JPH0726994Y2 - 液体容器の栓 - Google Patents

液体容器の栓

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JPH0726994Y2
JPH0726994Y2 JP16917088U JP16917088U JPH0726994Y2 JP H0726994 Y2 JPH0726994 Y2 JP H0726994Y2 JP 16917088 U JP16917088 U JP 16917088U JP 16917088 U JP16917088 U JP 16917088U JP H0726994 Y2 JPH0726994 Y2 JP H0726994Y2
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JP
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valve body
guide portion
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豊彦 高槻
良一 阪口
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は水筒、ポット等の液体容器の栓に関し、特に
いわゆるプッシュ−プッシュ機構を備えた栓に関するも
のである。
〔従来の技術〕
液体容器の栓に設けた弁を操作ボタンの2度押しによっ
て閉から開、開から閉に作動させるいわゆるプッシュ−
プッシュ機構を備えた栓は従来公知である(例えば、実
公昭56-53797号公報参照)。
このような栓は、栓本体とこれに組込まれる弁体及び弁
体を付勢するばねの他に、弁体を押下げ操作する操作ボ
タン、操作ボタン下端と弁体間に介在される摺動子、栓
に嵌着される操作筒等の諸部品が必要となり、構造が複
雑になると共に、コスト高の原因になる問題がある。
そこで、この考案は部品点数を減少させた簡単なプッシ
ュ−プッシュ機構を備えた液体容器用の栓を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は容器1の開口
部を閉塞するシール部2、注ぎ口3、該注ぎ口3を開閉
する弁体4及び該弁体4を閉弁方向に付勢するばね5を
備えた液体容器の栓において、弁体4の弁棒6を注ぎ口
3の開放端に露出せしめ、弁体4の外側面に外側突起7
を設けると共にそれより内方の弁体4下面に内側突起8
を設け、これらの突起7、8の周方向の位置を周方向に
隔りなく又は弁体4の回転ピッチPの整数倍だけ隔った
位置関係に設定し、外側突起7と対向した上案内部9を
栓本体10の下面に設けると共に、内側突起8と対向した
下案内部11を栓本体10に嵌合した機構部材12に設け、上
案内部9を一定ピッチで環状に配列した下向きの鋸歯状
突起13により形成すると共に、下案内部11を該下向きの
鋸歯状突起13とは半ピッチずらせて一定ピッチで環状に
配列した上向きの鋸歯状突起14により形成し、かつ上案
内部9の1つおきの鋸歯状突起13の谷部にその谷部より
深く窪み、かつ外側突起7が嵌入しうる幅の切込み15を
設けた構成としたものである。
〔作用〕
注ぎ口3から露出した弁棒6を押し込むと弁体4が注ぎ
口3を開放すると共に、弁体4と一体の外側突起7が上
案内部9の切込み15から抜け出す。弁体4が下案内部11
に接近すると内側突起8が下案内部11の1つの鋸歯状突
起14の傾斜面に係合し、その傾斜面に沿って谷の底まで
移動する。その移動に伴って弁体4も若干回転する。弁
棒6の押圧を解放すると、弁体4がほぼ半ストロークば
ね5の力で上昇するが、外側突起7が上案内部9の1つ
の鋸歯状突起13の傾斜面に係合し、その傾斜面を谷底の
方向に移動して止まる。このため、弁体4も若干回転す
る。注ぎ口3は開弁状態に保持される。
次に、再度弁棒6を押し込むと、内側突起8が次の鋸歯
状突起14の傾斜面に係合し、前記の場合と同様に谷底方
向へ移動し、弁体4を若干回転させる。弁棒6の力を解
放すると、外側突起7が上案内部11の傾斜面に移るが、
今度はその谷底部分に切込み15が設けられているので、
外側突起7はこの切込み15に落ちこむ。これによって、
弁体4は元の状態に戻り、注ぎ口3を閉塞する。
以上の開閉操作に伴って、弁体4は、一定のピッチPだ
け回転する。
〔実施例〕
添付の図面に示した実施例は、飲料用二重容器の栓に適
用した例である。
この二重容器は、両端に開口部20を設けた外容器21と、
一端に開口部22を設けた内容器23により構成され、内容
器23の開口部22を外容器21の一方の開口部20上にOリン
グ24を介して吊下げ状に係合される。
外容器21と栓25は、双方に設けたバヨネット突条35、36
の係合により結合され、栓本体10の下面に設けたシール
部2を内容器23の開口部22に押圧することにより、内容
器23と外容器21を同時に閉塞する。
外容器21の他端にも同様の栓25が嵌着される。
栓25は、栓本体10の注ぎ口3を突設したものであり、そ
の注ぎ口3の下端が弁座26になっている。弁体4のシー
ル部材27がこの弁座26に当接することにより、注ぎ口3
を閉弁し、離れることにより開弁する。弁棒6は注ぎ口
3を貫通し、その上端から若干突出する。
弁体4の外周面には外側突起7がその三等分位置に設け
られる(第5図、第6図)。外側突起7は全体として長
方体をなしているが、上面が傾斜している(第7図)。
上面の傾斜は、弁体4の回転方向(第6図、第7図の矢
印aの方向)に勾配が上る方向である。
上記の外側突起7の内側において、弁体4の下面に内側
突起8が設けられる。この内側突起8も全体として長方
体であるが、その下面が傾斜している(第7図)。その
傾斜方向は、弁体4の回転方向に勾配が下る方向であ
る。
内側突起8は、上記のように外側突起7の内側に設けら
れ、かつ少なくとも1個ずつ設けられておればよい。周
方向の両者の位置関係は、図示の実施例のように同一半
径線上に並んで設けてもよい、即ち周方向に隔りのない
位置関係に設けてもよいが、外側突起7と内側突起8を
1個ずつ設ける場合には、弁体4の回転の1ピッチP又
はその整数倍だけ隔った位置関係に設けてもよい。
一方、栓本体10の下面において、弁座26のまわりに上案
内部9が設けられる。上案内部9は、前記の外側突起7
と上下に対向する位置に設けられ、円筒部分の下端に一
定ピッチの鋸歯状突起13を設けたものである。この突起
13は外側突起7の上端面の傾斜と一致する傾斜面を有す
る。また、1つおきの突起13ごとの傾斜面の各底に一層
深く窪んだ切込み15を設けている。この切込み15は外側
突起7が嵌入しうる幅をもつ。また、切込み15間のピッ
チPは、前述のピッチP(第6図)と一致する。
また、栓本体10の下面において、シール部2の保持溝を
形成するリブ28の内周面に機構部材12のつば29が嵌着さ
れる。つば29の外周面には1つの小突起30が設けられ
(第5図)、リブ28の内周面の1個所に設けた凹部31に
これを嵌合することにより機構部材12の回り止めを図
る。
つば29の内周にはリブ28により連結されたケース32が設
けられ、ケース32の底面に設けられた孔33のまわりに下
案内部11が設けられる。
下案内部11は、内側突起8の下方においてこれと対向す
る位置に設けられ、上案内部9の鋸歯状突起13と同一ピ
ッチの鋸歯状突起14を環状に、かつ半ピッチだけ周方向
に位置をずらせて設けている(第7図)。また各突起14
の傾斜面の傾斜方向は内側突起8の傾斜面と一致する。
ケース32の底面の孔33のまわりと、弁体4の下面にばね
5が介在され、弁体4を上向きに付勢する。
この考案の実施例は以上のように構成され、通常は外側
突起7が上案内部9の切込み15に嵌り、弁体4のシール
部材27が弁座26に押圧された閉弁状態にある(第3
図)。
この状態から弁棒6の先端を押下げると、シール部材27
が弁座26から離れて開弁するとともに、外側突起7が切
込み15から抜け出す(第7図一点鎖線参照)。これと共
に内側突起8が対向する下案内部11の一つの鋸歯状突起
14の傾斜面に係合し、その傾斜面をその谷底の方向に移
動する。その結果弁体4もわずかに回転する。この状態
から弁棒6に加えていた力を解放すると、弁体4はばね
5の力により後退し、再び外側突起7が対向する1つの
鋸歯状突起13の傾斜面に係合し、その傾斜面に沿って谷
の底まで移動する。この状態で弁体4は注ぎ口3を開弁
状態に保持する。
次に、再度弁棒6を押し込むと、前記と同様に内側突起
8が下案内部11の対向する鋸歯状突起14に係合し、弁体
4を回動させながら谷の底まで移動する。そこで弁棒6
を解放すると、外側突起7が上案内部9の対向する鋸歯
状突起13に係合してその傾斜に沿って移動するが、谷の
底に相当する部分に切込み15が設けられているので、そ
の切込み15に嵌る。これにより、弁体4は元の閉塞状態
に戻る。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、プッシュ−プッシュ
機構の一部を栓及び弁体に設けたことにより、弁体とコ
イルばねのほかには機構部材を追加するだけで、プッシ
ュ−プッシュ機構をもった栓を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の断面図、第2図は一部切欠分解斜視
図、第3図は閉弁状態の一部を示す断面図、第4図は開
弁状態の一部を示す断面図、第5図は栓内部の分解斜視
図、第6図は弁体の横断平面図、第7図はプッシュ−プ
ッシュ機構の作動の説明図である。 1……容器、2……シール部、3……注ぎ口、4……弁
体、5……ばね、6……弁棒、7……外側突起、8……
内側突起、9……上案内部、10……栓本体、11……下案
内部、12……機構部材、13、14……鋸歯状突起、15……
切込み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器1の開口部を閉塞するシール部2、注
    ぎ口3、該注ぎ口3を開閉する弁体4及び該弁体4を閉
    弁方向に付勢するばね5を備えた液体容器の栓におい
    て、弁体4の弁棒6を注ぎ口3の開放端に露出せしめ、
    弁体4の外側面に外側突起7を設けると共にそれより内
    方の弁体4下面に内側突起8を設け、これらの突起7、
    8の周方向の位置を周方向に隔りなく又は弁体4の回転
    ピッチPの整数倍だけ隔った位置関係に設定し、外側突
    起7と対向した上案内部9を栓本体10の下面に設けると
    共に、内側突起8と対向した下案内部11を栓本体10に嵌
    合した機構部材12を設け、上案内部9を一定ピッチで環
    状に配列した下向きの鋸歯状突起13により形成すると共
    に、下案内部11を該下向きの鋸歯状突起13とは半ピッチ
    ずらせて一定ピッチで環状に配列した上向きの鋸歯状突
    起14により形成し、かつ上案内部9の1つおきの鋸歯状
    突起13の谷部にその谷部より深く窪み、かつ外側突起7
    が嵌入しうる幅の切込み15を設けたことを特徴とする液
    体容器の栓。
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