JPH07275172A - 床面等の洗浄装置 - Google Patents

床面等の洗浄装置

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Publication number
JPH07275172A
JPH07275172A JP7456894A JP7456894A JPH07275172A JP H07275172 A JPH07275172 A JP H07275172A JP 7456894 A JP7456894 A JP 7456894A JP 7456894 A JP7456894 A JP 7456894A JP H07275172 A JPH07275172 A JP H07275172A
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JP
Japan
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cleaning liquid
pipe
water
foam
cleaning
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Pending
Application number
JP7456894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukito Endo
幸人 遠藤
Isao Tezuka
功 手塚
Hiroshi Takahashi
浩 高橋
Masakazu Shioyama
正和 塩山
Sadaichi Otake
貞一 大竹
Shotaro Igawa
章太郎 井川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yushiro Chemical Industry Co Ltd
IHI Shibaura Machinery Corp
Original Assignee
Yushiro Chemical Industry Co Ltd
IHI Shibaura Machinery Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yushiro Chemical Industry Co Ltd, IHI Shibaura Machinery Corp filed Critical Yushiro Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP7456894A priority Critical patent/JPH07275172A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厨房の床面等に洗浄剤の泡を吐出させ、つい
で、水を吐出させてその泡を汚れと共に洗い流して洗浄
する洗浄装置において、洗浄性を向上させる。 【構成】 泡発生器7に接続されると共に発生した泡を
多数の泡吐出孔11から床面上へ吐出させる泡用パイプ
8と、この泡を汚れと共に洗い流す水を多数の水吐出孔
12から床面上へ吐出させる水用パイプ10とを別個に
設ける。泡吐出孔11を、泡の吐出に適応した孔径と形
成間隔とをもって形成し、また、水吐出孔12を、水の
吐出に適応した孔径と形成間隔とをもって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レストランや食堂等に
おける厨房の床面や壁面、及び、食品加工工場等におけ
る床面や壁面の洗浄を行なう床面等の洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、厨房の床面等の洗浄は、その床面
等に洗浄液を撒き、ついで、デッキブラシで擦ることに
より行なっている。そして、この洗浄作業は、業務時間
内に従業員が全員で行なったり、業務終了後に少数の従
業員が残業することにより行なっており、多大な労力を
必要としている。
【0003】そこで、このような洗浄作業に要する労力
を軽減するための洗浄装置が要望されており、この要望
に応えた洗浄装置としては実開平5−13344号公報
に開示されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開平5−13344
号公報に開示された洗浄装置によれば、従業員の労力に
頼ることなく床面等の洗浄作業を自動的に行なうことが
できる。
【0005】しかし、洗浄液の泡とこの泡を汚れと共に
洗い流す水とを同じパイプ内を流しているため、前回の
洗浄作業時の水がパイプ内に残留した状態になっている
と、洗浄液の泡がこのパイプ内を流れている間に残留し
た水によって消されてしまい、充分な量の泡を床面上へ
吐出させることができず、洗浄性が低下する。また、泡
と水とをパイプに形成した同じ吐出孔から吐出させてい
るため、泡と水との双方について共に最適な吐出状態を
得るということが困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
洗浄対象となる床面や壁面等に対して洗浄液の泡を吐出
し、所定時間経過後に水を吐出してこの泡を汚れと共に
洗い流すようにした床面等の洗浄装置において、洗浄液
を収容する洗浄液収容部と、この洗浄液収容部に収容さ
れた洗浄液を供給する洗浄液供給部と、水を供給する水
供給部と、空気を供給する送風機と、前記洗浄液供給部
と前記送風機とに接続されて洗浄液の泡を発生させる複
数個の泡発生器と、前記泡発生器が接続されると共に床
面上や壁面にそった上方位置に配置された泡用パイプ
と、前記水供給部が接続されると共に床面上や壁面にそ
った上方位置に配置された水用パイプとを設け、前記泡
用パイプに所定の孔径と形成間隔とをもって多数の泡吐
出孔を形成すると共に前記水用パイプに所定の孔径と形
成間隔とをもって多数の水吐出孔を形成した。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、洗浄液供給部から供給された洗浄液が流れ
る洗浄液供給管とこの洗浄液供給管から分岐されて泡発
生器に接続された洗浄液分配管とを設け、前記洗浄液分
配管の内径を前記洗浄液供給管の内径に対して細く形成
した。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、送風機から供給された空気が流れる
空気供給管とこの空気供給管から分岐されて泡発生器に
接続された空気分配管とを設け、前記空気分配管の内径
を前記空気供給管の内径に対して細く形成した。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の発明において、1本の泡用パイプと1本の水用
パイプとを設けた。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項2又は4記
載の発明において、洗浄液供給管の上面部に洗浄液分配
管を接続した。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、洗浄液供給部により
供給された洗浄液と送風機により供給された空気とによ
って泡発生器において泡が発生し、この泡は泡用パイプ
内を流れると共に泡用パイプに形成した泡吐出孔から洗
浄対象となる床面や壁面等へ吐出され、これらの床面や
壁面等を覆う。ついで、水供給部から供給された水が水
用パイプ内を流れると共に水用パイプに形成した水吐出
孔から床面や壁面等へ吐出され、泡を汚れと共に洗い流
すことにより床面等の洗浄が終了する。なお、泡用パイ
プと水用パイプとが別個に設けられているため、泡用パ
イプ内に水が残留するという事態が発生せず、残留した
水により一旦発生した泡が泡用パイプ内で消されてしま
うということが起こらず、泡吐出孔からは充分な量の泡
が吐出される。また、泡吐出孔や水吐出孔の孔径や形成
間隔をそれぞれ泡吐出及び水吐出に適応させて設定する
ことにより、泡及び水について共に最適な吐出状態が得
られるようになる。
【0012】請求項2記載の発明では、洗浄液供給部か
ら泡発生器へ供給される洗浄液は、太い内径の洗浄液供
給管から細い内径の洗浄液分配管を経て泡発生器へ至る
ため、各洗浄液分配管へは略均一に洗浄液が入り込むよ
うになり、特定の泡発生器へ大量の洗浄液が供給される
と共に他の泡発生器へ供給される洗浄液が少なくなると
いうことが起こらず、全ての泡発生器に対して略均一に
洗浄液が供給されると共に各泡発生器において発生する
泡が略均一になる。
【0013】請求項3記載の発明では、送風機から泡発
生器へ供給される空気は、太い内径の空気供給管から細
い内径の空気分配管を経て泡発生器へ至るため、各空気
分配管へは略均一に空気が入り込むようになり、特定の
泡発生器へ大量の空気が供給されると共に他の泡発生器
へ供給される空気が少なくなるということが起こらず、
全ての泡発生器に対して略均一に空気が供給されると共
に各泡発生器において発生する泡が略均一になる。
【0014】請求項4記載の発明では、泡用パイプや水
用パイプの内部を洗浄する場合に、泡用パイプ及び水用
パイプがそれぞれ1本に連続しているために1回の洗浄
作業で泡用パイプの全体を洗浄でき、及び、1回の洗浄
作業で水用パイプの全体を洗浄でき、従って、泡用パイ
プや水用パイプの内部の洗浄を手間をかけずに行なえ
る。
【0015】請求項5記載の発明では、洗浄液の供給を
停止した後には洗浄液供給管内に残留した洗浄液が洗浄
液分配管内へ入り込むと共に泡発生器や泡用パイプ内を
通って泡吐出孔から液ダレを生ずるということが起こら
ず、泡吐出口から液ダレした洗浄液により床面等にシミ
を付けるということが防止される。
【0016】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。まず、図2は厨房内における本発明に係
る洗浄装置の配置状態を示したもので、厨房の床面1は
その両端部から中央部に向けて次第に下方向きに傾斜し
た傾斜面とされており、床面1の略中央部であって傾斜
にそった最下部となる位置には細長い形状に排水溝2が
形成されている。
【0017】つぎに、本発明に係る洗浄装置は図1に示
すように、洗浄液の原液を収容する洗浄液収容部である
洗浄液タンク3、洗浄液タンク3内に収容された洗浄液
を供給する洗浄液供給部である洗浄液ポンプ4、水を供
給するための水供給部である水道施設5、空気を供給す
る送風機6、原液の洗浄液と水とが混合されて希釈化さ
れた洗浄液と前記送風機6からの空気とが供給されて洗
浄液の泡を発生させる複数個の泡発生器7、これらの泡
発生器7が接続された泡用パイプ8、前記水道施設5に
パイプ9で直接接続された水用パイプ10等により構成
されている。なお、前記泡用パイプ8には泡の吐出に適
した所定の孔径と形成間隔とをもって(例えば、泡発生
器7から離れて位置する泡吐出孔11ほど孔径を大きく
して)多数の泡吐出孔11が形成され、前記水用パイプ
10には水の吐出に適した所定の孔径と形成間隔とをも
って(例えば、泡吐出孔11の孔径より小さな孔径で、
かつ、泡吐出孔11の形成間隔より小さな形成間隔で)
多数の水吐出孔12が形成されている。また、前記泡用
パイプ8と前記水用パイプ10とは前記床面1の傾斜方
向にそった最上部である厨房内の相対向する両端部に配
置され、かつ、水用パイプ10が泡用パイプ8の上方に
配置され、さらに、泡吐出孔11と水吐出孔12とは斜
め下方向きに形成されている。
【0018】ここで、前記洗浄液ポンプ4により供給さ
れた原液の洗浄液と水とが混合される混合部13から
は、水との混合により希釈化された洗浄液が流れる洗浄
液供給管14が延出されており、この洗浄液供給管14
には複数個の洗浄液分配管15が接続され、各洗浄液分
配管15の先端部に前記泡発生器7が接続されている。
なお、前記洗浄液分配管15の内径は前記洗浄液供給管
14の内径に対して細く形成され、これらの洗浄液分配
管15は前記洗浄液供給管14の上面部に接続されてい
る。また、前記泡発生器7は前記泡用パイプ8に近接し
て設けられている。
【0019】前記送風機6からは空気が流れる空気供給
管16が延出されており、この空気供給管16には複数
個の空気分配管17が接続され、各空気分配管17の先
端部には前記泡発生器7が接続されている。なお、前記
空気分配管17の内径は前記空気供給管16の内径に対
して細く形成されている。
【0020】つぎに、前記パイプ9にはオゾン水を発生
させるオゾン水発生器18が接続され、このオゾン水発
生器18、前記水道施設5からの水の供給を断続する電
磁弁19,20、前記洗浄液ポンプ4、前記送風機6等
にはこれらを駆動制御するための制御部21が接続され
ている。なお、この制御部21においては、洗浄液の希
釈比や、泡の吐出時間、泡で床面1を覆った状態での放
置時間、水の吐出時間等を任意に設定することができ、
床面1の状態、例えば、汚れ具合、面積、材質、乾き程
度等に応じて泡の吐出量や洗い流す水量等を変更し、洗
浄性の向上を図ることができる。
【0021】このような構成において、床面1の洗浄作
業の行程を順次説明する。制御部21に設けられている
スタートスイッチ(図示せず)を“オン”にすると、送
風機6の駆動、洗浄液ポンプ4の駆動、電磁弁19の開
弁の順に制御が行なわれ、混合部13において水と混合
されて希釈化された洗浄液と空気とが泡発生器7へ供給
され、泡発生器7において洗浄液の泡が発生し、この泡
は泡用パイプ8内を流れると共に泡吐出孔11から吐出
されて床面1を覆う。泡の吐出開始から予め設定された
時間が経過すると、電磁弁19の閉弁、洗浄液ポンプ4
の停止、送風機6の停止の順に制御が行なわれ、泡発生
器7における泡の発生及び泡吐出孔11からの泡の吐出
が終了する。
【0022】そして、床面1を覆った泡はそのままの状
態で予め設定された所定時間(例えば、15分又は30
分等)放置され、その所定時間が経過した後に電磁弁2
0が開弁され、水道施設5からの水がパイプ9を通って
水用パイプ10内へ流入し、この水は水吐出孔12から
床面1上へ吐出され、床面1を覆っている泡を床面1の
汚れと共に洗い流す。泡や汚れを洗い流した水は床面1
の傾斜にそって流れ、排水溝2から排水される。
【0023】なお、オゾン水による床面1の殺菌を行な
うように制御部21において設定しておけば、水により
床面1上の泡や汚れを洗い流した後にオゾン水発生器1
8からオゾン水が供給され、このオゾン水が水用パイプ
10の水吐出孔12から床面1上へ吐出されることによ
り床面1の殺菌が行なわれる。
【0024】ここで、泡用パイプ8と水用パイプ10と
が別個に設けられているため、泡用パイプ8内に水が残
留するという事態が発生せず、一旦発生した泡が泡用パ
イプ8内を流れている間に残留していた水によって消さ
れてしまうということが起こらず、泡吐出孔11からは
予定した充分な量の泡が吐出される。従って、床面1の
全体を泡で確実に覆うことができ、洗浄ムラを生ずるこ
となく床面1の洗浄性が向上する。また、泡吐出孔11
の孔径と形成間隔とを泡の吐出に適応させて設定するこ
とにより、泡吐出孔11からの泡の吐出性能が向上し、
床面1の洗浄性がより一層向上する。さらに、水吐出孔
12の孔径と形成間隔とを水の吐出に適応させて設定す
ることにより、水吐出孔12からの水の吐出性能が向上
し、泡や汚れを床面1上に残留させることなく確実に洗
い流せるようになり、この点からも床面1の洗浄性がよ
り一層向上する。
【0025】また、泡発生器7が泡用パイプ8に近接し
て配置されているため、泡発生器7において発生した泡
のうち泡用パイプ8に至るまでに消滅する量が大幅に減
少し、充分な量の泡が床面1上へ吐出され、床面1の洗
浄性が向上する。
【0026】つぎに、制御部21のスタートスイッチを
“オン”にした直後には、送風機6の駆動、洗浄液ポン
プ4の駆動、電磁弁19の開弁の順に制御が行なわれ
る。従って、極めて薄い洗浄液が泡発生器7へ供給され
るということが起こらず、極めて薄い洗浄液が泡発生器
7へ供給されたために泡発生量が減少するということが
防止される。また、洗浄液が泡発生器7へ供給されたと
きには既に空気の供給が開始されているため、洗浄液が
泡発生器7へ供給されると同時に泡の発生が開始され、
洗浄作業の促進が図られる。さらに、原液の洗浄液と水
とが混合部13において自動的に混合されるため、原液
の洗浄液に水を混合して希釈化するという手間がかから
ず、また、特別な撹拌装置も必要とせず、しかも、制御
部21において水の供給量を制御することにより必要に
応じた任意の希釈比の洗浄液を得ることができる。
【0027】つぎに、泡発生器7へ供給される洗浄液
は、太い内径の洗浄液供給管14から細い内径の洗浄液
分配管15を経て泡発生器7へ至るため、特定の泡発生
器7に対して大量の洗浄液が供給されると共に他の泡発
生器7に対して供給される洗浄液が減少するということ
が防止される。同様に、泡発生器7へ供給される空気
は、太い内径の空気供給管16から細い内径の空気分配
管17を経て泡発生器7へ至るため、特定の泡発生器7
に対して大量の空気が供給されると共に他の泡発生器7
に対して供給される空気が減少するということが防止さ
れる。従って、各泡発生器7へは洗浄液と空気とが略均
一に供給されるために各泡発生器7において発生する泡
の量が略均一になり、各泡吐出孔11から吐出される泡
の量が略均一になると共に床面1の全体が略均一に泡で
覆われるようになり、床面1の洗浄性が向上する。さら
に、泡吐出孔11と水吐出孔12とが斜め下方向きに形
成されているため、泡や水の吐出性が向上する。
【0028】また、洗浄液分配管15が洗浄液供給管1
4の上面部に接続されているため、洗浄液ポンプ4を停
止させて洗浄液の供給を停止した後に洗浄液供給管14
内に残留していた洗浄液が洗浄液分配管15内へ入り込
むということが防止される。従って、洗浄液ポンプ4を
停止した時に洗浄液供給管14内に残留していた洗浄液
が洗浄液分配管15、泡発生器7を通過して泡吐出孔1
1から液ダレを生ずるということが防止され、泡吐出孔
11から液ダレした洗浄液によって床面1にシミを付け
てしまうということが防止される。
【0029】また、泡用パイプ8の上方に水用パイプ1
0を配置することにより、水吐出孔12から吐出される
水によって泡用パイプ8の洗浄をも行なえ、泡用パイプ
8を清浄な状態に維持することができる。
【0030】なお、本実施例においては、泡用パイプ8
と水用パイプ10とを2本ずつ設け、各1本ずつを厨房
内の両端部に設けたものを例に挙げて説明したが、泡用
パイプ8と水用パイプ10とをそれぞれ1本に連続させ
てもよい。泡用パイプ8と水用パイプ10とをそれぞれ
1本に連続させることにより、泡用パイプ8や水用パイ
プ10の内部を洗浄するときに、1回の洗浄作業で泡用
パイプ8の全体を洗浄できると共に1回の洗浄作業で水
用パイプ10の全体を洗浄できる。従って、泡用パイプ
8や水用パイプ10の内部の洗浄を手間をかけず短時間
で行なえるようになる。
【0031】また、本実施例においては、厨房等の床面
1を洗浄する場合を例に挙げて説明したが、本発明は床
面1の洗浄以外に、厨房の壁面や食品加工工場の壁面等
の洗浄にも用いることができるものである。
【0032】また、本実施例においては、洗浄液の原液
と水とを混合させて希釈化した洗浄液を形成する場合を
例に挙げて説明したが、予め希釈化した洗浄液を洗浄液
ポンプ4で泡発生器7へ供給するものであってもよい。
【0033】ついで、本発明の第二の実施例を図3に基
づいて説明する。なお、図1及び図2において説明した
部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する(以
下、同様)。本実施例は、混合部13から泡発生器7に
至る洗浄液配管22をトーナメントブロックのように配
管し、及び、送風機6から泡発生器7に至る空気配管2
3も同様にトーナメントブロックのように配管したもの
である。
【0034】従って、これらの洗浄液配管22や空気配
管23を経て各泡発生器7へ供給される洗浄液や空気の
量が略均一になり、各泡発生器7において発生する泡の
量及び各泡吐出孔11から吐出される泡の量が略均一に
なり、床面1の全体を略均一に泡で覆うことができると
共に床面1の洗浄性が向上する。
【0035】ついで、本発明の第三の実施例を図4に基
づいて説明する。本実施例は、水を吐出させる水用パイ
プ10a、10bに接続される水の供給系統を2系統設
けたものである。即ち、水道施設5から水用パイプ10
aに接続されるパイプ9aと水用パイプ10bに接続さ
れるパイプ9bとが設けられ、各パイプ9a,9bに制
御部21により開閉制御される電磁弁20a,20bが
設けられている。
【0036】従って、床面1を覆った泡を汚れと共に洗
い流す場合、一方の電磁弁20aのみを開弁させて一方
の水用パイプ10aの水吐出孔12のみから水を吐出さ
せ、ついで、電磁弁20aを閉弁すると共に他方の電磁
弁20bを開弁させて他方の水用パイプ10bの水吐出
孔12のみから水を吐出させることができる。このた
め、少ない水量であっても泡や汚れの洗い流しを良好に
行なえる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明は上述のように、洗
浄対象となる床面や壁面等に対して洗浄液の泡を吐出
し、所定時間経過後に水を吐出してこの泡を汚れと共に
洗い流すようにした床面等の洗浄装置において、洗浄液
を収容する洗浄液収容部と、この洗浄液収容部に収容さ
れた洗浄液を供給する洗浄液供給部と、水を供給する水
供給部と、空気を供給する送風機と、前記洗浄液供給部
と前記送風機とに接続されて洗浄液の泡を発生させる複
数個の泡発生器と、前記泡発生器が接続されると共に床
面上や壁面にそった上方位置に配置された泡用パイプ
と、前記水供給部が接続されると共に床面上や壁面にそ
った上方位置に配置された水用パイプとを設け、前記泡
用パイプに所定の孔径と形成間隔とをもって多数の泡吐
出孔を形成すると共に前記水用パイプに所定の孔径と形
成間隔とをもって多数の水吐出孔を形成したので、泡用
パイプと水用パイプとが別個に設けられているため、泡
用パイプ内に水が残留するという事態が発生せず、残留
した水により一旦発生した泡が泡用パイプ内で消されて
しまうということを防止することができると共に泡吐出
孔から充分な量の泡を吐出させて床面等の洗浄性を向上
させることができ、また、泡吐出孔や水吐出孔の孔径や
形成間隔をそれぞれ泡吐出及び水吐出に適応させて設定
することにより泡及び水について共に最適な吐出状態を
得ることができると共に床面等の洗浄性をより一層向上
させることができる等の効果を有する。
【0038】請求項2記載の発明は上述のように、請求
項1記載の発明において、洗浄液供給部から供給された
洗浄液が流れる洗浄液供給管とこの洗浄液供給管から分
岐されて泡発生器に接続された洗浄液分配管とを設け、
前記洗浄液分配管の内径を前記洗浄液供給管の内径に対
して細く形成したので、洗浄液供給部から泡発生器へ供
給される洗浄液は、太い内径の洗浄液供給管から細い内
径の洗浄液分配管を経て泡発生器へ至るため、各洗浄液
分配管へは略均一に洗浄液が入り込むようになり、従っ
て、全ての泡発生器に対する洗浄液の供給を略均一に行
なうことができると共に各泡発生器において泡を略均一
に発生させることができ、これにより、各泡吐出孔から
吐出される泡の量を略均一にして床面の全体を略均一に
泡で覆うことができると共に床面等の洗浄性を向上させ
ることができる等の効果を有する。
【0039】請求項3記載の発明は上述のように、請求
項1又は2記載の発明において、送風機から供給された
空気が流れる空気供給管とこの空気供給管から分岐され
て泡発生器に接続された空気分配管とを設け、前記空気
分配管の内径を前記空気供給管の内径に対して細く形成
したので、送風機から泡発生器へ供給される空気は、太
い内径の空気供給管から細い内径の空気分配管を経て泡
発生器へ至るため、各空気分配管へは略均一に空気が入
り込むようになり、従って、全ての泡発生器に対する空
気の供給を略均一に行なうことができると共に各泡発生
器において泡を略均一に発生させることができ、これに
より、各泡吐出孔から吐出される泡の量を略均一にして
床面の全体を略均一に泡で覆うことができると共に床面
等の洗浄性を向上させることができる等の効果を有す
る。
【0040】請求項4記載の発明は上述のように、請求
項1、2又は3記載の発明において、1本の泡用パイプ
と1本の水用パイプとを設けたので、泡用パイプや水用
パイプの内部を洗浄する場合に、1回の洗浄作業で泡用
パイプの全体を洗浄できると共に1回の洗浄作業で水用
パイプの全体を洗浄でき、従って、泡用パイプや水用パ
イプの内部の洗浄を手間をかけず短時間で行なうことが
できる等の効果を有する。
【0041】請求項5記載の発明は上述のように、請求
項2又は4記載の発明において、洗浄液供給管の上面部
に洗浄液分配管を接続したので、洗浄液の供給を停止し
た後に洗浄液供給管内に残留した洗浄液が洗浄液分配管
内へ入り込むということを防止することができると共に
その洗浄液が泡発生器や泡用パイプ内を通って泡吐出孔
から液ダレを生ずるということを防止することができ、
従って、泡吐出口から液ダレした洗浄液により床面等に
シミを付けるということを防止することができる等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す洗浄装置全体の概
略構成図である。
【図2】厨房内における洗浄装置の配置状態を示す斜視
図である。
【図3】本発明の第二の実施例の一部を示す概略構成図
である。
【図4】本発明の第三の実施例の一部を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 床面 3 洗浄液収容部 4 洗浄液供給部 5 水供給部 6 送風機 7 泡発生器 8 泡用パイプ 10,10a,10b 水用パイプ 11 泡吐出孔 12 水吐出孔 14 洗浄液供給管 15 洗浄液分配管 16 空気供給管 17 空気分配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 浩 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 (72)発明者 塩山 正和 東京都大田区千鳥2丁目34番16号 ユシロ 化学工業株式会社内 (72)発明者 大竹 貞一 東京都大田区千鳥2丁目34番16号 ユシロ 化学工業株式会社内 (72)発明者 井川 章太郎 神奈川県高座郡寒川町田端1580番地 ユシ ロ化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄対象となる床面や壁面等に対して洗
    浄液の泡を吐出し、所定時間経過後に水を吐出してこの
    泡を汚れと共に洗い流すようにした床面等の洗浄装置に
    おいて、洗浄液を収容する洗浄液収容部と、この洗浄液
    収容部に収容された洗浄液を供給する洗浄液供給部と、
    水を供給する水供給部と、空気を供給する送風機と、前
    記洗浄液供給部と前記送風機とに接続されて洗浄液の泡
    を発生させる複数個の泡発生器と、前記泡発生器が接続
    されると共に床面上や壁面にそった上方位置に配置され
    た泡用パイプと、前記水供給部が接続されると共に床面
    上や壁面にそった上方位置に配置された水用パイプとを
    設け、前記泡用パイプに所定の孔径と形成間隔とをもっ
    て多数の泡吐出孔を形成すると共に前記水用パイプに所
    定の孔径と形成間隔とをもって多数の水吐出孔を形成し
    たことを特徴とする床面等の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄液供給部から供給された洗浄液が流
    れる洗浄液供給管とこの洗浄液供給管から分岐されて泡
    発生器に接続された洗浄液分配管とを設け、前記洗浄液
    分配管の内径を前記洗浄液供給管の内径に対して細く形
    成したことを特徴とする請求項1記載の床面等の洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】 送風機から供給された空気が流れる空気
    供給管とこの空気供給管から分岐されて泡発生器に接続
    された空気分配管とを設け、前記空気分配管の内径を前
    記空気供給管の内径に対して細く形成したことを特徴と
    する請求項1又は2記載の床面等の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 1本の泡用パイプと1本の水用パイプと
    を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の床
    面等の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄液供給管の上面部に洗浄液分配管を
    接続したことを特徴とする請求項2又は4記載の床面等
    の洗浄装置。
JP7456894A 1994-04-13 1994-04-13 床面等の洗浄装置 Pending JPH07275172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008043950A (ja) * 2000-12-27 2008-02-28 Toray Ind Inc 口金並びに塗液の塗布装置および塗布方法
JP2016093780A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 有光工業株式会社 発泡洗浄装置

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JP2008043950A (ja) * 2000-12-27 2008-02-28 Toray Ind Inc 口金並びに塗液の塗布装置および塗布方法
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