JPH07257748A - 筒状物搬送用パレットおよびパレット使用の筒状物移載設備 - Google Patents

筒状物搬送用パレットおよびパレット使用の筒状物移載設備

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JPH07257748A
JPH07257748A JP4961194A JP4961194A JPH07257748A JP H07257748 A JPH07257748 A JP H07257748A JP 4961194 A JP4961194 A JP 4961194A JP 4961194 A JP4961194 A JP 4961194A JP H07257748 A JPH07257748 A JP H07257748A
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JP
Japan
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pallet
hole
cylindrical object
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transfer
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Application number
JP4961194A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kitamoto
正和 北本
Yoshiaki Teraoka
義昭 寺岡
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変形を招くことなく筒状物を支持し得る筒状
物搬送用パレットと、かかるパレットに対する筒状物の
積み降ろしを、筒状物を変形させることなく容易に確実
に行えるパレット使用の筒状物移載設備とを提供する点
にある。 【構成】 内部貫通孔6が上下方向の筒状物7を載置自
在なベース体2と、内部貫通孔6に挿通自在な支杆3
と、検出用通し孔4から構成した筒状物搬送用パレット
1を使用し、移載装置31を中にして供給装置11と搬送装
置21を両側に配設し、供給装置11は移載装置31に接近離
間動自在で、上部に、内部貫通孔6を接近離間動方向と
した筒状物7を支持自在な受け部15を設け、移載装置31
は、昇降体33に対し起立横倒自在な揺動体34と、揺動体
34にベース体2を固定させるクランプ装置38とからなる
パレット使用の筒状物移載設備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばロール紙など
の筒状物を支持して搬送するのに使用される筒状物搬送
用パレット、ならびにパレットに対して筒状物を積み卸
しするのに使用されるパレット使用の筒状物移載設備に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパレットとしては、方形
状のベース体の上に、筒状物を下方から支持自在な複数
の受け具を設けた構成が提供されており、内部貫通孔を
横方向とした筒状物を、その外周面を介して受け具上に
載置させることで、筒状物を支持していた。そしてパレ
ットに対する筒状物の移載(積み降ろし)は、筒状物の
外周面の下方で複数の受け具間にフォークを作用させる
か、横向きの内部貫通孔に対して、前後動ならびに昇降
動自在な移載用ロッドを作用させることで行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のパレットによると、筒状物を撓み易い方向から支持す
ることで、長時間に亘っての支持や搬送、またはストレ
ージなどにより筒状物の変形を招くことになる。これに
対しては、ベース体の上に、内部貫通孔を上下方向とし
て筒状物を載置させることも考えられるが、この場合に
移載装置は、筒状物の外周面を左右からクランプする形
式となることで、脱落のない充分なクランプ力を作用さ
せたとき、筒状物の変形を招くことになる。
【0004】本発明の目的とするところは、変形を招く
ことなく筒状物を支持し得る筒状物搬送用パレットと、
かかるパレットに対する筒状物の積み降ろしを、筒状物
を変形させることなく容易に確実に行えるパレット使用
の筒状物移載設備とを提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の筒状物搬送用パレットは、内部貫通孔が上下
方向の筒状物を載置自在なベース体と、このベース体の
上面中央部分から立設されかつ内部貫通孔に挿通自在な
支杆と、この支杆の外周近くで前記ベース体の厚さ方向
に形成した検出用通し孔とから構成している。
【0006】また本第2発明のパレット使用の筒状物移
載設備は、内部貫通孔が上下方向の筒状物を載置自在な
ベース体と、このベース体の上面中央部分から立設され
かつ内部貫通孔に挿通自在な支杆とにより構成した筒状
物搬送用パレットを使用し、移載装置を中にして、一側
に供給装置を他側に搬送装置を配設し、前記供給装置
は、移載装置に対して接近離間動自在であって、上部
に、その内部貫通孔を接近離間動方向とした筒状物を支
持自在な受け部を設け、前記搬送装置は、ベース体の下
面を支持して筒状物搬送用パレットを搬送自在に構成
し、前記移載装置は、昇降体と、この昇降体に対して接
近離間動方向とは直交状の横軸心の周りで起立横倒自在
な揺動体と、揺動体上にベース体を固定させるクランプ
装置とにより構成している。
【0007】そして本第3発明は、上記した第2発明の
パレット使用の筒状物移載設備において、移載装置に、
横倒した揺動体と搬送装置との間で筒状物搬送用パレッ
トの受け渡しを行う受け渡し装置を設けている。
【0008】さらに本第4発明は、上記した第2または
第3発明のパレット使用の筒状物移載設備において、筒
状物搬送用パレットは、支杆の外周近くにベース体の厚
さ方向の検出用通し孔を形成し、移載装置の揺動体に、
検出用通し孔を通して筒状物を検出自在な検出装置を設
けている。
【0009】
【作用】かかる本第1発明の構成によると、筒状物を、
その内部貫通孔を上下方向としてベース体で支持し得、
かつ内部貫通孔内に支杆を位置させて位置ずれを防止し
得る。そして検出用通し孔を利用して、ベース体の下面
側から、筒状物の有無や支持位置を検出し得る。
【0010】また本第2発明の構成によると、供給装置
は受け部を介して、その内部貫通孔の方向を接近離間動
方向とした筒状物を載置している。このとき移載装置
は、クランプ装置を解放し、横倒した揺動体を搬送装置
のレベルに合わせたのち受け渡し装置を作動させること
で、搬送装置上からのパレットを揺動体上に移してお
り、かつクランプ装置によりパレットを固定している。
【0011】この状態で揺動体を起立揺動させること
で、ベース体を垂直状にかつ支杆を水平状に位置させ得
る。そして昇降体や揺動体とともにパレットを下降させ
ることで、支杆を筒状物の内部貫通孔に対向させ得、次
いで供給装置を移載装置に接近動させることで、支杆に
筒状物を外嵌させ得る。そしてパレットを少し上昇させ
ることで、内部貫通孔の上位内面に支杆を当接させて、
受け部から筒状物を持ち上げ得る。
【0012】この状態で揺動体を横倒揺動させること
で、ベース体を水平状にかつ支杆を垂直状に位置させ
得、これにより筒状物を、その内部貫通孔を上下方向と
してベース体で支持し得、かつ内部貫通孔内に支杆を位
置させ得る。この前後に供給装置は移載装置に対して離
間動し得る。次いでパレットを再び上昇させ、搬送装置
にレベル合わせさせたのち、クランプ装置によるクラン
プを解放することで、筒状物を支持している実のパレッ
トを搬送装置に移し得る。なお前述とは逆作動させるこ
とで、パレットから筒状物を降ろし得る。
【0013】そして本第3発明の構成によると、揺動体
を上昇して搬送装置にレベル合わせしたのち受け渡し装
置を作動させることで、揺動体と搬送装置との間で筒状
物の受け渡しを行える。
【0014】さらに本第4発明の構成によると、揺動体
上のパレットをクランプ装置により固定したとき、検出
用通し孔に検出装置を対向させ得る。そして揺動体を起
立揺動させたのちパレットを下降させる際に、筒状物は
検出用通し孔を通して検出装置により検出し得、これに
より、支杆を筒状物の内部貫通孔に正しく対向させ得
る。
【0015】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図2、図3において筒状物搬送用パレット(以下
にパレットと称す。)1は、内部貫通孔6が上下方向の
筒状物7を載置自在な方形状のベース体2と、このベー
ス体2の上面中央部分から立設されかつ内部貫通孔6に
挿通自在な支杆3と、この支杆3の外周近くで前記ベー
ス体2の厚さ方向に形成した検出用通し孔4とから構成
されている。ここで検出用通し孔4は、90度置きの四箇
所に形成されている。そして図4Aに示すように支杆3
の直径dは、種々な形状の筒状物7の異なる内部貫通孔
内径D1 ,D2 のいずれにも挿通し得るよう形成されて
いる。
【0016】図1、図5に示すパレット使用の筒状物移
載設備10は、前記のパレット1を使用するもので、移載
装置31を中にして、一側に供給装置11が配設されるとと
もに他側に搬送装置21が配設される。
【0017】前記供給装置11は自走台車形式であって、
移載装置31に向かう方向に敷設した床側レール12に車輪
13を介して載置された本体14が、移載装置31に対して接
近離間動自在に構成される。そして本体14の上部には、
その内部貫通孔6の方向を接近離間動方向とした筒状物
7を支持自在な受け部15が設けられ、さらに受け部15に
は、左右方向のフォーク挿入部16が形成されている。
【0018】前記搬送装置21は、たとえば正逆駆動自在
なローラコンベヤであって、機枠22と、この機枠22に配
設した多数のローラ23などから構成され、ローラ23群に
よりベース体2の下面を支持することでパレット1を搬
送すべく構成されている。
【0019】前記移載装置31には、床側に配設したパン
タグラフ形式の昇降動装置32を介して昇降自在な昇降体
33が設けられ、この昇降体33には、前記供給装置11の接
近離間動方向とは直交状の横軸心の周りで起立横倒自在
な揺動体34が設けられる。
【0020】すなわち昇降体33上で前記供給装置11側の
端部には左右で複数のブラケット体35が立設され、これ
らブラケット体35間に亘って横軸36が配設されるととも
に、この横軸36に揺動体34の端部が枢着され、以て揺動
体34は昇降体33に対して、接近離間動方向とは直交状の
横軸心の周りで起立横倒自在に構成される。なお揺動体
34の起立横倒は、昇降体33側に設けた揺動駆動装置37に
より行われ、その際に揺動体34の起立姿勢は、適宜のス
トッパーにより規制される。
【0021】前記揺動体34には、この揺動体34上にベー
ス体2を固定させるクランプ装置38が設けられる。すな
わちクランプ装置38は、前記供給装置11側の端部に位置
される固定クランプ体39と、前記搬送装置21側の端部に
起立横倒自在に位置される可動クランプ体40と、この可
動クランプ体40に連動するクランプ動装置41などから構
成される。ここで両クランプ体39,40は、可動クランプ
体40の起立動によりベース体2を前後方向からクランプ
すると同時に、ベース体2の上面を係止するように構成
されている。
【0022】そして揺動体34には、横倒時に前記搬送装
置21との間でパレット1の受け渡しを行う受け渡し装置
42が設けられる。すなわち受け渡し装置42は、揺動体34
に支持された左右一対のチェーンコンベヤ43と、その駆
動軸44に連動しかつ正逆駆動自在なコンベヤ駆動装置45
などから構成され、たとえばチェーンコンベヤ43のチェ
ーンには、ベース体2に対する係止片や後押し片など
(図示せず。)が設けられる。
【0023】さらに揺動体34には、クランプ装置38によ
りクランプしたベース体2の前記検出用通し孔4を通し
て筒状物7を検出自在な検出装置46A,46Bが、昇降方
向で一対に設けられる。すなわち、クランプ装置38によ
りクランプしかつ揺動体34とともに起立揺動したベース
体2の四個の検出用通し孔4のうち、昇降体33を介して
の昇降方向における一対の検出用通し孔4に対向自在な
検出装置46A,46Bが設けられ、その際に両検出装置46
A,46Bは、ベース体2の下面が接触しないように配設
される。
【0024】なお筒状物移載設備10の各動作部は、たと
えば搬送装置21の機枠22に設けられた制御装置47により
好適に制御される。図5は、上述した筒状物移載設備10
を組み込んだ倉庫設備50を示している。すなわち筒状物
移載設備10は、搬送装置21を兼用として移載装置31や供
給装置11が両側に振り分けられており、一方側が入庫用
に、他方側が出庫用に使用される。そして移載装置31か
ら離間動した供給装置11に対して横付け自在な筒状物搬
送台車51が設けられ、この筒状物搬送台車51は自走形式
であつて、その上部には、前記フォーク挿入部16に挿入
自在でかつ昇降自在なフォーク52が設けられる。
【0025】前記搬送装置21の遊端に対して直交状の中
継装置53が設けられ、この中継装置53は、入出庫用の自
走搬送車54を有する。そして前記中継装置53の側方で搬
送装置21とは反対側にには自動倉庫57が設けられ、この
自動倉庫57は、上下方向ならびに横方向に複数の収納空
間58が形成された棚59と、この棚59の端部と中継装置53
との間に配設された入庫コンベヤ60または出庫コンベヤ
61と、これらコンベヤ60,61と収納空間58との間でパレ
ット1の受け渡しを行う出し入れ装置62などにより構成
される。
【0026】以下に、上記実施例において、筒状物搬送
台車51で搬送してきた筒状物7をパレット1に積み付け
たのち、自動倉庫57に入庫させる作用を説明する。すな
わちフォーク52により筒状物7を支持している筒状物搬
送台車51を自動走行させ、移載装置31から離間動してい
る供給装置11に対して横付けさせる。そしてフォーク52
を昇降動ならびに出退動させることで、図1に示すよう
に、供給装置11の受け部15上に、その内部貫通孔6の方
向を接近離間動方向として筒状物7を載置させる。
【0027】このとき移載装置31では、横倒した揺動体
34上にパレット1が載置され、かつパレット1はクラン
プ装置38によりクランプされている。すなわちパレット
1は、たとえば自動倉庫50から出庫されて搬送装置21上
に取り出され、可動クランプ体40を横倒させた状態で受
け渡し装置42を搬送装置21のレベルに合わせたのち、こ
の受け渡し装置42の作動によりチェーンコンベヤ43など
を介して引き込むことによって、搬送装置21上から揺動
体34上に移される。
【0028】そしてベース体2の前端を固定クランプ体
39に係合させた状態で、可動クランプ体40を起立動させ
てベース体2の後端に係合させることで、両クランプ体
39,40によりベース体2を前後方向からクランプし得、
このとき昇降方向における一対の検出用通し孔4に検出
装置46A,46Bが対向される。
【0029】このようにしてパレット1をクランプ装置
38によりクランプした状態で、まず揺動駆動装置37の作
動により揺動体34を起立揺動させ、図1の仮想線イで示
すように、ベース体2を垂直状にかつ支杆3を水平状に
位置させる。このとき支杆3は、内部貫通孔6よりも上
方に位置している。すなわち図4Aの実線に示すよう
に、筒状物7が大きい直径D1 のものであったとして、
両検出装置46A,46Bはオフ(非検出)となっている。
【0030】この状態で、昇降動装置32の作動により、
昇降体33や揺動体34とともにパレット1を下降させる
と、図4Aの仮想線に示すように、両検出装置46A,46
Bは筒状物7に対向してオン(検出)となるが、ここで
は下降動は継続される。そして、引き続いての下降によ
り図4Bの仮想線に示すように、下位の検出装置46Bが
内部貫通孔6に対向してオフとなるが、上位の検出装置
46Aがオンであることから下降動は継続される。さらに
下降動されて、図4Bの実線に示すように、上位の検出
装置46Aも内部貫通孔6に対向してオフになることで、
すなわち両検出装置46A,46Bが同時にオフになること
で、下降動は自動的に停止される。
【0031】これにより、図1の仮想線ロならびに図6
に示すように、支杆3を筒状物7の内部貫通孔6に正し
く対向させ得る。なお小さい直径D2 の筒状物7であっ
ても同様に動作される。
【0032】この状態で供給装置11を移載装置31に接近
動させ、以て図7に示すように支杆3に筒状物7を外嵌
させるとともに、筒状物7の端面をベース体2の上面
(垂直状になっている。)に当接させる。
【0033】次いで昇降動装置32の逆作動により、昇降
体33や揺動体34とともにパレット1を少し上昇させるこ
とで、内部貫通孔6の上位内面に支杆3が当接し、以て
図8に示すように、受け部15から筒状物7を持ち上げ得
る。
【0034】そして揺動駆動装置37の逆作動により揺動
体34を横倒揺動させ、図9に示すように、ベース体2を
水平状にかつ支杆3を垂直状に位置させる。これにより
筒状物7は、その内部貫通孔6を上下方向としてベース
体2に支持され、かつ内部貫通孔6内に支杆3が位置し
て位置ずれが防止される。この前後に供給装置11は移載
装置31に対して離間動され、ホームポジションに戻され
る。
【0035】この状態で昇降動装置32の逆作動により、
昇降体33や揺動体34とともにパレット1を再び上昇さ
せ、図10に示すように搬送装置21にレベル合わせさせ
る。そして可動クランプ体40を横倒させてクランプ装置
38によるクランプを解放したのち、受け渡し装置42を作
動させることで、筒状物7を支持している実のパレット
1を搬送装置21に移し得る。この搬送装置21上の実のパ
レット1は、図5において自走搬送車54に渡され、そし
て入庫コンベヤ60と出し入れ装置62を介して、棚59の目
的とする収納空間58に収納されストレージされる。
【0036】なお棚59内の実のパレット1は、出庫コン
ベヤ61や中継装置53を使用することで、前述とは逆に搬
送して搬送装置21に出庫し得、そして出庫側の筒状物移
載設備10を前述とは逆作動させることで、パレット1か
ら筒状物7を降ろして筒状物搬送台車51に渡せ得る。こ
れにより生じた空のパレット1は、同じ要領にて棚59に
入庫し得、また棚59から出庫し得る。
【0037】上記実施例では、パレット1のベース体2
を矩形に形成しているが、本発明においては、丸形のベ
ース体2、矩形以外の多角形のベース体2など、種々な
形状のパレット1であってもよい。
【0038】上記実施例で示すように、ベース体2を正
方形状とし、そして90度置きの四箇所に検出用通し孔4
を形成したときには、このベース体2の方向性を決める
ことなくパレット1を容易に取り扱える。しかし本発明
においては、180 度を置いた二箇所に検出用通し孔4を
形成したパレット1であってもよい。
【0039】上記実施例では、筒状物移載設備10を倉庫
設備50に組み込んでいるが、これは他の設備に組み込ん
だり、単独に使用してもよい。上記実施例では、搬送装
置21を兼用として移載装置31や供給装置11を両側に振り
分けて配設しているが、これは搬送装置21の片側にのみ
移載装置31や供給装置11を配設した実施例であってもよ
い。
【0040】上記実施例では、供給装置11として自走台
車形式を採用しているが、本発明では、たとえばフォー
クリフトやコンベヤ装置などであってもよく、さらには
筒状物搬送台車51を兼用してもよい。
【0041】上記実施例では、搬送装置21としてローラ
コンベヤ形式を採用しているが、本発明では、たとえば
自走台車形式などであってもよい。上記実施例では、受
け渡し装置42を揺動体34に設けたが、本第2発明では、
たとえば搬送装置21側など、他の箇所に配設してもよ
い。
【0042】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、筒状物
を撓み難い方向から支持できて、長時間に亘っての支持
や搬送、またはストレージ時に筒状物が変形することを
防止でき、さらに検出用通し孔を利用して、ベース体の
下面側から、筒状物の有無や支持位置を検出できて、空
か実かを容易に確認できる。
【0043】また上記構成の本第2発明によると、パレ
ットに対して筒状物を、その内部貫通孔を上下方向とし
てベース体で支持させるとともに、内部貫通孔内に支杆
を位置させて位置ずれを防止した状態で積み降ろす作業
を、自動的に容易に、かつ筒状物を変形させることなく
確実に行うことができる。
【0044】さらに上記構成の本第3発明によると、揺
動体を上昇して搬送装置にレベル合わせしたのち受け渡
し装置を作動させることで、揺動体と搬送装置との間で
の筒状物の受け渡しを、自動的に容易に行うことができ
る。
【0045】そして上記構成の本第4発明によると、支
杆を筒状物の内部貫通孔に正しく対向させることがで
き、支杆に対する筒状物の受け渡しを容易に自動化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、パレット使用の筒状
物移載設備の側面図である。
【図2】同筒状物搬送用パレットと筒状物との斜視図で
ある。
【図3】同筒状物搬送用パレットの平面図である。
【図4】同パレット使用の筒状物移載設備における昇降
制御の説明図である。
【図5】同パレット使用の筒状物移載設備を組み込んだ
倉庫設備の平面図である。
【図6】同パレット使用の筒状物移載設備における揺動
体起立時の側面図である。
【図7】同パレット使用の筒状物移載設備における筒状
物供給時の側面図である。
【図8】同パレット使用の筒状物移載設備における受け
渡し時の側面図である。
【図9】同パレット使用の筒状物移載設備における揺動
体横倒時の側面図である。
【図10】同パレット使用の筒状物移載設備におけるレベ
ル合わせ時の側面図である。
【符号の説明】
1 筒状物搬送用パレット 2 ベース体 3 支杆 4 検出用通し孔 6 内部貫通孔 7 筒状物 10 パレット使用の筒状物移載設備 11 供給装置 15 受け部 16 フォーク挿入部 21 搬送装置 31 移載装置 32 昇降動装置 33 昇降体 34 揺動体 36 横軸 37 揺動駆動装置 38 クランプ装置 42 受け渡し装置 46A 検出装置 46B 検出装置 47 制御装置 50 倉庫設備 51 筒状物搬送台車 57 自動倉庫 d 支杆直径 D1 内部貫通孔内径 D2 内部貫通孔内径

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部貫通孔が上下方向の筒状物を載置自
    在なベース体と、このベース体の上面中央部分から立設
    されかつ内部貫通孔に挿通自在な支杆と、この支杆の外
    周近くで前記ベース体の厚さ方向に形成した検出用通し
    孔とから構成したことを特徴とする筒状物搬送用パレッ
    ト。
  2. 【請求項2】 内部貫通孔が上下方向の筒状物を載置自
    在なベース体と、このベース体の上面中央部分から立設
    されかつ内部貫通孔に挿通自在な支杆とにより構成した
    筒状物搬送用パレットを使用し、移載装置を中にして、
    一側に供給装置を他側に搬送装置を配設し、前記供給装
    置は、移載装置に対して接近離間動自在であって、上部
    に、その内部貫通孔を接近離間動方向とした筒状物を支
    持自在な受け部を設け、前記搬送装置は、ベース体の下
    面を支持して筒状物搬送用パレットを搬送自在に構成
    し、前記移載装置は、昇降体と、この昇降体に対して接
    近離間動方向とは直交状の横軸心の周りで起立横倒自在
    な揺動体と、揺動体上にベース体を固定させるクランプ
    装置とにより構成したことを特徴とするパレット使用の
    筒状物移載設備。
  3. 【請求項3】 移載装置に、横倒した揺動体と搬送装置
    との間で筒状物搬送用パレットの受け渡しを行う受け渡
    し装置を設けたことを特徴とする請求項2記載のパレッ
    ト使用の筒状物移載設備。
  4. 【請求項4】 筒状物搬送用パレットは、支杆の外周近
    くにベース体の厚さ方向の検出用通し孔を形成し、移載
    装置の揺動体に、検出用通し孔を通して筒状物を検出自
    在な検出装置を設けたことを特徴とする請求項2または
    3記載のパレット使用の筒状物移載設備。
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