JPH072607B2 - 農業用殺虫殺菌組成物 - Google Patents

農業用殺虫殺菌組成物

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JPH072607B2
JPH072607B2 JP61296826A JP29682686A JPH072607B2 JP H072607 B2 JPH072607 B2 JP H072607B2 JP 61296826 A JP61296826 A JP 61296826A JP 29682686 A JP29682686 A JP 29682686A JP H072607 B2 JPH072607 B2 JP H072607B2
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ゆみ 服部
良雄 倉橋
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日本バイエルアグロケム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、後記式(I)のイミノ置換複素環式化合物と
公知の殺菌活性化合物を有効成分として含有し、優れた
殺虫殺菌作用を示す新規な農業用殺虫殺菌組成物に関す
る。
本発明で用いる式(I)のイミノ置換複素環式化合物及
びそれらの殺虫剤としての使用は、特願昭60-106854
号、特願昭60-219082号及び特願昭61-48629号明細書に
記載されている。
又、O−エチル S,Sジフエニル ホスホロジチオエー
ト(エジフエンホスedifenphos)がイネいもち病の防除
活性を有することは既に特公昭44-12919号公報に記載さ
れている。更に、4,5,6,7−テトラクロロフタリド(フ
サライドfthalide)がイネいもち病の防除活性を有する
ことは既に特公昭44-32592号公報に記載されている。
しかしながら、これら活性化合物の作用は、各々単独で
は殺虫効果もしくは殺菌効果のいずれかの効果のみであ
り、病害菌による病害と害虫による被害を同時に防除す
ることはできない。
本発明者らにより、 (1)一般式 式中、XはS、CH2又はN-R2(式中、R2は水素原子又は
アルキルカルボニル基を表わす)を表わし、 R1は置換されていてもよいピリジル基(該置換基として
はハロゲン原子及びアルキル基より選ばれる少なくとも
1つを表わす)は置換されていてもよりチアゾリル基
(該置換基としては、ハロゲン原子及びアルキル基より
選ばれる少なくとも1つを表わす)を表わし、mは2又
は3を表わし、そして ZはNO2又はCNを表わす、 のイミノ置換複素環式化合物及び (2)O−エチル S,Sジフエニル ホスホロジチオエ
ートを有効成分として含有する新規な活性混合物を優れ
た殺虫殺菌活性を示すことが見い出された。
従来、濃園芸用の殺虫剤として各種薬剤の開発が進めら
れ、単剤及び混合剤として使用されてきた。特に有機リ
ン系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤が主として使用さ
れ、その後ピレスロイド系殺虫剤が使用されてきてい
る。しかし、従来の殺虫剤は、それぞれある種の殺虫効
果を有してはいるが、殺虫スペクル、殺虫効果(各種生
育ステージ、例えば卵、幼虫、成虫の虫に対する殺虫効
果)、残幼性、速効性、浸透移行性、及び魚類、温血動
物に対する低毒性、環境汚染の低減、施用回数及び施用
薬量の低減等の種々の特性を充分に満足している訳では
ない。
更に、従来の薬剤の度重なる使用の結果、各種害虫に対
して抵抗性を獲得した種々の害虫が出現してきている。
特に、近年我が国の西南暖地をはじめ各地の水田に於い
て有機リン系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤に対して
抵抗性を獲得した半翅目害虫のウンカ・ヨコバイ類(例
えば、ツマグロヨコバイ)が出現し、それらの防除が困
難となってきており優れた薬剤の開発が望まれている。
更に、アブラムシ類、ダニ類、十字科蔬菜を加害する野
菜害虫であるコナガ、ワタのボールワーム等の害虫が薬
剤抵抗性を獲得してきており、かかる抵抗性害虫の防除
あるいは感受性害虫と抵抗英害虫を同時に防除できる優
れた薬剤の開発が望まれている。
又、近年、我が国の水稲栽培は、稚苗移植機による機械
移植が主として実施されており、水稲本田に於ける害虫
防除と共に、育苗箱施用による害虫防除のための優れ
た、かつ薬害のない薬剤の開発が望まれている。更に、
近年特に問題となっている害虫、例えば、イネミズゾウ
ムシ等に対し優れた薬剤の開発が望まれている。
従って、イネ及びその他殻類を含む食用作物の重要害虫
及び野菜、花卉、果樹等の園芸作物の害虫、タバコ、
綿、茶等の工芸作物の害虫、森林害虫、及びこれらのう
ちのある種の施設園芸作物の害虫、綿中等の土壌害虫、
貯穀害虫等の吸汁性、摂食性、その他の各種害虫、に対
し更により優れた効果を有する薬剤の開発が望まれてい
る。
更に上記した如き優れた殺虫剤の開発と共に、特に稲の
栽培に於いて主要病害及び害虫であるイネいもち病及び
ウンカ・ヨコバイ類を同時に防除できる殺虫殺菌剤の開
発が望まれている。
本発明者等は、前記の種々の問題を解決すべく鋭意研究
した結果、驚くべきことに(1)前記式(1)のイミノ
置換複素環式化合物と(2)公知のO−エチル S,S−
ジフエニル ホスホロジチオエートからなる本発明によ
る活性混合物が、各々単独の活性化合物の効果からは予
想外の優れた協力及び相乗作用を発揮し、稲の病害及び
害虫に対し優れた殺虫及び殺菌効果を示すことを発見し
た。
従って、本発明の殺虫殺菌組成物は、農作物栽培に於い
て、例えば、特には病害虫の同時防除及び省力化等、非
常に有効であり産業上の有用性に於いて極めて卓越した
技術的進歩性を提供するものである。
本発明による活性物質組み合せに於いて使用される一般
式(I)のイミノ置換複素環式化合物は下記の如く定義
される。
式中、XはS、CH2又はN-R2(式中、R2は水素原子又は
アルキルカルボニル基を表わす)を表わし、 R1は置換されていてもよいピリジル基(該置換基として
はハロゲン原子及びアルキル基より選ばれる少なくとも
1つを表わす)又は置換されていてもよいチアゾリル基
(該置換基としては、ハロゲン原子及びアルキル基より
選ばれる少なくとも1つを表わす)を表わし、mは2又
は3を表わし、そして ZはNO2又はCNを表わす。
一般式(I)に於いて、好ましくは、 XはS、CH2又はN-R2(式中、R2は水素原子又はアルキ
ル基の炭素原子数1乃至3のアルキルカルボニル基を表
わす)を表わし、 R1はクロル原子、ブロム原子、フルオル原子及びメチル
基より選ばれる1つ又は2つで置換されたピリジル基又
はクロル原子、フルオル原子、ブロム原子又はメチル基
で置換されたチアゾリル基を表わし、 そしてピリジン環の結合位置が3−位(又は5−位)で
あり、チアゾール環の結合位置が5−位であり、mは2
又は3を表わし、そして ZはNO2又はCNを表わす。
本発明による活性物質組み合せに於いて使用される一般
式(I)のイミノ置換複素環式化合物の例として、次の
化合物が挙げられる。
1−(3−ピリジルメチル)−2−(ニトロイミノ)イ
ミダゾリジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)テオラヒドロピリミジン 1−(2−フルオロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニ
トロイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−フルオロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニ
トロイミノ)テトラヒドロピリミジン、 1−(2−ブロモ−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)イミダゾリジン、 1−(2,3−ジクロロ−5−ピリジルメチル)−2−
(ニトロイミノ)イミダゾリン、 1−(2−メチル−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−メチル−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)テトラヒドロピリミジン、 1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−2−(ニ
トロイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−2−(ニ
トロイミノ)テトラヒドロピリミジン、 1−(2−フルオロ−5−チアゾリルメチル)−2−
(ニトロイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−メチル−5−チアゾリルメチル)−2−(ニ
トロイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−メチル−5−チアゾリルメチル)−2−(ニ
トロイミノ)テトラヒドロピリミジン、 1−アセチル−3−(2−クロロ−5−ピリジルメチ
ル)−2−(ニトロイミノ)イミダゾリジン、 1−アセチル−3−(2−クロロ−5−ピリジルメチ
ル)−2−(ニトロイミノ)テトラヒドロピリミジン、 1−ブチリル−3−(2−クロロ−4−フルオロ−5−
ピリジルメチル)−2−(ニトロイミノ)イミダゾリジ
ン、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)チアゾリジン、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)テトラヒドロ−2H−1,3−チアジン、 3−(2−フルオロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニ
トロイミノ)チアゾリジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)ピロリジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)ピペリジン、 1−(2−ブロモ−5−ピリジルメチル)−2−(ニト
ロイミノ)ピロリジン、 1−(2−フルオロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニ
トロイミノ)ピロリジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(シア
ノイミノ)イミダゾリン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(シア
ノイミノ)テトラヒドロピリミジン、 1−(2−フルオロ−5−ピリジルメチル)−2−(シ
アノイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−ブロモ−5−ピリジルメチル)−2−(シア
ノイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−メチル−5−ピリジルメチル)−2−(シア
ノイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−メチル−5−ピリジルメチル)−2−(シア
ノイミノ)テトラヒドロピリミジン、 1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−2−(シ
アノイミノ)イミダゾリジン、 1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−2−(シ
アノイミノ)テトラヒドロピリミジン、 1−(2−フルオロ−5−チアゾリルメチル)−2−
(シアノイミノ)テトラヒドロピリミジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(シア
ノイミノ)チアゾリジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(シア
ノイミノ)テトラヒドロ−2H−1,3−チアジン、 1−(2−フルオロ−5−ピリジルメチル)−2−(シ
アノイミノ)チアゾリジン、 1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−2−(シ
アノイミノ)チアゾリジン、1−(2−クロロ−5−チ
アゾリルメチル)−2−(シアノイミノ)テトラヒドロ
−2H−1,3−チアジン。
本発明による活性物質組み合せに於いて使用される一方
の殺菌活性物質であるO−エチル S,S−ジフエニル
ホスホロジチオエートは次式で表わされる。
又、本発明による(1)及び(2)の活性物質組合せ
に、更に含有されることのできる(3)の4,5,6,7−テ
トラクロロフタリドは次式で表わされる。
本発明において、活性物質組み合せに於ける各群の活性
化合物の重量比は、比較的広い範囲内で変えることがで
きる、一般に、(1)一般式(I)のイミノ置換複素環
式化合物の活性化合物群の活性化合物1重量部当り、
(2)のO−エチル S,S−ジフエニル ホスホロジチ
オエート例えば0.05〜20重量部、好ましくは0.1〜10重
量部、更に(3)の4,5,6,7−テトラクロロフタリドを
加える場合には該(3)の成分を例えば0.05〜20重量
部、好ましくは0.1〜10重量部使用できる。
本発明による活性物質組み合せは、優れた殺虫及び殺菌
活性作用を示し、殺虫殺菌剤として例えば茎葉散布、水
中又は水面施用、土壌施用、土壌混和処理、育苗箱施用
等により使用することができる。
本発明による活性物質組み合せは、強力な殺虫殺菌作用
を現わす。従って、殺虫殺菌剤として使用することがで
きる。そして、本発明による活性化合物は栽培植物に対
して薬害がなく、かつ温血動物に対する毒性も低く、農
業、特には稲の保護に於ける病害虫、とくに昆虫類及び
病害類を的確に防除するために使用できる。それらは、
通常、感受性及び抵抗性の種、そして全ての又はある成
長段階に対して活性である。
上記した害虫類(病害及び害虫)としては、例えば次の
ものが包含される。そのような病害虫の例としては以下
の如き病害虫類を例示することができる。
昆虫類として、鞘翅目害虫、例えばイネミズゾウムシ
(Lissorhoptrus oryzophilus)、イネゾウムシ(Echin
ocinemus squameus)、イネホソクビムシ(Oulema oryz
ae); 鱗翅目虫、例えば ニカメイチユウ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ
(Cnaphalocrocis medinalis)、フタオビコガヤ(Nara
nga aenescens)、イチモンジセセリ(Parnara guttat
a); 半翅目虫、例えば ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、トビイ
ロウンカ(Nilaparvata lugens)、ヒメトビウンカ(La
odelphax striatellus)、セジロウンカ(Sogatella fu
rcifera)、アオカメムシ(Nezara spp.); 直翅目虫、例えば、 ケラ(Gryl-lotalpa africana)、バッタ(Locusta mig
ratoria migratoriodes); 病害類として、例えば、 古生菌[アーキミセテス(Archimycetes)]、藻菌[フ
イコミセテス(Phycomycetes)]、子のう菌[アスコミ
セテス(Ascomycetes)]、担子菌[バシジオミセテス
(Basidiomycetes)、不完全菌[フンギ・イムパーフエ
クテイ(Eungi Imperfecti)]、その他細菌類による種
々の植物病害;等を挙げることができる。
上記植物病害類の殺菌スペクトルの代表例としては、例
えばイネいもち病菌(Pyricularia oryzae)、イネ穂枯
を引き起す病原菌の一種ゴマ葉枯病菌(Cohliobolus mi
yabeanus)等を例示することができるが、該殺菌スペク
トルはこれらに限定されるべきものではない。
本発明の活性物質組み合せは(1)及び(2)成分及び
場合により(3)成分との混合物の形あるいはその場で
混合するための各々単独の通常の製剤形態にすることが
できる。そして斯る形態としては、液剤、エマルジヨ
ン、懸濁剤、粉剤、泡沫剤、ペースト、粒剤、エアゾー
ル、活性化合物浸潤−天然及び合成物、マイクロカプセ
ル、種子用被覆剤、燃焼装置を備えた製剤(例えば燃焼
装置としては、くん蒸及び煙霧カートリツジ、かん並び
にコイル)、そしてULV[コールドミスト(cold mis
t)、ウオームミスト(warm mist)]を挙げることがで
きる。
これらの製剤は公知の方法で製造することができる。斯
る方法は、例えば、活性化合物を拡展剤、即ち、液体希
釈剤;液化ガス希釈剤;固体希釈剤、又は担体、場合に
よっては界面活性剤、即ち、乳化剤及び/又は分散剤及
び/又は泡沫形成剤を用いて、混合することによって行
なうことができる。拡展剤として水を用いる場合には、
例えば、有機溶媒は、また補助溶媒として使用されるこ
とができる。
液体希釈剤又は担体としては、例えば、芳香族炭化水素
類(例えば、キシレン、トルエン、アルキルナフタレン
等)、クロル化芳香族又はクロル化脂肪族炭化水素類
(例えば、クロロベンゼン類、塩化メチレン類、塩化メ
チレン等)、脂肪族炭化水素類[例えば、シクロヘキサ
ン等、パラフイン類(例えば鉱油留分等)]、アルコー
ル類(例えば、ブタノール、グリコール及びそれらのエ
ーテル、エステル等)、ケトン類(例えば、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシク
ロヘキサノン等)、強極性溶媒(例えば、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等)そして水も挙げる
ことができる。
液化ガス希釈剤又は担体は、常温常圧でガスであり、そ
の例としては、例えばブタン、プロパン、窒素ガス、二
酸化炭素、そしてハロゲン化炭化水素類のようなエアゾ
ール噴射剤を挙げることができる。
固体希釈剤としては、土壌天然鉱物(例えば、カオリ
ン、クレー、タルク、チヨーク、石英、アタパルガイ
ド、モンモリナイド、又は珪藻土等)、土壌合成鉱物
(例えば、高分散ケイ酸、アルミナ、ケイ酸塩等)を挙
げることができる。
粒剤のための固体担体としては、粉砕且つ分別された岩
石(例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、白雲石
等)、無機及び有機物粉の合成粒、そして有機物質細粒
体(例えば、おがくず、ココやしの実のから、とうもろ
こしの穂軸そしてタバコの茎等)を挙げることができ
る。
乳化剤及び/又は泡沫剤としては、非イオン及び陰イオ
ン乳化剤[例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
類、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル類
(例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル
類、アルキルスルホン酸塩類、アルキル硫酸塩類、アリ
ールスルホン酸塩類等)]、アルブミン加水分解生成物
を挙げることができる。
分散剤として、例えばリグニンサルフアイト廃液そして
メチルセルロースを包含する。
固着剤も、製剤(粉剤、粒剤、乳剤)に使用することが
できる。斯る固着剤としては、カルボキシメチルセルロ
ースそして天然及び合成ポリマー(例えば、アラビアゴ
ム、ポリビニルアルコールそしてポリビニルアセテート
等)を挙げることができる。
着色剤を使用することもでき、斯る着色剤としては、無
機顔料(例えば酸化鉄、酸化チタンそしてプルシアンブ
ルー)、そしてアリザリン染料、アゾ染料又は金属フタ
ロシアニン染料のような有機染料、そして更に、鉄、マ
ンガン、ボロン、銅、コバルト、モリブデン、亜鉛のそ
れらの塩のような微量要素を挙げることができる。
該製剤は、例えば、前記活性成分を0.1〜95重量%、好
ましくは0.5〜90重量%含有することができる。
本発明の活性物質組み合せは、それらの商業上、有用な
製剤及び、それらの製剤にって調製された使用形態で、
他の活性化合物、例えば、殺虫剤、殺菌剤、殺カビ剤、
生長調整剤又は除草剤との混合剤として、存在すること
ができる。ここで、上記殺虫剤としては、例えば、有機
リン剤、カーバメート剤、クロル炭化水素系薬剤、カー
ボキシレート系薬剤、微生物より生産される殺虫性物質
を挙げることができる。
更に、本発明の活性化合物混合物は、共力剤との混合剤
としても、存在することができ、斯る製剤及び、使用形
態は、商業上有用なものを挙げることができる。該共力
剤は、それ自体、活性である必要はなく、活性化合物の
作用を増幅する化合物である。
本発明の活性物質組み合せの商業上有用な使用形態にお
ける含有量は、広い範囲内で、変えることができる。
本発明の活性化合物混合物の使用上の濃度は、例えば0.
00001〜100重量%であって、好ましくは0.001〜5重量
%である。
本発明の活性化合物混合物は、使用形態に適合した通常
の方法で使用することができる。
次に実施例により本発明の内容を具体的に説明するが、
本発明はこれのみに限定されるべきものではない。
実施例1 (i) トビイロウンカに対する試験 供試化合物の調製 各活性化合物:25〜50重量部 担体:珪藻土とカオリンとの混合物(1:5)45〜70重量
部 乳化剤:ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル
5重量部 上述した量の活性化合物、担体及び乳化剤を粉砕混合し
て各水和剤とし、その所定薬量を水で稀希釈して混合し
て調製する。
試験方法: 直径約13cmのポツトに草丈約15cmの稲を3本植え、定植
10日後に予め、調製した活性化合物の所定濃度の水希釈
液をスプレーガンを用いて1ポツト当り20ml散布し、散
布薬液を風乾後ポツトに網籠をかけトビイロウンカ4令
幼虫を1ポツト当り10頭接種し、3日後に死虫を数え殺
虫率を算出した。
(ii) イネいもち病に対する茎葉散布効力試験 試験方法 水稲(品質:朝日)を直径12cmの素焼鉢に栽培し、その
3〜4葉期に予め調製した活性化合物の所定濃度希釈液
を3鉢当り50ml散布した。翌日人工培養したイネいもち
病菌胞子の懸濁液を噴霧接種(2回)し、25℃、相対湿
度100%の湿室に保ち感染せしめた。接種7日後、鉢当
りの罹病程度を下記の基準により類別評価し、更に防除
価(%)を求めた。また薬害も同時に調査した。
罹病度 病斑面積歩合(%) 0 0 0.5 2未満 1 2〜5未満 2 5〜10未満 3 10〜20未満 4 20〜40未満 5 40以上 本試験は1区3鉢の結果である。
前記試験(i)及び(ii)の結果をとりまとめ第1表及
び第2表に示す。
註1:実施例1(i)及び(ii)の全ての混合物及び単剤
使用に於いて薬害は認められない。
2.本発明に使用する一般式(I)の化合物: 化合物NO.1 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)
−2−(ニトロイミノ)イミダゾリン、 化合物NO.2 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)
−2−(ニトロイミノ)テトラヒドロピリミジン、 化合物NO.3 1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチ
ル)−2−(ニトロイミノ)イミダゾリジン、 化合物NO.4 1−アセチル−3−(2−クロロ−5−ピ
リジルメチル)−2−(ニトロイミノ)イミダゾリジ
ン、 化合物NO.5 3−(2−クロロ−ピリジルメチル)−2
−(ニトロイミノ)チアゾリジン、 化合物NO.6 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)
−2−(ニトロイミノ)ピペリジン、 化合物NO.7 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)
−2−(シアノイミノ)イミダゾリジン。
3.本発明に使用する化合物: 化合物(A):エジフエンホス 化合物(B):フサライド 実施例2 実施例1に於ける本発明混合物組成物をトビイロウンカ
及びイネいもち病が同時に発生する試験区に使用した結
果、該病害虫を100%の防除価をもつて完璧に同時防除
した。
実施例3(水和剤) 式(I)の活性化合物25部、エジフエンホス25部、粉末
ケイ藻土と粉末クレーとの混合物(1:5)45部、アルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部、アルキルナフタ
レンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物3部を粉砕
混合し、水和剤とする。
実施例4(粉剤) 式(I)活性化合物1部、エジフエンホス2部、粉末ク
レー97部を粉砕混合して粉剤とする。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43:54 43:78 43:86)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)一般式 式中、XはS、CH2又はN-R2(式中、R2は水素原子又は
    アルキルカルボニル基を表わす)を表わし、 R1は置換されていてもよいピリジル基(該置換基として
    はハロゲン原子及びアルキル基より選ばれる少なくとも
    1つを表わす)又は置換されていてもよいチアゾリル基
    (該置換基としては、ハロゲン原子及びアルキル基より
    選ばれる少なくとも1つを表わす)を表わし、mは2又
    は3を表わし、そして ZはNO2又はCNを表わす、 のイミノ置換複素環式化合物及び (2)O−エチル S,Sジフエニル ホスホロジチオエ
    ートからなる活性化合物混合物を含有することを特徴と
    する農業用殺虫殺菌組成物。
  2. 【請求項2】(1)及び(2)の活性化合物混合物に4,
    5,6,7−テトラクロロフタリドを更に含有することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の農業用殺虫殺菌組
    成物。
JP61296826A 1986-12-15 1986-12-15 農業用殺虫殺菌組成物 Expired - Fee Related JPH072607B2 (ja)

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