JPH07260077A - 管継手 - Google Patents

管継手

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Publication number
JPH07260077A
JPH07260077A JP6045951A JP4595194A JPH07260077A JP H07260077 A JPH07260077 A JP H07260077A JP 6045951 A JP6045951 A JP 6045951A JP 4595194 A JP4595194 A JP 4595194A JP H07260077 A JPH07260077 A JP H07260077A
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JP
Japan
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socket
plug
valve body
fluid passage
hole
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Application number
JP6045951A
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English (en)
Inventor
Takahiro Doi
崇宏 土居
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Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソケットとプラグの接続時には管継手とし
て、非接続時には噴出ノズルとして使用できるようにす
る。 【構成】 ソケット1またはプラグ22のいずれか一方
の流体通路12に、スプリング15に付勢されて前進
し、ソケット1とプラグ22の接続時にプラグ22また
はソケット1の一端に押されて後退する筒状の弁体11
を設け、該弁体11の後端に常時流体通路12と連通す
る第1通孔19を形成するとともに、弁体11の後部側
壁には、前進時に流体通路12から遮断され後退時に流
体通路12と連通する第2通孔20を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソケットとプラグの接
続時には通常の管継手として使用し、非接続時には噴出
ノズルとして使用する管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の管継手が製造され各方面で使用さ
れているが、これらの管継手は、ソケットとプラグのい
ずれにも弁機構が無く、ソケットとプラグの接続時及び
非接続時のいずれも流体が流れる形式の管継手や、ソケ
ットとプラグの双方或いはいずれか一方に弁機構があ
り、非接続時には流体の流れが阻止され接続時に流体が
流れる形式の管継手であり、ソケットとプラグの接続時
には通常の管継手として使用でき、非接続時には噴出ノ
ズルとして使用できる形式の管継手はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
管継手にあっては、ソケットとプラグの接続時には管継
手として非接続時には噴出ノズルとしての使用には対応
できないといった問題がある。本発明は上記点に鑑み、
ソケットとプラグの接続時には管継手として、非接続時
には噴出ノズルとして使用できることを目的とした管継
手を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ソケットまたはプラグのいずれか一方の流
体通路に、スプリングに付勢されて前進し、ソケットと
プラグの接続時にプラグまたはソケットの一端に押され
て後退する筒状の弁体を設け、該弁体の後端に常時流体
通路と連通する第1通孔を形成するとともに、弁体の後
部側壁には、前進時に流体通路から遮断され後退時に流
体通路と連通する第2通孔を形成した。また、弁体の第
1通孔の口径を流体通路の内径より小径とした。
【0005】
【作用】ソケットまたはプラグの流体通路に、スプリン
グに付勢されて前進し、ソケットとプラグの接続時にプ
ラグまたはソケットの一端に押されて後退する筒状の弁
体を設け、該弁体の後端に常時流体通路と連通する第1
通孔を形成するとともに、弁体の後部側壁には、前進時
に流体通路から遮断され後退時に流体通路と連通する第
2通孔を形成したので、ソケットとプラグの非接続時に
は、ソケットまたはプラグの流体通路に設けた弁体はス
プリングに付勢されて前進位置にあり、弁体の後部側壁
に形成した第2通孔が流体通路から遮断された状態にあ
り、ソケットまたはプラグの流体通路を流れる流体は弁
体の後端に形成された第1通孔を通って流れる。
【0006】ソケットとプラグの接続時には、前記弁体
がプラグまたはソケットの一端に押され、前記スプリン
グの弾発力に抗して後退する。これにより、弁体の後部
側壁に形成した第2通孔と流体通路が連通し、ソケット
またはプラグの流体通路を流れる流体は、前記弁体の後
端に形成された第1通孔及び弁体の後部側壁に形成され
た第2通孔を通って流れることになり、前記非接続時に
比べ多量の流体がプラグ側またはソケット側へ流れる。
【0007】また、弁体の第1通孔の口径を流体通路の
内径より小径としたので、ソケットとプラグの非接続時
に、ソケットまたはプラグの流体通路内の流圧が高くな
り、第1通孔を通った流体はソケットまたはプラグの先
端開口部から勢いよく遠くに噴射される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1、図2は本発明の一実施例を示す
もので、同図において、1はソケット、2は前部にロッ
クボール3を備え外周にロックボール3の操作スリーブ
4を摺動自在に嵌合する前筒部、5は前筒部2の後部内
周に嵌合固定される後筒部であり、前筒部2と後筒部5
とで前記ソケット1を構成している。前記前筒部2にあ
っては、先端側にロックボール嵌合孔6が形成されてお
り、このロックボール嵌合孔6に前記ロックボール3が
出没自在に嵌合している。
【0009】前記操作スリーブ4は、操作スリーブ4と
前筒部2の間に介装したスプリング7の付勢により、前
進して前記ロックボール3を求心方向に押圧し、スプリ
ング7の弾発力に抗し後退して前記ロックボール3の押
圧力を解放し遠心方向への移動を可能にするものであっ
て、操作スリーブ4の内周には、先端に前記ロックボー
ル3を押圧から解放して遠心方向への移動を可能にする
内径をもって形成されるロックボール解放部8と、該ロ
ックボール解放部8の後方にロックボール3を求心方向
に押圧する内径をもって形成されるロックボール押圧部
9とが連なって形成されている。10は操作スリーブ4
の抜け出しを防止するストップリングである。
【0010】11は前記ソケット1の流体通路12内に
軸方向に摺動自在に嵌合した筒状の弁体である。この弁
体11は大径筒状部13が前部となり小径筒状部14が
後部となる径の異なる2つの筒状部により構成されてお
り、前記大径筒状部13がソケット1を構成する前筒部
2内に摺動自在に嵌合し、そして小径筒状部14が後筒
部5内に摺動自在に嵌合している。
【0011】15は前記後筒部5と大径筒状部13との
間に介装されたスプリングであり、弁体11はスプリン
グ15により前側に付勢されている。このとき弁体11
は大径筒状部13の周壁に形成した環状段部16と前筒
部2の内壁に形成した環状段部17とによって係止され
ている。16は弁体11の小径筒状部14とソケット1
の後筒部5との間をシールするOリングである。
【0012】19は前記弁体11の後端に開口する第1
通孔であり、第1通孔19は前記ソケット1の流体通路
12と常時連通した状態にある。この第1通孔19の口
径は前記流体通路12の内径より小径に形成されてい
る。20は弁体11の小径筒状部14をもって構成され
る後部側壁に形成した第2通孔であり、円周方向に複数
形成されている。
【0013】21は前記ソケット1の流体通路12の一
部に形成された大径部であり、この大径部21は前記弁
体11の小径筒状部14が嵌合する後筒部5の部位の内
径より大径となっており、弁体11がスプリング15の
弾発力に抗して後退したとき、弁体11の後部が進入
し、弁体11の後部側壁に形成した第2通孔20が流体
通路12と連通するようになっている。即ち、弁体11
がスプリング15に付勢されて前進位置にあるとき、第
2通孔20は後筒部5の内周面によって閉鎖されて流体
通路12から遮断された状態にあり、弁体11が後退し
た位置にあるとき、弁体11の後部は前記ソケット1の
流体通路12の一部に形成された大径部21内に進入
し、第2通孔20が開口して、第2通孔20と前記流体
通路12とが連通するようになっている。
【0014】弁体11の大径筒状部13の内径は、ソケ
ット1に接続されるプラグ22の先部が挿入可能な内径
に形成されており、大径筒状部13と小径筒状部14と
により弁体11内周に形成された段部23に、前記プラ
グ22の先端に当接してシールするパッキン24が設け
られている。25は弁体11の小径筒状部14の先端内
周面に形成された凹部26に嵌合固定されたガイド筒で
あり、このガイド筒25の外周面と前記大径筒状部13
の内周面とでパッキン24を挟着し、パッキン24の脱
落防止を図るとともに、弁体11内を流れる流体の整流
を図っている。27は弁体11を構成する大径筒状部1
3の先端に設けられたロックボール受部であり、弁体1
1が前進位置(非接続状態)にあるとき、前記ロックボ
ール3をその上面に受け、ロックボール3がソケット1
の前筒部2の内周面から突出すのを阻止するようになっ
ている。そして、プラグ22の接続時に、プラグ22に
押されて後退し、前記ロックボール3から外れ、ロック
ボール3を遊嵌合しているロックボール嵌合孔6を完全
に開くようになっている。28はプラグ22の外周に形
成されたロックボール係止溝である。
【0015】上記実施例によれば、ソケット1とプラグ
22とが非接続時のとき、ソケット1の流体通路12に
設けた弁体11はスプリング15に付勢されて前進した
位置にあり、弁体11に形成された第2通孔20は閉鎖
されて流体通路12から遮断され、第1通孔19のみが
開口して流体通路12と連通している(図1)。
【0016】この状態でソケット1の流体通路12に流
体を送ると、前記第1通孔19の口径が流体通路12の
内径より小径となっているので、流体通路12内の流体
圧が高圧となり、前記流体は第1通孔19から弁体11
内に入り、ソケット1の先端開口部から勢いよく遠く噴
出する。このときガイド筒25によって流体が広がらな
いように規制されている。
【0017】また、ソケット1とプラグ22との接続時
には、前記弁体11はソケット1内に挿入されるプラグ
22の先端に押され、スプリング15の弾発力に抗して
後退し、弁体11の後部が前記流体通路12の一部に形
成された大径部21内に進入して、弁体11に形成され
ている第2通孔20が開口し、流体通路12と連通する
(図2)。この状態でソケット1の流体通路12に流体
を送ると、流体は弁体11の第1通孔19と第2通孔2
0とを通って流れることになり、前記非接続時に比べ多
量の流体がプラグ22側へ流れる。
【0018】図3、図4は他の実施例を示すもので、同
図において,29はソケット、30は前部にロックボー
ル31を備え外周にロックボール31の操作スリーブ3
2を摺動自在に嵌合する前筒部、33は前筒部30の後
部に摺動自在に嵌合される後筒部であり、前記ソケット
29は前筒部30と後筒部33とで構成されている。こ
の後筒部33と前筒部30との間にはスプリング34が
弾発されて設けられている。このスプリング34の先端
が後筒部33の先端に形成された内向きの鍔部35の内
側に当接し、他端が前筒部30の外周に設けたスプリン
グ受け36に当接しており、前記後筒部33と前筒部3
0はスプリング34の弾発力により相対的に摺動するよ
うになっている。即ち、前筒部30は後筒部33に対し
後端側(図3上左側)へ付勢され、後筒部33は前筒部
30に対し先端側(図3上右側)へ付勢されている。3
7はストップリングである。前記前筒部30にあって
は、先端側にロックボール嵌合孔38が形成されてお
り、このロックボール嵌合孔38に前記ロックボール3
1が出没自在に嵌合している。
【0019】前記操作スリーブ32は、操作スリーブ3
2と後筒部33の先端との間に介装したスプリング39
の付勢により前進して前記ロックボール31を求心方向
に押圧し、スプリング39の弾発力に抗し後退して前記
ロックボール31の押圧力を解放し遠心方向への移動を
可能にするものであって、操作スリーブ32の内周に
は、先端に前記ロックボール31を押圧から解放して遠
心方向への移動を可能にする内径をもって形成されるロ
ックボール解放部40と、該ロックボール解放部40の
後方にロックボール31を求心方向に押圧する内径をも
って形成されるロックボール押圧部41とが連なって形
成されている。
【0020】前記操作スリーブ32の後部は、前記前筒
部30の外周に嵌合した後筒部33の先部に摺動自在に
嵌合している。そして、操作スリーブ32の後端に内向
き鍔部42が形成され、一方後筒部33の先端には外向
き鍔部43が形成されており、前記内向き鍔部42と外
向き鍔部43が係止して後筒部33からの操作スリーブ
32の抜け出しが阻止されるようになっている。そして
前記操作スリーブ32は常に前記スプリング39の弾発
力により先端方向に付勢され、前記内向き鍔部42と外
向き鍔部43とが係止した状態にあり、この状態のとき
操作スリーブ32のロックボール押圧部41が前記ロッ
クボール31を求心方向に押圧する位置にあるように設
定されている。44は前記ソケット29に接続されるプ
ラグであり、その外周にはロックボール係合溝45が形
成されている。
【0021】ソケット29とプラグ44との接続にあっ
ては、操作スリーブ32をスプリング39の弾発力に抗
して後退させ、ロックボール押圧部41によるロックボ
ール31の押圧を解放した状態で、ソケット29にプラ
グ44を挿入し、該プラグ44の外周に形成したロック
ボール係合溝45にロックボール31を係合させ、この
状態で操作スリーブ32を前進させてロックボール31
をロックボール押圧部41で求心方向に押圧することに
より、ロックボール係合溝45からのロックボール31
の抜出しが阻止され、これによりソケット29とプラグ
44とが接続される。またソケット29とプラグ44と
の分離にあっては、操作スリーブ32を後退させロック
ボール押圧部41によるロックボール31の押圧を解放
することにより、ロックボール係合溝45へのロックボ
ール31の係合が解かれ、これによりソケット29とプ
ラグ44とが分離できる。
【0022】そして、ソケット29とプラグ44とが接
続状態にあるとき両者を分離方向に引張し、この引張力
がソケット29を挿入する前筒部30と後筒部33の間
に設けたスプリング34の弾圧を越えたとき、スプリン
グ34の弾発力に抗して前筒部30と後筒部33及び操
作スリーブ32が相互に反対方向に移動し、これにより
ロックボール31が前記操作スリーブ32のロックボー
ル押圧部41からロックボール解放部40に移動するこ
とになり、ロックボール31がプラグ44のロックボー
ル係合溝45から外れ、ソケット29とプラグ44とが
分離される。
【0023】46は前記前筒部30と後筒部33との間
をシールするOリングである。47はソケット29の流
体通路、48は内部を流体通路47とする前筒部30の
内周に形成された環状突部であり、この環状突部48に
筒状の弁体49が軸方向に摺動自在に嵌合している。5
0は弁体49の後端に開口する第1通孔であり、第1通
孔50は前記流体通路47と常時連通した状態にある。
この第1通孔50の口径は流体通路47の内径より小径
に形成されている。51は弁体49の側壁に形成した第
2通孔であり、円周方向に複数形成されている。この第
2通孔51は弁体49の後退により流体通路47内で開
口し、流体通路47と連通するようになっている。
【0024】52は弁体49の外周で前記第2通孔51
の後側に挿着したOリングであり、弁体49が前進した
とき、前記環状突部48に当接して弁体49と環状突部
48との間をシールして、流体通路47と第2通孔51
との連通を遮断するようになっている。53は流体通路
47内に設けられ、前記弁体49を前側に付勢するスプ
リングであり、スプリング53の一端が弁体49の後端
に当接し、他端が前筒部30の内周面に設けたスプリン
グ受54に当接している。
【0025】前記弁体49は常時スプリング53に付勢
され前進した位置にあるとき、弁体49の外周に装着し
たOリング52が環状突部48に当接して、流体通路4
7と第2通孔51との連通が遮断された状態にあり、弁
体49がスプリング53の弾発力に抗して後退した位置
にあるとき、第2通孔51が流体通路47内に開口し、
流体通路47と連通した状態にある。
【0026】55は弁体49の先部外周に形成した段部
であり、ソケット29にプラグ44を挿入したとき、プ
ラグ44の先端に当接するものであり、ソケット29に
プラグ44を挿入したとき、弁体49はプラグ44の先
端により押されスプリング53の弾発力に抗して後退
し、Oリング52が環状突部48から離反し前記第2通
孔51が流体通路47内に開口し、流体通路47と連通
するようになっている。56は弁体49の先端部に一体
の形成したガイド筒、57はOリングである。
【0027】上記実施例によれば、ソケット29とプラ
グ44とが非接続時のとき、ソケット29の流体通路4
7にある弁体49はスプリング53に付勢されて前進し
た位置にあり、弁体49に形成された第2通孔51は閉
鎖されて流体通路47から遮断され、第1通孔50のみ
が開口して流体通路47と連通している(図3)。
【0028】この状態でソケット29の流体通路47に
流体を送ると、前記第1通孔50の口径が流体通路47
の内径より小径となっているので、流体通路47内の流
体圧が高圧となり、前記流体は第1通孔50から弁体4
9内に入り、ソケット29の先端開口部から勢いよく遠
く噴出する。そして前記弁体49の先端部に形成したガ
イド筒56によって前記噴出する流体の広がりを規制で
きる。
【0029】また、ソケット29とプラグ44との接続
時には、前記弁体49はソケット29内に挿入されるプ
ラグ44の先端に押され、スプリング53の弾発力に抗
して後退し、第2通孔51が開口し、流体通路47と連
通する(図4)。この状態でソケット29の流体通路4
7に流体を送ると、流体は弁体49の第1通孔50と第
2通孔51とを通って流れることになり、前記非接続時
に比べ多量の流体がプラグ44側へ流れる。
【0030】図5、図6は本発明に係る管継手の使用例
を示すものであり、58は自動車、59はエンジン、6
0はエンジン59に向けて噴出口61を開口する配管、
62は自動車58の適当な箇所に搭載した消火器、63
は消火器62のホース、64は本発明に係る管継手であ
り、ソケット1(29)が消火器62のホース63に取
付けられ、プラグ22(44)が配管60に取付けられ
ており、管継手64によりホース63と配管60とが着
脱自在に接続されている。上記消火器62は、エンジン
59が発火したとき、その消火器62に設けた図示しな
い弁が開き、前記配管60の噴出口61から消火剤を噴
射し消火するようになっている。
【0031】図6は消火器62の弁を制御するシステム
を示したブロック図であり、65はエンジン59の温度
を検知する温度センサであって、バッテリ66からの電
源供給によって作動する。67は消火器62の弁を制御
する制御器であり、前記温度センサ65の出力が制御器
67に入力され、エンジン59の温度が所定の温度を越
えたとき前記制御器67によって消火器62の操作レバ
ーの近傍に設けられた電磁弁等によりレバーを作動させ
て消火器62に設けた図示しない弁を開くようになって
いる。68はバッテリ66から制御器67に電源を供給
するスイッチである。
【0032】上記システムによれば、エンジン59が発
火したとき、これを温度センサ65が検知して制御器6
7にその信号を送り、制御器67はその信号を受けて消
火器62の弁を開く。これにより消火器62内の消火剤
はホース63から管継手64を介して配管60に送ら
れ、噴出口61からエンジン59に向って噴射される。
このとき、前記管継手64にあっては、図2(図4)に
示したようにソケット1(29)の流体通路12(4
7)内に設けた弁体11(49)の第1通孔19(5
0)と第2通孔20(51)のいずれもが開口した状態
にあり、多量の消火剤がプラグ22(44)側へ流れる
ので、配管60の噴出口61から多量の消火剤がエンジ
ン59に向って噴射され、極めて効率の良い消火が行え
る。
【0033】また、前記消火器62は自動車58から取
り外せるようになっており、消火器62単独で使用でき
るようになっている(図7)。この場合、ソケット1
(29)とプラグ22(44)を分離して取り外す。ソ
ケット1(29)とプラグ22(44)の分離にあって
は、図1図2に示す実施例では、操作スリーブ4を操作
して分離する必要があるが、図3、4に示す他の実施例
では、操作スリーブ32を操作するまでもなく、ホース
63を強く引くことにより、ソケット29とプラグ44
とを分離することができる。
【0034】消火器62単独での使用は、分離したソケ
ットのソケット1(29)の先端開口部が消火剤の噴出
ノズルとなるが、このときソケット1(29)の流体通
路12(47)内に設けた弁体11(49)は第1通孔
19(50)のみが開口した状態で且つ流体通路12
(47)よりも小径になっているので、ソケット1(2
9)の流体通路12(47)内の流圧が高くなりソケッ
ト1(29)の先端開口部から消火剤が勢いよく遠くに
噴射される。更に前記消火剤は弁体11(49)のガイ
ド筒25(56)によってソケット1(29)の先端開
口部近傍で広がらないので消火物に向って噴射が行え
る。
【0035】なお、上記実施例では、ソケット1(2
9)に弁体11(49)を設けているが、プラグ22
(44)に設けても同様であり、この場合は、プラグ2
2(44)を消火器62のホース63に取付けるように
する。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ソケット
とプラグの接続時には大量の流体を流すことができる管
継手として使用され、しかも、ソケットとプラグとの非
接続時には噴出ノズルとして使用される管継手として頗
る便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部縦断側面図。
【図2】図1に示すソケットとプラグを接続した状態を
示す一部縦断側面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す一部縦断側面図。
【図4】図3に示すソケットとプラグを接続した状態を
示す一部縦断側面図。
【図5】本発明の使用の一例を示す説明図。
【図6】図5の制御システムを示すブロック図。
【図7】本発明の使用の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 ソケット 11 弁体 12 流体通路 15 スプリング 19 第1通孔 20 第2通孔 22 プラグ 29 ソケット 44 プラグ 47 流体通路 49 弁体 50 第1通孔 51 第2通孔 53 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットまたはプラグのいずれか一方の
    流体通路に、スプリングに付勢されて前進し、ソケット
    とプラグの接続時にプラグまたはソケットの一端に押さ
    れて後退する筒状の弁体を設け、該弁体の後端に常時流
    体通路と連通する第1通孔を形成するとともに、弁体の
    後部側壁には、前進時に流体通路から遮断され後退時に
    流体通路と連通する第2通孔を形成したことを特徴とす
    る管継手。
  2. 【請求項2】 弁体の第1通孔の口径を流体通路の内径
    より小径としたことを特徴とする請求項1記載の管継
    手。
JP6045951A 1994-03-16 1994-03-16 管継手 Pending JPH07260077A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000065277A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Nitto Kohki Co Ltd 管継手
JP2007167672A (ja) * 2007-02-09 2007-07-05 Senko Medical Instr Mfg Co Ltd 体外循環回路
JP2012085749A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Ohbayashi Corp スプリンクラーヘッド用の止水機能付着脱継手、及び消火用のスプリンクラー設備
CN108317324A (zh) * 2018-04-28 2018-07-24 浙江松乔气动液压有限公司 快速接头

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