JPH0727318B2 - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JPH0727318B2
JPH0727318B2 JP61212154A JP21215486A JPH0727318B2 JP H0727318 B2 JPH0727318 B2 JP H0727318B2 JP 61212154 A JP61212154 A JP 61212154A JP 21215486 A JP21215486 A JP 21215486A JP H0727318 B2 JPH0727318 B2 JP H0727318B2
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武 本橋
真義 宮本
久夫 石津
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は複写機、ファクシミリ、プリンタ等の静電記録
装置に関する。
従来技術 上記静電記録装置において、感光体、帯電装置、画像露
光装置、現像装置、転写装置、定着装置その他の構成要
素を分割可能な上・下ユニットに適宜分割配設したもの
がある。
この装置によって実際にプリント作業を行なう時は、上
・下両ユニットは互いに結合され、更に互いにロック
(固定)される。この場合にロック装置が必要となる。
従来のロック装置は、上下いずれかのユニットに係合
爪、フック、ツマミ等を個々に取り付けることによって
構成されていた。これでは、部品点数が増大し、又製作
も面倒である。
目 的 本発明は上記の点に鑑み、簡単且つ安価にロック機構を
組立てることのできる静電記録装置を提供することを目
的とする。
構 成 上記の目的を達成する本発明は、互いに分割可能な2つ
のユニットを有する静電記録装置において、いずれか一
方のユニットに着脱自在に設けられ第1係合部を備えた
ロックレバーと、他方のユニットに設けられ上記第1係
合部と嵌合する第2係合部と、ロックレバーに一体に取
り付けられ該ロックレバーをユニットに装着した特に第
1係合部が第2係合部に向かう方向に付勢されるよう該
ロックレバーを回動付勢する弾性体とを有することを特
徴とする静電記録装置である。
以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は静電記録装置の一例であるレーザプリンタの外
観を示している。このレーザプリンタは、図示しないホ
ストコンピュータからの指示に基づいてシート紙、封筒
等といった転写材上に文字等を印字するものである。
又、このレーザプリンタは大きく分けてプリンタ上ユニ
ット1とプリンタ下ユニット2に分けられる。下ユニッ
ト2には給紙トレイ3が取外し可能に取付けられる、又
排紙切換ツマミ4が備え付けられている。上ユニット1
には操作パネル5、フォントカートリッジ挿入口6、エ
ミュレーションカード挿入口7が設けられている。又、
上ユニット1の構成要素の1つであるカバー8の上面は
上部排紙トレイ9を構成している。
印字作業を受ける転写材は給紙トレイ3上に積載保持さ
れる。実施例では、いわゆるリーガルサイズといった大
サイズ紙から封筒等の小サイズ紙までの多種の転写材に
亘ってプリントができるが、このように異なるサイズの
転写材を適用する時は、給紙トレイ3上のガイド板254
を矢印Kの如く移動させて各サイズ紙をガイドする。両
ガイド板254,254はトレイ下面でリンク接続されてい
て、一方をK方向のいずれかへ移動すると他方が自動的
にK方向のもう一方へ移動するようになっている。操作
パネル5は転写材のサイズその他種々の印字条件を設定
するためのスイッチ等が配置されている。フォントカー
トリッジ挿入口6はフォンカートリッジ、すなわち数種
類の字体情報が記憶されているROMカートリッジを差し
込んで後述するキャラクタコントローラへ字体情報を送
るものである。エミュレーションカード挿入口7は、図
示しないホストコンピュータの種類に応じて、そのホス
トコンピュータと本レーザプリンタとの整合を図るため
のエミュレーションカード(ROMカード)をキャラクタ
コントローラと接続させるためのものである。排紙切換
ツマミ4は、レーザプリンタ内で印字作業を終えた転写
材を上部排紙トレイ9へ排出するか、あるいは矢印Aの
ようにレーザプリンタの外部左方向へ排出するかを切換
えるものである。
プリンタ上ユニット1とプリンタ下ユニット2とは図の
奥側でヒンジ結合されていて、そして手前側で後述する
ロック機構によって互いに固定保持されている。カバー
8の前面から突出するロックレバーツマミ10を押し上げ
て上記ロック機構を解除すれば、第2図に示すようにプ
リンタ上ユニット1をプリンタ下ユニット2から回動し
て持ち上げることができる。このように上・下ユニット
1,2を互いに分割可能な構造にしているのは、保守作業
を容易にするため、あるいは後述の感光体、現像剤等の
交換を容易とするためである。
第3図はプリンタ上ユニット1とプリンタ下ユニット2
とを互いに結合した状態のレーザプリンタの側断面図で
ある。以下、この図を用いてレーザプリンタの作用の概
略を述べる。
プリンタ下ユニット2のほぼ中央に配置されたドラム状
感光体11は正時計方向に駆動回転され、まず帯電チャー
ジャ12による放電作用を受ける。帯電チャージャ12のチ
ャージャワイヤ13は、第4図(a)に示すように感光体
11と平行に張設されており、よってチャージワイヤ13か
らの放電により感光体11の表面が軸方向一様に帯電す
る。
かく帯電する感光体11は次いで、レーザ露光装置14によ
って画像露光作用を受ける。レーザ露光装置14は第5図
に示すように、スキャナモータ15によって正時計方向に
回転させられるポリゴンミラー16と、レーザダイオード
(LD)ユニット17と、第1シリンドリカルレンズ18と、
第1ミラー19と、スフェリカルレンズ20と、そして第2
ミラー21とを有している。
LDユニット17にはレーザダイオード(LD)が内蔵されて
おり、このLDが後述する画像信号に基づいて画像信号書
込用レーザビームを発光する。このレーザビームは第6
図に示すように第1シリンドリカルレンズ18、第1ミラ
ー19を経てスフェリカルレンズ20に入る。レーザビーム
はスフェリカルレンズ20で絞り込まれて上方に約5゜屈
折させられてポリゴンミラー16の一面に入射し、該ミラ
ー面で反射される。ポリゴンミラー16への入射光はスフ
ェリカルレンズ20で上方へ屈折されたものであるから、
反射光はその入射光の上側を通過する。反射されたレー
ザビームは更に第2ミラー21で反射して第2シリンドリ
カルレンズ22を通過して感光体11上に導かれ、1ドット
毎に照射される。この時、ポリゴンミラー16の回転に応
じてレーザビームが第2ミラー21上、従って感光体11上
で矢印Bの如く走査される(主走査)。この主走査によ
り感光体上にレーザビームによるドットラインが形成さ
れる。この主走査がポリゴンミラー16の一面ごとに繰り
返され、同時に感光体11が主走査方向と直交する方向
(副走査方向)に回転し、その結果、感光体11の表面の
画像信号に対応する静電潜像が形成される。本実施例で
はこの静電潜像のドット密度が300ドット/インチとな
るように主走査及び副走査が行なわれる。このような高
密度のドット像に基づいてプリントを行なうと、いわゆ
る活字インパクト方式と同等の鮮明なプリント像を得る
ことができる。又、本実施例では、ポリゴンミラー16の
各面を湾曲させて第2ミラー21上における走査像面が平
坦になるようにしている。よって、従来ポリゴンミラー
16と第2ミラー21との間に配設されていたいわゆるf−
θレンズは不要である。これにより、レーザ光学装置14
全体の形状を大幅に小型化できるようになった。
LDユニット17内のLDは上記画像信号書込用レーザビーム
とは別に、1走査ごとに1回づつ同期検知用レーザビー
ムを検知する。このビームはポリゴンミラー16で反射し
た後、第3ミラー23、第3シリンドリカルレンズ24を経
て光ファイバ25に入る。光ファイバ25はプリンタの動作
全搬を制御するメインコントローラ(後述する)に連結
されていて、この光ファイバ25を介してメインコントロ
ーラへ送られる同期検知用レーザビームにより、上記画
像信号書込用レーザビームの発光開始タイミングを制御
する。
第3図において、レーザ露光装置14によって感光体11上
に形成された静電潜像は、感光体11の回転に従って現像
ローラ26のところまで運ばれる。本実施例ではいわゆる
接触現像方式が採用されていて、現像ローラ26は感光体
11に軽く接触しながら反時計方向に駆動回転される。
又、現像ローラ26には、現像タンク28の底部に配設され
ていて反時計方向に回転するトナー補給ローラ27によ
り、現像タンク28内に収容された非磁性トナー29が供給
されている。よって、現像ローラ26のところまで運ばれ
た感光体11上の静電潜像は、現像ローラ26によって運ば
れるトナーによって現像されて可視像とされる。感光体
11と現像ローラ26とを接触させる接触像方式において
は、非磁性トナーから成る一成分現像剤を使用し、磁性
トナーを用いなくて済むので、トナーの構成が簡単であ
る。又、キャリアを用いないので従来のいわゆる二成分
系現像剤を用いた場合におけるキャリア交換が省略でき
る。更に、非磁性トナーは後述する定着作業を容易に行
なうことができ、その分だけ定着装置を簡単な構成で小
型に作ることができる。又、非磁性トナーを使うと、現
像により得られるトナー像の輪郭を鮮明に出すことがで
き、磁性トナーを用いた一成分現像剤に比べて高品質の
画像が得られる。
このトナー像は次いで転写チャージャ30に対向する位置
である転写位置へと運ばれる。64はトナー層厚規制ブレ
ード、65はトナーカートリッジである。
以上のプロセスが実行されている間、給紙トレイ3上に
積載された転写材、例えばシート状の転写紙31のうち最
上紙1枚が、正時計方向に駆動回転される給紙ローラ32
及びそれに圧接するフリクションパッド33によって他の
紙から分離されて上・下搬送ローラ34,35のニップ部へ
送られ、更にそれら搬送ローラによって感光体11の転写
位置へと搬送される。
こうして搬送される転写紙は、転写位置において感光体
11上のトナー像と重ね合わされ、そして転写チャージャ
30による放電作用を受ける。この放電により感光体11上
のトナー像が転写紙上へと転写される。転写作業が終わ
ると、転写チャージャ30の隣りに配置されたLEDから成
る除電ランプ54からの光が、転写紙を通して感光体11上
に照射され、転写紙と重なった状態で除電ランプ54によ
る光照射位置を通過する感光体の表面電位を除電する。
感光体電位が弱められると転写紙との間の静電吸着力が
弱まり、転写紙は自重により感光体11から確実に分離
し、加熱ローラ36及び加圧ローラ37を備えた加熱定着装
置へ送られる。転写紙及びその上に転写されたトナー像
は加熱ローラ36によって加熱されながら両ローラ36,37
によって上下から圧力を受け、その結果、トナー像が転
写紙上に溶融定着される。加熱ローラ36を加熱するた
め、加熱ローラ36の内部にヒータ38が設けられている。
定着作業を受けた転写紙は剥離爪39によって加熱ローラ
36から剥離され排紙ローラ40へと送られる。排紙ローラ
40の後流位置には排紙切換爪41が設けられており、この
切換爪41は第1図及び第2図の排紙切換ツマミ4を回す
ことにより第3図の実線位置と破線位置とで切換る。切
換爪41が実線位置にある時、排紙ローラ40から出た転写
紙は排紙ガイド部材42と、排紙ガイド板43,44とによっ
て形成される搬送路を通り、上排紙ローラ45によって上
部排紙トレイ9へ排出される。一方、切換爪41が破線位
置にあると、排紙ローラ40から出た転写紙は矢印Aの如
く直線的にプリンタ外へ排出される。
転写紙をいずれの態様で排出するかはオペレータによる
切換ツマミ4の操作で決められる。一般に、腰の弱い普
通紙転写紙にページ順に印字を行ない、これをページ順
にスタックしたい場合は上部排紙トレイ9へ排出する。
これに対し、封筒その他の腰の強い転写材に印字を行な
う場合は直線的に排出される。
転写終了後の感光体11上には転写に寄与しなかったトナ
ーが残留する。この残留トナーは除電ランプ54によって
感光体11と共に除電され、クリーニングブレード55によ
って感光体11から掻き落とされる。掻き落とされたトナ
ーは、トナー回収ローラ56によってトナー回収タンク57
内へ送られ、ここにためられる。クリーニングブレード
55によって清掃された感光体11は再び帯電チャージャ12
による帯電作用に供される。
実施例の定着ローラ36はその表面が導電性を備えてい
る。こうすれば、定着作業時に転写紙上の電荷が定着ロ
ーラを介して除電される。従来は、転写紙のスタック性
を良くするため、外部へ排出される転写紙をその排出前
に専用の除電ブラシによって除電していたが、本実施例
ではその除電ブラシが不要である。尚、定着ローラに導
電性を与えるには、例えばテフロン等のローラ下地にカ
ーボンを混ぜる方法を用いることができる。カーボンは
比較的高硬度であるから、この方法によればローラの耐
久性を高めることもできる。
以上、実施例に係るレーザプリンタの概略の作用を説明
した。以下に各部分についての詳細を説明する。
作像部 本実施例においては、第3図における感光体11、帯電チ
ャージャ12、そしてトナー回収タンク57が第4図の
(a)に示すように1つのユニット(感光体ユニット5
8)として構成されている。又、現像ローラ26、トナー
補給ローラ27、そして現像タンク28も第4図の(b)に
示すように1つのユニット(現像ユニット59)として構
成されている。これら感光体ユニット58及び現像ユニッ
ト59は作像ユニットケース60にそれぞれ別々に着脱可能
に支持される。
感光体ユニット58は、箱状のケース61を有していて、こ
のケース61に感光体11の支軸62が回転自在且つ着脱自在
に支持されている。又、このケース61にはレージ光学装
置14(第3図)からのレーザビームが入射する穴63が形
成され、更にケース61自体によって先に述べたトナー回
収タンク57(第3図)が区画形成され、そして帯電チャ
ージャ12のケーシンズ(チャージワイヤ13を囲む壁)が
構成されている。クリーニングブレード55及びトナー回
収ローラ56はケース61にそれぞれ支持されている。感光
体11をケース61、従ってトナー回収タンク57に対して着
脱自在としたのは次の理由による。すなわち、一般にト
ナー回収タンク57が廃トナーで満杯になるとこれを新し
いものと交換する。この場合、感光体11とトナー回収タ
ンク57とが一体であると、トナー回収タンクの交換と共
に感光体も交換されることになる。ところが、最近の感
光体は材質、製造方法等の向上によりその寿命が著しく
延びている。従って、感光体を寿命が尽きるまで使用し
ようとすると非常に大容量のトナー回収タンクが必要と
なり、プリンタ全体が徒に大型となる。これを避けるた
め、1つの感光体についてトナー回収タンクを交換使用
できるようにして、プリンタの小型化と感光体の有効利
用を図ったものである。
現像ユニット59はケース66を有していて、このケース66
によって現像タンク28(第3図)が区画形成され、更に
現像ローラ26及びトナー補給ローラ27がケース66によっ
て回転自在に支持されている。トナーカートリッジ65は
ケース66上に着脱自在に装着されている。現像タンク28
内のトナー残量が少なくなると、それまで取付けられて
いたカートリッジ65を新たなカートリッジに取り換えて
現像タンク28内へトナーを補給する。
作像ユニットケース60はプリンタ下ユニット2内に配設
される。よって、感光体ユニット58及び現像ユニット59
もプリンタ下ユニット2内に配置されることになる。第
2図のようにプリンタ上ユニット1を持ち上げると感光
体ユニット58及び現像ユニット59の両ユニットの上部が
露出する。
作像ユニットケース60は第4図からわかるように上部の
開口した箱状に形成され、その前後の壁部60a,60bに
は、感光体11の支軸62を支持するための溝状の支持部6
7,67が形成されている。支持部67によって一方が支持さ
れた感光体ユニット58は、他方においてストップ爪69に
よって押し付けられる。現像ユニット59も作像ユニット
ケース60に収められた状態でストップ爪70によって押し
付けられる。これらのストップ爪69,70は可撓性部材で
作られており、各ユニット58,59を作像ユニットケース6
0内へ入れる時には外方へ広がって、その挿入を邪魔し
ないようになっている。
感光体ユニット58を作像ユニットケース60に装着した
時、感光体11の下側の一部がケース60の底壁に形成され
た開口71に突入し、更に支軸に取り付けた歯車72が小開
口73に突入する。
現像ユニット59を矢視VII方向から見ると第7図に示す
ようになっており、現像ローラ26の軸端に歯車74が取り
付けられている。現像ユニット59を作像ユニットケース
60に装着した時、この歯車74が第4図における作像ユニ
ットケースの後壁60bの凹部75から外側へ突出する。
作像ユニットケース60の左側の壁部60dには一対の枢ピ
ン76,77が突設されており、これらの枢ピンはプリンタ
下ユニット2のフレーム78(第1図、第3図)の各側板
78a,78bに設けられた支持溝79,79に嵌合する。このため
第2図の矢印Eの如く、作像ユニットケース60を感光体
ユニット58及び現像ユニット59を収容したまま枢ピン7
6,77を中心として回動させて持ち上げることができる。
この場合、第3図に示すようにケース60の下方が転写紙
の搬送路になっているので、ケース60を上述のように持
ち上げると紙搬送路が外部に露出し、よってここに詰ま
っている転写紙(いわゆるジャム紙)を簡単に除去する
ことができる。必要に応じて作像ユニットケース60全体
をプリンタ下ユニット2から取り除くこともできる。
第4図において、作像ユニットケース60の右端に一対の
支ピン81,81が突設され、これらの支ピンに回動部材82
が回動可能に支持されている。この部材82には一対のロ
ック爪83,83及びツマミ84が一体に形成されている。
又、回動部材82の一部を切り曲げて形成した受け部85
と、作像ユニットケース60の右端水平部分86との間に圧
縮ばね87が圧入され、これらのばね87によって回動部材
82は支ピン81を中心として作像ユニットケース60の方向
へ付勢されている。
下フレーム側板78a,78bには一対の係止穴88,88が形成さ
れていて、作像ユニットケース60が第3図に示す装置位
置に収められた時、ロック爪83が係止穴88にばね87の作
用でそれぞれ係入する。この場合第3図に示す如く、作
像ユニットケース60の右端下部に圧縮ばね89が設けら
れ、このばね89の下端がレバー90に圧接するので、ケー
ス60が装着位置に収められた時、ケース60はばね89によ
って枢ピン76,77を中心として反時計方向に付勢され
る。このため、ロック爪83が係止穴88の上面に圧接し、
ケース60が確実にロックされる。
尚、上記のレバー90はピン91によって下フレーム78に回
動可能に枢支されており、そして転写紙31を搬送するた
めの上搬送ローラ34を回転可能に支持している。作像ユ
ニットケース60が第3図の所定位置に装着されると既述
の如くばね89がレバー90を押圧する。これにより、上下
搬送ローラ34及び35が互いに圧接して転写紙を搬送す
る。作像ユニットケース60を第2図Eの如く持ち上げる
と、レバー90に対するばね89の加圧が解除されるので、
上下搬送ローラ34,35間に転写紙が詰った時、これを簡
単に除去できる。
第4図において、奥側の下フレーム側板78bには別のフ
レーム側板78cが固定されている。このフレーム側板78c
にはメインモータ92を有するメインモータユニット93が
取り付けられている。メインモータ92の出力軸には駆動
歯車94が固定されており、適宜のギア列を介しこの駆動
歯車によって感光体駆動歯車95及び現像ローラ駆動歯車
96が回転させられる。
作像ユニットケース60が第3図の所定位置に装着された
時、感光体11の軸端歯車72(第4図のa)が感光体駆動
歯車95に噛み合い、一方現像ローラ26の軸端歯車74(第
7図)が現像ローラ駆動歯車96に噛み合う、この状態で
メインモータ92が回転すると感光体11及び現像ローラ26
が回転する。
作像ユニットケース60が装着状態の時、感光体11と現像
ローラ26との接触状態及び現像ローラ軸端歯車74と現像
ローラ駆動歯車96との噛み合い状態は第8図に示す通り
である。図示のような位置関係としたことにより駆動歯
車96によって現像ローラ軸端歯車74を駆動した時、駆動
歯車96から軸端歯車74、従って現像ローラ26への作用力
Pは垂直方向となる。このように駆動系の作用力が水平
方向に作用しないようにしたので、現像ローラ26と感光
体11との圧接力が駆動系からの作用力によって悪影響を
受けることがなくなった。
一方、現像ローラ26の軸には歯車74以外に第9図に示す
ようにロックレバー101が回転自在に取り付けられてい
る。ロックレバー101の上部には引張ばね102が取り付け
られていて、現像ユニット59が作像ユニットケース60
(第4図)に装着されていない時等において、該ロック
レバー101はばね102のばね力によって上方位置へ持ち上
げ回動されている。
現像ユニット59が第3図の所定位置に置かれ、プリンタ
上ユニット1が閉じられると、予めプリンタ上ユニット
1に設けられている板ばね103がロックレバー101に当接
し、これを押し下げる。すると、ロックレバー101の凹
部104が、現像ローラ駆動歯車96の近くに固定配置され
たロックピン105に第10図に示すように引掛り、その結
果、現像ユニット59の垂直方向への移動が拘束される。
尚、第10図のピン106及び長穴107はロックレバー101の
回動範囲を決めるためのものである。
上記の通り、現像ローラ26への作用力Pを垂直方向のみ
とし、更にロックレバー101で現像ユニット59の上下動
を規制したことにより、現像ローラ26と感光体11との接
触圧が安定し、又現像ローラ26の振動が少なくなった。
現像ローラ26の振動が少なくなると、それに応じて感光
体11の回転ムラが小さくなる。かくして、感光体回転方
向(副走査方向)のジターが大きく低減された。又この
場合、ロックレバー101のばね102による回動により、現
像ユニット59の着脱時の操作性が阻害されることはな
い。
上記構成の場合、前述したプリントプロセスを実行して
いる時、現像ユニット59は板ばね103のばね力によって
下方へ押し付けられていることになる。一般的には、こ
の構成だけで十分なのであるが、ジターの発生をより確
実に防止するためには次のような構成を採用すると都合
が良い。
プリンタ上ユニット1に板ばね103とは別に圧縮ばね108
を設ける。プリンタ上ユニット1を閉じるとロックレバ
ー101は、まず板ばね103及び圧縮ばね108の両方によっ
て押圧されながらロックピン105に引掛かるまで回動す
る。ロックレバー101が一旦ロックピン105に引掛かると
ロックレバー101とばね108との間に隙間が出来て、ばね
108のばね力がロックレバー101に及ばなくなる。すなわ
ち、ロックレバー101は板ばね103による小さなばね力の
みでロックピン105に係合する。この場合、圧縮ばね108
による押圧力をP1、板ばね103による押圧力をP2とした
時、P1が小さ過ぎるとロックレバー101を十分に回動さ
せることができなくなり、ロックレバー101によるロッ
クの不良を起こし易く、歯車トビ等の不都合を生ずるお
それがある。又、P2すなわちプリント動作時の押圧力が
大き過ぎると感光体11と現像ローラ26との接触圧に悪影
響が出て画素抜ケやジターのおそれがある。よって、P1
及びP2の選定にあたっては最良の組合せを選ぶ必要があ
る。実施例では、P1=2.0kg、P2=300gとした。
第3図において作像ユニットケース60の右端壁内面に圧
縮ばね109,110が設けられている。図では1個のように
見えるが手前側と奥側に1つづつ、計2個設けられる。
これらのばねは、第4図(b)のように現像ユニット59
のケース66の両端をそれぞればね力P3,P4で押圧する。
一方、現像ユニット59の非駆動側(歯車74がない側)に
対応するプリンタ上ユニット1の部分に圧縮ばね111を
設ける。このばね111は、プリンタ上ユニット1を閉じ
た時、現像ユニット59を非駆動側の一部分においてばね
力P5で下方へ押し付ける。
このように現像ユニット59、従って現像ローラ26を2点
で感光体11へ向う方向へ水平に押圧し、更に現像ローラ
26を非駆動側の一部で下方に押し付けているので、感光
体11と現像ローラ26との接触圧は更に一層安定し、よっ
て均一濃度のトナー像を得ることができるようになっ
た。尚、P3,P4,P5の値は適用される現像ユニット59その
他の各部品に応じて適正値が選ばれる。
因みに実施例では、P3=700g,P4=100g,P5=1000gとし
た。
第7図に示した現像ローラ軸端歯車74は、第11図に示す
ようにオイルシール112、リテーナ113(圧入)、クッシ
ョン114、サイドシール115等が収められているブラケッ
ト116を介して現像ローラ26に取り付けられる。プリン
トプロセスを実行している間現像ローラ26は回転する。
何等の策を施こさないと、ブラケット116と現像ローラ2
6との間からトナーがこぼれるおそれがある。そこで本
実施例では、ポリエチレンフイルム等の薄材から成るシ
ール117の一端部118(斜線部)をブラケット116に固着
し、ブラケット116と現像ローラ26との継ぎ目をこのシ
ール117で覆いながら周回させて、他端119を第7図に示
すように現像ユニット59の上方まで引き出し、更に固着
させている。固着は、斜線部Qをシールに予め接着剤を
塗っておき、これを現像ユニット59のケース66に接着す
ることによって行なわれる。固着を完全に行なうため、
接着部Q上に更にプレート120を当てがい、テープ117の
先端119を折り返してプレート120の上まで持ち運び、そ
してこの状態のプレート120をプリンタ上ユニット1で
押圧すると良い。
かくしてトナーの半径方向の漏れが防がれる。トナーの
軸方向の漏れを完全防止するため、サイドシール115と
現像ローラ26との間にシールプレート121を介在させる
と良い。このシールプレート121には表裏両側に小突起1
22a,122bが突設されており、これら小突起によってサイ
ドシール115による密封性が一層向上される。
実施例において、帯電チャージャ12のケーシングは樹脂
により感光体ユニット58と一体成形されている。これに
より部品点数、製作工数の低減等の利点がある。
ところで、ここで用いられる樹脂は、一般に絶縁性材料
である。チャージワイヤ13をこのような絶縁性材料のみ
で覆うと、チャージワイヤ13による放電開始の電圧が異
常に高くなってしまい、その結果、感光体11への正常な
放電に先立って不特定方向への電流の漏れ、いわゆるリ
ークを生ずるという不都合がある。又、感光体11への放
電が始まった後でも、その放電が不安定になる。従来の
帯電チャージャでは、チャージワイヤを取り囲むケーシ
ングをアースされた導電材で作ることによって上記の不
都合を回避していたが、本実施例ではケーシングを樹脂
一体成形で作っているため、何等かの補償が必要であ
る。
そこで、第3図及び第4図(a)に示すように帯電チャ
ージャ12のケーシングの上部に開口296を開け、その開
口に対応する部分のプリンタ上ユニット1の底面に導電
性材料から成るアース板297が設けられている。こうし
ておけば、アース板297が従来装置における導電性ケー
シングと同様の働きをすることになり、それ故、リーク
あるいは放電の不安定といった上記の不都合が起こらな
い。
アース板297には第2図に示すようにその手前側(操作
パネル5がある側)に、突起297aが形成されている。こ
の突起297aは、プリント上ユニット1とプリンタ下ユニ
ット2とを結合した時、感光体ユニット58に設けた開口
298に嵌り込む。この開口298の中には、第4図の破線で
示すように感光体11の軸に接続された導電板299が配設
されており、よってこの開口298に突入したアース板突
部297aは導電板299を介して感光体11の軸と電気的に接
続される。一般に、感光体11の軸はアースされているか
ら、アース板297もアースされることになる。
駆動系 感光体11及び現像ローラ26が、メインモータ92によって
駆動されることは第4図に関連して既に説明した。しか
しながら本実施例では、メインモータ92によって駆動さ
れるのはそれら2つの部材に限らない。
第18図はメインモータ92によって駆動されるギア列を詳
細に示している。感光体駆動歯車95及び現像ローラ駆動
歯車96以外に、搬送ローラ駆動歯車97、給紙ローラ駆動
歯車98、加熱ローラ駆動歯車99、そして排紙ローラ駆動
歯車100等をも駆動する。搬送ローラ駆動歯車97は第3
図の下搬送ローラ35を駆動する。給紙ローラ駆動歯車98
は給紙ローラ32を駆動する。加熱ローラ駆動歯車99は加
熱ローラ36を駆動する。排紙ローラ駆動歯車100は上下
排紙ローラ40,45を駆動する。
メインモータユニット93は、上記メインモータ92の他に
メインモータドライバ139を有している。メインモータ9
2には、定速制御のための基準信号を作り出す水晶発振
器、同じく定速制御のための制御量となるモータ実速度
を示すエンコーダ、パワー回路、そして定速制御を行な
うサーボ回路等が必要となる。上記メインモータドライ
バ139は、基板上に上記の各機器を取り付けたものであ
り、メインモータ92に固定取り付けされて一体になって
いる。このような一体構造を採用したのは、上記各機器
とメインモータ92とも結ぶケーブルを最少限に押えてコ
ンパクト化を図るためである。
オゾン排出装置、冷却装置 一般に、帯電チャージャ12等の放電によりオゾンが発生
する。このオゾンがプリンタ内の感光体11近傍の特定個
所にたまると感光体の劣化を招来し好ましくない。又、
プリンタ上ユニット1を持ち上げた時オペレータに不快
感を与える。本実施例では次のようなオゾン排出装置を
設けることにより、それらの不都合を解消している。
第3図において帯電チャージャ12の上方にオゾン送風フ
ァン46が配設される。このオゾン送風ファン46は第13図
に示すように、合成樹脂製の上ユニットフレーム47のほ
ぼ中央に前面47aから奥側に向けて(第3図の紙面垂直
方向)固定される。オゾン送風ファン46が固定されると
ころのフレーム47には、複数の送風用開口48が開けられ
ている。オゾン送風ファン46が回転すると第14図に示す
ように個々の送風用開口48を介して空気が感光体11の近
傍に軸方向一様に送り込まれる。これにより、感光体近
傍のオゾンが吹き飛ばされてオゾンによる感光体劣化が
防止される。オゾン送風ファン46は遅くとも感光体11が
回転するのと同時に始動する。一般に感光体11の回転と
オゾン発生源となる帯電チャージャ12の点灯とは同期し
ているからである。又、オゾン送風ファン46の停止のタ
イミングは感光体11の停止から8〜10秒後に設定され
る。感光体11が停止すると帯電チャージャ12からの放電
も止むが、その時同時にオゾン送風ファン46も止めてし
まうと、感光体11のまわりに滞留するオゾンを十分に吹
き飛ばすことができない。そこで、8〜10秒の時間だけ
ファン46を継続回転させ、確実にオゾンを吹き飛ばして
いる。尚、8〜10秒後としたのは実施例の構造の場合の
ことであって、構造が異なる場合にはそれに応じた適宜
の時間に設定される。
第3図においてオゾン送風ファン46の左方に吸引ファン
ユニット49が設けられている。吸引ファンユニット49は
第15図に示すように吸引ファン50と、その吸引ファン50
のケーシングに固定されたホルダ51によって支持された
オゾンフィルタ52を有している。吸引ファン50が回転す
ると、オゾン送風ファン46によって感光体11から吹き飛
ばされたオゾンが、該吸引ファン50に吸い寄せられてオ
ゾンフィルタ52を介して機外へ排出される。かくしてプ
リンタ内にオゾンがたまることがなく、又オゾンフィル
タ52を通していので、外部へオゾンが放散されることも
ない。
フィルタホルダ51は第16図に示すように、薄い金属材料
から作られていて、その1側に保持片53が形成されてい
る。フィルタ52は波状の紙テープをうず巻状に巻いて最
外周面を粘着テープで止めることによって円筒形状に形
成されたものであり、材料となる紙にはカーボンが含浸
されている。ホルダ51の保持片53は矢印Cの如く人手に
よって外側へ押し広げることができ、又押し広げた状態
から矢印Dの如く内側へ弾性的に戻るようになってい
る。フィルタ52をホルダ51に装着する時は、まず保持片
53を押し広げてフィルタ52をホルダ51に押し付け、そし
て保持片53をD方向へ戻す。これによりフィルタ52は、
保持片53とフレームの1部47bとによって挟持されて位
置固定される。特別な固定具が必要ないのでコストが安
くなり、又着脱作業も楽である。
第12図において下フレーム78の紙搬送リブ124には多数
の空気穴123が開いている(詳しくは後述)。又、第13
図において排紙ガイド部材42の下部にも多数の空気穴12
5が開けられている(詳しくは後述)。よって、吸引フ
ァン50が回転するとこれらの穴123,125を介して定着ロ
ーラ36等の定着機器及びトナー回収タンク57に向けて外
気が流れ込み、そして吸引ファン50から外部へ排出され
る。従って、定着機器及びタンク57が効率良く冷却され
る。定着機器を冷却するのは定着機器自身及びそのまわ
りの他の機器の過熱防止のためである。トナー回収タン
ク57を冷却するのはタンク57内の廃トナーが熱により溶
けて固着するのを防ぐためである。
冷却効率を高めるため、第3図において作像ユニットケ
ース60と定着機器との間に適宜の空間を設けるのが望ま
しい。この空間を流れる空気により冷却が効率良く行な
われる。吸引ファン50は、定着機器等の冷却の意味もあ
るので、オゾン送風ファン46とは異なって、常時回転さ
れている。
プリンタケース、紙搬送系 プリンタの各構成機器はカバー8及び下フレーム78によ
って囲われている。これらはいずれもガラス繊維を10〜
20%含む合成樹脂、例えばノリル(商品名)等によって
一体成形されたものである。特に、下フレーム78は第12
図に示すように転写紙搬送路(第3図参照)を形成する
と共に紙搬送方向に沿って並べられた多数のリブ124を
有している。これらのリブも一体成形によって作られ
る。又、これらリブのうち感光体ユニット58のトナー回
収タンク57の下方に位置するものには、前述した多数の
空気穴123が開けられている。尚、第3図における排紙
ガイド板44も下フレーム78に一体成形される。
排紙ガイド部材42は第13図に示すように上ユニットフレ
ーム47の側面47cに固定される。この排紙ガイド部材42
も合成樹脂で成形されており、又下部に前述した多数の
空気穴125が設けられている。
第3図の排紙ガイド板43は上カバー8に一体成形され
る。
上排紙ローラ45及び下排紙ローラ40のうちの駆動ローラ
45a,40aは、第17図に示すように、排紙ガイド部材42の
上下それぞれに着脱自在、且つ回転自在に支持されたロ
ーラ軸126,127上の所定位置に嵌められたゴム輪であ
る。下側のローラ軸127の軸端に歯車128が固定されてい
て、この歯車が排紙ローラ駆動歯車100(第18図参照)
と噛み合っている。この駆動歯車100は下側ローラ軸127
に回動自在に取り付けられたアーム129に支持されてお
り、更にこのアームには圧縮ばね130が取り付けられて
いる。
排紙ガイド部材42がプリンタ上ユニット1の上ユニット
フレーム47(第13図)に取り付けられることは前述した
が、排紙ガイド部材42を取り付けた状態でプリンタ上ユ
ニット1を閉じると、排紙ローラ駆動歯車100が第18図
の加熱ローラ駆動歯車99に噛み合う。この時、ばね130
が所定量縮んで、歯車100と99との間に駆動力伝達に必
要な圧力が与えられる。かくしてメインモータ92が回転
すると下側ローラ軸127が回転して駆動排紙ローラ40aが
回転する。下側ローラ軸127と上側ローラ軸126とは、プ
ーリ131,131及びそれらに掛け渡されたベルト132によっ
て駆動連結されており、従って下駆動ローラ40aが回転
すると、同時に上駆動ローラ45aも回転する。
排紙駆動ローラ40a,45aは第3図に示すようにそれぞれ
が従動ローラ40b,4tbと圧接する。本実施例では従動ロ
ーラ40b,45bが第19図に示すようにばね材でできたホル
ダ133によって下フレーム78あるいはカバー8に固定さ
れている。駆動ローラ40a,45aが従動ローラ40b,45bに圧
接した時、ホルダ133のアーム136がたわんでばね力が生
じ、紙駆動のために必要な押圧力が生じる。
ホルダ133の固定部はすり割り134が形成されており、こ
のすり割り134を下フレーム78あるいはカバー8から突
出するピン135に圧入することによりホルダ13が下フレ
ーム78等に固定される。ねじ等の止具は不要である。
又、従動ローラ40b,45bはその支軸をアーム136の先端湾
曲部に挿入することにより支持されている。
尚、上・下ローラ軸126,127は非導電性合成樹脂で成形
した方が良い。アースの必要がなくなるからである。
又、排紙ローラ40a,45aとしてゴム輪を設ける所の軸部
は他の軸部に対して段差があるのが良い。ゴム輪のズレ
を防止するためである。
第17図において上ローラ軸126のほぼ中央に、紙送り出
しリング137が軽く圧入されている。このリングは第20
図に示すように、その外周に小突起138を有している。
この小突起は、上部排紙トレイ9(第3図)に排出され
る転写紙の後端を押し出して、次に排出される転写紙の
スタック性を良くするためのものである。
排紙路を切換るための排紙切換爪41(第3図)と排紙切
換ツマミ4(第2図)との関係は次の通りである。第21
図において、排紙切換爪41と排紙切換ツマミ4とは軸14
0によって連結されている。この軸140の途中に(勿論、
下フレーム78の内側)2つの凹部を備えたカム141が固
定されている。カム141の凹部は、下フレーム78に固定
されていてばね材によって形成されている係止部材142
の凸部に嵌合する。この嵌合した状態でカム141の回
動、すなわち切換爪41の回動が拘束されている。
図示の状態からツマミ4を矢印Fの如く回せば、一旦係
止部材142が押し曲げられ、カム141の上側凹部が係止部
材142の凸部まで運ばれた時、再び両者が嵌合して位置
固定される。カム141の上側凹部と下側凹部がそれぞれ
第3図における切換爪41の実線位置と破線位置に相当す
る。尚、カム141の凹部の大きさ(例えば曲率半径)は
係止部材142の凸部の大きさよりも小さい方が良い。確
実な位置固定ができるからである。
プリンタ上ユニット1がプリンタ下ユニット2から持ち
上げ回動できることは既述の通りである。この回動は第
28図において、プリンタ下ユニット2の下フレーム78に
固定されたヒンジピン238を中心としてプリンタ上ユニ
ット1の上ユニットフレーム47を回動することによって
行なわれる。上ユニット1を持ち上げる場合としてジャ
ム紙を除去する時、簡単な保守作業をする時等のように
それ程大きな角度で持ち上げる必要のない場合がある。
このような場合を考慮して、ヒンジピン238の奥側(図
の右側)の下フレーム78内にストップピン246を配置し
ておき、上フレーム47のブラケット247がこのストップ
ピン246に当った時点で上フレーム47の回動が規制され
るようにしておくと好都合である。
又、ストップピン246を下フレーム78に対して取外し可
能としておき、感光体ユニット58及び現像ユニット59の
交換時等のようにプリンタ上ユニット1を大きく持ち上
げる必要がある場合には、このストップピン246を下フ
レーム78から取り外し、上フレーム47が鎖線の如くほぼ
直角まで持ち上げることができるようにすると更に好都
合である。
このような2段階回動構造としておくことによりオペレ
ータの便宜が図れる。
上下ユニット・ロック機構 第2図において、プリンタ上ユニット1を図示の開放位
置から矢印Gのように閉じると、プリンタは第3図の状
態になってプリント可能となる。但し、実際にプリント
を行なうにあたっては上下ユニット1と2をこの状態に
ロックする必要がある。以下にそのための機構について
説明する。
第13図において上ユニットフレーム47の前面47aに、レ
バー支持ブラケット143,143及びレバー押え板144,144が
樹脂一体成形によって設けられている。レバー支持ブラ
ケット143,143は、ロックレバー145の両端支軸146,146
を支持する。この時、支軸146,146の上側は押え板144,1
44によって下方へ押圧される。押え板144は樹脂で出来
ていて可撓性を有しているから、支軸146をブラケット1
43へ挿入する時は、一旦押え板144を上方へ押し広げつ
つその挿入作業が行なわれる。支軸146がブラケット143
の凹部へ入ると、押え板144が自動的に下方に復元移動
して、ロックレバー145全体を保持する。ロックレバー1
45の上ユニットフレーム47への組付けを容易にするた
め、支軸146に軸方向のすり割りを設けておくこともで
きる。
この時、ロックレバー145は支軸146を中心として回動可
能であるが、ロックレバー145の上部にはフレーム47方
向に突出する如くばね材147,147が予め取り付けられて
いるので、フレーム前面47aに装着されたロックレバー1
45は矢印H方向へ回動するように付勢される。ばね材14
7は板ばねでも良く、又ばね性のある樹脂によりロック
レバー145全体とともに一体成形しても良い。
ロックレバー145の両端下部に、それぞれロック爪148,1
48が一体成形により形成されている。第12図に示すよう
に、下フレーム78のうちそれらのロック爪148に対応す
る位置にフック149,149が一体成形で形成されている。
プリンタ上ユニット1を閉じるとばね材147の働きによ
り、ロックレバー145のロック爪148がフック149の穴に
自動的に嵌まり、上ユニット1がロック、すなわち固定
される。プリンタ上ユニット1を持ち上げる場合は、ま
ずロックレバーツマミ10をつまみ、それをばね材147の
ばね力に抗して上方へ回動させる。すると、ロック爪14
8とフック149との係合が外れ、支障なくプリンタ上ユニ
ット1を持ち上げることができる。ロックレバーツマミ
10はカバー8の前面に設けられた開口248から外部へ張
り出している。
従来、このようなロック機構を作る時は、金属シャフト
にツマミ、爪等を付設するといった複合構造が多かっ
た。これに対し本実施例では樹脂一体構造としているの
で軽量で、しかも作るのが容易である。又、アースも不
要となる。ストッパ312はロックレバー145全体とともに
一体に形成されたものであって、ばね材147と同様ケー
ス47方向に突出している。これはロックレバー145が回
動し過ぎてばね材147がへたるのを防ぐため、ロックレ
バー145の回動を一定量に制限するためのものである。
支持ブラケット143,143の下方に、紙搬送方向の位置決
め突起150,150及び感光体軸方向の位置決め突起151,151
がフレーム47と一体成形されている。これらの突起のう
ち第13図の右側の1組は第12図の右側のフック149と係
合するが、その係合の様子を示すと第22図の通りであ
る。両突起がそれぞれ1つのフック149と係合すること
により、上ユニットフレーム47が感光体軸方向(レーザ
の主走査方向)及び紙搬送方向(レーザの副走査方向)
へ位置ずれするのを確実に防止できる。
レーザ光学装置 レーザ光学装置14(第3図)については、第5図及び第
6図においてその一例を挙げて概略の作用を説明した。
この例において、レーザ光の光路を正常状態に保持する
ため、第1ミラー19及び第3ミラー23がケース155に対
して正確に垂直に固定されなければならない。
本実施例では第23図に示すように、ケース155(第5
図)と一体に成形された支持部156と、ばね材から成る
押え板157とによって第1ミラー19等を固定する。この
場合、支持部156については、第1ミラー19が押し付け
られる面156aが精度良く垂直に仕上げられている。この
垂直面156aにミラー19を押し当て、その後方から押え板
157のアーム157a,157aによってミラー19を垂直面156aに
押し付ける。押え板157のアーム157aは、押え板157を穴
158を介してケース155の所定位置にねじ止めした時、た
わみ変形によってミラー19を押圧するようになってい
る。その際、アーム157aには予めミラー19方向に突出す
る小突部159,159が設けられており、よってミラー19の
押圧はこれら小突部を介して2点によって行なわれる。
この2点押圧により、ミラー19は垂直面156aによって確
実に位置決めされる。
第3図及び第6図に簡単に示してある第2シリンドリカ
ルレンズ22は、その全体形状が第13図の下部位置に示す
ようになっている。これは、全体レンズ部と共に樹脂一
体成形によって作られている。このシリンドリカルレン
ズ22は上ユニットフレーム47の前面47aに設けた開口249
を介して第3図に示す上ユニットフレーム47内の所定位
置に挿入でき、またそこから引抜きできる。所定位置に
挿入されたシリンドリカルレンズ22は、光学レンズとし
て作用すると共に、光学装置14内にトナーその他のゴミ
が入るのを防ぐためのシール部材としても作用する。そ
のため、シリンドリカルレンズ22と上ユニットフレーム
47の対応部分との嵌合はできるだけ気密であることが望
ましい。
第2シリンドリカルレンズ22の装着手段の一例として次
のようなものがある。第33図に示すように第2シリンド
リカルレンズ22は、上ユニットフレーム47の穴303を区
画する平行な2つの側壁304,304の内側に配置される。
上ユニットフレーム47な一体に成形された各側壁304の
両面には、第2シリンドリカルレンズ22の長手方向にお
ける各側縁22b,22bを摺動自在にガイドする上下の支持
部305及び306が上ユニットフレーム47と一体に成形され
ており、第2シリンドリカルレンズ22は、これらの支持
部305,306に挟まれた状態で支持される。
各側壁304の上下の支持部305,306は千鳥状に配列されて
いるが、これは上ユニットフレーム47の成形時に型抜き
し易くするためのものであり、該フレーム47の成形が可
能であれば、支持部を例えば平行なガイドレール状等の
適宜な形態に形成しても良い。
第2シリンドリカルレンズ22をセットした時は、第34図
に示す如く、第2シリンドリカルレンズの先端部に形成
された両係止部307,307に、上ユニットフレーム47に一
体成形された弾性片308が係合し、これにより第2シリ
ンドリカルレンズ22の抜け出しが阻止される。又、両側
壁304に一体に架橋されたストッパ309に第2シリンドリ
カルレンズ22に突設された規制片310が当たり、第2シ
リンドリカルレンズ22が所定のセット位置よりも奥に押
し込まれることが阻止される。
第2シリンドリカルレンズ22の清掃又は交換のため、こ
れを引き抜く時は、ツマミ22aをつかんで矢印T方向に
引けば良い。こうすると、両弾性片308が第2シリンド
リカルレンズ22の先端の膨***311によって弾性的に開
拡され、第2シリンドリカルレンズ22は上ユニットフレ
ーム47の開口249を通して引き抜かれる。
ツマミ22aは、第2シリンドリカルレンズ22が所定位置
に装着された時、ロックレバーツマミ10と同様カバー8
の開口248ら外部へ露出する。このように開口248が共用
できるので外観を損なわず、又作業性も良い。
第3図においてオゾンファン46の右側に設けられている
ビームシャッタ258はピン259を中心として回動可能であ
る。第3図のように上・下ユニット1及び2が閉じられ
ている時、このビームシャッタ258は感光体ユニット58
上の突起250(第4図(a))によって押し挙げ回動さ
れ、レーザビーム照射口251が開いている。プリンタ上
ユニット1を持ち上げると突起250とビームシャッタ258
との係合が解除され、該ビームシャッタが右方へ回動し
てレーザビーム照射口251を閉じる。
本実施例では、後述するインターロックスイッチの作用
により、プリンタ上ユニット1を持ち上げるとレーザ光
学装置14への給電が断たれてレーザビームは照射されな
いことになっているが、そのインターロックスイッチ4
の誤動作を考慮して上記ビームシャッタ258を設け、安
全の確保を図っている。
又、プリンタ上ユニット1の上ユニットフレーム47のう
ちレーザビーム照射口251に対応する所に、ゴム、スポ
ンジ等の弾性材から成る遮蔽部材252が固着されている
(第2図参照)。上・下ユニット1及び2が閉じられる
と、第3図に示すように遮蔽部材252の下端がプリンタ
下ユニット2内の現像ユニット58(第4図(a)参照)
の上面に圧接し、よってこの遮蔽部材によってレーザ照
射口251のまわりが密封される。これにより、レーザ光
学装置14内のトナーその他のゴミの侵入、レーザ光の光
漏れ及び外からの光の侵入等が防止される。
給・排紙部 給紙トレイ3はプリンタ下ユニット2に対して着脱自在
である。この給紙トレイ3は第1図からもわかるよう
に、押圧レバー152を設けてある部分153が下方向に張り
出しているので、底が平らでない。よって、給紙トレイ
3を下ユニット2から外して放置すると、そのトレイ3
の後部がシーソーの様に下方へ下がって転写紙が後方へ
ずれ落ちるおそれがある。これを防止するため、第3図
に示すように張り出し部153の後方の底面に突出部154を
設けておくと良い。これにより、給紙トレイ3のすわり
が良くなって紙のずれ落ちが解消される。
給紙トレイ3の上部には手差しガイド板255が取り付け
られており、この手差しガイド板255の上から転写材を
手差しで送り込むことができるようになっている(第3
図矢印M)。給紙トレイ3上に普通紙転写紙を積載して
おいて、手差しガイド板255から封筒を手差し給送する
ものしすれば、手紙の印字と封筒への宛名書を交互に1
組づつ行なうこともできる。
又、本実施例に係るプリンタには、第30図に示すように
プリンタ下ユニット2の下部に給紙ユニット266を着脱
自在に連結することができる。この給紙ユニット266の
中には予備給紙トレイ267が配設されていて、そのトレ
イ267上に複数の転写紙268が積載されている。これらの
転写紙268は、給紙ローラ269及び搬送ローラ270によっ
て矢印Nのように1枚づつプリンタ下ユニット2内へ給
送される。給送されたその転写紙が既述のプリントプロ
セスを受けることは、給紙トレイ3上の転写紙31の場合
と変わりがない。
給紙トレイ3からの給紙を行なうか、あるいは予備給紙
トレイ267からの給紙を行なうかは、操作パネル5にそ
のための選択スイッチを設けて指示したり、あるいはホ
ストコンピュータからの指示によって行なわれる。
尚、図からもわかるように下給紙トレイ267からプリン
タ下ユニット2内の上下搬送ローラ34,35までの紙搬送
距離は、給紙トレイ3からそれらローラ34,35までの紙
搬送距離よりも長い。一方、プリントプロセスを実行す
るためには両給紙トレイ3及び267のそれぞれから出た
転写紙が上・下搬送ローラ34,35に達するまでの時間は
等しくなければならない。そこで、実施例の予備給紙ロ
ーラ269はプリンタ下ユニット2内の給紙ローラ32より
も速い送り出し速度で転写紙267を送り出すようになっ
ている。
プリント終了後の転写紙は上部排紙トレイ9へ排紙され
て積み重ねられる。上部排紙トレイ9が深い程、すなわ
ち上部排紙トレイ9から上排紙ローラ45までの高さhが
高い程スタックできる転写紙の枚数が増える。ところ
が、これが深過ぎるとスタックされた転写紙が乱れた
り、又プリンタ全体が徒に大型となる。よって、深さの
程度従って、転写紙スタック数には限度がある。
ところが上述した予備給紙トレイ267を用いた実施例の
場合、上部排紙トレイ9へスタックすべき転写紙数が大
幅に増大することが考えられる。このため、次の構成を
採用すると都合が良い。
第30図に示すように、プリンタの上・下ユニット1,2の
左側に排紙ユニット271が付設される。この排紙ユニッ
ト271は、本体ケース272と、これにピン273を介して矢
印P方向に回動可能に枢支されたカバー274とを有して
いる。カバー274は通常図示していないロック装置によ
って第30図に示す垂直状態に保持されている。カバー27
4及び本体ケース272には第30図の紙面垂直方向に、互い
に間隔をあけて配置される複数のリブ275,276,277が付
設され、これらのリブによって転写紙排紙路278が形成
されている。本体ケース272には搬送ローラ279,280及び
排紙ローラ281が支持されていて、これらの各ローラに
よって転写紙が搬送・排紙される。
排紙ユニット271を通して転写紙を搬送する時は、排紙
切換爪41を破線位置に切換える。これにより、排紙ロー
ラ40から送り出された転写紙は搬送ローラ279を介して
排紙ユニット271へ送り込まれる。
上記排紙トレイ9から排紙ユニット272の排紙ローラ281
までの高さHは、前記上排紙ローラ45までの高さhより
も高い(H>h)。よって転写紙が排紙ユニット271か
ら排出される場合は、より多くの転写紙をスタックする
ことが可能となる。この場合、紙排出の方法として、当
初プリンタ上ユニット1の上排紙ローラ45を使って排紙
を行ない、転写紙がその上排紙ローラ45の高さまでスタ
ックされたところで、排紙ユニット271の排紙ローラ281
による排紙を始めるようにする。こうすれば、排紙ユニ
ット271から排出される転写紙が深い位置に落下すると
いう事態が回避られて、スタックされた転写紙に不揃い
が発生しない。
尚、場合によっては、排紙ユニット271の排紙ローラ281
のみ、あるいはプリンタ上ユニット1の上排紙ローラ45
のみを使っても良い。又、これらの排紙ローラ281及び4
5を交互に用いることもできる。
実施例のプリンタ上ユニット1はプリンタ下ユニット2
に対して持ち上げ回動される。ところが、排紙ユニット
271の上部が第30図のようにプリンタ上ユニット1の上
方に位置していると、このままでは排紙ユニット271が
邪魔となってプリンタ上ユニット1の持ち上げができな
い。そこで図示の例では、排紙ユニット271が給紙ユニ
ット266(プリンタ下ユニット2であっても良い)に、
ピン282を介して矢印Q方向に回動可能に支持されてい
る。プリンタ上ユニット1の開閉時には排紙ユニット27
1を上・下ユニット1,2に対してQ方向に回動させ、これ
がプリンタ上ユニット1の開閉の邪魔にならない位置に
退避させる。尚、排紙ユニット271を給紙ユニット266等
に対して着脱自在に構成しておき、プリンタ上ユニット
1の開閉時にはこれを取り外すようにすることもでき
る。
排紙ユニット271の排紙路278において転写紙がジャムを
起こした時は、カバー274をピン273を中心としてP方向
に回動し、これを第31図に示す位置に移動する。これに
より、排紙路278が外部に露出するもので、簡単にジャ
ム紙を取り除くことができる。
下部搬送ローラ279の後流位置に予備切換爪283が設けら
れている。この切換爪283は第30図に示す位置と第31図
に示す位置との間で切換えられる。予備切換爪283が第3
0図の位置にある時、既述の上部排紙トレイ9への排紙
が行なわれる。一方、予備切換爪283が第31図の位置に
ある時、転写紙は下部搬送ローラ279からカバー274上へ
と排出される。転写紙の反転排出を希望しない場合にこ
のような排紙モードが採られる。カバー274そのものを
排紙トレイとして兼用できるので部品点数の低減が図ら
れる。
又、カバー274の開閉に連動して予備切換爪283の切換動
作が得られるように構成すると操作が簡単となって有利
である。例えば、カバー274の開閉に伴ってオン・オフ
するスイッチ(図示せず)を設けておき、カバー274を
第31図に示す位置に開いた時、このスイッチをオンさ
せ、これによって図示しないモータ、ソレノイド等の駆
動装置を作動させて予備切換爪283を第30図の位置から
第31図の位置に作動させ、逆にカバー274を閉じる時も
上記駆動装置の作動により予備切換爪283を第1図の位
置へ戻す。
又、次のような方法もある。第30図及び第31図に示すよ
うにカバー274にカム部材284を固設し、カバー274を閉
じている時はトグルばね285の作用により予備切換爪283
を第30図の位置に保持する。カバー274を開く時、これ
と一体のカム部材284が予備切換爪283に当ってこれを加
圧して第31図の位置に回動させる。予備切換爪283はト
グルばね285によってこの状態に保持される。
排紙ユニット271の排紙ローラ281は、第19図に示す如く
上・下プリンタユニット1,2内の排紙ローラ40,45と同じ
ように構成できる。又、第32図のようにすると更に便利
である。図において排紙ローラ281は、駆動ローラ286と
従動ローラ287から成り、駆動ローラ286はその支軸288
に固定された従動ギヤ289及びこれに噛み合う駆動ギア2
90を介して回転駆動される。支軸288上に連結部材291
が、回転可能しかし軸方向摺動不能に採り付けられてい
る。連結部材291の他端にはナット292が設けられ、この
ナット292は可逆転モータ293によって回転駆動される送
りねじ294に係合している。
モータ293を停止した状態で転写紙を上部排紙トレイ9
へ排出させる時の転写紙の位置を第32図に鎖線で示す位
置であるとする。この状態で何枚かの転写紙をスタック
した後、モータ293を作動させて送りねじ294を回転させ
る。すると、ナット292が送りねじ294の軸線方向に移動
し、それに応じて駆動ローラ286も同じ方向に移動し、
その結果、ローラ286及び287に挟持された転写紙が破線
の如くδだけずれる(シフトする)。
このようにδだけずらされた転写紙を上部排紙トレイ9
へ排出すれば、それ以前に該トレイ9上へ排出されてい
る転写紙群と区別することができる。つまり、複数の転
写紙を数束づつに区分けすることができる。
実際には、第30図に示すように排紙ローラ281の上流側
にセンサ295を設け、転写紙をシフトさせるべき外部信
号が後述のメインコントローラに入力されている時は、
センサ295が転写紙後端を検知した際、その検知信号に
基づいてモータ293を作動させ、駆動ローラ286をシフト
する。
電装関係 第24図において160は電源入力部であり、ACプラグ161を
介して商用電源に接続される。この中にはメインスイッ
チ162、ノズルフィルタ163が含まれている。電源入力部
160は、第12図に示すように下フレーム78の奥側に配置
される。メインスイッチ162は下フレーム78の側壁を貫
通して下部へ出ており、外部からオペレータがスイッチ
ング操作できる。ノイズフィルタ163は供給された電力
から外来ノイズを除去する。
電源入力部160からの電力は、一方がインターロックス
イッチ164を介してメインコントローラ用電力供給部
(メインPSU)165に供給され、他の一方がキャラクタコ
ントローラ用電力供給部(キャラクタPSU)166に供給さ
れる。メインPSU165は第13図に示すように上ユニットフ
レーム47の左側に配置されるものであり、ノイズフィル
タ167、定電圧回路168、半導体リレー(SSR)169を有し
ている。定電圧回路168は主にAC/DC変換を行なう。SSR1
69は加熱ローラ36内のヒータ38(第3図)の温度制御の
ための給電のオン・オフを行なう。ヒータ38には第3図
からもわかるように温度制御用のサーミスタ235が付設
されるが、このサーミスタ235は、転写材として封筒等
の最小幅転写材が適用される時、その最小幅転写材の搬
送経路に対応する上方位置に配設される。その理由は、
一般に封筒は糊付けによって作られているので、定着温
度が高過ぎるとその糊が溶けて不具合が生じる。よっ
て、サーミスタ235を封筒等の最小幅転写材が通過する
であろう位置に最も近く配置して正確なヒータ温度制御
を可能にするためである。
インターロックスイッチ164は、第12図に示すように下
フレーム78の右側手前に配設され、通常はオフとなって
いて、下に押された時にオンとなる。プリンタが組み上
げられた時、下フレーム78の右端部には樹脂製のインナ
ーカバー170が装着される。これにより、インターロッ
クスイッチ164はインナーカバー170のスイッチカバー17
1によって覆われる。スイッチカバー171には十字形の穴
172が形成されている。この十字穴は、人間の指は入ら
ないがプリンタ上ユニット1の対応する部分に設けられ
る適宜形状の押圧子173(第2図)は入ることができる
程度の大きさになっている。よって、第2図のようにプ
リンタ上ユニット1が持ち上げられている時はインター
ロックスイッチ164がオフとなっていてメインPSUに給電
されないが、上ユニット1が閉じられると押圧子173に
よってインターロックスイッチ164がオンとなって給電
が行なわれる。十字穴172が人の指を通せないようにな
っているのは、上ユニット1が開かれている時、誤って
インターロックスイッチ164がオンとならないようにす
るためである。インタロックスイッチ164のオフにより
レーザ光学装置14への給電が断たれてレーザビームの照
射が中断されることは前述の通りである。
インナーカバー170は装着された状態で第3図に示すよ
うに、給紙ローラ32を覆うようになっている。これによ
り、給紙ローラ32にゴミ等が付着するのが防止され、更
に上ユニット1を持ち上げた時の給紙ローラ32の保護が
図られる。
キャラクタPSU166は第13図において上ユニットフレーム
47の右奥側に配設されるものであり、その内部には第24
図の通り、ノイズフイッタ174、定電圧回路175が設けら
れる。
メインPSU165は、メインコントローラ176、帯電チャー
ジャ12及び現像バイアス用パワーパック(帯電・現像P
P)177、転写チャージャ30用パワーパック(転写PP)17
8、メインモータ92、各種動作機器179等を駆動する。
又、オゾンファン46、吸引ファン50等のファン及び定着
部ヒータ38を駆動する。キャラクタPSU166は、キャラク
タコントローラ180を駆動する。
帯電・現像PP177は第13図に示すように上ユニットフレ
ーム47の奥側に配設される。一方、この帯電・現像PP17
7によって駆動される帯電チャージャ12及び現像ローラ2
6は第3図あるいは第4図に関連して既述した通り、そ
れぞれ感光体ユニット58及び現像ユニット59とともにプ
リンタ下ユニット2に配置される。これら両ユニット1
と2に亘って配設されるものを電気的に接続させるため
次のような構成を採用する。
まず、帯電チャージャ12に第4図(a)に示すように端
子195が設けられ、又第7図に示すように現像ローラ26
の軸端に端子196が設けられる。そして、これらの端子
と対応するように、プリンタ上ユニット1の底面(すな
わち上ユニットフレーム47の底面)から、帯電・現像PP
177の電源端子197及び198が突出している(第2図)。
電源端子197,198は第25図に示すように爪部199を備えた
円形凹部200と、その凹部の中に予め予圧が生ずる状態
で収められているばね端子201とを有している。帯電チ
ャージャ等の端子195,196は、上・下両ユニット1,2が閉
じた時にばね端子201の下端からそのはねの中に進入
し、ばね端子201が端子195,196に巻き付く状態で両者が
接続され、端子195,196側に高圧が印加される。ばね端
子201は下端に向けて末広がりの形状になっているの
で、端子195,196が間違いなく進入できる。又、ばね端
子と端子195,196の接触も良好である。更に、ばね端子2
01は爪部199によって予圧状態になっているので、接触
不良がない。
転写PP178は第12図に示すように下フレーム78の紙搬送
リブ124の隣り、従って第3図における転写チャージャ3
0の右隣りに固定される。転写PPからの高圧端子は第26
図に示すようにばね端子202として構成され、これが転
写チャージャ30のエンドブロック204内に埋設された端
子203に圧接して、端子203に接続されたチャージャワイ
ヤ205に高電圧を印加する。転写チャージャ30のケーシ
ング206は、2つのばね部207a,207bを有する一体形状の
ばね端子207によってアースが取られている。
転写チョージャ30の上方には、第3図から明らかなよう
に作像ユニットケース60が置かれる。第26図に示すよう
に転写チャージャ30の両端上部にスペーサ部材208,208
が設けられており、転写チャージャ30はこれらのスペー
サ部材208を介してばね端子202及び207aによって作像ユ
ニットケース60の下方から押し付けられる。スペーサ部
材208はエンドブロック204とともに樹脂一体成形され、
その高さが精度良く出せる。よって、転写チャージャ30
と作像ユニットケース60との間隔は常にスペーサ部材20
8の高さ分だけに確実に保たれる。これにより、常に一
定の転写作業を行なうことができる。
メインコントローラ176は、第13図及び第3図に示すよ
うにプリンタ上ユニット1内の電装シャーシ181に取り
付けられるものであり、第3図に関連して説明した、帯
電、露光、現像、転写等のプリンタプロセス全般の制御
を行なう。キャラクタコントローラ180はメインコント
ローラ176と同様に電装ショーシ181に取り付けられるも
のであり、ホストコンピュータ182(第24図)からセン
トロニクスインターフェース(S)あるいはRS232C
(R)を介して送られるキャラクタ情報をインタフェー
ス183を介してCPU184へ送り、ここでそのキャラクタ情
報に応じたキャラクタ信号を形成する。この時、第1図
のフォントカートリッジ挿入口6に差し込まれているフ
ォントカートリッジ185の内容に応じた字体に形成され
ることは前述の通りである。
ホストコンピュータ182からの情報は通常インターフェ
ースケーブルを介してキャラクタコントローラ180(場
合によってはメインコントローラ176)へ伝送される。
本実施例では第13図に示すように、プリンタ上ユニット
1内の電装シャーシ181に取り付けたシステムコントロ
ーラ180にコネクタ253を設け、このコネクタを介して上
記インターフェースケーブルを直接キャラクタコントロ
ーラ180に接続している。インターフェースケーブルを
プリンタ内で配回すことをしていないので、ホストコン
ピュータからの情報にノイズが入って印字不良を起こす
心配がない。
メインコントローラ176はCPU186、ゲートアレイで構成
される位相同期部187、表示駆動部188、スキャナ同期検
知部189、スキャナモータドライバ190、そしてビデオイ
ンターフェース部191を有している。
表示駆動部188は、操作パネル5を駆動するものであ
る。本実施例の場合、操作パネル5には第1図にも示す
ように、給紙トレイ3に載置された転写紙のサイズをCP
U186に指示するロータリータイプのスイッチ192、キャ
ラクタコントローラ180に対して種々の指示を行なうた
めのボタンスイッチ群193、各種表示をするLED群194が
設けられている。この操作パネル5は第13図のように、
電装シャーシ181の前面に着脱可能に取り付けられ、カ
バー8の開口209から外部へ露出する。シャーシ181への
操作パネル5の取付位置を可変できるようにしておい
て、それに応じてカバー8の開口209を別の個所にも開
けておけば、操作パネル5を自由に移動させて操作面を
変えることができる。この場合、別個所の開口209をキ
ャップでふさぐようにすると都合が良い。
ボタンスイッチ群193には次のようなスイッチが含まれ
る。
(フォント選択スイッチ) フォントカートリッジ挿入口6に数種類の字体を記憶し
たフォントカートリッジ(ROM)が挿入されることは前
述した。フォント選択スイッチはこれらのうちから希望
する字体を選択する際に操作される。
(ラインオン・オフスイッチ) これはホストコンピュータ182からキャラクタコントロ
ーラ180への情報伝送をオン・オフするものである。ラ
インオンとすると情報伝送が行なわれる。ラインオフと
すると情報伝送が中断される。ラインオフを設けたこと
により、プリンタのテストプリント時、あるいはフォン
トカートリッジ、エミュレーションカード等の交換時に
ホストコンピュータからの情報が入力されるのを防ぐこ
とができる。
位相同期部187は、CPU186によって実行されるプリント
プロセスとの同期をとってレーザ光学装置14内のレーザ
ダイオードLDを駆動する。又、同期検知部189を介して
光ファイバ25からの同期検知用レーザビーム(既述)を
受信してLDの発光タイミングを制御する。更に、スキャ
ナモータドライバ190を介してスキャナモータ15を位相
制御する。
ビデオインターフェース部191は、キャラクタコントロ
ーラ180との間で画像情報及び制御データの授受を行な
い、又制御の基準となるクロック信号をキャラクタコン
トローラ180へ伝送する。
メインコントローラ176内には、3端子レギュレータ、D
C/DCコンバータ等から成る2つの電圧変換部210及び211
が設けられていて、これらの電圧変換部により+24V、
+12V、+5V、−12Vの各電圧が作られている。これらの
各電圧により各機器の駆動用モータ、ソレノイド、レー
ザダイオード、ポリゴンモータ等が制御され又、各ロジ
ック回路が駆動される。このように、メインコントロー
ラ176で特別に制御用電圧を作っているのは、脈流の少
ないきれいな電源によって制御を行なうためである。こ
れにより、レーザダイオードの発光、ポリゴンミラーの
回転その他各プリントプロセスが誤動作なく実行され、
印字品質の良好なプリント製品が得られる。
オプションインターフェース300は、給紙ユニット266
(第30図)を付設した場合、その給紙ユニット266内の
給紙ローラ269の始動、停止のタイミング等を指示する
時に用いられるものである。
電力供給部をメインPSU165とキャラクタPSU166の2つに
分けたのは以下の理由による。
インターロックスイッチ164を設けたことによりプ
リンタ上ユニット1を持ち上げると自動的に電源入力部
160からの給電が止まる。この場合、キャラクタコント
ローラ180のCPU184の記憶内容も同時に消されてはまず
い。そこでキャラクタコントローラ用の電源部を別に設
けたのである。
プリンタによってはキャラクタコントローラ180を
内装ではなくて外装するものがあり、この場合には特に
キャラクタPSU166が不要となるから、予めキャラクタPS
U166を別個にしてあるのである。
第24図に示された各種動作機器179を詳細に説明すれば
次の通りである。給紙クラッチ212は給紙ローラ32の回
転を制御する。紙搬送クラッチ213は下搬送ローラ35の
回転を制御する。トータルカウンタソレノイド214は、
プリント枚数を表示するトータルカウンタ215(第12図
において下フレーム78の右奥に設けられていて、インナ
ーカバー170の窓216から視認できる)をカウントアップ
する。本実施例では、メインコントローラ176のCPU186
によるプリントプロセスにおいて転写チャージャがオン
となる毎にソレノイド214が作動して「1」づつカウン
トアップされるようプログラムされている。転写作業に
基づいてカウントアップすることにしたのは、プリント
製品の枚数とカウント値が正確に1対1に対応するよう
にするためである。仮にプリントプロセスにおける転写
作業以前の何等かの工程を基準とすると、転写紙がジャ
ム等によって途中で取り除かれた時、プリント製品枚数
とカウント値が1対1に対応しなくなる。
ラッチングソレノイド217は第15図において、吸引ファ
ンユニット49の1構成要素として組立てられる(作用自
体は吸引ファン50とは直接関係はない)。詳しい作用は
後述する。
第24図において、メインコントローラ176のCPU186にプ
ロセスの基準となる信号を送る入力装置218として、レ
ジストセンサ219、排紙センサ220、トナーオーバーセン
サ221、ペーパーエンドセンサ222、ラッチセンサ223、
そしてトナーエンドセンサ224が設けられている。
レジストセンサ219は第3図において搬送ローラ34,35の
右側に配設されている。該レジストセンサを転写紙が通
過したタイミングに基づいて下搬送ローラ35の始動タイ
ミングが決められる。
排紙センサ220は第3図において定着装置の後流位置に
配置される。
トナーオーバーセンサ221は、第3図においてトナー回
収タンク57の上部に設けた検知フイラー225の上方に配
置される(プリンタ上ユニット1に取り付けられてい
る)。感光体11上からクリーニングされた廃トナーがト
ナー回収タンク57内にたまり、これが満杯になると検知
フイラー225が廃トナーによって上方へ持ち上げられ、
トナーオーバーセンサ221によって検知される。
ペーパーエンドセンサ222は第3図において給紙ローラ3
2の右側、すなわち給紙トレイ3の先端上方に配置され
る。トレイ3上に転写紙がなくなるとそれを検知する。
ラッチセンサ223は第15図においてラッチングソレノイ
ド217の上方に配置される。該ソレノイド217のプランジ
ャによって光路が遮ぎられた時にオフとなる。
トナーエンドセンサ224は、第7図に示すように現像ユ
ニット59の1端に設けられているカム機構226の上方に
位置する如く、プリンタ上ユニット1の底部に配置され
るマイクロスイッチである(第2図)。カム機構226
は、現像タンク28内のトナー撹拌部材227(第2図)の
回転軸上に取付けられたカム228と、そのカム228の外周
面に当接しピン229を中心に揺動するレバー230を有して
いる。レバー230はばね231によってカム228に押圧され
ている。
第3図において、トナー撹拌部材227は現像タンク28内
のトナーを撹拌する。カム228はそれぞれが凹部を有す
る2枚のカム板から成っていて(詳しくは図示していな
い)、撹拌部材227の撹拌抵抗が大きい時(トナーが充
分量ある時)は互いの凹部がくい違っており、それに当
接するレバー230は常に上方へ持ち上げられていてトナ
ーエンドセンサ224をオンとしている。撹拌抵抗が小さ
くなると(トナーがなくなると)一方のカム板が回転ズ
レして両カム板の凹部が重なり合い、その凹部にレバー
230が落ち込み、トナーエンドセンサ224がオフとなって
トナーエンドが検知される。
上記説明から明らかなようにトナーエンドは、レバー23
0の上方移動によるマイクロスイッチのオン・オフによ
って検知される。よって、レバー230とマイクロスイッ
チのアクチュエータとの間隔は常に一定に保持される必
要がある。そこで本実施例では、第7図に示すようにマ
イクロスイッチであるトナーエンドセンサ224はを、ば
ね材を湾曲させることによって形成したホルダ232によ
って支持し、このホルダ232をプリンタ上ユニット1に
固定すると共にマイクロスイッチのアクチュエータ部分
がプリンタ上ユニット1からプリンタ下ユニット2へ向
けて突出するように構成している(第2図参照)。
プリンタ上ユニット1と下ユニット2とを閉じると、第
7図の現像ユニット59の突片233,233が、ホルダ232を上
方へたわませながらマイクロスイッチの両側突片234,23
4を押し上げる。上下ユニット1及び2がロックされる
と、両突片233及び234は、互いに圧力を及ぼし合った状
態でスイッチ突片234の高さ分だけの間隔をもって位置
固定される。かくしてレバー230とマイクロスイッチの
アクチュエータとの間隔が一定に保持される。
第24図のライン236は、各電気機器間に接続されるアー
スラインを示している。実施例では第27図に示すように
アース基板237はプリンタ下ユニット2の下フレーム78
に固定設置される。ところが、第24図の各機器は既述の
通り多くがプリンタ上ユニット1に配設される。上・下
ユニット1,2はヒンジピン238を中心として互いに回動す
るから、プリンタ上ユニット1内の各機器のアースライ
ンをプリンタ下ユニット2のアース基板237まで連絡す
るには工夫が必要となる。
実施例では、アース基板237に剛性の導電性金属板239を
接続してこの金属板239を下フレーム78の上方まで延ば
し、その金属板239とプリンタ上ユニット1のアース板2
40とを接続板241を介して電気接続している。この接続
板241は導電性及び可撓性を有する材質、例えばリン青
銅の薄板を湾曲させることによって形成されている。
又、接続板241の両端部241a,241bは図示の通り湾曲させ
られていて、これらの湾曲端子を段付ねじ242によって
それぞれアース板240及び金属板239にねじ止めすること
により電気接続が達成されている。
段付ねじ242を用いていることにより、接続板241とアー
ス板240及び金属板239とはねじ力によって接続されるの
ではなく、湾曲端子部241a,241b自体のばね性によって
接触が確保されている。これにより、接触部の接触状態
が経時的に劣化することが防止されて良好な接触状態を
恒久的に得られる。又、接続板241全体が湾曲形状に仕
上げられているので、上・下ユニット1及び2が互いに
回動しても接続板241がその回動に自由に追従すること
ができ、端子部241a,241bに大きな負担をかけずに済
む。
尚、プリンタ上ユニット1が持ち上げ回動される時、接
続板241の湾曲部241cの形状如何によっては、接続板241
がねじ242等にぶつかるおそれがある。このような場合
でも接続板241に傷が付かないよう、ねじ242のところに
紙面垂直方向に延びると共に接続板241に対する面が円
滑な曲面となっているガイド板243を設けておくと良
い。
第24図における電源入力部160はプリンタ下ユニット2
に設けられる。一方、電源入力部160と接続されるメイ
ンPSU165及びキャラクタPSU166はプリンタ上ユニット1
に設けられる。よって、これらをつなげるケーブルは上
・下ユニット間に亘って配線されることになる。このケ
ーブルは第12図の符号244で示すようにそのまわりが金
属製のスプリングチューブ245で覆われて保護される。
スプリングチューブであるから可撓性があってケーブル
244の曲げの自由度を拘束しない。又、金属製チューブ
であるからプリンタ上ユニット1の開閉が繰り返されて
スプリンタチューブ245が下フレーム78あるいはカバー
8(第13図)とこすれ合うことがあってもケーブル244
が傷付くこともない。
制御プロセス 本実施例では第24図のメインコントローラ176のCPU186
により、プリントプロセス及びそれに付随する各種プロ
セスが制御・実行される。帯電、露光、現像、転写等の
各工程から成る上記プリントプロセスについては第3図
に関連した作用説明の通りである。
これ以降、そのプリントプロセスに付随する他のいくつ
かの重要なプロセスについて説明する。
(不定形サイズ紙プリント) 本実施例では第1図及び第24図に示すように転写材のサ
イズを指定するためのロータリースイッチ192が操作パ
ネル5に設けられている。このスイッチ192によってB5,
A4等の紙サイズが指定される。又、各種サイズの封筒等
にプリントをする場合を考慮して特にサイズを特定しな
いための不定形サイズ指定をもできるようになってい
る。オペレータがこのサイズスイッチ192をB5,A4等の所
望サイズに合わせると、プリントプロセスにむける転写
材の搬送タイミングの設定とか、文字配列の設定(1ペ
ージに何文字を印字できるか等の設定)がそれぞれのサ
イズに合わせて行なわれる。例えば、転写材のジャム検
知に関しては、レジストセンサ219、排紙センサ220等で
転写材の先端が検知されてからその転写材のサイズに見
合った搬送時間後に同じセンサによって転写材の後端が
検知されない時にジャムが発生したものと判断するよう
になっている。不定形サイズを指定した場合は、指定で
きるサイズのうの最大サイズを基準としたプリントプロ
セスの各種タイミング設定がされる。
上記ジャム検知は、サイズスイッチ192がB5、A4等の定
形サイズ紙に合わされていれば、何等支障なく行なわれ
る。ところが、オペレータが各種サイズの封筒等にプリ
ントをしようととて不定形サイズを選択した場合、封筒
等のサイズは一般にかなり小さいので、レジストセンサ
219等を用いた上記のジャム検知が正常に行なわれない
おそれがある。そこで本実施例では、紙サイズスイッチ
192によって不定形サイズが指定された時には、ジャム
検知作業を行なわないものとして、プリントプロセスの
円滑な進行を確保している。
この場合、ジャム検知が省略されている旨が操作パネル
5のLED点灯によって表示される。
尚、サイズスイッチ192を不定形サイズにセットして封
筒に印字を行なう時、定着装置の加熱ローラ36の温度を
通常のプリント時よりも若干低くするようにプログラム
することもできる。一般に封筒は糊付けによって作られ
ているので、あまり定着温度が高いと糊が溶けるという
不具合を生じるからである。但しこの場合でもあまり温
度を下げ過ぎると定着不良を招くおそれがあるので注意
を要する。一般的には20%程度の低減で十分な定着性を
維持しつつ、糊の溶融を防止できる。
以上の説明では、不定形サイズを選択した時には最大サ
イズ転写材を基準としたプリントプロセスが実行される
と共に、ジャム検知の機能は省略することにしていた。
この制御方法とは別に、不定形サイズが指定された時
は、最初の1枚目の転写材については最大サイズ材を基
準としたプロセスを実行するが、その1枚目の転写材が
搬送されている間にその転写材サイズが検知された以後
は、2枚目以降の転写材についてその検知されたサイズ
に基づいてプリントプロセスを行なうようにすることが
できる。この方法によれば、転写材サイズに適合して高
速のプリントを行なうことができる。
(転写材サイズ異常情報) オペレータは紙サイズスイッチ192で紙サイズの指定が
できる。この指定は、給紙トレイ3上に載置されている
転写材のサイズと同じものを選定することによって行な
われる。よって、通常はスイチ192で指定されたサイズ
と給紙トレイ3上の転写紙サイズは同じである。ところ
が、オペレータのスイッチセットミスにより両サイズが
違ってしまう場合も想定される。この場合、何等の補償
もなくプリントプロセスが実行されると、例えばB5サイ
ズ分の印字がA4サイズ紙に実行されて余白部が大きくな
り過ぎたり、又逆に、印字数に対して数サイズが足りな
くなることもある。
これを解消するため本実施例では、プリントプロセスが
開始されて1枚目の転写紙がプリンタ内部へ搬送される
時、その1枚目の転写紙について転写紙サイズの確認を
行ない、その検知したサイズとスイッチ192によって指
定されたサイズが違っている場合は、その旨を操作パネ
ル5においてLED表示すると共にプリント動作を停止す
る。これにより、不良プリント製品を最少限におさえる
ことができる。
この場合、一旦プリンタ内へ送られら1枚目の転写紙は
そのまま排紙ローラ40あるいは45で外部へ排出される。
尚、転写紙サイズの検知は、そのための特別のセンサを
用意しても良いし、あるいはレジストセンサ219等の既
設のセンサを利用してもよい。
上記のように転写紙サイズの異常が報知された時、それ
と同時にメインコントローラ176のCPU186はキャラクタ
コントローラ180のCPU184に、今印字しようといている
印字情報をそのまま保持しておくように指示する。さも
ないと、せっかく形成した印字情報が紙サイズ指定ミス
によって消失してしまうからである。
(感光体ユニットの交換指示制御) 第15図の吸引ファンユニット49の上部に配設されている
OPCカウンタ250は、感光体ユニット58(第4図(a))
内のトナー回収タンク57、クリーニングブレード55等と
いったクリーニングに関する部分(クリーニングユニッ
ト)ごとのプリント枚数をカウントする。
OPCカウンタ250はメインコントローラ176からの転写指
令信号によってカウントアップを行なうが、そのカウン
トが1万になるとその旨の信号がメインコントローラ17
6(第24図)に送られ、メインコントローラ176により操
作パネル5に感光体ユニット交換表示がなされる。又、
OPCカウンタ250のカウントが1万になる前にトナーオー
バーセンサ221(第3図、第24図)がトナーオーバーを
検知すると、その旨がメインコントローラ176に送ら
れ、上記と同様に感光体ユニット交換表示がなされる。
一方、第4図(a)において、新品の感光体11を担持す
る感光体ユニット58のケース61上面にはユニットの識別
用突起301が形成されている。この突起は第2図におい
てプリンタ上ユニット1の底面に設けたタイプセンサ30
2によって検知される。上記感光体ユニット交換表示が
なされる時、ユニット識別用突起301がタイプセンサ302
によって検知されていれば(すなわち、感光体11が未だ
1万回使用前の場合であれば)、感光体ユニット交換表
示と共に「1」の表示がされる。
そして、その“感光体ユニット交換「1」”の表示と同
時にラッチングソレノイド217がオンとなってそのプラ
ンジャが引き下げられ、これによりラッチセンサ223が
オンとなる。ラッチセンサ223がオンとなっている限
り、“感光体ユニット交換「1」”の表示がされ続け
る。一旦オンとなったラッチセンサ223は、OPCカウンタ
250をリセットするリセットレバー251が矢印Jの如くリ
セット操作された時に、同時にオフ(初期状態)とされ
る。
“感光体ユニット交換「1」”の表示は、便宜上感光体
が1万回使用されたことを表わしている(1万回カウン
ト前トナーオーバーとなる場合もあるが、トナー回収タ
ンク57(第3図)は一般的なプリントが1万回行なわれ
た時に廃トナーで満杯となる程度の容量に設計されてい
る。よって、1万回カウント前にトナーオーバー検知に
よって“感光体ユニット交換「1」”の表示が出た場合
は実質的に感光体が1万回使用されたものとにみな
す)。よってこの表示を見たオペレータは、感光体ユニ
ット58のうちのクリーニングユニットを交換する。感光
体11の寿命は実施例の場合2万回であり、よってまだあ
と1万回の寿命があるので交換はしない。感光体ユニッ
ト58から感光体11を取り外して、クリーニングユニット
のみを廃棄する。
クリーニングユニットの交換にあっては、古い感光体ユ
ニット58に代えてトナー回収タンク57が空である新たな
感光体ユニット58に1万回使用済の感光体11を装着し、
その感光体ユニットをプリンタ下ユニット2の所定位置
に装着する。尚、新たな感光体ユニットのケース61には
ユニット識別用突起301が設けられていないものが選ば
れる。その後、オペレータがリセットレバー251を押す
とラッチセンサ223が初期化され、同時にOPCカウンタが
リセットされる。従って、これ以降OPCカウンタは再び
ゼロからカウントを始める。ユニット交換されてもリセ
ットレバー251が押されない限りラッチセンサ223は初期
化されず、よって“感光体ユニット交換「1」”の表示
が継続される。つまり、ラッチセンサ223はユニット交
換後のOPCカウンタのリセット忘れを防止している。
その後、プリントが繰り返され、再びOPCカウンタが1
万回カウントするか、あるいはトナーオーバーが検知さ
れると再び感光体ユニット交換表示がなされる。但し、
今回はユニット識別用突起301がないのでタイプセンサ3
02がこれを検知することがない。よって、この時の表示
は“感光体ユニット交換「2」”のような表示となる。
この表示はユニット交換が2回目、すなわち感光体が2
万回あるいはそれに近い回数だけ使用されたことを示し
ており、感光体自体の寿命が尽きていることを示してい
る。よって、“感光体ユニット交換「2」”の表示によ
りオペレータは感光体11ごと感光体ユニット58全体を新
しいものと交換する。
転写・除電クリーナ 本実施例では第3図に示すように除電ランプ54と転写チ
ャージャ30が隣り合って配置されている。第29図のクリ
ーナ252を使えば両方を同時にクリーニングできる。除
電ランプ54の上面透明板253はフエルト254でクリーニン
グされる。帯電チャージャ30のチャージワイヤ205はポ
リウレタンゴム等から出来ているポリッシングクロス25
5でクリーニングされる。クリーニングする時は、フエ
ルト254を透明板253に、そしてポリッシングクロス255
をチャージワイヤ205にそれぞれ同時に押し付け、その
状態でクリーナ252全体を紙面垂直方向に移動させる。
これによりトナーその他のゴミが取り除かれる。クリッ
プ256は、このクリーナ252をプリンタ内の適宜の所に引
掛けておくためのものである。ガイド突起257は、チャ
ージワイヤ205等を押し過ぎないように下フレーム78
(第3図)の張り出し部(図示せず)と係合するもので
ある。
効 果 本発明によれば、第1係合部及び付勢用弾性体をロック
レバーと一体にし、ロックレバーをユニットに装着した
時に自動的に弾性体が第1係合部を付勢するようになっ
ている。よって、ロック機構の組立てが非常に簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例であるレーザプリンタの外観斜視図、
第2図は第1図のレーザプリンタの上ユニットを開いた
状態を示す斜視図、第3図はそのレーザプリンタの側断
面図、第4図はそのレーザプリンタの作像ユニットの分
解斜視図、第5図はレーザ光学装置の平面図、第6図は
レーザ光学装置の光路図、第7図は現像ユニットの一部
の斜視図、第8図は歯車の噛み合い状態の図、第9図は
現像ユニットの他の一部の斜視図、第10図は第9図の矢
視Xに従った図、第11図は現像ローラのシール手段の説
明のための分解斜視図、第12図はプリンタ下ユニットの
一部を示す分解斜視図、第13図はプリンタ上ユニットの
一部を示す分解斜視図、第14図はオゾン排出装置の一部
の正面図、第15図は吸引ファンユニットの斜視図、第16
図はその吸引ファンユニットの一部の分解斜視図、第17
図は排紙ガイド部材の斜視図、第18図は駆動系の正面
図、第19図は排紙ローラの斜視図、第20図は排紙用リン
グの斜視図、第21図は排紙路切換手段の斜視図、第22図
はプリンタ上ユニットの位置決め手段の一部の斜視図、
第23図はレーザ光学装置のミラー固定手段の斜視図、第
24図は制御回路図、第25図は高電圧接続端子部の側断面
図、第26図は転写チャージャの設置状態を示す図、第27
図は上・下ユニットのアース接続の一手段の断面図、第
28図はプリンタ上ユニットの2段回動構造を示す断面
図、第29図は転写・除電クリーナの説明図、第30図はオ
プション給紙ユニットを装着した状態を示す側断面図、
第31図はオプション排紙ユニットの側断面図、第32図は
排紙ローラの一例の斜視図、第33図は第2シリンドリカ
ルレンズの支持手段の一例の斜視図、第34図は第2シリ
ンドリカルレンズの先端装置状態の斜視図である。 1……ユニット(プリンタ上ユニット) 2……ユニット(プリンタ下ユニット) 145……ロックレバー 147……弾性体 148……第1係合部(ロック爪) 149……第2係合部(フック)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巻田 信広 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 善朗 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 柳下 高弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 八巻 隆徳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 本橋 武 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮本 真義 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石津 久夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐川 泰博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 菅野 忠明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 三小田 知生 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 細川 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに分割可能な2つのユニットを有する
    静電記録装置において、いずれか一方のユニットに着脱
    自在に設けられ第1係合部を備えたロックレバーと、他
    方のユニットに設けられ上記第1係合部と嵌合する第2
    係合部と、ロックレバーに一体に取り付けられ該ロック
    レバーをユニットに装着した時に第1係合部が第2係合
    部に向かう方向に付勢されるよう該ロックレバーを回動
    付勢力する弾性体とを有することを特徴とする静電記録
    装置。
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DE19873729762 DE3729762A1 (de) 1986-09-05 1987-09-05 Elektrostatische aufzeichnungseinrichtung

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