JPH07276555A - 化粧内装材 - Google Patents

化粧内装材

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JPH07276555A
JPH07276555A JP6067249A JP6724994A JPH07276555A JP H07276555 A JPH07276555 A JP H07276555A JP 6067249 A JP6067249 A JP 6067249A JP 6724994 A JP6724994 A JP 6724994A JP H07276555 A JPH07276555 A JP H07276555A
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JP
Japan
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decorative
board
inorganic
flame
layer
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JP6067249A
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English (en)
Inventor
Toraichi Umihori
寅一 海堀
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Asahi Woodtec Corp
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Asahi Woodtec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧内装材の基材として無機質板のみが使用
されていたさいの諸問題をなくし、しかも防火性を付与
する。 【構成】 化粧内装材1は、基材2の上面に化粧層3が
設けられており、基材2は難燃中質繊維板4と、これの
下面に接着せられた無機質板5とよりなり、化粧層3に
は、ウレタン樹脂塗装の施された木質化粧単板が、無機
質板5には、繊維混入スラグセメント板がそれぞれ用い
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁材、天井材および床
材などに使用せられる化粧内装材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、けい酸カルシウム板、スレー
ト板、繊維混入スラグセメント板、石膏ボードなどの無
機質板製基材の表面に化粧材が貼着せられた内装化粧材
は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記無機質板製基材は
硬いので、溝加工などの切削加工が容易でないばかり
か、刃物の消耗が激しくて生産管理が難しいし、切削加
工のさいに生じる粉塵が比重の大きい無機質の粉体であ
るため、集塵しにくくて作業環境が悪くなるといううら
みがあった。
【0004】基材の表面に木質化粧単板が貼着されてお
り、内装化粧材に表面から溝付などの凹凸加工を施した
場合、基材の無機質板が露出して見苦しくなるため、デ
ザイン性を向上できず、商品価値の高いものが得られな
かった。
【0005】基材が、石綿けい酸カルシウム板、スレー
ト板、または繊維混入スラグセメント板などである場
合、これらはアルカリ性成分を有しているので、これに
木質化粧単板が貼着せられた内装材では、製造後、無機
質板のアルカリ成分が吸湿・吸水に伴ない表面に移行し
てくるため、木質化粧単板が青色ないし黒色に変色して
内装化粧材の美観を損なう。これを防止するために、無
機質板の表面にエポキシ樹脂層やウレタン樹脂層が設け
られるが、このさい前記合成樹脂の塗布量が少ないと、
アルカリ成分の移行を防止できずにアルカリ汚染が生
じ、逆に塗布量が多いと、通常の接着剤では、木質化粧
単板に対する接着性が悪くなるという問題がある。しか
も、表面の木質化粧単板はその厚さが薄く、その下にあ
る無機質板は吸放湿性が乏しいので、化粧単板表面に結
露が生じてかびが発生するおそれがある。
【0006】基材が石膏ボードの場合、木質化粧単板の
貼着を冷圧方式で行なうと、冷圧時間が長いために生産
性が悪い。そこで、圧締時間の短い熱圧方式を採用する
と、熱圧により木質化粧単板と接着剤が収縮する。この
さい、石膏ボード表面の厚紙の層間強度が弱いと、層間
剥離が生じることがある。また、図10に示すように、
石膏ボード(40)は、通常厚紙(41)(42)で覆われて
いるが、石膏ボード(40)を裁断したり、これに溝加工
を施したりすると、厚紙(41)が裁断箇所で層間剥離
し、層間剥離部(43)の上側で木質化粧単板(44)がめ
くれ上がり、化粧内装材の美感を損ねる。化粧内装材に
木質化粧単板側から溝加工を行なった場合も同様の現象
が生じる。なお、図中(45)は木質化粧単板(44)のめ
くれ上がり部を示す。
【0007】基材がスレート板製の場合、スレート板は
硬いので、実加工などの接合部の形成加工が難しいばか
りか、接合部が脆いために樹脂含浸などの補強を必要と
し、接合部の形成が非常に面倒であった。
【0008】本発明の目的は、上記諸問題を解消し、し
かも防火性のある化粧内装材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による化粧内装材
は、基材の表面に化粧層が設けられている化粧内装材に
おいて、基材が、難燃中質繊維板と、これの下面に接着
せられた無機質板とよりなるものである。
【0010】上記化粧内装材において、難燃中質繊維板
と無機質板との間、難燃中質繊維板の上面および無機質
板の下面の少なくともいずれか1つに湿気・水分遮断層
が設けられていることが望ましい。
【0011】難燃中質繊維板は、中質繊維板に難燃剤を
塗布、浸漬、減圧注入など公知の方法で含浸させること
によって得られる。また、難燃中質繊維板は、中質繊維
板をカチオン含有水溶液に浸漬したのち、リン酸アンモ
ニウムやホウ酸などの水溶液に浸漬し、中質繊維板内部
に不溶性無機物を形成させることによっても得られる
し、そのほかに、中質繊維板の原材料である木材繊維の
表面に難燃剤や上記の不溶性無機物を付着させたのち、
接着剤を添加して成形することによっても得られる。難
燃剤の具体例としては、リン酸アンモニウム、ホウ酸、
ホウ酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、臭化ア
ンモニウム、ポリリン酸アンモニウムとホルムアルデヒ
ドとジシアンジアミドの反応物、リン酸グアニル尿素、
ケイ酸ナトリウム、リン酸グアニジン、アミドホスファ
ゼン化合物、リン酸アミド化合物、スルファミン酸グア
ニジン、リン酸カルバメート系化合物、カルシウム、バ
リウム、マグネシウム、亜鉛などを含むカチオン含有水
溶液、リン酸アンモニウム、ホウ酸などの水溶液をあげ
ることができる。
【0012】無機質板の具体例としては、石綿スレート
板、けい酸カルシウム板、繊維混入スラグセメント板、
軽量気泡コンクリート板、フレキシブルボード、パルプ
セメント板、石膏ボード、木毛セメント板、繊維混入ス
ラグ石膏板、ロックウール板、ガラス繊維板、パーライ
ト板、フェノール樹脂結合されたガラス繊維混入水酸化
アルミニウム板などをあげることができる。なお、無機
質板の表裏面にウレタン樹脂、エポキシ樹脂などからな
るシーラー剤を塗布した方が接着上好ましい。化粧層を
形成するものとしては、塗装層、模様印刷紙、模様付き
塩化ビニルシート、壁紙、木質化粧単板をあげることが
できる。もちろん、前記単板の裏面に紙、不織布、布な
どが貼着されていてもよい。
【0013】湿気・水分遮断層を形成するものとして
は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンな
どの合成樹脂フィルムまたはシート、前記合成樹脂フィ
ルムまたはシートの両面に紙、不織布、布、無機質紙な
どが接着または熱融着せられた3層シート、単板をあげ
ることができる。なお、前記3層シートの場合、両面の
ものは、同種類でなくてもよいし、同種類であっても品
質の異なるものであってもよい。
【0014】接着剤としては、尿素樹脂系、メラミン樹
脂系、フェノール樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリル樹
脂系、ウレタン樹脂系などの公知の接着剤が用いられる
が、接着剤中に合成樹脂、繊維、粉末、ビーズ、ガラス
繊維などの撥水性材料を混入しておくと、接着剤自体の
透湿・透水性抑制効果を一層向上させる。
【0015】難燃中質繊維板と、無機質板とは、周囲端
面が一致するように接着されていてもよいし、2つの対
角線のうち一方の対角線方向に相互にずらされて接着さ
れるか幅方向にずらされて接着されていてもよい。この
ように両者がずらされている場合、無機質板の水平突出
部が、釘打部、接着剤塗布部として利用せられる。難燃
中質繊維板の四方端面または両側端面には、相欠き、本
実などの公知の接合用加工を施しておいてもよい。
【0016】
【作用】本発明の基材の表面に化粧層が設けられている
化粧内装材は、基材が、難燃中質繊維板と、これの下面
に接着せられた無機質板とよりなり、化粧層の下にある
のが難燃中質繊維板であるから、化粧内装材の表面から
溝付加工を施した場合、刃物が達するのは問題のある無
機質板ではないし、無機質板にアルカリ成分が含まれて
いても無機質板と化粧層との間に難燃中質繊維板がある
ので、アルカリ成分の化粧層側への移行が遅延せられ
る。また、化粧層の下の中質繊維板は木質材料であるか
ら、無機質板よりも吸放湿性がよいし、化粧層が木質化
粧単板でかつ無機質板が石膏ボードである場合、化粧内
装材を裁断したり、溝加工を行なっても木質化粧単板が
めくれ上がることがないばかりか、難燃中質化粧板の表
面が平滑であるから、化粧仕上りも良好になる。合板や
単板積層材では、表層単板の裏われが吸放湿の繰り返し
により拡大して、これが表面の化粧層に影響を及ぼし、
化粧層にひわれを生じさせるが、中質繊維板は全体がほ
ぼ均一な木材繊維よりなるものであるから、吸放湿の繰
り返しがあっても化粧層にひわれが生じない。また、中
質繊維板は、無機質板に比べ端面における接合用加工が
はるかに容易である。中質繊維板が難燃性で無機質板の
上面にあるので、防火性がある。
【0017】上記化粧内装材において、さらに、難燃中
質繊維板と無機質板との間、難燃中質繊維板の上面およ
び無機質板の下面の少なくともいずれか1つに湿気・水
分遮断層が設けられていると、無機質板にアルカリ成分
が含まれていてもこれが化粧層に到達しない。
【0018】
【実施例】この発明の実施例を、以下図面を参照して説
明する。 実施例1 この実施例は、図1に示されているものであり、同図の
化粧内装材(1) は、基材(2) の表面に化粧層(3) が設け
られており、基材(2) が、難燃中質繊維板(4)と、これ
の下面に接着せられた無機質板(5) とよりなるものであ
る。
【0019】実施例2 この実施例は、図2に示されているものであり、同図の
化粧内装材(6) は、基材(7) が、難燃中質繊維板(4)
と、無機質板(5) と、両者の間に介在せられた防湿・防
水層(8) とよりなるものである点実施例1と異なり、そ
の他は実施例1と同じである。
【0020】実施例3 この実施例は、図3に示されているものであり、同図の
化粧内装材(9) は、基材(10)が、上面に防湿・防水層(1
1)が設けられた難燃中質繊維板(4) と、これの下面に接
着せられた無機質板(5) とよりなるものである点実施例
1と異なり、その他は実施例1と同じである。
【0021】実施例4 この実施例は、図4に示されているものであり、同図の
化粧内装材(12)は、基材(13)が、難燃中質繊維板(4)
と、これの下面に接着せられた無機質板(5) と、無機質
板(5) の下面に設けられた防湿・防水層(14)とよりなる
点実施例1と異なり、その他は実施例1と同じである。
【0022】実施例5 この実施例は、図5に示されているものであり、同図の
化粧内装材(15)は、基材(16)が、難燃中質繊維板(4)
と、無機質板(5) と、両者の間に介在せられた防湿・防
水層(8) と、無機質板(5) の下面に設けられた防湿・防
水層(14)とよりなるものである点実施例1と異なり、そ
の他は実施例1と同じである。
【0023】実施例6 この実施例は、図6に示されているものであり、同図の
化粧内装材(17)は、基材(18)が、上面に防湿・防水層(1
1)が設けられた難燃中質繊維板(3) と、これの下面に接
着せられた無機質板(5) と、無機質板(5) の下面に設け
られた防湿・防水層(14)とよりなる点実施例1と異な
り、その他は実施例1と同じである。
【0024】実施例7 この実施例は、図7に示されている化粧内装材(19)であ
り、実施例2において、防湿・防水層(8) が、ポリプロ
ピレンシート(20)と、その上面に熱融着された水酸化ア
ルミニウム紙と、ポリプロピレンシート(20)の下面に熱
融着されたガラス不織布(21)とよりなり、難燃中質繊維
板(5) の相交わる2辺の端面に雄実(23)が、残りの相交
わる2辺の端面に***(24)がそれぞれ設けられ、かつ化
粧層(3)から難燃中質繊維板(4) の上部にかけての4辺
の各端面に外下向きの斜面(25)が形成せられているもの
である。複数の上記化粧内装材(19)が接合せられたさ
い、隣接化粧内装材(19)の斜面(25)どうしにより、V溝
が形成せられる。
【0025】実施例8 この実施例は、図8に示されている化粧内装材(26)であ
り、実施例5において、表面に設けられた化粧層(3) お
よび下面に設けられた防湿・防水層(8) もろとも難燃中
質繊維板(4) が無機質板(5) に対して幅方向にずらさ
れ、難燃中質繊維板(4) の一方の端面に内下向きの長い
斜面(27)が形成せられるとともに、その上の化粧層(3)
の端面から難燃中質繊維板(4) の上部にかけて前記斜面
(27)と交わる外向きの短い斜面(28)が形成せられ、化粧
層(3) の他方の端面から難燃中質繊維板(4) の他方の端
面の厚さの中程にかけて、前記斜面(27)と平行な外下向
きの中間長さの斜面(29)が形成せられ、かつ化粧層(3)
の幅の真中に、その長さ方向にのびかつ難燃中質繊維板
(4) の上部に達する溝(30)が設けられているものであ
る。複数の上記化粧内装材(26)が、一方の長い斜面(27)
と他方の中間長さの斜面(29)とが接するようにして接合
せられる。このさい、短い斜面(28)が中間長さの斜面(2
9)の中程で交わり、その結果、V溝(30)と同様のV溝が
形成せられる。
【0026】実施例9 この実施例は、図9に示されている化粧内装材(31)であ
り、実施例1において、表面に設けられた化粧層(3) も
ろとも、難燃中質繊維板(4) が無機質板(5) に対して2
つの対角線のうち、1方の対角線方向にずらされ、難燃
中質繊維板(4)の相交わる2辺の端面に相欠き用上向き
下方段部(32)が、残りの相交わる2辺の端面に相欠き用
下向き上方段部(33)がそれぞれ設けられ、かつ化粧層
(3) に、その長さ方向にのびるとともに、難燃中質繊維
板(4) の厚さの中程に達する角溝(34)が設けられ、さら
に無機質板(5) の上下面にシーラ処理部(35)が形成せら
れているものである。
【0027】上向き下方段部(32)の突出長さは、下向き
上方段部(33)の突出長さより長く、複数の上記化粧内装
材(31)が相欠き接合せられ、両段部(32)(33)が重なった
さい、その重なり合い部の横に角溝(34)と同様の角溝が
形成せられる。
【0028】つぎに、実施例1の化粧内装材を15cm
×15cmの正方形に形成し、かつ化粧層に厚さ0.3
mmのウレタン樹脂塗装木質化粧単板を、無機質板に厚
さ5mmの繊維混入スラグセメント板をそれぞれ用いる
とともに、難燃中質板の厚さを5.5mmとなしたもの
と、これに対し難燃中質繊維板の代わりに同じ厚さの難
燃合板を用いたもの(比較例1)と、基材にシーラ処理
を施した繊維混入スラグセメントを用いたもの(比較例
2)とを試験片として用意し、ひわれ試験を行なった。
ひわれ試験は、80℃の恒温器中に2時間放置後、−2
0℃の恒温器中に2時間放置する工程を1サイクルと
し、4サイクルを繰り返してひわれの個数を数えたもの
である。その結果は、表1のとおりであった。
【0029】
【表1】 さらに、実施例7の化粧内装材を15cm×15cmの
正方形に形成し、かつ化粧層に厚さ0.3mmのウレタ
ン樹脂塗装木質化粧単板を、無機質板に厚さ5mmの繊
維混入スラグセメント板をそれぞれ用いるとともに、難
燃中質板の厚さを5.5mmとなし、その木口面にエポ
キシ樹脂シールを施したものを試験片として上記比較例
1および2のものとともにアルカリ汚染試験を行なっ
た。アルカリ汚染試験は、試験片の裏面を上にしてその
面から水67gを吸収させ、ポリエチレンシートで覆っ
た後そのまま放置し、木質化粧単板の変色を観察した。
その結果は、表2のとおりであった。
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】この発明の内装化粧材によれば、つぎの
効果を奏する。 イ.化粧内装材の表面から溝付加工を施した場合、刃物
が達するのは問題のある無機質板ではなく、切削加工性
に優れた中質繊維板であるから、溝付け加工が容易であ
り、切削刃物の消耗が無機質板に対する加工よりもはる
かに小さく、また、切削による粉塵も無機質より軽い木
質のものであるから、集塵性がよくなり、作業環境が良
好なものとなる。
【0032】ロ.化粧層からその下方に至る溝加工を行
なったり、面取りをしても無機質材が露出しないので、
暖か味のある仕上がりとなり、さらに、化粧層が木質化
粧単板であれば、化粧内装材の木質感が損なわれないも
のとなる。
【0033】ハ.無機質板と化粧層との間に中質木質板
があるので、無機質板中のアルカリ成分の化粧層側への
移行が遅延せられ、アルカリ汚染が抑制せられる。とく
に、難燃中質繊維板と無機質板との間、難燃中質繊維板
の上面および無機質板の下面の少なくともいずれか1つ
に湿気・水分遮断層が設けられていると、前記移行が遮
断されアルカリ汚染が生じない。
【0034】ニ.化粧層の下の中質繊維板は全体がほぼ
均一な木質繊維よりなるものであり、無機質板よりも吸
放湿性がよいから室内側の湿度を調湿し、結露が生じな
い。
【0035】ホ.化粧層が木質化粧単板でかつ無機質板
が石膏ボードである場合、化粧内装材を裁断したり、溝
付け加工を行なっても木質化粧単板がめくれ上がるとい
うことがなく、化粧内装材の美感を損なわない。
【0036】ヘ.中質繊維板の表面が平滑であるので、
化粧仕上りも良好になり、さらに化粧層に木質化粧板が
用いられている場合、吸放湿の繰り返しがあっても、木
質化粧単板にひわれが生じない。
【0037】ト.中質繊維板は、無機質板に比べ端面に
おける接合用加工がはるかに容易であるから、必要に応
じ任意の加工を能率よく行なうことができる。
【0038】チ.無機質板の上面に難燃中質繊維板が積
層されているので、防火性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す横断面図である。
【図2】この発明の実施例2を示す横断面図である。
【図3】この発明の実施例3を示す横断面図である。
【図4】この発明の実施例4を示す横断面図である。
【図5】この発明の実施例5を示す横断面図である。
【図6】この発明の実施例6を示す横断面図である。
【図7】この発明の実施例7を示す横断面図である。
【図8】この発明の実施例8を示す横断面図である。
【図9】この発明の実施例9を示す横断面図である。
【図10】従来品の欠点を示す部分横断面図である。
【符号の説明】
(1)(6)(9)(12)(15)(17)(19)(26)(31) :内装化粧材 (2)(7)(10)(13)(16)(18):基材 (3) :化粧層 (4) :難燃中質繊維板 (5) :無機質板 (8)(11)(14) :防湿・防水層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に化粧層が設けられている化
    粧内装材において、基材が、難燃中質繊維板と、これの
    下面に接着せられた無機質板とよりなる化粧内装材。
  2. 【請求項2】 難燃中質繊維板と無機質板との間、難燃
    中質繊維板の上面および無機質板の下面の少なくともい
    ずれか1つに湿気・水分遮断層が設けられている化粧内
    装材。
JP6067249A 1994-04-05 1994-04-05 化粧内装材 Pending JPH07276555A (ja)

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JP6067249A JPH07276555A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 化粧内装材

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004022334A1 (en) * 2002-09-03 2004-03-18 Trong Son Lam Composite veneer and method of manufacturing thereof
JP2010046334A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Dic Corp 複合化粧板
JP2011062983A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Hokushin Co Ltd 防炎mdf及びその製造方法

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Effective date: 20020917