JPH0726438B2 - 柱への梁の接合構造 - Google Patents

柱への梁の接合構造

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JPH0726438B2
JPH0726438B2 JP16566389A JP16566389A JPH0726438B2 JP H0726438 B2 JPH0726438 B2 JP H0726438B2 JP 16566389 A JP16566389 A JP 16566389A JP 16566389 A JP16566389 A JP 16566389A JP H0726438 B2 JPH0726438 B2 JP H0726438B2
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piece
pillar
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supporting metal
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JP16566389A
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Inventor
昌樹 山岡
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、柱の上端への梁の接合構造に関するもので
る。
【従来の技術】
鉄骨住宅などにおいて、最上階の梁7を柱1の上端に接
続するにあたっては第11図のようにしておこなわれてい
る。すなわち、柱1の上端面にトッププレート5を取り
付けてトッププレート5に延設した受け片6を柱1の側
方へ突出させ、さらに受け片6の下側において柱1の側
面に受け金具11を取り付け、梁7の端部をトッププレー
ト5の受け片6と受け金具11の下受け片12との間に配設
して、受け片6と下受け片12にそれぞれボルトナット止
めして結合させることによっておこなわれている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのようにトッププレート5を介して梁7を柱1
に接合するにあたって、トッププレート5の柱1から突
出する受け片6には梁7の荷重が加わるために、受け片
6の柱1から突出する部分の基部においてトッププレー
ト5には座屈などの変形が生じるおそれがあるという問
題があった。特に、梁7の端面と柱1の側面との間の隙
間が大きいこと、この隙間の箇所においては受け片6の
柱1から突出する部分の基部は支持されていない状態に
あるために、座屈などの変形が生じ易いのである。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、柱と梁
の間に隙間があってもトッププレートの受け片に変形が
生じるようなおそれなく梁を接合することができる柱へ
の梁の接合構造を提供することを目的とするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る柱への梁の接合構造は、柱1の上端の側面
に断面逆L型の支持金物2を配設して支持金物2の縦片
3を柱1に固定し、柱1の上端面にトッププレート5を
取り付け、トッププレート5に設けた受け片6を支持金
物2の横片4の上に重ねると共に横片4の先端よりも柱
1の側方へ突出させ、トッププレート5の受け片6の下
方において柱1の側面に受け金具11を取り付け、梁7の
端部を受け片6と受け金具11との間に配設すると共に梁
7の端部を受け片6と受け金具11にそれぞれ結合してな
ることを特徴とするものである。 また本発明にあって、支持金物2の縦片3の外面と横片
4の下面との間に補強片8を設けるのが好ましい。 さらに本発明にあって、支持金物2の横片4とトッププ
レート5の受け片6の重ね合わせ部分をボルトナット結
合するのが好ましい。
【作用】
本発明にあっては、トッププレート5に設けた受け片6
を支持金物2の横片4の上に重ねると共に横片4の先端
よりも柱1の側方へ突出させるようにしているために、
受け片6を支持金物2で支持して補強することができ、
受け片6の柱1から突出する部分の基部においてトップ
プレート5に変形が生じることなく梁7を接合すること
ができる。 また、支持金物2の縦片3の外面と横片4の下面との間
に補強片8を設けることによって、支持金物2によるト
ッププレート5の補強効果を高めることができる。 さらに支持金物2の横片4とトッププレート5の受け片
6の重ね合わせ部分をボルトナット結合することによっ
て、受け片6を支持金物2を介して柱1に固定すること
ができ、柱1への梁7の接合の剛性を高めることができ
る。
【実施例】
以下本発明を実施例によって詳述する。 柱1は鋼材等で断面ロ字型に形成されるものであり、上
端には第3図に示すような下面にナット13を設けた柱頭
板14が溶接などで第2図(a)のように取り付けてあ
る。支持金物2は第4図に示すように縦片3と横片4と
で断面逆L型に形成してあり、縦片3の外面と横片4の
下面との間に補強片8を縦に設けてある。補強片8は第
4図のように一枚設ける他、第5図のように複数枚設け
るようにしてもよい。この支持金物2は梁7を接続する
箇所において柱1の上端の側面に第2図(b)のように
取り付けられるものである。柱1内にはその内側面に、
第6図に示すようなナット16を設けた裏板15が配設して
あり、ボルトを支持金物2の縦片3から柱1を通して裏
板15のナット16に螺結することによって、縦片3を柱1
に固定して支持金物2の取り付けをおこなうようにして
ある。また受け金具11は縦断面横T字型に形成されるも
のであり、その基部の固定片18から柱1を通して裏板15
のナット16にボルトを螺結することによって、第2図
(b)のように支持金物2の下側位置において柱1の側
面に取り付けてある。一般に、第2図(b)の状態まで
工場で組み立てられる。 そして施工現場でこの柱1を立設し、柱1の上端に梁7
を接合するにあたっては、まず第2図(c)のように柱
1の上端にトッププレート5を取り付ける。トッププレ
ート5は柱頭板14のナット13にボルト止めすることによ
って取り付けられるものである。このトッププレート5
には受け片6が延設してあり、受け片6は支持金物2を
取り付けた柱1の側面の側方へ突出させてある。このよ
うに受け片6を柱1から突出させるにあたって、受け片
6を支持金物2の横片4の上面に重ねると共に横片4の
先端よりも柱1の側方へ突出させるようにしてあり、受
け片6のこの柱1から突出する部分の基部が支持金物2
の上に載置されるようにしてある。この後に、断面横H
字型に形成される梁7の端部をトッププレート5の受け
片6の下面と受け金具11の横向きの下受け片12の上面と
の間に配設し、梁7を受け片6の下面と下受け片12の上
面とにボルトナットで固定することによって、第1図
(a)(b)(c)に示すように、トッププレート5を
介して梁7を柱1に接合するものである。ここで、トッ
ププレート5の受け片6の柱1から突出する部分の基部
は支持金物2の横片4に支持されているために、受け片
6の柱1から突出する部分の基部に加わる梁7の重量は
支持金物2によっても受けられるものであり、支持金物
2で受け片6の柱1から突出する部分の基部を補強して
変形が生じることを防止することができるものである。
特に、梁7の端面と柱1の側面との間の隙間が大きく生
じていても、この隙間の箇所において受け片6の柱1か
ら突出する部分の基部は支持金物2で支持されているた
めに、座屈などの変形が生じることを防止することがで
きる。 また支持金物2の縦片3の外面と横片4の下面との間に
補強片8を設けることによって、受け片6を支持する横
片4が下方へ変形することを補強片8で防止し、支持金
物2による受け片6の補強効果が低減しないようにする
ことができるものである。図中20はトッププレート5の
受け片6と梁7との間に挟み込んで取り付けられる受け
プレートであり、梁7の側方に突出する部分に床パネル
やデッキプレートなどを載置して支持できるようにして
ある。 尚、第1図の実施例では一対の梁7,7を柱1の対向する
側面にそれぞれ接合するようにしたが柱1の四面にそれ
ぞれ梁7を接合する場合には第7図(a)のように十字
型に受け片6を設けたトッププレート5を、柱1の三面
にそれぞれ梁7を接合する場合には第7図(b)のよう
にT字型に受け片6を設けたトッププレート5を、柱1
の隣合う二面にそれぞれ梁7を接合する場合には第7図
(c)のようにL字型に受け片6を設けたトッププレー
ト5を用いるものである。このようにトッププレート5
に設ける受け片6の個数が変わっても、それぞれの受け
片6を支持金物2で支持しているために、受け片6の個
数に応じて方向性を持たせた柱1を用いるような必要が
なくなり、柱1の種類を少なくすることができる。第7
図においてボルトナット結合する箇所を+印で示す。 第8図は本発明の他の実施例を示すものであり、このも
のでは受け金具11として第9図に示すようなT字型に受
けリブ17を設けたものを用い、梁7の下部の端面をこの
受けリブ17に当接させると共に必要に応じて梁7のこの
端面を受けリブ17の端面とを溶接して梁7の端部の下部
を受け金具11に取り付けるようにしてある。 第10図は本発明のさらに他の実施例を示すものであり、
このものでは支持金物2の横片4とトッププレート5の
受け片6とをボルトナット21で結合することによって、
受け片6が支持金物2を介して柱1に結合固定されるよ
うにしてある。このように受け片6を支持金物2を介し
て柱1に結合固定すると、受け片6をボルトナット21で
柱1に結合させる箇所と梁7を受け片6にボルトナット
22で結合する箇所との間隔lが短くなり、柱1への梁7
の接合の剛性を高めることができるものである。
【発明の効果】 上述のように本発明にあっては、柱の上端の側面に断面
逆L型の支持金物を配設して支持金物の縦片を柱に固定
し、柱の上端面にトッププレートを取り付け、トッププ
レートに設けた受け片を支持金物の横片の上に重ねると
共に横片の先端よりも柱の側方へ突出させるようにした
ので、受け片の柱から突出する部分の基部を支持金物の
横片で支持して補強することができるものであり、柱と
梁との間に隙間があっても、受け片の柱から突出する部
分の基部においてトッププレートに座屈などの変形が生
じるようなおそれなくトッププレートを介して梁を柱に
接合することできるものである。 また、支持金物の縦片の外面と横片の下面との間に補強
片を設けることによって、受け片を支持する横片が下方
へ変形することを補強片で防止することができ、支持金
物よるトッププレートの補強効果を高めることができる
ものである。 さらに支持金物の横片とトッププレートの受け片の重ね
合わせ部分をボルトナット結合することによって、受け
片を支持金物を介して柱に固定することができ、梁の接
合の剛性を高めることができものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)は本発明の一実施例の正面図
と側面図と平面図、第2図は(a)(b)(c)は同上
の組み立ての手順を示す正面図、第3図(a)(b)は
同上の柱頭板の平面図と正面図、第4図(a)(b)は
同上の支持金物の一例の正面図と側面図、第5図(a)
(b)は同上の支持金物の他例の正面図と側面図、第6
図は同上の裏板の斜視図、第7図(a)(b)(c)は
それぞれ同上の各種のトッププレートの平面図、第8図
(a)(b)は本発明の他の実施例の正面図と平面図、
第9図(a)(b)は同上に用いる受け金具の正面図と
側面図、第10図は本発明の更に他の実施例の拡大した正
面図、第11図は従来例の正面図である。 1は柱、2は支持金物、3は縦片、4は横片、5はトッ
ププレート、6は受け片、7は梁、8は補強片、11は受
け金具である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱の上端の側面に断面逆L型の支持金物を
    配設して支持金物の縦片を柱に固定し、柱の上端面にト
    ッププレートを取り付け、トッププレートに設けた受け
    片を支持金物の横片の上に重ねると共に横片の先端より
    も柱の側方へ突出させ、トッププレートの受け片の下方
    において柱の側面に受け金具を取り付け、梁の端部を受
    け片と受け金具との間に配設すると共に梁の端部を受け
    片と受け金具にそれぞれ結合して成ることを特徴とする
    柱への梁の接合構造。
  2. 【請求項2】支持金物の縦片の外面と横片の下面との間
    に補強片を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載
    の柱への梁の接合構造。
  3. 【請求項3】支持金物の横片とトッププレートの受け片
    の重ね合わせ部分をボルトナット結合して成ることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の柱への梁の接合構造。
JP16566389A 1989-03-29 1989-06-28 柱への梁の接合構造 Expired - Lifetime JPH0726438B2 (ja)

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JP7739789 1989-03-29
JP1-77397 1989-03-29
JP16566389A JPH0726438B2 (ja) 1989-03-29 1989-06-28 柱への梁の接合構造

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JPH0317327A JPH0317327A (ja) 1991-01-25
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