JPH07278332A - インテグラルスキン付ポリウレタンフォームの製造法 - Google Patents

インテグラルスキン付ポリウレタンフォームの製造法

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JPH07278332A
JPH07278332A JP6077331A JP7733194A JPH07278332A JP H07278332 A JPH07278332 A JP H07278332A JP 6077331 A JP6077331 A JP 6077331A JP 7733194 A JP7733194 A JP 7733194A JP H07278332 A JPH07278332 A JP H07278332A
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polyurethane foam
carboxylic acid
integral skin
foam
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Hiroshi Inoue
浩 井上
Nobushi Koga
信史 古賀
Hiroshi Ueda
洋 上田
Masami Sakai
政身 堺
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炭酸ガス発泡システムによるインテグラルス
キン付ポリウレタンフォームの製造を目的とする。 【構成】 炭酸ガス発泡システムによるインテグラルス
キン付ポリウレタンフォームの製造法において、膨張剤
に有機カルボン酸と第3級アミンとの塩を使用する。 【効果】 フリーブロー密度が低く、フォームのフクレ
がない、成形性の良いインテグラルスキン付ポリウレタ
ンフォームが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイー
ル、エアースポイラー等の自動車部品や、肘掛け、椅子
脚等の家具等に使用されるインテグラルスキン付ポリウ
レタンフォームの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】インテグラルスキン付ポリウレタンフォ
ームは、反応性原液を金型中に注入し、発泡硬化させ脱
型すると、スキン層とフォーム層が同時にできる特徴を
もっており、弾力性、耐摩耗性が優れているため、自動
車、家具等の分野の緩衝材として広く使用されている。
このスキン層を形成する為には、発泡剤として低沸点有
機化合物が必要であり、特にトリフルオロメタン(CF
C−11)が常用されていた。しかしながら、近年トリ
クロロフルオロメタンを代表とするいわゆるCFC化合
物は大気中のオゾンを破壊することがわかり、世界的に
CFC化合物制御の法規制が成立しつつある。CFC化
合物に替る発泡剤としては、オゾン破壊係数(以下OD
Pと略称。)の低いハイドロクロロフルオロカーボン類
(以下HCFCと略称。)が第2世代用として提案され
ており、例えばモノクロロジフルオロメタン(HCFC
−22)、ジクロロトリフルオロエタン(HCFC−1
23)、ジクロロフルオロエタン(HCFC−141
b)、モノクロロジフルオロエタン(HCFC−142
b)等がある。さらには、第3世代用としてODPが0
のハイドロフルオロカーボン類(以下HFCと略称。)
が提案されており、例えばテトラフルオロエタン(HF
C−134a)等がある。
【0003】しかしながら、これらHCFCやHFCに
ついても地球環境を保護する上で十分安心して使用でき
る発泡剤ではないことが懸念されている。すなわち、H
CFCはODPは小さいものの、依然としてオゾン層を
破壊する化合物であり、HFCはODPが0でオゾン層
の破壊に関する心配はないものの、温室効果指数(GW
P)が高く、将来にわたって安心して使用できる化合物
ではない。このように、いわゆる代替フロンも短期的な
フロン規制に対する対応策に過ぎず、恒久的なフロンを
全く使用しない、いわゆる炭酸ガス発泡技術の開発が望
まれていた。通常のポリウレタンフォーム分野では、軟
質フォーム、半硬質フォーム及び硬質フォームの各分野
で水を膨張剤に使用した炭酸ガス発泡技術の開発が行わ
れ、既にかなりの割合でいわゆる水発泡フォームが生産
されているのが現状である。
【0004】これに対し、インテグラルスキン付ポリウ
レタンフォームの分野では、スキン層生成機構から考え
て低沸点発泡剤の使用が有利であり、膨張剤として水を
使用すると種々の問題が発生し、実用化されるに至って
いない。すなわち、水発泡技術とは水とイソシアネート
との反応生成物である炭酸ガスを発泡剤として用いる技
術であるので、金型表面部分、すなわちポリウレタンフ
ォームの表面付近で発生した炭酸ガスは、一般的なイン
テグラルスキン付ポリウレタンフォームに用いられてい
る発泡剤CFC−11(沸点27.5℃)の場合の反応
成形条件下では、発泡層を形成してしまう。この解決方
法として、特開平3−32811号公報では金型温度を
15〜40℃とし、かつ、水とイソシアネートとの反応
には温度依存性が大きく、イソシアネートとOH化合物
との反応には温度依存性が小さい「感温性触媒」を使用
することが提案されており、また、特開平3−3312
0号公報にはその「感温性触媒」の具体例が開示されて
いる。しかしながら、「感温性触媒」を使用する方法で
は、高密度スキン層を形成したとしても、金型表面温度
が低いためにウレタン表面のキュアーが遅れ外観品質の
悪いものとなり、また、独立気泡率が高く、発泡圧力の
減衰性が小さいために、金型から取り出す時にウレタン
フォームにフクレ、割れ等を生じやすく、脱型時間を長
くとる必要がある等の欠点がある。
【0005】更に、水発泡技術のもう一つの課題は、水
とイソシアネートとの反応で生成するウレア結合が非常
に強いハードセグメントを形成し、得られるウレタンフ
ォームの硬度が大きくなり、触感の悪いものになること
である。これに対しては、イソシアネートと反応して同
じく炭酸ガスを発生させ、しかもウレア結合は生成させ
ない反応形式が考えられている。例えば、特開平3−2
4108号公報にはイソシアネート基同士が反応してカ
ルボジイミド基になり、その際に発生する炭酸ガスを発
泡剤として用いる方法、特開平3−152111号公報
には、環式カーボネートとイソシアネートとの反応によ
りオキサゾリドン基が生成する際に発生する炭酸ガスを
発泡剤として使用する方法等が提案されている。しかし
ながら、これらの方法では反応速度の調整が困難であっ
たり、高価な触媒を使用したり、あるいは十分な発泡度
を与えるためにフロンを併用しなければならない等の問
題があり、炭酸ガス発泡技術の課題を本質的に解決する
ものではない。また、特開平1−319521号公報に
は、トリエチレンジアミンの有機カルボン酸の塩を使用
する方法、特開平5−295066号公報には、第3級
アミノアルコールの有機カルボン酸塩を使用する方法が
提案されているが、いずれも、遅延性を有する、硬化を
促進させる、充填性を向上させる等ポリウレタン用触媒
としての作用であり、本発明、即ち有機カルボン酸と第
3級アミンとの塩を膨張剤として使用し、イソシアネー
トと有機カルボン酸が反応する際に発生する炭酸ガスを
発泡剤に用いる発明とは全く異なるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、フ
ロン、代替フロンを使用せずに、炭酸ガス発泡技術とし
てインテグラルスキン付ポリウレタンフォームを製造す
る方法は、業界にとって切実な要求であるにもかかわら
ず、実用化されるに至っていないが、その理由はフロ
ン、代替フロンを使用する方法と比較して、以下のよう
な欠点を有するからである。 (1)脱型時間が長くなり、生産性が悪化する。 (2)肉厚成形品では、脱型時にフクレ、パンク等を起
しやすい。 (3)脱型時にウレタンフォームの膨張があり、製品表
面に金型面の跡が残りやすい。 (4)フォームが硬く、感触が悪い。 (5)スキン層が薄い。 (1)〜(5)の欠点を、それぞれ個別に解決する方法
は見出されているが、全ての項目を同時に解決し、実際
のラインに採用可能な炭酸ガス発泡技術はまだ開発され
ていない。
【0007】特開平2−199136号公報には、有機
カルボン酸を膨張剤として使用することが提案されてい
る。しかしながら、この方法では、膨張剤として用いら
れる有機カルボン酸のイソシアネート反応性成分中の経
時的安定性に問題がある。その解決方法として特開平3
−153721号公報には、有機カルボン酸と少なくと
も1個のN−H結合を含有する窒素塩基との塩を膨張剤
として使用することが提案されている。しかしながら、
この方法では、N−H結合を含有する窒素塩基とイソシ
アネートとの反応性がはやく系全体の反応速度の調整が
困難である。本発明者らは、これらの課題を解決するた
めに、発泡剤として炭酸ガスを使用したインテグラルス
キン付ポリウレタンフォームを得る方法について鋭意検
討した結果、有機カルボン酸と第3級アミンとの塩を膨
張剤として使用して得られるインテグラルスキン付ポリ
ウレタンフォームは、上記欠点を全て解消する、生産性
及び成形性に優れた触感良好な成形品を与えることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、 1.(1)芳香族ポリイソシアネート、(2)高分子量
イソシアネート反応性化合物、(3)有機カルボン酸と
第3級アミンとの塩よりなる膨張剤、及び他に必要に応
じて架橋剤、触媒、発泡剤、整泡剤その他の助剤の反応
混合物を型内に注加させることを特徴とする、成形品密
度が0.3〜0.8g/cm3 であるインテグラルスキン
付ポリウレタンフォームの製造法。 2.膨張剤に用いる有機カルボン酸が46〜300の分
子量を有する脂肪族カルボン酸である、1.記載のイン
テグラルスキン付ポリウレタンフォームの製造法。 3.膨張剤に用いる有機カルボン酸が、第1級アルコー
ル性ヒドロキシル基、第2級アルコール性ヒドロキシル
基、メルカプト基、第1級アミノ基、第2級アミノ基及
びカルボキシル基からなる群から選択された少なくとも
1個の他のイソシアネート反応性基を含有するものであ
る、1.記載のインテグラルスキン付ポリウレタンフォ
ームの製造法。 4.膨張剤に用いる有機カルボン酸が蟻酸である、1.
記載のインテグラルスキン付ポリウレタンフォームの製
造法。 5.膨張剤に用いる第3級アミンの少なくとも一部がイ
ミダゾール化合物である、1.記載のインテグラルスキ
ン付ポリウレタンフォームの製造法。 6.成形法として反応射出成形法を用いることを特徴と
する、1.記載のインテグラルスキン付ポリウレタンフ
ォームの製造法。である。
【0009】以下、本発明の構成について詳細に説明す
る。芳香族ポリイソシアネートは、公知のものが使用可
能であるが、特にジフェニルメタンジイソシアネート、
ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、これらと活
性水素含有化合物との反応生成物である末端イソシアネ
ート基含有プレポリマー、ウレトンイミン化した変性イ
ソシアネート等が好適である。特に好適なポリイソシア
ネートは、3核体以上の多核体含有量の多いポリメチレ
ンポリフェニルイソシアネートであり、より具体的には
3核体以上の多核体含有率が60重量%以上のものが好
ましい。また、ジフェニルメタンジイソシアネートのウ
レタン変成プレポリマー、ウレトンイミン化した液状ジ
フェニルメタンジイソシアネート等と混合したものも好
適に使用できる。
【0010】高分子量イソシアネート反応性化合物は、
水、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シ
ョ糖、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、トリ
レンジアミン、ジアミノジフェニルメタン等を、平均官
能基数が2〜4になるように、単独の、あるいは混合し
た活性水素含有化合物にプロピレンオキサイド、エチレ
ンオキサイドを付加重合せしめて得られるポリオールで
あって、OH価が24〜55mgKOH/gで、ポリオ
ール中に占めるエチレンオキサイド含有量が10〜25
重量%で、末端1級OH価率が70〜95モル%のポリ
オールである。また上記ポリオールに、スチレン、アク
リロニトリル、メチルメタアクリレート等のエチレン性
不飽和単量体をグラフト重合して得られる商品名ポリマ
ーポリオールも好適に使用される。エチレンオキサイド
含有率が10重量%より低いと、末端1級OH化率も7
0モル%より低くなり、反応性が低くなって生産性が劣
る。また、エチレンオキサイド含有率が25重量%を越
えたり、末端1級OH化率が95モル%を越えると反応
性が早くなり過ぎ、フォーム肉厚部のフクレ、フォーム
肉厚変動部でのヒケ現象が起こるので好ましくない。
【0011】有機カルボン酸は、46〜300の分子量
を有する脂肪族カルボン酸がある。カルボキシル基に加
えて第1級アルコール性ヒドロキシル基、第2級アルコ
ール性ヒドロキシル基、メルカプト基、第1級アミノ
基、第2級アミノ基及びカルボキシル基から選択される
少なくとも1個の他のイソシアネート反応性基を含有す
る脂肪族カルボン酸でもよい。従って、適当な有機カル
ボン酸には、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、ドデカン酸、
ステアリン酸、オレイン酸及びかかる酸の混合物のモノ
カルボン酸並びに乳酸、酒石酸、コハク酸、アジピン酸
及びかかる酸の混合物の脂肪族カルボン酸がある。環状
脂肪族化合物は、本発明の記載において脂肪族化合物と
みなされる。
【0012】第3級アミンとしては、トリエチレンジア
ミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサン−
1,6−ジアミン、N,N,N’,N'',N''−ペンタ
メチルジエチレントリアミン、N,N’−ビス(N'',
N''−ジメチルー3−アミノプロピル)N,N’−ジメ
チルエチレンジアミン、N−メチルーN’−(2−ジメ
チルアミノ)エチルピペラジン、N−エチルモルフォリ
ン、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダ
ゾール、3−(ジメチルアミノ)プロピルイミダゾー
ル、ジメチルアミノエタノール、ビス(2−ジメチルア
ミノエチル)エーテル等触媒に使用されるものを用い
る。これらは、単独でも2種以上混合しても使用するこ
とができる。
【0013】有機カルボン酸と第3級アミンとの塩は、
高分子量イソシアネート反応性化合物100重量部当た
り10重量部以下好ましくは、0.5〜2.5重量部が
好ましい。
【0014】架橋剤としては、一般的にインテグラルス
キン付ポリウレタンフォームの製造に用いられている公
知の架橋剤を使用することができる。その例としては、
エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,
4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール等のポ
リアルキレングリコール、ジエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリエチレングリコール等のポリ
オキシアルキレングリコール、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン等のアルカノールアミン、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン等の多価アルコール及びエ
チレンジアミン、アニリン、グリセリン、2,4−/
2,6−トリレンジアミン異性体混合物等にアルキレン
オキサイドを活性水素基当たり1〜2モル付加した低分
子ポリオール等があげられる。これらは単独または2種
以上を混合して用いることもできる。特に好ましい架橋
剤はジエチレングリコールである。
【0015】触媒としては、前述の膨張剤として使用す
る第3級アミンを塩にせず用いる。他にジブチル錫ジラ
ウレート、ジメチル錫ジラウレート等の有機金属触媒が
用いいられる。これらは、単独でも2種以上混合しても
使用することができる。
【0016】膨張剤としては、有機カルボン酸と第3級
アミンとの塩を用いるが、他の発泡剤を併用することも
できる。他の発泡剤としては、水、本発明の目的からフ
ロン等以外の塩素やフッ素を含まない低沸点炭化水素化
合物、例えばペンタン等があげられる。
【0017】整泡剤としては、例えば日本ユニカー社製
のL−5340、L−3601、トーレシリコーン社製
のSRX−274C、SF−2961、SF−2962
等の有機シリコーン系整泡剤等があげられる。
【0018】その他用いることのできる助剤には、着色
剤、老化防止剤、難燃剤、減粘剤、内部離型剤等があ
り、公知のものが用いられる。
【0019】インテグラルスキン付ポリウレタンフォー
ムの成形にはオープンモールド法、反応射出成形法等が
用いられ、特に反応射出成形法によるのが好ましい。
【0020】以下に実施例及び比較例をあげて具体的に
説明する。実施例及び比較例の結果をまとめて表1に示
す。
【0021】
【表1】
【0022】実施例及び比較例で使用したポリオール、
芳香族ポリイソシアネート、架橋剤、触媒、膨張剤、及
び発泡剤は次の通りである ポリオール(A);平均官能基数3、平均分子量600
0、末端エチレンオキサイド含有率15重量%のポリオ
ール。 架橋剤(A);ジエチレングリコール。 触媒(A);1メチルイミダゾール/トリエチレンジア
ミン=70/30(重量比)混合物の33%ジプロピレ
ングリコール溶液。 触媒(B);1−イソブチル−2−メチルイミダゾー
ル。 触媒(C);ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテ
ル。 触媒(D);ジブチル錫ジラウレート。 膨張剤(A);蟻酸/1−イソブチル−2−メチルイミ
ダゾール=1/1(モル比)。 膨張剤(B);蟻酸/ビス(2−ジメチルアミノエチ
ル)エーテル=1/1(モル比)。 発泡剤(A);トリクロロフルオロメタン(CFC−1
1)。 発泡剤(B);水。 芳香族ポリイソシアネート(A);ジフェニルメタンジ
イソシアネートとポリメチレンポリフェニルイソシアネ
ート(NCO含有率31.5%、3核体以上の多核体含
有率70重量%)の70:30の混合物をジプロピレン
グリコールでウレタン変成したNCO含有率27.5%
ポリイソシアネート。 芳香族ポリイソシアネート(B);カルボジイミド変性
ジフェニルメタンジイソシアネートとポリメチレンポリ
フェニルイソシアネート(NCO含有率31.5%、3
核体以上の多核体含有率70重量%)の70:30の混
合物でNCO含有率29.2%のポリイソシアネート。
【0023】実施例1 ポリオール(A)100部、架橋剤(A)10部、触媒
(D)0.01部、膨張剤(A)1.0部、膨張剤
(B)1.0部を混合しポリオール成分とした。芳香族
ポリイソシアネート(B)と上記ポリオール成分をNC
O/OH比1.05の割合で混合し、自由発泡及びモー
ルド発泡を行った。自由発泡では発泡が開始するまでの
時間(クリームタイム)、発泡が終了するまでの時間
(ライズタイム)及び自由密度を測定した。モールド発
泡では予め40℃に調整した金型(400×100×1
0mmt)にウレタン混合液を注入し、上型を締めて室
温で3分放置した後、成形品をモールドより取り出し、
脱型時の表面硬度(アスカーType−C)を測定し
た。最終硬度は、モールド成形後24時間放置した後に
測定した。結果は、表1の通りで、フクレは良好な結果
を示した。
【0024】実施例2 実施例1において、発泡剤(B)0.3部添加し他は同
様に行った結果、フリーブロー密度が低くなっても、フ
クレは良好な結果を示した。
【0025】比較例1 実施例1において、膨張剤(A)1.0部、膨張剤
(B)1.0部の代わりに触媒(A)1.5部、発泡剤
(A)16部に、芳香族ポリイソシアネート(B)の代
わりに芳香族ポリイソシアネート(A)にそれぞれ変更
して、実施した結果は、表1の通りで、フリーブロー密
度が低く、フクレは良好な結果を示した。
【0026】比較例2 実施例1において、膨張剤(A)1.0部、膨張剤
(B)1.0部の代わりに触媒(B)1.0部、触媒
(C)1.0部、発泡剤(B)0.3部にそれぞれ変更
して、実施した結果は表1の通りで、フクレは良好な結
果を示した。
【0027】比較例3 実施例1において、膨張剤(A)1.0部、膨張剤
(B)1.0部の代わりに触媒(B)1.0部、触媒
(C)1.0部、発泡剤(B)0.6部にそれぞれ変更
して、実施した結果は表1の通りで、フリーブロー密度
は低いが、フォームのフクレが発生し、不良な結果を示
した。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、インテグラルスキン付
ポリウレタンフォームの膨張剤として有機カルボン酸と
第3級アミンとの塩を使用すると、発泡剤として水を使
用する場合と比べて、同じフリーブロー密度でもフォー
ムのフクレがなく、キュアー時間が短い、良好な炭酸ガ
ス発泡インテグラルスキン付ポリウレタンフォームが得
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75:04 (72)発明者 堺 政身 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)芳香族ポリイソシアネート、
    (2)高分子量イソシアネート反応性化合物、(3)有
    機カルボン酸と第3級アミンとの塩よりなる膨張剤、及
    び他に必要に応じて架橋剤、触媒、発泡剤、整泡剤その
    他の助剤の反応混合物を型内に注加させることを特徴と
    する、成形品密度が0.3〜0.8g/cm3 であるイン
    テグラルスキン付ポリウレタンフォームの製造法。
  2. 【請求項2】 膨張剤に用いる有機カルボン酸が46〜
    300の分子量を有する脂肪族カルボン酸である、請求
    項1記載のインテグラルスキン付ポリウレタンフォーム
    の製造法。
  3. 【請求項3】 膨張剤に用いる有機カルボン酸が、第1
    級アルコール性ヒドロキシル基、第2級アルコール性ヒ
    ドロキシル基、メルカプト基、第1級アミノ基、第2級
    アミノ基及びカルボキシル基からなる群から選択された
    少なくとも1個の他のイソシアネート反応性基を含有す
    るものである、請求項1記載のインテグラルスキン付ポ
    リウレタンフォームの製造法。
  4. 【請求項4】 膨張剤に用いる有機カルボン酸が蟻酸で
    ある、請求項1記載のインテグラルスキン付ポリウレタ
    ンフォームの製造法。
  5. 【請求項5】 膨張剤に用いる第3級アミンの少なくと
    も一部がイミダゾール化合物である、請求項1記載のイ
    ンテグラルスキン付ポリウレタンフォームの製造法。
  6. 【請求項6】 成形法として反応射出成形法を用いるこ
    とを特徴とする、請求項1記載のインテグラルスキン付
    ポリウレタンフォームの製造法。
JP6077331A 1994-04-15 1994-04-15 インテグラルスキン付ポリウレタンフォームの製造法 Pending JPH07278332A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002069765A1 (fr) * 2001-03-05 2002-09-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Coussin de siege
US6569365B1 (en) 1999-09-30 2003-05-27 Toyoda Gosei, Co., Ltd. Process for molding an integral skin foam

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