JPH07254909A - パケット転送装置 - Google Patents

パケット転送装置

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JPH07254909A
JPH07254909A JP4357394A JP4357394A JPH07254909A JP H07254909 A JPH07254909 A JP H07254909A JP 4357394 A JP4357394 A JP 4357394A JP 4357394 A JP4357394 A JP 4357394A JP H07254909 A JPH07254909 A JP H07254909A
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master
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JP4357394A
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Tatsuya Yamaguchi
達也 山口
Hideo Fukuoka
日出男 福岡
Kenichi Sakuki
賢一 柞木
Junji Hirooka
順二 廣岡
Akira Matsuda
亮 松田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スレーブ側とマスタ側でデータ転送量の異常
を検出することにより、データ転送量の異常検出の信頼
性を向上することを目的とする。 【構成】 パケットのアドレス部にデータサイズ情報を
付加する手段と、バス使用中を示す手段と、送出データ
数をカウントする手段34とをマスタMに備え、データ
サイズを判断する手段と、受信データ数をカウントする
手段6と、最終データ受信情報を出力する手段とをスレ
ーブSに備え、マスタMで最終データ受信情報と送出デ
ータ数との比較を行い、スレーブSでバス使用中の信号
と受信データ数のカウンタ値との比較を行いデータ転送
量の異常検出を行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置間の情報
授受、及び情報処理装置内のCPU、メモリ、IOチャ
ネル各々の情報伝達手段としてパケット転送を用いた情
報処理装置におけるパケット転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理装置は、処理能力にバス
の転送能力が大きく関係している。このバスの転送能力
の向上の為に、バスの多ビット化、高サイクル化が行わ
れているが、その有効手段の一つとしてバスのパケット
転送化が進められている。
【0003】バスのパケット転送は、データ送出元(以
下「マスタ」という)と受信側(以下「スレーブ」とい
う)とがデータ転送可能な時のみバスを専有する方式で
あり、非常に効率の良い転送が行え、また、一度の転送
に多くのデータを送ることが可能となっている。
【0004】反面デメリットとして、データ送受はパケ
ット化されているため、マスタからスレーブまでは多く
のデータサイクルが存在し、信頼性を保つために、送出
するデータサイクルの正常性を確認する必要があった。
【0005】図13、図14は従来例を示した図であ
り、図13は転送データ異常検出タイムチャート、図1
4はスレーブ動作フロー説明図である。図中、aはクロ
ックサイクル、bはパケットデータ、cはアドレススト
ローブ信号、dはデータストローブ信号、eはレスポン
ス信号、fはバスビジー信号、gはラストデータストロ
ーブ信号、hはデータ受信確認用カウンタ値、Aはアド
レスフェーズ、D1〜D3はデータフェーズ、Aaはア
ドレス情報、Abはデータサイズ、Acはパケット種
別、S21〜S24は各処理番号を示す。
【0006】以下、従来のアドレスとデータとを同一バ
スで転送する方式におけるパケット転送について説明す
る。パケット転送は、図13の様にアドレスフェーズA
とデータフェーズD1〜D3からできている。図13で
は、マスタがアドレスフェーズ1サイクル、データフェ
ーズ3サイクルによるパケットデータbを出力する例を
示す。
【0007】マスタは他に、パケット送出中はバスビジ
ー信号fを出力し、バス上の他のマスタになり得る転送
元(マスタ)に、バス使用中である事を通知し、バス上
で競合が発生しないよう制御を行う。
【0008】また、マスタは、出力しているパケットデ
ータbが、アドレスフェーズAならばアドレスフェーズ
を示すアドレスストローブ信号cを、データフェーズD
1〜D3ならばデータフェーズを示すデータストローブ
信号dをそれぞれ出力するものである。
【0009】更に、マスタは、送出するデータフェーズ
D1〜D3が最終データD3である事を示す、ラストデ
ータストローブ信号gを、最終データフェーズD3と共
に出力するものである。
【0010】スレーブは、マスタが出力するアドレスス
トローブ信号cを入力することによりアドレスフェーズ
Aの受信を、データストローブ信号dを入力することに
よりデータフェーズD1〜D3の受信を行うものであ
る。
【0011】また、スレーブは、受信したパケットデー
タbのアドレス、データが正常であったか否かをレスポ
ンス信号eとして出力するものである。そして、マスタ
は、このレスポンス信号eにより送信したパケットの確
認を行うものであった。
【0012】次に、従来のパケットデータbの転送量
(サイクル数)の確認動作を図14に基づいて説明す
る。まず、マスタがパケットデータbのアドレスフェー
ズAに、これから送出するパケットのデータサイズ(転
送量)Ab、パケット種別Acを付加する。
【0013】パケットアドレスAaを受信したスレーブ
は、該アドレスフェーズAのデータサイズAbを解析
し、データフェーズサイクル数を割出す(S21)。前
記処理番号S21で割出したデータフェーズサイクル数
をデータ受信確認用カウンタにセットする(S22)。
なお、前記カウンタには、受信したデータフェーズサイ
クル数にマイナス1した値をアドレス解析後セットす
る。
【0014】パケットデータD1〜D3は、データスト
ローブ信号dがオンのサイクルの時が有効であるので、
データ受信サイクル(クロックサイクルと)毎に、
前記処理番号S22でセットしたデータ受信確認用カウ
ンタをカウントダウンする(S23)。
【0015】スレーブは、マスタが送出するデータフェ
ーズが最終データであることを示すラストデータストロ
ーブ信号gを受信し、データ受信確認用カウンタ値hが
ラストデータストローブ信号gを受信したタイミング
(クロックサイクル)で0(ゼロ)となったかどうか
を判断する(S24)。これにより、このタイミングで
前記データ受信確認用カウンタ値が0ならば正常受信、
0以外ならば異常受信であったものと判断していた。
【0016】なお、図13のデータ受信確認用カウンタ
値hは、正常受信の場合を示しており、前記カウンタ値
hの確認タイミングであるクロックサイクルで、前記
カウンタ値hが0となっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。スレーブ側で
しかデータが転送不一致(データ転送量の異常)を検出
することができないため、スレーブ側の故障によりデー
タ転送不一致が検出できなくなることがある。また、ス
レーブ側でデータサイズを間違ってデータを多く受け取
ろうとした場合にマスタ側からデータが送られず待ち状
態が続くことがあった。
【0018】本発明は、このような従来の課題を解決
し、マスタ側でもデータ転送量の異常を検出すること
で、データ転送量の異常の検出の信頼性を向上すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図中、Mはマスタ(データ送出元)、Sはス
レーブ(データ受信側)、6はデータ受信確認用カウン
タ、29はスレーブ内の異常(エラー)検出回路、30
はマスタ内の異常(エラー)検出回路、34は送信カウ
ンタを示す。
【0020】本発明は、上記の課題を解決するため、次
のように構成した。マスタMからパケットデータをバス
を使用してスレーブSに転送するパケット転送装置にお
いて、パケットのアドレス部にデータサイズ情報を付加
する手段と、バス使用中を示す手段と、送出したデータ
数をカウントする手段34とをマスタMに備え、前記デ
ータサイズを判断する手段と、受信データ数をカウント
する手段6と、最終データ受信情報を出力する手段とを
スレーブSに備え、マスタMで前記最終データ受信情報
と送出したデータ数との比較によりデータ転送量の異常
検出を行い、スレーブSで前記バス使用中を示す手段と
受信データ数をカウントする手段との比較によりデータ
転送量の異常検出を行うようにした。
【0021】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を説明する。マ
スタは、自分が転送するデータサイズ(量)をアドレス
フェーズに付加して送出する。スレーブはその転送デー
タサイズ(量)の受け取り応答手段として最終データ受
信情報を出力する。マスタは、最終データ受信情報と自
分が転送したデータ量とを比較する。これにより、マス
タも転送量の異常検出を行うことができる。
【0022】以上のようにして、スレーブ側とマスタ側
でデータ転送量の異常を検出することが可能となり、一
方が故障しても他方で異常検出を行うことができ、ま
た、エラー検出時のリカバリーを早くできパケット転送
の信頼性を向上することができる。
【0023】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図2〜図12は、本発明の実施例を示した図であり、図
2はスレーブ内エラー検出回路構成図、図3はカウンタ
セットタイミング回路の説明図、図4はスレーブ動作フ
ロー説明図、図5はスレーブ正常時タイムチャート、図
6はスレーブ異常時タイムチャート(A状態)、図7は
スレーブ異常時タイムチャート(B状態)、図8はマス
タ内エラー検出回路構成図、図9はマスタ動作フロー説
明図、図10はマスタ正常時タイムチャート、図11は
マスタ異常時タイムチャート(A状態)、図12はマス
タ異常時タイムチャート(B状態)である。
【0024】図中、図1、図13、図14と同じ符号は
同じものを示す。また、1はバッファ、2はデータバッ
ファ、3はエンコーダ(ENC)、4はアドレスバッフ
ァ、5はデータサイズ解析回路、6はデータ受信確認用
カウンタ、7はカウンタセットタイミング回路、8は比
較回路、9〜15はフリップフロップ(FF)、16〜
18はアンドゲート、19、20はオアゲート、21は
インバータ、31はアドレス生成部、32はデータバッ
ファ、33はパケット転送制御部、34は送信カウン
タ、35は比較回路、36はデコーダ、37はバッフ
ァ、38〜45はフリップフロップ(FF)、46、4
7はアンドゲート、48、49はオアゲート、71はオ
アゲート、72、73はアンドゲート、74はフリップ
フロップ(FF)、jは送信カウンタ値、kはラストデ
ータレシーブ信号を示す。
【0025】(実施例におけるスレーブ内エラー検出の
説明) (1)実施例におけるスレーブ内エラー検出回路構成の
説明 図2はスレーブ内エラー検出回路構成図である。この例
では、受信したパケットデータbは、一時バッファ1に
保持して、アドレスはアドレスバッファ4に、データは
データバッファ2に出力するものである。
【0026】データバッファ2は、スレーブが例えばデ
ィスク装置の場合、ディスク等にデータを出力するもの
である。アドレスバッファ4は、アドレスストローブ信
号cをフリップフロップ9で受信した時にバッファ1か
らのアドレスを一時保持するものである。
【0027】データサイズ解析回路5は、アドレスバッ
ファ4からの信号でデータサイズを解析し、この解析し
たデータサイズであるデータサイクル数からマイナス1
した値をデータ受信確認用カウンタ6に出力するもので
ある。
【0028】データ受信確認用カウンタ6は、カウンタ
セットタイミング回路7からの信号により、データサイ
ズ解析回路5からのデータサイクル数をセットし、デー
タストローブ信号dを受信したフリップフロップ10か
らの信号により、そのデータストローブサイクル毎にカ
ウントダウンされ、このデータ受信確認用カウンタ6の
値をアンドゲート18とオアゲート19に出力するもの
である。
【0029】カウンタセットタイミング回路7は、フリ
ップフロップ9とフリップフロップ10からデータスト
ローブ信号の最初の出力でオンとなるワンショット信号
を出力するものである。
【0030】アンドゲート18は、データ受信確認用カ
ウンタ6のカウンタ値1を検出する回路である。オアゲ
ート19は、データ受信確認用カウンタ6のカウンタ値
0を検出する回路である。
【0031】アンドゲート17は、アンドゲート18の
出力とフリップフロップ10の出力の論理積を出力して
おり、ラスト(最終)データ受信信号を作成するもので
ある。このラストデータ受信信号は、フリップフロップ
13を通してラストデータレシーブ信号kとして出力さ
れる。なお、このアンドゲート17の出力は、フリップ
フロップ13を用いないでエンコーダ3でラストデータ
レシーブを表す信号にコード化してフリップフロップ1
2からレスポンス信号eとして出力することもできる。
【0032】オアゲート20は、オアゲート19の出力
とバスビジー信号fを受信した時出力を出すフリップフ
ロップ11の出力が入力されるものである。フリップフ
ロップ14は、オアゲート20の出力が入力されるもの
であり、フリップフロップ15はフリップフロップ14
の出力が入力されるものである。
【0033】比較回路8は、フリップフロップ11の出
力をインバータ21で反転した出力とオアゲート19の
出力が入力され、前記2つの入力が不一致の時に「1」
を出力するものである。
【0034】アンドゲート16は、フリップフロップ1
5の反転Q出力とフリップフロップ14のQ出力と比較
回路8の出力との論理積を出力するものであり、データ
転送エラー検出時1サイクルオンとなるものである。
【0035】パリティチェックPCは、バッファ1から
のアドレス、データの出力のエラーチェックをするもの
で、アドレス、データが正常であったか否かをエンコー
ダ3及びフリップフロップ12を介してレスポンス信号
eとして出力するものである。
【0036】フリップフロップ9は、アドレスストロー
ブ信号cを、フリップフロップ10は、データストロー
ブ信号dを、フリップフロップ11は、バスビジー信号
fをそれぞれ受信するものである。
【0037】フリップフロップ12は、レスポンスコー
ドを生成するエンコーダ3からのレスポンス信号eを出
力するものである。図3は、カウンタセットタイミング
回路の説明図であり、データ受信確認用カウンタ6へデ
ータサイクル値をセットするためワンショットパルスを
発生するカウンタセットタイミング回路7の一例を示
す。
【0038】このカウンタセットタイミング回路7に
は、オアゲート71、アンドゲート72、73、フリッ
プフロップ74が設けてある。このカウンタセットタイ
ミング回路の動作は、まず、フリップフロップ9からア
ドレスストローブ信号がオアゲート71に入力され、こ
のオアゲート71の出力がフリップフロップ74に入力
される。フリップフロップ74のQ出力は、アンドゲー
ト72とオアゲート71を介してフリップフロップ74
に再び入力され、このQ出力状態が保持される。
【0039】次に、フリップフロップ10からデータス
トローブ信号がアンドゲート72と73に出力される
と、アンドゲート73から出力が出ると共に、アンドゲ
ート72の出力を阻止するためフリップフロップ74の
Q出力は遅れて停止する。
【0040】これにより、アドレスストローブ信号cの
次のデータストローブ信号dの最初の出力で、カウンタ
セットタイミング回路7からワンショットパルスが出力
されることになる。
【0041】(2)スレーブ内エラー検出動作の説明 図4はスレーブ動作フロー説明図である。図中、S1〜
S5は各処理番号を示す。以下図4に基づいてスレーブ
動作を説明する。
【0042】スレーブが受信するパケットデータbのア
ドレスフェーズAには、パケットのデータサイズAbが
マスタで付加されている。まず、パケットアドレスを受
信したスレーブは、該アドレスフェーズAのデータサイ
ズAbをデータサイズ解析回路5で解析し、データフェ
ーズサイクル数を割出す(S1)。
【0043】前記処理番号S1で割出したデータフェー
ズサイクル数をデータ受信確認用カウンタ6にセットす
る(S2)。なお、前記データ受信確認用カウンタ6に
は、受信したデータフェーズサイクル数にマイナス1し
た値をセットする。
【0044】パケットデータは、データストローブ信号
dがオンのサイクルの時が有効であるので、データ受信
サイクル毎に、前記処理番号S2でセットしたデータ受
信確認用カウンタ6をカウントダウンする(S3)。
【0045】スレーブは、データ受信確認用カウンタ6
のカウンタ値が0となった時のバスビジー状態を判断す
る(S4)。もし、このカウンタ値が0となった時のバ
スビジー信号fがオフならばパケットデータb受信が正
常受信と、また、バスビジー信号fがオンならばパケッ
トデータb受信が異常受信(カウンタ値を少なくセッ
ト、以下B状態という)と判断することになる。
【0046】また、スレーブは、バスビジー信号fがオ
フとなった時のデータ受信確認用カウンタ6のカウンタ
値が0かどうかを判断する(S5)。もし、このカウン
タ値が0ならばパケットデータb受信が正常受信と、ま
た、カウンタ値が0以外ならばパケットデータb受信が
異常受信(カウンタ値を多くセット、以下A状態とい
う)と判断することになる。
【0047】以上のように、データ受信確認用カウンタ
6のカウンタ値の0とバスビジー信号fのオフとが同じ
タイミングで発生した時のみパケットデータ受信が正常
受信となり、アンドゲート16からのエラー検出信号は
発生しない。そして、前記カウンタ値の0とバスビジー
信号fのオフにいずれかが早くなれば異常受信となりア
ンドゲート16からエラー検出信号が出力されることに
なる。
【0048】図5は、スレーブ正常時タイムチャートで
ある。以下、スレーブ正常受信時の動作を図5に基づい
て説明する。パケット転送は、アドレスフェーズAとデ
ータフェーズD1〜D3からできており、この例では、
マスタがアドレスフェーズ1サイクル、データフェーズ
3サイクルによるパケットを出力している。
【0049】スレーブは、パケットデータb受信に当
り、バス上のパケットが、アドレスフェーズA出力中で
あることをアドレスストローブ信号cにより、データフ
ェーズD1〜D3出力中であることをデータストローブ
信号dにより検知するものである。さらにスレーブは、
受信したパケットのアドレス、データが正常であったか
否かをレスポンス信号eとして出力するものである。
【0050】マスタは、パケット送出中はバスビジー信
号fを出力するものであり、この例では、バスビジー信
号fは、ラストデータフェーズD3が終了した後、もう
1サイクル分だけ出力された後に消えるシーケンスの例
である。
【0051】ここで、パケットアドレスを受信したスレ
ーブは、該データサイズをデータサイズ解析回路5で解
析し、データフェーズサイクル数を割出し、データ受信
確認用カウンタ6にクロックサイクルでカウンタ値2
をセットする。これは、前述のカウンタセットタイミン
グ回路7からのワンショットパルスが、クロックサイク
ルで発生することによる。なお、このセットするカウ
ンタ値2は、受信データサイズから1を引いた値であ
る。これは、バスビジー信号fがオフとなるクロックタ
イミングでデータ受信確認用カウンタ6のカウンタ値
を正常受信の場合に0とするためである。
【0052】言い換えると、データ受信確認用カウンタ
へのデータフェーズサイクル数セットに、既にデータス
トローブ1回分を使用しているので、この1回分を予め
マイナスしておくものである。
【0053】次に、データストローブ信号dの受信サイ
クル毎に、データ受信確認用カウンタ6をカウントダウ
ンする。なお、このデータストローブ信号dは一度フリ
ップフロップ10にラッチしてからデータ受信確認用カ
ウンタ6に入力されるため、スレーブの受信時から1ク
ロックサイクル分遅れて前記データ受信確認用カウンタ
6に入力されることになる。
【0054】図5では、バスビジー信号fがオフとなる
クロックサイクルでデータ受信確認用カウンタ6のカ
ウンタ値が0となっており、パケットデータ転送が正常
に受信されたことになる。なお、この判断は、クロック
サイクルのタイミングで行われる。
【0055】図6はスレーブ異常時タイムチャート(A
状態)である。以下、図6に基づいてスレーブ異常時の
説明をする。図6では、マスタの出力するデータサイク
ル数は3サイクルであるが、何らかの障害により、スレ
ーブ側は4サイクルと判断した例である。
【0056】この場合、クロックサイクルでデータ受
信確認用カウンタ6にカウンタ値3がセットされ、クロ
ックサイクルでバスビジー信号fがオフとなる。この
バスビジー信号fのオフの時のデータ受信確認用カウン
タ6のカウンタ値を確認する。この場合、前記データ受
信確認用カウンタ6のカウンタ値は1であるので、デー
タ転送異常が発生したことを検出する。
【0057】図7はスレーブ異常時タイムチャート(B
状態)である。以下、図7に基づいてスレーブ異常時の
説明をする。図7では、マスタが出力するデータサイク
ル数は3サイクルであるが、何らかの障害により、スレ
ーブ側は2サイクルと判断した例である。
【0058】この場合、クロックサイクルでデータ受
信確認用カウンタ6にカウンタ値1がセットされ、クロ
ックサイクルで、前記データ受信確認用カウンタ6の
カウンタ値が0となる。このカウンタ値が0となる時の
バスビジー信号fの状態を確認する。この場合バスビジ
ー状態がオンであることからデータ転送異常が発生した
ことを検出する。
【0059】(実施例におけるマスタ内エラー検出の説
明) (1)実施例におけるマスタ内エラー検出回路構成の説
明 図8はマスタ内エラー検出回路構成図である。この例で
は、アドレス生成部31は、アドレス情報にデータサイ
ズを付加したアドレスフェーズAを生成するものであ
る。
【0060】データバッファ32は、パケット転送する
データを一時保持するものである。パケット転送制御部
33は、アドレス生成部31、データバッファ32の制
御及び送信カウンタ34の送信カウンタ値のセットとカ
ウントダウン及びアドレスストローブ信号、データスト
ローブ信号、バスビジー信号を出力するものである。
【0061】送信カウンタ34は、アドレス生成部31
からのデータサイズ(データサイクル数)をパケット転
送制御部33のセット出力によりセットし、データ送出
サイクル毎にカウントダウンするものである。
【0062】比較回路35は、デコーダ36又はフリッ
プフロップ42からのラストデータ受信信号とカウンタ
値0検出回路であるオアゲート48の出力とを比較し、
両者が不一致時「1」を出力する。
【0063】デコーダ36は、ラストデータレシーブ信
号kがレスポンス信号eとして入力された場合、ラスト
データ受信信号にデコードする回路である。バッファ3
7は、データバッファ32からの出力を一時保持しパケ
ットデータbとして出力するものである。フリップフロ
ップ38は、アドレスストローブ信号cを、フリップフ
ロップ39は、データストローブ信号dを、フリップフ
ロップ40は、バスビジー信号fをそれぞれ出力するも
のである。
【0064】フリップフロップ41は、レスポンス信号
eを受信するものである。フリップフロップ42は、ラ
ストデータレシーブ信号kを受信するものである。な
お、このフリップフロップ42は、ラストデータレシー
ブ信号kをレスポンス信号eとして受信する場合は不要
となる。
【0065】フリップフロップ43は、カウンタ値0検
出回路であるオアゲート48の出力を入力し、フリップ
フロップ44に出力するものである。フリップフロップ
44は、フリップフロップ45とアンドゲート46に出
力するものである。フリップフロップ45は反転Q出力
をアンドゲート46に出力するものである。
【0066】アンドゲート47は、オアゲート49の出
力と比較回路35の出力が入力され、エラー検出時1サ
イクルオンとなる信号を出力するものである。オアゲー
ト48は、送信カウンタ34のカウンタ値0を検出する
回路である。オアゲート49は、アンドゲート46の出
力とラストデータ受信信号が入力されるものである。
【0067】(2)マスタ内エラー検出動作の説明 図9はマスタ動作フロー説明図である。図中、S11〜
S16は各処理番号を示す。以下、図9に基づいてマス
タ動作を説明する。
【0068】アドレス生成部31でデータサイズ値をア
ドレスに付加する(S11)。次に、送信カウンタ34
にパケット転送制御部33がデータサイズ値をセットす
る(S12)。次に、データバッファ32からバッファ
37を通しアドレスを送出する(S13)。次にデータ
バッファ32からバッファ37を通してデータを送出
し、このデータ送出毎に送信カウンタ34のカウンタ値
をカウントダウンする(S14)。
【0069】マスタは、送信カウンタ34のカウンタ値
が0となった次のサイクルのラストデータレシーブ信号
がオンかどうかを判断する(S15)。もし、このラス
トデータレシーブ信号kがオンであればパケット送信が
正常、ラストデータレシーブ信号kがオフであればパケ
ット送信が異常と判断することになる。
【0070】また、マスタは、ラストデータレシーブ信
号kがオンとなったサイクルの前の送信カウンタ34の
送信カウンタ値が0かどうかを判断する(S16)。も
し、この送信カウンタ値が0ならばパケット送信が正
常、送信カウンタ値が0以外ならばパケット送信が異常
と判断することになる。
【0071】以上のように、送信カウンタ値が0となっ
たサイクルの次のサイクルでラストデータレシーブ信号
kがオンである時のみパケット送信が正常となり、図8
の例では、アンドゲート47からエラー検出信号は出力
されない。しかし、これ以外の場合では異常となりエラ
ー検出信号がアンドゲート47から出力されるものであ
る。
【0072】図10は、マスタ正常時タイムチャートで
ある。以下、マスタ正常時の動作を図10に基づいて説
明する。パケットデータbは、1サイクルのアドレスフ
ェーズAと3サイクルのデータフェーズD1〜D3から
なり、マスタは、バス上のパケットが、アドレスフェー
ズA出力中であればアドレスストローブ信号cを出力
し、データフェーズD1〜D3出力中であればデータス
トローブ信号dを出力するものである。
【0073】スレーブは、受信したパケットのアドレ
ス、データが正常であったか否かをレスポンス信号eと
して出力するものであり、この例では2サイクル遅れて
レスポンスしている。また、スレーブは、この例ではデ
ータ受信確認用カウンタ6のカウンタ値が1で、データ
ストローブ信号dのフリップフロップ10がオン(即ち
カウントダウン論理)タイミングの次のサイクルでラス
トデータレシーブ信号kを出力するものである。
【0074】マスタは、送信カウンタ34に送信データ
サイズ値3をセットし、データ送出サイクル毎にカウン
トダウンする。そして、マスタは、図10のように、送
信カウンタ34のカウンタ値が0となったサイクルの次
のサイクルでラストデータレシーブ信号kがオンとなっ
ている場合はパケット送信が正常と判断する。
【0075】なお、この判断は、クロックサイクルで
行うものであり、図8では、比較回路35、フリップフ
ロップ43〜45、アンドゲート46、47、オアゲー
ト49で行っており、エラー検出時に、アンドゲート4
7から1サイクルオンとなるエラー検出信号が出力され
る。
【0076】図11はマスタ異常時タイムチャート(A
状態)である。以下、図11に基づいてマスタ異常時の
説明をする。図11は、マスタの出力するデータサイズ
であるデータサイクル数は3サイクルであるが、何らか
の障害によりスレーブ側は4サイクルと判断した場合の
例である。
【0077】この場合、クロックサイクルで送信カウ
ンタ34のカウンタ値が0となった次のサイクルにラス
トデータレシーブ信号kがオンとなっていない。このこ
とをクロックサイクルで確認しパケット送信異常と判
断する。
【0078】図12はマスタ異常時タイムチャート(B
状態)である。以下、図12に基づいてマスタ異常時の
説明をする。図12では、マスタの出力するデータサイ
ズであるデータサイクル数は3サイクルであるが、何ら
かの障害によりスレーブ側は2サイクルと判断した場合
の例である。
【0079】この場合、クロックサイクルでラストデ
ータレシーブ信号kがオンとなる。従って、このラスト
データレシーブ信号kがオンとなる前のクロックサイク
ルの送信カウンタ34のカウンタ値が0かどうかをク
ロックサイクルで判断する。この場合送信カウンタ3
4のカウンタ値は1であるのでパケット転送異常と判断
する。
【0080】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1)前記実施例では、データ受信確認用カウンタ6と
送信カウンタ34は、カウントダウンして使用している
が、セット時補数値をセットし、カウントアップするこ
とも可能である。即ち、カウンタが最終データ値を示す
方法であればカウントアップ、ダウンのどちらでも実施
可能である。
【0081】(2)前記実施例の転送プロトコルでない
場合でも確認サイクルを変更することにより実施可能で
ある。 (3)バスビジー信号オンにより、パケット転送を開始
し、アドレス、データ送出のタイミングが固定となって
おり、アドレスストローブ、データストローブを持たな
いパケット転送プロトコル等においても、アドレスのデ
ータサイズ情報、バスビジー信号を使うことにより実施
可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1)パケット転送を行うバスの転送異常検出をマスタ
側とスレーブ側で行うので、一方が故障しても他方で検
出が可能となり、信頼性が向上する。
【0083】(2)マスタ側でパケット転送異常検出を
行うことにより、エラー発生時に、マスタ側で、データ
の再送の準備等のエラーリカバリーを早く行うことがで
きる。
【0084】(3)バスビジー信号を使用することによ
り、ラストデータストローブ信号を省略することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例におけるスレーブ内エラー検出回路構成
図である。
【図3】実施例におけるカウンタセットタイミング回路
の説明図である。
【図4】実施例におけるスレーブ動作フロー説明図であ
る。
【図5】実施例におけるスレーブ正常時タイムチャート
である。
【図6】実施例におけるスレーブ異常時タイムチャート
(A状態)である。
【図7】実施例におけるスレーブ異常時タイムチャート
(B状態)である。
【図8】実施例におけるマスタ内エラー検出回路構成図
である。
【図9】実施例におけるマスタ動作フロー説明図であ
る。
【図10】実施例におけるマスタ正常時タイムチャート
である。
【図11】実施例におけるマスタ異常時タイムチャート
(A状態)である。
【図12】実施例におけるマスタ異常時タイムチャート
(B状態)である。
【図13】従来例の転送データ異常検出タイムチャート
である。
【図14】従来例のスレーブ動作フロー説明図である。
【符号の説明】
6 データ受信確認用カウンタ 29 スレーブ内異常検出回路 30 マスタ内異常検出回路 34 送信カウンタ M マスタ(データ送出元) S スレーブ(データ受信側)
フロントページの続き (72)発明者 廣岡 順二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 松田 亮 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットデータをバスを使用して送受信
    するパケット転送装置において、 送出するパケットデータ数をカウントする手段(34)
    と、 送出したパケットの受信先から最終データ受信情報を受
    信する手段と、 前記最終データ受信情報と送出したデータ数とを比較す
    る手段とを設けることを特徴としたパケット転送装置。
  2. 【請求項2】 パケットデータをバスを使用して送受信
    するパケット転送装置において、 受信したパケットのアドレス部に付加されたデータサイ
    ズ情報からパケットのデータサイズを判断する手段と、 バスの使用中を検出する手段と、 前記データサイズに基づいてデータ受信サイクルをカウ
    ントする手段(6)と、 前記バスの使用中を検出する手段によるバスの状態と前
    記データ受信サイクルをカウントする手段(6)による
    受信サイクルとを比較する手段とを設けることを特徴と
    したパケット転送装置。
  3. 【請求項3】 バス使用中信号がオフになったタイミン
    グでの前記受信データ数をカウントする手段のカウンタ
    値を確認する手段と、 前記受信データ数をカウントする手段のカウンタ値が、
    最終データ受信値となったタイミングでのバス使用中信
    号の状態確認手段とを設けることを特徴とした請求項2
    記載のパケット転送装置。
  4. 【請求項4】 前記最終データ受信情報の信号がオンと
    なったタイミングでの送出したデータ数のカウンタ値確
    認手段と、 前記送出したデータ数のカウンタ値が最終データ送出値
    となったタイミングでの最終データ受信情報の状態確認
    手段とを設けることを特徴とした請求項1記載のパケッ
    ト転送装置。
  5. 【請求項5】 前記最終データ受信情報として、データ
    受信のレスポンス信号の中にコードとして定義すること
    を特徴とした請求項1又は4記載のパケット転送装置。
JP4357394A 1994-03-15 1994-03-15 パケット転送装置 Withdrawn JPH07254909A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980059207A (ko) * 1996-12-31 1998-10-07 이우복 로봇 콘트롤러용 통신패킷 발생방법
US7773603B2 (en) 2005-03-24 2010-08-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Packet communication system and packet communication apparatus
JP2020170982A (ja) * 2019-04-05 2020-10-15 ルネサスエレクトロニクス株式会社 通信装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980059207A (ko) * 1996-12-31 1998-10-07 이우복 로봇 콘트롤러용 통신패킷 발생방법
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