JPH0727851U - 多色感熱記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】色ズレを起さぬ用紙搬送構造を備えた多色感熱
記録装置を提供する。 【構成】キャプスタンロール８は正逆両方向に回転駆動
可能に配設され、その下部に当接する下部プレッシャー
ロール１０と共同で用紙Ｐを印字部の上流で挟持し、上
部に当接する上部プレッシャーロール９と共同で用紙Ｐ
を印字部の下流で挟持する。インクリボンｒは、テンシ
ョンロール１５の位置から用紙搬送規制部材１２の下
部、プラテンロール１１の右半周面、及び用紙搬送規制
部材１２上部の剥離シャフト１７先端までの間に移動可
能に張設されて用紙搬送経路を形成する。キャプスタン
ロール８は制御部によるステッピングモータに対するス
テップ数制御に基づいて用紙Ｐを印字開始位置まで搬送
し、サーマルヘッド１９による印字に伴いさらに下流に
搬送する。色重ね印字に際しては、印字開始から印字終
了停止までと同一のステップ数だけ用紙Ｐを逆搬送して
印字開始位置に用紙Ｐを正しく定位させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、記録画像の色ずれを起こさない用紙搬送構造を備えた多色感熱記録 装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、種々の形態のプリント出力機構が知られている。それらのうち、カ ラーインクリボンを用い、発熱式の印字ヘッドにより用紙にインクを転写してカ ラープリントを行うものが知られている。通常、印字ヘッドは、キャリッジに配 設されて主走査方向（印字動作の横方向）に移動しながらプリントを行うものが 多い。しかし発熱式の印字ヘッドを用いてカラープリントを行う場合は、印字速 度の点から考慮すると、主走査方向に最大データ数分だけ印字ドットが並ぶよう に印字ヘッドをライン状に構成したほうが効率的である。この考えに基づいて、 発熱式の印字ヘッドをライン状の固定ヘッドに構成したいわゆるサーマルヘッド を用い且つ比較的幅広の熱転写インクリボンを用いてカラープリントを行うもの が提案されている。

【０００３】 図４は、このようなライン状の発熱固定ヘッド構造を備えた多色プリンタの印 字部近傍の構成を示す概略の側断面である。同図に示すように、サーマルヘッド １は、図に垂直方向にライン状に延在して配設され、印字のときには、インクリ ボン２とこのインクリボン２の下面（インク面）に接している用紙Ｐとをインク リボン２の上からプラテンロール３に押し付ける。一方、非印字のとき又は色の 切り換えのときには、同図の破線１′で示す位置に上昇してインクリボン２から 離れる。用紙Ｐは、印字のときには、インクリボン２の移動速度に同期して回転 する搬送正方向（矢印Ａの方向）上流のキャプスタンロール４及び下流のキャプ スタンロール５により前後を挟持されて搬送され、インクリボン２と共に図の矢 印Ａで示す右方向に移動する。一方、色の切り換えのときには、搬送逆方向に回 転するキャプスタンロール４及び５により最初の印字開始位置に引き戻される。 インクリボン２は用紙Ｐと同一幅で構成され供給スプール６ａから供給され巻取 スプール６ｂに巻き取られる。通常、多色刷り画像は減法混色のＹ（イエロー： 黄色），Ｍ（マゼンタ：赤色染料），及びＣ（シアン：緑味のある青色）の三原 色を種々の割合で混合して様々な色合いを表現する（実際には更に黒を加えて４ 色で表現するが、以下の説明では割愛する）。したがって、多色プリント用イン クリボン上には、用紙一枚の面積に対応する大きさで、上記の三原色がＹ、Ｍ、 Ｃと順次搬送方向に並んで配置されている。そして、色Ｙ又は色Ｍによる印字が 終了する毎に、次の色Ｍ又は色Ｃを重ねて印字するために用紙Ｐは印字開始位置 に引き戻され、最後の色Ｃによる印字が終了した後そのまま搬送正方向に搬出さ れる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、通常サーマルプリンタによる印字ピッチは１ｍｍ（ミリメートル） 当たり８ドット程度のものが多い。したがって、サーマルヘッド１の１印字ドッ トの大きさ（直径）は、およそ１２５μｍ（ミクロン）であり極めて小さい。こ れに対して、上述した多色プリンタの印字部近傍の構成において、キャプスタン ロール４及び５の外形に差異があったりすると、これら２本のロールの用紙送り 量に違いが生じて、これら２本のロールの間で用紙Ｐが弛んだり緊張し過ぎたり する。したがって、色の重ね印字のために用紙の搬送を正逆方向に反復する間に 用紙位置にズレを生じてしまう虞がある。このように用紙位置にズレが生じると 、上述したように１印字ドットが極めて小さいから、正しいドット位置に色を重 ねることが出来なくなって記録画像に色ズレを起こし、折角、高価な多色印字を 行っても見苦しい画像が出力されてしまうという問題が発生する。

【０００５】 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、記録画像の色ズレを起こさない用紙搬送 構造を備えた多色感熱記録装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

以下に、本考案に係わるサーマルプリンタの構成を述べる。 本考案は、インク剤の塗布されたインクリボンと、該インクリボンを介し供給 される用紙面に画像情報に対応して上記インク剤を選択的に付着させて印字を行 う印字ヘッドと、該印字ヘッドの配設位置へ上記インクリボンのインク剤の塗布 された新たな面を順次供給するインクリボン供給手段と、上記印字ヘッドの配設 位置へ用紙を正逆両方向に搬送可能に設けられた用紙搬送手段と、一旦印字が行 われ用紙搬送手段により正方向へ搬送された用紙を逆方向へ搬送した後再度正方 向へ搬送しつつ再度重ね印字を行うべく、インクリボン供給手段、印字ヘッド、 及び用紙搬送手段を制御する制御手段とを備えた多色感熱記録装置に適用される 。

【０００７】 本考案の多色感熱記録装置において、上記用紙搬送手段は、単一の搬送駆動ロ ーラと、該搬送駆動ローラにそれぞれ圧接すべく設けられ上記印字ヘッド配設位 置の用紙搬送正方向の上流側及び下流側で用紙をそれぞれ上記搬送駆動ローラと 共に挟持する２つの従動ローラとから構成される。

【０００８】

【作用】

この考案は、単一の搬送駆動ローラが２つの従動ローラの協力により用紙を挟 持してこの用紙を正逆両方向に搬送する。これにより、制御手段が単一の搬送駆 動ローラのみを正逆回転制御して、色重ね印字のために引き戻した用紙を印字開 始位置に常に正しく設定する。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳述する。 図１は、一実施例に係わる多色感熱記録装置の記録用紙搬送機構の模式的断面 図である。同図において、キャプスタンロール８は、不図示の給紙機構により同 図の矢印Ｂで示す図の左方から右方に給送されてくる用紙Ｐを確実に把持するよ う外周表面にポリウレタン被覆を施され、正（時計の針と反対廻り）逆（時計の 針と同廻り）両方向に回転駆動可能に配設される。このキャプスタンロール８の 上下にそれぞれ当接し、キャプスタンロール８と共同して用紙Ｐを挟持する上部 プレッシャーロール９及び下部プレッシャーロール１０がそれぞれ配設される。 また、上記キャプスタンロール８から右方にやや離れてキャプスタンロール８に 平行し、キャプスタンロール８と同期してキャプスタンロール８と同速度・同方 向に回転するプラテンロール１１が配設されている。そして、キャプスタンロー ル８とプラテンロール１１との間には、印字部に搬入されてくる用紙Ｐを適正に 案内する用紙搬送規制部材１２が配設されている。この用紙搬送規制部材１２の 両側面の形状は、断面が鼓型に凹む形状を有しており、それら両側面が、それぞ れに近接しているキャプスタンロール８及びプラテンロール１１の円周面をそれ ぞれほぼ１／３周して覆うように配置される。

【００１０】 上記プラテンロール１１から上下にそれぞれやや離れて、印字済みのインクリ ボンｒ′を巻き取る巻取スプール１３及び新たなインクリボンｒを供給する供給 スプール１４がそれぞれ着脱自在に配設される。また、上記用紙搬送規制部材１ ２の下部に近接して、上記供給スプール１４から供給されるインクリボンｒに弛 みや歪みを起こさぬよう適宜の張力を付与するテンションロール１５が配設され る。そのテンションロール１５と下部プレッシャーロール１０のほぼ中間に、印 字部に搬入されてくる用紙Ｐの先端を検知するための透過型の紙端検知センサ１ ６が配設される。また、上記用紙搬送規制部材１２の上部に近接して、印字部か ら排出される用紙Ｐから印字済みインクリボンｒ′を剥離するための剥離シャフ ト１７が配設される。この剥離シャフト１７の上部に近接して、インクリボンｒ 又はｒ′のインク配置を検出するための反射型のインク位置検知センサ１８が配 設される。

【００１１】 上記プラテンロール１１の右側面には、プラテンロール１１と同幅に延在して 構成されたサーマルヘッド１９が配設される。このサーマルヘッド１９は、印字 のときには、インクリボンｒと、このインクリボンｒの表面（インク面）に当接 している用紙Ｐとをインクリボンｒの背面からプラテンロール１１に押圧する。 一方、非印字のとき又は色切り換えのときには、同図の破線で示す位置に移動し てインクリボンｒから離れるように構成されている。

【００１２】 次に、このような構成の記録用紙搬送機構による印字時における用紙搬送の動 作を、図２(a),(b),(c) 及び図３(a),(b),(c) を用いて説明する。尚、この動作 は、特には図示しない制御部のＣＰＵ（中央演算処理装置）が、ＲＡＭ(Random Access Memory)などを作業領域として使用しながら、ＲＯＭ(Read Only Memory) などに記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。

【００１３】 先ず、図２(a) に示すように、キャプスタンロール８及び下部プレッシャーロ ール１０が互いに当接して形成している用紙搬入口に向けて、用紙Ｐが不図示の 給紙ロールにより矢印Ｂで示す図の左方から右方へ給送されてくる。

【００１４】 続いて、同図(b) に示すように、上記の矢印Ｃで示す搬送正方向に回転するキ ャプスタンロール８と矢印Ｄで示す時計廻り方向に従動する下部プレッシャーロ ール１０とが、それらの当接部で用紙Ｐを挟持する。引き続き、キャプスタンロ ール８が搬送正方向に回転し、これにより用紙Ｐの先端が紙端検知センサ１６に 到達し、この用紙Ｐ先端の到達を紙端検知センサ１６が検出する。この紙端検知 センサ１６による用紙Ｐ先端の検出に同期して、制御部から印字開始信号が出力 され、キャプスタンロール８を駆動しているステッピングモータ（不図示）に対 しステップ制御が開始される。また、同じく上記印字開始信号により、プラテン ロール１１が矢印Ｅで示すキャプスタンロール８と同方向に回転を開始する。さ らに、これと同期して、巻取スプール１３が矢印Ｆで示す反時計廻り方向に回転 を開始し、この回転に基づく巻き取り動作により供給スプール１４はインクリボ ンｒを従動的に送出する。このときまで、サーマルヘッド１９はプラテンロール １１の周面（実際にはインクリボンｒの背面）から離れている。

【００１５】 上記供給スプール１４は不図示の摩擦クラッチに連結しており、この摩擦クラ ッチにより供給スプール１４にはバック・テンションが掛けられている。したが って、上記巻取スプール１３の巻き取りにより供給スプール１４から引き出され るインクリボンｒには、供給スプール１４からバック・テンションが加えられて いる。これにより、同図(c) に示すように、テンションロール１５の位置から、 用紙搬送規制部材１２の下部、プラテンロール１１の右半周面、及び用紙搬送規 制部材１２上部の剥離シャフト１７先端までの間に、上記供給スプール１４から 送り出されて（巻取スプール１３によって引き出されて）移動するインクリボン ｒが弛み無く張設されて適切な用紙搬送経路を形成する。キャプスタンロール８ は、制御部によるステッピングモータに対するステップ数制御に基づいて、上記 用紙搬送経路を通して用紙Ｐを印字開始位置まで搬送する。この用紙Ｐの印字開 始位置到達時刻に同期して、サーマルヘッド１９は矢印Ｇで示すプラテンロール １１の周面方向へ移動し、インクリボンｒをその背面から用紙Ｐに押圧する。

【００１６】 引き続き、図３(a) に示すように、キャプスタンロール８、プラテンロール１ １、及び巻取スプール１３は回転を続ける。この間、一方では、用紙Ｐがインク リボンｒと共にプラテンロール１１を半周し用紙搬送規制部材１２の上部へと折 り返して搬送正方向下流側に向けて搬送され、他方では、サーマルヘッド１９が 用紙Ｐ面に所定の印字を行い、これに伴い、印字済みのインクリボンｒ′は剥離 シャフト１７先端で用紙Ｐから分離され巻取スプール１３に巻き取られ、用紙Ｐ の印字済みの前方部分Ｐ′は搬送正方向下流側に位置するキャプスタンロール８ 及び上部プレッシャーロール９との相互当接部に挟持される。上記２本の上部プ レッシャーロール９及び下部プレッシャーロール１０は、それぞれキャプスタン ロール８の外周面に当接して従動しているため、それぞれの当接面における送り 量は等しい。この結果、この間に位置する即ち上述した用紙搬送経路中に位置す る用紙Ｐは前後を等速度で挟持・搬送されることになる。これによって、用紙搬 送経路中において用紙Ｐは弛むことがなく又緊張し過ぎることもない。したがっ て、均一な印字の調子が得られ、これにより鮮明な印字が実現する。

【００１７】 このようにして１色の印字が終了し、剥離シャフト１７により用紙Ｐとインク リボンｒ′とが分離された時点で、キャプスタンロール８、プラテンロール１１ 、及び巻取スプール１３は、それぞれ回転を停止する。

【００１８】 次に、同図(b) に示すように、サーマルヘッド１９はキャプスタンロール１１ から離れ、キャプスタンロール８及び上部プレッシャーロール９との相互当接部 の１カ所のみが用紙Ｐを挟持する。続いて、印字のときとは逆に、キャプスタン ロール８は矢印Ｈで示す搬送逆方向に回転し、この回転に上部プレッシャーロー ル９及び下部プレッシャーロール１０が従動し、さらにプラテンロール１１はキ ャプスタンロール８の回転に同期してキャプスタンロール８の回転と同じ矢印Ｉ で示す方向に回転し、さらに又、供給スプール１４は矢印Ｋで示す反時計廻り方 向に回転し、これらの連動により用紙Ｐを矢印Ｌで示す搬送逆方向に搬送する。

【００１９】 この逆搬送において制御部は、図２(c) に示す印字開始位置から、図３(b) に 示す印字終了停止位置までの用紙送り量に対応するステップ数だけ、ステッピン グモータを逆駆動制御し、同図(c) に示すように、紙Ｐの後方部を矢印Ｌ′で示 す搬送正方向の上流側まで逆搬送して、用紙Ｐの前方部を印字開始位置に定位さ せる。この後、巻取スプール１３が矢印Ｍで示す反時計廻り方向に回転してイン クリボンｒを搬送正方向に巻き取るか、或いは供給スプール１４が矢印Ｎで示す 反時計廻り方向に回転してインクリボンｒを搬送逆方向に巻き取って、この間に 、インク位置検知センサ１８は次に印字すべき色の使用可能なインク面を検出す る。そして、次に印字すべき色の使用可能なインク面を検出したときは、上記全 ての回転を停止して、図２(c) の状態に戻る。

【００２０】 この後、重ね印字する色毎に上記図２(c) 、図３(a),(b) を繰り返し、最後の 色の印字を終了したときは、図３(b) の状態からそのまま用紙Ｐを搬送正方向下 流側に排出する。

【００２１】 このように、搬送ロールが単一のキャプスタンロール８のみであるので、この キャプスタンロール８の正逆方向の駆動を、例えばステッピングモータのステッ プ数を制御するだけで、搬送正方向、逆方向の場合共に、用紙を容易に印字開始 位置に正しく定位させることができる。

【００２２】 尚、上記実施例においては、反射型のインク位置検知センサと透過型の紙端検 知センサを用いているが、これに限ることなく、透過型のインク位置検知センサ と反射型の紙端検知センサを用いてもよく、あるいは両方とも反射型、又は両方 とも透過型にしてもよい。

【００２３】 また、印字受け台としてプラテンロール１１を設けているが、これに限ること なく、単に板状に固定された印字受け台を設けるようにしてもよい。また、この ように、印字受け台を別個に設けることをせず、キャプスタンロール８がプラテ ンロール１１の機能も兼ねるようにしてもよい。そのようにすれば、一層小型で 安価な多色感熱記録装置が実現する。

【００２４】

【考案の効果】

以上詳細に説明したように、本考案によれば、単一の搬送駆動ローラが２つの 従動ローラの協力により用紙を挟持してこの用紙を正逆両方向に搬送するので、 制御手段が単一の搬送駆動ローラのみを正逆回転制御して、色重ね印字のために 引き戻した用紙を印字開始位置に常に正しく定位させることができ、したがって 、正しいドット位置に次の色を重ねて印字することができ色ズレのない見た目に 美しい画像を印字することが可能となる。また、単一の搬送駆動ローラを用いて いるので、用紙搬送機構を小型化することができ、したがって、取り扱いが容易 で且つ安価な多色感熱記録装置を実現することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例の多色感熱記録装置の記録用紙搬送機
構の模式的断面図である。

【図２】(a),(b),(c) は記録用紙搬送機構による印字時
における用紙搬送の動作を説明する図（その１、その
２、及びその３）である。

【図３】(a),(b),(c) は記録用紙搬送機構による印字時
における用紙搬送の動作を説明する図（その４、その
５、及びその６）である。

【図４】従来のライン状の発熱固定ヘッド構造を備えた
多色プリンタの印字部近傍の構成を示す概略の側断面で
ある。

【符号の説明】

８ キャプスタンロール ９ 上部プレッシャーロール １０ 下部プレッシャーロール １１ プラテンロール １２ 用紙搬送規制部材 １３ 巻取スプール １４ 供給スプール １５ テンションロール １６ 紙端検知センサ １７ 剥離シャフト １８ インク位置検知センサ １９ サーマルヘッド Ｐ 用紙 ｒ、ｒ′ インクリボン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 インク剤の塗布されたインクリボンと、
   該インクリボンを介し供給される用紙面に画像情報に対
   応して前記インク剤を選択的に付着させて印字を行う印
   字ヘッドと、 該印字ヘッドの配設位置へ前記インクリボンの前記イン
   ク剤の塗布された新たな面を順次供給するインクリボン
   供給手段と、 前記印字ヘッドの配設位置へ前記用紙を正逆両方向に搬
   送可能に設けられた用紙搬送手段と、 一旦印字が行われ前記用紙搬送手段により正方向へ搬送
   された用紙を逆方向へ搬送した後再度正方向へ搬送しつ
   つ再度重ね印字を行うべく、前記インクリボン供給手
   段、印字ヘッド、及び用紙搬送手段を制御する制御手段
   と、 を備えた多色感熱記録装置において、 前記用紙搬送手段は、単一の搬送駆動ローラと、該搬送
   駆動ローラにそれぞれ圧接すべく設けられ前記印字ヘッ
   ド配設位置の用紙搬送正方向の上流側及び下流側で用紙
   をそれぞれ前記搬送駆動ローラと共に挟持する２つの従
   動ローラとから成ることを特徴とする多色感熱記録装
   置。