JPH07281245A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH07281245A
JPH07281245A JP7018312A JP1831295A JPH07281245A JP H07281245 A JPH07281245 A JP H07281245A JP 7018312 A JP7018312 A JP 7018312A JP 1831295 A JP1831295 A JP 1831295A JP H07281245 A JPH07281245 A JP H07281245A
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JP
Japan
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lens
focus
aperture
depth
subject
Prior art date
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Pending
Application number
JP7018312A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Mori
隆一 森
Tetsuro Goto
哲朗 後藤
Atsushi Nishioka
淳 西岡
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP7018312A priority Critical patent/JPH07281245A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】カメラボディ側に設けられた演算装置2には、
半押しスイッチ1と全押しスイッチ13と測距装置3と
レンズ駆動装置4と表示装置8と測光装置9とモード選
択装置14とが接続されている。また、演算装置2は撮
影レンズ側のCPU内に設けられたレンズ情報記憶部1
0とも接続され、両者間で通信が可能となっている。ま
た、レンズ位置記憶部5とカウンタ部6とデフォーカス
量記憶部7とが接続され、マイクロコンピュータCPU
を構成している。 【効果】距離の異なる複数の被写体がともに被写界深度
内に入る絞りを算出し撮影することが可能である。さら
に、算出された絞りが撮影レンズの最小絞りよりも小さ
いときには、近距離側の被写体が合焦する焦点面より、
撮影レンズ側で、かつ、その焦点深度の範囲内にくるよ
うに撮影レンズを駆動することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写界深度を考慮して
撮影レンズの絞りを決定するカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ある距離の被写体にピントを合わせて撮
影を行うと、できあがった写真は、上記被写体にピント
が合うだけでなく、その前後の被写体にもピントが合っ
ているのが一般的である。このように、ある位置にピン
トを合わせた際には、実際にピントの合うある幅を持っ
た領域があり、その幅を被写界深度という。被写界深度
は、絞りが小さくなるほど大きくなり、また、距離が一
定であれば焦点距離が小さいほど大きくなる性質を持つ
ことが知られている。ここで言う絞りとは、写真撮影に
よく用いられているFナンバーを意味し、絞りが小さい
というのは絞り込んだ状態のことを言い、絞りが大きい
とは絞りが開いた状態を言う。さらに被写界深度はピン
トを合わせた被写体に対して近距離側には小さく、遠距
離側には大きい性質を持っている。
【0003】これに対し、焦点深度とは、撮影レンズの
焦点を合わせた面(焦点面=フィルム面)の前後で、写
真画像として鮮明(ピンボケしていない)に撮影するこ
とが出来る範囲を言う。焦点深度は、焦点面に対して撮
影レンズ側には大きく、反対側(カメラで言えば裏蓋
側)には小さい性質を持っている。従来より、複数の異
なる位置にある被写体に対して各被写体ともにピントが
あった状態で撮影を行う方法としては、撮影者がファイ
ンダーを覗いた状態でカメラの絞りを絞り込み、各被写
体の状態を確認することで各被写体ともにピントの合う
(すなわち各被写体とも被写界深度内に入るような)絞
りを決定する方法が知られている。
【0004】この方法で目的の絞りを得るには、撮影者
の経験が必要であり、素人が行うと、適した撮影が行え
ないことがあった。このような問題を解決するため、最
近では被写界深度優先制御装置を備えたカメラが登場し
ており、特開昭63−172129などを含め多数の開
示もされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来から知られている被写界深度優先制御装置を備えたカ
メラにおいては、複数の異なる位置にある被写体に対し
て、各被写体ともピント合わせを行える絞りが、カメラ
に装着されたレンズの最小絞りより小さい場合には、複
数の異なる位置にある被写体に対して各被写体すべてに
ピント合わせを行うことは不可能となる。
【0006】この様な状態では、一般的には、カメラに
対して近距離側にある被写体にピントを合わせれば撮影
者の意図に沿った写真となる場合が多いが、上記従来の
カメラではこのような対応は成されておらず、撮影者に
とっては不便を強いられてきた。本発明の目的は、上述
した問題点を解決し、複数の被写体ともにピントがあっ
た状態の絞りを決定することができ、かつの決定された
絞りが、カメラに装着されたレンズの最小絞りより小さ
い場合においては、カメラに対して近距離側にある被写
体に合焦し、かつ遠距離側の被写体に対しても最も良い
合焦状態となる撮影が可能なカメラを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、撮影レンズと、被写体の焦点
状態を検出する焦点検出手段と、距離の異なる複数の被
写体に対する複数の焦点検出結果から、複数の被写体に
対してピントの合った写真を得るための絞りを決定する
絞り決定手段とを有するカメラにおいて、撮影レンズの
最小絞りに関する情報を含むレンズ情報を検出するレン
ズ情報検出手段と、撮影レンズを駆動する駆動手段と、
絞り決定手段により決定された絞りが最小絞りよりも小
さいときに、最小絞りを含むレンズ情報から撮影レンズ
の焦点深度を算出する焦点深度算出手段と、決定された
絞りが最小絞りよりも小さいときは、最至近にある被写
体が合焦する焦点面より、撮影レンズ側でかつ焦点深度
の範囲内に焦点面がくるべく撮影レンズを駆動するよう
に駆動手段を制御する制御手段とを有するようにした。
【0008】また、請求項2の発明では、撮影レンズ
と、被写体の焦点状態を検出する焦点検出手段と、距離
の異なる複数の被写体に対する複数の焦点検出結果か
ら、複数の被写体に対してピントの合った写真を得るた
めの絞りを決定する絞り決定手段とを有するカメラにお
いて、撮影レンズの最小絞りに関する情報を含むレンズ
情報を検出するレンズ情報検出手段と、撮影レンズを駆
動する駆動手段と、決定された絞りが最小絞りよりも小
さいときは、最至近にある被写体に合焦すべく撮影レン
ズを駆動するように駆動手段を制御する制御手段とを有
するようにした。
【0009】
【作用】本発明によれば、複数の被写体がともに被写界
深度内に入る絞りを算出し、撮影することが可能であ
る。さらに、算出された絞りが、撮影レンズの最小絞り
より小さい場合には、自動的に近距離側の被写体が合焦
する焦点面より、撮影レンズ側で、かつ、焦点深度の範
囲内に焦点面がくるように撮影レンズを駆動させること
が可能である。これにより、複数の被写体を撮影する場
合でも、常に最適の写真を得ることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の基本的構成を示す
ブロック図であり、図2はその順次処理を示す図であ
る。それぞれの機能は後述するが、カメラボディ側に設
けられた演算装置2 には、半押しスイッチ1 と全押しス
イッチ13と測距装置3 とレンズ駆動装置4 と表示装置8
と測光装置9 とモード選択装置14とが接続されている。
また、演算装置2 は撮影レンズ側のCPU 内に設けられた
レンズ情報記憶部10とも接続され、両者間で通信が可能
となっている。
【0011】また、演算装置2 には、レンズ位置記憶部
5 とカウンタ部6 とデフォーカス量記憶部7 とが接続さ
れ、マイクロコンピュータCPU を構成している。以下、
上述したそれぞれの装置の機能について実際の撮影の動
作を例に説明する。モード選択装置14は、被写界深度優
先撮影(以下単に深度優先という)モードを選択する装
置であり、深度優先モードは、異なる距離にある複数の
被写体に共にピントがあった状態で撮影したい場合に選
択される。撮影者が深度優先モードを選択すると、以下
のような手順で撮影が行われる(図2参照)。
【0012】まず、図2の被写体aを測距対象に選び、
不図示のレリーズボタンを第1ストロークまで操作する
ことにより半押しスイッチSW1をオンにし、深度優先1
回目の操作を行う。半押しスイッチSW1 をオンにするこ
とにより、測光装置9 もオンになり測光が行われる。こ
の操作に従い、演算装置2は、測距装置3に被写体aの
測距を行わせる。そして、レンズ駆動装置4に信号を出
力して、撮影レンズを合焦位置へ移動させる。このとき
レンズ位置はレンズ位置記憶部5に記憶され、また、深
度優先1回目であることをカウンタ部6に記憶させる。
【0013】撮影者は不図示のレリーズボタンを一旦オ
フにすることで半押しスイッチSW1をオフにする。そし
て、被写体bを測距対象に選び、不図示のレリーズボタ
ンを再び第1ストロークまで操作することにより半押し
スイッチSW1をオンにし、深度優先2回目の操作を行
う。この操作に従い、演算装置2は、測距装置3に被写
体bの測距を行わせる。そして、被写体bの像面でのデ
フォーカス量を求め、デフォーカス量記憶部7に記憶さ
せ、また、深度優先2回目であることをカウンタ部6に
記憶させる。また演算装置2はデフォーカス量より被写
体aと被写体bのどちらが近距離側にある被写体である
かを判定し、判定結果を判定結果記憶部12に記憶させ
る。図2では、深度優先1回目の被写体aが近距離にあ
る。
【0014】次に演算装置2は、デフォーカス量記憶部
7に記憶されているデフォーカス量を読みだし、このデ
フォーカス量を最小錯乱円0.033mm で割算して被写体a
及び被写体bがともに被写界深度内に入る絞りを算出し
記憶する。そして、撮影レンズのCPU 内に配置されたレ
ンズ情報記憶部10内にあらかじめ記憶されている撮影レ
ンズの最小絞りに関する情報を読みだして表示装置8に
表示させ、算出結果によって得られる絞りと最小絞りと
を比較する。
【0015】なお、最小絞りとは、絞りの開校を一番小
さくした状態であり、このときFナンバーは最大にな
る。この後の動作については、算出によって得られる絞
りと最小絞りとの大小関係により異なるので、それぞれ
の場合について説明する。まず、算出結果によって得ら
れた絞りが、最小絞りよりも大きい場合について説明す
る。
【0016】この場合、演算装置2は、深度優先1回
目、2回目何れかの操作の際に測光装置9により取り込
んだ測光情報と、算出によって得られた絞りとからシャ
ッタ秒時を算出し、シャッタ秒時と絞りとを表示装置8
により表示する。そして、レリーズボタンが第2ストロ
ークまで操作されるとレリーズSW13がオンされて撮影が
行われる。この際に、撮影レンズは、至近側の被写体に
合焦する位置に駆動される。
【0017】次に、前述の比較結果により、算出によっ
て得られる絞りが、最小絞りよりも小さい場合について
説明する。この場合、演算装置2は、最小絞りにおける
近距離側の被写体(図2では被写体a)の被写界深度範
囲を算出する。その後、レンズ駆動装置4は、近距離側
にある被写体の被写界深度範囲内であり、かつ、その被
写体よりも遠距離側である位置に撮影レンズを駆動させ
る。
【0018】そして、演算装置2は、深度優先1回目、
2回目何れかに測光装置9により取り込んだ測光情報
と、最小絞りとからシャッタ秒時を算出して、シャッタ
秒時と絞りとを表示装置8により表示する。レリーズボ
タンが第二ストロークまで操作されると、レリーズSW13
のオンにより撮影が行われる。上記説明では、深度優先
2回目ではレンズ駆動を行っていないが、レンズ駆動を
行ってもよい。また深度優先1回目で被写体bを測距
し、深度優先2回目にて被写体aを測距しても同様の効
果が得られることはいうまでもない。
【0019】また、本実施例においてはレリーズボタン
の第1ストロークまでの操作により測光装置のオンを行
っているが、別に設けられたAEロックボタンにて行って
もいっこうにかまわない。次に、図1のブロック図をさ
らに詳しく説明する具体的構成を図3を用いて説明す
る。
【0020】測光装置9はSPD 等の光電変換素子(光電
変換手段)であるAE素子と光電変換手段からの出力をA/
D 変換してCPU に出力する測光回路であるAMP とから構
成される。測距装置3は、レンズを入射してきた被写体
の像を受光するCCD 等の光電変換素子(光電変換手段)
により構成されるAF素子と、AF素子からの出力に基づき
デフォーカス量を算出する焦点検出回路AFCOM により構
成される。
【0021】SW-EV は深度優先モードでの測光値を深度
優先1回目と2回目の測光値の平均値を取るか最新値を
取るかの切り替えSWを示す。このスイッチの状態によ
り、撮影の際の露出値は、深度優先1回目と2回目の測
光値の平均値から算出されたり、最新値から算出された
りする。算出方法については詳述しない。撮影モード切
り換えスイッチSW-MO は、深度優先モードを選択するた
めの深度優先モード選択スイッチをなし、図1 のブロッ
ク図の深度優先モード選択装置14に対応している。
【0022】表示装置8 は、LCD やLED またはECなどを
用いて構成される表示部(DISP)と、DISPを駆動させる
ための表示駆動回路DISDRVとから構成されている。レン
ズ駆動装置4 は、カメラ側に配置されたレンズ駆動のた
めの伝達カップリングCUP1を駆動させるAFモータAFMT
と、AFモータAFMTを測距演算結果に従って駆動するAFモ
ータ駆動回路AMTDRVとから構成される。
【0023】また、CPU には、図1 には不図示の、絞り
APを制御する絞り制御回路AVDRV とシャッタSTを制御す
るシャッタ制御回路TVDRV とが接続されている。絞り制
御回路AVDRV は、CPU からの信号に基づいて絞りAPを所
定の開口径となるようコントロールしており、シャッタ
制御回路TVDRV は、CPU から出力されるシャッタ秒時TV
に基づいてシャッタ秒時をコントロールしている。
【0024】さらに、CPU には、図1 には不図示の、フ
ィルム巻き上げ・巻戻し・ミラーアップ・シャッターチ
ャージ等を行うシーケンスモータを駆動するためのシー
ケンスモータ駆動回路SMTDRVが接続されている。以上の
説明は、すべてカメラボディ側に関する説明である。以
後、カメラに取り付けられる撮影レンズ側の説明を行
う。
【0025】撮影レンズの一部である焦点調節用のレン
ズ1 はカメラ側の伝達カップリングCUP1の駆動力によ
り、レンズ側に設けられた伝達カップリングCUP2を介し
て光軸方向に対して前後に駆動される。また距離エンコ
ーダENC はレンズLENS1 の駆動に対応して、該レンズLE
NS1 の位置を検出するために設けられている。
【0026】図1 のレンズ駆動装置4 は、ボディ内に配
置されたAFモータAFMT、AFモータ駆動回路AFMTDRV 、CU
P1およびレンズ側に配置されたCUP2から構成される(図
1では便宜上カメラボディ内に書かれている)。カメラ
内のCPU とレンズ内のレンズCPU は、ボディに配置され
た複数の接点からなる接点部材BTERM と、その複数の接
点に対応してレンズ側に配設された、複数の接点からな
る接点部材LTERM を介して情報通信が行われている。
【0027】次に図1のブロック図中の演算装置2の動
作について図4〜図6のにフローチャートを用いて説明
する。ステップS1では、不図示の電源スイッチがオンに
なることを検出し、検出されるとステップS2に進む。ス
テップS2では、モード切り換え装置14からの出力信号を
入力し深度優先モードが選択されていればステップS3に
進む。
【0028】ステップS3では、CPU2内メモリの各記憶内
容(レンズ位置記憶部5,デフォーカス量記憶部7,カ
ウンタ部6,判定結果記憶部12の記憶内容およびレンズ
情報, レンズ駆動フラグ)をクリアし、ステップS4に進
む。ステップS4では、撮影レンズ内のレンズ情報記憶部
10にあらかじめ記憶されている最小絞りを含むレンズ情
報を読みだし、CPU2内メモリに記憶させる。
【0029】ステップS5では、半押しスイッチ1 からの
出力信号を入力し、半押しスイッチ1 が操作されたこと
が検出されるとステップS6に進む。ステップS6では、深
度優先の1回目であることがカウンタ部6 に記憶され
る。ステップS7では、CPU2内のレンズ駆動フラグを判別
する。レンズ駆動フラグはレンズ駆動が行われると1と
なりレンズ駆動が行われていない場合には0となる。レ
ンズ駆動フラグが0である場合はステップS8に進み、1
である場合にはステップS12 にすすむ。現段階において
は、レンズ駆動が行われていないためステップS8に進
む。
【0030】ステップS8では、測距装置3 からの出力信
号を入力し、とらえられた第1の被写体像に関するデフ
ォーカス量d1をデフォーカス量記憶部7 に記憶する。
ステップS9では、ステップS8で得られたデフォーカス量
d1からレンズ駆動量および駆動方向を演算し、演算結
果をAFレンズ駆動回路4 に出力してAFレンズ駆動モ
ータを駆動させ、レンズを合焦位置に到達させる。
【0031】ステップS10 では、ステップS9で駆動され
たレンズ位置P1をレンズ位置記憶部5 に記憶させる。ス
テップS11 では、レンズ駆動フラグを1にする。ステッ
プS12 では、測光装置9 からの測光出力BV1 がA/D 変換
回路を経てCPU内に入力される。
【0032】ステップS13 では、ステップS12 で入力さ
れた測光出力BV1 をCPU2内のメモリに記憶させる。ステ
ップS14 では、ステップS6で記憶した深度優先1回目の
情報を表示装置8に表示させる。ステップS15 では、半
押しスイッチ1 からの出力信号を入力し、スイッチ1の
オンが継続されていればステップS5に戻りステップS7に
てレンズ駆動がすでに行われたことを判定してステップ
S12 に進む。更にステップS12 にて入力された測光出力
BV1 をCPU 内のメモリに記憶させる。その後は測光SWが
オフされるまで、ステップS5、ステップS6、ステップS
7、ステップS12 、ステップS13 、ステップS14 、ステ
ップS15 のルーチンを繰り返す。測光SW1 がオフになれ
ば、ステップS16 に進む。
【0033】ステップS16 では、半押しスイッチ1 から
の出力信号を入力し、半押しスイッチ1 が操作されたこ
とを検出するとステップS17 に進む。ステップS17 で
は、レンズ駆動フラグを0にする。ステップS18 では、
深度優先の2回目であることがCPU 内のメモリに記憶さ
れる。
【0034】ステップS19 では、焦点検出回路3 を動作
させ、とらえられた第2の被写体の像に関するデフォー
カス量d2をCPU に取り込む。ステップS20 では、ステッ
プS19 で得られたデフォーカス量d2からレンズ駆動量お
よび駆動方向を演算し、演算結果をAFレンズ駆動回路4
に出力してAFレンズ駆動モータを駆動させ、レンズを合
焦位置に到達させる。
【0035】ステップS21 では、ステップS20 で駆動さ
れたレンズ位置P2をCPU 内のメモリに記憶させる。ステ
ップS22 では、測光装置9 からの測光出力BV2 がA/D 変
換回路を経てCPU内に入力される。ステップS23 では、
ステップS22 で入力された測光出力BV2 をCPU 内のメモ
リに記憶させる。
【0036】ステップS24 では、デフォーカス量d2から
第1の被写体と第2の被写体とのいずれが近距離にある
か判定し、内蔵メモリに判定結果を記憶させる。ステッ
プS25 では、デフォーカス量d2とステップS4で読み込ま
れたレンズ情報とから第1の被写体及び第2の被写体深
度いずれもが被写界深度内に入る絞りAV1 を決定し、内
蔵メモリに記憶させる。
【0037】ステップS26 では、ステップS25 で算出し
た絞りAV1 とステップS4にて読み出された最小絞りAV0
とを比較し、算出した絞りAV1 が最小絞りAV0 以上であ
れば算出した絞りAV1 を制御絞りAVans として内蔵メモ
リに記憶してステップS32 に進む。また、算出した絞り
AV1 が最小絞りAV0 よりも小さければ最小絞りAV0 を制
御絞りAVans として内蔵メモリに記憶してステップS27
に進む。
【0038】ステップS27 では、ステップS24 にて判定
された結果により、近距離側とされた被写体のレンズ位
置を読み出す。ここでは深度優先1回目の被写体aが近
距離側であると仮定し、レンズ位置P1を読み出すものと
して説明する。ステップS28 では、最小絞りAV0 で被写
体aに焦点を合わせたときの焦点面の焦点深度を演算す
る。なお、前述したように焦点深度とは、撮影レンズの
焦点を合わせた面(焦点面=フィルム面)の前後で、写
真画像として鮮明(ピンボケしていない)に撮影するこ
とが出来る範囲を言う。ここで言う焦点深度とは、焦点
面に対して撮影レンズ側の焦点深度L1である。焦点面に
対して撮影レンズ側というのは、被写体aに対する遠距
離側に相当するものである。
【0039】そして、焦点深度L1に対応するデフォーカ
ス量d0を計算する。次に、デフォーカス量d2からデフォ
ーカス量d0を引くことにより求まるデフォーカス量d3を
算出し、デフォーカス量d3に相当する分だけ撮影レンズ
を駆動したときのレンズ位置P0を演算により求めて、CP
U 内メモリに記憶させる。ここではレンズ位置P0を求め
ているが、必ずしも求める必要はない。
【0040】ステップS29 では、ステップS28 で得られ
たデフォーカス量d3からレンズ駆動量を演算し、演算結
果をAFレンズ駆動回路に出力してAFレンズ駆動モータを
駆動させ、レンズをレンズ位置P0に移動させる。ステッ
プS30 では、測光装置9 からの出力がA/D 変換回路を経
てCPU 内に入力される。
【0041】ステップS31 では、ステップS30 にて入力
された測光出力BV0 をCPU 内のメモリに記憶させる。ス
テップS32 では、測光切り替えSW-EV が、平均値採択か
最新値採択かを判定し、平均値採択であればステップS3
3 へ、最新値選択であればステップS34 に進む。
【0042】ステップS33 では、深度優先1回目の測光
出力BV1 と深度優先2回目の測光出力BV2 を平均して得
られる測光値BVans を内部メモリに収納する。ステップ
S34 では、レンズ位置P0における出力BV3 を測光値BVan
s として内部メモリに収納する。またステップS26 から
ステップS34 に至った場合には、レンズ位置P2における
測光出力BV2 を測光値BVans として内部メモリに収納す
る。
【0043】ステップS35 では、ステップS26 で得られ
るAVans と、ステップS33 またはステップS34 で得られ
るBVans とから制御されるシャッター秒時TVans を決定
する。ステップS36 では、制御絞りAVans とシャッター
秒時TVans とを、使用者が判断可能な形(例えばFナン
バー、及び秒の単位)で表示装置8 に表示させる。
【0044】ステップS37 では、全押しスイッチSW13か
らの出力信号を入力し、全押しスイッチSW13がオンされ
ると、ステップS38 に進む。ステップS38 では、以上の
ステップにより得られた結果にて、撮影を行い、シーケ
ンスを終了する。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、複
数の被写体ともにピントがあった状態の絞りを決定する
ことができ、かつ決定された絞りが、カメラに装着され
た撮影レンズの最小絞りより小さい場合においては、カ
メラに対して近距離側にある被写体に合焦し、かつ遠距
離側の被写体に対しても最も良い合焦状態を獲ることが
できる。このため、素人でも容易に被写界深度優先撮影
が行えるようになり、かつ撮影者に所望の写真を提供す
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の基本的構成を示すブロック
図である。
【図2】図1に記載の実施例の順次処理を示す図であ
る。
【図3】図1に記載の実施例の具体的構成を示す図であ
る。
【図4】図1に記載の実施例のCPU の動作を示す第1の
フローチャート図である。
【図5】図1に記載の実施例のCPU の動作を示す第2の
フローチャート図である。
【図6】図1に記載の実施例のCPU の動作を示す第3の
フローチャート図である。
【主要部分の符号の説明】
1・・・半押しスイッチ 2・・・演算装置 3・・・測距装置 4・・・レンズ駆動装置 5・・・レンズ位置記憶部 6・・・カウンタ部 7・・・デフォーカス量記憶部 8・・・表示装置 9・・・測距装置 10・・・レンズ情報記憶部 12・・・判定結果記憶部 13・・・全押しスイッチ 14・・・モード選択記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 7/14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズと、 被写体の焦点状態を検出する焦点検出手段と、 距離の異なる複数の被写体に対する複数の焦点検出結果
    から、前記複数の被写体に対してピントの合った写真を
    得るための絞りを決定する絞り決定手段とを有するカメ
    ラにおいて、 前記撮影レンズの最小絞りに関する情報を含むレンズ情
    報を検出するレンズ情報検出手段と、 前記撮影レンズを駆動する駆動手段と、 前記絞り決定手段により決定された絞りが前記最小絞り
    よりも小さいときに、前記最小絞りを含むレンズ情報か
    ら前記撮影レンズの焦点深度を算出する焦点深度算出手
    段と、 前記決定された絞りが前記最小絞りよりも小さいとき
    は、前記複数の被写体のうち最至近にある被写体が合焦
    する焦点面より、撮影レンズ側でかつ前記焦点深度の範
    囲内に焦点面がくるべく前記撮影レンズを駆動するよう
    に前記駆動手段を制御する制御手段とを有することを特
    徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影レンズと、 被写体の焦点状態を検出する焦点検出手段と、 距離の異なる複数の被写体に対する複数の焦点検出結果
    から、前記複数の被写体に対してピントの合った写真を
    得るための絞りを決定する絞り決定手段とを有するカメ
    ラにおいて、 前記撮影レンズの最小絞りに関する情報を含むレンズ情
    報を検出するレンズ情報検出手段と、 前記撮影レンズを駆動する駆動手段と、 前記決定された絞りが前記最小絞りよりも小さいとき
    は、前記複数の被写体のうち最至近にある被写体に合焦
    するべく前記撮影レンズを駆動するように前記駆動手段
    を制御する制御手段とを有することを特徴とするカメ
    ラ。
JP7018312A 1994-02-17 1995-02-07 カメラ Pending JPH07281245A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007133087A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Nikon Corp 焦点検出装置、光学システムおよび焦点検出方法

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JP2007133087A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Nikon Corp 焦点検出装置、光学システムおよび焦点検出方法

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