JPH07258515A - ポリマーの分散液 - Google Patents

ポリマーの分散液

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JPH07258515A
JPH07258515A JP7046585A JP4658595A JPH07258515A JP H07258515 A JPH07258515 A JP H07258515A JP 7046585 A JP7046585 A JP 7046585A JP 4658595 A JP4658595 A JP 4658595A JP H07258515 A JPH07258515 A JP H07258515A
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carbon atoms
allyl ether
alkyl group
water
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JP7046585A
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Erhard Luehmann
エルハルト・リユーマン
Lutz Hoppe
ルツツ・ホツペ
Wolfgang Dannhorn
ボルフガング・ダンホルン
Hans-Juergen Dr Juhl
ハンス−ユルゲン・ユール
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Dow Produktions und Vertriebs GmbH and Co oHG
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Wolff Walsrode AG
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、少なくとも2種の重合したモノマ
ーAおよびBが水溶性ウレタン変性アリルエーテルポリ
エステルと一緒に分散粒子を構成し、そしてコア−シェ
ルのモデル(多相)に従い製造されている、水性連続相
および分散粒子からなり、前記分散粒子が重合した水溶
性ウレタン変性アリルエーテルポリエステルおよび重合
したモノマーから成るポリマーの分散液に関する。 【効果】 本発明によれば、純粋なヒドロキシ(メト)
アクリレートのシェルを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ポリイソシアネートにより架橋
することができるポリマーの分散液、およびそれらの適
用およびそれらの製造に関する。
【0002】被膜およびそれらの適用技術において、環
境的評価、とくに溶媒の放射の減少は本質的役割を演ず
る。
【0003】溶媒の問題は水性系の使用により解決する
ことができる。水性系は、例えば、ポリ(メト)アクリ
レートの分散液であることができる。
【0004】これらの分散液を使用するフィルムの形成
は純粋に物理的に起こるが、機械的および化学的耐久性
は従来の溶媒含有バインダー系の耐久性に相当しない。
【0005】バインダーの化学的架橋を<70℃の温度
において実施する場合、これらの分散液は一般にアジリ
ジンに基づく架橋剤と反応させることができるが、この
クラスの材料は発癌性であり、こうして責任のある製造
業者のために除外される。
【0006】欧州特許(EP)第03 58 979号
は、高い等級の塗布系の製造のための水性ポリヒドロキ
シポリアクリレートおよびポリイソシアネートの組み合
わせを記載している。
【0007】その中に記載されているポリヒドロキシポ
リアクリレートは溶液重合により、例えば、アクリル酸
ブチル中で製造される。重合後、カルボキシルおよびス
ルホン酸基をアルカリで中和し、そして水で希釈する。
非常に経費のかかる溶媒蒸留工程後、ポリマーの構造に
依存して、水性の溶液および/または分散液が得られ
る。
【0008】バインダー系は水溶液として存在する場
合、その固有粘度は比較的高く、したがって固体に富ん
だバインダー系の調節は非常に制限された程度にのみ可
能である。
【0009】しかしながら、ポリマー中に不規則に分布
するOH基はイソシアネート基に比較的容易にアクセス
可能であり、こうして架橋のためにアクセス可能である
ことが有利である。しかしながら、イソシアネートの添
加後、粘度の有意な増加は比較的短期間後に起こり、そ
して適用パラメーターの調節は困難となる。
【0010】ビヒクル系が分散液として存在する場合、
ラッカー系の固有粘度はかなり減少し、そして固体に富
んだラッカー系は調節可能である。しかしながら、OH
基はポリマー粒子の中に均一に分布しており、そして引
き続いてイソシアネートの架橋は主として分散粒子の界
面においてOH基と起こるので、完全なOHの架橋は分
散粒子中でめったに達成されない。
【0011】この架橋の欠陥は機械的および化学的耐久
性を許容されえない低いレベルに減少する。
【0012】ドイツ国特許公開明細書(DE−OS)第
39 02 555号は、コア−シェルのモデル(多
相)に従い製造されるアクリレートの分散液を記載して
いる。多官能性アクリルエステル基を含有するモノマー
により、コア中のポリマーのみが架橋される。内部の架
橋は高い等級の化学的および機械的耐久性を得るために
は十分ではない。こうして被膜は、例えば、メチルエチ
ルケトン(MEK)に対して抵抗性ではない。
【0013】イソシアネートとの引き続く架橋は記載さ
れていない。
【0014】純粋なヒドロキシ(メト)アクリレート
を、多相構造体を製造するための最後のモノマー成分と
して、要求されるOH含量が合計のポリマーに基づいて
>0.5重量%であるような量で添加する場合、かなり
の比率の粒状材料が重合の間においてさえ形成するか、
あるいはバッチは重合の間に凝固する。
【0015】一般に、それゆえある比率のヒドロキシ
(メト)アクリレートを含有するポリマーのシェルのみ
を製造することができるが、純粋なヒドロキシ(メト)
アクリレートのシェルが望ましい。
【0016】驚くべきことには、水性重合開始バッチが
中和された水溶性ウレタン−アリルエーテルポリエステ
ルを含有する場合、純粋なヒドロキシ(メト)アクリレ
ートのシェルを製造することができることが発見され
た。
【0017】本発明は、次のことを特徴とする、水性連
続相および分散粒子からなり、前記分散粒子が重合した
水溶性ウレタン変性アリルエーテルポリエステルおよび
重合したモノマーから成るポリマーの分散液に関する: 1.少なくとも2種の重合したモノマーAおよびBが水
溶性ウレタン変性アリルエーテルポリエステルと一緒に
分散粒子を構成し、そしてコア−シェルのモデル(多
相)に従い製造されている。
【0018】2.Aは一般式
【0019】
【化3】
【0020】式中、R1は水素原子または1〜4個の炭
素原子を有するアルキル基、とくにメチルを表し、R2
は水素、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、5
または6個の炭素原子を有するシクロアルキル基、一般
式−(CHR3−CHR4−O)n−R5の基、または6〜
8個の炭素原子を有するアリール基、とくにフェニルま
たはベンジル基を表し、R3、R4、R5は水素、または
1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、とくにメチル
またはエチルを表し、そしてnは1〜50の整数であ
る、を有する、二重結合を含有する重合可能な化合物と
コアを生成する1種または2種以上のモノマーである。
【0021】R2基それ自体はさらに置換されことがで
きる。好ましい態様において、置換基R2はスルホアル
キル基で置換されている;2−スルホエチルはとくに好
ましいR2基である。
【0022】3.Bは一般式
【0023】
【化4】
【0024】式中、R1は上に定義した通りであり、そ
してR6は少なくとも1つのOH基を含有する2〜6個
の炭素原子を有するアルキル基、とくにヒドロキシエチ
ルおよび/またはヒドロキシプロピルを表す、を有す
る、シェルを構成するモノマーである。
【0025】粒子は10μmより小さい直径を有する。
【0026】中和されたポリエステル、例えば、DOS
4 011 349号、および/またはDOS 4
011 349号およびドイツ国特許出願(DE−A)
第4219 768号の組み合わせの中に記載されてい
るものは、水溶性ウレタン変性アリルエーテルポリエス
テルとしてとくに適当である。
【0027】重合した水溶性ウレタン変性アリルエーテ
ルポリエステルおよび重合したモノマーAおよびBは、
ポリマー粒子中に均一に分布していない
【0028】重合したモノマーBは、分散コアの回りの
外側エンベロープ(シェル)の中に−均質に分布して−
主として見出される。
【0029】本発明に従う実施の形態において、コアの
重合したモノマーA/外側エンベロープ(シェル)の重
合したモノマーBの比は80:20〜95:5である。
ポリマー粒子のコアは、また、複数の異なる組成のエン
ベロープを有することができる。
【0030】本発明による分散粒子は、2〜10重量%
の重合した水溶性ウレタン変性アリルエーテルポリエス
テル、70〜90重量%の重合したモノマーA、5〜2
0重量%の重合したモノマーB、および0.2〜10重
量%の乳化剤C。
【0031】本発明は、また、モノマーAおよびBを水
性相中で水溶性ウレタン変性アリルエーテルポリエステ
ルおよび乳化剤Cの存在下に重合することを特徴とす
る、本発明による分散液を製造する方法に関する。
【0032】本発明は、さらに、必要に応じて通常のラ
ッカー構成成分、とくに内部の滑剤、光沢促進剤、流れ
促進剤、顔料、充填剤、樹脂、可塑剤、および必要に応
じて溶媒および架橋のためのポリイソシアネートを添加
した、本発明による分散液の使用に関する。
【0033】重合可能なモノマーAを、次の重合可能な
モノマーの少なくとも1種で部分的に、好ましくは70
重量%まで、最も好ましくは5〜50重量%において置
換することができる: 1.次の式:
【0034】
【化5】
【0035】式中、R7はHまたは−CH3基を表し、そ
してXは水素またはハロゲン原子(例えば、塩素または
臭素原子)またはメチル基を表す、のスチレンまたは置
換スチレン。
【0036】2.ビニルエステル、例えば、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニルおよび/または酪酸ビニル;酢
酸ビニルは好ましい。
【0037】3.塩化ビニルおよび/または塩化ビニリ
デン。
【0038】4.さらに、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルまたはアクリルアミドを添加することができ
る。
【0039】5.ヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタ
クリレートまたはヒドロキシエチルメタクリレートとモ
ノイソシアネートまたはエポキシドとの反応生成物。
【0040】6.アリルエーテル基を含有しかつただ1
つの重合可能な二重結合をもつ化合物。
【0041】さらに、重合可能なモノマーAを多官能性
化合物で部分的に、好ましくは10重量%までにおいて
置換することができる:このような多官能性化合物は、
モノマーまたはプレポリマーの分子当たり2またはそれ
以上の重合可能な二重結合を含有するモノマーまたはプ
レポリマー、例えば、エポキシポリアクリレート、ポリ
エステルポリアクリレートまたはポリウレタンポリアク
リレートまたは対応するメタクリレートまたはアリルエ
ーテル化合物からなる。
【0042】本発明による分散液の調製の水性媒質のた
めに適当な乳化剤は、次の文献に記載されている:″E
mulsions:Theory and Pract
ice″、Paul Becker、Chapter
6、Reinhold Publishing Cor
p.、New York(1965)、McCutch
eon’s″Detergents and Emul
sifers,1972 Annual″、および″T
enside,Textihilfsmittel,W
aschrohstoffe″[界面活性剤、繊維材料
源、洗浄剤原料]、Dr.K.Lindner,Wis
senschaftliche Verlagsges
ellschaft、Stuttgart,1964。
【0043】これらの例は、アニオン活性物質、例え
ば、カルボキレート、例えば、脂肪酸石鹸(ラウリン
酸、ステアリン酸またはオレイン酸)およびサルコシン
のアシル誘導体(メチルグリシン)、サルフェート、例
えば、ラウリル硫酸ナトリウム、硫酸化天然油およびエ
ステル(トルコ赤油)およびアルキルアリールポリエー
テルサルフェートおよびスルホネート、例えば、アルキ
ルアリールポリエーテルスルホネート、ドデシルベンゼ
ンスルホネート、イソプロピルナフタレンスルホネート
およびスルホスクシネート、ならびにスルホスクシネー
ト、リン酸エステル、例えば、複合ホスフェートの長鎖
脂肪族アルコールエステルおよびポリエトキシル化脂肪
族アルコールのオルトリン酸エステルを包含する。
【0044】さらに、非イオン性表面活性アルキル、ア
リール、またはアルキルグリコールエーテルのカルボキ
レート、サルフェート、スルホネート、ホスフェート、
ホスファイトまたはホスホネート、アクリレート化また
はアルキル化アルカノールアミンポリグリコールエーテ
ルまたはエチレンオキシドおよび/またはポリプロピレ
ンオキシドのコポリマーを使用することができる。
【0045】前述のアニオン活性物質は、ナトリウム、
リチウム、アンモニウムまたはアミンの塩の形態で存在
することができる;ナトリウム塩およびアンモニウム塩
は最も普通に使用される。
【0046】ラウリルアンモニウムスルホン酸ベタイン
は両性物質の1例である。
【0047】非イオン性物質の例は、エトキシル化1価
および多価アルコール(すなわち、これらのアルコール
のエチレンオキシド誘導体)、例えば、オクチルまたは
ノニルフェノール誘導体、エチレンオキシド/プロピレ
ンオキシドのバルクコポリマー、エステル(例えば、グ
リセリルモノステアレート)、エトキシル化油、例え
ば、ソルビトールのエトキシル化生成物(例えば、ソル
ビチルモノステアレート、ポリエチレンオキシドソルビ
チルモノステアレート)およびラウリン酸イソプロパノ
ールアミドを包含する。
【0048】アニオン活性および/または非イオン性物
質は最も頻繁に使用される。
【0049】次の物質をまた使用することができる(単
独で、あるいは前述の表面活性物質と組み合わせて):
コロイドおよび高分子量の安定剤、例えば、複合多糖
(アラビアゴムおよびトラガカントゴム)、アミロペク
チン、水溶性セルロース誘導体(例えば、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルおよびヒ
ドロキシプロピルセルロース)、ポリビニルアルコール
(例えば、部分的に鹸化された形態)、ポリビニルピロ
リドン(例えば、アルキル化ポリビニルピロリドン)、
アルギネートおよびカラゲエナン。
【0050】正しい表面活性剤および安定剤の選択を取
り扱う、前述の文献を包含する、広範な文献が存在す
る。選択は実験によりなすことがしばしば推奨される。
典型的な添加量は約0.2〜10重量%の範囲である。
【0051】水性エマルジョンを調製する方法は一般に
知られており、そして、例えば、次の文献に記載されて
いる: − Journal of Polymer Scie
nce、Vol.22、pp.1365−1372 − H.Rauch Puntigam,th.Voe
lker、Acryl− und Methacryl
verbindungen[アクリルおよびメタクリル
化合物]Springer−Verlag−Heide
lberg 1967 − Ullmanns Encyclopaedie
der Technichen Chemie、Vo
l.19、Verlag Chemie。
【0052】ポリマー粒子の本発明による多相(コア/
シェル)構造を得るための段階的重合手順はウレタン変
性アリルエーテルポリエステルの水溶液から出発して実
施され、そして、知られているように、異なるモノマー
組成物を同一重合バッチに連続的に計量して添加し、こ
れを既知の乳化重合原理に従い重合する。
【0053】OHを含有するモノマーBの計量添加は、
本発明に従い、最後のモノマーの添加として実施され
る。
【0054】個々のモノマー組成物の添加は添加法(例
えば、モノマー溶液および/またはモノマーエマルジョ
ンから)により実施される。
【0055】重合反応はラジカル形成開始剤を必要と
し、これは1つのバッチとして、少しずつあるいは連続
的に添加される。添加は物質それ自体を使用するか、あ
るいはその水溶液または有機溶液を使用して実施するこ
とができる。個々の開始剤を使用するか、あるいは開始
剤の混合物を使用することができ、それらは好ましくは
異なる分解速度を有する。
【0056】水溶性または油溶性のラジカル形成化合物
は開始剤として適当である。適当な水溶性化合物の例
は、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムおよび過硫酸ア
ンモニウム、t−ブチルヒドロパーオキシドおよび過酸
化水素を包含する。
【0057】これらはそれら自体で使用するか、あるい
は還元剤、例えば、硫酸鉄(II)、亜硫酸ナトリウ
ム、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムまたは
アスコルビン酸と一緒に使用することができる。
【0058】使用できる油溶性化合物の例は、パーオキ
シドおよびヒドロパーオキシド、例えば、過酸化ベンゾ
イル、過硫酸ラウロイルおよびシクロヘキサノンヒドロ
パーオキシド、過炭酸塩およびアゾ化合物を包含する。
【0059】ポリマーの分子量は通常の方法で連鎖停止
媒質および調節剤の添加により制限することができる。
【0060】ポリマーの分散液の引き続く中和は、一般
に、塩基、例えば、苛性ソーダ、アンモニア、トリエタ
ノールアミンまたはメチルジエタノールアミンを使用し
て実施する。
【0061】ポリマーの水性分散液の粘度は好ましくは
2〜1000mPasの範囲である。平均粒子直径は好
ましくは0.01〜2μmの範囲であり、そして一般に
1形態である。
【0062】ポリマーの分散液の固形分は10〜70重
量%の範囲、好ましくは20〜60重量%の範囲であ
る。
【0063】適用の区域(例えば、木材、金属、プラス
チック、紙、皮革、ガラス、箔および鉱物の構成材料の
被覆)に依存して、遊離イソシアネートをもつポリイソ
シアネートをエマルジョンの形態で、本発明によるこれ
らのポリマーの分散液に添加し、NCO/OH当量比を
0.5:1〜3:1に設定する。
【0064】ポリイソシアネート成分は有機ポリイソシ
アネート、例えば、欧州特許(EP)第0358979
号に記載されているものである。
【0065】必要に応じて、溶媒を15重量%の最大量
でポリマーの分散液および/またはポリイソシアネート
成分に添加して所望の最小フィルム温度を調節すること
ができる。
【0066】また、加工または適用技術の特性を改良す
る物質、例えば、内部滑剤、光沢促進剤、流れ促進剤、
顔料、染料、艶消剤および充填剤を添加することができ
る。さらに、本発明による分散液は、また、他の樹脂、
例えば、アルキド樹脂およびメラミン樹脂と組み合わせ
るか、あるいは他のポリマーの分散液と組み合わせるこ
とができる。
【0067】他のOHを含有するポリマー、例えば、水
溶性OH含有ポリエステルを、また、ポリマーの分散液
と組み合わせることができる。
【0068】
【実施例】
ウレタン−アリルエーテルポリエステルA 特許出願のドイツ国特許出願(DE−A)第4 219
798号からの実施例No.3を再加工しそして本発
明による試験のための次の出発材料とともに使用した: ポリエーテルグリコール1500 0.03モル プロパン−1,2−ジオール 0.55モル ベンジルアルコール 0.40モル トリメチロールプロパン 0.04モル トリメチロールプロパンジアリルエーテル 0.60モル 無水マレイン酸 1.00モル アリルエーテルポリエステル の酸価(mgKOH/g) 21mg/g このポリエステルを0.35重量%のヘキサメチルジイ
ソシアネートと70℃において混合した。2時間後、こ
の混合物を冷却し、このときNCO基を決定することが
できなかった。
【0069】このウレタン−アリルエーテルポリエステ
ルを溶解物質(固形分50重量%)により水の中に取
り、そして12.5%アンモニアでpH7.2に調節し
た。この中和手順はわずかにくもった粘性溶液を生成し
た。
【0070】実施例1 26gのアルキルフェノールエーテルサルフェートのナ
トリウム塩、481gの水および40gの中和したウレ
タン−アリルエーテルポリエステルAを還流冷却器、2
つの添加供給入口および撹拌機を装備した1リットルの
反応器に導入し、そして72℃に加熱した。
【0071】次の混合物を調製した:添加物1a 3gのメタクリル酸 101gのブチルアクリレート 101gのスチレン添加物1b 86gのメチルメタクリレート 18gのブチルアクリレート添加物1c 30gのヒドロキシプロピルアクリレート 13gのアルキルフェノールエーテルサルフェートNa
塩 30gの水添加物2 1.3gの過硫酸カリウム 60gの水 8%の量の添加物1aおよび2を72℃に加熱した反応
開始バッチの中に5分かけて導入し、そしてこの混合物
をこの温度に15分間維持した。
【0072】この反応期間後、添加物1aの残部を90
分かけて添加し、そして添加物2の残部を400分かけ
て添加した。添加物1aの添加の完結後、この混合物を
90℃に加熱し、添加物1bを40分かけて均一に導入
した。添加物1bの添加の完結後、この混合物をさらに
60メルトフローインデックス85℃において撹拌し、
次いで添加物1cを120分かけて導入した。添加物2
の添加の完結後、この混合物を25℃に冷却し、そして
アンモニアでpH6.8に調節した。
【0073】この分散液は粒状物質を含有せず、そして
0.3μmの平均粒子直径を有した。
【0074】実施例2 実施例1を反復したが、ただし中和したウレタン−アリ
ルエーテルポリエステルAを使用しなかった。
【0075】かなりの比率の粗い粒状物質が添加物1c
を導入する間に反応器の中に形成したので、最終生成物
は適用試験のためにもはや使用することができなかっ
た。
【0076】実施例3 17gのアルキルフェノールエーテルサルフェートのN
a塩、496gの水および26gの中和したウレタン−
アリルエーテルポリエステルAを実施例1に記載する反
応器に導入し、そして75℃に加熱した。
【0077】次の混合物を調製した:添加物1a 3gのメタクリル酸 78gのブチルアクリレート 66gのスチレン 57gのメチルメタクリレート添加物1b 39gのヒドロキシプロピルアクリレート 17gのアルキルフェノールサルフェートNa塩 60gの水添加物2 0.9gの過硫酸カリウム 40gの水 6%の量の添加物1aおよび8%の量の添加物2の各々
を75℃に加熱した反応開始バッチの中に導入し、そし
てこの混合物をこの温度に15分間維持した。この反応
期間後、添加物1aの残部を150分かけて添加し、そ
して添加物2の残部を380分かけて添加した。
【0078】添加物1aの導入が完結した後、添加物1
bを150分かけて導入した。
【0079】添加物2に導入後、この混合物を25℃冷
却し、そしてアンモニアでpH6.5に調節した。
【0080】この分散液は粒状物質を含有せず、そして
0.3μmの平均粒子直径を有した。
【0081】実施例4 実施例3を反復したが、ただし中和したウレタン−アリ
ルエーテルポリエステルAを使用しなかった。
【0082】添加微1bを添加すると、ゲルが形成し
た。
【0083】実施例5 中和したウレタン−アリルエーテルポリエステルの特定
の効果を証明するために、添加物1cを添加しないで実
施例1を反復し(試験5a)。
【0084】試験5aを、また、中和したウレタン−ア
リルエーテルポリエステルAを使用しないで反復した
(試験5b)。
【0085】両者の試験は粒状物質を含有せず、そして
43℃の最小フィルム温度を示した。
【0086】しかしながら、次の差が確認された。
【0087】 試験5a 試験5b ケーニヒ(Koenig)振子 135秒 94秒 硬度(90μm湿潤フィルム、 80℃で15分間乾燥) 研磨の容易さ 研磨紙の目詰り 研磨紙の目詰り なし あり これらの2つの試験が明瞭に示すように、中和したウレ
タン−アリルエーテルポリエステルAに混入は、物理的
に乾燥する系についてさえ、性質の所望の改良を生成す
る。
【0088】実施例6 実施例1からの100gの分散液を5gの17%のNC
Oを含有するヘキサメチレンイソシアネートに基づく多
官能性イソシアネートと混合し、そしてケージ撹拌機に
より均質化した。
【0089】30分後、この2−Kラッカーを木材パネ
ル上にボックス型ドクターブレードにより引き出した
(90μmの湿潤フィルム)。このラッカーフィルムを
65℃において10分間乾燥し、次いで研磨紙で研磨し
た。
【0090】次いでラッカーの適用をもう1回反復し
た。24時間貯蔵した後、化学的耐久性を検査した(D
IN 68 861、部1に従う)。
【0091】 50%エタノール 1時間 陰性の結果 水 16時間 陰性の結果 ペトロール 2時間 陰性の結果 アセトン 10秒 わずかの膨潤 エチル/酢酸ブチル 10秒 陰性の結果 48時間貯蔵後、MEKで10回ぬぐった表面は変化を
示さなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルツツ・ホツペ ドイツ29664バルスロデ・アムバデタイヒ 8 (72)発明者 ボルフガング・ダンホルン ドイツ29664バルスロデ・フルデ5 (72)発明者 ハンス−ユルゲン・ユール ドイツ29664バルスロデ・ジンドルフ118

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種の重合したモノマーAお
    よびBが水溶性ウレタン変性アリルエーテルポリエステ
    ルと一緒に分散粒子を構成し、そしてコア−シェルのモ
    デル(多相)に従い製造されていることを特徴とする、
    水性連続相および分散粒子からなり、前記分散粒子が重
    合した水溶性ウレタン変性アリルエーテルポリエステル
    および重合したモノマーから成るポリマーの分散液。
  2. 【請求項2】 Aが一般式 【化1】 式中、 R1は水素原子または1〜4個の炭素原子を有するアル
    キル基を表し、 R2は水素、1〜20個の炭素原子を有するアルキル
    基、5または6個の炭素原子を有するシクロアルキル
    基、一般式−(CHR3−CHR4−O)n−R5の基、ま
    たは6〜8個の炭素原子を有するアリール基を表し、こ
    こでこれらの基はさらに置換されていてもよく、 R3、R4、R5は水素、または1〜6個の炭素原子を有
    するアルキル基を表し、そしてnは1〜50の整数であ
    る、を有する、二重結合を含有する重合可能な化合物と
    コアを生成する1種または2種以上のモノマーであるこ
    とを特徴とする、請求項1のポリマーの分散液。
  3. 【請求項3】 Bが一般式 【化2】 式中、 R1は上に定義した通りであり、そしてR6は少なくとも
    1つのOH基を含有する2〜6個の炭素原子を有するア
    ルキル基を表す、を有する、シェルを生成するモノマー
    であることを特徴とする、請求項1のポリマーの分散
    液。
JP7046585A 1994-02-18 1995-02-13 ポリマーの分散液 Pending JPH07258515A (ja)

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