JPH07254546A - 位置合せ用マーク - Google Patents

位置合せ用マーク

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JPH07254546A
JPH07254546A JP6043884A JP4388494A JPH07254546A JP H07254546 A JPH07254546 A JP H07254546A JP 6043884 A JP6043884 A JP 6043884A JP 4388494 A JP4388494 A JP 4388494A JP H07254546 A JPH07254546 A JP H07254546A
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JP
Japan
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width
illumination light
diffraction grating
recess
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JP6043884A
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Yoriyuki Ishibashi
頼幸 石橋
Takeshi Nishisaka
武士 西坂
Hiroshi Nomura
博 野村
Ryoichi Hirano
亮一 平野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7092Signal processing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7073Alignment marks and their environment
    • G03F9/7076Mark details, e.g. phase grating mark, temporary mark

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】製造工程の影響を受けずに、精密な位置合せの
実施に寄与できる位置合せ用マークを提供する。 【構成】凹部25と凸部24とを組合せた回折格子構造
に形成され、照明光との関連において回折光中に位置情
報を含ませるようにした位置合せ用マークにおいて、凹
部25と凸部24の位置合せ方向への配設ピッチをP
x 、位置合せ方向とは直交する方向への配設ピッチをP
y 、Px 中に占める凹部の幅をax 、Py 中に占める凹
部の幅をay とし、α、βをそれぞれα=ax /Px
β=ay /Py で規定し、さらに凸部24の複素反射率
(rl )と凹部25の複素反射率(rg )との比(rg
/rl )をRで規定したとき、前記Rがほぼ零に設定さ
れ、かつ前記α,βがそれぞれほぼ0.5 に設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば対向配置され
た物体相互を対向方向と直交する面内で高精度に位置合
せするときなどにおいて用いられる位置合せ用マークに
関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、超LSIの回路パターンをX
線露光装置を使って等倍露光で形成する試みが成されて
いる。このような装置を用いてパターン転写を行う場
合、露光に先だってマスクとウェハとを高精度に位置合
せする必要がある。
【0003】ところで、対向配置されたマスクとウェハ
とを対向方向と直交する面内で高精度に位置合せする装
置としては、特願昭 63-329731号や特願平 2-25836号な
どに示されているように、位置合せ用マークとして回折
格子を用いた光ヘテロダイン式の位置合せ装置が考えら
れている。
【0004】図5には光ヘテロダイン式の代表的な位置
合せ装置の要部が模式的に示されている。この位置合せ
装置では、図示しないマスクに回折格子1を設けるとと
もに、この回折格子1に対向する関係に図示しないウェ
ハに回折格子2を設ける。
【0005】今、図に示す直角座標上のX軸方向が位置
合せ方向であるとする。回折格子1はY軸方向に配置さ
れた第1格子3aと第2格子3bとで構成される。同様
に、回折格子2もY軸方向に配置された第1格子4aと
第2格子4bとで構成される。すなわち、この位置合せ
装置では、回折格子1の第1格子3aと回折格子2の第
1格子4aとをペアとし、回折格子1の第2格子3bと
回折格子2の第2格子4bとをペアとしている。
【0006】回折格子1を構成している第1格子3aは
非透明層5をX軸方向にはPx のピッチに、Y軸方向に
はPMyのピッチに市松模様に設けたものとなっており、
第2格子3bは透明のウインドウに構成されている。ま
た、回折格子2を構成している第1格子4aはウェハの
表面をそのまま使った反射面に形成されており、第2格
子4bはクロムなどの堆積によって形成された凸部6と
堆積させないことによって形成された凹部7とをX軸方
向にはPx のピッチに、Y軸方向にはPWyのピッチに市
松模様に設けた凹凸パターン構成となっている。
【0007】この位置合せ装置では、回折格子1を構成
している第1格子3aおよび第2格子3bの上面に向
け、かつ位置合せ方向と直交する面を境にして左右対称
に、具体的には格子のX軸方向ピッチの±1次の方向か
ら異なる周波数f1 ,f2 の2本の光ビーム8,9を照
射する。これら光ビーム8,9は、レーザ発信器から放
射された可干渉距離が数mのビーム、たとえば一例とし
て中心波長λ0 がλ0 =633nm で、半値幅ΔλがΔλ=
2 ×10-4nmのビームをハーフミラーで2分割した後、2
台の音響光学素子(AOM)で僅かに異なる周波数f
1 ,f2 に変調して得られたものである。
【0008】このように光ビーム8,9を照射すると、
ペアを組む第1格子3a,4a側では、第1格子3a→
第1格子4a→第1格子3aの経路でビームが通過する
ときに、{-1,(0,1),0},{0,(0,1),-1}の回折光と、
{+1,(0,1),0},{0,(0,1),+1}の回折光とが互いに干
渉し合う。この干渉光を回折格子1の上方で、位置合せ
方向には0次、Y軸方向には1次の位置で検出すると、
Δf=(f1 −f2 )なるビート信号IM (0,1) が得ら
れる。この信号IM (0,1) と参照信号との間の位相差を
検出することによって回折格子2に対する回折格子1、
つまりウェハに対するマスクの位置ずれを知ることがで
きる。
【0009】一方、ペアを組む第2格子3b,4b側で
は、第2格子3b→第2格子4b→第2格子3bの経路
でビームが通過するときに、{0,(0,1),-1}の回折光
と、{0,(0,1),+1}の回折光とが互いに干渉し合う。こ
の干渉光を回折格子1の上方で、位置合せ方向には0
次、Y軸方向には1次の位置で検出すると、Δf=(f
1−f2 )なるビート信号IW (0,1) が得られる。この
信号IW (0,1) と参照信号との間の位相差を検出するこ
とによって回折格子1に対する回折格子2、つまりマス
クに対するウェハの位置ずれを知ることができる。
【0010】そこで、この位置合せ装置では、IM (0,
1) とIW (0,1) との間の位相差、つまり、 Δφ=IM (0,1) −IW (0,1) を求め、この値Δφからマスクとウェハとの間の位置合
せ方向の位置ずれ量を求めている。そして、この値に基
いてアクチュエータを制御して位置合せするようにして
いる。
【0011】しかしながら、上記のように構成された従
来の位置合せ装置にあっても次のような問題があった。
すなわち、半導体製造工程において、ウェハは所定のプ
ロセスを順次通過する。この場合、たとえば全面へのA
l蒸着工程を経ると、回折格子2の第2格子4bを構成
している市松模様の凹凸パターンの上にもAlが堆積さ
れる。そして、次の工程ではAlの堆積された凹凸パタ
ーンを使ってマスクとの位置合せが行われる。
【0012】図6(a) にはAl蒸着工程の前の時点にお
ける第2格子4bの例が示されている。Al蒸着工程の
前の時点において、ウェハW上に凸部6および凹部7が
X軸方向にはピッチPx に、Y軸方向にはピッチP
Wyに、各ピッチ内に占める凹部7の幅がそれぞれax
Wyに、開口比α=ax /Px ,β=aWy/PWyがα=
β=1/2 となるように凹凸パターンが設けられていて
も、Al蒸着工程の後では図6(b) に示すように、凹凸
パターン上に堆積されたAl層10の存在によって実際
の開口比がα=β≠1/2 となり、1/2 から大きくずれた
ものとなる。また、凸部6と凹部7との段差hについて
も同様にAl層10の存在によってh′に変化する。
【0013】このため、ウェハ側で得られるアライメン
ト信号IW (0,1) には、マスクとウェハとの間のギャッ
プ長zに関する信号成分の割合(マクスとウェハとの間
で多重回折する光と本来1度あるいは3度回折する光と
の割合)が大きくなり、これが原因してマスクとウェハ
とを対向方向と直交する面内で高精度に位置合せできな
いという問題があった。
【0014】なお、図6(b) 中、11はマスクとの位置
合せに先だって塗布されたフォトレジストを示してい
る。そして、通常は、マスクパターンを転写するとき
に、同時に凹凸パターンの現在場所とは異なる場所に位
置合せ用の凹凸パターンを形成するためのパターンが転
写される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、凹部と凸
部とを組合せた回折格子構造に形成され、照明光との関
連においての回折光中に位置情報を含ませるようにした
従来の位置合せ用マークにおいては、半導体製造工程な
どにおいてウェハに設けると、製造工程による影響を受
け、精密な位置合せの実施を困難にする問題があった。
そこで本発明は、上述した不具合を解消できる位置合せ
用マークを提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、凹部と凸部とを組合せた回折
格子構造に形成され、照明光との関連において回折光中
に位置情報を含ませるようにした位置合せ用マークにお
いて、前記凹部と凸部の位置合せ方向への配設ピッチを
x 、位置合せ方向とは直交する方向への配設ピッチを
y 、上記Px中に占める凹部の幅をax 、上記Py
に占める凹部の幅をay とし、α、βをそれぞれα=a
x /Px 、β=ay /Py で規定したとき、前記α,β
は、上記凹部の幅が前記照明光の波長より大のときには
それぞれほぼ0.5 に設定され、上記凹部の幅が前記照明
光の波長より小のときにはそれぞれほぼ等しい値で、か
つ0.5 未満に設定されている。
【0017】上記目的を達成するために、請求項2の発
明では、凹部と凸部とを組合せた回折格子構造に形成さ
れ、照明光との関連において回折光中に位置情報を含ま
せるようにした位置合せ用マークにおいて、前記凹部と
凸部の位置合せ方向への配設ピッチをPx 、位置合せ方
向とは直交する方向への配設ピッチをPy 、上記Px
に占める凹部の幅をax 、上記Py 中に占める凹部の幅
をay とし、α、βをそれぞれα=ax /Px 、β=a
y /Py で規定し、さらに上記凸部の複素反射率(r
l )と上記凹部の複素反射率(rg )との比(rg /r
l )をRで規定したとき、前記Rがほぼ零に設定され、
かつ前記α,βがそれぞれほぼ0.5 に設定されている。
【0018】上記目的を達成するために、請求項3の発
明では、凹部と凸部とを組合せた回折格子構造に形成さ
れ、照明光との関連において回折光中に位置情報を含ま
せるようにした位置合せ用マークにおいて、前記凸部と
前記凹部との段差をhとし、マークの上に堆積された物
質の屈折率をsとし、照明光の波長をλとし、nをn=
0,1,2,…としたとき、ほぼs・h=λ(2n+1)/4 の関係
を満たしている。
【0019】
【作用】請求項1〜3に規定された条件を満たすと、後
述する計算例から判るように、位置ずれ信号中に占める
ギャップ長に関する信号成分の割合を減少させることが
できる。つまり、アライメント信号のギャップ依存性
(ε)を小さくでき、この結果として精密な位置合せに
寄与できる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。まず、本発明者等は、凹部と凸部とを組合せた回折
格子構造に形成され、照明光との関連において回折光中
に位置情報を含ませるようにした位置合せ用マークの代
表的な例として、半導体製造工程においてよく用いられ
る、図1に示すような市松模様の凹凸パターン21を選
び、この凹凸パターン21について次のような解析を行
った。このような凹凸パターン21は、図5を用いて説
明したように、ウェハ22上に設けられ、図示しないマ
スクとの位置合せに使用される。なお、位置合せは、多
くの場合、フォトレジスト23が塗布された状態で行わ
れる。
【0021】このような凹凸パターン21について、こ
の凹凸パターンの形状パラメータである、(1) 凸部24
と凹部25との位置合せ方向への配設ピッチPx および
位置合せ方向とは直交する方向への配設ピッチをPy
(2) 開口比α=ax /Px ,β=ay /Py 、(3) 凸部
24の複素反射率(rl )と凹部25の複素反射率(r
g )との比R=rg /rl 、(4) 凸部24と凹部25と
の段差hがアライメント信号のギャップ依存性(ε)に
及ぼす影響を解析・計算してみた。
【0022】その結果、図2に示す結果を得た。この図
は、縦軸にアライメント信号のギャップ依存性(ε)を
示し、横軸に段差hを示している。本発明に係るマーク
で規定している条件は、この図2および後述する図4に
基づいてなされたものである。
【0023】図2から判るように、反射率の比RがR=
1の場合、開口比α,βが大きくなるほどギャップ依存
性(ε)が低下し、さらに段差hによってギャップ依存
性(ε)が大きく変わる。そして、特に、α=β=1/2
で、かつ段差hが 2λ/8s(6λ/8s,10λ/8s,14λ
/8s,…)の場合に、ギャップ依存性(ε)をほぼ零に
できる。なお、λは照明光の波長で、sはフォトレジス
ト23の屈折率である。また、ギャップ依存性(ε)を
ほぼ零にできる段差hは、h=λ(2n+1)/(4s)で表すこ
とができる。ただし、n は0,1,2,…である。
【0024】このように、開口比α,βをα=β=1/2
に設定すると、ギャップ依存性(ε)を大幅に低下させ
ることができる。このことは次のようにいえる。すなわ
ち、凹凸パターン21上にAl層などが堆積される工程
を経る場合には、堆積されるAl層の厚みを考慮にいれ
て、Al層が堆積されたときに丁度、α=β=1/2 とな
るように下地パターンを形成しておけばよいことにな
る。
【0025】また、α=β=1/2 で、R=1/2 の場合、
h=λ(2n+1)/(4s)の条件でギャップ依存性(ε)を最
小にできる。以上のことを纏めると、Rやhの値にかか
わらず、開口比α,βをα=β=1/2 もしくはこれに近
い値に設定することが好ましいといえる。これに加え
て、段差hをh=λ(2n+1)/(4s)もしくはこれに近い値
に設定すれば、さらによい結果が得られることになる。
【0026】一方、R=0の場合、ギャップ依存性
(ε)は段差hには無関係となる。そして、開口比α,
βが1/2 に近付く程ギャップ依存性(ε)を小さくでき
る。特に、α=β=1/2 で最小のギャップ依存性(ε)
を得ることができる。
【0027】上記傾向から判るように、R=0もしくは
これに近い値に設定し、α=β=1/2 もしくはこれに近
い値に設定することも有効であるといえる。R=0もし
くはこれに近い値に設定するには、図3(a) に示すよう
に、凹凸パターン21aの凹部25aを埋めるように照
明光吸収物質、すなわち照明光の波長域で最大の吸収効
果を発揮する色素を含んだフォトレジスト26を塗布す
ることによって実現できる。このようなフォトレジスト
26を使用すると、次の露光プロセスに悪影響を与える
ことがない。
【0028】なお、図3(a) において、27はウェハを
示し、28はAl層を示し、29はAl層28が堆積さ
れる工程を経る前に、堆積されるAl層28の厚みを考
慮にいれて、Al層28が堆積されたときに丁度、α=
β=1/2 となるように形成された下地層を示している。
【0029】図3(a) では凹凸パターン21aの凸部2
4aの上面を露出させているが、図3(b) に示すよう
に、凸部24aの上面がフォトレジスト26によって僅
かに薄く覆われていても、ほぼR=0の条件を満たすこ
とができる。
【0030】また、実験によると、凹部25,25aの
幅ax ,ay が、照明光の波長λより小さいときには、
α=β<1/2 に設定することが好ましいことが判った。
すなわち、発明者等は、照明光の波長が0.633 μmとし
て、(1) 凹部の幅ax,ay が2.25μmでα=β=1/2
の場合、(2) 凹部の幅ax ,ay が1.5 μmでα=β=
1/3 の場合、(3) 凹部の幅ax ,ay が1.125 μmでα
=β=1/4 の場合について、アライメント信号のギャッ
プ依存性(ε)を解析してみた。
【0031】その結果、図4に示すデータを得た。図4
(a) は(1) の場合を、図4(b) は(2) の場合を、図4
(c) は(3) の場合を示している。この結果から判るよう
に、凹部の幅ax ,ay が、照明光の波長λより小さい
ときには、図4(a) に示すように、α=β=1/2 に設定
してもよい結果は得られず、むしろα,βの値を1/2 よ
り小さい値にする程よい結果が得られる。
【0032】なお、光ヘテロダイン方式の位置合せ装置
で用いられる位置合せ用マークについて説明したが、本
発明に係るマークは他の位置合せ装置、たとえば光強度
検出方式のものにおいても使用できる。また、X線の等
倍露光装置に限らずX線の縮小投影露光装置、マスクと
ウェハとの間にレンズを介在させた露光装置におけるウ
ェハ側のマークとして使用できる。勿論、他の精密位置
合せ用としても使用できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロセスの影響を受け難い位置合せ用マークを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される位置合せ用マークの一例を
局部的に示す図
【図2】本発明が規定している条件の算出根拠を示す図
【図3】反射率の比を零にするための一手法を説明する
ための図
【図4】本発明が規定している条件の算出根拠を示す図
【図5】光ヘテロダイン式の位置合せ装置を説明するた
めの模式図
【図6】同装置においてウェハ側に設けられる位置合せ
用マークの問題点を説明するための図
【符号の説明】
21,21a…凹凸パターン 22,27…ウ
ェハ 23,26…フォトレジスト 24,23a…
凸部 25,25a…凹部 28…Al層 29…下地層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 亮一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹部と凸部とを組合せた回折格子構造に形
    成され、照明光との関連において回折光中に位置情報を
    含ませるようにした位置合せ用マークにおいて、前記凹
    部と凸部の位置合せ方向への配設ピッチをPx 、位置合
    せ方向とは直交する方向への配設ピッチをPy 、上記P
    x 中に占める凹部の幅をax 、上記Py 中に占める凹部
    の幅をay とし、α、βをそれぞれα=ax /Px 、β
    =ay /Py で規定したとき、前記α,βは、上記凹部
    の幅が前記照明光の波長より大のときにはそれぞれほぼ
    0.5 に設定され、上記凹部の幅が前記照明光の波長より
    小のときにはそれぞれほぼ等しい値で、かつ0.5 未満に
    設定されていることを特徴とする位置合せ用マーク。
  2. 【請求項2】凹部と凸部とを組合せた回折格子構造に形
    成され、照明光との関連において回折光中に位置情報を
    含ませるようにした位置合せ用マークにおいて、前記凹
    部と凸部の位置合せ方向への配設ピッチをPx 、位置合
    せ方向とは直交する方向への配設ピッチをPy 、上記P
    x 中に占める凹部の幅をax 、上記Py 中に占める凹部
    の幅をay とし、α、βをそれぞれα=ax /Px 、β
    =ay /Py で規定し、さらに上記凸部の複素反射率
    (rl )と上記凹部の複素反射率(rg )との比(rg
    /rl )をRで規定したとき、前記Rはほぼ零に設定さ
    れ、かつ前記α,βはそれぞれほぼ0.5 に設定されてい
    ることを特徴とする位置合せ用マーク。
  3. 【請求項3】凹部と凸部とを組合せた回折格子構造に形
    成され、照明光との関連において回折光中に位置情報を
    含ませるようにした位置合せ用マークにおいて、前記凸
    部と前記凹部との段差をhとし、マークの上に堆積され
    た物質の屈折率をsとし、照明光の波長をλとし、nを
    n=0,1,2,…としたとき、ほぼs・h=λ(2n+1)/4の
    関係を満たしていることを特徴とする位置合せ用マー
    ク。
  4. 【請求項4】前記位置合せ用マークは、半導体装置の製
    造工程においてマスクに対向配置されるウェハに設けら
    れることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の位置合せ用マーク。
JP6043884A 1994-03-15 1994-03-15 位置合せ用マーク Pending JPH07254546A (ja)

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