JPH07274248A - デジタル無線電話装置 - Google Patents

デジタル無線電話装置

Info

Publication number
JPH07274248A
JPH07274248A JP6063622A JP6362294A JPH07274248A JP H07274248 A JPH07274248 A JP H07274248A JP 6063622 A JP6063622 A JP 6063622A JP 6362294 A JP6362294 A JP 6362294A JP H07274248 A JPH07274248 A JP H07274248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
quality
line quality
base station
digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6063622A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Suzuki
三博 鈴木
Kazuhiko Terajima
一彦 寺島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6063622A priority Critical patent/JPH07274248A/ja
Priority to EP95302140A priority patent/EP0675609A3/en
Priority to KR1019950007031A priority patent/KR950035176A/ko
Priority to CN95104587A priority patent/CN1111860A/zh
Priority to TW084103329A priority patent/TW293209B/zh
Publication of JPH07274248A publication Critical patent/JPH07274248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/20Arrangements for detecting or preventing errors in the information received using signal quality detector
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0802Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection
    • H04B7/0817Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection with multiple receivers and antenna path selection
    • H04B7/082Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection with multiple receivers and antenna path selection selecting best antenna path
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/309Measuring or estimating channel quality parameters
    • H04B17/318Received signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル回線による無線電話システムにおい
て、通信状態の悪化が簡単に判るようにする。 【構成】 基地局との間でデジタルデータの無線通信に
よるデジタル無線電話回線を設定して通信を行うデジタ
ル無線電話装置において、回線の品質検出手段31と、
回線品質の悪化を通話者に知らせる告知手段33,35
とを設け、回線を設定させて基地局を介した通話を行う
ときに、品質検出手段が回線品質の悪化を検出したと
き、告知手段で回線品質の悪化を通話者に知らせるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局との間でデジタ
ルデータの無線通信が行われるデジタル無線電話装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線通信が行われる無線電話装置
として、各種方式のものが開発されている。この無線通
信を利用した無線電話装置は、何れの方式でも基本的に
は基地局を介して通信を行うシステムとされる。即ち、
有線の電話回線を介して交換局側と接続された基地局
と、端末側である無線電話装置との間で、無線通信によ
る電話回線を設定させて、交換局を介して接続された相
手側と無線電話装置とで通話を行う。
【0003】このような端末側機器としての無線電話装
置としては、小型に構成された携帯用無線電話機や自動
車に搭載された自動車用無線電話機などがある。
【0004】このような無線電話装置を使用する無線電
話システムは、従来基地局と端末側電話装置との間の通
信を、アナログ信号の無線伝送により行っていた。これ
に対し、伝送帯域を効率良く使用するために、デジタル
データの無線伝送により基地局と端末側との間の通信を
行う無線電話システムが開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無線電話シ
ステムを使用して通話を行う場合には、端末側の無線電
話機が、基地局との間で送受信が可能な範囲、即ちサー
ビスエリア内にあることが前提である。そして、サービ
スエリア内であっても、サービスエリアの端部付近のよ
うに基地局から比較的距離がある場合や、ビル等の障害
物があるために基地局との通信状態が良好でない場合に
は、通話のための無線通信状態が悪化して、通話中の音
声にノイズが現れたり、通話途中で電話回線が途切れた
りすることがある。
【0006】ここで、従来のアナログ信号の無線伝送が
行われる無線電話システムの場合には、通信状態が悪い
と、伝送される音声信号波形が歪む等して、相手から伝
送される通話中の音声にノイズが現れる。このノイズの
発生状態は、通信状態の悪化にほぼ比例したものにな
り、ノイズが多いほど通信状態が悪いと推測される。そ
して、さらに通信状態が悪化して、基地局からの信号に
同期させることができなくなると、端末側の電話機では
基地局との通信ができなくなったと判断して、設定され
た電話回線を切断させる処理を行う。
【0007】従って、例えばアナログ回線用の携帯用無
線電話機を使用中に、ビル等の障害物があるために基地
局との通信状態が悪化した場合には、通話中の音声に現
れるノイズにより、通信状態が悪いことが判り、そのと
きの携帯電話機の位置を変える等して、ノイズが少なく
なる位置(即ち通信状態が良好な位置)に移動すれば、
通信状態の悪化に対処できると共に、通話中に回線が途
絶えてしまう事故を防止できる。
【0008】これに対し、デジタルデータの伝送が行わ
れるデジタル回線の無線電話システムの場合には、この
ような通信状態悪化時の対処が困難であった。即ち、デ
ジタルデータの場合には、デジタル化された音声データ
にエラー訂正符号が付加されているので、通信状態がか
なり悪い場合でも、伝送される音声をノイズのない状態
で良好に再生させることができる。このため、通信状態
の悪化に伴って、基地局からの信号に同期させることが
困難になって、端末側の電話機で電話回線を切断させる
処理が行われるときには、通話中の音声自体は比較的良
好であるのに、回線が突然切れてしまうことになる。
【0009】図22は、無線電話システムにおける受信
電界強度と通話品質との相関を示す図で、アナログ信号
が無線伝送されるアナログ回線の場合には、受信電界強
度が弱くなるのに比例してノイズの発生量などが増大し
て通話品質が悪化し、ある程度悪くなった時点で、無線
電話回線が途切れてしまう。これに対し、デジタルデー
タが無線伝送されるデジタル回線の場合には、受信電界
強度が回線が途切れる直前までほぼ一定の良好な通話品
質を維持でき、通話品質の悪化と回線断とがほぼ同時に
現れる。
【0010】このようにデジタル回線の場合には、通話
中の音声の状態から通信状態を推測することは困難であ
るので、アナログ回線の場合のように、通信状態が良好
となる場所に移動する等して、回線断となる状態を回避
するのが困難であった。また、音声状態が良好であるの
に突然回線が切れるので、通話中の者はなぜ回線が切れ
たのか判らず、電話機などが故障したと勘違いしてしま
うおそれがあった。
【0011】本発明はかかる点に鑑み、デジタル回線に
よる無線電話システムにおいて、通信状態の悪化が簡単
に判るようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、基地局と
の間でデジタルデータの無線通信によるデジタル無線電
話回線を設定して通信を行うデジタル無線電話装置にお
いて、回線の品質検出手段と、回線品質の悪化を通話者
に知らせる告知手段とを設け、回線を設定させて基地局
を介した通話を行うときに、品質検出手段が回線品質の
悪化を検出したとき、告知手段で回線品質の悪化を通話
者に知らせるようにしたものである。
【0013】また第2の発明は、第1の発明の場合に、
品質検出手段で受信電界強度を検出するようにしたもの
である。
【0014】また第3の発明は、第2の発明の場合に、
現在通信中の基地局とは異なる周辺の基地局から送信さ
れる信号の受信電界強度を検出し、良好に通信できる周
辺の基地局がない場合に、告知手段で回線品質の悪化を
通話者に知らせるようにしたものである。
【0015】また第4の発明は、第1の発明の場合に、
品質検出手段で伝送されるデジタルデータに含まれる同
期ワードの不一致数を検出するようにしたものである。
【0016】また第5の発明は、第1の発明の場合に、
デジタルデータの位相変調された信号により無線通信を
行い、受信信号を復調する復調手段での受信シンボルの
位相の尤度を検出して、品質検出を行うようにしたもの
である。
【0017】また第6の発明は、第1の発明の場合に、
伝送されるデジタルデータに含まれるエラー検出符号に
よる受信データのエラー検出回数により、品質検出を行
うようにしたものである。
【0018】また第7の発明は、第1の発明の場合に、
品質検出手段で基地局からの伝送信号が途絶えたことを
検出した後、受信回路で基地局からの伝送信号に再度同
期させることができたことを検出したとき、告知手段で
回線品質の悪化を通話者に知らせるようにしたものであ
る。
【0019】また第8の発明は、第1,2,3,4,
5,6又は7の発明の場合に、告知手段で所定の発振音
を鳴らせるようにしたものである。
【0020】また第9の発明は、第8の発明の場合に、
品質検出手段で検出した回線品質に応じて、発振音の発
音間隔,音の高低,音色,音量の少なくとも一つを変化
させるようにしたものである。
【0021】また第10の発明は、第1の発明の場合
に、告知手段で所定の発光手段を発光させるようにした
ものである。
【0022】また第11の発明は、第10の発明の場合
に、品質検出手段で検出した回線品質に応じて、発光手
段による発光の間隔,発光輝度,発光個数の少なくとも
一つを変化させるようにしたものである。
【0023】また第12の発明は、第1の発明の場合
に、上述した場合に告知手段で通話音声に故意に雑音を
加えるようにしたものである。
【0024】また第13の発明は、第12の発明の場合
に、告知手段で、伝送されるデジタルデータの音声コー
デックの情報ビットを、回線品質に応じて重要度の低い
データから故意に誤らせるようにしたものである。
【0025】また第14の発明は、第8,9,12又は
13の発明の場合に、通話音声の有無を検出し、無音状
態と検出したときだけ、発振音又は雑音を発生させるよ
うにしたものである。
【0026】また第15の発明は、基地局との間でデジ
タルデータの無線通信によるデジタル無線電話回線を設
定して通信を行うデジタル無線電話装置において、基地
局側で回線品質を検出して電話回線により伝送させ、基
地局より伝送される回線品質のデータに基づいて回線品
質の悪化を通話者に知らせる告知手段を設けるようにし
たものである。
【0027】
【作用】第1の発明によると、回線品質の悪化を検出し
たとき、この回線品質の悪化を通話者に知らせるように
したので、デジタル回線であっても通話者は回線品質の
悪化が判り、回線断を防止するような対処ができる。
【0028】また、第2の発明によると、受信電界強度
を検出して回線品質を検出するので、簡単に回線品質の
検出ができる。
【0029】また、第3の発明によると、良好に通信で
きる周辺の基地局がない場合に、告知手段で回線品質の
悪化を通話者に知らせるようにしたことで、他の基地局
との通信に切換わることができない場合にのみ、回線品
質の悪化を通話者に知らせるようになり、回線断になる
可能性が高い場合だけ、回線品質の悪化が告知されるよ
うになる。
【0030】また、第4の発明によると、伝送されるデ
ジタルデータに含まれる同期ワードの不一致数を検出し
て回線品質を検出するので、受信データの同期状態より
正確に回線品質を検出できる。
【0031】また、第5の発明によると、受信信号を復
調する復調手段での受信シンボルの位相の尤度を検出し
て品質検出を行うので、復調手段で簡単に回線品質の検
出ができる。
【0032】また、第6の発明によると、伝送されるデ
ジタルデータに含まれるエラー検出符号による受信デー
タのエラー検出回数により品質検出を行うので、エラー
検出回路の出力に基づいて簡単に回線品質が検出でき
る。
【0033】また、第7の発明によると、基地局からの
伝送信号が途絶えたことを検出した後、受信回路で基地
局からの伝送信号に再度同期させることができたことを
検出したとき、回線品質の悪化を通話者に知らせるよう
にしたことで、一時的な同期乱れによる音声の断があっ
たとき、このことが回線品質の悪化であることが判るよ
うになる。
【0034】また、第8の発明によると、所定の発振音
を鳴らして回線品質の悪化を告知することで、通話者に
確実に回線品質の悪化の告知ができる。
【0035】また、第9の発明によると、検出した回線
品質に応じて、発振音の発音間隔,音の高低,音色,音
量の少なくとも一つを変化させることで、回線状態が簡
単に判るようになる。
【0036】また、第10の発明によると、所定の発光
手段を発光させて告知させることで、通話者に確実に回
線品質の悪化の告知ができる。
【0037】また、第11の発明によると、検出した回
線品質に応じて発光の間隔,発光輝度,発光個数の少な
くとも一つを変化させるようにしたことで、回線状態が
簡単に判るようになる。
【0038】また、第12の発明によると、通話音声に
故意に雑音を加えるようにして回線状態を告知するよう
にしたことで、従来のアナログ回線用無線電話機と同様
に通話音声を聞くだけで、回線状態の判断ができるよう
になる。
【0039】また、第13の発明によると、伝送される
デジタルデータの音声コーデックの情報ビットを、回線
品質に応じて重要度の低いデータから故意に誤らせて、
再生される音声を歪ませることで、重要度の低い部分に
雑音が重畳されるだけで回線状態が判るようになり、重
要なデータについては雑音が発生しない状態で正確に伝
送され、故意に雑音を発生させても、重要なデータは正
確に伝送される。
【0040】また、第14の発明によると、無音状態と
検出したときだけ、発振音又は雑音を発生させるように
したことで、通話音声が発振音又は雑音により邪魔され
て聞き取れなくなることがない。
【0041】また、第15の発明によると、基地局側で
回線品質を検出して電話回線により伝送させ、基地局よ
り伝送される回線品質のデータに基づいて回線品質の悪
化を通話者に知らせるようにしたことで、基地局側で上
り回線のデータを良好に受信できないときにも、端末側
の無線電話装置でこのことを知ることができ、相手側に
良好に通話音声などが伝わらないことが判るようにな
る。
【0042】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図21を参
照して説明する。
【0043】本例においては、基地局との間でデジタル
データの無線通信が行われる携帯用無線電話装置に適用
したもので、図1に示すように構成する。図1におい
て、11及び21はアンテナを示し、一方のアンテナ1
1は受信専用のアンテナで、他方のアンテナ21は送受
信兼用のアンテナである。そして、アンテナ11が受信
した信号を、RF(高周波)受信系回路12に供給し、
基地局から下りチャンネルの伝送信号として送信される
所定の周波数帯域を受信処理させ、中間周波信号とす
る。また、アンテナ21が受信した信号を、アンテナ切
換スイッチ22を介してRF受信系回路23に供給し、
基地局から送信される所定の周波数帯域を受信処理さ
せ、中間周波信号とする。この各RF受信系回路12,
23で受信処理する周波数としては、例えば800MH
z帯又は1.5GHz帯の伝送信号で、両RF受信系回
路12,23で同じ周波数(チャンネル)の信号を受信
処理する。この受信周波数(受信チャンネル)は、後述
する中央制御装置31の制御に基づいて設定される。
【0044】そして、RF受信系回路12及び23が出
力する中間周波信号を、それぞれ中間周波回路(IF回
路)13及び24に供給し、それぞれ増幅などの中間周
波処理を行う。この場合、それぞれの中間周波回路13
及び24では、供給される中間周波信号のレベル(即ち
受信電界強度:RSSI)を検出して出力するようにし
てある。
【0045】そして、各中間周波回路13及び24で中
間周波処理された受信信号を、それぞれ検波回路14及
び25に供給し、それぞれ検波して復調する。そして、
それぞれの検波回路14,25で復調された受信信号
を、選択回路15に供給する。この選択回路15では、
供給される2系統の受信信号の中から良好な信号を選択
する回路で、選択は電界強度判別回路32の制御で行わ
れる。この電界強度判別回路32は、各中間周波回路1
3及び24から、受信電界強度の検出信号が供給され、
受信電界強度が高い方の受信系を判別し、判別した結果
を選択回路15に供給する。そして、選択回路15で
は、この電界強度判別回路32で判別して受信電界強度
が高い方の受信系の受信信号を選択する処理を行う。こ
のように2系統の受信系を選択する処理が行われること
で、いわゆるダイバーシチィ受信が行われる。
【0046】そして、選択回路15で選択された受信復
調信号を、チャンネルデコーダ16に供給する。このチ
ャンネルデコーダ16では、この無線電話装置が適用さ
れるデジタル通信方式に従って伝送されたデータの中か
ら音声データ,制御データを抽出してデコードする回路
で、この無線電話装置全体の制御を行うマイクロコンピ
ュータである中央制御装置(CPU)31の制御に基づ
いてデコードが行われ、デコードされた制御データにつ
いては中央制御装置31に供給する。
【0047】そして、受信データから抽出された音声デ
ータを、音声デコーダ17に供給し、通信方式に従った
デコード処理を行うと共に、デコードされたデジタル音
声データをアナログ音声信号に変換する処理を行い、変
換されたアナログ音声信号を混合器18を介してスピー
カ19に供給し、スピーカ19から音声として出力させ
る。
【0048】また、中央制御装置31の制御に基づいて
発振音,擬似雑音などを発生させる信号発生回路33を
備え、この信号発生回路33で発生された信号を混合器
18に供給し、スピーカ19に供給する音声信号に混合
して、スピーカ19から発振音などを出力させる。
【0049】また、図1において41はマイクを示し、
このマイク41が拾った音声を、音声エンコーダ42に
供給する。この音声エンコーダ42では、供給されるア
ナログ音声信号をデジタル音声データに変換すると共
に、変換されたデジタル音声データを通信方式に従った
音声データにエンコードする。そして、エンコードされ
たデジタル音声データを、チャンネルエンコーダ43に
供給し、中央制御装置31から供給される制御データな
どと共に、この無線電話装置が適用されるデジタル通信
方式に従ったチャンネルにエンコードする。そして、エ
ンコードされたデータを、変調回路44に供給し、通信
方式に従ったデジタル変調を行う。そして、変調された
信号を、送信回路45で所定の周波数帯(800MHz
帯又は1,5GHz帯)の送信信号とし、この送信信号
をアンテナ切換スイッチ22を介して送受信用アンテナ
22から無線送信させる。
【0050】なお、本例の無線電話装置が適用されるデ
ジタル通信方式は、TDMAと称される時分割多重接続
方式で、送信タイミングと受信タイミングとが異なるタ
イミングで設定され、送信信号の変調方式としてはπ/
4シフトDQPSK変調などの位相変調が適用される。
【0051】そして、本例の無線電話装置には、発呼時
のダイヤル番号などを入力させる数字などのキー34
と、動作状態やダイヤル番号などを表示する表示部35
とを備え、キー34の操作情報が中央制御装置31に供
給され、発呼操作などができると共に、中央制御装置3
1の制御に基づいて表示部35に各種表示が行われる。
また、表示部35として液晶パネルによる文字,数字な
どの表示部の他に、後述する通信状態表示用のパイロッ
トランプを備える。このパイロットランプは、発光ダイ
オードなどで構成され、1個又は複数個備える。
【0052】また、電界強度判別回路32で判別した受
信電界強度の内の、高い方の受信電界強度の検出信号
を、アナログ/デジタル変換器36によりデジタルデー
タとした後、中央制御装置31に供給する。
【0053】そして本例の中央制御装置31では、供給
される受信電界強度のデータ等に基づいて、デジタル無
線電話回線の回線品質を判断し、判断した回線品質が良
好でない場合には、表示部35として設けられたパイロ
ットランプ及び信号発生回路33から出力に基づいたス
ピーカ19からの発振音などの出力で、通話者に告知す
るようにしてある。
【0054】以下、この回線品質の判断と、その告知の
ための構成について説明すると、まず通話品質と受信電
界強度との関係を図2に示すと、この図2に示すように
通話中に時間が経過するに従って受信状態が悪化して受
信電界強度RSSIが低下しているとする。ここで、受
信電界強度が受信に充分なレベルで通話品質が一定状態
を保てる区間Iでは、告知を全く行わない。そして、こ
の区間Iよりも受信電界強度が若干低下した弱電界の区
間IIでは、このことを中央制御装置31の制御で告知す
る。但し、この区間IIの受信電界強度では、受信データ
に含まれる訂正符号などによるエラー訂正で、最終的に
スピーカ19から再生される音声の品質である通話品質
は、良好な一定状態に保たれる。
【0055】そして、さらに受信電界強度が低下した区
間III になると、通話品質が急激に低下し、通話音声の
スピーカ19からの再生を停止させるミュート状態とす
る制御が行われる。このミュート制御は、例えば中央制
御装置31から音声デコーダ17に制御データを供給す
ることで行われる。そして、このときにも回線品質の低
下を中央制御装置31の制御で告知する。
【0056】そして、さらに受信電界強度が低下して、
区間III のミュート中に、復調した受信データに含まれ
る同期ワードを正確に検出できないとき、この検出でき
ない状態が5秒間連続したとき、このときの通話回線を
切断させる処理が行われる(図2の区間IV)。但し、こ
の5秒間のミュート中に、受信電界強度が高くなって同
期データを検出できたときには、ミュートを解除させ
て、通話中の相手から伝送される通話音声の再生を再開
させる。
【0057】そして、この図2に示すように区間I,II,I
IIと電界強度が低下するに従って、中央制御装置31の
制御で行う回線品質の告知についても、回線品質が低下
していることが判るように、変化させて行う。この告知
状態の変化については後述する。
【0058】ここでは受信電界強度より回線品質を検出
するようにしたが、復調した受信データのビットエラー
レートより回線品質を検出するようにしても良い。即
ち、受信電界強度RSSIとビットエラーレートBER
とには、図3に示すように対応関係があり、ビットエラ
ーレートが最も少ない区間I、若干ビットエラーレート
が高い区間II、エラー訂正が困難な程にビットエラーレ
ートが高い区間III 、伝送データによる音声再生が全く
不可能な程ビットエラーレートが高い区間IVに分けるこ
とで、上述した受信電界強度で分けた区間I,II,III,IV
(図2参照)と同様に、回線品質の4状態が検出でき、
回線品質の告知が可能になる。
【0059】ここで、このビットエラーレート検出回路
の構成の一例を図4に示すと、チャンネルデコーダ16
内でデコードされた受信データを、端子51を介して比
較回路53に供給する。また、この電話装置の通信回線
で使用する同期ワードを予め記憶する同期ワードメモリ
52を備え、比較回路53でメモリ52が出力する同期
ワードと、実際に受信した同期ワードとを比較する。こ
の場合、端子54に同期ワードが受信されるタイミング
を示すタイミングデータが得られ、このタイミングデー
タに同期したタイミングで、メモリ52から同期ワード
のデータを発生させると共に比較回路53で比較させ
る。そして、比較回路53での比較結果により不一致と
なるビットがあるとき、比較回路53から所定の信号を
出力する。そして、カウンタ55でこの比較回路53の
出力信号をカウントし、カウント数のデータを中央制御
装置31に供給する。なお、カウンタ55は、中央制御
装置31の制御により、所定周期毎にリセットさせる。
【0060】このように構成されていることで、同期ワ
ード内のデータのビットエラー数が中央制御装置31で
判別され、判別結果に基づいて上述した区間I,II,III,I
V に分けることで、現在の回線品質を判断することがで
きる。
【0061】また、同期ワードそのものの一致又は不一
致の回数を検出することで、回線品質を判断するように
しても良い。即ち、例えば図5に示すように、端子51
に得られる受信した同期ワードのデータと、同期ワード
メモリ52が出力する同期ワードのデータとを、一致検
出回路61に供給し、1単位のワード全てが一致したか
否か一致検出回路61で判断させる。そして、一致した
ワードの数及び不一致のワードの数を、アップダウンカ
ウンタ62でカウントさせる。このカウンタ62でのカ
ウントとしては、1ワード一致したときカウント値を−
M加算し、1ワード不一致を検出したときカウント値を
+M加算する。そして、このカウンタ62のカウント値
Sを、リミッタ63により値域制限を行う。そして、リ
ミッタ63の出力をレジスタ64に供給し、レジスタ6
4に記憶されたカウント値Sを端子65を介して中央制
御装置31に供給させる。また、レジスタ64に記憶さ
れたカウント値Sをアップダウンカウンタ62に戻し、
このカウント値Sに上述した−M又は+Mの加算を行
う。
【0062】このように構成されていることで、同期ワ
ードの一致,不一致の数が中央制御装置31で判別さ
れ、判別結果に基づいて上述した区間I,II,III,IV に準
じた分類を行うことで、現在の回線品質を判断すること
ができる。
【0063】また、受信データの尤度より回線品質を判
断するようにしても良い。即ち、本例のようなデジタル
方式の無線電話装置の場合には、π/4シフトDQPS
K変調などの位相変調で変調された信号が伝送される。
このため、伝送される信号のシンボル位置は、予め決め
られた複数の位相位置(例えば+45°,+135°,
−45°,−135°)の何れかになる。ここで、受信
時に復調した信号のシンボル位置が、本来あるべき位相
位置からどれだけずれているかを尤度として検出し、こ
の尤度で回線品質を判断するようにしても良い。
【0064】図6は、この場合の尤度の検出回路構成を
示す図で、検波回路14又は25で復調された信号を端
子71に供給し、この端子71に得られる復調信号をシ
ンボル決定回路72に供給する。このシンボル決定回路
72では、供給される復調信号の位相位置よりシンボル
位置を決定させる。例えば予め決められた位相位置が、
+45°,+135°,−45°,−135°の何れか
であり、供給される復調信号の位相位置が+50°であ
るときには、+45°に最も近いので、送信されたシン
ボルを+45°であると判断する。そして、判断したシ
ンボル位置のデータを減算器73に供給し、端子71に
得られる復調信号から判断したシンボル位置のデータを
減算し、位相の差を求める。そして、減算器73で求め
た位相の差信号を、絶対値検出回路74で絶対値化した
後、平均値検出回路75で平均の位相誤差を求め、この
平均の位相差を端子76を介して中央制御装置31に供
給する。
【0065】このように構成されていることで、受信信
号の位相が基準となる位相に対してどの程度ずれている
かを示す尤度が中央制御装置31で判り、この尤度によ
り位相のずれ量が大きいとき回線品質が悪化していると
判断できる。この場合にも、尤度に応じて上述した区間
I,II,III,IV に準じた分類を行うことで、現在の回線品
質を正確に判断することができる。図7は、この尤度と
回線品質との相関関係を示す図で、尤度が高くなる(即
ち平均の位相差が大きくなる)に従って、回線品質が悪
化していることが判る。
【0066】また、受信して復調したビットデータの誤
り訂正回数より回線品質を検出するようにしても良い。
図8はこの場合の回路構成を示す図で、チャンネルデコ
ーダ16内でデコードされた受信データを、端子81を
介して遅延回路82及び誤り検出回路83に供給する。
そして、誤り検出回路83で訂正符号などを使用して受
信データの誤りを検出し、誤りを検出したとき立ち上が
る信号を出力させ、加算器84に供給する。この加算器
84は遅延回路82の出力が供給され、遅延回路82で
遅延された受信データに誤り検出出力を加算してビット
誤りを訂正させ、訂正された受信データを端子85を介
して後段の受信データ処理系に供給する。そして、誤り
検出回路83の出力信号をカウンタ86に供給し、カウ
ンタ86で誤り検出回数をカウントさせる。そして、こ
のカウンタ86のカウントデータを、中央制御装置31
に供給する。なお、カウンタ86は、中央制御装置31
の制御により、所定周期毎にリセットさせる。
【0067】このように構成されていることで、受信デ
ータのビット誤り数が中央制御装置31で判り、この誤
り数が大きいとき回線品質が悪化していると判断でき
る。この場合にも、誤り数に応じて上述した区間I,II,I
II,IV に準じた分類を行うことで、現在の回線品質を正
確に判断することができる。
【0068】なお、これらの構成により中央制御装置3
1で回線品質の悪化を検出した場合であっても、現在通
信中の基地局と隣接する基地局との間で良好に通信でき
る場合には、この隣接する基地局との通信による無線電
話回線に切換えることができるので、回線が途切れる可
能性が低く、回線品質の悪化を告知しないようにしても
良い。即ち、例えば図9に示すように、基地局1,2,
3が配置されて、各基地局1,2,3を中心にした通話
可能なゾーンA,B,Cが形成されているとする。この
とき、本例のデジタル無線電話装置を備えた自動車4が
ゾーンAを走行中で基地局1との間でデジタル無線電話
回線を設定させて通信を行っているとする。そして、自
動車4が基地局1から離れるように走行して、基地局1
からの信号の受信電界強度が低下したとする。ここで、
自動車4に搭載された無線電話装置は、中央制御装置3
1が随時隣接するゾーンの制御信号を受信して、隣接す
るゾーンの基地局の受信電界強度を判断している。そし
て、隣接するゾーンの受信電界強度で、充分な回線品質
が確保される強度を判別したとき、回線品質の悪化の告
知をしないように処理させると共に、この隣接するゾー
ンの基地局との通信に切換える処理を実行させる。
【0069】ここで、この電話装置の中央制御装置31
で、各基地局から送信される信号の受信電界強度の判別
タイミングについて説明すると、本例の電話装置が適用
されるTDMA方式では送受信タイミングは、図10に
示すように、送信期間TXと受信期間RXとアイドル期
間Idとが交互に配され、各アイドル期間Idで現在通
話回線を設定中の基地局1の電界強度と、隣接する他の
基地局2,3の電界強度とを順番に測定する。そして、
この測定した電界強度に応じて、他の基地局との通信に
切換える判断を行う。
【0070】次に、このようにして判断した回線品質の
悪化を告知する手段について説明する。
【0071】本例の電話装置の場合には、回線品質の悪
化の告知手段として発振音などを発生させる信号発生回
路33と、表示部35としての通信状態表示用のパイロ
ットランプとを備える。まず、中央制御装置31の制御
による信号発生回路33での発振音の発生状態について
説明する。本例の場合には、信号発生回路33から発振
音信号を発生させてスピーカ19から出力させる場合
に、間欠的に発振音がスピーカ19から出力されるよう
に発生させる。そして、判別した回線品質に応じて、発
生させるときの発振音の音の強さ(大きさ)又は高さを
変化させる。
【0072】例えば図11に示すように、検出した回線
品質が告知する必要がある場合には、回線品質が悪くな
るに従って発振音の強さ(大きさ)を3段階で強くし、
スピーカ19から出力される警告用の発振音の大きさ
が、そのときの回線品質により3段階で変化するように
する。或いは、図12に示すように、回線品質が悪くな
るに従って発振音の高さ(音程)を3段階で強くし、ス
ピーカ19から出力される警告用の発振音の音程が、そ
のときの回線品質により3段階で変化するようにする。
また、発振音の強さや音程を変化させる変わりに、発振
音の音色そのものを変化させるようにしても良い。
【0073】また、このように音の強さ,高さ,音色を
変える変わりに、発振音が出力される周期などの出力状
態を変化させるようにしても良い。例えば図13に示す
ように、発振音が1回鳴る期間T11(ハイレベル期間が
鳴っている期間)とその周期T13は、どの回線品質でも
同じとする。そして、告知する必要がある状態の中で最
も回線品質が良い場合には、図13のAに示すように、
周期T13毎に期間T11の発振音出力を1回だけ行う。そ
して、この状態よりも回線品質が1段階悪化したときに
は、図13のBに示すように、周期T13毎の期間T11
発振音出力を、ごく短い間隔T12で2回連続して行う。
さらに、もう1段階回線品質が悪化したときには、図1
3のCに示すように、周期T13毎の期間T11の発振音出
力を、ごく短い間隔T12で3回連続して行う。
【0074】このように構成したことで、通話中に回線
品質が低下したときには、スピーカ19からの通話音声
に重畳されて、「ピッ」等と鳴る発振音が聞こえ、この
「ピッ」と鳴るときの回数により回線品質を通話者が知
ることができる。
【0075】また、発振音が鳴る周期そのものを回線品
質により変化させるようにしても良い。即ち、例えば3
段階に変化させて告知させる必要があるとしたとき、告
知する必要がある状態の中で最も回線品質が良い場合に
は、図14のAに示すように、周期T21毎に1回だけ発
振音出力(ハイレベル期間が鳴っている期間)を行う。
そして、この状態よりも回線品質が1段階悪化したとき
には、図14のBに示すように、周期T21よりも短い周
期T22毎に1回だけ発振音出力を行う。さらに、もう1
段階回線品質が悪化したときには、図14のCに示すよ
うに、周期T22よりも短い周期T23毎に1回だけ発振音
出力を行う。
【0076】このようにしたことで、発振音が鳴る間隔
が回線品質により変化し、「ピッ」等と鳴る周期の変化
で、回線品質の変化を通話者が知ることができる。
【0077】また、図15に示すように、所定周期毎に
2回ずつ発振音を鳴らすようにしても良い。即ち、例え
ば3段階に変化させて告知させる必要があるとしたと
き、告知する必要がある状態の中で最も回線品質が良い
場合には、図15のAに示すように、周期T31毎に2回
連続して発振音出力(ハイレベル期間が鳴っている期
間)を行う。そして、この状態よりも回線品質が1段階
悪化したときには、図15のBに示すように、周期T31
よりも短い周期T32毎に2回連続して発振音出力を行
う。さらに、もう1段階回線品質が悪化したときには、
図15のCに示すように、周期T32よりも短い周期T33
毎に2回連続して発振音出力を行う。
【0078】この場合には、1回に「ピッ・ピッ」等と
連続した音が鳴るので、図14の例の場合よりも発振音
が聞き取り易くなる。
【0079】以上の説明では、信号発生回路33で発振
音を発生させる場合について説明したが、擬似雑音を発
生させて、スピーカ19から出力させる通話音声に、擬
似雑音を重畳するようにしても良い。この場合には、擬
似雑音の発生状態を、上述した発振音の場合と同様に、
回線品質に応じて段階的に変化(雑音の音量,発生間
隔,発生回数などの変化)させることで、対処できる。
このように疑似的な雑音を加えることで、従来のアナロ
グ無線電話回線用の無線電話装置を使用する場合と同様
の、回線品質に応じた雑音が通話音声に重畳されること
になり、従来のアナログ無線電話回線用の無線電話装置
を使用する場合と同様に通話音声の状態から回線状態を
推定することができるようになる。
【0080】また、この疑似的な雑音を加える場合に
は、音声デコーダ17で音声データを故意に誤らせるデ
コード処理を行って、故意に雑音を発生させるようにし
ても良い。この場合、基地局側から電話回線で伝送され
るデジタルデータの内の音声データである音声コーデッ
クの情報ビットを、回線品質に応じて重要度の低いデー
タから故意に誤らせるようにすれば、通話音声の明瞭度
が確保された状態で、故意に雑音を重畳させることがで
きる。即ち、音声コーデックの情報ビットは、その重要
度に応じてビット分けがしてあり、重要度の低いデータ
だけをビット誤りさせることで、通話音声の明瞭度が確
保された状態で、故意に雑音を重畳させることができ
る。
【0081】次に、表示部35としての通信状態表示用
のパイロットランプでの発光状態について説明する。本
例の場合には、中央制御装置31の制御によりパイロッ
トランプを点灯させる場合に、間欠的に点灯させる。そ
して、判別した回線品質に応じて、点灯させる周期を変
化させる。即ち、例えば3段階に変化させて告知させる
必要があるとしたとき、告知する必要がある状態の中で
最も回線品質が良い場合には、図16のAに示すよう
に、周期T41で点灯と非点灯を繰り返す点滅状態(ハイ
レベル期間が点灯している期間)とする。そして、この
状態よりも回線品質が1段階悪化したときには、図16
のBに示すように、周期T41よりも短い周期T42で点灯
と非点灯を繰り返す点滅状態とする。さらに、もう1段
階回線品質が悪化したときには、図16のCに示すよう
に、周期T42よりも短い周期T43で点灯と非点灯を繰り
返す点滅状態とする。
【0082】このようにすることで、パイロットランプ
がゆっくり点滅する状態から早く点滅する状態へと変化
していくことで、回線品質が悪化していくことが判る。
【0083】また、図17に示すように、各段階で点滅
させる周期T51は同じとし、各周期T51内の点灯してい
る期間(即ちデューティ)を変化させるようにしても良
い。即ち、例えば3段階に変化させて告知させる必要が
あるとしたとき、告知する必要がある状態の中で最も回
線品質が良い場合には、図17のAに示すように、周期
51で点灯と非点灯を繰り返す点滅状態とすると共に、
この内の点灯期間T52を比較的短い時間とする。そし
て、この状態よりも回線品質が1段階悪化したときに
は、図17のBに示すように、点灯している時間T53
時間T52よりも長くする。さらに、もう1段階回線品質
が悪化したときには、図17のCに示すように、点灯し
ている時間T54を時間T53よりも長くする。
【0084】このように、発光するデューティを変化さ
せることで、上述した発光周期を変化させる場合と同様
に、パイロットランプの点滅状態の変化で、回線品質が
悪化していくことが判る。
【0085】また、このように点滅させて告知するので
はなく、点灯する輝度の変化で回線品質を段階的に表示
するようにしても良い。即ち、例えば図18に示すよう
に、点灯するパイロットランプの光の強度(輝度)を、
回線品質が悪くなるに従って3段階で強くなるようにす
ることで、回線品質の悪化を告知するようにしても良
い。この場合、図16或いは図17で説明した周期的な
点滅と組み合わせるようにしても良い。即ち、点滅する
周期やデューティの変化と連動して、点灯時の輝度も変
化させるようにしても良い。
【0086】また、パイロットランプを複数,例えば3
個配置して、検出した回線品質に応じて、1個の点灯,
2個の点灯,3個の点灯と変化させるようにしても良
い。さらに、このようにパイロットランプの点滅で告知
するのではなく、表示部35を構成する液晶表示パネル
での文字などの表示で、回線状態が悪いことを警告する
ようにしても良い。
【0087】なお、信号発生回路33等で発振音や雑音
を発生させる場合には、通話音声が無音(或いは無音に
近い状態のとき)だけ、発振音や雑音を発生させるよう
にしても良い。例えば図19に示すように、音声デコー
ダ17に供給される音声データに基づいて無音検出を行
う無音検出回路17aを設け、無音検出回路17aの検
出出力を端子17bを介して中央制御装置31に供給す
るようにする。そして、中央制御装置31では、無音検
出回路17aから供給されるデータに基づいて無音状態
であると判断したときだけ、信号発生回路33等で発振
音又は擬似雑音を発生させるように制御する。なお、無
音検出回路17aでは、実際の音声信号状態を検出して
無音状態を検出することの他に、伝送される音声データ
に予め含まれる無音データを検出するようにしても良
い。
【0088】図20は、この場合の制御状態の一例を示
す図で、例えば相手から伝送される通話音声の復調後の
アナログ波形が図20のAに示す状態であるとする。こ
のとき、無音検出回路17aで図20のBに示すように
無音区間が検出(ハイレベルが無音区間)される。そし
て、この無音区間のときだけ、中央制御装置31の制御
で、図20のCに示すように発振音を間欠的に発生させ
る。或いは無音区間のときだけ、図20のDに示すよう
に擬似雑音を発生させる。
【0089】このように無音状態のときだけ発振音や雑
音を発生させることで、通話音声が発振音や雑音で全く
邪魔されることがなくなり、通話音声の聞き取りに全く
支障がない状態で、回線品質の低下を音で告知できる。
【0090】また、ここまでの説明では、全て無線電話
システムの端末側である電話装置側で回線品質を直接検
出して告知するようにしたが、基地局側から上り回線の
回線品質のデータを伝送させて、このデータに基づいて
回線品質の告知を行うようにしても良い。即ち、図21
にこの場合のシステム構成を示すように、基地局100
と端末の電話機200との間でデジタル無線電話回線に
より通話を行っているとすると、基地局側では呼制御部
101の制御に基づいて、データ送信部102から端末
側への下り回線の音声データ,制御データなどの送出が
行われると共に、データ受信部103で端末側から送信
される上り回線の音声データ,制御データなどの受信が
行われる。そして、この基地局100に回線品質検出部
104と、アラーム発生部105とを設け、回線品質検
出部104で上り回線の品質を受信電界強度などより検
出させ、検出した回線品質が悪いと呼制御部101が判
断したとき、アラーム発生部105で回線品質の悪化の
告知処理を行うと共に、この検出した上り回線の品質の
データをデータ送信部102に送り、下り回線として端
末側に無線送信させる。
【0091】そして、無線電話装置である端末200側
では、呼制御部201の制御に基づいて、データ受信部
202で基地局からの下り回線の音声データ,制御デー
タなどの受信が行われると共に、データ送信部204で
基地局へ送信させる上り回線の音声データ,制御データ
などの送出が行われる。そして、回線品質検出部203
で下り回線の品質を受信電界強度などで検出させると共
に、データ受信部202で受信した上り回線の品質のデ
ータを呼制御部201に供給する。そして、呼制御部2
01に接続されたアラーム発生部205での回線品質の
悪化の告知は、回線品質検出部203で下り回線の品質
悪化を検出したときと、基地局側から伝送される上り回
線の品質のデータで、上り回線の品質悪化を検出したと
きに行う。
【0092】このようにすることで、例えば上り回線だ
けに何らかの障害があって回線品質が悪い場合でも、端
末側でこのことを判断でき、告知することができる。
【0093】また、図21に示すように、端末側の回線
品質検出部203で検出した下り回線の品質のデータ
を、データ送信部204を介して基地局100側に送信
させ、基地局100側で下り回線の品質が判断できるよ
うにしても良い。このようにすることで、基地局100
側のアラーム発生部105でも、下り回線の障害による
回線品質の悪化を告知することができるようになる。
【0094】また、上述実施例では、回線品質の低下に
対応した告知を行うようにしたが、例えば図2に示す回
線品質の低下があって、基地局からの同期ワードを検出
できない状態(図2の区間III )となって通話音声が途
切れるミュート状態となった後に5秒以内(本例のシス
テムの場合には5秒経過すると自動的に回線が切断され
て図2の区間IVに移る)に、回線品質が良好に状態に回
復して、再度同期ワードを検出できる状態になって、一
時的なミュート状態が解除されたときにも、このことを
発振音,点滅などで告知するようにしても良い。このよ
うにすることで、回線品質が安定しない状態であること
が判るようになる。
【0095】
【発明の効果】本発明によると、第1の発明によると、
回線品質の悪化を検出したとき、この回線品質の悪化を
通話者に知らせるようにしたので、デジタル回線であっ
ても通話者は回線品質の悪化が判り、回線断を防止する
ような対処ができる。
【0096】また、第2の発明によると、受信電界強度
を検出して回線品質を検出するので、簡単に回線品質の
検出ができる。
【0097】また、第3の発明によると、良好に通信で
きる周辺の基地局がない場合に、告知手段で回線品質の
悪化を通話者に知らせるようにしたことで、他の基地局
との通信に切換わることができない場合にのみ、回線品
質の悪化を通話者に知らせるようになり、回線断になる
可能性が高い場合だけ、回線品質の悪化が告知されるよ
うになる。
【0098】また、第4の発明によると、伝送されるデ
ジタルデータに含まれる同期ワードの不一致数を検出し
て回線品質を検出するので、受信データの同期状態より
正確に回線品質を検出できる。
【0099】また、第5の発明によると、受信信号を復
調する復調手段での受信シンボルの位相の尤度を検出し
て品質検出を行うので、復調手段で簡単に回線品質の検
出ができる。
【0100】また、第6の発明によると、伝送されるデ
ジタルデータに含まれるエラー検出符号による受信デー
タのエラー検出回数により品質検出を行うので、エラー
検出回路の出力に基づいて簡単に回線品質が検出でき
る。
【0101】また、第7の発明によると、基地局からの
伝送信号が途絶えたことを検出した後、受信回路で基地
局からの伝送信号に再度同期させることができたことを
検出したとき、回線品質の悪化を通話者に知らせるよう
にしたことで、一時的な同期乱れによる音声の断があっ
たとき、このことが回線品質の悪化であることが判るよ
うになる。
【0102】また、第8の発明によると、所定の発振音
を鳴らして回線品質の悪化を告知することで、通話者に
確実に回線品質の悪化の告知ができる。
【0103】また、第9の発明によると、検出した回線
品質に応じて、発振音の発音間隔,音の高低,音色,音
量の少なくとも一つを変化させることで、回線状態が簡
単に判るようになる。
【0104】また、第10の発明によると、所定の発光
手段を発光させて告知させることで、通話者に確実に回
線品質の悪化の告知ができる。
【0105】また、第11の発明によると、検出した回
線品質に応じて発光の間隔,発光輝度,発光個数の少な
くとも一つを変化させるようにしたことで、回線状態が
簡単に判るようになる。
【0106】また、第12の発明によると、通話音声に
故意に雑音を加えるようにして回線状態を告知するよう
にしたことで、従来のアナログ回線用無線電話機と同様
に通話音声を聞くだけで、回線状態の判断ができるよう
になる。
【0107】また、第13の発明によると、伝送される
デジタルデータの音声コーデックの情報ビットを、回線
品質に応じて重要度の低いデータから故意に誤らせて、
再生される音声を歪ませることで、重要度の低い部分に
雑音が重畳されるだけで回線状態が判るようになり、重
要なデータについては雑音が発生しない状態で正確に伝
送され、故意に雑音を発生させても、重要なデータは正
確に伝送される。
【0108】また、第14の発明によると、無音状態と
検出したときだけ、発振音又は雑音を発生させるように
したことで、通話音声が発振音又は雑音により邪魔され
て聞き取れなくなることがない。
【0109】また、第15の発明によると、基地局側で
回線品質を検出して電話回線により伝送させ、基地局よ
り伝送される回線品質のデータに基づいて回線品質の悪
化を通話者に知らせるようにしたことで、基地局側で上
り回線のデータを良好に受信できないときにも、端末側
の無線電話装置でこのことを知ることができ、相手側に
良好に通話音声などが伝わらないことが判るようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による無線電話装置の構成図
である。
【図2】デジタル無線電話装置の場合の回線切断状態を
示す特性図である。
【図3】受信電界強度とビットエラーレートとの関係を
示す特性図である。
【図4】一実施例のビットエラー検出回路を示す構成図
である。
【図5】一実施例の同期ワード不一致検出回路を示す構
成図である。
【図6】一実施例の尤度検出回路を示す構成図である。
【図7】尤度と回線品質との相関関係を示す特性図であ
る。
【図8】一実施例の誤り訂正回数検出回路を示す構成図
である。
【図9】無線電話システムのゾーン形成状態を示す説明
図である。
【図10】一実施例による周辺ゾーンの電界強度測定状
態を示すタイミング図である。
【図11】一実施例による回線品質と発振音の強弱との
関係を示す説明図である。
【図12】一実施例による回線品質と発振音の高低との
関係を示す説明図である。
【図13】一実施例による発振音の発振パターン変化状
態を示すタイミング図である。
【図14】一実施例による発振音の発振パターン変化状
態を示すタイミング図である。
【図15】一実施例による発振音の発振パターン変化状
態を示すタイミング図である。
【図16】一実施例による発振音の発振周期変化状態を
示すタイミング図である。
【図17】一実施例による発振音の発振デューティ変化
状態を示すタイミング図である。
【図18】一実施例による回線品質と点灯強度との関係
を示す説明図である。
【図19】一実施例による無音検出回路を示す構成図で
ある。
【図20】一実施例による無音検出時の発振音及びノイ
ズの発生状態を示すタイミング図である。
【図21】一実施例による基地局と端末側との通信状態
を示す構成図である。
【図22】無線電話システムの受信電界強度と通話品質
の相関関係を示す説明図である。
【符号の説明】
12,23 RF受信系回路 13,24 中間周波回路 14,25 検波回路 15 選択回路 16 チャンネルデコーダ 18 混合器 31 中央制御装置(CPU) 32 電界強度判別回路 33 信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 109 N

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局との間でデジタルデータの無線通
    信によるデジタル無線電話回線を設定して通信を行うデ
    ジタル無線電話装置において、 上記回線の品質検出手段と、回線品質の悪化を通話者に
    知らせる告知手段とを設け、 上記回線を設定させて基地局を介した通話を行うとき
    に、上記品質検出手段が回線品質の悪化を検出したと
    き、上記告知手段で回線品質の悪化を通話者に知らせる
    ようにしたデジタル無線電話装置。
  2. 【請求項2】 上記品質検出手段で受信電界強度を検出
    するようにした請求項1記載のデジタル無線電話装置。
  3. 【請求項3】 現在通信中の基地局とは異なる周辺の基
    地局から送信される信号の受信電界強度を検出し、良好
    に通信できる周辺の基地局がない場合に、上記告知手段
    で回線品質の悪化を通話者に知らせるようにした請求項
    2記載のデジタル無線電話装置。
  4. 【請求項4】 上記品質検出手段で伝送されるデジタル
    データに含まれる同期ワードの不一致数を検出するよう
    にした請求項1記載のデジタル無線電話装置。
  5. 【請求項5】 デジタルデータの位相変調された信号に
    より無線通信を行い、 受信信号を復調する復調手段での受信シンボルの位相の
    尤度を検出して、上記品質検出を行うようにした請求項
    1記載のデジタル無線電話装置。
  6. 【請求項6】 伝送されるデジタルデータに含まれるエ
    ラー検出符号による受信データのエラー検出回数によ
    り、上記品質検出を行うようにした請求項1記載のデジ
    タル無線電話装置。
  7. 【請求項7】 上記品質検出手段で基地局からの伝送信
    号が途絶えたことを検出した後、受信回路で基地局から
    の伝送信号に再度同期させることができたことを検出し
    たとき、上記告知手段で回線品質の悪化を通話者に知ら
    せるようにした請求項1記載のデジタル無線電話装置。
  8. 【請求項8】 上記告知手段で所定の発振音を鳴らせる
    ようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載のデジタ
    ル無線電話装置。
  9. 【請求項9】 上記品質検出手段で検出した回線品質に
    応じて、上記発振音の発音間隔,音の高低,音色,音量
    の少なくとも一つを変化させるようにした請求項8記載
    のデジタル無線電話装置。
  10. 【請求項10】 上記告知手段で所定の発光手段を発光
    させるようにした請求項1記載のデジタル無線電話装
    置。
  11. 【請求項11】 上記品質検出手段で検出した回線品質
    に応じて、上記発光手段による発光の間隔,発光輝度,
    発光個数の少なくとも一つを変化させるようにした請求
    項10記載のデジタル無線電話装置。
  12. 【請求項12】 上記告知手段で通話音声に故意に雑音
    を加えるようにした請求項1記載のデジタル無線電話装
    置。
  13. 【請求項13】 上記告知手段で、伝送されるデジタル
    データの音声コーデックの情報ビットを、回線品質に応
    じて重要度の低いデータから故意に誤らせるようにした
    請求項12記載のデジタル無線電話装置。
  14. 【請求項14】 通話音声の有無を検出し、無音状態と
    検出したときだけ、発振音又は雑音を発生させるように
    した請求項8,9,12,13のいずれか1項に記載の
    デジタル無線電話装置。
  15. 【請求項15】 基地局との間でデジタルデータの無線
    通信によるデジタル無線電話回線を設定して通信を行う
    デジタル無線電話装置において、 上記基地局側で回線品質を検出して上記電話回線により
    伝送させ、 上記基地局より伝送される回線品質のデータに基づいて
    回線品質の悪化を通話者に知らせる告知手段を設けるよ
    うにしたデジタル無線電話装置。
JP6063622A 1994-03-31 1994-03-31 デジタル無線電話装置 Pending JPH07274248A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6063622A JPH07274248A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 デジタル無線電話装置
EP95302140A EP0675609A3 (en) 1994-03-31 1995-03-30 Digital radio communication with low quality reception modification
KR1019950007031A KR950035176A (ko) 1994-03-31 1995-03-30 디지탈 무선전화장치
CN95104587A CN1111860A (zh) 1994-03-31 1995-03-31 数字无线通信装置
TW084103329A TW293209B (ja) 1994-03-31 1995-04-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6063622A JPH07274248A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 デジタル無線電話装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07274248A true JPH07274248A (ja) 1995-10-20

Family

ID=13234620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6063622A Pending JPH07274248A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 デジタル無線電話装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0675609A3 (ja)
JP (1) JPH07274248A (ja)
KR (1) KR950035176A (ja)
CN (1) CN1111860A (ja)
TW (1) TW293209B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7184481B2 (en) 2001-01-29 2007-02-27 Niigata Seimitsu, Co., Ltd. Audio reproducing apparatus and method
JP2009010857A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Tamura Seisakusho Co Ltd デジタル無線通信システム並びにデジタル受信機

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5796777A (en) * 1996-02-27 1998-08-18 Motorola, Inc. Apparatus and method for digitizing and detecting a received radio frequency signal
JPH1093489A (ja) * 1996-09-17 1998-04-10 Toshiba Corp 無線通信装置及びダイバーシチ受信方法
FR2766647B1 (fr) * 1997-07-24 1999-11-12 Wavecom Sa Dispositif de radiocommunication mobile delivrant un signal audible representatif de la qualite de la reception, et procede correspondant
JPH11262066A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Sony Corp 携帯通信端末
US6628759B1 (en) * 1999-12-10 2003-09-30 Agere Systems, Inc. Alert signal during telephone conversation
JP3997890B2 (ja) 2001-11-13 2007-10-24 松下電器産業株式会社 送信方法及び送信装置
EP3454575B1 (en) 2017-09-07 2020-06-24 Oticon A/s Power management in low power wireless link in a hearing aid system

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3805190A1 (de) * 1988-02-19 1989-08-31 Blaupunkt Werke Gmbh Rundfunkempfaenger
US5263175A (en) * 1990-09-28 1993-11-16 Motorola, Inc. Diversity repeater diagnostic method and apparatus
GB2268370B (en) * 1991-05-29 1995-07-05 Video Tech Eng Digital cordless telephone apparatus
JPH0677891A (ja) * 1992-08-25 1994-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタル無線電話装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7184481B2 (en) 2001-01-29 2007-02-27 Niigata Seimitsu, Co., Ltd. Audio reproducing apparatus and method
CN100386963C (zh) * 2001-01-29 2008-05-07 新泻精密株式会社 音频再生装置及方法
JP2009010857A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Tamura Seisakusho Co Ltd デジタル無線通信システム並びにデジタル受信機

Also Published As

Publication number Publication date
EP0675609A3 (en) 2000-05-03
TW293209B (ja) 1996-12-11
CN1111860A (zh) 1995-11-15
KR950035176A (ko) 1995-12-30
EP0675609A2 (en) 1995-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100267195B1 (ko) 특정기능제한을위한무선통신장치및특정기능제한방법
JP3123900B2 (ja) デジタルコードレス電話装置
JPH07274248A (ja) デジタル無線電話装置
JPH07264657A (ja) 移動無線通信装置
JPH02252329A (ja) 無線電話装置
JPH10200957A (ja) デジタル無線電話装置
KR100263661B1 (ko) 경계지역에서의 수신 오류를 방지하기 위한 광역 무선호출기에서의 호출 수신 제어방법
JPH0998122A (ja) デジタル無線電話装置及び通信方法
JPH11341120A (ja) 移動無線端末
KR20030045329A (ko) 이동통신 단말기의 정류장 알림방법
JP2010283725A (ja) 無線機及びその直接通信方法
JPH11113054A (ja) 移動無線端末装置及びその制御方法
JP2510034B2 (ja) コ―ドレス電話機の接続制御方法
JP3013679B2 (ja) ディジタル無線電話装置
JP2788900B2 (ja) 無線電話機における移動中着信通知方式
JPH10178669A (ja) 間欠受信制御装置
JPH05252111A (ja) 移動無線通信装置
JP2986285B2 (ja) コードレス電話機
JPH04258030A (ja) 移動体通信システム
KR100808412B1 (ko) 이동 통신 단말기의 긴급통화 송신 및 수신 표시 방법
JP4104222B2 (ja) ディジタル移動電話通信装置
KR200239993Y1 (ko) 이동통신단말기의 착신신호 검출용 핸즈프리장치
JPH11113064A (ja) 移動無線端末装置及びその制御方法
KR19990051920A (ko) 무선호출기를 가지는 디지탈 무선전화기에서 호출음 제어방법
JPH11252239A (ja) 電話装置