JPH0727091Y2 - ホッチキスにおけるステープル折曲げ装置 - Google Patents

ホッチキスにおけるステープル折曲げ装置

Info

Publication number
JPH0727091Y2
JPH0727091Y2 JP2436391U JP2436391U JPH0727091Y2 JP H0727091 Y2 JPH0727091 Y2 JP H0727091Y2 JP 2436391 U JP2436391 U JP 2436391U JP 2436391 U JP2436391 U JP 2436391U JP H0727091 Y2 JPH0727091 Y2 JP H0727091Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
paper
inner walls
magazine
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2436391U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04112784U (ja
Inventor
利夫 清水
淳 前森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP2436391U priority Critical patent/JPH0727091Y2/ja
Publication of JPH04112784U publication Critical patent/JPH04112784U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0727091Y2 publication Critical patent/JPH0727091Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は紙綴り時に紙にステープ
ルが貫通した直後に紙載置台を下降させてステープルの
脚部をクリンチャでフラットに折曲げる機構を備えたホ
ッチキスにおいて、上記載置台のスライドのタイミング
が安定するように改善したステープル折曲げ装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】紙綴り時にステープルの脚部をフラットに
折曲げる折曲げ装置としては、実公平1ー18297号
公報に示されるものが知られている。これは、紙載置台
の下降を阻止するスライダーを前後方向に進退可能に配
置するとともに、マガジンに作動部材を回動自在に軸支
し、紙綴り時にハンドルとマガジンとが近接したときに
作動部材を回動させることによりスライダーを後退させ
て紙載置台を下降させ、相対的に上昇したクリンチャに
よって紙を貫通したステープルの脚部をフラットに折曲
げるものである。
【0003】ところで、マガジンに作動部材を軸支する
方式では、紙綴り時にマガジンは基台に近接するので、
作動部材の回動支点からスライダーに当たる当接部まで
の距離は短くせざるを得ない。この場合、作動部材の回
動によって後退するスライダーの移動量は限られ、小さ
な移動量でスライダーの作動タイミングを制御するには
高い寸法精度が要求されるので、非常に難しい。また、
作動部材を支軸によって支持する構造は組み付けが面倒
である。
【0004】そこで、作動部材を断面コ字形のハンドル
の両側内壁に回動自在に支持することにより、作動部材
の回動支点をハンドルに移すことが考えられている。と
ころが、この場合、ハンドルの両側内壁と作動部材との
間に間隙があると、作動部材がガタつくので、作動部材
の両側外壁とハンドルの両側内壁とを圧接させなければ
ならない。ところが、作動部材が回動する際、本来の回
動支点に代って上記圧接点が回動支点になり、その結果
作動部材の下降タイミングが狂ってステープルの折曲げ
が損なわれるおそれがある。
【0005】
【考案の目的】本考案は前記事情に鑑みて成立したもの
で、ハンドルに対してガタつきがなく、楽に組み付ける
ことができるとともに、スライダーの下降タイミングを
損なうこともないステープルの折曲げ装置を提供するこ
とをその目的とする。
【0006】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係るホッチキスにおけるステープル折曲げ
装置は、前端部にドライバを有する断面コ字形のハンド
ルとマガジンとの後端部を軸着し、前端部にクリンチャ
を設けた基台には、上記クリンチャに臨むステープル挿
通用開口部を有する紙載置台を昇降可能に、また前端部
で上記紙載置台の下降を阻止するスライダーを前後方向
に進退可能に配置するとともに、上記ハンドルの内側に
は、紙綴り時に前記ハンドルとマガジンとが近接したと
きにスライダーを後退せしめて紙載置台の下降阻止を解
除する作動部材を配置したホッチキスにおいて、上記作
動部材の一端には、上記ハンドルの両側内壁に突出形成
したバーリング部に対し上記両側内壁に沿って差込み可
能な開口溝を有するアーム部を形成するとともに、これ
ら両側のアーム部を上記バーリング部の下方において上
記両側内壁に圧接させることを特徴とする。
【0007】
【考案の作用、効果】前記構成によれば、紙綴り時にハ
ンドルを回動させてマガジンに近接させたときに作動部
材がスライダーを後退せしめて紙載置台の下降阻止を解
除し、紙載置台が下降することによって相対的にクリン
チャが上昇し、その途中で上記開口溝内に入り込んだス
テープル脚部を折曲げるので、脚部がフラットに折曲げ
られた状態で紙綴りを完了させることができる。
【0008】作動部材は上記両側内壁に沿って移動さ
せ、アーム部の先端開口溝をバーリング部に差し込むだ
けでハンドルに組み付けることができるので、作業が非
常に簡単である。また、作動部材の両側のアーム部が上
記ハンドルの両側内壁に圧接しているので、作動部材が
ガタつくことがない。
【0009】特に、上記両側アーム部の先端は、バーリ
ング部の下方において上記両側内壁に圧接しているか
ら、たとえ作動部材が上記圧接部を中心に上方に回動し
ようとしても、アーム部の先端開口溝とバーリング部と
がより密接に係合することになり、結果的にはバーリン
グ部を中心に回動することになるので、作動部材の作動
タイミング及び載置台のスライドのタイミングが狂うこ
となく安定し、良好な綴りを確保することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面によって本考案の実施例について
説明すると、図1に示されたホッチキスにおいて、符号
1は基台、2は連結ステープル(図示せず)を装填した
マガジン、3はハンドルで、マガジン2とハンドル3の
後端部は基台1の後端部に設けられた支軸4に軸着され
ている。上記ホッチキスは、ハンドル3を基台1側に回
動させることにより、その先端に設けられたドライバ5
をマガジン2の連結ステープルの前端ステープルを打ち
出して基台1の紙載置台6上の紙7を貫通させ、さらに
貫通した前端ステープルの脚部10を基台1の前端に設
けられたクリンチャ8で折曲げて綴るものである。
【0011】基台1の前部には紙載置台6が昇降可能に
配置されている。該紙載置台6の後端部は基台1の側壁
9の軸23に回動自在に支持され、前部下面に設けられ
たバネ11により常に上昇方向に付勢されているととも
に、上記クリンチャ8に臨むステープル挿通用開口部1
2が形成されている。
【0012】また、基台1にはスライダー13が前後方
向に進退可能に配置されている。スライダー13は、前
方の移動端において前端部13aを上昇した紙載置台6
の下部に入り込んで紙載置台6の下降を阻止し、後退時
に紙載置台6の下部から抜け出して紙載置台6の阻止を
解除するもので、バネ14により常に前方に移動するよ
うに付勢されている。また、後部には上方に突出する凸
部13bが形成されている。
【0013】次に、ハンドル3には作動部材15が回動
自在に支持されている。作動部材15は図5のように、
断面が下向きのコ字形に形成された本体15aの一端の
両側にアーム部16を有し、他端の両側からは上記凸部
13bの前面に係合する作動片17を垂下形成させてな
るもので、本体15aがマガジン2の上部を跨ぐように
配置されている。上記アーム部16の先端には、上記ハ
ンドル3の両側内壁18に突出形成した円筒状のバーリ
ング部19に対し上記両側内壁18に沿って差込み可能
な開口溝20が形成されている。そして、図3に示され
るように、これら両側のアーム部16の先端は上記バー
リング部19の下方において上記両側内壁18に圧接す
るよう、上方に向かって広がる形状に(正面から見てハ
の字形に)形成されている。作動部材15は上記両側内
壁18に沿って移動させ、アーム部16の先端開口溝2
0をバーリング部19に差し込むだけでバーリング部1
9を中心に回動自在に支持され、その組み付け作業は非
常に簡単である。
【0014】前記構成において、紙7の綴り前はスライ
ダー13が前部にあって紙載置台6の下降を阻止してい
る。この状態でハンドル3をマガジン2とともに下方に
回動させると、マガジン2の前端下面が紙載置台6上の
紙7に当接してそれ以上回動できないが、図2のように
ハンドル3を回動させてマガジン2に近接させていく
と、ドライバ5がマガジン2の連結ステープルの前端ス
テープルを打ち出すので、その脚部10が紙7を貫通
し、紙載置台6のステープル挿通用開口部12内に入り
込む。同時に、ハンドル3がマガジン2に近接すると、
作動部材15のコ字形本体15aの背部24がマガジン
2の上面部2a上を摺接する。ハンドル3をさらに回動
させることにより、上記背部24がマガジン2の上面部
2a上に沿って摺接しながら、作動部材15はバーリン
グ部19の中心を支点として上方に回動するので、作動
片17がバネ14に抗してスライダー13の凸部13b
を後方に押圧して後退させる。スライダー13が後退す
ると、その前端部13aは紙載置台6の下部から抜け出
して紙載置台6の下降阻止を解除し、紙載置台6がハン
ドル3に加えられた下向きの押圧力により下降する。こ
れにより、相対的にクリンチャ8が上昇し、その途中で
前記開口部12内に入り込んだステープル脚部がフラッ
トに折曲げられた状態で紙綴りを完了させることができ
る。
【0015】綴り後、ハンドル3を上方に回動させる
と、紙載置台6がバネ11により再び上昇するととも
に、作動部材15のスライダー13に対する押圧力も解
除されるので、スライダー13がバネ14により前方に
移動して紙載置台6の下部に入り込んで再びその下降を
阻止し、次の綴り作動が準備される。
【0016】上述のように、作動部材15は上記両側内
壁18に沿って移動させ、アーム部16の先端開口溝2
0をバーリング部19に差し込むだけでハンドル3に組
み付けることができるので、作業が非常に簡単である。
また、作動部材15の両側のアーム部16が上記ハンド
ル3の両側内壁18に圧接しているので、作動部材15
がガタつくことがない。しかも、上記両側アーム部16
の先端は、バーリング部19の下方において上記両側内
壁18に圧接しているから、図4に示すように、たとえ
作動部材15が上記圧接部21を中心に上方に回動しよ
うとしても、点線のようにアーム部16の先端開口溝2
0とバーリング部19とがより密接に係合することにな
り、結果的にはバーリング部19を中心に回動すること
になるので、作動部材15及びスライダー13の作動タ
イミングならびに紙載置台6のスライドのタイミングが
狂うことなく安定し、良好な綴りを確保することができ
る。
【0017】これに対し、図6の(a) (b) のように、上
記両側アーム部16の先端が、逆ハの字形でバーリング
部19の上方において上記両側内壁18に圧接するとき
は、作動部材15が上記圧接部22を中心に上方に回動
するにつれてアーム部16の先端開口溝20とバーリン
グ部19とが点線のように離れていき、作動部材15は
実質的に上記圧接部22を中心に回動することになるの
で、作動部材15の下降と紙載置台のスライドのタイミ
ングが所定のタイミングよりも早くなってしまい、フラ
ットな折曲げが損なわれるおそれがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るホッチキスの要部の断面図であ
る。
【図2】上記ホッチキスの綴り時の要部の断面図であ
る。
【図3】図1のXーX線上の断面図である。
【図4】作動部材の回動態様説明図である。
【図5】作動部材の斜視図である。
【図6】(a) は作動部材とハンドルとの取付け態様の不
適例の説明図、(b) はこの場合の作動部材の回動態様説
明図である。
【符号の説明】
1 基台 2 マガジン 3 ハンドル 5 ドライバ 6 紙載置台 8 クリンチャ 13 スライダー 15 作動部材 16 アーム部 18 両側内壁 19 バーリング部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端部にドライバを有する断面コ字形の
    ハンドルとマガジンとの後端部を軸着し、前端部にクリ
    ンチャを設けた基台には、上記クリンチャに臨むステー
    プル挿通用開口部を有する紙載置台を昇降可能に、また
    前端部で上記紙載置台の下降を阻止するスライダーを前
    後方向に進退可能に配置するとともに、上記ハンドルの
    内側には、紙綴り時に前記ハンドルとマガジンとが近接
    したときにスライダーを後退せしめて紙載置台の下降阻
    止を解除する作動部材を配置したホッチキスにおいて、
    上記作動部材の一端には、上記ハンドルの両側内壁に突
    出形成したバーリング部に対し上記両側内壁に沿って差
    込み可能な開口溝を有するアーム部を形成するととも
    に、これら両側のアーム部を上記バーリング部の下方に
    おいて上記両側内壁に圧接させることを特徴とするホッ
    チキスにおけるステープル折曲げ装置。
JP2436391U 1991-03-19 1991-03-19 ホッチキスにおけるステープル折曲げ装置 Expired - Lifetime JPH0727091Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2436391U JPH0727091Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 ホッチキスにおけるステープル折曲げ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2436391U JPH0727091Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 ホッチキスにおけるステープル折曲げ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04112784U JPH04112784U (ja) 1992-09-30
JPH0727091Y2 true JPH0727091Y2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=31909343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2436391U Expired - Lifetime JPH0727091Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 ホッチキスにおけるステープル折曲げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0727091Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4590694B2 (ja) * 2000-07-14 2010-12-01 マックス株式会社 ステープラの倍力機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04112784U (ja) 1992-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4590694B2 (ja) ステープラの倍力機構
JP3480378B2 (ja) 手動式袋結束機
JPS5937198B2 (ja) ステ−プラ保持装置及び該装置とステ−プラとのアセンブリ
JP4363821B2 (ja) ステープラーのための留め機構
JP4708652B2 (ja) 可逆電動モーターを備えた綴じ具
JPH0248229Y2 (ja)
JPH0727091Y2 (ja) ホッチキスにおけるステープル折曲げ装置
JP2004230483A (ja) ホッチキス
JP4135392B2 (ja) ステープラー
JPH0616664Y2 (ja) ホッチキスのクリンチャ機構
JP3503368B2 (ja) 電動ホッチキスのステープルの脚部切断機構
JPH0647661Y2 (ja) ホッチキス
JPH0650145Y2 (ja) ホッチキス
JPH0650143Y2 (ja) ホッチキス
JPH0647662Y2 (ja) ステープラー
JP5080142B2 (ja) ステープラ
JP2524275Y2 (ja) 事務用ステープラー
EP1577061B1 (en) Electric stapler
JP4001022B2 (ja) ステープラ
JPH0692075B2 (ja) ホッチキス
JPH0118297Y2 (ja)
JP2561157Y2 (ja) 電動ホッチキスにおけるマガジン作動案内装置
JP3444337B2 (ja) 電動ホッチキスにおけるクリンチャ機構
JPH0616666Y2 (ja) ホッチキス
JPH0644606Y2 (ja) ホッチキス

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term