JPH07256130A - 竪型粉砕機 - Google Patents
竪型粉砕機Info
- Publication number
- JPH07256130A JPH07256130A JP5071994A JP5071994A JPH07256130A JP H07256130 A JPH07256130 A JP H07256130A JP 5071994 A JP5071994 A JP 5071994A JP 5071994 A JP5071994 A JP 5071994A JP H07256130 A JPH07256130 A JP H07256130A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- air
- rotary table
- feed
- crushing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 供給原料のうち２〜３ｍｍ程度の微粒を予め
選別除去したうえ粗粒のみを粉砕できる構成とし、粉砕
ローラへの噛込みを良くして粉砕効率を向上するととも
に、異常振動の発生を防止した竪型粉砕機を提供しよう
とするものである。 【構成】 回転テーブル３Ａの中心上方に一体的に回転
する分散板３２と、分散板３２の周りに周設され頂部に
原料供給口３６を備えるとともに側面に圧縮エアを内部
へ注入する注入口を有するエアボックス３４と、エアボ
ックス３４内の空気を排出するエアダクト３９とからな
る供給原料の原料粒度選別装置３０を内部に収納した竪
型粉砕機１Ａである。
選別除去したうえ粗粒のみを粉砕できる構成とし、粉砕
ローラへの噛込みを良くして粉砕効率を向上するととも
に、異常振動の発生を防止した竪型粉砕機を提供しよう
とするものである。 【構成】 回転テーブル３Ａの中心上方に一体的に回転
する分散板３２と、分散板３２の周りに周設され頂部に
原料供給口３６を備えるとともに側面に圧縮エアを内部
へ注入する注入口を有するエアボックス３４と、エアボ
ックス３４内の空気を排出するエアダクト３９とからな
る供給原料の原料粒度選別装置３０を内部に収納した竪
型粉砕機１Ａである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転テーブルと粉砕ロ
ーラとの協働により、セメント原料、スラグ、クリンカ
やセラミック、化学品などの原料を粉砕する竪型粉砕機
に係り、特に粉砕効率の向上を企図した竪型粉砕機に関
する。
ーラとの協働により、セメント原料、スラグ、クリンカ
やセラミック、化学品などの原料を粉砕する竪型粉砕機
に係り、特に粉砕効率の向上を企図した竪型粉砕機に関
する。
【０００２】
【従来の技術】石灰石やスラグ、セメント原料などの原
料を細かく粉砕し粉体とする粉砕機の一種として、図３
に示すように、回転テーブルと粉砕ローラとを備えた竪
型粉砕機１が広く用いられている。この種の粉砕機は、
円筒状ケーシング１５の下部においてモータ２Ａにより
減速機２で駆動されて低速回転する円盤状の回転テーブ
ル３Ａと、その上面外周部を円周方向へ等分する箇所に
油圧などで圧接されて従動回転する複数個の粉砕ローラ
４とを備えている。
料を細かく粉砕し粉体とする粉砕機の一種として、図３
に示すように、回転テーブルと粉砕ローラとを備えた竪
型粉砕機１が広く用いられている。この種の粉砕機は、
円筒状ケーシング１５の下部においてモータ２Ａにより
減速機２で駆動されて低速回転する円盤状の回転テーブ
ル３Ａと、その上面外周部を円周方向へ等分する箇所に
油圧などで圧接されて従動回転する複数個の粉砕ローラ
４とを備えている。
【０００３】粉砕ローラ４はケーシング１５に軸６によ
って揺動自在に軸支されたアーム５とアーム７を介して
油圧シリンダ９のピストンロッド１０に連結されてお
り、油圧シリンダ９を作動させることにより、粉砕ロー
ラ４を回転テーブル３Ａ上に押圧して原料への粉砕圧力
を与えている。３Ｂは回転テーブル３Ａの外周縁に設け
られ原料層厚を調整するダムリング、１４は回転テーブ
ル３Ａ周囲のガス吹上用環状空間通路、１４Ａはガス供
給路、１３は羽根１３Ａにより粉砕された原料を分級す
る回転式セパレータ、１６はガスと共に製品を取り出す
排出口、１７は原料投入シュートである。
って揺動自在に軸支されたアーム５とアーム７を介して
油圧シリンダ９のピストンロッド１０に連結されてお
り、油圧シリンダ９を作動させることにより、粉砕ロー
ラ４を回転テーブル３Ａ上に押圧して原料への粉砕圧力
を与えている。３Ｂは回転テーブル３Ａの外周縁に設け
られ原料層厚を調整するダムリング、１４は回転テーブ
ル３Ａ周囲のガス吹上用環状空間通路、１４Ａはガス供
給路、１３は羽根１３Ａにより粉砕された原料を分級す
る回転式セパレータ、１６はガスと共に製品を取り出す
排出口、１７は原料投入シュートである。
【０００４】このような竪型粉砕機において、回転テー
ブルの中央部へ原料投入シュート１７で供給された原料
は、回転テーブル３Ａの回転によりテーブル半径方向の
遠心力を受けて回転テーブル３Ａ上を滑るときに回転テ
ーブル３Ａにより回転方向の力を受け、回転テーブル３
Ａとの間で滑って回転テーブル３Ａの回転数よりいくら
か遅い回転を行う。以上２つの力、即ち、半径方向と回
転方向の力とが合成され、原料は回転テーブル３Ａ上を
渦巻状の軌跡を描いて回転テーブル３Ａの外周部へ移動
する。この外周部には、ローラが圧接されて回転してい
るので、渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ４と回転テー
ブル３Ａとの間へローラ軸方向とある角度をなす方向か
ら進入して噛込まれて粉砕される。
ブルの中央部へ原料投入シュート１７で供給された原料
は、回転テーブル３Ａの回転によりテーブル半径方向の
遠心力を受けて回転テーブル３Ａ上を滑るときに回転テ
ーブル３Ａにより回転方向の力を受け、回転テーブル３
Ａとの間で滑って回転テーブル３Ａの回転数よりいくら
か遅い回転を行う。以上２つの力、即ち、半径方向と回
転方向の力とが合成され、原料は回転テーブル３Ａ上を
渦巻状の軌跡を描いて回転テーブル３Ａの外周部へ移動
する。この外周部には、ローラが圧接されて回転してい
るので、渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ４と回転テー
ブル３Ａとの間へローラ軸方向とある角度をなす方向か
ら進入して噛込まれて粉砕される。
【０００５】一方、ケーシング１５の基部には熱風ダク
ト２０によって空気、あるいは熱風などのガスが導かれ
ており、このガスが回転テーブル３Ａの外周面とケーシ
ングの内周面との間の環状空間通路１４から吹き上がる
ことにより、粉砕された微粉体はガスに同伴されてケー
シング１５内を上昇し、上部に位置するセパレータ１３
の羽根１３Ａにより分級作用を受け、所定粒度の製品は
ガスと共に排出口１６から排出され次の工程へ送られ
る。
ト２０によって空気、あるいは熱風などのガスが導かれ
ており、このガスが回転テーブル３Ａの外周面とケーシ
ングの内周面との間の環状空間通路１４から吹き上がる
ことにより、粉砕された微粉体はガスに同伴されてケー
シング１５内を上昇し、上部に位置するセパレータ１３
の羽根１３Ａにより分級作用を受け、所定粒度の製品は
ガスと共に排出口１６から排出され次の工程へ送られ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
竪型粉砕機で供給原料を最終製品の粒度にまで粉砕する
場合のほかに、供給原料を予め１次粉砕（予備粉砕）
し、その後その粉砕産物を別種の異なる粉砕機で仕上粉
砕するという、いわゆる２段粉砕の１次粉砕機（予備粉
砕機）として竪型粉砕機を使用することがある。この後
者の場合には、例えば、セメントクリンカやセメント原
料などの供給原料では２〜３ｍｍ以下の微粒が不可避的
に含まれており、かつ、その量比は全体の重量の２０〜
３０％程度を占めているので、これを直ちに全量粉砕工
程にかけることは不経済であるばかりでなく、粉砕効率
を著しく低下させていた。また、これらの微粒が大量に
含まれる供給原料を粉砕機へ供給したときには、粉砕ロ
ーラへの原料の噛込みが悪く、ミルの異常振動発生の原
因となり、粉砕効率低下のほかに機器の損傷や運転の中
断などの不都合を惹き起こす場合が少なくなかった。
竪型粉砕機で供給原料を最終製品の粒度にまで粉砕する
場合のほかに、供給原料を予め１次粉砕（予備粉砕）
し、その後その粉砕産物を別種の異なる粉砕機で仕上粉
砕するという、いわゆる２段粉砕の１次粉砕機（予備粉
砕機）として竪型粉砕機を使用することがある。この後
者の場合には、例えば、セメントクリンカやセメント原
料などの供給原料では２〜３ｍｍ以下の微粒が不可避的
に含まれており、かつ、その量比は全体の重量の２０〜
３０％程度を占めているので、これを直ちに全量粉砕工
程にかけることは不経済であるばかりでなく、粉砕効率
を著しく低下させていた。また、これらの微粒が大量に
含まれる供給原料を粉砕機へ供給したときには、粉砕ロ
ーラへの原料の噛込みが悪く、ミルの異常振動発生の原
因となり、粉砕効率低下のほかに機器の損傷や運転の中
断などの不都合を惹き起こす場合が少なくなかった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明では、回転テーブルの外周部上面に複
数個の回転自在な粉砕ローラを配置し、回転テーブル上
に供給した原料を粉砕ローラに所定の粉砕圧力を与えて
回転テーブル上面と粉砕ローラ周面との間で粉砕する竪
型粉砕機において、該回転テーブル中心上方に立設され
該回転テーブルと一体的に回転する供給原料の分散板
と、該分散板の回りに周設され頂部に該分散板への原料
の供給口を備えるとともに側面に圧縮エアを内部に注入
する複数個の注入口を有するエアボックスと、該エアボ
ックスに接続され供給原料中の微粒を含有する前記圧縮
エアを系外へ導くエアダクトとからなる供給原料の原料
粒度選別装置を内部に収納した構成とした。また、第２
の発明では、エアボックスの側面を、キャンバスを内面
に貼着したパンチングメタル（有孔板）としたものであ
る。
るために、本発明では、回転テーブルの外周部上面に複
数個の回転自在な粉砕ローラを配置し、回転テーブル上
に供給した原料を粉砕ローラに所定の粉砕圧力を与えて
回転テーブル上面と粉砕ローラ周面との間で粉砕する竪
型粉砕機において、該回転テーブル中心上方に立設され
該回転テーブルと一体的に回転する供給原料の分散板
と、該分散板の回りに周設され頂部に該分散板への原料
の供給口を備えるとともに側面に圧縮エアを内部に注入
する複数個の注入口を有するエアボックスと、該エアボ
ックスに接続され供給原料中の微粒を含有する前記圧縮
エアを系外へ導くエアダクトとからなる供給原料の原料
粒度選別装置を内部に収納した構成とした。また、第２
の発明では、エアボックスの側面を、キャンバスを内面
に貼着したパンチングメタル（有孔板）としたものであ
る。
【０００８】
【作用】本発明の竪型粉砕機では、供給原料は回転テー
ブルへ落下して粉砕される前に分散板上へ落下して、分
散板周辺より落下する途中で圧縮エアを吹き付けられ、
比較的粒度の小さい微粒はこの圧縮エアと一緒にエアダ
クトから排出され粗粒や大塊の供給原料のみが回転テー
ブル上に落ちて粉砕作用を受ける。回転テーブルで粉砕
された原料は、回転テーブル周囲の空間を落下し排出口
より系外へ排出される。また、第２の発明ではエアダク
トへ入る圧縮エアの分散が良く、均等な上昇流れが形成
されるので微粒のエアスエプト効果が向上する。
ブルへ落下して粉砕される前に分散板上へ落下して、分
散板周辺より落下する途中で圧縮エアを吹き付けられ、
比較的粒度の小さい微粒はこの圧縮エアと一緒にエアダ
クトから排出され粗粒や大塊の供給原料のみが回転テー
ブル上に落ちて粉砕作用を受ける。回転テーブルで粉砕
された原料は、回転テーブル周囲の空間を落下し排出口
より系外へ排出される。また、第２の発明ではエアダク
トへ入る圧縮エアの分散が良く、均等な上昇流れが形成
されるので微粒のエアスエプト効果が向上する。
【０００９】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例の詳細に
ついて説明する。図１〜図２は本発明の実施例に係り、
図１は竪型粉砕機の全体縦断図面、図２は竪型粉砕機の
要部拡大縦断図面である。図１において、竪型粉砕機１
Ａの回転テーブル３Ａの中心上方には頂部に水平円板か
らなる分散板３２が支柱３２ａを介して固設され、分散
板３２の周囲に分散板３２と同軸的な筒状のエアボック
ス３４がケーシング１５の天板１５ａより懸架される。
エアボックス３４は頂部中心に原料供給口３６を備え、
下部中心に支柱３２ａを囲むようにして筒状の原料排出
口３８が設けられ、側面や側面下部の傾斜面は多数の孔
を有するパンチングメタル（有孔板）３４ａで形成さ
れ、外部より内部へ導かれた圧縮エア供給管４０ならび
にこれに接続する集合管４２および側面の周囲に形成さ
れた空気室４４へ供給された圧縮エアがエアボックス３
４内へ注入されるよう構成される。また、エアボックス
３４の頂部外周部には注入された圧縮エアを排出するエ
アダクト３９が配設される。エアダクト３９は図示しな
いサイクロンセパレータおよび吸引ファンに接続され
る。エアボックス３４の圧縮エアの注入口は前述したよ
うに、側面および傾斜面として採用されたパンチングメ
タル３４ａの多数の穴であるが、エアボックス３４への
圧縮エアの分散を図るため、図２に示すように、パンチ
ングメタル３４ａの内面にキャンバス（織布）３４ｂを
取り付けるのが望ましい。キャンバス３４ｂはパンチン
グメタル３４ａにボルト締めされる。このように本発明
の竪型粉砕機１Ａは、図３に示す従来構造の竪型粉砕機
１の頂部に装備したセパレータ１３を取り除いて、代わ
りに原料粒度選別装置３０を設けたものであり、図示し
ない電動機および減速機２を介して竪軸回りに回転する
回転テーブル３Ａと回転テーブル３Ａにアーム５ならび
に軸６を介してアーム７を経由して揺動し油圧シリンダ
９によって押圧される粉砕ローラ４とを備え、回転テー
ブル３Ａ上へ供給された原料は回転テーブル３Ａと粉砕
ローラ４との間で粉砕されて回転テーブル３Ａをオーバ
ーフローして環状空間通路１４へ落下し、スクレーパ６
０ａによって掻き寄せられて排石シュート６０を経由し
てベルトコンベヤ７０により機外へ搬送される。環状空
間通路１４には、図示しないダクトにより上向きの気流
を流して、原料中の微粉や粉砕された微粉を空気搬送に
より、エアボックス３４の原料排出口３８の内部へ搬送
する。
ついて説明する。図１〜図２は本発明の実施例に係り、
図１は竪型粉砕機の全体縦断図面、図２は竪型粉砕機の
要部拡大縦断図面である。図１において、竪型粉砕機１
Ａの回転テーブル３Ａの中心上方には頂部に水平円板か
らなる分散板３２が支柱３２ａを介して固設され、分散
板３２の周囲に分散板３２と同軸的な筒状のエアボック
ス３４がケーシング１５の天板１５ａより懸架される。
エアボックス３４は頂部中心に原料供給口３６を備え、
下部中心に支柱３２ａを囲むようにして筒状の原料排出
口３８が設けられ、側面や側面下部の傾斜面は多数の孔
を有するパンチングメタル（有孔板）３４ａで形成さ
れ、外部より内部へ導かれた圧縮エア供給管４０ならび
にこれに接続する集合管４２および側面の周囲に形成さ
れた空気室４４へ供給された圧縮エアがエアボックス３
４内へ注入されるよう構成される。また、エアボックス
３４の頂部外周部には注入された圧縮エアを排出するエ
アダクト３９が配設される。エアダクト３９は図示しな
いサイクロンセパレータおよび吸引ファンに接続され
る。エアボックス３４の圧縮エアの注入口は前述したよ
うに、側面および傾斜面として採用されたパンチングメ
タル３４ａの多数の穴であるが、エアボックス３４への
圧縮エアの分散を図るため、図２に示すように、パンチ
ングメタル３４ａの内面にキャンバス（織布）３４ｂを
取り付けるのが望ましい。キャンバス３４ｂはパンチン
グメタル３４ａにボルト締めされる。このように本発明
の竪型粉砕機１Ａは、図３に示す従来構造の竪型粉砕機
１の頂部に装備したセパレータ１３を取り除いて、代わ
りに原料粒度選別装置３０を設けたものであり、図示し
ない電動機および減速機２を介して竪軸回りに回転する
回転テーブル３Ａと回転テーブル３Ａにアーム５ならび
に軸６を介してアーム７を経由して揺動し油圧シリンダ
９によって押圧される粉砕ローラ４とを備え、回転テー
ブル３Ａ上へ供給された原料は回転テーブル３Ａと粉砕
ローラ４との間で粉砕されて回転テーブル３Ａをオーバ
ーフローして環状空間通路１４へ落下し、スクレーパ６
０ａによって掻き寄せられて排石シュート６０を経由し
てベルトコンベヤ７０により機外へ搬送される。環状空
間通路１４には、図示しないダクトにより上向きの気流
を流して、原料中の微粉や粉砕された微粉を空気搬送に
より、エアボックス３４の原料排出口３８の内部へ搬送
する。
【００１０】以上のように構成された竪型粉砕機１Ａの
作動について説明する。原料供給口３６より投入された
供給原料は回転する分散板３２へ落下し、遠心力により
渦巻状に外周へ移動したあと分散板３２の周囲の堰板を
オーバフローし、エアボックス３４内部を自由落下す
る。一方、空気室４４へ圧縮エア供給管４０、集合管４
２を経由して供給された圧縮空気がパンチングメタル３
４ａおよびキャンバス３４ｂを通過して内部に入り、落
下する供給原料のうち２〜３ｍｍ以下の微粒はこのエア
流れに乗り、エアボックス３４内を通りエアダクト３９
がエアとともに排出される。これに対して、粗粒は原料
排出口３８より回転テーブル３Ａ上へ落下し、前述した
ように粉砕され環状空間通路１４を経由してベルトコン
ベヤ７０で機外へ搬送される。原料粒度選別装置３０に
おける選別粒度の調整は、エアダクト３９に接続される
下流の吸引ファンのダンパ調整により吸引風量の大小に
よって行う。即ち、風量を増加するとエアダクト３９へ
排出される微粒子の粒径が大きくなる。また、エアボッ
クス３４を多数の分散された孔を有するパンチングメタ
ル（有孔板）３４ａとし、この内面にさらにキャンバス
（織布）３４ｂを貼着したことにより、エアボックス３
４内へ入る圧縮空気の分散が非常によく均等化される結
果、分散板３２の周辺から落下する原料微粒の回収率が
極めて高いという特徴がある。以上述べたように、本発
明の竪型粉砕機１Ａは、２〜３ｍｍ以下の微粒原料が予
め除去されたうえ回転テーブル３Ａ上へ落下し粉砕され
るから、粉砕ローラ４への噛込みが改善され粉砕効率が
上昇し生産量が向上するとともに、異常振動の発生を防
止できる。
作動について説明する。原料供給口３６より投入された
供給原料は回転する分散板３２へ落下し、遠心力により
渦巻状に外周へ移動したあと分散板３２の周囲の堰板を
オーバフローし、エアボックス３４内部を自由落下す
る。一方、空気室４４へ圧縮エア供給管４０、集合管４
２を経由して供給された圧縮空気がパンチングメタル３
４ａおよびキャンバス３４ｂを通過して内部に入り、落
下する供給原料のうち２〜３ｍｍ以下の微粒はこのエア
流れに乗り、エアボックス３４内を通りエアダクト３９
がエアとともに排出される。これに対して、粗粒は原料
排出口３８より回転テーブル３Ａ上へ落下し、前述した
ように粉砕され環状空間通路１４を経由してベルトコン
ベヤ７０で機外へ搬送される。原料粒度選別装置３０に
おける選別粒度の調整は、エアダクト３９に接続される
下流の吸引ファンのダンパ調整により吸引風量の大小に
よって行う。即ち、風量を増加するとエアダクト３９へ
排出される微粒子の粒径が大きくなる。また、エアボッ
クス３４を多数の分散された孔を有するパンチングメタ
ル（有孔板）３４ａとし、この内面にさらにキャンバス
（織布）３４ｂを貼着したことにより、エアボックス３
４内へ入る圧縮空気の分散が非常によく均等化される結
果、分散板３２の周辺から落下する原料微粒の回収率が
極めて高いという特徴がある。以上述べたように、本発
明の竪型粉砕機１Ａは、２〜３ｍｍ以下の微粒原料が予
め除去されたうえ回転テーブル３Ａ上へ落下し粉砕され
るから、粉砕ローラ４への噛込みが改善され粉砕効率が
上昇し生産量が向上するとともに、異常振動の発生を防
止できる。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、粉砕効率が上昇し生産
量が向上するとともに、異常振動の発生を防止できる。
量が向上するとともに、異常振動の発生を防止できる。
【図１】本発明の実施例に係る竪型粉砕機の全体縦断面
図である。
図である。
【図２】本発明の実施例に係る竪型粉砕機の要部拡大縦
断面図である。
断面図である。
【図３】従来の竪型粉砕機の全体縦断面図である。
１ 竪型粉砕機 １Ａ 竪型粉砕機 ３Ａ 回転テーブル ４ 粉砕ローラ ５ アーム ６ 軸 ７ アーム ９ 油圧シリンダ １４ 環状空間通路 １５ ケーシング １６ 排出口 １７ 原料投入シュート ３０ 原料粒度選別装置 ３２ 分散板 ３４ エアボックス ３４ａ パンチングメタル ３４ｂ キャンバス ３６ 原料供給口 ３８ 原料排出口 ３９ エアダクト ４０ 圧縮エア供給管 ４２ 集合管 ４４ 空気室 ６０ 排石シュート ６０ａ スクレーパ ７０ ベルトコンベヤ
Claims (2)
- 【請求項１】 回転テーブルの外周部上面に複数個の回
転自在な粉砕ローラを配置し、回転テーブル上に供給し
た原料を粉砕ローラに所定の粉砕圧力を与えて回転テー
ブル上面と粉砕ローラ周面との間で粉砕する竪型粉砕機
において、該回転テーブル中心上方に立設され該回転テ
ーブルと一体的に回転する供給原料の分散板と、該分散
板の回りに周設され頂部に該分散板への原料の供給口を
備えるとともに側面に圧縮エアを内部に注入する複数個
の注入口を有するエアボックスと、該エアボックスに接
続され供給原料中の微粒を含有する前記圧縮エアを系外
へ導くエアダクトとからなる供給原料の原料粒度選別装
置を内部に収納したことを特徴とする竪型粉砕機。 - 【請求項２】 エアボックスの側面がパンチングメタル
およびパンチングメタルに貼着したキャンバスからなる
請求項１記載の竪型粉砕機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5071994A JPH07256130A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 竪型粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5071994A JPH07256130A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 竪型粉砕機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07256130A true JPH07256130A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12866694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5071994A Pending JPH07256130A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 竪型粉砕機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07256130A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101065460B1 (ko) * | 2011-02-11 | 2011-09-16 | (주)성운프렌트 | 분쇄장치 |
| CN104226424A (zh) * | 2013-06-18 | 2014-12-24 | 王华业 | 一种辊式磨卸料装置 |
| CN106423416A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-02-22 | 梁海英 | 一种3d打印用陶瓷原料齿轮齿条式破碎设备 |
| CN111804406A (zh) * | 2020-07-15 | 2020-10-23 | 陕西正元粉煤灰综合利用有限公司 | 一种选粉机 |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP5071994A patent/JPH07256130A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101065460B1 (ko) * | 2011-02-11 | 2011-09-16 | (주)성운프렌트 | 분쇄장치 |
| CN104226424A (zh) * | 2013-06-18 | 2014-12-24 | 王华业 | 一种辊式磨卸料装置 |
| CN106423416A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-02-22 | 梁海英 | 一种3d打印用陶瓷原料齿轮齿条式破碎设备 |
| CN111804406A (zh) * | 2020-07-15 | 2020-10-23 | 陕西正元粉煤灰综合利用有限公司 | 一种选粉机 |
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