JP2599364Y2 - 缶容器用キャップ群 - Google Patents

缶容器用キャップ群

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JP2599364Y2
JP2599364Y2 JP1993020104U JP2010493U JP2599364Y2 JP 2599364 Y2 JP2599364 Y2 JP 2599364Y2 JP 1993020104 U JP1993020104 U JP 1993020104U JP 2010493 U JP2010493 U JP 2010493U JP 2599364 Y2 JP2599364 Y2 JP 2599364Y2
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JP
Japan
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cap
peripheral surface
stem
cylindrical
caps
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JP1993020104U
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JPH0672885U (ja
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恵一 鹿村
勝彦 鹿野谷
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Mitani Valve Co Ltd
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Mitani Valve Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薬剤,化粧品等を収納
した比較的小さな缶容器に使用されるものであって、ス
テムや弁筒などから構成されたバルブ構造体を缶容器に
取り付けるための組付キャップ,ステムを操作するため
の操作用キャップおよびこれら両者の間にセットされる
中キャップからなる缶容器用キャップ群に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のバルブ構造体は、その
一部が缶容器上面の開口部の縁部分と組付キャップの天
井部分とで挟み込まれた状態で固定されており、さら
に、この組付キャップの筒状部分をかしめて、缶容器の
外周側面に係合させることにより缶容器と組付キャップ
とが一体となるようにしている。
【0003】また、この組付キャップに操作用キャップ
を被せて当該操作用キャップの通路部をバルブ構造体の
ステムの出口に接続し、この状態で操作部を押し下げた
とき、ステムが下方に移動してバルブを開放状態にする
ことにより缶容器の内容物がこのステム−通路部を介し
て外部に放出されるようにしている。
【0004】この操作用キャップは、図2の7で示すよ
うに筒状の周面部分7aとこれに続く上面部分7bとか
らなっており、この上面部分7bには押圧されることに
より下方に回動する操作部10が設けられている。
【0005】そして、操作用キャップを缶容器に取り付
けたときには当該操作用キャップの通路部がステムの出
口部分につながるようになっており、また、操作用キャ
ップの周面部分7aなどについては硬い材質のもので形
成することにより外側キャップとしての強度と定型性と
を確保している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このように、操作用キ
ャップの周面部分7aは硬質のもので形成されているた
め、薬剤や化粧品等を入れる小型の缶容器の開口部を形
成する筒状部分において比較的高い割合で発生する径寸
法のばらつきに対し、この操作用キャップが対応でき
ず、操作用キャップの周面部分の径寸法精度をいくら高
くしても、これが缶容器の前記筒状部分に取り付けられ
た組付キャップに合致するとは限らないという問題点が
あった。
【0007】すなわち、かしめ作業等により缶容器の前
記筒状部分に固着された組付キャップの径寸法はほぼ当
該筒状部分のそれに対応した程度のばらつきとなってお
り、この組付キャップの周面部分の外径寸法(l1 )と
これに嵌めるかたちでセットされる操作用キャップの周
面部分の内径寸法(l2 )とが、 ・l1 >l2 の場合には組付キャップの外周面に操作用
キャップを嵌めることができず、 ・許容範囲以上の「l1 <l2 」の場合には組付キャッ
プに操作用キャップを嵌めてもガタが生じやすく使い勝
手の悪いものとなる。
【0008】そこで、本考案では、組付キャップおよび
操作用キャップそれぞれの周面部分の間にこれらの各キ
ャップと係合する中キャップを設け、この中キャップの
変形作用により、缶容器側の前記ばらつき(l1 <l2
の場合)があっても確実に対応できる缶容器用キャップ
群を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の缶容器用キャッ
プ群は、 ・内周面が、缶容器の開口部側の筒状部分の外周面に係
合する組付キャップ ・この組付キャップに対応した筒状の周面部分とこれに
続く上面部分とを持ち、当該上面部分には、所定範囲に
わたるスリットにより分離されて回動可能な操作部、お
よび缶容器側のステムと連通する通路部を形成した操作
用キャップ ・前記組付キャップおよび前記操作用キャップそれぞれ
の周面部分の間に設けられ、組付キャップ外周面に対す
る係合部および操作用キャップ内周面に対する第2の係
合部を持つ、筒状で変形可能な中キャップ で構成されている。
【0010】
【作用】このように、操作用キャップは、第1の係合部
および第2の係合部を備えた中キャップを介して組付キ
ャップに取り付けられることになり、組付キャップの外
径寸法に所定範囲のばらつきがあるときでも、中キャッ
プがこのばらつきに応じて変形することによりこれをカ
バーし、第1の係合部による組付キャップとの係合状
態、および第2の係合部による操作用キャップとの確実
な係合状態を確保するようにしている。
【0011】
【実施例】本考案の実施例を図1および図2を参照して
説明する。図において、1は缶容器、1aは開口部、1
bは筒状部分、1cは凹部、2はバルブ構造体、3はス
テム、3aはコイルスプリング、3bはオリフィス、3
cは出口、4は弁筒、4aは鍔部、4bは吸上げパイ
プ、5,5aはパッキン、6は組付キャップ、6aは天
井部分、6bはかしめ部、7は操作用キャップ、7aは
周面、7bは上面部分、7cは係止片、7dは環状凹
部、8はスリット、9は支点、10は操作部、10aは通路
部、11は中キャップ、11aは第1の係合部、11bは第2
の係合部である。
【0012】ここで、缶容器1上部の筒状部分1bに
は、缶容器1の開口部1aの縁部分とアルミ等で形成さ
れた組付キャップ6の天井部分6aとの間に弁筒4の鍔
部4aを挾んだ状態で、組付キャップ6が嵌め込まれる
とともに、この組付キャップ6の外周面をかしめること
により、筒状部分1bの外周面に形成された凹部1cと
組付キャップ6のかしめ部6bが係合して両者が一体と
なるようにしている。
【0013】そして、開口部1aと天井部分6aとの間
に鍔部4aが挾まれた状態の弁筒4は、その内部に、コ
イルスプリング3aで上方に付勢されたステム3を設置
するとともに、缶容器1内と弁筒4内とを連通させる吸
上げパイプ4bを備え、これら各部材一体としてバルブ
構造体2を形成している。なお、ステム3は、組付キャ
ップ6から突出した状態となっている。
【0014】このとき、鍔部4aと天井部分6aとの
間、鍔部4aと開口部1aとの間にそれぞれパッキン
5,5aを設置することにより缶容器1内の気密を維持
するようにしており、さらに、パッキン5aは、ステム
3のオリフィス3bを非使用状態において閉塞するよう
にしている。
【0015】ここで、操作用キャップ7は、プラスチッ
クで形成されるとともに周面部分7aと上面部分7bと
からなり、周面部分7a内側の、下部には環状凹部7d
を、上部には複数の係止片7cをそれぞれ形成し、ま
た、上面部分7bには通路部10aを持つ操作部10を設け
るとともに、この操作部10のまわりにスリット8を形成
し、操作部10が支点9の部分で操作用キャップ7と接続
されるようにしている。これにより、操作部10は、支点
9を軸として回動可能な状態となっている。
【0016】また、中キャップ11は変形可能な材質(例
えばプラスチック等の合成樹脂)で形成されるととも
に、その内周面には第1の係合部11aを、その外周面の
下端には第2の係合部11bを設けている。なお、中キャ
ップ11の外径寸法は、操作用キャップ7の周面部分7a
の内径寸法と略同一に形成されている。
【0017】そして、操作用キャップ7の周面部分7a
に中キャップ11を嵌め込み、第2の係合部11bを環
状凹部7dに入り込ませることにより両者が一体化す
る。このとき、中キャップ11の上面は、周面部分7a
の内側部分に形成された係止片7cに受け止められた状
態となっている。
【0018】次に、この一体化した中キャップ11の内側
に組付キャップ6を嵌め込んで凹状のかしめ部6bに当
該中キャップ11の第1の係合部11aを係止させることに
より、操作用キャップ7を缶容器1に取り付けられるよ
うにしている。このとき、ステム3の出口3c部分が操
作部10の通路部10aの一部に入り込んでステム3と通路
部10aとは連通状態となる。
【0019】ここで、組付キャップ6の外径寸法が基準
値からずれている場合、例えば全体的に基準値より大き
い場合やその周方向に基準値より大きい部分と小さい部
分とが混在している場合などには、このずれに応じて中
キャップ11が変形することにより、基準値からの前記ず
れがないときと同じように、その第1の係合部11a及び
第2の係合部11bはそれぞれかしめ部6b及び環状凹部
7dと確実に係合することになる。
【0020】次に、操作用キャップ7がセットされた状
態で、図1の矢印に示すように、操作部10を押し下げる
と、この操作部10は支点9を軸として回動し、この回動
に伴ってステム3をコイルスプリング3aの付勢に抗し
て下方に移動させる。そして、このステム3の下動によ
りパッキン5aで塞がれていたオリフィス3bが弁筒4
内に露出し、ステム3と弁筒4とを連通させることにな
る。
【0021】したがって、缶容器1に収納されている内
容物は、内部圧力によって吸上げパイプ4b−弁筒4−
オリフィス3b−ステム3−出口3c−通路部10aを介
して外部に放出されることになる。なお、操作部10を押
し下げから開放すると、ステム3がコイルスプリング3
aにより上動することに伴って操作部10も支点9を軸と
して回動し、元の非使用状態の位置に戻るようになって
いる。
【0022】
【考案の効果】本考案は、缶容器の開口部側の筒状部分
にかしめ処理などで固着される組付キャップの周面部分
と、回動形式の操作部および内容物の通路部を形成した
操作用キャップの周面部分との間に、それぞれのキャッ
プに係合する変形可能な中キャップを設けているため、
当該筒状部分などの外径寸法に所定範囲のばらつきがあ
る場合にもこの中キャップの変形によって組付キャップ
に対する操作用キャップの取り付けをガタのない確実な
ものにすることができる。その結果、必然的に、内容物
放出方向や、内容物放出機構の動作開始/動作終了など
の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の、缶容器用キャップ群の実施例を説明
する断面図である。
【図2】操作用キャップおよび中キャップを示す斜視図
である。
【符号の説明】
1・・・缶容器 1a・・開口部 1b・・筒状部分 1c・・凹部 2・・・バルブ構造体 3・・・ステム 3a・・コイルスプリング 3b・・オリフィス 3c・・出口 4・・・弁筒 4a・・鍔部 4b・・吸上げパイプ 5,5a・・パッキン 6・・・組付キャップ 6a・・天井部分 6b・・かしめ部 7・・・操作用キャップ 7a・・周面部分 7b・・上面部分 7c・・係止片 7d・・環状凹部 8・・・スリット 9・・・支点 10・・・操作部 10a・・通路部 11・・・中キャップ 11a・・第1の係合部 11b・・第2の係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 83/40

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面が缶容器(1)の開口部(1
    a)側の筒状部分(1b)の外周面に係合する組付キャ
    ップ(6)と、 この組付キャップ(6)に対応した筒状の周面部分(7
    a)とこれに続く上面部分(7b)とを持ち、当該上面
    部分(7b)には、所定範囲にわたるスリット(8)に
    より分離され回動可能な操作部(10)および缶容
    器(1)側のステム(3)と連通する通路部(10a)
    を形成した操作用キャップ(7)と、 前記組付キャップ(6)および前記操作用キャップ
    (7)それぞれの周面部分の間に設けられ、組付キャッ
    外周面に対する係合部(11a)および操作用キャッ
    内周面に対する第2の係合部(11b)を持つ、筒状
    で変形可能な中キャップ(11)とからなり、 この中キャップ(11)の変形により、前記缶容器
    (1)の前記筒状部分(1b)の径寸法のばらつきに対
    応できるようにしたことを特徴とする缶容器用キャップ
    群。
JP1993020104U 1993-03-26 1993-03-26 缶容器用キャップ群 Expired - Lifetime JP2599364Y2 (ja)

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JPH0672885U JPH0672885U (ja) 1994-10-11
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