JPH07264450A - ビデオカメラの放熱構造 - Google Patents

ビデオカメラの放熱構造

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JPH07264450A
JPH07264450A JP6048143A JP4814394A JPH07264450A JP H07264450 A JPH07264450 A JP H07264450A JP 6048143 A JP6048143 A JP 6048143A JP 4814394 A JP4814394 A JP 4814394A JP H07264450 A JPH07264450 A JP H07264450A
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JP
Japan
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camera
plate
heat
wall plates
mounting
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Application number
JP6048143A
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English (en)
Inventor
Minoru Nakamura
実 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間に亘って品質を保証すると共に、カメ
ラ全体の大型化を阻止する。 【構成】 各プリント基板12a〜12d上の各電子部
品E1〜E4と各壁板3〜6との間に第3熱伝導性ゴム7
5を介装した。このため、上下壁板3,4および左右壁
板5,6に対向する各プリント基板12a〜12d上の
電子部品E1〜E4から発生した熱が第3熱伝導性ゴム7
5を介して各壁板3〜6に伝わり、これら各壁板3〜6
からカメラ筐体7外の大気中に放散されるから、従来の
ように放熱構造としてカメラ筐体に通気口を設けたり、
あるいはカメラ筐体の外形寸法を大きい寸法に設定した
りする必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクトリーオ
ートメーション装置(FA装置)等に使用して好適なビ
デオカメラの放熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年におけるビデオカメラには、特性が
優れていることおよび量産向きであることから、撮像素
子としてCCD(電荷転送素子)を備えたものが多用さ
れている。
【0003】従来、この種のビデオカメラには、CCD
を内蔵しカメラ取付面を有するカメラ筐体と、このカメ
ラ筐体の前方端部に装着され光軸方向(前後方向)に開
口するねじ孔およびこのねじ孔の開口周縁に露呈するレ
ンズ筒被取付面を有するフロントパネルと、このフロン
トパネルのねじ孔内に螺合されレンズ筒被取付面に対接
する開口端面を有するレンズ筒とを備えたものが採用さ
れている。
【0004】このように構成されたビデオカメラにおい
ては、図10(A)および(B)に示すようにカメラ筐
体100内にマザーボード(以下、「MB」とする。」
基板101を含む複数のプリント基板102およびこれ
らプリント基板102に並列しかつマザーボード基板1
01に実装してなるDC/DCコンバーターユニット1
03が収納されている。
【0005】このうちDC/DCコンバーターユニット
103は、例えばブリキ等のシールドケースからなる角
箱体104およびこの角箱体104内に設けられ前記M
B基板101に接続するプリント基板105等によって
構成されている。
【0006】なお、図中符号106および107は各々
撮像素子としてのCCD108を実装してなるBI基板
と外部接続用のコネクタ109を実装してなるCN基板
である。また、110は前記カメラ筐体100の前方開
口部に着脱自在に設けられ複数のレンズ(図示せず)を
有するレンズ筒である。
【0007】ところで、この種のビデオカメラにおいて
は、カメラ使用によるカメラ筐体内の温度上昇によるC
CDを含む電子部品の故障発生および性能劣化を防止す
る必要から、カメラ筐体に通気口を設ける構造あるいは
カメラ筐体の壁板から熱放散させる構造が採用されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前者(カメ
ラ筐体に通気口を設ける構造)にあっては、カメラ筐体
内外を連通させるものであるため、カメラ筐体内にカメ
ラ筐体外から塵埃等が侵入し、電子部品が故障したり、
あるいは性能劣化したりして長期間に亘って品質を保証
することができないという問題があった。
【0009】一方、後者(カメラ筐体の壁板から熱放散
させる構造)にあっては、効果的な熱放散構造を得るた
めにカメラ筐体の外形寸法を相当大きい寸法に設定する
必要が生じ、カメラ全体が大型化するという不都合があ
った。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、長期間に亘って品質を保証することができると
共に、カメラ全体の大型化を阻止することができるビデ
オカメラの放熱構造を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビデオカメ
ラの放熱構造は、撮像素子を内蔵し上下壁板および左右
壁板を有するカメラ筐体と、このカメラ筐体内に上下壁
板および左右壁板に対向するように設けられ電子部品を
実装してなる回路基板とを備え、これら各回路基板上の
各電子部品と各壁板との間に熱伝導性ゴムを介装したも
のである。
【0012】
【作用】本発明においては、上下壁板および左右壁板に
対向する各回路基板上の電子部品から発生した熱が熱伝
導性ゴムを介して各壁板に伝わり、これら各壁板からカ
メラ筐体外の大気中に放散される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
【0014】図1は本発明に係るビデオカメラの放熱構
造の要部を示す断面図、図2(A)および(B)はビデ
オカメラを示す平面図と底面図、図3(A)〜(C)は
ビデオカメラを示す正面図と背面図と右側面図、図4は
ビデオカメラの外観を示す斜視図、図5はビデオカメラ
の全体を示す分解斜視図、図6(A)および(B)はビ
デオカメラを示す縦断面図と横断面図、図7はビデオカ
メラの放熱構造の撮像素子付近を示す断面図、図8はビ
デオカメラの各回路基板の配置状態を示す斜視図、図9
はビデオカメラの前面板を示す断面図で、同図において
図10(A)および(B)と同一の部材の一部(CC
D,コネクタ)については同一の符号を付す。
【0015】同図において、符号Mで示すものはハイビ
ジョン用のビデオカメラで、全体が略直方体の外観を呈
する本体1と、この本体1の前面部に着脱自在に設けら
れ複数のレンズ2aを有するレンズ筒2とによって構成
されている。
【0016】「ビデオカメラの本体」この本体1は、各
々が互いに対向する上下左右の壁板3〜6を有し前後方
向に開口するカメラ筐体7と、このカメラ筐体7の前方
開口部に装着され光軸方向に開口する貫通孔としてのレ
ンズ取付用のねじ孔8aを有する前面板8と、この前面
板8の後方に設けられかつ前記カメラ筐体7の後方開口
部に装着され表裏両面に開口する外部接続用の貫通口9
を有する後面板10とからなり、全体がアルミダイカス
トあるいは亜鉛ダイカスト法によって形成されている。
【0017】〔筐体〕このカメラ筐体7には、前記レン
ズ2aの撮影による光学像を受光する撮像素子としての
CCD11およびこのCCD11に接続する複数のプリ
ント基板12(12a〜12f)が内蔵されている。
【0018】このカメラ筐体7の壁板3〜6のうち上壁
板3は、表裏両面に開口する金具取付用の段付孔13お
よびこの段付孔13の段部13aを上下方向に貫通し取
付ねじaが螺合するねじ孔13bをその前方端部に有し
そのパネル裏面が前記プリント基板12a〜12fのう
ち電子部品E1を実装してなるプリント基板12aに対
向する断面視略コ字状のアッパーパネルによって形成さ
れている。
【0019】この上壁板3の前方端縁には前記段付孔1
3の外側開口周縁を含む偏平な第1上方カメラ取付面1
4が形成されており、後方端縁にはこの第1上方カメラ
取付面14と同一の面上に位置する偏平な第2上方カメ
ラ取付面15が形成されている。
【0020】そして、この上壁板3の両上方カメラ取付
面14,15間には、前後方向に延在しかつ左右方向に
並列する凹凸部を形成することにより放熱フィン16が
設けられている。
【0021】また、この上壁板3の前方端縁および後方
端縁には、各々が互いに左右方向に所定の間隔をもって
並列しかつ各々前記第1カメラ取付面14と第2カメラ
取付面15に開口するカメラ取付用のねじ孔17,18
が設けられている。
【0022】さらに、この上壁板2の両側部裏側には、
前後方向に開口し取付ねじb,cが螺合するパネル取付
用のねじ孔19aおよび左右方向に開口し取付ねじdが
螺合する側板取付用のねじ孔19bを有し前後方向に延
在する取付部19が一体に設けられている。
【0023】一方、カメラ筐体7の下壁板4は、前記プ
リント基板12のうちプリント基板12bが臨む枠部2
0およびこの枠部20の前方に位置する切欠き21を有
する断面視略コ字状の主ロウパネルによって形成されて
いる。
【0024】この下壁板4の後方端縁には左右方向に所
定の間隔をもって位置し下方に開口するカメラ取付用の
ねじ孔22およびこれらねじ孔22の開口周縁を含み左
右方向に延在する偏平な第2下方カメラ取付面23が形
成されている。
【0025】そして、この下壁板4の第2下方カメラ取
付面23の前方部には、前後方向に延在しかつ左右方向
に並列する凹凸部を形成することにより放熱フィン24
が設けられている。
【0026】また、この下壁板4には、前記切欠き21
の内側開口周縁に沿って延在する平面視コ字状の段状面
4aが形成されている。
【0027】さらに、この下壁板4の両側部には、前記
ねじ孔19a,19bの軸線方向に開口し取付ねじe,
fが螺合するねじ孔25a,25bと上方に開口し取付
ねじgが螺合するホルダー取付用のねじ孔25cおよび
このねじ孔25cの開口方向と同一の方向に突出する位
置決めピン25dを有する取付部25が一体に設けられ
ている。
【0028】なお、前記枠部20内に臨み電子部品E2
を実装してなるプリント基板12bは、部品実装面が前
記下壁板4の裏面に対向する部位に配置されている。
【0029】次に、カメラ筐体7の壁板3〜6のうち側
壁板5,6について説明すると、これら各側壁板5,6
は、前記両取付部19,25に各々上方端縁と下方端縁
が当接する側板26,27と、これら側板26,27の
外側面に対向する裏面を有する基部片28a,29aお
よびこれら基部片28a,29aに連接する2つの側部
片28b,29bを有する放熱板28,29とからなる
サイドパネルによって構成されている。
【0030】これら側板26,27および放熱板28,
29は、略同一に構成されているため、一方のみ(側板
26,放熱板28)について説明すると、側板26には
表裏両面(内外両側面)に開口するねじ挿通孔26a,
26bと位置決め孔26cが設けられている。
【0031】この側板26(側板27も同様)の裏面に
対向する部位には、前記プリント基板12a〜12fの
うち電子部品E3(側板27の場合は電子部品E4)を実
装してなるプリント基板12c(側板27の場合はプリ
ント基板12d)が配置されている。
【0032】また、放熱板28には、各々が互いに仕切
部30を介して隣接する2つの開口部31,32が前記
基部片28aおよび前記側部片28bに跨って設けられ
ている。
【0033】そして、この放熱板28には、前記基部片
28aの裏面に突出し上方端縁と下方端縁に沿って並列
する複数の支柱33,34およびこれら支柱33,34
の突出方向と同一の方向に突出し前後方向に所定の間隔
をもって並列する2つの熱伝達ブロック35(一方のみ
図示)が設けられている。
【0034】この放熱板28の支柱33,34は、前記
側板26の外側面に対接する偏平な先端面33a,34
aを有する円柱によって形成されている。
【0035】このうち支柱33には、前記取付ねじdが
前記ねじ挿通孔26bに連続して挿通するねじ挿通孔3
3bが設けられている。
【0036】また、支柱34(一部)には、取付ねじh
が前記ねじ挿通孔26aを挿通して螺合するねじ孔34
bが設けられている。
【0037】一方、放熱板28の熱伝達ブロック35
は、前記支柱33,34と同様に側板26の外側面に対
接する偏平な先端面36aを有し各々が互いに上下方向
に所定の間隔をもって並列する2つの凸部36およびこ
れら両凸部36間に介在する補強リブ37によって形成
されている。
【0038】この熱伝達ブロック35の両突部36のう
ち下方の突部36の先端面36aには、前記位置決め孔
26cに臨む突子38が一体に設けられている。
【0039】〔前面板〕この前面板8は、前記ねじ孔8
aの内外両開口周縁のうち外側開口周縁に露呈する偏平
なレンズ筒被取付面8bおよび前記取付ねじb,eが挿
通するねじ挿通孔8c,8dを有し後方に開口する略有
底角箱状のフロントパネルによって形成されている。
【0040】この前面板8の裏面には各々が互いに左右
方向に所定の間隔をもって並列し前記ねじ孔8aの内側
開口部近傍において突出する2つのブロック体39,4
0が一体に設けられており、これら両ブロック体39,
40の先端部に各々が上下方向に所定の間隔をもって並
列し後方に突出する第1位置決めピン41,42および
これら両第1位置決めピン41,42間に位置し取付ね
じiが螺合するねじ孔43,44が設けられている。
【0041】また、この前面板8の裏面には、後方に突
出する第2位置決めピン45を有し前記両ブロック体3
9,40のうち左ブロック体39の上方端部に連接する
支柱46および前記第2位置決めピン45と同様に後方
に突出する第2位置決めピン47を有し前記右ブロック
体40の下方に位置する支柱48が一体に設けられてい
る。
【0042】なお、この前面板8の裏面(カメラ筐体7
の内面)に対向する部位には、前記プリント基板12の
うち電子部品E5(CCD11)を実装してなるプリン
ト基板12eが配置されている。
【0043】そして、この前面板8の開口端縁下方縁部
には、前記段状面4aに対接する段状面49aを有し前
記切欠き21内に臨む端板49が一体に設けられてい
る。
【0044】この端板49は、表裏両面に開口する金具
取付用の段付孔50およびこの段付孔50の段部50a
を上下方向に貫通し取付ねじjが螺合するねじ孔51を
その後方端部に有する副ロウパネルによって構成されて
いる。
【0045】この端板49の表面には、前記段付孔50
の外側開口周縁を含み前記レンズ被取付面8bに垂直な
第2下方カメラ取付面52が形成されている。
【0046】また、この端板49には、前記第2下方カ
メラ取付面52に開口する位置決め孔53および下方に
開口するカメラ取付用のねじ孔54が設けられている。
【0047】〔後面板〕この後面板10は、前記取付ね
じcが挿通するねじ挿通孔10aを有し前方に開口する
略角箱状のリアパネルによって形成されている。
【0048】この後面板10の裏面(カメラ筐体7の内
面)に対向する部位には、前記プリント基板12a〜1
2fのうち電子部品E6(コネクタ109)を実装して
なるプリント基板12fが配置されている。
【0049】「ビデオカメラのレンズ筒」このレンズ筒
2は、各口径が互いに大小異なる前後2つの円筒体2
b,2cによって形成されている。
【0050】このレンズ筒2の両円筒体2b,2cのう
ち前方の円筒体2bには前記レンズ2aが内蔵されてお
り、後方の円筒体2cには外部に露呈し前記ねじ孔8a
内に螺合するねじ部55が設けられている。
【0051】56は前後方向に開口する光透過窓56a
およびこの光透過窓56aの前方開口周縁に突出するリ
ング56bを有する平面視略矩形状のCCDホルダー
で、前記カメラ筐体7内に設けられ、かつ前記ブロック
体39,40の先端面に固定されており、全体がアルミ
ダイカストあるいは亜鉛ダイカスト法によって形成され
ている。
【0052】このCCDホルダー56の左右両側縁に
は、前記第1位置決めピン41,42および前記第2位
置決めピン45,47が臨む第1ピン孔57,58と第
2ピン孔59,60が設けられており、このうち2つの
第1ピン孔57,58間に前記取付ねじiが挿通するね
じ挿通孔61が設けられている。
【0053】また、このCCDホルダー56の後方端面
には、左右方向に所定の間隔をもって並列し後方に突出
する2つのCCD位置決めピン62およびこれら各CC
D位置決めピン62の上方に位置し前記CCD11のパ
ッケージ11aを挿通する取付ねじkが螺合するねじ孔
63(一方のみ図示)が設けられている。
【0054】64は放熱用の熱伝達板で、前記CCDホ
ルダー56に前記CCD11を介して前記ねじ孔8aの
開口面に対向するように固定されており、全体が前記パ
ッケージ11aの裏面に対向する基部片64aおよびこ
の基部片64aの両側縁に折り曲げ形成され前記各側板
26,27の裏面に対向する側部片64b,64cから
なる断面視コ字状のアルミ板によって形成されている。
【0055】この熱伝達板64の基部片64aには、左
右方向に所定の間隔をもって位置し前記取付ねじkが挿
通する2つのねじ挿通孔65(一方のみ図示)およびこ
れら各ねじ挿通孔65の下方に位置し前記CCD位置決
めピン62が2つの臨むピン孔66(一方のみ図示)が
設けられている。
【0056】また、この熱伝達板64の基部片64aに
は、前記ねじ挿通孔61および前記ねじ孔43,44の
軸線方向に開口する貫通窓67が設けられている。
【0057】一方、この熱伝達板64の側部片64b,
64cには、前記各側板26,27の裏面に向かって突
出するゴム位置決めピン68,69が設けられている。
【0058】70はホルダー取付片70a,70bをそ
の左右両側縁に有する有底角箱状の基板ホルダーで、前
記枠部20の上方開口部に嵌合され、前記取付部25に
前記取付ねじfによって固定されており、前記プリント
基板12のうちプリント基板12a,12c,12dを
保持するように構成されている。
【0059】この基板ホルダー70のホルダー取付片7
0a,70bには、前記取付ねじgが挿通するねじ挿通
孔71および前記位置決めピン25dが臨むピン孔72
が設けられている。
【0060】73は前記位置決めピン62が臨むピン孔
73aおよび前記取付ねじkが挿通するねじ挿通孔73
bを有する平面視角形状の第1熱伝導性ゴムで、前記熱
伝達板64の基部片64aと前記パッケージ11aの裏
面との間に介装されており、全体が導電材が混入された
シリコン(Si)ゴムによって形成されている。
【0061】74は前記ゴム位置決めピン68,69が
臨むピン孔74aおよびこのピン孔74aの両側に位置
する矩形孔74bを有する平面視長方形状の第2熱伝導
性ゴムで、導電性シリコンゴムおよびガラス繊維入り補
強導電性シートからなり、前記熱伝達板64の各側部片
64b,64cと前記各側板26,27に裏面との間に
介装されている。
【0062】75は平面視正方形状(あるいは平面視長
方形状)の第3熱伝導性ゴムで、前記第2熱伝導性ゴム
74と同様に導電性シリコンゴムおよびガラス繊維入り
補強導電性シートからなり、前記プリント基板12c,
12d上の電子部品E3,E4(電子部品のパッケージ)
と前記各側板26,27の裏面(上壁板3の裏面)との
間に介装されている。
【0063】また、この第3熱伝導性ゴム75は、前記
プリント基板12a,12b上の各電子部品E1,E
2(電子部品のパッケージ)と前記上下壁板3,4の各
裏面との間に介装されている。
【0064】76は平面視略正方形状の第4熱伝導性ゴ
ムで、前記各側板26,27の外側面と前記各凸部36
の先端面36aとの間に介装されており、全体が前記第
1熱伝導性ゴム73と同様に導電材が混入されたシリコ
ンゴムによって形成されている。
【0065】これら第4熱伝導性ゴム76には、前記突
子38が挿通する開口部76aが設けられている。
【0066】なお、各熱伝導性ゴム73〜76に接触す
る電子部品Eは、発熱量が多い電子部品であることが望
ましい。
【0067】77はカメラ取付用の第1金具で、上方に
開口するねじ孔78aを有し前記段付孔13を挿通する
基部78と、この基部78の上方端部に一体に設けられ
前記取付ねじaが挿通する3つのねじ挿通孔79aを有
する鍔部79とからなり、前記段部13a上に固定され
ている。
【0068】80はカメラ取付用の第2金具で、上方に
開口するねじ孔81aを有し前記段付孔50を挿通する
基部81と、この基部81の下方端部に一体に設けられ
前記取付ねじjが挿通する3つのねじ挿通孔82aを有
する鍔部82とからなり、前記段部50a上に固定され
ている。
【0069】なお、83はステンレス鋼板製のシールド
ケースで、ケース面一部を前記基板ホルダー70の底面
に対向させ前記枠部20に上方開口部を閉塞するように
嵌合されている。
【0070】また、各プリント基板12a〜12fは、
MB基板とDC/DCコンバーター基板とPR(プロセ
ッサ)基板とTG(タイミングジェネレータ)基板とC
CD基板とCN基板である。
【0071】このように構成されたビデオカメラにおい
ては、上下壁板3,4に対向するプリント基板12a,
12b上の電子部品E1,E2から発生した熱が第3熱伝
導性ゴム75を介して上下壁板3,4に伝わり、これら
各壁板3,4からカメラ筐体7外の大気中に放散され
る。
【0072】また、本実施例においては、左右両プリン
ト基板12c,12d上の電子部品E3,E4から発生し
た熱が第3熱伝導性ゴム75を介して側板26,27に
伝わり、これら側板26,27から第4熱伝導性ゴム7
6および熱伝達ブロック35を介して放熱板28,29
に伝わり、これら放熱板28,29から大気中に放散さ
れる。
【0073】この場合、放熱板28,29上の放熱フィ
ン16,24によってカメラ筐体7の表面積が大きいか
ら、本体2内の電子部品Eから発生した熱をカメラ筐体
7の四方に効率よく放散させることができ、また各電子
部品E1〜E4とカメラ筐体7(上下壁板3,4と左右壁
板5,6)間の熱経路抵抗が小さくなるから、温度上昇
による電子部品の故障発生および性能劣化を防止するこ
とができる。
【0074】この他、本実施例においては、本体1内の
CCD11から発生した熱が第1熱伝導性ゴム73を介
して熱伝達板64に伝わり、この熱伝達板64から第2
熱伝導性ゴム74を介して各側板26,27に伝わり、
これら各側板26,27から大気中に放散される。
【0075】この場合、第1熱伝導性ゴム73および第
2熱伝導性ゴム74によってCCD11と側板26,2
7間の熱経路抵抗が小さくなるから、温度上昇によるC
CD11の故障発生および性能劣化を防止することがで
きる。
【0076】したがって、本実施例においては、従来の
ように放熱構造としてカメラ筐体に通気口を設けたり、
あるいはカメラ筐体の外形寸法を大きい寸法に設定した
りする必要がない。
【0077】さらに、本実施例において、放熱板28,
29を側板26,27に支柱33,34を介して取り付
けたことは、これら支柱33,34によって左右側板2
6,27と放熱板28,29との間に前後(水平)方向
および上下(垂直)方向に開放する空気路(風路)が形
成される。
【0078】さらにまた、本実施例においては、前面板
8に対してレンズ筒2を取り付けると、このレンズ筒2
のレンズ光軸が端板49の第2下方カメラ取付面52と
垂直なレンズ筒被取付面8bに直交することになる。
【0079】したがって、従来のようにカメラ製造時に
カメラ筐体7に対する前面板8の取付精度を高くする必
要がないから、カメラ製造時におけるカメラ筐体7およ
び前面板8の加工作業を簡単に行うことができる。
【0080】なお、本実施例においては、伝達板64が
アルミ板によって形成されている例を示したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば銅等の金属板
でもよく、この場合放熱効果を一層高めることができ
る。
【0081】また、本発明における熱伝導性ゴムの材質
は、前述した実施例に特に限定されず、各熱伝導性ゴム
が熱伝達板64や上下壁板3,4や側板26,27等に
密接して熱経路抵抗を小さくするものであるならよい。
【0082】この他、本実施例においては、FA装置に
適用する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例
えば画像処理装置にも実施例と同様に適用可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
像素子を内蔵し上下壁板および左右壁板を有するカメラ
筐体と、このカメラ筐体内に上下壁板および左右壁板に
対向するように設けられ電子部品を実装してなる回路基
板とを備え、これら各回路基板上の各電子部品と各壁板
との間に熱伝導性ゴムを介装したので、上下壁板および
左右壁板に対向する各回路基板上の電子部品から発生し
た熱が熱伝導性ゴムを介して各壁板に伝わり、これら各
壁板からカメラ筐体外の大気中に放散される。
【0084】したがって、従来のように放熱構造として
カメラ筐体に通気口を設けたり、あるいはカメラ筐体の
外形寸法を大きい寸法に設定したりする必要がないか
ら、長期間に亘って品質を保証することができると共
に、カメラ全体の大型化を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオカメラの放熱構造の要部を
示す断面図。
【図2】(A)および(B)はビデオカメラを示す平面
図と底面図。
【図3】(A)〜(C)はビデオカメラを示す正面図と
背面図と右側面図。
【図4】ビデオカメラの外観を示す斜視図。
【図5】ビデオカメラの全体を示す分解斜視図。
【図6】(A)および(B)はビデオカメラを示す縦断
面図と横断面図。
【図7】ビデオカメラの放熱構造の撮像素子付近を示す
断面図。
【図8】ビデオカメラの各回路基板の配置状態を示す斜
視図。
【図9】ビデオカメラの前面板を示す断面図。
【図10】(A)および(B)は従来のビデオカメラを
示す縦断面図と横断面図。
【符号の説明】
3…上壁板 4…下壁板 5…左側壁板 6…右側壁板 7…カメラ筐体 12a〜12d…プリント基板 E1〜E4…電子部品 26,27側板 75…第3熱伝導性ゴム M…ビデオカメラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子を内蔵し上下壁板および左右壁
    板を有するカメラ筐体と、このカメラ筐体内に前記上下
    壁板および前記左右壁板に対向するように設けられ電子
    部品を実装してなる回路基板とを備え、これら各回路基
    板上の各電子部品と前記各壁板との間に熱伝導性ゴムを
    介装したことを特徴とするビデオカメラの放熱構造。
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