JPH07278470A - 有機導電性高分子塗料 - Google Patents

有機導電性高分子塗料

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JPH07278470A
JPH07278470A JP6067085A JP6708594A JPH07278470A JP H07278470 A JPH07278470 A JP H07278470A JP 6067085 A JP6067085 A JP 6067085A JP 6708594 A JP6708594 A JP 6708594A JP H07278470 A JPH07278470 A JP H07278470A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アニリン系重合体を用い、表面硬度、耐溶剤
性、耐薬品性、特に耐アルカリ性に優れた有機導電層が
得られ、且つ、塗料の保存安定性にも優れた有機導電性
高分子塗料を提供する。 【構成】分子内に少なくとも2個以上の(メタ)アクリ
ロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物100重
量部、アニリン系重合体0.1〜30重量部、(メタ)
アクリル酸アルキルエステル系樹脂10〜100重量
部、光重合開始剤0.01〜10重量部、有機溶剤10
0〜1000重量部からなる有機導電性高分子塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線または可視光線
などで容易に硬化する有機導電性高分子塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】有機導電性高分子は、半導体としての性
質を活かした電子デバイスや酸化還元時の吸収波長の変
化を利用したエレクトロクロミック材料、電池の電極材
料や電気化学的活性物質、帯電防止、電磁波シールド材
料等の導電性フィラーとして実用化されつつある。
【0003】特に、ポリチオフェン、ポリピロール、ポ
リアニリン等は空気中で安定で、しかも導電性が100
S/cm以上となるものもあり、実用に適した有機導電
性高分子である。これら有機導電性高分子は、1S/c
m以上の導電性を得るためにドーパントと有機導電性高
分子の錯体を形成させるドーピングという処理を施す。
ポリピロール、ポリチオフェン等のドーパントとしてヨ
ウ素、五弗化砒素等の気体をドーピングする方法が比較
的容易であるが、時間とともにドーパントが有機導電性
高分子から脱離し導電性が低下する。電気化学的手法に
よりアニオンをドーピングする方法では、導電性は比較
的安定であるが、ド−ピング工程が煩雑で大量合成に向
かないという欠点があった。
【0004】ポリアニリンの場合、ドーパントとして無
機または有機のプロトン酸を用いると安定的な導電性を
示す。このようなド−ピングされたポリアニリンまたは
アニリン誘導体の重合体を溶剤に溶解し透明性に優れた
塗料を得る方法が、特開平1−131288号公報に開
示されている。しかしながら、ド−ピングされたポリア
ニリンまたはアニリン誘導体の重合体は、特殊な溶剤例
えば、N,N’−ジメチルホルムアミド、N−メチル−
2−ピロリドンなどにしか溶解しない。また上記ド−ピ
ングされたポリアニリンの塗膜は、塗膜強度が弱く、耐
溶剤性、耐薬品性が低いという問題、ドーパントである
プロトン酸が溶剤に触れると流出したり、アルカリに触
れたときにドーパントが脱離して導電性が低下するとい
った問題がある。また、ポリアニリンまたはアニリン誘
導体の重合体を溶解せずに、塗料バインダ−中に微細分
散させ塗料とする試みもあるが、バインダ−に充分に分
散しなければ、導電性、透明性の高い塗膜を得ることは
できず、表面硬度が高く、しかも導電性、透明性にすぐ
れた塗料は得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
に鑑みてなされたものであり、アニリン系重合体を用い
た、透明性および表面硬度が高く、耐溶剤性、耐薬品
性、特に耐アルカリ性に優れた有機導電層が得られ、塗
料の保存安定性にも優れた有機導電性高分子塗料を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明で用いられる(メ
タ)アクリレート化合物は、紫外線または可視光線など
の活性光線で重合が開始され、架橋し、硬化するもので
あればよく、例えば、エチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ノナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラ
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ
(メタ)アクリレート、トリス−(2−ヒドロキシエチ
ル)−イソシアヌル酸エステル(メタ)アクリレート、
2,2−ビス[4−(アクリロキシジエトキシ)フェニ
ル]プロパン、2,2−ビス[4−(メタクリロキシジ
エトキシ)フェニル]プロパン、3−フェノキシ−2−
プロパノイルアクリレート、1,6−ビス(3−アクリ
ロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−ヘキシルエーテ
ル、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレー
トなどが挙げられる。
【0007】また、上記以外に、分子内にウレタン結合
を有する(メタ)アクリレ−ト化合物を少なくとも1種
含有すると更に耐擦傷性が向上し好ましく、そのような
(メタ)アクリレ−ト化合物としては、例えば、ペンタ
エリスリトールトリアクリレートヘキサメチレンジイソ
シアネート、ペンタエリスリトールトリアクリレートイ
ソホロンジイソシアネート、ペンタエリスリトールトリ
アクリレートトリレンジイソシアネートのウレタンプレ
ポリマーなどが挙げられる。
【0008】更に、上記以外に、(メタ)アクリレ−ト
化合物としては、エステル結合を主鎖とし、(メタ)ア
クリロイル基を少なくとも分子内に2個以上持つポリエ
ステル(メタ)アクリレート化合物などが挙げられる。
これらの成分は硬化して高度に架橋した構造となり、得
られる有機導電層は高い表面硬度と耐擦傷性が付与され
る。
【0009】本発明に用いられるアニリン系重合体は、
アニリンまたはアニリン誘導体モノマーの重合体で従来
公知の導電性のアニリン系重合体ならば特に限定される
ことなく使用できる。市販品としては、例えば、アライ
ドシグナル社製;バ−シコン(Versicon)が挙
げられる。
【0010】上記アニリン誘導体モノマーとしては、ア
ニリン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリン、ジ
フェニルアニリン、o−トルイジン、m−トルイジン、
2−エチルアニリン、3−エチルアニリン、2,4−ジ
メチルアニリン、2,5−ジメチルアニリン、2,6−
ジメチルアニリン、2,6−ジエチルアニリン、2−メ
トキシアニリン、4−メトキシアニリン、2,4−ジメ
トキシアニリン、o−フェニレンジアミン、m−フェニ
レンジアミン、2−アミノビフェニル、N,N−ジフェ
ニル−p−フェニレンジアミンなどが挙げられる。
【0011】アニリン系重合体の添加量は、少なくなる
と得られる塗膜の導電性が不充分となり、多くなると架
橋されたバインダーによるアニリン系重合体の保護効果
が少なくなり、耐擦傷性、耐薬品性、耐溶剤性などが低
下するので、(メタ)アクリレ−ト化合物100重量部
に対して0.1〜30重量部である。
【0012】本発明で用いられる光重合開始剤として
は、紫外線、可視光線などの活性光線により上記(メ
タ)アクリレート化合物の重合を開始させる性質を有す
るものであればよく、例えば、紫外線で活性化するもの
としては、ソジウムメチルジオカーバメイトサルファイ
ド、テトラメチルチウラムモノサルファイド、ジフェニ
ルモノサルファイド、ジベンゾチアゾイルモノサルファ
イド及びジサルファイドなどのサルファイド類;チオキ
サントン、エチルチオキサントン、2−クロロチオキサ
ントン、ジエチルチオキサントン、ジイソプロピルチオ
キサントンなどのチオキサントン誘導体;ヒドラゾン、
アゾイソブチロニトリル、ベンゼンジアゾニウムなどの
ジアゾ化合物;ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエ−テル、ベンゾフェノン、ジメチルアミノベンゾフ
ェノン、ミヒラーケトン、ベンジルアントラキノン、t
−ブチルアントラキノン、2−メチルアントラキノン、
2−エチルアントラキノン、2−アミノアントラキノ
ン、2−クロロアントラキノン、ベンジルジメチルケタ
ール、メチルフェニルグリオキシレートなどの芳香族カ
ルボニル化合物;4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェ
ニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、α−ヒ
ドロキシ−α,α’−ジメチル−アセトフェノン、2、
2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシア
セトフェノンなどのアセトフェノン誘導体;2−ジメチ
ルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸エチ
ル、4−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、4−ジエチル
アミノ安息香酸イソプロピルなどのジアルキルアミノ安
息香酸エステル類;ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、キ
ュメンハイドロパーオキサイド等の過酸化物;9−フェ
ニルアクリジン、9−p−メトキシフェニルアクリジ
ン、9−アセチルアミノアクリジン、ベンズアクリジン
などのアクリジン誘導体;9,10−ジメチルベンズフ
ェナジン、9−メチルベンズフェナジン、10−メトキ
シベンズフェナジンなどのフェナジン誘導体;6,
4’,4”−トリメトキシ−2,3−ジフェニルキノサ
リンなどのキノサリン誘導体;2,4,5−トリフェニ
ルイミダゾイル2量体;ハロゲン化ケトン;アシルホス
フィンオキシド、アシルホスフォナ−トなどのアシル化
リン化合物などがあげられる。
【0013】また、可視光線で活性化するものとして
は、例えば、2−ニトロフルオレン、2,4,6−トリ
ス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
3,3’−カルボニルビスクマリン、チオミヒラーケト
ンなどがあげられる。
【0014】本発明に用いられる(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル系樹脂は、本発明の有機導電性高分子塗
料のアニリン系重合体を(メタ)アクリレート化合物に
分散するために用いられるものであり、上記(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル系樹脂としては、(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルの単独または共重合体が挙げ
られれる。上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
しては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2エチルヘ
キシル等が挙げられ、上記(メタ)アクリル酸アルキル
エステルの単独または共重合体としては、ポリ(メタ)
アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポ
リ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ(メタ)アクリル
酸ブチル、ポリ(メタ)アクリル酸2エチルヘキシル、
(メタ)アクリル酸ブチル/(メタ)アクリル酸メチル
共重合体などが挙げられる。
【0015】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
系樹脂の分子量は、小さくなると得られるアニリン系重
合体の分散性が低下し、得られる有機導電層の透明性、
導電性が低下し、また、有機導電性高分子塗料の増粘の
効果が発現せず塗工性が低下し、大くなると塗料粘度が
高くなりすぎ塗工性が低下するので、10万〜100万
が好ましく、より好ましくは、30万〜80万である。
【0016】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
系樹脂の添加量は、少なくなると分散効果がなくなり得
られる有機導電層の透明性、導電性が低下し、増粘の効
果も発現せず塗工性に劣り、多くなると耐擦傷性が悪く
なるので、(メタ)アクリレ−ト化合物100重量部に
対して10〜100重量部に限定される。
【0017】本発明に用いられる有機溶剤としては、ア
ニリン系重合体を溶解せず、前記(メタ)アクリレ−ト
化合物、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系樹脂を
溶解するものであればよく、特に限定されないが、沸点
が低いものもしくは揮発性の強いものは塗工中に蒸発に
より塗料粘度が変化するという問題があり、高沸点のも
のは乾燥工程に時間を要することになる。そのため沸点
70〜160℃程度の溶剤が好ましく、例えば、シクロ
ヘキサノン、エチレングリコールモノメチルエーテル
(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモノエチル
エーテル(エチルセロソルブ)、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、酢酸ブチル、イソプロピルアセト
ン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン、アニソ
ールなどが挙げられる。
【0018】本発明の有機導電性高分子塗料は、上述の
通りの構成であるが上記のもの以外に、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、熱重合禁止剤などを必要に応じて添加して
もよく、これらは、公知のものを用いることができ、紫
外線吸収剤としては、例えば、サリチル酸系紫外線吸収
剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤
などが挙げられ、酸化防止剤としては、例えば、フェノ
ール系抗酸化剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止
剤などが挙げられ、熱重合禁止剤としては、例えば、ヒ
ドロキノン、p−メトキシフェノールなどが挙げられ
る。
【0019】前記光重合開始剤には、酸素阻害による光
重合速度の低下を防止するために、光重合促進するアミ
ン化合物を共存させてもよく、このようなアミン化合物
としては、例えば、脂肪族アミン、芳香族アミンなどで
不揮発性のものであれば特に限定はされなく、例えば、
トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミンなど
使用され、上記光重合開始剤としてあげたジアルキルア
ミノ安息香酸エステル、ミヒラーケトンなどアミノ基含
有の光重合開始剤は、上記アミン化合物としても使用す
ることができる。
【0020】上記アミノ化合物の添加量は、少なくなる
と活性光線に対する(メタ)アクリレ−ト化合物の光重
合速度が低下し、架橋が不充分となり、得られる塗膜の
硬化が不十分になり、また、多く添加しても光重合速度
が飽和するため上記(メタ)アクリレート化合物100
重量部に対して0.01〜10重量部が好ましい。
【0021】前記アニリン系重合体を製造する方法とし
ては、例えば、上記アニリンまたはアニリン誘導体モノ
マーと酸を水、ジメチルホルムアミド(DMF)などに
溶解させ撹拌させながら、この溶液に酸化剤溶液を滴下
し、酸化重合させる方法が挙げられる。
【0022】上記酸化重合法では、アニリンまたはアニ
リン誘導体モノマー濃度は水、DMFに対して0.1〜
1モル/リットルが適当であり、上記酸としては、例え
ば、塩酸、硫酸、硝酸などの無機プロトン酸や、p−ト
ルエンスルホン酸などの有機酸が挙げられ、酸濃度とし
ては、0.1N〜1Nが適当である。
【0023】上記酸化剤としては、例えば、過硫酸塩、
過酸化水素、過マンガン酸塩、二酸化鉛、重クロム酸
塩、二酸化マンガン、塩化鉄などが挙げることができ
る。酸化剤の濃度は水、DMFに対して0.1〜1モル
/リットルが適当である。
【0024】前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
系樹脂は、公知の溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合
法、塊状重合法などで製造される。
【0025】前記有機導電性高分子塗料の製造は、前記
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系樹脂、アニリン
系重合体を有機溶剤に加えて混合し、微分散させ、アニ
リン系重合体の平均粒径は0.4μm以下とされること
が好ましい。次いで前記(メタ)アクリレート化合物、
光重合開始剤などを加え、さらに混合して行われる。混
合には、微粉末をバインダ−中に充分に分散させるため
に通常用いられる機器、例えば、サンドミル、ボールミ
ル、アトライター、高速回転撹拌装置、三本ロールなど
が使用される。
【0026】上記有機導電性高分子塗料は、例えばポリ
メチルメタクリレ−ト、ポリ塩化ビニル、ポリカ−ボネ
−ト、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリスルフォン、
ポリフェニレンスルフィド、ポリエ−テルスルフォン、
フッ素樹脂などの樹脂のフィルムまたはシ−ト、樹脂成
形体、ガラスやセラミックス、樹脂で被覆された金属板
などに塗工し、得られる塗膜に活性光線を照射し、光重
合性し、架橋し、硬化して導電性塗膜を得る。
【0027】上記活性光線としては、通常光硬化に用い
られるものが好適に使用され、例えば、(超)高圧水銀
ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプを光源とする
もの、窒素レーザー、He−Cdレーザー、Arレーザ
ーなどが使用される。
【0028】本発明の2の有機導電性高分子塗料は、本
発明の有機導電性高分子塗料にシランカップリング剤お
よび/またはチタネ−トカップリング剤を添加すること
によって得られる。
【0029】上記シランカップリング剤は、アニリン系
重合体の(メタ)アクリレ−ト化合物あるいは有機溶剤
への分散性を向上させるものであり、例えば、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−ユレイドプロ
ピルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシ
ラン、ポリエチレンオキサイド変性シランモノマー、ポ
リメチルエトキシシロキサン、ヘキサメチルジシラザン
などが挙げられる。
【0030】上記チタンカップリング剤も同様の目的で
用いられるもので、例えば、イソプロピルトリイソステ
アロイルチタネート、テトライソプロピルビス(ジオク
チルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス
(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ
(2,2’−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス
(ジ−トリデシル)ホスファイトチタネート、イソプロ
ピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネート、ビス
(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチ
タネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチ
レンチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネ
ート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタ
ネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタ
ネート、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)
チタネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネー
ト、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチ
ル)チタネートなどが挙げられる。
【0031】上記カップリング剤は、粒子状のアニリン
系重合体に撹拌しながら滴下またはスプレーすることに
より処理を行ってもよく、また溶媒に上記カップリング
剤を溶解し、撹拌混合した後に溶媒を乾燥除去すること
により粒子に処理を行ってもよい。また本発明の有機導
電性高分子塗料の有機溶剤にカップリング剤を溶解し、
ポリアニリン粒子と撹拌混合してもよく、これらのカッ
プリング剤の添加量はは、少なくなるとアニリン系重合
体粒子表面への付着が不充分となり得られる導電層の透
明性が低下し、多くなると硬度が低下するため、(メ
タ)アクリレ−ト化合物100重量部に対して0.1〜
10重量部添加される。
【0032】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。尚、以下
「部」とあるのは「重量部」を意味する。
【0033】(実施例1) (アニリン重合体の調製)p−トルエンスルホン酸16
0g(0.8モル)を脱イオン化水1000ミリリット
ルに溶解させ、これを500ミリリットルずつに分け、
一方にはアニリン36.5リットル(0.4モル)を加
え、他方にはペルオキソ二硫酸アンモニウム91gを溶
解させた。次いで、冷却管、撹拌機および滴下ロートを
備えたセパラブルフラスコ反応容器に、上記アニリン含
有p−トルエンスルホン酸水溶液を仕込、水浴で昇温を
抑えながら、ペルオキソ二硫酸アンモニウム含有p−ト
ルエンスルホン酸水溶液500ミリリットルを30分か
けて滴下し、3時間撹拌を続けた。次いで、沈澱物を濾
取し充分メタノールで洗浄して緑色のアニリン重合体の
粉末を得た。(平均粒径:0.3μm)
【0034】 (アニリン重合体分散液の調製) 上記で得られたアニリン系重合体 : 20部 ポリメタクリル酸メチル(ポリメチルメタクリレート) : 40部 (根上工業製;ハイパールHPA、重量平均分子量(Mw):50万) キシレン :140部 部上記組成で8時間アトライターで分散し、アニリン重
合体分散液を得た。この分散液のアニリン重合体粒子を
電子顕微鏡で観察したところ平均粒径0.01μm以下
であった。
【0035】 (有機導電性高分子塗料の調製) 上記で得られたアニリン系重合体分散液 :100部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート :100部 (日本化薬製:DPHA」) 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 (日本化薬製「カヤキュアーDETX」) 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル :0.1部 キシレン :150部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し有機導電性高
分子塗料を得た。
【0036】(有機導電層の形成)上記有機導電性高分
子塗料をポリメチルメタクリレ−ト板上にバーコート
し、高圧水銀ランプで1000mJ/cm2 の照射量で
硬化させ厚み2μmの有機導電層を形成した。
【0037】(実施例2) 実施例1で得られたアニリン重合体分散液 :100部 6官能ウレタンアクリレート :100部 (共栄社油脂化学工業製;UA−306T) 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル 0.1部 キシレン 150部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し、有機導電性
高分子塗料を得、実施例1と同様にして、厚み2μmの
有機導電層を得た。
【0038】 (実施例3) 実施例1で得られたアニリン重合体分散液 :100部 ポリエステルアクリレート :100部 (東亞合成化学工業製;M−9050) 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル :0.1部 キシレン :150部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し、有機導電性
高分子塗料を得、実施例1と同様にして、厚み2μmの
有機導電層を得た。
【0039】(実施例4) 実施例1で得られたアニリン重合体分散液 :100部 テトラメチロールメタンテトラアクリレート :100部 (新中村化学工業製;A−TMMT) 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル :0.1部 キシレン :150部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し、有機導電性
高分子塗料を得、実施例1と同様にして、厚み2μmの
有機導電層を得た。
【0040】(実施例5) 実施例1で得られたアニリン重合体分散液 : 2部 テトラメチロールメタンテトラアクリレート :100部 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル :0.1部 キシレン :150部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し、有機導電性
高分子塗料を得、実施例1と同様にして、厚み2μmの
有機導電層を得た。
【0041】(実施例6) (アニリン重合体分散液の調製) 実施例1で得られたアニリン重合体 : 20部 ポリメチルメタクリレート : 80部 キシレン :100部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し、有機導電性
高分子塗料を得、実施例1と同様にして、厚み2μmの
有機導電層を得た。この分散液のアニリン重合体粒子を
電子顕微鏡で観察したところ平均粒径0.01μm以
下であった。
【0042】 (有機導電性高分子塗料の調製) 上記アニリン重合体分散液 :100部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート :100部 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル :0.1部 キシレン :150部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し、有機導電性
高分子塗料を得、実施例1と同様にして、厚み2μmの
有機導電層を得た。
【0043】(比較例1) (アニリン重合体分散液の調製) 実施例1で得られたアニリン重合体 : 20部 キシレン :180部 上記組成で8時間アトライターで分散し、アニリン重合
体分散溶液を得た。 (有機導電性高分子塗料の調製) 上記アニリン重合体分散液 :100部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート :100部 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル :0.1部 キシレン :150部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し、有機導電性
高分子塗料を得、実施例1と同様にして、厚み2μmの
有機導電層を得た。
【0044】(比較例2) 実施例1で得られたアニリン重合体分散液 : 5部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート :100部 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル :0.1部 キシレン :150部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し、有機導電性
高分子塗料を得、実施例1と同様にして、厚み2μmの
有機導電層を得た。
【0045】(比較例3) 実施例1で得られたアニリン重合体分散液 :500部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート :100部 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル :0.1部 キシレン :150部 上記組成でアトライターで20分間撹拌し、有機導電性
塗料を得、実施例1と同様にして、厚み2μmの有機導
電層を得た。
【0046】(実施例7) (有機導電性高分子塗料の調製) 実施例1のアニリン重合体 : 10部 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン : 5部 (信越化学工業社製;KBM−503) DPHA :100部 2,4−ジエチルチオキサントン : 1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル : 1部 ポリメチルメタクリレ−ト(重量平均分子量50万) : 50部 (根上工業製;ハイパールHP) キシレン :600部 を加えてアトライターに仕込んだ。これを撹拌しながら
8時間分散を行い有機導電性高分子塗料を調製した。こ
の塗料中のアニリン重合体は電子顕微鏡で観察したとこ
ろ平均粒径0.01μm以下であった。
【0047】(有機導電層の形成)上記導電性高分子塗
料を用いて実施例1と同様にして厚さ2μmの有機導電
層を得た。
【0048】(実施例8)実施例7のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン5部を0.3部に変えた
以外は実施例7と同様にして有機導電層を得た。
【0049】(実施例9)実施例7のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン5部をイソプロピルトリ
イソステアロイルチタネート(味の素製;KR−TT
S)5部に変えた以外は実施例7と同様にして有機導電
層を得た。
【0050】(実施例10)実施例7のγ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン5部をイソプロピルト
リイソステアロイルチタネート0.3部に変えた以外は
実施例7と同様にして有機導電層を得た。
【0051】(実施例11)実施例7のアニリン重合体
10部を0.5部に変えた以外は実施例7と同様に厚さ
2μmの有機導電層を得た。
【0052】(実施例12)実施例7のアニリン重合体
10部を25部に変えた以外は実施例7と同様にして厚
さ2μmの有機導電層を得た。
【0053】(実施例13)実施例7のγ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン5部をγ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン5部に変えた以外は実施
例7と同様にして有機導電層を調製した。
【0054】(実施例14)実施例7のγ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン5部をγ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン0.3部に変えた以外は
実施例1と同様にして有機導電層を得た。
【0055】(実施例15)実施例7のγ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン5部をテトライソプロ
ピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート5部に
変えた以外は実施例7と同様にして有機導電層を得た。
【0056】(実施例16)実施例7のγ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン5部をテトライソプロ
ピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート0.3
部に変えた以外は実施例1と同様にして有機導電層を得
た。
【0057】(実施例17) (アニリン重合体分散液の調製) アニリン重合体 : 20部 (アライドシグナル社製;バ−シコン(Versicon)) ポリメチルメタクリレ−ト : 40部 キシレン :140部 上記組成でアトライタ−で8時間分散しアニリン重合体
分散液を調製した。
【0058】 (有機導電性高分子塗料の調製) 上記アニリン重合体分散液 :100部 DPHA :100部 2,4−ジエチルチオキサントン :0.1部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル :0.1部 キシレン :150部 上記組成物の有機導電性高分子塗料の調製し、実施例1
と同様にして厚さ2μmの有機導電層を得た。
【0059】(実施例18)実施例17のアニリン重合
体分散液100部を2部と下以外は同様にして有機導電
層を得た。
【0060】(比較例4)実施例7のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン5部をγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン0.05部に変えた以外
は同様にして有機導電層を得た。
【0061】(比較例5)実施例7のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン5部をγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン20部に変えた以外は同
様にして有機導電層を得た。
【0062】(比較例6)実施例7のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン5部をイソプロピルトリ
イソステアロイルチタネ−ト0.05部に変えた以外は
同様にして有機導電層を得た。
【0063】(比較例7)実施例7のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン5部をイソプロピルトリ
イソステアロイルチタネ−ト20部に変えた以外は同様
にして有機導電層を得た。
【0064】実施例1〜18、比較例1〜7で作製した
有機導電層について表面固有抵抗、全光線透過率、表面
硬度を評価した。その結果を表1および表2に示した。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】上記評価の方法は、下記の通りである。表
面固有抵抗は、ASTM D257に準拠し、全光線透
過率は、ASTM D1003に準拠し、表面硬度は、
鉛筆硬度計を用い、JIS−K5400に準拠した。
【0068】
【発明の効果】本発明の有機導電性高分子塗料は、上述
の通りの構成であるから、紫外線あるいは可視光線で容
易に硬化し、形成された有機導電層は、表面硬度が高
く、透明性に優れ、且つ塗料の保存安定性を高く、半導
体製造工程関連の帯電防止材料などに好適に使用され
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子内に少なくとも2個以上の(メタ)ア
    クリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物10
    0重量部、アニリン系重合体0.1〜30重量部、(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステル系樹脂10〜100重
    量部、光重合開始剤0.01〜10重量部および有機溶
    剤100〜1000重量部よりなることを特徴とする有
    機導電性高分子塗料
  2. 【請求項2】分子内に少なくとも2個以上の(メタ)ア
    クリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物10
    0重量部、アニリン系重合体0.1〜30重量部、(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステル系樹脂10〜100重
    量部、シランカップリング剤および/またはチタネ−ト
    カップリング剤0.1〜10重量部、光重合開始剤0.
    01〜10重量部および有機溶剤100〜1000重量
    部よりなることを特徴とする有機導電性高分子塗料
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