JPH07253529A - マクロ撮影可能なレンズを有する自動焦点式カメラ - Google Patents

マクロ撮影可能なレンズを有する自動焦点式カメラ

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JPH07253529A
JPH07253529A JP4342894A JP4342894A JPH07253529A JP H07253529 A JPH07253529 A JP H07253529A JP 4342894 A JP4342894 A JP 4342894A JP 4342894 A JP4342894 A JP 4342894A JP H07253529 A JPH07253529 A JP H07253529A
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JP
Japan
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lens
light
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distance
macro
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Withdrawn
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JP4342894A
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English (en)
Inventor
Takeshi Musashi
剛 八道
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マクロ撮影可能なレンズを用いた撮影におい
て、余分なレンズスキャン動作を行わせることなく、合
焦動作の為の時間を短縮することができるようにする。 【構成】 カメラ本体2内に測距部4を設けると共に、
マクロ撮影可能なレンズ1の前面に被写体が近距離にあ
るか遠距離にあるかのゾ−ン判別を行わせるための投光
素子13a、15aと受光素子13b、15bとを設
け、近距離にあると判別された際は、レンズ1を所定の
近距離値に相当する位置まで事前に駆動し、その後、測
距動作を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマクロ撮影用交換レンズ
やマクロ撮影可能なズ−ムレンズのようなマクロ撮影可
能なレンズが装着可能もしくは一体化されているカメラ
の自動焦点調節装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より上記の如きマクロ撮影可能な撮影
レンズによる撮影を行う場合、通常撮影範囲における撮
影と比べてマクロ撮影時は撮影レンズの繰り出し量が非
常に大きくなり、オートフォーカス撮影するとき被写体
と撮影レンズとの位置関係によっては1回で焦点検出が
できないことがある。このような状態のとき、焦点検出
光束がセンサー上に導かれる位置、即ち、被写体情報が
得られる状態となるまで撮影レンズをスキャンする方式
がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
はその繰り出し量の大きさからレンズスキャンに要する
時間が長くなり、シャッターチャンスを逃すという不具
合が生じる。これは被写体の条件が悪いとさらに大きく
なる。上記不具合を解消するため、駆動量をマクロ撮影
領域と通常撮影領域とのいずれかに制限するフォーカス
リミットスイッチを設けたものが知られている。しか
し、このような構成では、撮影中に通常撮影領域からマ
クロ撮影領域に切り替えたいとき、あるいはその逆のと
き、使用者はその都度フォーカスリミットスイッチを解
除しなければならず煩わしい、という不具合を生ずる。
【0004】本発明は上記不具合に鑑みて成されたもの
であって、マクロ撮影可能なレンズを用いたオ−トフォ
−カス撮影において、合焦までの時間を早め、シャッタ
−チャンスを逃がすという事態をできるだけ防止すると
ともに、無駄なレンズスキャン駆動を防止し、スムーズ
な撮影ができるようにしたカメラの自動焦点調節装置を
得ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】マクロ撮影可能なレンズ
を有したカメラの自動焦点調節装置において、測距手段
と、上記レンズに設けられ被写体へ光を投射する投光手
段と、上記レンズに設けられ上記投光の被写体からの反
射光を受光する受光手段と、上記受光手段出力に基づ
き、被写体が所定の距離より近距離側にあるか否かを判
別する判別手段と、上記判別手段が、被写体が所定距離
より近距離側にあると判別したとき、撮影レンズを近距
離側の所定位置へ駆動し、その後、上記測距手段出力に
基づき撮影レンズを合焦位置へ駆動するレンズ駆動制御
手段と、を有している。
【0006】
【作用】自動焦点調節動作を行わせるに当たって、被写
体が所定の距離より近距離側にあるときには、この自動
焦点調節動作に先立って上記レンズを所定の近距離位置
へ駆動させ、この後合焦動作を行わせる。
【0007】
【実施例】図1は本発明が適用されるカメラの一実施例
を示す概略図である。図中、撮影レンズ1はマクロ撮影
用交換レンズやマクロ撮影可能なズ−ムレンズといった
マクロ撮影可能なレンズであり、カメラ本体2に着脱自
在に取り付けられている。この撮影レンズ1を通った被
写体からの光束は既知のごとくカメラ本体2内で回動自
在に設けられたメインミラー3a、サブミラ−3bにて
下方へ反射され測距部4へと導かれる。この測距部4は
既知のごとく測距に関するデータを出力し、適宜の制御
回路を介して撮影レンズ1を合焦点へと駆動する。
【0008】図2は、上記一実施例の回路構成をブロッ
ク図として示すものである。図中1は上記マクロ撮影可
能なレンズ、2はカメラ本体を示し、これらは各々レン
ズ側マイコン(以下LCPUと略称する)17、ボディ
側マイコン(以下BCPUと略称する)21を有してい
る。これらLCPU17とBCPU21とはレンズマウ
ント部に設けられた通信ライン端子群19を介して接続
されている。またこのLCPU17はその内部記憶回路
部にマクロ撮影可能なレンズであるというレンズ種類を
示す情報記憶部が設けられている。上記レンズ1の鏡筒
前面枠1aには、図2、図3に示すごとく赤外投光LE
D等からなる投光手段13a、15aとSPD等からな
る受光手段13b、15bとが、各々対になった状態で
第1の投・受光部13、第2の投・受光部15として、
レンズ光軸の上下に対称に配設されている。この投光手
段13a、15aは被写体に向けて赤外光を投射するも
のであり、受光手段13b、15bはこの赤外光の被写
体からの反射光を受光するものである。またこの第1の
投・受光部13、第2の投・受光部15は後述する内容
から明らかなように被写体距離のゾ−ン判別用として機
能するようになっている。ここで上記第1の投・受光部
13、第2の投・受光部15を上下に配置している理由
は、マクロ領域では被写体とカメラとの距離、いわゆる
ワーキング・ディスタンスが短く、非TTLの投受光系
ではパララックスが生じてしまうことからくる不具合、
すなわち、カメラ本体内の測距部4との視野がずれてし
まうことによる不具合を減少させるための構成であっ
て、同図のように複数の投・受光部を設けることでその
影響を小さくできる。
【0009】さらに上記レンズ1内には投光手段13
a、15aを所定回数断続的に発光させるための投光制
御手段、この断続的な発光の被写体からの反射光を受光
した受光手段13b、15bからの受光量デ−タ信号を
積分処理するための受光制御手段が設けられている。こ
の投光制御手段、受光制御手段は各々、上記一対の投光
手段13a、15a、受光手段13b、15bに合わせ
て、投光制御回路14a、16a、受光制御回路14
b、16bとして一対ずつ設けられている。これら制御
手段は上記LCPU17により制御されるようになって
いる。更に、このレンズ1内にはレンズ駆動のための駆
動制御手段12と、レンズの駆動位置を示すエンコーダ
出力やレンズ情報を出力する出力制御手段18とが配置
されている。
【0010】一方、カメラ本体側には上記BCPU21
及び測距部4が配設されている。この測距部4は一対の
CCD等のラインセンサからなる測距素子4aを含む既
知の構成のものである。前記レンズ1内にあるレンズ駆
動制御手段12は上記受光制御回路14b、16b、情
報出力制御手段18、測距部4、LCPU17、BCP
U21等との間での情報処理結果に基づいてレンズを駆
動するようになっている。ここで前記投光手段13a、
15aは一般的に赤外光等の視感度から外れた波長域の
光が使用されるようになっており、受光手段13b、1
5bもそれにあわせて主に赤外域に感応するような構成
とされている。本実施例では960nmのピーク波長の
光源を使用する。このため、投光手段13a、15a及
び受光手段13b、15bの前面には可視光カットフィ
ルタ30を配設している。この様な構成とした場合、可
視光カットフィルタ30の存在により、被写体からの反
射光がこのフィルタ30にて反射されることとなり、撮
影時にこの光が撮影レンズを介してフィルム面に達して
しまう虞が有る。その対策のため、本実施例では図4、
図5に示すように上記フィルタ30の前面を覆う位置と
開放する位置との間で可動な遮光部材1b、1cを配設
している。この遮光部材1b、1cは各々上記レンズ鏡
枠前面部1aに、光軸周りに摺動自在に保持され、かつ
その後方から各々被駆動腕1d、1gを光軸方向に向け
て延出させている。この被駆動腕1d、1gは上記鏡枠
前面部1aの後側に、光軸を中心として円弧状に設けら
れた長孔(図示省略)を介して、延出し、駆動腕1e、
1fと片当たり状態で当接している。上記駆動腕1e、
1fは絞り駆動リング1iと一体的に成されている。こ
の絞り駆動リング1iはレンズ1内で回動自在に保持さ
れており、ステッピングモ−タMにて回転駆動されるよ
うになっている。また上記駆動腕1e、1fと被駆動腕
1d、1gとの間には各々両者を引き付けるためのバネ
1h、1jが掛け渡されている。
【0011】次に上記一実施例の作用を説明する。ま
ず、第1、第2の投・受光部13、15による距離判定
即ち、被写体が近距離にあるか否かのゾ−ン判定につい
て説明する。図6に示すごとく、被写体Oがカメラ2に
近いとき、撮影レンズ1の先端から被写体Oまでの距離
Lは小さく、撮影レンズ1の先端から投光された光の、
受光手段13b、15bでの受光量は大きい。一方、被
写体Oが遠くにあるときは、被写体からの反射光は小さ
く、受光手段13b、15bでの受光量は小さい。LC
PU17は上記受光量の大小関係を所定の基準レベルと
比較し、被写体が所定の距離、例えば1m、より近距離
側にあるか否か、あるいはマクロ撮影領域内にあるか否
かを判別し、これをBCPU29に伝達する。上記第
1、第2の投・受光部13、15の制御はレンズ1内の
LCPU17が行う。図7にそのタイムチャートを示
す。BCPU21より被写体有無判断命令が出力される
と、LCPU17から投光許可信号TH1が投光制御回
路14a、16aへ送られる。この投光制御回路14
a、16aは上記信号TH1を受けて所定周期でIRE
D信号を出力する。投光手段13a、15aはこの信号
のHiに同期して被写体への投光を行う。被写体が比較
的近くにあるときは投光による被写体からの反射光が大
きくなるため受光手段13b、15bからの出力の積分
値INT出力も傾きが大きくなる。所定回数の投光、受
光を行なわせた後、LCPU17はこの積分出力をサン
プルホ−ルドパルスSHに同期してサンプルホールド
し、A/D変換し、反射光量を計算して被写体が所定の
距離より近距離側にあるか否かを判断する。そして被写
体が近距離側に有ると判断した時には距離判定フラグ
(以下NFLGと略称する)に1を立てる。
【0012】図8はBCPU21が行う測距動作を示す
ものである。電源スイッチのオンに応じてBCPU21
は装着されている撮影レンズの種別情報を得る(ステッ
プ61)。撮影レンズがマクロ撮影用レンズのとき或い
はズ−ムレンズでマクロ撮影領域に切り替えられている
とき、シャッターボタンの半押に伴うレリ−ズスイッチ
の1stスイッチオンでLCPU17からBCPU21
に上記NFLGの状態が送られてくる。NFLG=1の
とき、被写体が近距離にあると判断して撮影レンズを所
定の近距離側の距離値例えば0.5mに相当する位置へ
レンズを予備駆動すなわち、事前駆動する(ステップ6
2〜64)。マクロ撮影可能なレンズでないか、NFL
G=0の時はこの予備駆動は行わない。次に、LCPU
は既知のごとくカメラ本体内の測距部13にてパッシブ
方式のAF検出を行う(ステップ65、66)。その結
果、ずれ量が求められた時は合焦判定を行う(ステップ
74)。
【0013】一方上記ステップ66で非合焦と判定され
ると、NFLG=1の時は被写体が近距離にあると判断
されるので、撮影レンズを、例えば0.1m〜1mの近
距離範囲内で撮影レンズのスキャン動作を行わせる(ス
テップ69)。NFLG=0の時は被写体が遠距離にあ
ると判断しているので撮影レンズを例えば1m〜無限遠
の範囲でスキャンする(68)。この後、前記測距部4
にて再度合焦判定を行い(70)合焦ならステップ(7
5)へ行き、非合焦なら測距動作を終了する。
【0014】シャッターボタンがさらに押されて2nd
スイッチがオンすると上記測距結果に基づきレンズ駆動
を行わせ(ステップ76)た後、露光動作(ステップ7
8)を行う。このとき、撮影レンズがマクロ撮影可能な
レンズの場合は前記第1、第2の投・受光部13、15
のカバー用遮光部材1b、1cを作動させる。すなわ
ち、2ndスイッチのオンに伴い上記レンズ駆動を行わ
せた後、前記ステッピングモ−タMにより絞り駆動リン
グ1iを回転させ、駆動腕1e、1f、バネ1h1jを
介して上記被駆動腕1d、1g、遮光部材1b、1cを
第1、第2の投・受光部13、15の前面に位置させ
る。ここで、上記絞り駆動リング1iの初期位置は、そ
のレンズの有する最大開放絞り値、例えばF1.4より
更に開放側にあり、この初期位置から最大開放絞り値位
置までの移動で上記遮光部材1b、1cが第1、第2の
投・受光部13、15の前面を遮光するよう定められて
いる。この後絞りは上記被写体明るさに応じた上記ステ
ッピングモ−タMの回転により適性値に設定されるが、
遮光部材1b、1cは上記遮光位置に止まり、両者の移
動量の差は上記バネ1h、1jにて吸収される。露光動
作の終了後はステッピングモ−タMが逆回転し、絞りを
開放側へ戻した後、前記第1、第2の投・受光部13、
15を再び開放するよう遮光部材を元の位置へ復帰させ
る。
【0015】なお、上記実施例においては、視野のずれ
による不具合の防止という観点から第1、第2の投・受
光部13、15をレンズ鏡筒の上下に配置したが、これ
は左右に配置しても良いことはもちろんであり、さらに
上下左右等さらに数を増やしても良い。逆に視野のずれ
による不具合がそれ程現れないというような状態であれ
ば、例えば上側のみ、というようにいずれか一箇所に配
置しておくだけでも良い。ここで、上記実施例において
は上下に第1、第2の投・受光部13、15を配設して
いることから、被写体とカメラとの位置関係や条件によ
って、両方の受光部から近距離判定が出される時、一方
の受光部のみから近距離判定が出されるとき、両方の受
光部とも近距離判定を出さないとき、の種々の組み合わ
せが考えられる。上記実施例においては少なくとも一方
の受光部から近距離判定が出されれば上記NFLGに1
を立てるようにしているが、これは適宜上記判定の組み
合わせの種類に応じて変えるようにしても良い。また、
被写体の距離ゾ−ンの判定は、例えば被写体が1mより
近距離側にあるか、遠距離側にある可を判定させたり、
被写体がマクロ撮影領域内にあるかないかで判定させた
り、レンズ種類に応じて適宜の判定を行わせれば良い。
また遮光部材1b、1cは絞り駆動用のリング1iにて
作動させていたが、これは前記可動ミラ−3a等からの
力を受けて作動するようにしたり、その他の適宜の駆動
源を用いても良い。
【0016】図9は本発明の第2実施例のブロック図で
ある。図中1は撮影レンズ、2はカメラ本体を示し、上
記第1実施例におけるレンズ側のCPU(LCPU)を
廃し、本体側のCPU(BCPU)21にて測距部4と
第1、第2の投・受光部、レンズ駆動制御手段12、レ
ンズ情報制御手段18等を全て制御するようにしたもの
であり、同一部材には同一の符号を付し、詳細は省略す
る。また本実施例においては、投光制御回路と受光制御
回路とは14、16として一つにまとめられている。ま
た、第1の投・受光部13、第2の投・受光部15の内
の一方を広角系、他方を狭角系としてある。すなわち投
光制御回路14は2つの異なる特性を持つ投光素子13
a、15aを共に制御する。各々の投光素子13a、1
5aは図10に示すような指向性を持っている。即ち、
一方の投光素子13a、例えば鏡枠前面部の上側に配置
した投光素子、は図10の(b)に示すごとく比較的指
向性の強い投光特性即ち狭角系の投光特性を持ち、他方
の投光素子15a、例えば鏡枠前面部の下側に配置した
投光素子、は図10の(a)に示すごとく比較的指向性
の弱い投光特性即ち広角系の投光特性を持っている。
【0017】上記実施例においては図11に示すよう
に、まず、指向性の強い投光素子13aに対する発光信
号TH1をBCPU21から出力した後、A/D変換信
号SHにより積分信号をAD変換する。その後、引き続
き指向性の弱い投光素子15aに対する発光信号TH2
をBCPU21から出力し、同様に信号SHによてA/
D変換する。本実施例では受光素子13b、15bは一
本のラインの信号SHで同時に制御されるように構成し
ている。前記2回の投受光の結果、上記第1、第2の投
・受光部13、15が共に被写体は近距離でないと判断
したときには被写体が遠くにあると判断し、少なくとも
第1の投・受光部13が近距離と判断したときは被写体
が近くにあると判断する。また第2の投・受光部15の
みが近距離と判断したときは被写体が近くに存在するが
測距視野の周辺にあると判断する。ここで本体内の測距
部4を既知のごとく、測距視野は画面中心部に位置さ
せ、スポット測距と広視野測距との切り替えが可能なよ
うに構成しておくことにより、前記の近距離判断の結果
から主要被写***置の選択を行い、該選択された視野に
応じた測距を行うようにする。
【0018】なお、この測距視野に関しては、測距視野
自体を複数有した多点測距に対しても有効であることは
いうまでもない。この場合、更に、測距位置に応じた投
光を行うために3方向に指向性を持つ投・受光部を設け
て近距離判定部を構成しても良い。また、投光素子の仕
様も、指向性だけではなく、発光エネルギーの異なるも
ので判定距離に差をつけるような構成にしても良い。
【0019】なお、上記各実施例の構成によれば以下の
ごとき発明を得ることもできる。 (発明1)測距手段を有した自動焦点調節式カメラにお
いて、前面に投光手段及び受光手段を有したマクロ撮影
可能な撮影レンズと、上記受光手段出力に基づいて被写
体がマクロ領域内にあるかないかを判別する判別手段
と、上記投光手段及び受光手段の前面を選択的に覆う遮
光手段と、を具備し、上記判別手段出力に基づき被写体
がマクロ撮影領域にあると判別された場合には、撮影レ
ンズをマクロ領域内の所定距離位置へ事前駆動した後、
測距手段出力に基づきこれを合焦位置まで本駆動すると
ともに、露光動作の前後では上記遮光手段を投光手段及
び受光手段の前面から退避させ、露光動作時にはこれを
上記前面に位置されるようにしたことを特徴とする自動
焦点調節式カメラ。 (発明2) 測距手段を有した自動焦点式カメラにおい
て、マクロ撮影可能なレンズと、通常撮影レンズとが択
一的にカメラ本体に装着されるレンズ交換式カメラにお
いて、上記マクロ撮影可能なレンズに設けられた投光手
段および受光手段と、上記マクロ撮影レンズが装着され
ているか通常撮影レンズが装着されているかを識別する
識別手段と、上記マクロ撮影レンズが装着されていると
き、上記受光手段出力に基づいて被写体が所定距離より
近距離側に有るか否かを判別する判別手段と、上記投光
手段及び受光手段の前面を覆う位置とこれを開放する位
置との間で可動な遮光手段と、上記マクロ撮影レンズが
装着されていると識別されたときには上記判別手段を作
動させ、この判別手段が、被写体のマクロ撮影領域での
存在を判別した場合には、撮影レンズをマクロ領域内の
所定距離へ事前駆動した後、測距手段出力に基づきこれ
を合焦位置まで本駆動するレンズ制御手段と、を具備
し、露光動作の前後では上記遮光手段を投光手段及び受
光手段の前面から退避させ、露光動作時にはこれを上記
前面に位置させるようにしたことを特徴とする自動焦点
式カメラ。 (発明3)上記発明2において、投光手段はレンズ鏡枠
の前端面に設けられている。 (発明4)上記発明2において、遮光手段はレンズ光軸
回りに移動可能な遮光性の板部材っから成っている。 (発明5)マクロ撮影用交換レンズを装着可能な自動焦
点調節式カメラにおいて、上記マクロ撮影用交換レンズ
に設けられ、被写体ゾ−ン判別用光を投光する投光手段
と、上記マクロ撮影用交換レンズに設けられ、上記投光
の被写体からの反射光を受光する受光手段と、カメラ本
体内に設けられた測距手段と、上記受光手段出力に基づ
き、被写体が所定の距離より近距離側のゾ−ンにあるか
否かに応じて出力を発する処理手段と、上記処理手段
が、被写体が上記ゾ−ン内にあるとの信号を出力すると
き、撮影レンズを近距離側の所定位置へ駆動し、その
後、上記測距手段出力に基づき撮影レンズを合焦位置へ
駆動する駆動制御手段と、を具備したことを特徴とする
カメラの自動焦点調節装置。 (発明6)上記発明5において、投光手段と受光手段と
は各々複数設けられている。 (発明7)上記発明6において、投光手段はその投光範
囲が狭い第1の投光素子とこれより投光範囲が広い第2
の投光素子とを有している。 (発明8)上記発明5において、投光手段は投光素子を
断続的に発光させる投光制御手段を有している (発明9)上記発明5において、受光手段は投光手段か
ら断続的に投光される光の被写体からの反射光を積分す
る積分手段を有している。
【0020】
【発明の効果】上記したごとく、本発明によればマクロ
撮影可能なレンズでの自動焦点調節において余分なレン
ズスキャンを行うことがなくなり、円滑な合焦動作を行
うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す全体図。
【図2】 本発明の一実施例の回路ブロック図。
【図3】 本発明の一実施例の正面概略図。
【図4】 本発明の一実施例における遮光部材の作動を
示す正面概略図。
【図5】 本発明の一実施例における遮光部材の構成を
示す斜視図。
【図6】 本発明の一実施例における被写体距離判別動
作を示す平面図。
【図7】 本発明の一実施例における回路の作用を示す
チャ−ト図。
【図8】 本発明の一実施例の回路のフロ−チャ−トを
示す図。
【図9】 本発明の他の実施例を示す回路ブロック図。
【図10】 本発明の他の実施例における回路の発光状
態を示す図。
【図11】 本発明の他の実施例における回路の作用を
示すチャ−ト図。
【符号の説明】
1 レンズ 2 カメラ本体 4 測距部 12 レンズ駆動制御手段 13a、15a 投光素子 13b、15b 受光素子 17 レンズCPU 21 本体CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 7/20 17/14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マクロ撮影可能な交換レンズを装着可能
    なカメラの自動焦点調節装置において、 上記マクロ撮影可能な交換レンズに設けられ、被写体へ
    光を投射する投光手段と、 上記マクロ撮影可能な交換レンズに設けられ、上記投射
    光の被写体からの反射光を受光する受光手段と、 カメラ本体内に設けられた測距手段と、 上記受光手段出力に基づき、被写体が所定の距離より近
    距離側にあるか否かを判別する判別手段と、 上記判別手段が、被写体が所定距離より近距離側にある
    と判別したとき、撮影レンズを近距離側の所定位置へ駆
    動し、その後、上記測距手段出力に基づき撮影レンズを
    合焦位置へ駆動するレンズ駆動制御手段と、 を具備したことを特徴とするカメラの自動焦点調節装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、判別手段は撮影レン
    ズ内に設けられていることを特徴とするカメラの自動焦
    点調節装置。
  3. 【請求項3】 測距手段を有した自動焦点調節式カメラ
    において、 前面に投光手段及び受光手段を有したマクロ撮影可能な
    レンズと、 上記受光手段出力に基づいて被写体がマクロ撮影領域内
    にあるかないかを判別する判別手段と、 を具備し、 上記判別手段出力に基づき被写体がマクロ撮影領域内に
    あると判別された場合には、撮影レンズをマクロ撮影領
    域内の所定距離へ事前駆動した後、測距手段出力に基づ
    きこれを合焦位置まで本駆動するようにしたことを特徴
    とする自動焦点調節式カメラ。
JP4342894A 1994-03-15 1994-03-15 マクロ撮影可能なレンズを有する自動焦点式カメラ Withdrawn JPH07253529A (ja)

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JP4342894A JPH07253529A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 マクロ撮影可能なレンズを有する自動焦点式カメラ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283957A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置の自動焦点制御装置
JP2008046255A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Fujifilm Corp Af補助光搭載カメラ
JP2017142410A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 キヤノン株式会社 撮像装置、レンズ装置および発光制御プログラム

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