JPH0726288Y2 - 枚葉印刷機の排紙吸引装置 - Google Patents

枚葉印刷機の排紙吸引装置

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JPH0726288Y2
JPH0726288Y2 JP12640087U JP12640087U JPH0726288Y2 JP H0726288 Y2 JPH0726288 Y2 JP H0726288Y2 JP 12640087 U JP12640087 U JP 12640087U JP 12640087 U JP12640087 U JP 12640087U JP H0726288 Y2 JPH0726288 Y2 JP H0726288Y2
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JP
Japan
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suction
paper
air
sheet
suction wheel
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JP12640087U
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達也 菅野
庄一 市村
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Komori Corp
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Komori Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は枚葉印刷機の排紙装置に付設され搬送紙を摺設
させて吸引することにより紙尻部の搬送速度を減速させ
る排紙吸引装置に関するものである。
〔従来の技術〕
枚葉印刷機において、印刷ユニットで印刷された紙は、
圧胴の爪から排紙チェーンの爪にくわえ替えられて搬送
され、搬送終端部で爪のくわえから解放されて落下した
のち紙積台上に積載される。このような排紙装置におい
て、搬送される紙は先端を爪でくわえられているだけで
あるから、紙尻がばたついたりあるいは紙がくわえから
開放されて落下するときに走行慣性が残ったりして積載
時に紙端が揃わないので、これを防止するために搬送終
端部近傍に複数個の吸引車を紙幅方向に並設し、爪のく
わえから解放される直前の紙の紙尻部を周面に吸着させ
ることにより紙尻部の走行を減速させることが行われて
いる。
この種の排紙吸引装置は吸引車を軸方向に固定した固定
式のものと、吸引車を移動可能にした移動式のものとに
分類され、このうちの移動式の装置としては例えば本出
願人が出願して実開昭59-162552号公報に開示されてい
るもの等が知られており、主として両面機等に広く用い
られている。
この種の移動式の排紙吸引装置は、紙幅方向に延びるス
テーと平行させて軸架した軸上に複数個のブラケットを
軸方向へ移動自在に嵌装して前記ステーで移動を案内さ
せるものであって、複数個の各吸引車は前記各ブラケッ
トに保持されている。そして各吸引車の吸引孔はブラケ
ットに設けたエア通路とその入口に装着されたホースと
を介してエア源に接続されている。両面刷の場合には印
刷面が吸引車の周面に摺接して走行することにより印刷
面が汚れるので、各吸引車を印刷面の絵柄のないところ
へ移動させて汚れないようにする。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのような従来の排紙吸引装置において
は、上記のように多数ある吸引車へのエア配管がそれぞ
れ個々に設けられているので、占有スペースが大きくな
って機械全体が大形化し、とくに紙積装置を2組設けた
ダブルパイル式の排紙装置のように吸引車の周辺に種々
の装置が設けられているものにおいては、多数あるエア
管すなわち軸方向に移動する多数の吸引車を設けるよう
なことができないという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題を解決するために本考案では各吸引車に
それぞれ隣接して一端が吸引車軸に軸方向へ移動調節自
在に嵌合固定され他端に紙搬送方向と直交する方向に延
びるエア管支持部を備えた複数個のブラケットと、前記
吸引車軸に対して支持され紙搬送方向と直交する方向に
延び前記エア管支持部を軸方向へ移動調節自在に嵌合支
持しかつ吸引エア源に接続されたエア管を設けるととも
に、このエア管と前記各エア管支持部との嵌合箇所に設
けた軸方向へ延在するエア通路を介して前記エア管と各
吸引車の吸気孔とを連通させた。
〔作用〕
紙を吸引車に摺設させて搬送し、エア源を作動させる
と、吸引車近傍の外気は吸気孔とエア通路を経て吸引さ
れるので、紙は吸引車の周面に吸着されて減速される。
両面印刷の場合には吸引車を伴った各ブラケットを印刷
物の余白部へ移動させて汚れないようにする。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案に係る排紙吸引装置の実施
例を示し、第1図はその平面図、第2図は第1図のAA拡
大断面図、第3図は下半部を破断して示す第2図のB視
側面図である。これらの図において、吸引エア源との間
をホース等で接続された口金1には、紙の搬送方向と直
交する方向に延びる中空状のエア管2がエルボ3を介し
て連結されており、その内孔はエルボ3と口金1および
ホース等を介してエア源に接続されている。なお、エア
管2は後述するステー6側に固定支持されている。一
方、フレーム側にエア管2と直交して回動自在に軸支さ
れた左右一対の各ねじ軸4には、ねじ管5が螺合されて
いて、左右のねじ管はステー6で連結されており、左右
のねじ軸4を同期させて回動操作することにより、左右
のねじ管5とステー6とが一体となって紙の搬送方向へ
移動調節させるように構成されている。7は左右のねじ
管5の軸受部に回転自在に軸支された吸引車軸であっ
て,軸端部のスプロケット8に張架されたチェーン9に
より原動側から回転駆動されており、この吸引車軸7と
ステー6とは、機台側に固定された軸受10によって中間
部の複数箇所を摺動自在に支持されている。吸引車軸7
上には、複数個の鍔付きブッシュ11が所定の間隔をおい
てねじ止め固定されており、そのボス部先端にはカラー
12がねじ止め固定されている。このようにして固定され
て吸引車軸7とともに回転する鍔付きブッシュ11のボス
上には、全体を符号13で示すブラケットのエアダクト14
と、吸引車15とが、カラー12と鍔付きブッシュ11の鍔と
の間に介挿されており、鍔と吸引車15との間には、吸引
車15をエアダクト14に圧接させる方向に付勢するウエー
ブワッシャ16が介挿されている。前記エアダクト14は第
2図に示すように側面視をコ字状に形成されていて前記
ステー6と回動不能に係合しており、これを固定するボ
ルト17を弛めることにより軸方向へ移動可能に形成され
ている。そして吸引車軸7が回転してもエアダクト14は
静止している。エアダクト14は前記エア管2方向へ突出
していて、その突出端には、T字状に形成されてエアダ
クト14とともにブラケット13を構成する管支持部として
の支持管18がボルト19で固定されており、支持管18の内
孔は前記エア管2と摺動自在に嵌合している。また吸引
車15はボルト20の頭と溝との係合により吸引車軸7と摺
動自在でかつ回転方向に固定されている。なお、エア管
2はブラケット2aによりステー6に固定支持されてい
る。
次に吸引車15に対するエア径路について説明する。エア
管2には軸方向に延びる複数個の長孔21が支持管18の嵌
合部に対応して穿設されており、ブラケット13には、長
孔21を介してエア管2の内孔と連通する第2図図示のエ
ア通路22,23,24が設けられている。そして吸引車15の周
面には、その回転によりエア通路24の側方への開口部で
順次連通する吸気孔25が開口されており、吸気孔25周辺
の外気は、吸気孔25とエア通路24,23,22および長孔21を
経てエア管2の内孔から吸引エア源に吸引され、搬送紙
が吸引車15の周面に吸着されるように構成されている。
両面刷の場合には吸引車15の周面に印刷面が摺接するこ
とにより印刷面が汚れるので、吸引車15やブラケット13
等を一体的に印刷面の絵柄のないところへ移動させる
が、エア管2とエア通路22との連通孔を長孔21としたこ
とにより、ブラケット13が移動してもエアの通過に支障
がない。なお、支持管18の両端部にはエア漏れを防止す
るためOリング26が設けられている。
さらに、本装置には紙サイズの変更に対応した吸引車15
の移動にかかわらず支障なく搬送紙を支承する紙受け装
置が設けられている。すなわちフレーム側の支持板27に
は、搬送紙を支承する固定状の紙受け板28がブラケット
29を介して水平状に架設されており、その先端部下方に
はプーリ軸30がブラケット29に両端部を支持されて架設
されている。31は各吸引車15の位置に対応してプーリ軸
30に回動自在かつ摺動自在に嵌装されたプーリであっ
て、各プーリ31には板ばね材により帯状に形成された複
数条の各紙受け32が巻回方向のばね力を付勢されて巻回
されており、紙受け板28に設けた長孔33から引き出され
た紙受け32の他端は前記エアダクト14に固定されてい
る。このように構成されていることにより紙受け32はば
ね力で緊張した状態で搬送紙を支承しており、紙サイズ
に対応して吸引車軸7を前後に移動させても、蓄積ばね
力により紙受け32が常時緊張しており、搬送紙の紙尻が
ブラケット等に接触したりすることがない。また、前述
したように両面刷時に吸引車15を軸方向に移動させても
これに追従してプーリ31が移動し、紙受け32が長孔33内
で移動するので、支障がない。
34は爪軸35に支持された開閉自在な複数個の爪であり、
また36は爪台軸37に支持されて爪34との間で紙をくわえ
る爪台である。
以上のように構成された排紙吸引装置の動作を説明す
る。印刷後、爪34と爪台36とにくわえられて排紙紙積台
方向へ搬送される紙は、紙受け板28と紙受け32とで支承
されることによりたるむことなく搬送され、くわえ端が
吸引車15を過ぎると紙は吸引車15に摺接して走行する。
このとき吸引エア源が始動されていて前記エア径路によ
り吸引車15周辺の外気を吸引するので、紙は吸引車15の
周面に吸着されながら搬送される。したがって、紙尻側
の搬送速度がくわえ側の搬送速度よりも遅くなり、紙が
緊張して走行慣性が減衰するので、紙積台上への落下積
載時の紙揃いが良好になる。
両面刷時において、吸引車15が印刷物の絵柄に対応する
ときには、吸引車15を印刷物の余白部に対応するように
移動させるが、この場合、移動を要する吸引車15のみを
移動させればよい。すなわち、鍔付きブッシュ11の固定
ねじを弛め、エアダクト14の固定ボルト17を弛めると、
吸引車15とブラケット13とが一体となって移動可能とな
るので、所望位置まで移動して固定ねじと固定ボルト17
とを締めて固定する。この場合、支持管18がエア管2上
で移動するが、エア管2の内孔とエア通路22との連通孔
を長孔21としたことにより、支持管18が移動してもエア
の通過に支障がない、又紙受け32は長孔33内で移動す
る。
紙サイズが変更された場合には、左右のねじ軸4を同期
させて回動操作すると、ねじ管5がねじ軸4上で進退
し、ねじ管5と一体の吸引車軸7とステー6とが紙搬送
方向へ進退するので、吸引車15とブラケット13およびエ
ア管2が一斉に進退して紙サイズに対応する。この場
合、紙受け32が伸縮するが、この伸縮は、紙受け32がば
ね力でプーリ31に対して巻上げ、巻戻しされることによ
り吸収され、紙受け32は常時緊張状態を保持して紙を支
承する。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように本考案によれが枚葉印
刷機の排紙吸引装置において、各吸引車にそれぞれ隣接
して一端が吸引車軸に軸方向へ移動調節自在に嵌合固定
され他端に紙搬送方向と直交する方向に延びるエア管支
持部を備えた複数個のブラケットと、前記吸引車軸に対
して支持され紙搬送方向と直交する方向に延び前記エア
管支持部を軸方向へ移動調節自在に嵌合支持しかつ吸引
エア源に接続されたエア管を設けるとともに、このエア
管を前記各エア管支持部との嵌合箇所に設けた軸方向へ
延在するエア通路を介して前記エア管と各吸引車の吸気
孔とを連通させたことにより、両面刷時等における吸引
車の紙幅方向への移動や、紙サイズ変更時における吸引
車の紙天地方向への移動にかかわらず吸引エアの通過に
支障を来すことなく吸引車から共通の1本のエア管でエ
アを吸引することができるので、従来、吸引車ごとに配
管されていた場合と比較して装置の占有スペースが縮小
されて機械の小形化が計れるとともに、吸引車周辺に種
々の装置が設けられたダブルパイル式の排紙装置等にも
構成が可能になり装置の汎用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る枚葉印刷機の排紙吸
引装置の実施例を示し、第1図はその平面図,第2図は
第1図のAA拡大側面図、第3図は下半部を破断して示す
第2図のB視側面図である。 2……エア管、6……ステー、7……吸引車軸、13……
ブラケット、14……エアダクト、15……吸引車、18……
支持管、21……長孔、22,23,24……エア通路、25……吸
気孔、26……Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部がフレームに対して支持され紙搬送
    方向と直交する方向に延び原動機によって回転駆動され
    る吸引車軸(7)と、この吸引車軸上に軸線方向へ移動
    調節自在に嵌合固定されて並列する複数個の吸引車(1
    5)とを備えた枚葉印刷機の排紙吸引装置において、前
    記各吸引車にそれぞれ隣接して一端が前記吸引車軸に軸
    方向へ移動調節自在に嵌合固定され他端に紙搬送方向と
    直交する方向に延びるエア管支持部(18)を備えた複数
    個のブラケット(13)と、前記吸引車軸に対して支持さ
    れ紙搬送方向と直交する方向に延び前記複数個のエア管
    支持部を軸方向へ移動調節自在に嵌合支持しかつ吸引エ
    ア源に接続されたエア管(2)を設けるとともに、前記
    エア管と前記各エア管支持部との嵌合箇所に設けた軸方
    向へ延在するエア通路を介して前記エア管と各吸引車の
    吸気孔(25)とを連通させたことを特徴とする枚葉印刷
    機の排紙吸引装置。
JP12640087U 1987-08-21 1987-08-21 枚葉印刷機の排紙吸引装置 Expired - Lifetime JPH0726288Y2 (ja)

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JP2586002Y2 (ja) * 1993-06-24 1998-12-02 株式会社小森コーポレーション シート材排出装置のシート材減速機構
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