JPH072542Y2 - ガラス板の移載装置 - Google Patents

ガラス板の移載装置

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JPH072542Y2
JPH072542Y2 JP1989127213U JP12721389U JPH072542Y2 JP H072542 Y2 JPH072542 Y2 JP H072542Y2 JP 1989127213 U JP1989127213 U JP 1989127213U JP 12721389 U JP12721389 U JP 12721389U JP H072542 Y2 JPH072542 Y2 JP H072542Y2
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JP
Japan
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glass plate
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glass
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cylinder
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美樹 片田
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Central Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ガラス板を曲げ金型上に移載する装置に関
し、詳細には二枚に重ねた位置決め済の合わせガラス用
素板の移載装置に係るものである。
(従来の技術) 自動車のフロントガラス、リヤガラス等は、設計上種々
の形状に曲げ加工されたガラス板が使用されている。そ
の加工法の一つとしての自重曲げは、金型上に素板ガラ
スを置載したまま加熱炉に搬入し、ガラスの軟化点近く
まで加熱し、ガラス板の自重によって金型形状に倣って
曲げ成形をおこなうものである。
金型上にガラス素板を移載する装置として、例えば特公
昭53−17609号公報には、底部間隙孔を有する曲げ型を
搬送するコンベア機構、該コンベアの下方に設けられ該
コンベアと前記曲げ型を通して昇降可能にのびる硝子板
受け機構、およびこの受け機構上に板硝子を吊り下げ移
乗させるホイスト機構を有する曲げ型への硝子板自動移
乗装置が開示され、また特公昭62−35974号公報に記載
の曲げガラスの移送成形装置には、移送ライン上でアラ
イメントされたガラス板を成形ラインの金型まで移送す
る移し換え装置が説明され、その移し換え装置は搬送ラ
イン及び成形ラインの上方に架設されたレールに沿って
走行する支持体の下面に、シリンダユニットを下垂し、
このシリンダユニットのロッド下端に基台を固着し、こ
の基台上にモータを載置し、且つ右ネジ部及び左ネジ部
を刻設したロッドを該基台に貫通している。そして一対
のロッドの右ネジ部間及び左ネジ部間に係止部を備えた
移動部材を螺合し、モータの駆動でロッドを回転せしめ
ることで移動部材がロッドにそって移動するようにして
いる。
而して、移動部材が近づく方向に移動することで、係止
部のローラがガラス板の上面を、また係止部のフック部
がガラス板の下面を保持し、この状態で移し換え装置全
体が矢印方向に移動することでガラス板を搬送ラインか
ら金型上へ移送する。そしてモータを逆回転することで
移動部材を互いに離反する方向に動かし、ガラス板の保
持状態を解除し、金型の枠体上にガラス板を載置するこ
とが開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 近年、自動車のデザインの多様化に伴い、2枚のガラス
板を中間膜により接着される合わせガラスにおいても、
鋭く折り曲げられた形状のものが要求され、その加工に
おいて金型上へ載置し加熱炉に搬入する前に、長辺と短
辺からなり略四辺形の大きさの異なる2枚重ねの素板ガ
ラスは、その重ね位置を高精度に位置決めし、その後金
型上に移載するもので、特公昭53−17609号の公報のも
のは、ホイスト機構により平坦なガラス板の両端部を握
持し、金型の上でガラス板の下面を支持棒により支えて
降下して金型上へ移載するものであるが、2枚合わせの
ガラス板においては、移載中に位置決めした板が位置ず
れを起こす欠点があり、特公昭62−35974号の公報に記
載された移し換え装置では、係止部のローラがガラス板
の上面を、また係止部のフック部がガラス板の下面を保
持するものであるが、ローラ、フック部の差し込み時に
ガラス板の端部を衝接する懸念があり、衝接により前述
したようにガラス板の位置ずれをおこし、位置決め不良
のまま曲げ加工されると後工程における仮接着、本接着
等においてガラス板の破損や、合わせガラス中に泡を生
じる等の問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前述の問題に鑑みなしたものであり、単板の
素板ガラスはもとより、長辺と短辺からなり略四角形の
大きさの異なる2枚のガラス板をたがいに所定の位置に
重ね合わせた素板ガラスの移載について、位置ずれする
ことなく確実に移し換えることのできる移載装置を目的
として、所定の位置に待機する素板ガラスの上方にレー
ルを架設し、該レールに沿って横行しかつ上下動自在な
支持枠体の下面四隅に係止部を垂設するガラス板の移載
装置において、前記係止部を横行方向に延設のガイド部
材に沿って出入せしめる機構の出入手段と、該出入手段
に懸吊し前記ガラス板の端部側方向へ上下に並設して突
出し上下動可能な一対の爪部からなるガラス板の移載装
置を提供する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の要部を一部切欠して示す組立斜視図、
第2図は合わせガラス用素板を金型上に載置した側面
図、第3図は一部省略切欠した全体の概略組立斜視図を
示すものである。
ガラス板1を金型29上に移乗せしめる移載装置の主な
構成は、レール3、3により支持され横行する本体4
と、該本体に懸吊せしめられるメインビーム5とサブビ
ーム6、6との組み合わせからなる支持枠体、さらに該
支持枠体の下面四隅に垂設する係止部と、該係止部を
レール3方向に出入する出入手段13からなるものであ
る。
レール3の溝に二対の車輪8を介して走行自在に支持を
受ける本体4は、上下方向に一対の溝付受け部材9、9
を固着し、該受け部材の両溝に嵌合し該溝に沿って上下
動自在で下端をメインビーム5の上面に固着する摺動体
10と、該摺動体を上下運動させるためのサーボモーター
30を本体4に取付け、該モーターより前記摺動体10を上
下動させる動力の伝達を該モーターより該摺動体に螺合
するボールネジとし、さらに摺動体10の上昇時にサーボ
モーター30の補助力およびバランサーとなる一対の上下
動シリンダー11、11を本体4に固定して、該上下動シリ
ンダーロッドをメインビーム5に固着するブラケット12
に連結し、サーボモーター30と前記上下動シリンダー1
1、11の作動、さらに受け部材9、9の案内によりメイ
ンビーム5と一体な摺動体10は上下動する。
レール3、3に沿って横行移動する本体4は、上下動シ
リンダー11、11の反対側、すなわち裏面に横行駆動源と
なる図示されないモーター等走行用部材を配設し、該モ
ーターの回動を車輪8と図示されない反対側側面の車輪
に伝達して本体4をレール3、3に沿って左右に横行せ
しめるものである。
メインビーム5の両端には、サブビーム6、6を設けそ
の組み合わせによりH形状とするが、該サブビームの取
付けは、取付け幅に合わせて調節することができるよう
に螺着構造とし、サブビーム6、6の両端部下面には各
係止部を垂設する 該係止部の固定も螺着方式とし、サブビーム6の係止部
間を調整可能な構造とする。
サブビーム6端に垂設する四対の係止部
は、該係止部をレール3の敷設方向、すなわち横行方向
に出入作動せしめる出入手段13と、ガラス板1を掴持せ
しめる上下一対の上下爪部14、15が組み込まれ、該出入
手段13はサブビーム6の端部下面に螺着する案内カバー
16の下に懸吊状に設ける。すなわち、該カバー内で前記
レール3の敷設方向となる横行方向に延設した一対のガ
イド部材17、17に嵌合し摺動自在な基台18と、該基台を
ガイド部材17、17に沿って摺動せしめる駆動源のシリン
ダー19からなるが、基台18の懸吊は一方をガイド部材1
7、17と遊嵌状に嵌合し、他方を案内カバー16の側面よ
り吊り下げた取付け板20にて支持される前記シリンダー
19のロッドを基台18の側部より突出する張出部21に連結
して懸吊状に支持するものである。
支持される基台18は、シリンダー19の作動によりロッド
の出入に連動してガイド部材17、17に沿って摺動する
が、さらに基台18には、下爪部15を懸吊し上下に摺動せ
しめるシリンダー22を着座せしめる取付け座23とガイド
棒24、24を遊嵌するガイド座25を一体に設け、同様に上
爪部14を懸吊しシリンダー26の取付けと上下動の案内の
ガイド棒28と遊嵌するL座27を基台18の下部へ一体に設
ける。
下爪部15の下端はガラス板1の端縁部側へ突出し、上部
はL字状に屈曲してシリンダー22のロッドを連結しかつ
一対のガイド棒24を立設し、該ガイド棒とガイド座25と
の遊嵌と取付け座23に着座するシリンダー22の作動によ
り下爪部15を上下動せしめる。
上爪部14下端は、下爪部同様にガラス板1の端縁部側へ
突出し、上部はL状に屈曲してシリンダー26のロッドと
連結しかつ一対のガイド棒28を設け、該ガイド棒とL座
27とを遊嵌状に嵌合し、該L座に着座するシリンダー26
の作動に連動して上爪部14を上下動せしめる。
上、下爪部14、15の対向する先端部には、弾性体、例え
ばゴム材を貼着し、当接時におけるガラス板1との緩衝
を図るものである。
移載装置2の横行および上下動は、駆動源となる図示さ
れないモーターおよびサーボモーター30をパルス制御す
ることにより位置決めし、該シリンダー11、19、22、26
の制御は、該シリンダーの停止位置を事前にセットして
おけばよく、上下動シリンダー11、11のロッド上下停止
位置においてはシリンダーに組み込まれたロック機構に
より固定するものである。
サーボモーター30の補助的役割を果たす上下動シリンダ
ー11、11は、移載装置の上昇時に該モーターの負荷を
軽減し、一方降下時においては緩衝器のバネ的な作用を
果たすもので、作動用のエアはシリンダーの下部側ノズ
ルに注入し、ロッドの上昇時においては高圧空気を、下
降時においては低圧空気に切り換え使用する。
以下、本考案の作動を説明する。
位置決めした2枚のガラス板1を上方で待機する移載装
は、サーボモーター30および上下動シリンダー11、
11を作動せしめて四対の係止部7を降下させ、続いて該
係止部をガラス板1の端縁方向にシリンダー19の作動に
より突き出すと、上下の爪部14、15間にガラス板1を挟
み、引き続くシリンダー22、26の作動により上爪部14の
下降と下爪部15の上昇にってガラス板1を掴持する。
再びサーボモーター30の作動および上下動シリンダー1
1、11の作動によりロッドを収納せしめるとガラス板1
の四隅を持ち上げ、引き続き図示されない走行用のモー
ターの回動により金型29が待機する所定の位置までレー
ル3、3に沿って移動し、停止後サーボモーター30と上
下動シリンダー11、11の作動により係止部を降下せし
め、上下爪部14、15を作動せしめるシリンダー22、26の
作動でガラス板1を金型29上に載置し、その後シリンダ
ー19の作動で出入手段13を後退せしめて、さらに続くサ
ーボモーター30および上下動シリンダー11、11の作動に
よりメインビーム5等の上昇、車輪8を駆動する図示さ
れない走行用モーターの回動によりレール3、3に沿っ
て所定の位置まで横行移動し、停止後次のガラス板1を
待機する。
本考案の構成でガラス板を移載すれば、ガラス板1は合
わせ用の2枚重ねのガラス板でもガラス単板のいずれの
ガラス板においても、掴持する爪部14、15より位置ずれ
を起こすことはない。
一連の作動順序は、操作回路に組み込めば自動的に操作
するもので、自動化が可能であり、上爪部14を固定とし
下爪部15の作動のみによりガラス板1を掴持してもよ
い。
(考案の効果) 本考案は、合わせガラス用2枚の素板を曲げ用金型への
移乗において、上下のガラス板端縁を確実に掴持するこ
とにより重ねたガラス板のずれは皆無で後工程における
製品歩留りが高く、しかも自動化することができること
により生産性の向上と、その効果は極めて顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を一部切欠して示す組立斜視図、
第2図は合わせガラス用素板を金型上に載置した側面
図、第3図は一部省略切欠した全体の概略組立斜視図を
示すものである。 1…ガラス板、…移載装置 3…レール、…係止部13 …出入手段、14…上爪部 15…下爪部、17…ガイド部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の位置に待機する素板ガラスの上方に
    レールを架設し、該レールに沿って横行しかつ上下動自
    在な支持枠体の下面四隅に係止部を垂設するガラス板の
    移載装置において、前記係止部を横行方向に延設のガイ
    ド部材に沿って出入せしめる機構の出入手段と、該出入
    手段に懸吊し前記ガラス板の端部側方向へ上下に並設し
    て突出し上下動可能な一対の爪部からなることを特徴と
    するガラス板の移載装置。
JP1989127213U 1989-10-31 1989-10-31 ガラス板の移載装置 Expired - Fee Related JPH072542Y2 (ja)

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