JPH07277214A - 操向装置 - Google Patents

操向装置

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JPH07277214A
JPH07277214A JP6683894A JP6683894A JPH07277214A JP H07277214 A JPH07277214 A JP H07277214A JP 6683894 A JP6683894 A JP 6683894A JP 6683894 A JP6683894 A JP 6683894A JP H07277214 A JPH07277214 A JP H07277214A
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JP
Japan
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steering
connecting rod
turning
angle
tie rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP6683894A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Aoyama
斉 青山
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ナックルアーム6の車輪支持ケース7への枢
着点Pよりも、ナックルアーム6と単一のタイロッド8
との枢支点Xを横外側に配置し、旋回内側車輪1の操向
角度が旋回外側車輪1の操向角度よりも大となるアッカ
ーマン・ジャント形態の操向装置において、タイロッド
8を、その左右中間部が前方に突出した山形状に形成
し、その突出部分に操向シリンダ12を連結する。 【効果】 単一タイロッドを用いたアッカーマン・ジャ
ント理論形態の構造を採るものにおいて、レイアウトで
有利な小型のナックルアームとしながら大きな車輪切れ
角が得られ、かつ、そのための山形状タイロッド故の垂
れ下がりのない、合理的で省スペースで済む操向装置を
提供できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋回操作に伴う旋回内
側車輪の操向角度が旋回外側車輪の操向角度よりも大と
なる状態、所謂アッカーマン・ジャントの理論を採り入
れた操向装置に係り、詳しくは、車輪の最大切れ角をよ
り大きくさせる技術に関する。本発明は、トラクタ、芝
刈機といった作業機、フォークリフト、運搬車といった
産業車両、あるいは自動車等に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】単一のタイロッドで左右のナックルアー
ムを連結する構造としてアッカーマン・ジャント理論の
形態を採るものとしては、特開平3‐208774号公
報に示されたトラクタの操向装置がある。この構造で
は、ナックルアーム(符号25)と前車軸ケース(符号
24)との枢着点よりも、ナックルアームとタイロッド
(符号26)との枢支点の方が、機体左右方向でより外
側に寄った位置に配設される特徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、上記構造の
操向装置においては、車輪の操向操作によって比較的タ
イロッドと前車軸ケースとが接当し易い傾向にあり、最
大切れ角を大きく設定するについては不利なものであ
る。
【0004】そこで、特開平5‐65071号公報に示
されたトラクタのように、タイロッドと前車軸ケースと
の前後間隔を大きくすることで、車輪の切れ角を大にす
る手段がある。ところが、この手段ではナックルアーム
を前方に大きく延設することになり、操向車輪を支持す
るハブ部分が大型化して、ブレーキ装置やその配管類の
配置レイアウトの自由度が小さくなるとか、機種によっ
ては配置空間上、ナックルアームの大型化自体が困難で
あるといった不利があるとともに、ナックルアームの揺
動半径が大きくなってタイロッドの移動空間も大きくな
ってしまう不利もある。
【0005】本発明の目的は、単一のタイロッドを用い
てアッカーマン・ジャント理論の形態を採りながら、ナ
ックルアームの不要な大型化なく車輪切れ角を大きく設
定できる操向装置を得る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、左右のナックルアーム夫々の装置固定部分へ
の枢着点と、これらナックルアーム夫々と単一のタイロ
ッドとの枢支点とを、旋回操作に伴う旋回内側の操向車
輪の操舵角度が旋回外側の操向車輪の操舵角度よりも大
となる状態に配置設定し、タイロッドを、その左右中間
部が枢支点に対する枢着点存在側の反対側方向に突出し
た山形状に形成するとともに、タイロッドの左右中間部
に対して操舵力を入力する操向操作機構を備えてあるこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】タイロッドを山形状に形成することにより、ナ
ックルアーム部位での車輪支持ケース等の装置固定部分
とが接当するときの車輪切れ角を増大させることができ
るから、前記前者の公報に示されるタイロッド連結部分
の短いナックルアームを用いながら、前記後者の公報に
示されるようにタイロッド連結部分の長いナックルアー
ムを用いた場合の大きな車輪切れ角を得ることが可能に
なる。これにより、必要となる大きな切れ角を得ながら
ナックルアームの小型化が図れるものとなる。
【0008】ところで、操向車輪には、キングピン角度
やキャスター角度といったアライメントが設定されてお
り、ナックルアームは3次元的に揺動するため、タイロ
ッドとナックルアームとはボールジョイント等の球面継
手で連結されている。従って、山形状のタイロッドは、
自由状態では自重によって大きく垂れ下がることにな
る。そこで、本発明では、その突出した中間部に対して
操向操作機構を接続してあるから、本来的に必要な構成
要素でもってタイロッドの垂れ下がりを解消することが
可能であり、所定高さ位置に支持できるようになる。
【0009】
【発明の効果】その結果、単一タイロッドを用いたアッ
カーマン・ジャント理論形態の構造を採るものにおい
て、レイアウトで有利な小型のナックルアームとしなが
ら大きな車輪切れ角が得られ、かつ、そのための山形状
タイロッド故の垂れ下がりのない、合理的かつ省スペー
スで済む操向装置を提供できた。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1にトラクタが示され、1は操向前輪、2は
駆動後輪、3は原動部、4は機体フレーム、5は操向ハ
ンドルである。このトラクタでは全油圧式のパワーステ
アリング装置が採用されており、次に、その操向装置A
の主要部の構造について説明する。
【0011】図2に操向装置Aが示され、6は前輪1を
支承するナックルアーム、7は前車軸ケース、8は左右
のナックルアーム6,6を連結する単一のタイロッドで
ある。因みに、前輪1は駆動輪でもあり、前輪駆動用の
伝動軸9から、前車軸ケース7内のデフ機構(図示せ
ず)やナックルアーム6部分での連動機構(図示せず)
を介して前輪1に伝動されている。
【0012】構造を詳述すると、左右のナックルアーム
6,6夫々の前車軸ケース(装置固定部分に相当)7へ
の枢着点P,Pと、これらナックルアーム6,6夫々と
タイロッド8との枢支点X,Xとを、操向ハンドル5を
回動しての旋回操作に伴う旋回内側の操向角度が旋回外
側の操向角度よりも大となる(アッカーマン・ジャント
形態)状態に、すなわち、枢着点P,Pよりも枢支点
X,Xが機体左右方向の外側に寄る状態に配置設定して
ある。
【0013】そして、タイロッド8は、その左右中間部
(中央部)が枢支点X,Xに対する枢着点P,P存在側
の反対側方向である前方に突出した山形状に形成されて
おり、その前方突出部に取付けた入力部10と、機体フ
レーム4から突設された支持フレーム11とに亘って複
動型の油圧操向シリンダ(操舵力を入力する操向操作機
構に相当)12が架設されている。
【0014】図示しないが、ナックルアーム6は前車軸
ケース7に対してキャスター角度やキングピン角度が付
いており、枢支点Xではタイロッド8とナックルアーム
6とは球面継手で連結されている。又、それ故に、タイ
ロッド8は左右だけでなく上下にも移動するため、入力
部10はタイロッド8に対して左右向き軸心回りで揺動
可能であり、かつ、相対横移動しないように取付けられ
ている。
【0015】一方、操向シリンダ12は、その基部が上
下軸心Yでの揺動のみが可能に支持フレーム11に支承
され、ピストンロッド12a先端と入力部10とは球面
継手で連結されている。つまり、タイロッド8は、片持
ち支持された操向シリンダ12によって垂れ下がりなく
受け止められており、入力部10は操舵力の入力機能及
び垂れ下がり防止機能を有している。尚、13はパワー
ステアリング装置のコントローラ、14は油圧ポンプで
ある。
【0016】以上の構造による操向装置Aでは、枢支点
Xと枢着点Pとの前後長さが短く、ナックルアーム6が
コンパクトでありながら、タイロッド8の左右端が前向
きに傾斜しているために、前車軸ケース7に対して深く
横外側に入り込めて前輪1の切れ角を大きくするとがで
きるとともに、その短いナックルアーム6故に、タイロ
ッド8の移動距離も短くて済み、操向シリンダ12の伸
縮量も比較的短いもので良く、作動に要するスペースが
小さいものとなっている。
【0017】参考として、図3に車両の旋回原理が示さ
れ、旋回中心Yは左右の後輪2,2を結ぶ直線上にあ
り、そのときの左右の前輪1,1の切れ角は、旋回内側
前輪1の切れ角αが旋回外側前輪1の切れ角βよりも大
となる関係にある。その関係を現出させるものとしてア
ッカーマン・ジャントの理論が存在している。
【0018】〔別実施例〕支持フレーム11に上下移動
不能にガイドされた操向ロッドと入力部10とを自在継
手連結し、ピットマンアームと操向ロッドとを枢支連結
した倍力装置の無い操向装置であっても良く、この場合
では、操向ロッドが操向操作機構に相当し、タイロッド
の垂れ下がりも防止している。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図
【図2】操向装置を示す系統図
【図3】車両の操向原理を示す図
【符号の説明】
1 操向車輪 6 ナックルアーム 8 タイロッド 12 操向操作機構 P 枢着点 X 枢支点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のナックルアーム(6),(6)夫
    々の装置固定部分への枢着点(P),(P)と、これら
    ナックルアーム(6),(6)夫々と単一のタイロッド
    (8)との枢支点(X),(X)とを、旋回操作に伴う
    旋回内側の操向車輪(1)の操舵角度が旋回外側の操向
    車輪(1)の操舵角度よりも大となる状態に配置設定
    し、前記タイロッド(8)を、その左右中間部が前記枢
    支点(X),(X)に対する前記枢着点(P),(P)
    存在側の反対側方向に突出した山形状に形成するととも
    に、前記タイロッド(8)の左右中間部に対して操舵力
    を入力する操向操作機構(12)を備えてある操向装
    置。
JP6683894A 1994-04-05 1994-04-05 操向装置 Pending JPH07277214A (ja)

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JP6683894A JPH07277214A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 操向装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038783A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Hino Motors Ltd 独立懸架式サスペンションのステアリングリンケージ構造
JP2007038728A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Hino Motors Ltd ステアリングリンケージ構造
CN103523075A (zh) * 2012-07-04 2014-01-22 井关农机株式会社 作业车辆
CN113602345A (zh) * 2021-08-03 2021-11-05 湖州绿色智能制造产业技术研究院 一种基于阿克曼转向机构的步进式物流小车

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