JPH07264614A - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置の駆動方法

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JPH07264614A
JPH07264614A JP6051661A JP5166194A JPH07264614A JP H07264614 A JPH07264614 A JP H07264614A JP 6051661 A JP6051661 A JP 6051661A JP 5166194 A JP5166194 A JP 5166194A JP H07264614 A JPH07264614 A JP H07264614A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カラーノイズを発生せず、白バランスを保ちな
がら色飽和度を向上する表示が可能な液晶表示装置の駆
動方法を提供すること。 【構成】液晶表示装置の各画素の透過率とRGBアナロ
グビデオ信号レベルの特性を色飽和度が高い場合はT−
V曲線b102を用いて、低い場合はT−V曲線a10
1を用いる。 【効果】色飽和度の高い部分と色飽和度の低い部分で透
過率特性が異なるので表示上の色飽和度が向上する。ま
た、クロマ回路のカラーは最適に合わせておけばよいの
でカラーノイズの発生もなく、白バランスも崩れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー表示を行う液晶表
示装置の駆動方法に関し、さらに詳しくはコンポジット
ビデオ信号の画像情報をカラー表示する液晶表示装置の
駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の液晶表示装置の駆動方法の
ブロック図を示す。コンポジットビデオ信号802はク
ロマ回路804に出力し、クロマ回路804からRGB
アナログビデオ信号を駆動回路806に出力する。駆動
回路806は液晶パネル808を駆動する。コンポジッ
トビデオ信号802はNTSC方式、PAL方式、SE
CAM方式のどれでも同様である。ここでは、NTSC
方式を例に説明する。図10(a)にコンポジットビデ
オ信号802を示す。この信号をクロマ回路804でR
GB各色のアナログビデオ信号に変換する。図10
(b)に変換したRGBアナログビデオ信号を示す。図
10(b)のAnはRGBアナログビデオ信号の最大振
幅である。駆動回路806は入力されたRGBアナログ
ビデオ信号の電圧レベルに応じて液晶パネル808の透
過率特性を制御し、RGBアナログビデオ信号の映像を
液晶パネル808に忠実に再現する。RGBアナログビ
デオ信号と液晶パネル808の透過率特性を図9に示
す。図9の横軸はRGBアナログビデオ信号の電圧レベ
ルを示し、縦軸は液晶パネル808の透過率TLCD を表
す。T−V曲線c902が透過率特性である。RGBア
ナログビデオ信号電圧レベルが最大振幅のAnのときに
液晶パネル808の透過率が100%になり、電圧レベ
ルが0のときには透過率も0%になる。この透過率特性
によりカラー映像を表示する。
【0003】以上のように従来の液晶表示装置では、図
9に示す如く透過率特性は一つしか存在せず、コンポジ
ットビデオ信号802で表現される映像がカラーでも白
黒でも同じ透過率特性で映像を表現する。したがって、
従来の液晶表示装置にカラー映像を表示した場合の色再
現性はクロマ回路804の色復調の性能で決定されるこ
とになり、クロマ回路の性能が重要視されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、高性能のク
ロマ回路を用いても、実際のカラー液晶表示装置の表示
映像を見るとカラーCRTに比べて色再現性に劣った印
象を受ける。この原因は、NTSC方式の放送方式によ
るところが大きい。本来、NTSC方式はCRTを受像
器として用いた場合を前提に考案されたもので、その伝
送方式にはCRTで用いるブラウン管の特性や人間の視
覚特性を巧みに利用した手法が多く盛り込まれている。
ところが、CRTと液晶表示装置では表示方法が異な
る。CRTと表示方法を異にする液晶表示装置の場合に
はNTSC方式は色再現性に不都合を与える場合があ
る。
【0005】CRTは電子銃から蛍光体に電子ビームを
発射することによって蛍光体が発光し、カラー表示を行
う。これと対称的に液晶表示装置はバックライトの光の
透過光量を制御するライトバルブ方式の受光型の表示装
置である。バックライトには冷陰極管を用いる場合が多
いが、液晶ビデオプロジェクターなどではハロゲンラン
プやメタルハライドランプを用いる。
【0006】このようにバックライトを用いた受光型の
液晶表示装置では自発光型のCRTに比べると明るさ
(輝度)が不足してしまうのが現状である。液晶表示装
置の光の透過する面積割合を示す開口率はアクティブ方
式では30%程度で、その30%の光はさらに偏光板と
カラーフィルターで吸収され、実際に透過する光量はバ
ックライトの光量の数%にしか満たない。
【0007】このように液晶表示装置の光利用効率は悪
く、CRTに比べてかなり暗い画面になってしまう。特
に、液晶ビデオプロジェクターではバックライトが暗い
上、投影方式なので環境の明るさに弱いことから輝度不
足が問題視されている。このような暗い画面にCRTを
前提にしたNTSC方式のコンポジットビデオ信号を忠
実に表示するとさまざまな不都合が生じる。
【0008】まず、色のない白黒映像を表示した場合
は、画面全体がCRTに比べて暗くなるが、全体的に暗
くなるためにある程度の明るさがあれば十分視覚に耐え
ることができる。また、バックライトに冷陰極管を用い
たものなどは、色温度も高いのでCRTに近い感覚を与
える。
【0009】ところが、カラー表示になるとCRTと液
晶表示装置では映像の色再現性が大きく異なる。同じカ
ラー映像をCRTと液晶表示装置に表示した場合、液晶
表示装置の方が色飽和度が不足して見える。この原因
は、人間の視覚特性は輝度が低くなると色の判別能力が
低下するところにある。さらに、輝度が低くなると同じ
色相の色でも異なった色に見えるベツォルド・ブリュッ
ケ現象が起こる。青緑光はより青色に見え、橙色光はよ
り黄色に見えてしまう。
【0010】このような現象が表示品質に大きな影響を
与える。これらはすべて輝度不足が原因であるため、バ
ックライトに冷陰極管を用いたものよりも投影式の液晶
ビデオプロジェクターで顕著に見られる。特にハロゲン
ランプを用いた小型単板式液晶ビデオプロジェクターの
場合は輝度不足が著しいため視覚への影響が非常に大き
い。
【0011】この問題に対する対策として、クロマ回路
でカラー(色飽和度)を向上する方法が以前からある。
これは、クロマ回路804内でY/C分離した後にC信
号成分を増幅し、Y信号成分に対するC信号成分の割合
を増やすことにより色飽和度を向上する方法である。I
C化されたクロマ回路804にはあらかじめカラー調整
回路が内蔵されている場合がほとんどなので比較的容易
に採用できた。
【0012】しかし、この方法には大きな問題がある。
C信号成分を増幅した場合は色差信号を増幅することに
なるので色信号成分に輝度信号成分が混入し、白バラン
スが崩れてしまう。送信側で行われるγ補正の影響も無
視できない。また、輝度信号成分の混入は色信号と輝度
信号間のクロストークによるカラーノイズとなり表示品
質を落としてしまう。このように白バランスのずれとカ
ラーノイズの発生の2つの問題が生じるのでクロマ回路
でカラー(色飽和度)を向上する方法には限界がある。
【0013】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決した、白バランスを保ち、カラーノイズの発生を抑え
て、色飽和度を向上するカラー液晶表示装置の駆動方法
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、コンポジットビデオ信号をクロマ回路に
よりRGBアナログビデオ信号に変換し、該RGBアナ
ログビデオ信号の電圧レベルの高低に基づいて、赤、
緑、青各色に対応する各画素の透過率の高低を制御して
カラー表示する液晶表示装置の駆動方法において、コン
ポジットビデオ信号から映像の色飽飽和度を検出し、液
晶表示装置の赤、緑、青各画素の透過率が最高値に達す
るRGBアナログビデオ信号の電圧レベルを、色飽和度
が高い程低い電圧レベルとする、RGBアナログビデオ
信号対各画素の透過率特性にして駆動することを特徴と
する。
【0015】
【作用】コンポジットビデオ信号中で色飽和度の低い部
分はRGBアナログビデオ信号のピーク電圧付近の電圧
B/W で液晶表示装置の透過率が最大になるが色飽和度
の高い部分ではAB/W より低い電圧レベルのACOL にな
るところで透過率が最大になるので、RGBアナログビ
デオ信号の実際の色飽和度に比べて液晶表示装置の表示
上の色飽和度が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明による実施例を図1〜図7を用
いて説明する。図1はRGBアナログ信号の電圧レベル
に対する液晶表示装置の透過率特性である。縦軸は液晶
表示装置の表示上の輝度特性TLCD を表す。つまり、T
LCD =0%のときは液晶表示装置が表現可能な最も暗い
画面になり、TLCD =100%のときは液晶表示装置が
表現可能な最も明るい画面になる。横軸はコンポジット
ビデオ信号をクロマ回路で復調したRGBアナログビデ
オ信号の電圧レベルを示し、AB/W は100%振幅のと
きの電圧レベル、ACOL は75%振幅のときの電圧レベ
ルである。ACOL は、 ACOL < AB/W の関係を満たしていれば、75%振幅の電圧レベル以外
に設定してもよい。
【0017】T−V曲線a101はRGBアナログビデ
オ信号が0VのときはTLCD =0%で、AB/W のときに
LCD =100%に達する特性を示す。T−V曲線b1
02はRGBアナログビデオ信号が0VのときはTLCD
=0%で、ACOL のときにTLCD =100%に達し、A
COL 以上の電圧レベルでは飽和する特性を示す。
【0018】つまり、T−V曲線a101の特性で表示
する場合はAB/W の電圧レベルまでTLCD が0%〜10
0%の範囲で変化するが、T−V曲線b102の特性で
表示するとAB/W の75%に相当するACOL の電圧レベ
ルでTLCD が100%になるので、0VとAB/W 以外の
電圧レベルではT−V曲線a101よりもT−V曲線b
102の特性で表示するほうが液晶表示装置の透過率T
LCD は高くなり明るい表示になる。この2つのT−V曲
線を色飽和度によって使い分けることにより液晶表示装
置の表示上の色再現性を向上させる。
【0019】その使い分ける方法を実際に75%カラー
バー信号を表示する場合を例に説明する。図2(a)は
75%カラーバー信号のコンポジットビデオ信号であ
る。太線が輝度信号を表し、縦の細線が色差信号を表
し、輝度信号に多重されている。75%カラーバーの場
合の左端の色差信号のない部分は75%白で右に順にそ
れぞれ色飽和度が75%の黄、シアン、緑、マゼンタ、
赤、青となり右端は0%黒になる。図2(c)にその様
子を示し、実際に液晶表示装置に表示した状態である。
【0020】次に、図1のT−V曲線a101の特性を
持つ液晶表示装置に75%カラーバーを表示した場合に
ついて説明する。図2(d)の実線のグラフは、75%
カラーバーを表示した場合のRGB各原色の表示上の輝
度特性である。75%白の部分はRGB共に75%の輝
度となり、0%黒の場合はRGB共に0%の輝度となっ
ている。その他の色は加法原理により作られるが、どの
色も75%の輝度と0%の輝度の組み合わせで作られ色
飽和度は75%になっている。従来の液晶表示装置がこ
の場合に相当し、白黒部分もカラー部分も同じT−V曲
線a101を用いていたため、色の部分も白黒部分も7
5%までの輝度にしか達しないので色飽和度も75%そ
のままである。
【0021】ところで、コンポジットビデオ信号は輝度
信号に色差信号が多重されて伝送されている。この色差
信号に含まれる色情報の内、その振幅を色飽和度の情報
として取り出す。ここで、単純に色差信号の振幅を色飽
和度の情報とする場合、厳密には若干の問題が発生す
る。しかし、人間の視覚特性上はほとんど問題にならな
いため、色差信号の振幅を色飽和度の情報として扱って
も構わない。図2(b)に図2(a)の75%カラーバ
ーの色差信号成分の振幅の包絡線を示す。図2(b)の
振幅の最も大きい部分が最も色飽和度の高い部分で白黒
部分は最も振幅の低い部分となる。
【0022】図2(a)から図2(b)を抽出する様子
を図3(a)に示す。図3(a)においてコンポジット
ビデオ信号302はY/C分離器304に接続し、分離
された色差信号306は色検出器308に接続し、色検
出信号310として出力する。Y/C分離器304は、
カラーサブキャリア帯のバンドパスフィルター方式や、
1ラインくし型フィルター方式、3次元YC分離など様
々なものがあるがどの方式でも構わない。また、色検出
器308は整流回路とローパスフィルターから構成さ
れ、色差信号306の包絡線信号を作り、増幅して色検
出信号310として出力する。
【0023】図3(b)は色検出信号310の拡大図で
ある。点線は色飽和度を決定するしきい値電圧で、これ
より高い部分は色飽和度が高いとし、低い部分は色飽和
度が低いとする。図2(b)の75%カラーバーの場合
も同様で、点線より上を色飽和度が高いとし、下を色飽
和度が低いとする。75%カラーバーの場合は色のつい
ている部分は全て75%の色飽和度でかなり高い飽和度
なので、75%白と0%黒の両端だけ色飽和度が低いこ
とになり、色のついている部分は全て色飽和度が高いこ
とになる。
【0024】ここで、色飽和度に応じて図1の2つの透
過率特性のT−V曲線a101とT−V曲線b102を
使い分けて表示を行う。図2(b)の点線で示すしきい
値電圧より下側の色飽和度が低い部分については図1の
T−V曲線a101の特性に従って表示し、しきい値電
圧より上側の色飽和度が高い部分は図1のT−V曲線b
102の特性に従って表示する。
【0025】すると、左端の75%白の部分はT−V曲
線a101の特性に従うので図1によると、電圧レベル
はAB/W の75%のACOL に相当し、TLCD =75%の
表示になる。ところが、色飽和度の高い部分の黄から青
の部分はT−V曲線b102の特性に従うので、75%
の輝度レベルは図1によるとACOL の電圧レベルでは、
LCD =100%になる。このときの液晶表示装置の表
示上の輝度特性を図2(d)の点線で示す。
【0026】図2(d)によれば、75%白と0%黒の
白黒部分に関しては従来と変わらない表示となるが、黄
から青の色飽和度の高い部分についてはRGB各色の輝
度が75%から100%に25%だけ向上している。ま
た、RGB各色の輝度が0%の部分は従来のまま0%で
ある。従って、液晶表示装置の表示上の色飽和度が向上
したことになる。
【0027】以上、75%カラーバーを表示する場合に
ついて説明したが、図1に示す通り、RGBアナログビ
デオ信号の電圧レベルは75%以外の電圧レベルにおい
てもT−V曲線a101よりT−V曲線b102の方が
LCD が高くなっているので、液晶表示装置の表示上の
色飽和度を向上させることができる。
【0028】また、図1においてT−V曲線b102は
COL より高い電圧レベルではTLCD が100%に飽和
してしまい色再現性に問題を生じるが、実際のテレビ放
送などの映像信号中には75%以上の色飽和度を持った
情報はほとんど存在しないため、視認上の問題はない。
【0029】さらに、色飽和度をより向上させたい場合
は図1におけるT−V曲線b102が100%に飽和す
る信号電圧レベルACOL をAB/W の75%から低い電圧
レベルに下げれば実現できる。発明者の実験によると、
60%まで下げると色の飽和度が高すぎる感じがし、7
5%程度が適当であった。
【0030】つぎに、本実施例を実現する液晶表示装置
の例を説明する。図4は本実施例を実現する液晶表示装
置のブロック図である。図1においてコンポジットビデ
オ信号402はY/C分離回路404に接続している。
Y/C分離回路404のY出力とC出力はクロマ回路4
06に接続し、C出力は色検出器408にも接続してい
る。クロマ回路406のRGB各出力はそれぞれR遅延
線410a、G遅延線410b、B遅延線410cを介
してR用A/D変換器412a、G用A/D変換器41
2b、B用A/D変換器412cに接続している。しき
い値電圧407は色検出器408に、出力の色検出信号
はマルチプレクサA409に接続している。マルチプレ
クサA409はVt(COL)とVt(B/W)のどち
らか一方を各A/D変換器412a〜cの上側基準電圧
Vrtに接続し、Vbは下側基準電圧Vrbに接続して
いる。各A/D変換器412a〜cのデジタルデータ出
力DR、DG、DBはマルチプレクサB414に、その
出力DOUTが信号電極駆動回路422に接続してい
る。コントローラ416は、クロックφ1を各A/D変
換器412a〜cに、信号電極駆動用クロックφ2を信
号電極駆動回路422に、走査クロックφ3を走査電極
駆動回路418に接続している。
【0031】マルチプレクサA409で選択する2つの
上側基準電圧Vt(COL)、Vt(B/W)の設定電
圧レベルを図5に示す。図5において、実線の波形は図
4におけるR信号411a、G信号411b、B信号4
11cの0%黒から100%白までのランプ波形を示
す。Vt(B/W)は色飽和度の低い場合に用いる上側
基準電圧で、100%白の少し下側に設定する。Vt
(COL)は色飽和度の高い場合に用いる上側基準電圧
で、75%白付近に設定する。また、下側基準電圧Vb
は0%黒の少し上側に設定する。
【0032】図4のR遅延線410a、G遅延線410
b、B遅延線410cの遅延時間は、色検出器408で
色の部分を検出し、マルチプレクサA409を動作し、
A/D変換器412a〜cに入力するまでの時間に設定
する。色検出器408はC信号の包絡線を検出した後に
しきい値電圧407と比較し、比較結果を色検出信号と
してマルチプレクサA409を制御する。その結果マル
チプレクサA409は色飽和度がしきい値電圧407よ
り高ければVt(COL)を、低ければVt(B/W)
を上側基準電圧VrtとしてA/D変換器412a〜c
に出力する。
【0033】図6を用いてその様子を日の丸の映像を例
に説明する。図6(b)の日の丸の映像のときのコンポ
ジットビデオ信号402の走査線Aの信号は図6(a)
になる。真ん中の赤丸に相当する部分だけ色差信号が重
畳している。図6cは各A/D変換器412a〜cに入
力するVrtの波形である。Vrtは図6(a)の赤い
部分だけVt(COL)の電圧レベルで他の部分はVt
(B/W)になる。VrbはVbの電圧レベルになる。
図6(d)はR信号411a、G信号411b、B信号
411cの波形で各信号ともそれぞれA/D変換器41
2a〜bで図6(c)を基準電圧にクロックφ1に同期
してデジタル信号DR、DG、DBに変換される。この
ときに変換したデジタルデータの内のDRの信号は、V
rtがVt(COL)のときにA/D変換した赤丸部分
だけデジタルデータの値が大きい値になり、輝度が高い
情報を持ったデジタル信号に変換される。変換したデジ
タル信号はマルチプレクサB414で液晶パネル420
のカラーフィルターの配置にしたがって選択され、信号
電極駆動回路422に信号電極駆動用クロックφ2に同
期して転送され、液晶パネル420に印加される。
【0034】図6(e)はこのときの液晶パネル420
の表示の走査線Aの部分のRGB各色の輝度特性TLCD
である。Rの輝度特性のみ赤の日の丸の部分だけ透過率
が上がっているのがわかる。日の丸の赤色部分のG、B
の輝度レベルはVrtはVbで固定のため0%黒のまま
変化しないので、日の丸の赤色部分の色飽和度が向上す
ることがわかる。
【0035】このようにRGBアナログビデオ信号をA
/D変換器デジタル信号に変換して液晶パネルに表示す
る液晶表示装置の場合、A/D変換器の上側基準電圧を
色の飽和度により可変するだけで、比較的容易に表示上
の色飽和度を向上することができる。
【0036】また、液晶表示装置には階調表示をパルス
幅変調により行うものがあるが、その場合も簡単な回路
の追加を行うことにより実現できる。図7(a)、
(b)に4階調表示の場合のパルス幅変調の波形を示
す。図7(a)は色飽和度の低い部分での階調表現の波
形で、CP1は各階調の刻み幅を決定する波形で、各立
ち上がりが各階調に対応する。CP1で階調表示を行っ
た場合の信号電極に印加される電圧をその下に示し、そ
のときの階調の輝度を左に示す。図7(b)は色飽和度
の高い部分での階調表現の波形で、CP2はCP1に比
べると2番目の階調以降は輝度を高く設定している。こ
の2つの階調の刻みを色飽和度に対応して切り換える。
色飽和度の低いときは図7(a)による階調表示を行
い、色飽和度の高いときは図7(b)による階調表示を
行う。
【0037】図7(c)に信号電極駆動回路の1ブロッ
クを示す。メモリー704は1ビットの色検出用メモリ
704aとデータ用メモリ704bで構成されデータ用
メモリ704bはパルス幅変調器710に接続し、色検
出用メモリ704aは切り換え器702に接続し、CP
1は切り換え器702の1つのTGにCP2はもう一方
のTGに接続している。切り換え器702は色検出用メ
モリ704aの出力により色飽和度の高いときはCP2
を低い場合はCP1を切り換えてパルス幅変調器710
に出力する。パルス幅変調器710では、入力された波
形に同期してデータ用メモリ714bの階調のパルス幅
信号に変換し信号電極714に印加する。この1つのブ
ロックを信号電極数だけ設けることにより実現できる。
【0038】以上の構成により、パルス幅変調方式を利
用して、色飽和度の高い場合と低い場合でパルス幅変調
の階調刻みを変えることにより、表示上の色飽和度を向
上することができる。
【0039】一方、TFTを用いたアクティブ駆動方式
にはアナログビデオ信号をそのまま増幅して信号電極駆
動信号とするパルス高変調方式を用いたものがあるが、
これについても同様の考え方によれば、増幅率を変えた
り、クランプ電圧を変えることにより実現できるのは明
かである。
【0040】また、本実施例では色飽和度が高いか低い
かの2値による表現を用いてきたが、2値である必要は
なく2値以上に増やせば切り替わり部分の不自然さがよ
り緩和される。
【0041】また、上述の全ての場合においてクロマ回
路406のカラー調整は通常の適切値に設定してあれば
よいので、カラーノイズの発生がなく白バランスも崩れ
ない表示が可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置においては、色飽
和度の高低を検出し映像信号と液晶パネルの100%透
過率の関係を可変にするので、クロマ回路で色差信号を
増幅することなく色飽和度を向上できるためカラーノイ
ズの発生や白バランスの崩れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における、RGBアナログビデ
オ信号電圧レベル−液晶表示装置透過率特性である。
【図2】本発明の実施例の説明図で、75%カラーバー
信号を表示した場合である。 (a)75%カラーバー信号である。 (b)75%カラーバーの色検出波形である。 (c)75%カラーバーの液晶画面である。 (d)75%カラーバーの液晶画面上のRGBの輝度特
性である。
【図3】本発明の実施例における、色検出方法のブロッ
ク図である。 (a)色検出のブロック図である。 (b)色検出波形である。
【図4】本発明の駆動方法を用いる液晶表示装置のブロ
ック図である。
【図5】RGBのランプ波形信号である。
【図6】本発明の駆動方法を用いる液晶表示装置に日の
丸を表示したときの、各部の信号を示す図である。 (a)日の丸の映像の信号である。 (b)日の丸の映像の液晶画面である。 (c)日の丸の映像の色検出信号である。 (d)日の丸の映像のRGB信号波形である。 (e)日の丸の映像の液晶画面上のRGBの輝度特性で
ある。
【図7】パルス幅変調を行う場合の実施例である。 (a)パルス幅変調波形である。 (b)パルス幅変調波形である。 (c)信号電極駆動回路のブロック図である。
【図8】従来の液晶表示装置の駆動方法のブロック図で
ある。
【図9】従来のRGBアナログビデオ信号電圧レベル−
液晶表示装置透過率特性である。
【図10】コンポジットビデオ信号とRGBアナログビ
デオ信号の説明図である。 (a)コンポジットビデオ信号である。 (b)RGBアナログビデオ信号である。
【符号の説明】
LCD 液晶表示装置の透過率 ACOL RGBアナログビデオ信号の電圧レベル AB/W RGBアナログビデオ信号の電圧レベル An RGBアナログビデオ信号の最大振幅 Y 輝度信号成分 C 色差信号成分 R Rアナログビデオ信号 G Gアナログビデオ信号 B Bアナログビデオ信号 Vt(COL) 上側基準電圧用電圧 Vt(B/W) 上側基準電圧用電圧 Vb 下側基準電圧 DR Rデジタル信号 DG Gデジタル信号 DB Bデジタル信号 DOUT デジタル信号 φ1 クロック φ2 信号電極駆動用クロック φ3 走査電極駆動用クロック CP1 階調刻み制御信号 CP2 階調刻み制御信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンポジットビデオ信号をクロマ回路に
    よりRGBアナログビデオ信号に変換し、該RGBアナ
    ログビデオ信号の電圧レベルの高低に基づいて、赤、
    緑、青各色に対応する各画素の透過率の高低を制御して
    カラー表示する液晶表示装置の駆動方法において、前記
    コンポジットビデオ信号から映像の色飽和度を検出し、
    前記液晶表示装置の赤、緑、青各画素の透過率が最高値
    に達するRGBアナログビデオ信号の電圧レベルを、色
    飽和度が高い程低い電圧レベルとする、RGBアナログ
    ビデオ信号対各画素の透過率特性にして駆動することを
    特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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