JPH07276608A - 印刷材料の処理装置 - Google Patents

印刷材料の処理装置

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Publication number
JPH07276608A
JPH07276608A JP10052494A JP10052494A JPH07276608A JP H07276608 A JPH07276608 A JP H07276608A JP 10052494 A JP10052494 A JP 10052494A JP 10052494 A JP10052494 A JP 10052494A JP H07276608 A JPH07276608 A JP H07276608A
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JP
Japan
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printing material
printing
case
hot water
cleaner case
Prior art date
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Pending
Application number
JP10052494A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Sato
信行 佐藤
Kichizo Takeuchi
吉三 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Electronics Industry Corp
Original Assignee
Mitani Electronics Industry Corp
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Publication date
Application filed by Mitani Electronics Industry Corp filed Critical Mitani Electronics Industry Corp
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Publication of JPH07276608A publication Critical patent/JPH07276608A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷材料の表面に印刷文字にキレ、欠けなど
が生じることなく、マーキング印刷を確実かつ円滑に行
う。 【構成】 表面に印刷を行わせる塩化ビニールなどの印
刷材料を温水により加温しつつ通過させるようにした温
水ケースと、この温水ケース内で温水により加温された
前記印刷材料をその表面に付着した塵埃または異物など
を除去しながら通過させるようにしたクリーナーケース
とより構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニールなどの印
刷材料が低温状態で保存されたり、製造条件によて塩化
ビニールなどの印刷材料が硬くなっていても、温水によ
り加温し、かつ静電気作用などによりその表面に付着す
る塵埃または異物などを除去した後、この印刷材料に高
品質のマーキング印刷を行うようにした印刷材料の処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばサーマルマーキングヘッド
などを使用して塩化ビニールチューブなどの印刷材料に
マーキング印刷する技術は、本出願人が開発し実施して
いるが、特にこの印刷材料となる塩化ビニールチューブ
などは成型製品であるため、素材、製造条件などに関連
する硬度、チューブ厚さなどのバラツキが大きく、それ
らに基づく温度に対する影響を受け易い。さらに、前記
印刷材料である塩化ビニールチューブなどの保存中、製
造中および運送中などの工程においては、静電気作用に
よりその表面に塵埃または異物などが付着し易かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、特に冬期など
の周囲温度が低下する環境下においては、塩化ビニール
チューブなどの印刷材料は極めて低温度の状態に置か
れ、硬くなっているため、サーマルマーキングヘッドな
どを使用するマーキング印刷作業においては、印刷材料
を著しく加圧しなければならない。そのため、マーキン
グリボンやサーマルマーキングヘッドに不具合を与え、
良好な印刷を行うことができず、部品の短寿命を伴うと
いう問題点があった。
【0004】しかしながら、前記印刷材料を空気乾燥機
などで加温することができても、装置が大掛かりとな
り、また、静電気作用により印刷材料の表面に付着して
いる塵埃などを除去することは極めて困難であり、前述
のような塩化ビニールチューブなどの印刷材料にマーキ
ング印刷を行うと、印刷文字にキレ、欠けなどの不具合
が生じ易く、高品質の印刷ができないという問題点があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷材料の処理
装置は、上記課題を解決することを目的とし、表面に印
刷を行わせる塩化ビニールなどの印刷材料を温水により
加温しつつ通過させるようにした温水ケースと、この温
水ケース内で加温された前記印刷材料をその表面に付着
した塵埃または異物などを除去しながら通過させるよう
にしたクリーナーケースとより構成したことを特徴とす
る。
【0006】また、前記クリーナーケースには、通過す
る前記印刷材料に対して含水した海綿、プラスチックス
ポンジなどの多孔性物質、布地などを重ねたものを上下
から挟むように内装したことを特徴とする。
【0007】また、前記クリーナーケースと温水ケース
を溜水還流用チューブで連絡したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】図1乃至図5は、本発明印刷材料の処理装置
の一実施例を示す図であり、図1は本発明印刷材料の処
理装置の斜視図、図2は蓋体を取り除いた状態を示す同
平面図、図3は蓋体を閉じた状態を示す同正面図、図4
は同右側面図、図5はクリーナーケースの縦断側面図で
ある。
【0009】図1乃至図5において、10は表面に印刷
を行なわせる外径ほぼ2〜15mmの塩化ビニールチュ
ーブなどの印刷材料11を温水により加温しつつ通過さ
せるようにした温水ケースである。この温水ケース10
内には、ほぼ20〜40℃の温水12が入っている。こ
の温水12を使用したのは、前記印刷材料11の全表面
を均一に加温できるようにするためである。前記温水ケ
ース10には、その一方に前記印刷材料11が通過する
切欠凹部13を設けるとともに、他方に同様切欠凹部1
4が設けられている。
【0010】また、温水ケース用蓋体15が蝶番16な
どにより開閉可能に取り付けられている。この温水ケー
ス用蓋体15の内側には、この蓋体15を閉めた時に前
記印刷材料11がスムーズに送られるようにするための
複数のガイドローラ17が設けられている。18は前記
温水ケース10内に取り付けた周知の温度調節器付き水
中用ヒーターである。
【0011】19は前記温水ケース10内で温水12に
より加温された前記印刷材料11を、その表面に静電気
作用によって付着されている塵埃または異物などを除去
しながら通過させるようにしたクリーナーケースであ
り、このクリーナーケース19には、通過する前記印刷
材料11に対応する含水した海綿、プラスチックスポン
ジなどの多孔性物質、布地などを重ねたもの20,22
が内装されており、クリーナーケース用蓋体21が蝶番
16などにより開閉可能に取り付けられている。また、
このクリーナーケース19には、前記印刷材料11が通
過する方向の両側に切欠凹部23,24がそれぞれ設け
られている。
【0012】前記クリーナーケース19の内部には、図
3および図5に示すように前記印刷材料11を上下から
サンドイッチ状に挾むようにして適度の圧力をもって印
刷材料11の表面に静電気作用によって付着されている
塵埃または異物などを温水とともに除去できるようにす
るための含水した海綿、プラスチックスポンジなどの多
孔性物質、布地などを重ねたもの20,22が設けられ
ている。
【0013】なお、前記塵埃または異物などにより汚れ
た前記海綿、プラスチックスポンジなどの多孔性物質、
布地などを重ねたもの20,22は、前記クリーナーケ
ース19から取り出して水で洗い、再び前記クリーナー
ケース19にセットすることにより再使用が可能とな
る。
【0014】25は前記クリーナーケース19内に溜っ
た水分を前記温水ケース10内に戻すための溜水還流用
チューブである。26は温水ケース10およびクリーナ
ーケース19の取付台、27は当て板、28はサーマル
マーキングヘッド29などを使用して塩化ビニールチュ
ーブなどの印刷材料に、熱転写方式によりマーキング印
刷するようにしたマーキング印刷機器である。30はリ
ールに巻かれた転写リボンであり、31はこの転写リボ
ン30の巻取リールである。
【0015】次に本発明の印刷材料の処理装置の作用に
ついて、図1乃至図5に基づき説明する。まず、温水ケ
ース10およびクリーナーケース19の温水ケース用蓋
体15およびクリーナーケース用蓋体21をそれぞれ開
蓋し、例えば塩化ビニールチューブのごとき印刷材料1
1を前記温水ケース10とクリーナーケース19の切欠
凹部13,14,23,24にそれぞれセットし、さら
にマーキング印刷機器28にセットしておく。この際、
温度調節器付き水中用ヒーター18の温度調節を行い、
塩化ビニールチューブの硬さや厚さや形状に合わせて作
業上都合が良い温度に調節しておく。
【0016】しかる後、前記温水ケース用蓋体15を閉
めると、この温水ケース用蓋体15に取り付けられてい
るガイドローラ17によって、前記印刷材料11は案内
させられ、かつクリーナーケース用蓋体21を閉める
と、このクリーナーケース用蓋体21によって上方に配
設した含水した海綿、プラスチックスポンジなどの多孔
性物質、布地などを重ねたもの22が下方に押され、前
記印刷材料11の下方に配設した含水した海綿、プラス
チックスポンジなどの多孔性物質、布地などを重ねたも
の20と相俟って前記印刷材料11に適度の圧力が加わ
る。
【0017】次に前記マーキング印刷機器28を駆動さ
せると、前記印刷材料11は前記温水ケース10内の温
水12で適度に加温され、さらに前記クリーナーケース
19内のサンドイッチ状に上下に挟まれた含水した海
綿、プラスチックスポンジなどの多孔性物質、布地など
を重ねたもの20,22などにより適度に加圧されて前
記印刷材料11の表面に静電気作用によって付着されて
いる塵埃または異物などを、表面に付着されている温水
とともに除去しながら通過させ、マーキング印刷機器2
8に移送させる。このマーキング印刷機器28において
は、塵埃または異物が除去された印刷材料11にマーキ
ング印刷を行うと、印刷文字にキレ、欠けなどが生じる
ことなり、高品質の印刷ができることになる。
【0018】なお、本実施例においては、印刷材料11
として塩化ビニールチューブなどを使用したが、これに
限らず平板状の塩化ビニールを使用しても良く、またそ
の形状も任意であるとともに、温水の温度も印刷材料1
1の種類によって20℃以下のものでもよく、任意であ
ること勿論である。
【0019】
【発明の効果】本発明の印刷材料の処理装置は、上述の
ように表面に印刷を行わせる塩化ビニールなどの印刷材
料を温水により加温しつつ通過させるようにした温水ケ
ースと、この温水ケース内で温水により加温された前記
印刷材料をその表面に付着した塵埃または異物などを除
去しながら通過させるようにしたクリーナーケースとよ
り構成したので、前記温水ケース内の温水によって塩化
ビニールなどの印刷材料をソフトに静かに加温すること
ができ、また塩化ビニールなどの印刷材料の製造時や運
搬時などにおいて、表面に静電気作用によって付着しや
すい塵埃または異物などをクリーナーケース内で除去し
ながら通過させ、塵埃または異物などが除去された印刷
材料にマーキング印刷機器で印刷文字にキレ、欠けなど
が生じることなく、マーキング印刷を確実に行うことが
でき、高品質の印刷ができるとともに、クリーナーケー
ス内に溜る余剰水分は溜水還流用チューブにより温水ケ
ース内へ還流するようにして印刷材料の種類、形状に影
響されることなく印刷を円滑に行うことができるなどの
効果を有する。
【0020】また、塵埃または異物などが除去される
と、サーマルマーキングヘッドにとても良好な状態が得
られるので、その寿命が延びる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷材料の処理装置の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】蓋体を取り除いた状態を示す同平面図である。
【図3】蓋体を閉じた状態を示す同正面図である。
【図4】同右側面図である。
【図5】クリーナーケースの縦断側面図である。
【符号の説明】
10 温水ケース、 11 印刷材料、 12 温
水、 13,14,23,24 切欠凹部、 15
温水ケース用蓋体、 16 蝶番、17 ガイドロ
ーラ、 18 温度調節器付き水中用ヒーター、
19 クリーナーケース、 20,22 多孔性物
質、布地などを重ねたもの、21 クリーナーケース用
蓋体、 25 溜水還流用チューブ、 26 取付
台、 27 当て板、 28 マーキング印刷機
器、 29 サーマルマーキングヘッド、 30
転写リボン、 31 巻取リール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に印刷を行わせる塩化ビニールなど
    の印刷材料を温水により加温しつつ通過させるようにし
    た温水ケースと、この温水ケース内で加温された前記印
    刷材料をその表面に付着した塵埃または異物などを除去
    しながら通過させるようにしたクリーナーケースとより
    構成したことを特徴とする印刷材料の処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクリーナーケースに
    は、通過する前記印刷材料に対して含水した海綿、プラ
    スチックスポンジなどの多孔性物質、布地などを重ねた
    ものを上下から挟むように内装したことを特徴とする印
    刷材料の処理装置
  3. 【請求項3】 請求項1、2に記載のクリーナーケース
    と温水ケースを溜水還流用チューブで連絡したことを特
    徴とする印刷材料の処理装置。
JP10052494A 1994-04-04 1994-04-04 印刷材料の処理装置 Pending JPH07276608A (ja)

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JP10052494A JPH07276608A (ja) 1994-04-04 1994-04-04 印刷材料の処理装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10052494A JPH07276608A (ja) 1994-04-04 1994-04-04 印刷材料の処理装置

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JPH07276608A true JPH07276608A (ja) 1995-10-24

Family

ID=14276352

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10052494A Pending JPH07276608A (ja) 1994-04-04 1994-04-04 印刷材料の処理装置

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JP (1) JPH07276608A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017154269A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 ブラザー工業株式会社 印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017154269A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 ブラザー工業株式会社 印刷装置

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