JPH07251335A - スプリングクリップ装着用治具 - Google Patents

スプリングクリップ装着用治具

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JPH07251335A
JPH07251335A JP6043586A JP4358694A JPH07251335A JP H07251335 A JPH07251335 A JP H07251335A JP 6043586 A JP6043586 A JP 6043586A JP 4358694 A JP4358694 A JP 4358694A JP H07251335 A JPH07251335 A JP H07251335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring clip
work
mounting
spring
chuck
Prior art date
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Pending
Application number
JP6043586A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Aiko
甲 和 隆 愛
Tooru Sokawa
川 徹 曽
Tamio Nakajima
島 太三雄 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T CREATE KK
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
N T CREATE KK
Trinity Industrial Corp
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Publication date
Application filed by N T CREATE KK, Trinity Industrial Corp filed Critical N T CREATE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークに押し込んでいく過程で姿勢が変化す
るスプリングクリップの装着作業を簡単な構成で自動化
し、もって、作業能率を向上させ、取り付ける向きを間
違えることなく確実且つ簡単にスプリングクリップを装
着できるようにすることを目的としている。 【構成】 ワークWにスプリングクリップCを押し込ん
で装着するスプリングクリップ装着用治具であって、ス
プリングクリップCの装着方向に進退可能なアーム2に
固定されるベース5に、スプリングクリップCを係脱自
在に保持する係止部3を形成したチャック4が、ワーク
Wに押し込まれていくスプリングクリップCの姿勢変化
に応じた所定角度の範囲で傾動可能に支持されると共
に、当該チャック4は、バネ7の弾撥力により前記係止
部3が装着方向に正対するように付勢されていることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプリングクリップを
プラスチック成形品等のワークに自動的に装着するスプ
リングクリップ装着用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、プラスチックで形成された自動
車の室内装備品は、そのまま所定の取付位置に嵌め込む
だけで強固に固定できるように、表から見えない部分に
小さな金属製のスプリングクリップが数個ずつ取り付け
られている。スプリングクリップCは、図4に示すよう
に、例えば、内側にプラスチック成形品等のワークWと
係合されるクリップ部21が形成されると共に、外側に
ワークWの取付位置に形成された取付孔22と係合され
るチューリップ型のスプリング部23が形成されてい
る。
【0003】そして、クリップ部21は、略U字状に形
成された一対の板バネ片21A,21Bからなり、一方
の板バネ片21Aの先端には、ワークWの形成されたス
リット24に係合されるフック25が、他方の板バネ片
21Bの先端に向かって湾曲するように形成されると共
に、他方の板バネ片21Bの先端には外側に向かって湾
曲された挿込ガイド26が形成されている。そして、ワ
ークWにスプリングクリップCを取り付ける場合、その
取付作業は、パーツフィーダで送給されてきたスプリン
グクリップCを一つずつつまみ上げて所定の装着位置に
人手で押し込むようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプリ
ングクリップCを装着する際は、まず、装着方向に正対
させた状態でワークWに押し当て(図4(a)参照)、
次いで、押し込みながらフック25の高さ分だけ装着方
向に対して傾かせ(図4(b)参照)、完全に装着され
るとフック25がプラスチック成形品Wに形成されたス
リット24に係合して再び正対する(図4(c)参照)
というように、指先でその姿勢を変えながら押し込まな
ければならないので、作業を長時間続けると、スプリン
グクリップC自体が非常に小さいことも手伝って、指先
が痛くなり作業能率が低下するという問題があった。
【0005】また、図4に示すように、形状が対称のス
プリングクリップCは装着方向を間違えても問題はない
が、種類によっては形状が非対称のスプリングクリップ
もある。このようなスプリングクリップは向きを間違え
て取り付けるだけでワークWが不良品になってしまい、
それに気付いて外そうとしても、スプリングクリップC
のフック25がワークWのスリット24に係合されて、
簡単に外すことはできないので、やはり作業が長時間中
断して作業能率が低下するという問題があった。
【0006】このため、スプリングクリップCの装着作
業を自動化することが望まれているが、前述のように押
し込んでいく過程で姿勢が変化するスプリングクリップ
Cの取付作業を自動化しようとしても、非常に複雑な運
動を精密に行うことのできるロボットが必要になり、制
御も複雑でコストが嵩むという問題があった。そこで、
本発明は、押し込んでいく過程で姿勢が変化するスプリ
ングクリップの装着作業を非常に簡単な構成で自動化す
ることができ、もって、作業能率を向上させ、取り付け
る向きを間違えることなく確実且つ簡単にスプリングク
リップを装着できるようにすることを技術的課題として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、ワークにスプリングクリップを押し込ん
で装着するスプリングクリップ装着用治具であって、ス
プリングクリップの装着方向に進退可能なアームに取り
付けられるベースに、スプリングクリップを係脱自在に
保持する係止部を形成したチャックが、ワークに押し込
まれていくスプリングクリップの姿勢変化に応じた所定
角度の範囲で傾動可能に支持されると共に、当該チャッ
クは、バネの弾撥力により前記係止部が装着方向に正対
するように付勢されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、チャックに形成された係止部
がバネの弾撥力により装着方向に正対されているので、
その係止部にスプリングクリップを保持させた状態でア
ームを装着位置に進出させると、スプリングクリップは
正対された状態でワークに押し当てられる。そして、ア
ームをさらに進出させると、スプリングクリップがワー
クに押されて、チャックがコイルバネの弾撥力に抗して
傾くので、スプリングクリップは傾いた姿勢でさらにワ
ークに押し込まれる。次いで、アームを限度位置まで下
降させると、スプリングクリップがワークに装着され、
この状態で、アームを後退させると、スプリングクリッ
プが係止部から外れて装着作業が完了する。このよう
に、スプリングクリップを保持した状態で、アームを装
着位置に進退させるだけで、自動的にスプリングクリッ
プがワークに装着される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明に係るスプリングクリ
ップ装着用治具を示す側面図、図2はその斜視図、図3
はこれを使用したスプリングクリップ装着装置を示す側
面図である。
【0010】図中1は、ワークWにスプリングクリップ
Cを押し込んで装着するスプリングクリップ装着用治具
であって、スプリングクリップCの装着位置で装着方向
(例えば上下方向)に進退するロボットアーム(アー
ム)2の先端に取り付けられている。スプリングクリッ
プ装着用治具1は、前記ロボットアーム2に固定される
ベース5に、スプリングクリップCを係脱自在に保持す
る係止部3を形成したチャック4が取り付けられて成
り、係止部3はスプリングクリップCを両側から挟みつ
けるような形状に形成され、底部にはスプリングクリッ
プCを確実に保持するための磁石3aが配設されてい
る。
【0011】前記チャック4は、スプリングクリップC
がワークWに押し込まれるときの姿勢変化に応じて所定
角度θの範囲でピン6を中心として上下に傾動可能に支
持されている。そして、図1で見てチャック4の右端側
にはベース5の右端面5aに当接されるストッパ4aが
形成されており、ストッパ4aと右端面5aが当接した
状態で、チャック4の係止部3がスプリングクリップC
の装着方向である垂直下方に正対するように成され、チ
ャック4とベース5の間には、ストッパ4aがベース5
の右端面5aに当接されるように付勢するコイルバネ7
が配されている。また、チャック4が図1で見て左上が
りに傾くと、その上端面4bがベース5の下端面5bに
当接され、チャック4の係止部3に保持されたスプリン
グクリップCが、装着方向である垂直下方に対して、ワ
ークWに押し込まれるときの姿勢変化に応じた角度θだ
け傾く。
【0012】また、10は、スプリングクリップ装着用
治具1を用いたスプリングクリップ装着装置であって、
例えば、前記ロボットアーム2を水平方向に回動可能、
且つ、上下方向に昇降可能に駆動する2軸の駆動装置1
1を備えており、パーツフィーダ12の先端に形成され
たピックアップ位置に位置決めした状態で下降させる
と、チャック4の係止部3にスプリングクリップCが保
持され、装着位置に位置決めした状態で下降させると、
チャック4の係止部3に保持されたスプリングクリップ
CがワークWに押し込まれる。このパーツフィーダ12
は、ガイドレール13上にスプリングクリップCを跨が
せて、一定方向に整列させた状態で順次送給するように
成されており、スプリングクリップCはその先端のピッ
クアップ位置まで送給される。
【0013】以上が、本発明の一例構成であって、次に
その作用について説明する。まず、ロボットアーム2を
上昇させて水平方向に回転させ、パーツフィーダ12の
ピックアップ位置に位置決めした状態で下降させると、
ピックアップ位置まで送給されたスプリングクリップC
が、下降してきたチャック4の係止部3内に押し込まれ
て、磁石3aで確実に保持される。
【0014】そして、このスプリングクリップCをワー
クWに装着するために、ロボットアーム2を再び上昇さ
せて水平方向に回転させ、装着位置に位置決めした状態
で下降させる。このとき、チャック4はコイルバネ7に
より係止部3が鉛直下方(装着方向)に正対した状態で
下降されるので、図4(a)に示すように、スプリング
クリップCがワークWに当接されるまでは、ワークWに
対して垂直下向きの姿勢に維持される。
【0015】そして、スプリングクリップCがワークW
に当接した状態でロボットアーム2をさらに下降させる
と、スプリングクリップCがワークWに押されるので、
チャック4はコイルバネ7の弾撥力に抗して傾き、図4
(b)に示すように、スプリングクリップCがフック2
5の高さ分だけ傾いた姿勢で、さらにワークWに押し込
まれる。次いで、ロボットアーム2を下限位置まで下降
させると、スプリングクリップCのフック25がワーク
Wのスリット24に係合され、図4(c)に示すよう
に、スプリングクリップCの姿勢は再び垂直下向きにな
り、これに伴ってチャック4も垂直下向きになる。この
状態で、ロボットアーム2を上昇させれば、スプリング
クリップCが係止部3から外れ、装着作業が完了する。
【0016】なお、実施例の説明では、装着方向を垂直
下向きにし、ロボットアーム2を上下に昇降させて、ス
プリングクリップCをワークWに押し込む場合について
説明したが、本発明ではこれに限らず、装着方向は任意
に選択することができ、例えばワークWを横向きにおい
て装着方向を水平にしてもよい。また、チャック4の係
止部3を装着方向に正対させるようにチャック4を付勢
するバネは、コイルバネ7に限らず、板バネなど任意の
バネを使用することができる。さらに、アームとしては
ロボットアーム2に限定されるものではなく、装着位置
で装着方向に進退し得るものであれば任意の機構を採用
することができ、例えば油圧シリンダのピストンロッド
の先端に取り付けたりする場合でってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、押
し込む途中でその角度が微妙に変化するスプリングクリ
ップでも、非常に簡単な構成でその装着作業を完全に自
動化することができ、したがって、取付方向を間違える
ことなく確実且つ簡単にスプリングクリップを装着する
ことができるとうい大変優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスプリングクリップ装着用治具を
示す側面図。
【図2】その斜視図。
【図3】これを使用したスプリングクリップ装着装置を
示す正面図。
【図4】スプリングクリップ装着時の姿勢変化を示す説
明図。
【符号の説明】
W・・・ワーク C・・・スプリングクリップ 1・・・スプリングクリップ装着用治具 2・・・ロボットアーム(アーム) 3・・・係止部 4・・・チャック 5・・・ベース 7・・・コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽 川 徹 愛知県豊田市桂野町白早稲12番1号 トリ ニティ工業株式会社内 (72)発明者 中 島 太三雄 愛知県西加茂郡三好町大字三好字弥栄7番 地4 株式会社エヌティクリエイト内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク(W)にスプリングクリップ
    (C)を押し込んで装着するスプリングクリップ装着用
    治具であって、スプリングクリップ(C)の装着方向に
    進退可能なアーム(2)に固定されるベース(5)に、
    スプリングクリップ(C)を係脱自在に保持する係止部
    (3)を形成したチャック(4)が、ワーク(W)に押
    し込まれていくスプリングクリップ(C)の姿勢変化に
    応じた所定角度の範囲で傾動可能に支持されると共に、
    当該チャック(4)は、バネ(7)の弾撥力により前記
    係止部(3)が装着方向に正対するように付勢されてい
    ることを特徴とするスプリングクリップ装着用治具。
JP6043586A 1994-03-15 1994-03-15 スプリングクリップ装着用治具 Pending JPH07251335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6043586A JPH07251335A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 スプリングクリップ装着用治具

Applications Claiming Priority (1)

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JP6043586A JPH07251335A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 スプリングクリップ装着用治具

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Publication Number Publication Date
JPH07251335A true JPH07251335A (ja) 1995-10-03

Family

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JP6043586A Pending JPH07251335A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 スプリングクリップ装着用治具

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JP (1) JPH07251335A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113385917A (zh) * 2021-06-15 2021-09-14 博众精工科技股份有限公司 治具扣合装置及翻转移动扣合机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113385917A (zh) * 2021-06-15 2021-09-14 博众精工科技股份有限公司 治具扣合装置及翻转移动扣合机构
CN113385917B (zh) * 2021-06-15 2022-04-12 博众精工科技股份有限公司 治具扣合装置及翻转移动扣合机构

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