザは、表示装置50を参照しつつ、入力装置4
0を用いて、環境作成モードを指定する。ここに、図2
は、表示装置50に表示される表示部60を示した図で
ある。図2に示されるように、表示部60には、環境設
定システム20の動作モードを選択するためのモード選
択部62、後述するパラメータディレクトリのディレク
トリ名を表示するディレクトリ表示部64、パラメータ
ディレクトリの生成、ディレクトリ名の変更およびディ
レクトリの消去を指示するためのコマンド表示部66、
アプリケーションプログラム30の起動を指示するため
の起動コマンド表示部68ならびに環境設定システム2
0の動作を終了させるための終了コマンド表示部70が
設けられている。
バイス(図示せず)を用いて、モード選択部62の部分
62−1を選択する。オペレーティングシステム10
は、部分62−1が選択された旨を、ディレクトリ管理
部22に通知し、ディレクトリ管理部22は、環境作成
モードの下で動作を開始する。環境作成モードの下にお
いては、アプリケーションプログラム30の使用環境を
設定するパラメータを記憶するために用いられるパラメ
ータディレクトリが生成される。ここに、本実施例にお
いては、図1に示されるように、オペレーティングシス
テム10は、本システム20により用いられるツリー構
造を有する複数のディレクトリを備えたディレクトリ階
層100を備えている。勿論、オペレーティングシステ
ム10は、ツリー構造を有する複数の他のディレクトリ
(図示せず)も備えており、このディレクトリ階層10
0は、オペレーティングシステムが備えている複数のデ
ィレクトリの一部分をなしている。また、ディレクトリ
階層100は、オペレーティングシステム10の備える
複数のディレクトリの任意の階層に配置され得る。ディ
レクトリ階層100の最上位層には、第1層のディレク
トリ101が設けられている。この第1層のディレクト
リ101の下層には、第2層のディレクトリ群110を
設けることができる。さらに、第2層のディレクトリ群
に含まれる第2層のディレクトリ110−1ないし11
0−nの各々の下層には、第3層のディレクトリ群12
0を設けることができる。ここに、第1層のディレクト
リ101は、オペレーティングシステム10上に、予め
生成されている。したがって、第2層のディレクトリ群
110および第3層のディレクトリ群120に含まれる
ディレクトリが、ユーザが自己の使用環境を設定するた
めに用いることができるパラメータディレクトリとなり
得る。
照しつつ、入力装置40を用いて、パラメータディレク
トリのディレクトリ名およびディレクトリの階層を入力
し、オペレーティングシステム10は、これをディレク
トリ管理部22に通知する。ディレクトリ管理部22
は、通知されたディレクトリの階層にしたがった所定の
階層に、通知されたディレクトリ名を有するパラメータ
ディレクトリを生成する。たとえば、ユーザが、第1層
のディレクトリ101の下層に、"group" というディレ
クトリ名を有する第2層のディレクトリ110−1を作
成する場合には、図2に示される表示部60のコマンド
表示部66の生成コマンド表示部66−1を、キーボー
ド、ポインティングデバイスなどの入力装置40を用い
て選択し、"group" というディレクトリ名を入力する。
前述したように、ユーザにより入力された情報は、オペ
レーティングシステム10を介してディレクトリ管理部
22に通知され、第1層のディレクトリ101の下層
に、 "group"というディレクトリ名を有する第2層のデ
ィレクトリ110−1が生成される。さらに、第2層の
ディレクトリ群110に含まれる"group" というディレ
クトリ名を有する第2層のディレクトリ110−1の下
層に、 "abcd”というディレクトリ名を有するディレク
トリを作成する場合には、図2に示される表示部60の
コマンド表示部66の生成コマンド表示部66−1を、
キーボード、ポインティングデバイスなどの入力装置4
0を用いて選択し、"abcd"というディレクトリ名を入力
する。前述した場合と同様に、ユーザにより入力された
情報は、オペレーティングシステム10を介してディレ
クトリ管理部22に通知され、図1に示されるように、
第2層のディレクトリ110−1の下層に、 "abcd" と
いうディレクトリ名を有する第3層のディレクトリ12
0−0が生成される。図3に示されるように、このよう
に生成された第2層のディレクトリ群110に含まれる
パラメータディレクトリのディレクトリ名は、表示部6
0のディレクトリ表示部64−1に、第3層のディレク
トリ群に含まれるパラメータディレクトリのディレクト
リ名は、表示部60のディレクトリ表示部64−2に、
それぞれ表示される。
のディレクトリ名を変更する場合には、ユーザは、図2
に示される表示部60のコマンド表示部66の名称変更
コマンド表示部66−2を、入力装置40を用いて選択
し、変更すべきディレクトリ名を入力する。同様に、パ
ラメータディレクトリを消去する場合には、表示部60
のコマンド表示部66の消去コマンド表示部66−3
を、入力装置40を用いて選択し、消去すべきディレク
トリ名を入力する。パラメータディレクトリを生成する
場合と同様に、ユーザに入力された情報は、オペレーテ
ィングシステム10を介してディレクトリ管理部22に
通知され、所定のパラメータディレクトリのディレクト
リ名が変更され、或いは、パラメータディレクトリが消
去される。次いで、ディレクトリ管理部22は、生成さ
れたパラメータディレクトリが、第3層のディレクトリ
群120に含まれるものであった場合に、アプリケーシ
ョンプログラム30の使用環境を設定するためのパラメ
ータを記憶するパラメータファイルを、パラメータディ
レクトリ内に生成する。ユーザは、入力装置40を用い
て、アプリケーションプログラム30を使用する際の自
己の使用環境、たとえば、アプリケーションプログラム
30において使用される複数のファイルのファイルリス
トの表示方法、ファイルの書き込み権、或いは、アプリ
ケーションプログラム30を使用する際に、表示装置5
0に表示される画像データの色調などを、順次入力す
る。
プログラム30の使用環境は、オペレーティングシステ
ム10を介してパラメータ管理部24に通知され、パラ
メータ管理部24は、この使用環境に基づいて所定の使
用環境パラメータを生成し、パラメータディレクトリに
属するパラメータファイルの所定の領域に記憶する。た
とえば、前述したように、ディレクトリ管理部22によ
り、第3層のディレクトリ120−0が生成された場合
に、パラメータ管理部24は、ディレクトリ管理部22
により生成されたパラメータファイル122−0に、ユ
ーザにより設定された使用環境に基づいた所定の使用環
境パラメータを記憶する。以上のユーザによる操作およ
び環境設定システム20の作動により、ユーザは、後述
する指定モードで、自己が使用する使用環境を記憶する
パラメータファイルの属するパラメータディレクトリを
指定することにより、自己の使用環境で、アプリケーシ
ョンプログラム30を使用することが可能となる。ま
た、ユーザは、ツリー構造を有する複数のディレクトリ
を備えたディレクトリ階層100に、パラメータディレ
クトリを生成することができ、たとえば、第2層のディ
レクトリ110−1ないし110−nの各々を、ユーザ
名に対応するディレクトリ名を有するように生成し、第
2層のディレクトリ110−1ないし110−nの各々
に属する第3層のディレクトリ120−0ないし120
−mが、あるユーザがアプリケーションプログラム10
を使用する際の使用環境を記憶したパラメータディレク
トリを備えるように構成することができる。したがっ
て、各ユーザは、自己の使用態様に応じて、複数の使用
環境を設定することができる。
自己の使用環境で使用するための指定モードについて説
明する。ユーザは、マウスなどのポインティングデバイ
ス(図示せず)を用いて、図2に示されるモード選択部
62の部分62−2を選択する。オペレーティングシス
テム10は、部分62−2が選択された旨を、ディレク
トリ管理部22に通知し、ディレクトリ管理部22は、
指定モードの下で動作をするようになる。次いで、ユー
ザは、自分が使用する使用環境パラメータを記憶するパ
ラメータファイルが属するパラメータディレクトリのデ
ィレクトリ名を入力する。ユーザにより入力されたディ
レクトリ名は、オペレーティングシステム10を介して
ディレクトリ管理部22に通知され、ディレクトリ管理
部22は、このディレクトリ名に対応するパラメータデ
ィレクトリを指定する。たとえば、図1に示されるよう
に、第3層のディレクトリ120−1に属するパラメー
タファイル122−1に、自己が使用する使用環境を記
憶させている場合には、ユーザが入力装置40を用い
て、第3層のディレクトリ120−1に対応するディレ
クトリ名を入力することにより、第3層のディレクトリ
120−1が指定される。
ると、ユーザは、ポインティングデバイスなどの入力装
置40を用いて、図2に示される表示部60の起動コマ
ンド表示部68を選択する。起動コマンド表示部68が
選択された旨の情報は、オペレーティングシステム10
を介して、ディレクトリ管理部22に通知され、ディレ
クトリ管理部22は、アプリケーションプログラム30
を起動する。その際に、パラメータ管理部24は、ディ
レクトリ管理部22により指定されたパラメータディレ
クトリに属するパラメータファイルに記憶された使用環
境パラメータを読みだし、ユーザの使用する使用環境パ
ラメータを取得して、これを、アプリケーションプログ
ラム30に通知する。アプリケーションプログラム30
は、パラメータ管理部24により通知された使用環境パ
ラメータの値が、予めファイル(図示せず)に記憶され
た使用環境パラメータのディフォルト値と異なる場合に
は、通知された使用環境パラメータに基づいた使用環境
の下で、所定の処理を行う。以上のようにして、ユーザ
は、自己が使用する使用環境で、アプリケーションプロ
グラム30を使用することができる。
る際に、ユーザが、自己が使用する使用環境を変更する
場合が生じる。したがって、アプリケーションプログラ
ム30の使用中に、ユーザにより使用環境が変更される
にしたがって、パラメータ管理部24は、アプリケーシ
ョンプログラム30から、使用環境パラメータを取得し
て、この使用環境パラメータを、アプリケーションプロ
グラム30を使用する前に、ユーザが入力装置40を用
いて入力し、ディレクトリ管理部22により指定された
パラメータディレクトリのパラメータファイルに保存す
る。たとえば、図1に示されるように、ディレクトリ管
理部22により、パラメータディレクトリとして第3層
のディレクトリ120−1が指定されている場合には、
パラメータ管理部24は、第3層のディレクトリ120
−1に属するパラメータファイル122−1の所定の領
域に、アプリケーションプログラム30から取得した使
用環境パラメータを記憶する。本実施例によれば、環境
作成モードにおいて、ユーザが使用する使用環境を設定
する使用環境パラメータを格納するために用いられるパ
ラメータディレクトリが生成されるとともに、所定の場
合に、使用環境パラメータを格納する該パラメータファ
イルに属するパラメータファイルが生成され、かつ、指
定モードにおいて、パラメータディレクトリが指定さ
れ、パラメータ管理部24が、指定モードにおいて、パ
ラメータディレクトリ内の所定のパラメータファイルか
ら、使用環境パラメータを取得し、これをアプリケーシ
ョンプログラム30に通知するとともに、アプリケーシ
ョンプログラム30の使用中に、アプリケーションプロ
グラム30から使用環境パラメータを取得し、これを所
定のパラメータファイルに記憶するため、ユーザが、自
ら、アプリケーションプログラム30の使用環境を設定
し、この設定された使用環境の下で、アプリケーション
プログラム30を使用することができる。
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含さ
れるものであることがいうまでもない。たとえば、前記
実施例においては、第3層のディレクトリ群に含まれる
第3層のディレクトリ120−0ないし120−mにつ
いてのみ、パラメータファイルが生成可能なように構成
され、第2層のディレクトリ群110は、第3層のディ
レクトリ120−0ないし120−mを生成するために
のみ用いられるように構成されているが、第2層のディ
レクトリ群110に含まれる第2層のディレクトリ11
0−1ないし110−nも、パラメータファイルを生成
可能なように構成してもよい。この場合、第2層のディ
レクトリ110−1ないし110−nの各々に属するパ
ラメータファイルには、第2層のディレクトリ110−
1ないし110−nの各々の下層に存在する第3層のデ
ィレクトリ120−0ないし120−mに属するパラメ
ータファイルに記憶された使用環境パラメータのうち、
それぞれに共通する使用環境パラメータが記憶される。
また、前記実施例においては、第3層のディレクトリ群
に含まれる第3層のディレクトリ120−0ないし12
0−mが生成された際に、ディレクトリ管理部22によ
り、パラメータファイルが生成されるように構成されて
いるが、ユーザが、アプリケーションプログラム30が
予め記憶している使用環境データ、すなわち、ディフォ
ルト値の使用環境データを、そのまま使用可能である場
合には、パラメータファイルを生成しないように構成し
てもよい。
群に含まれる第3層のディレクトリ120−0ないし1
20−mを、オペレーティングシステム10上の一つの
ユーザ単位をさらに細分したアプリケーションプログラ
ム上のユーザ単位として、ユーザごとのプリンタのアカ
ウントなどを記録するために、用いることもできる。ま
た、本明細書において、手段とは、必ずしも物理的手段
を意味するものではなく、各手段の機能が、ソフトウエ
アによって実現される場合も包含する。また、一つの手
段の機能が二以上の物理的手段により実現されても、二
以上の手段の機能が一つの物理的手段により実現されて
もよい。
とすることなく、ユーザが、自ら、アプリケーションプ
ログラムの使用環境を設定することができ、設定された
使用環境でアプリケーションプログラムを使用すること
ができる環境設定システムを提供することが可能とな
る。
ンピュータシステムを示す機能ブロック図である。
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 オペレーティングシステム上の所定のコ
マンドにより起動され、ユーザが使用するアプリケーシ
ョンプログラムの使用環境を設定するパラメータを記憶
するために用いられるパラメータディレクトリを生成
し、或いは指定するディレクトリ管理手段と、 前記アプリケーションプログラムの作動にしたがって、
前記パラメータディレクトリ内に存在する所定のパラメ
ータを取得し、前記パラメータを前記アプリケーション
プログラムに伝達するとともに、前記パラメータディレ
クトリ内に、前記所定のパラメータを記憶するパラメー
タ管理手段とを備えたことを特徴とする環境設定システ
ム。 - 【請求項2】 前記ディレクトリ管理手段が、パラメー
タディレクトリを生成した後に、前記パラメータディレ
クトリに属するパラメータファイルを生成し、前記パラ
メータ管理手段が、前記所定のパラメータを記憶するよ
うに構成されたことを特徴とする請求項1に記載の環境
設定システム。 - 【請求項3】 前記パラメータディレクトリが、前記オ
ペレーティングシステム上に複数の階層をもって形成さ
れることを特徴とする請求項1または2に記載の環境設
定システム。 - 【請求項4】 階層をもって形成される前記パラメータ
ディレクトリの最下層に位置するパラメータディレクト
リのみに、前記パラメータファイルが生成できるように
構成されたことを特徴とする請求項3に記載の環境設定
システム。 - 【請求項5】 前記パラメータ管理手段が、前記アプリ
ケーションプログラムの使用の際に、前記所定のパラメ
ータが変更された場合に、前記前記所定のパラメータを
前記パラメータディレクトリ内に記憶するように構成さ
れたことを特徴とする請求項1に記載の環境設定システ
ム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6077522A JPH07281874A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 環境設定システム |
US08/398,090 US5850545A (en) | 1994-04-15 | 1995-03-03 | Application program environment setting system and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6077522A JPH07281874A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 環境設定システム |
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