JP2531996B2 - 殺虫組成物 - Google Patents

殺虫組成物

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JP2531996B2 JP2053866A JP5386690A JP2531996B2 JP 2531996 B2 JP2531996 B2 JP 2531996B2 JP 2053866 A JP2053866 A JP 2053866A JP 5386690 A JP5386690 A JP 5386690A JP 2531996 B2 JP2531996 B2 JP 2531996B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、後記式(I)のニトロ化合物と公知の殺虫
性化合物を有効成分として含有し、優れた殺虫作用を示
す新規な殺虫組成物に関する。
本発明で用いる式(I)のニトロ化合物は、本願出願
日前の特願昭63−299419号に記載され、それ自体、殺虫
作用を有する。
又、下記薬剤が殺虫活性を有することは既に公知であ
る。
O,S−ジメチル アセチルホスホロアミドチオエート、 S,S′−〔2−(ジメチルアミノ)トリメチレン〕ビス
(チオカーバメイト)、 N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン、 2−イソプロポキシフエニル メチルカーバメート、 2−sec−ブチルフエニル メチルカーバメート、 0,0−ジメチル0−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホ
スホロチオエート及び 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピル
3−フエノキシベンジルエーテル等〔ペステイサイドマ
ニユアル第7版1983年(The British Crop Protection
Council発行)〕。
然しながら、上記の公知殺虫性化合物は、特に施用濃
度が低い場合には、必ずしも満足な殺虫効果を現わさな
い。又、これら殺虫剤の中には、長年にわたって使用し
てきた結果、害虫によっては、薬剤抵抗性を獲得し、そ
れら害虫の防除が困難になってきている。
本発明者等は、この度 活性化合物として、式(I): 式中、R1は水素原子又はC1-4アルキル基を示し、 R2は−S−R3又は を示し、ここでR3はC1-4アルキル基を示し、R4及びR5
夫々、水素原子又はC1-4アルキル基を示す、そして YはCH又はNを示す、 で表わされるニトロ化合物と、 O,S−ジメチル アセチルホスホロアミドチオエート、 S,S′−〔2−(ジメチルアミノ)トリメチレン〕ビス
(チオカーバメイト)、 N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン、 2−イソプロポキシフエニル メチルカーバメート、 2−sec−ブチルフエニル メチルカーバメート、 0,0−ジメチル0−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホ
スホロチオエート及び 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピル
3−フエノキシベンジルエーテルから成る群より選ばれ
る少なくとも一種とを、含有する新規な活性化合物混合
物が優れた殺虫活性を示すことを見い出した。
従来、農園芸用の殺虫剤として各種薬剤の開発が進め
られ、単剤及び混合剤として使用されてきた。特に有機
リン系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤が主として使用
され、その後ピレスロイド系殺虫剤が使用されてきてい
る。しかし、従来の殺虫剤は、それぞれある種の殺虫効
果を有してはいるが、殺虫スペクトル、殺虫効果(各種
生育ステージ、例えば卵、幼虫、成虫の虫に対する殺虫
効果)、残効性、速効性、浸透移行性、及び魚類、温血
動物に対する低毒性、環境汚染の低減、施用回数及び施
用薬量の低減等の種々の特性を充分に満足している訳で
はない。
更に、従来の薬剤の度重なる使用の結果、各種害虫に
対し抵抗性を獲得した種々の害虫が出現してきている。
特に、近年我が国の西南暖地をはじめ各地の水田に於い
て有機リン系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤に対し抵
抗性を獲得した半翅目害虫のウンカ・ヨコバイ類(例え
ば、ツマグロヨコバイ)が出現し、それらの防除が困難
になってきており優れた薬剤の開発が望まれている。更
に、アブラムシ類、ダニ類、十字科蔬菜を加害する野菜
害虫であるコナガ、ワタのボールワーム等の害虫が薬剤
抵抗性を獲得してきており、かかる抵抗性害虫の防除あ
るいは感受性害虫と抵抗性害虫を同時に防除できる優れ
た薬剤の開発が望まれている。
又、近年、我が国の水稲栽培は、稚苗移植機による機
械移植が主として実施されており、水稲本田に於ける害
虫防除と共に、育苗箱施用による害虫防除のための優れ
た、かつ薬害のない薬剤の開発が望まれている。更に、
近年特に問題となっている害虫、例えば、イネミズゾウ
ムシ等に対し優れた薬剤の開発が望まれている。
従って、イネ及びその他穀類を含む食用作物の重要害
虫及び野菜、花卉、果樹等の園芸作物の害虫、タバコ、
綿、茶等の工芸作物の害虫、森林害虫、及びこれらのう
ちある種の施設園芸作物の害虫、線虫等の土壌害虫、貯
穀害虫等の吸汁性、摂食性、その他の各種害虫に対し更
により優れた効果を有する薬剤の開発が望まれている。
本発明者等は、前記の種々の問題を解決すべく鋭意研
究した結果、驚くべきことに前記式(I)のニトロ化合
物に公知の殺虫性化合物を配合した本発明による活性化
合物混合物の殺虫活性が、各々単独の活性化合物の効果
の和より大であり優れた協力及び相乗作用を発揮するこ
とを発見した。
即ち、本発明による殺虫組成物を施用することによ
り、例えば水田害虫類、例えば半翅目害虫のウンカ類
(トビイロウンカ、セジロウンカ等)、鱗翅目害虫類の
コブノメイガ及び果樹、蔬菜等の園芸作物害虫類、例え
ば鱗翅目害虫のコナガ、半翅目害虫のアブラムシ類等に
対する効果が単独の活性化合物のみの場合より低濃度で
協力的及び相乗的に達成できることを見い出した。
従って、本発明の殺虫組成物は、農園芸作物栽培に於
いて非常に有効であり産業上の有用性に於いても極めて
卓越した技術的進歩性を提供するものである。
本発明の殺虫組成物に於いて、使用される式(I)の
ニトロ化合物の具体例としては、特には、下記の化合物
を例示することができる。
1−(2−クロロ−5−ピリジルメチルアミノ)−1
−メチルチオ−2−ニトロエチレン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチルアミノ)−1
−メチルアミノ−2−ニトロエチレン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−3−ニト
ロ−2−メチルイソチオウレア、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−1メチル
−2−ニトログアニジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチルアミノ)−1
−ジメチルアミノ−2−ニトロエチレン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N
−メチルアミノ〕−1−メチルアミノ−2−ニトロエチ
レン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N
−メチルアミノ〕−1−ジメチルアミノ−2−ニトロエ
チレン、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−1,1−ジ
メチル−2−ニトログアニジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチルアミノ)−1
−エチルアミノ−2−ニトロエチレン、 1−アミノ−1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジル
メチル)−N−メチルアミノ〕−2−ニトロエチレン、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−1,3−ジ
メチル−2−ニトログアニジン、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−1,1,3−
トリメチル−2−ニトログアニジン、 1−アミノ−1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジル
メチル)−N−エチルアミノ〕−2−ニトロエチレン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N
−エチルアミノ〕−1−メチルアミノ−2−ニトロエチ
レン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N
−n−プロピルアミノ〕−1−メチルアミノ−2−ニト
ロエチレン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N
−エチルアミノ〕−1−エチルアミノ−2−ニトロエチ
レン、及び 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−3−エチ
ル−1−メチル−2−ニトログアニジン。
本発明の殺虫組成物に於いて、使用される他方の公知
殺虫性化合物としては、次の化合物が挙げられる。
O,S−ジメチル アセチルホスホロアミドチオエー
ト、(以下アセフエートと略記する) S,S′−〔2−(ジメチルアミノ)トリメチレン〕ビ
ス(チオカーバメイト)、(以下カルタップと略記す
る) N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミ
ン、(以下チオシクラムと略記する) 2−イソプロポキシフエニル カーバメート、(以下
プロポクスルと略記する) 2−sec−ブチルフエニル メチルカーバメート、
(以下BPMCと略記する) 0,0−ジメチル0−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジル
ホスホロチオエート、(以下クロロピリホスメチルと略
記する)及び 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピル
3−フエノキシベンジルエーテル(以下エトフエンプロ
ツクスと略記する)。
上記の殺虫性化合物はペステイサイドマニユアル(Th
e Pesticide Manual)第7版1983年(The British Crop
Protection Council発行)等に殺虫剤として既に記載
され公知である。
殺虫組成物に於ける各群の活性化合物の重量比は、比
較的広い範囲内で変えることができる。一般に、式
(I)のニトロ化合物の活性化合物群の活性化合物1重
量部当り、公知の殺虫性化合物群の活性化合物を、例え
ば0.05〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部使用され
る。
本発明による殺虫組成物は、優れた殺虫活性作用を示
し、従って、殺虫剤として茎葉散布、水中又は水面施
用、土壌施用、土壌混和処理、育苗箱施用等により使用
することができる。
本発明による殺虫組成物は、強力な殺虫作用を現わ
す。従って、殺虫剤として使用することができる。そし
て、本発明による活性化合物は栽培植物に対して薬害が
なく、かつ温血動物に対する毒性も低く、農場、林業、
貯蔵作物及び製品の保護に於ける害虫、特には昆虫類を
的確に防除するために使用できる。それらは、通常、感
受性及び抵抗性の種、そして全ての又はある成長段階に
対して活性である。
例えば、本発明の殺虫組成物は、特に半翅目害虫のウ
ンカ類(例えば、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメ
トビウンカ)、ヨコバイ類等、鱗翅目幼虫のニカメイチ
ユウ、コブノメイガ等及び鞘翅目害虫のイネミズゾウム
シ等の水田害虫類及び鱗翅目幼虫のコナガ、ヨトウム
シ、ハマキムシ等、半翅目害虫のカイガラムシ、アブラ
ムシ類等の果樹、蔬菜等の園芸作物害虫類の防除に有用
に使用できる。
更に上記した害虫に加え、例えば下記例示の害虫類に
対しても有効に使用できる。
昆虫類として、鞘翅目害虫、例えばアズキゾウムシ
(Callosobruchus chinensis)、コクゾウムシ(Sitoph
ilus zeamais)、コクヌストモドキ(Tribolium castan
eum)、オオニジユウヤホシテントウ(Epilachna vigin
tioctomaculata)、トビイロムナボソコメツキ(Agriot
es fuscicollis)、ヒメゴガネ(Anomala rufocupre
a)、コロラドポテトビートル(Leptinotarsa decemlin
eata)、ジアブロテイカ(Diabrotica spp.)、マツノ
マダラカミキリ(Monochamus alternatus)、イネミズ
ゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、ヒラタキク
イムシ(Lyctus brunens):鱗翅目虫、例えば、マイマ
イガ(Lymantria dispar)、ウメケムシ(Malacosoma n
eustria)、アオムシ(Pieris rapae)、ハスモンヨト
ウ(Spodoptera litura)、ヨトウ(Mamestra brassica
e)、ニカメイチユウ(Chilo suppressalis)、アワノ
メイガ(Pyrausta nubilalis)、コナマダラメイガ(Ep
hestia cautella)、コカクモンハマキ(Adoxophyes or
ana)、コドリンガ(Carpocapsa pomonella)、カブラ
ヤガ(Agrotis fucosa)、ハチミツガ(Galleria mello
nella)、コナガ(Plutella maculipennis)、ヘリオテ
イス(Heliotis virescens)、ミカンハモグリガ(Phyl
locnistis citrella); 半翅目虫、例えばツマグロヨコバイ(Nephotettix cinc
ticeps)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、ヒ
メトビウンカ(Laodelphax striatellus)、セジロウン
カ(Sogatella furcifera)、クワコナカイガラムシ(P
seudococcus comstocki)、ヤノネカイガラムシ(Unasp
is yanonensis)、モモアカアブラムシ(Myzus persica
e)、リンゴアブラムシ(Aphis pomi)、ワタアブラム
シ(Aphis gossypii)、ニセダイコンアブラムシ(Rhop
acosiphum pseudobrassicas)、ナシグンバイ(Stephan
itis nashi)、アオカメムシ(Nezara spp.)オンシツ
コナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、キジラミ
(Psylla spp.);直翅目虫、例えばケラ(Gryllotalpa
africana)、バッタ(Locusta migratoria migratorio
des);等。
本発明の殺虫組成物は二成分の混合物の形あるいはそ
の場で混合するための各々単独の通常の製剤形態にする
ことができる。そして斯る形態としては、液剤、エマル
ジヨン、懸濁液、粉剤、泡沫剤、ペースト、粒剤、エア
ゾール、活性化合物浸潤−天然及び合成物、マイクロカ
プセル、種子用被覆剤、燃焼装置を備えた製剤(例えば
燃焼装置としては、くん蒸及び煙霧カートリッジ、かん
並びにコイル)、そしてULV〔コールドミスト(cold mi
st)、ウオームミスト(warm mist)〕を挙げることが
できる。
これらの製剤は公知の方法で製造することができる。
斯る方法は、例えば、活性化合物を、展開剤、即ち、液
体希釈剤;液化ガス希釈剤;固体希釈剤、又は担体、場
合によっては界面活性剤、即ち、乳化剤及び/又は分散
剤及び/又は泡沫形成剤を用いて、混合することによっ
て行なわれる。展開剤として水を用いる場合には、例え
ば、有機溶媒は、また補助溶媒として使用されることが
できる。
液体希釈剤又は担体としては、例えば、芳香族炭化水
素類(例えば、キシレン、トルエン、アルキルナフタレ
ン等)、クロル化芳香族又はクロル化脂肪族炭化水素類
(例えば、クロロベンゼン類、塩化エチレン類、塩化メ
チレン等)、脂肪族炭化水素類〔例えば、シクロヘキサ
ン等、パラフイン類(例えば鉱油留分等)〕、アルコー
ル類(例えば、ブタノール、グリコール及びそれらのエ
ーテル、エステル等)、ケトン類(例えば、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシク
ロヘキサノン等)、強極性溶媒(例えば、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等)そして水も挙げる
ことができる。
液化ガス希釈剤又は担体は、常温常圧でガスであり、
その例としては、例えばブタン、プロパン、窒素ガス、
二酸化炭素、そしてハロゲン化炭化水素類のようなエア
ゾール噴射剤を挙げることができる。
固体希釈剤としては、土壌天然鉱物(例えば、カオリ
ン、クレー、タルク、チヨーク、石英、アタパルガイ
ド、モンモリロナイト、又は珪藻土等)、土壌合成鉱物
(例えば、高分散ケイ酸、アルミナ、ケイ酸塩等)を挙
げることができる。
粒剤のための固体担体としては、粉砕且つ分別された
岩石(例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、白雲石
等)、無機及び有機物粉の合成粒、そして細粒体又は有
機物質(例えば、おがくず、ココやしの実のから、とう
もろこしの穂軸そしてタバコの茎等)を挙げることがで
きる。
乳化剤及び/又は泡沫剤としては、非イオン及び陰イ
オン乳化剤〔例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル類、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル類
(例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル
類、アルキルスルホン酸塩類、アルキル硫酸塩類、アリ
ールスルホン酸塩類等)〕、アルブミン加水分解生成物
を挙げることができる。
分散剤としては、例えばリグニンサルフアイト廃液そ
してメチルセルロースを包含する。
固着剤も、製剤(粉剤、粒剤、乳剤)に使用すること
ができ、斯る固着剤としては、カルボキシメチルセルロ
ースそして天然及び合成ポリマー(例えば、アラビアゴ
ム、ポリビニルアルコールそしてポリビニルアセテート
等)を挙げることができる。
着色剤を使用することもでき、斯る着色剤としては、
無機顔料(例えば酸化鉄、酸化チタンそしてプルシアン
ブルー)、そしてアリザリン染料、アゾ染料又は金属フ
タロシアニン染料のような有機染料、そして更に、鉄、
マンガン、ボロン、銅、コバルト、モリブデン、亜鉛の
それらの塩のように微量要素を挙げることができる。
該製剤は、例えば、前記活性成分を0.1〜95重量%、
好ましくは0.5〜90重量%含有することができる。
本発明の殺虫組成物は、それらの商業上、有用な製剤
及び、それらの製剤によって調製された使用形態で、他
の活性化合物、例えば、殺虫剤、毒餌、殺菌剤、殺ダニ
剤、殺センチュウ剤、殺カビ剤、生長調整剤又は除草剤
との混合剤として、存在することもできる。ここで、上
記殺虫剤としては、例えば、カーバメート剤、カーボキ
シレート系薬剤、クロル且炭化水素系薬剤、微生物より
生産される殺虫性物質を挙げることができる。
更に、本発明の活性化合物混合物は、共力剤との混合
剤としても、存在することができ、斯る製剤及び使用形
態は、商業用有用なものを挙げることができる。該共力
剤は、それ自体、活性である必要はなく、活性化合物の
作用を増幅する化合物である。
本発明の殺虫組成物の商業上有用な使用形態における
含有量は、広い範囲内で、変えることができる。
本発明の殺虫組成物の使用上の濃度は、例えば0.0000
1〜100重量%であって、好ましくは、0.001〜1重量%
である。
本発明の殺虫組成物は、使用形態に適合した通常の方
法で使用することができる。
貯蔵物に対する害虫に使用される際には活性化合物
は、石灰物質上のアルカリに対する良好な安定性はもち
ろんのこと、木材及び土壌における優れた残効性によっ
て、きわだたされている。
次に実施例により本発明の内容を具体的に説明する
が、本発明はこれのみに限定されるべきものではない。
生物試験: 供試化合物 式(I)の化合物 No.1: 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチルアミ
ノ)−1−メチルアミノ−2−ニトロエチレン No.2: 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチルアミ
ノ)−1−ジメチルアミノ−2−ニトロエチレン No.3: 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチ
ル)−N−メチルアミノ〕−1−ジメチルアミノ−2−
ニトロエチレン No.4: 3−(2−クロロ−5−ビリジルメチル)−1,1
−ジメチル−2−ニトログアニジン No.5: 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−1,3
−ジメチル−2−ニトログアニジン No.6: 1−アミノ−1−〔N−(2−クロロ−5−ピ
リジルメチル)−N−エチルアミノ〕−2−ニトロエチ
レン No.7: 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチ
ル)−N−エチルアミノ〕−1−メチルアミノ−2−ニ
トロエチレン No.8: 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチ
ル)−N−n−プロピルアミノ〕−1−メチルアミノ−
2−ニトロエチレン No.9: 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチ
ル)−N−エチルアミノ〕−1−エチルアミノ−2−ニ
トロエチレン No.10: 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−3
−エチル−1−メチル−2−ニトログアニジン 公知殺虫性化合物 (A)アセフエート (B)カルタツプ (C)チオシクラム (D)プロポクスル (E)BPMC (F)クロルピリホスメチル (G)エトフエンプロツクス 実施例1 コブノメイガに対する試験 供試液の調製 溶 剤:キシロール 3重量部 乳化剤:ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル
1重量部 適当な活性化合物の調合物を作るために各々活性化合
物1重量部を前記量の乳化剤を含有する前記量の溶剤と
混合し、その混合物を水で所定濃度まで希釈した。
試験方法: 直径9cmのビニールポットに植えた草丈約15cmの稲を
3本植え、定植10日後に上記のように調製した活性化合
物の所定濃度の水希釈液をスプレーガンを用いて1ポッ
ト当り20ml散布し、散布液を風乾後直径9cm高さ25cmの
プラスチック製の網筒をかぶせ、コブノメイガ4令幼虫
を1ポット当り10頭接種し、恒温室に置き2日後に死虫
を数え殺虫率を算出した。尚、試験は2連制で行った。
その結果を第1表に示す。
実施例2 コナガに対する試験 試験方法: 直径9cmのポットに植えた高さ約15cmの無結球キヤベ
ツ苗に実施例1のように調製した活性化合物の所定濃度
の水希釈液をスプレーガンを用いて1ポット当り20ml散
布し、散布薬液を風乾後1ポット当り10頭の有機リン剤
抵抗性のコナガの4令幼虫を接種し、恒温室に置き2日
後に死虫を数え殺虫率を算出した。尚、試験は2連制で
行った。
その結果を第2表に示す。
実施例3 トビイロウンカに対する試験 試験方法: 直径約13cmのポットに草丈約15cmの稲を3本植え、定
植10日後に実施例1のように調製した活性化合物の所定
濃度の水希釈液をスプレーガンを用いて1ポット当り20
ml散布し、散布液を風乾後ポットに網籠をかけトビイロ
ウンカ4令幼虫を1ポット当り10頭接種し、恒温室に置
き3日後に死虫を数え殺虫率を算出した。尚、試験は2
連制で行った。
その結果を第3表に示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 47/22 A01N 47/22 A 57/16 102 57/16 102B 57/28 57/28 F

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性化合物として、式(I): 式中、R1は水素原子又はC1-4アルキル基を示し、 R2は−S−R3又は を示し、ここでR3はC1-4アルキル基を示し、R4及びR5
    夫々、水素原子又はC1-4アルキル基を示す、そして YはCH又はNを示す、 で表わされるニトロ化合物と、 O,S−ジメチル アセチルホスホロアミドチオエート、 S,S′−〔2−(ジメチルアミノ)トリメチレン〕ビス
    (チオカーバメイト)、 N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン、 2−イソプロポキシフエニル メチルカーバメート、 2−sec−ブチルフエニル メチルカーバメート、 0,0−ジメチル0−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホ
    スホロチオエート及び 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピル
    3−フエノキシベンジル エーテルから成る群より選ば
    れる少なくとも一種とを、含有することを特徴とする殺
    虫組成物。
  2. 【請求項2】式(I)が、1−(2−クロロ−5−ピリ
    ジルメチルアミノ)−1−メチルチオ−2−ニトロエチ
    レン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチルアミノ)−1−
    メチルアミノ−2−ニトロエチレン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−3−ニトロ
    −2−メチルイソチオウレア、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−1メチル−
    2−ニトログアニジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチルアミノ)−1−
    ジメチルアミノ−2−ニトロエチレン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N−
    メチルアミノ〕−1−メチルアミノ−2−ニトロエチレ
    ン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N−
    メチルアミノ〕−1−ジメチルアミノ−2−ニトロエチ
    レン、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−1,1−ジメ
    チル−2−ニトログアニジン、 1−(2−クロロ−5−ピリジルメチルアミノ)−1−
    エチルアミノ−2−ニトロエチレン、 1−アミノ−1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメ
    チル)−N−メチルアミノ〕−2−ニトロエチレン、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−1,3−ジメ
    チル−2−ニトログアニジン、 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−1,1,3−ト
    リメチル−2−ニトログアニジン、 1−アミノ−1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメ
    チル)−N−エチルアミノ〕−2−ニトロエチレン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N−
    エチルアミノ〕−1−メチルアミノ−2−ニトロエチレ
    ン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N−
    n−プロピルアミノ〕−1−メチルアミノ−2−ニトロ
    エチレン、 1−〔N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−N−
    エチルアミノ〕−1−エチルアミノ−2−ニトロエチレ
    ン、又は 3−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−3−エチル
    −1−メチル−2−ニトログアニジン である請求項(1)の殺虫組成物。
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