JPH07249564A - ステージ装置 - Google Patents

ステージ装置

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Publication number
JPH07249564A
JPH07249564A JP4225194A JP4225194A JPH07249564A JP H07249564 A JPH07249564 A JP H07249564A JP 4225194 A JP4225194 A JP 4225194A JP 4225194 A JP4225194 A JP 4225194A JP H07249564 A JPH07249564 A JP H07249564A
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JP
Japan
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stage
model
target position
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moving
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Withdrawn
Application number
JP4225194A
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English (en)
Inventor
Toshio Ueda
稔夫 上田
Susumu Makinouchi
進 牧野内
Kazuaki Saeki
和明 佐伯
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP4225194A priority Critical patent/JPH07249564A/ja
Publication of JPH07249564A publication Critical patent/JPH07249564A/ja
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動ストロークの全範囲で所望の制御特性で
位置決め動作を制御し、位置決め精度を向上する。 【構成】 減算手段28から供給される目標位置xsと
計測された座標x(k)との偏差より、積分手段30で
制御量u2(k)が求められ、制御量u2(k)とゲイ
ン乗算手段37からの制御量u1ij(k)との偏差より
なる制御量u(k)がX軸駆動系34に供給され、計測
された座標x(k)及び制御量u(k)より状態観測手
段38において求められる状態ベクトル〈χij(k)〉
がゲイン乗算手段37に供給され、状態ベクトルとゲイ
ンベクトル〈Gij〉との内積が制御量u1ij(k)とな
る。目標位置xsに応じてモデルセレクタ39等を介し
て、状態観測手段38内の数値モデル等が変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子、若
しくは液晶表示素子等を製造する際に使用される露光装
置のXYステージ、又は精密工作機械の位置決め用ステ
ージ等に適用して好適なステージ装置に関し、特に所謂
LQ制御又はLQI制御等のデジタル状態フィードバッ
ク方式のサーボ系を用いたステージ装置に好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、レチクル(又はフォトマスク
等)のパターンを感光材が塗布されたウエハ(又はガラ
スプレート等)上に転写するため露光装置として、ウエ
ハの各ショット領域を順次投影光学系の露光フィールド
内に移動させて、各ショット領域に順次レチクルのパタ
ーンを露光するステップ・アンド・リピート方式の縮小
投影型露光装置(ステッパー)が多用されている。斯か
るステッパ等の露光装置では、ウエハを高速且つ正確に
位置決めする必要があるため、目標位置とレーザ干渉計
で計測した座標値とを比較してサーボ系により動作を制
御するXYステージが使用されている。
【0003】斯かるサーボ系として最近では、例えば
「高橋安人:ディジタル制御,pp97〜120 (岩波書店,
1985)」に開示されているように、LQ制御(Linear qu
adratic optimal control)、又はLQ制御に積分制御
(I)を加えたLQI制御等のデジタル状態フィードバ
ック方式のサーボ系が使用されている。例えばXYステ
ージの動作をそのようなデジタル状態フィードバック方
式のサーボ系で制御する場合には、従来は先ずXYステ
ージの位置決め範囲内の例えば中心で、XYステージの
駆動系に供給する制御量(ここでは駆動速度を示す量)
とそのXYステージからの出力量(ここではレーザ干渉
計で計測された座標値)との関係を示す伝達関数を実測
していた。そして、このように実測で得られた伝達関数
を、XYステージの状態方程式の代表モデルとして記憶
していた。
【0004】具体的に従来は、図6に示すように、XY
ステージ上の位置決め範囲(レーザ干渉計の計測値が変
化する範囲)1のX方向の移動ストロークをLX、Y方
向の移動ストロークをLYとして、従来は位置決め範囲
1内のほぼ中央、即ち座標(LX/2,LY/2)の点
にXYステージを位置させた後、その座標を囲む部分領
域2内でXYステージを駆動して、その伝達関数を測定
していた。その部分領域2内での計測結果から求められ
る伝達関数H(s)は、所定の係数a0 〜an及びb0
〜bn を用いて次のように表される。
【0005】
【数1】H(s)=(bn n-1 +bn-1 n-2 +…+
0)/(an n+an-1 n-1 +…+a0) 図7は、(数1)の伝達関数をXYステージの状態方程
式の代表モデルとして、その特性を考慮した従来方式の
制御装置の機能ブロック図であり、この図7はX軸のみ
の制御系を表している。図7において、減算手段3の加
算側入力部に目標位置xsが供給され、減算側入力部に
はXステージシステム6のレーザ干渉計により計測され
た実際のステージのX座標x(k)が供給されている。
以下ではデジタル制御を行っているため、時点tk にお
けるX座標をx(k)で表している。
【0006】減算手段28から出力される目標位置から
の偏差(xs−x(k))が、デジタル方式の積分器4
に供給され、積分器4では、その偏差を積分し、積分結
果から時点tk における制御量u2(k)を求める。積
分器4における積分動作により、計測された座標x
(k)と目標位置xsとの定常偏差がキャンセルされ
る。制御量u2(k)とは、ここではその偏差を0にす
るために駆動モータに供給される駆動速度に対応するも
のである。制御量u2(k)は、減算手段5の加算側入
力部に供給され、減算手段5の減算側入力部にはゲイン
乗算器8から状態量u1(k)が供給され、減算手段5
により求められた制御量u(k)(=u2(k)−u1
(k))がXステージシステム6内の駆動系、及びXス
テージの状態観測器(オブザーバ)7に供給されてい
る。
【0007】状態観測器7には、Xステージシステム6
内のレーザ干渉計により計測された座標x(k)も供給
されている。状態観測器7内には、(数1)の伝達関数
で表されるXYステージの状態方程式が代表モデルとし
て記憶され、状態観測器7は、実際のXステージシステ
ム6とソフトウェア上で全く同じ動作をする。状態観測
器7では、その代表モデルに基づいてXステージシステ
ム6内の状態量(特定の部材の変位、又は特定の部材の
状態の変化量等)の集合である状態ベクトル〈χ
(k)〉を推定し、この推定した状態ベクトル〈χ
(k)〉をゲイン乗算器8に供給する。ゲイン乗算器8
では、供給された状態ベクトル〈χ(k)〉と、上述の
代表モデルに対応する制御則に応じて定まるゲインベク
トル〈G〉との内積演算により制御量u1(k)を求
め、この制御量u1(k)を減算手段5に供給する。
【0008】即ち、従来例では、目標位置xsと計測さ
れた座標x(k)との間に定常偏差が生じないように、
積分器4が設けられ、更に、状態観測器7から出力され
る状態ベクトルをあたかもXステージシステム6から出
力された状態ベクトルとして扱い、その状態ベクトル
と、ゲイン乗算器8内の制御則(ゲインベクトル)とか
ら制御量u1(k)を決定している。そして、最終的に
積分器4から出力される制御量u2(k)と、ゲイン乗
算器8から出力される制御量u1(k)との差分により
Xステージシステム6が駆動されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
XYステージでは、XYステージの状態方程式のモデル
(代表モデル)を測定した領域、つまり、X軸及びY軸
の中央部においては、駆動機構に過度の負荷をかけるこ
となく、且つ高速に位置決めを実行できる。しかしなが
ら、位置決めの目標位置が、その代表モデルを測定した
中央部から離れれば離れる程、実物のXYステージの特
性が代表モデルの特性から外れ、制御性能が劣化し、結
果として位置決め精度が悪化するという不都合があっ
た。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、移動ストローク
の全範囲で所望の制御特性(例えば負荷特性、又は速度
特性等)で位置決め動作を制御でき、結果として位置決
め精度を向上できるステージ装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による第1のステ
ージ装置は、位置決め対象物が載置される移動ステージ
(17)と、この移動ステージを移動方向(X方向)に
駆動する駆動手段(19)と、その移動方向の移動ステ
ージ(17)の位置を計測する位置計測手段(26)と
を有し、この位置計測手段により計測された位置に基づ
いて駆動手段(19)を介して移動ステージ(17)を
駆動するステージ装置において、その移動方向の移動ス
テージ(17)の位置決め範囲(1)を分割して得られ
た複数の区間(BA)にそれぞれ対応させて、駆動手段
(19)を介して移動ステージ(17)を駆動する際の
複数の状態方程式のモデルを記憶した記憶手段(40)
を有する。
【0012】更に本発明は、移動ステージ(17)の移
動方向の目標位置を入力する目標位置入力手段(29)
と、記憶手段(40)に記憶されたそれら複数の状態方
程式のモデルから1つの状態方程式のモデルを読み出す
モデル選択手段(30)と、目標位置入力手段(29)
より入力された目標位置と位置計測手段(26)により
計測された位置との差分から、モデル選択手段(39)
により選択された状態方程式のモデルに応じて定められ
る補正量を減じて駆動手段(19)の制御量を求め、こ
のように求めた制御量を駆動手段(19)に供給する制
御量算出手段(28,36〜38)と、を有するもので
ある。
【0013】この場合、制御量算出手段(28,36〜
38)は、目標位置入力手段(29)より入力された目
標位置と位置計測手段(26)により計測された位置と
の差分から、モデル選択手段(39)により選択された
状態方程式のモデルの状態量に所定のゲインを乗じて得
られる補正量を減じて駆動手段(19)の制御量を求め
ることが望ましい。
【0014】また、モデル選択手段(39)は、それら
複数の状態方程式のモデルから、移動ステージ(17)
の位置決め範囲(1)を分割して得られた複数の区間
(BA)中で目標位置入力手段(29)より入力された
目標位置の属する区間(BAij)に対応する状態方程式
のモデルを読み出すことが望ましい。また、本発明によ
る第2のステージ装置は、その第1のステージ装置にお
いて、その駆動手段を移動ステージ(17)に設けられ
たナット(21)とこのナットに螺合された送りねじ
(20)とを備え、この送りねじを回転させて移動ステ
ージ(17)を移動方向に駆動する送りねじ方式の駆動
手段(19,20,21)より構成し、その記憶手段
(45)では、その駆動手段の送りねじ(20)の1回
転の回転角度を分割して得られた複数の角度区間(θ1
〜θ6)にそれぞれ対応させて、その駆動手段を介して
移動ステージ(17)を駆動する際の複数の状態方程式
のモデルを記憶するようにしたものである。
【0015】この第2のステージ装置においても、制御
量算出手段(28,36〜38)は、目標位置入力手段
(29)より入力された目標位置と位置計測手段(2
6)により計測された位置との差分から、モデル選択手
段(44)により選択された状態方程式のモデルの状態
量に所定のゲインを乗じて得られる補正量を減じてその
駆動手段(19,20,21)の制御量を求めることが
望ましい。
【0016】
【作用】斯かる本発明の第1のステージ装置によれば、
移動ステージ(XYステージ中のXステージ等)の位置
決め範囲(1)を複数の区間(ブロック)に分け、移動
ステージ(17)の状態方程式(伝達特性)をそれら各
区間毎に数値モデル化して記憶手段(40)に記憶させ
ることにより、移動ステージの場所毎に微妙に異なる伝
達特性を詳細に捉える。制御技術の分野で古典制御と称
される技術(PID制御等)を応用する際には、このよ
うな詳細モデルはあまり有効ではない。しかし、LQ制
御やLQI制御のように現代制御を応用したデジタル状
態フィードバック制御を用いる場合は、そのような詳細
モデルが効果的である。
【0017】即ち、デジタル状態フィードバック制御を
用いる際に、移動方向(X方向)の全範囲を1つの数値
モデルでカバーすると、実際の移動ステージの状態と数
値モデルの状態との誤差が大きくなる領域では、制御量
算出手段における制御ゲインを意図したほど上げられ
ず、精度劣化を引き起こす。それに対して、本発明のよ
うに位置決め範囲(1)を複数の区間に分け、各区間毎
の数値モデルを持つことで、実際の移動ステージの状態
と数値モデルの状態との誤差を小さくすることが可能と
なった。このため、所望の制御特性(例えば負荷特性、
又は速度特性等)で位置決め動作を制御でき、結果とし
て位置決め精度が向上する。
【0018】また、制御量算出手段(28,36〜3
8)が、目標位置入力手段(29)より入力された目標
位置と位置計測手段(26)により計測された位置との
差分から、モデル選択手段(39)により選択された状
態方程式のモデルの状態量に所定のゲインを乗じて得ら
れる補正量を減じて駆動手段(19)の制御量を求める
場合、各区間毎の数値モデルを持つことにより、従来の
1つの代表モデルで制御をする方式よりも高いゲインを
設定でき、位置決めに要する時間を短縮し、且つ位置決
め精度を向上させることができる。
【0019】更に、例えば本発明をステッパー等の露光
装置のXYステージに適用した場合、移動ステージ(1
7)は通常ステッピング動作により、一連の位置決め点
に順次移動する。そこで、このような場合には、モデル
選択手段(39)により、順次移動ステージ(17)の
目標位置が属する区間に対応する数値モデル(状態方程
式のモデル)を読み出す。これにより、一連の位置決め
がそれぞれ高精度に行われる。
【0020】次に、本発明の第2のステージ装置では、
送りねじ方式で移動ステージ(17)が駆動される。一
般に送りねじ方式では、送りねじ(20)の製造誤差又
は取り付け時の偏心等により、送りねじ(20)の回転
角によってステージ装置(17)の伝達関数等の状態方
程式のモデルが異なったものになる。そこで、送りねじ
(20)の1回転を複数の角度区間に分割し、各角度区
間毎に移動ステージ(17)の状態方程式を数値モデル
化して記憶手段(45)に記憶させる。これにより、デ
ジタル状態フィードバック方式で制御を行う場合に、実
際の移動ステージの状態と数値モデルの状態との誤差を
小さくでき、結果として位置決め精度が向上する。
【0021】また、例えば露光装置のXYステージに適
用した場合には、移動ステージ(17)が目標位置に設
定されたときの送りねじ(20)の回転角が属する角度
区間に対応する数値モデルを読み出す。これにより、一
連の位置決めがそれぞれ高精度に行われる。更に、この
場合でも、制御量算出手段(28,36〜38)が、目
標位置入力手段(29)より入力された目標位置と位置
計測手段(26)により計測された位置との差分から、
モデル選択手段(44)により選択された状態方程式の
モデルの状態量に所定のゲインを乗じて得られる補正量
を減じて駆動手段(19,20,21)の制御量を求め
る場合、各区間毎の数値モデルを持つことにより、従来
の1つの代表モデルで制御をする方式よりも高いゲイン
を設定でき、位置決めに要する時間を短縮し、且つ位置
決め精度を向上させることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明によるステージ装置の第1実施
例につき図1〜図4を参照して説明する。本実施例は、
ステップ・アンド・リピート方式でウエハを位置決めし
て露光を行うステッパー方式の投影露光装置のXYステ
ージに本発明を適用したものである。
【0023】図1は本実施例の投影露光装置を示し、こ
の図1において、露光時には照明光学系11からの露光
光ILが、レチクル12のパターン領域を照明する。レ
チクル12はレチクルホルダ13上に保持され、露光光
ILのもとで、レチクル12のパターンが、投影光学系
14を介してウエハ15上の各ショット領域に投影露光
される。投影光学系14の光軸に平行にZ軸を取り、Z
軸に垂直な面内で図1の紙面に平行にX軸を取り、図1
の紙面に垂直にY軸を取る。
【0024】ウエハ15は、Yステージ16、及びXス
テージ17を介してベース18上に載置され、Xステー
ジ17はベース18に対して駆動モータ19及び送りね
じ20を介してX方向に駆動され、Yステージ16はX
ステージ17に対して不図示の駆動モータ及び送りねじ
によりY方向に駆動される。図2は、Xステージ17と
送りねじ20との係合関係を示し、この図2に示すよう
に、Xステージ17の底面側に主ナット21が固定さ
れ、主ナット21にX軸方向に伸びた送りねじ20が螺
合している。また、主ナット21に対してばね等の弾性
部材24を介して副ナット22が結合され、この副ナッ
ト22に対しても送りねじ20が螺合している。送りね
じ20としてはボールねじ等が使用でき、図1の駆動モ
ータ19を介して送りねじ20を所定方向又はこれと逆
の方向に回転させることにより、主ナット21を介して
Xステージ17が+X方向又は−X方向に移動する。
【0025】図1に戻り、駆動モータ19には回転速度
に応じた信号を出力するタコジェネレータ23が設けら
れている。また、Yステージ16上にX軸用の移動鏡2
5、及び不図示のY軸用の移動鏡が固定され、移動鏡2
5、及び外部に設置されたX軸用のレーザ干渉計(以
下、「X軸干渉計」という)26によりXステージ17
の時点tk におけるX座標x(k)が計測され、不図示
のY軸干渉計によりYステージ16のY座標が計測さ
れ、計測されたX座標x(k)及びY座標は、主制御系
27に供給される。
【0026】そのXステージ17及びYステージ16よ
りXYステージが構成されているが、Yステージ16の
駆動系はXステージ17の駆動系と同様に構成されてい
る。そこで、以下ではXステージ17の駆動系及び駆動
方法につき説明する。主制御系27はコンピュータを含
んで構成され、主制御系27は機能ブロック図で表わさ
れている。X軸干渉計26で計測されたXステージ17
のX座標x(k)が、デジタルデータとして主制御系2
7内の減算手段28の減算側入力部に供給され、主制御
系27内ではデジタル処理が行われる。
【0027】また、目標位置設定手段29から減算手段
28の加算側入力部に、Xステージ17の目標位置x
s、即ちウエハ15上のこれから露光するショット領域
をレチクル12のパターンの投影位置(露光位置)に設
定するためのX座標が供給される。減算手段28から出
力される目標位置xsに対する偏差(xs−x(k))
が、積分手段30に供給され、積分手段30は、その偏
差の積分値に対応する制御量u2(k)を求め、この制
御量u2(k)を制御量演算部31に供給する。制御量
u2(k)は、駆動モータ19の駆動速度に対応する初
期の制御量である。制御量演算部31には、目標位置x
sの情報も供給され、制御量演算部31が駆動モータ1
9の駆動速度に対応する最終的な制御量u(k)を算出
する。この制御量u(k)は、所定間隔のサンプリング
時間t1,t2,t3,…毎に連続して算出される。
【0028】その制御量u(k)が、主制御系27の外
部のデジタル/アナログ(D/A)変換器32を介して
アナログの速度信号AUに変換されて、サーボ駆動回路
33に供給される。サーボ駆動回路33では、タコジェ
ネレータ23からの回転速度信号MUとその速度信号A
Uとを比較し、その回転速度信号MUがその速度信号A
Uに合致するように駆動モータ19に駆動信号SUを供
給する。これにより、Xステージ17が目標位置xsに
向けて駆動される。次に、制御量演算部31の詳細な構
成につき図3を参照して説明する。
【0029】図3は、図1の制御量演算部31、及びこ
の周辺の制御系の構成を示し、この図3において、X軸
駆動系34は、図1のD/A変換器32、サーボ駆動回
路33、駆動モータ19及びタコジェネレータ23を含
む駆動系であり、このX軸駆動系34及びX軸干渉計2
6よりXステージシステム35が構成されている。この
場合、積分手段30からの制御量u2(k)が減算手段
36の加算側入力部に供給され、減算手段36の減算側
入力部にはゲイン乗算手段37から状態量u1 ij(k)
が供給され、減算手段36により求められた制御量u
(k)(=u2(k)−u1ij(k))がXステージシ
ステム35内のX軸駆動系34、及びXステージ用の状
態観測手段38(オブザーバ)38に供給されている。
【0030】状態観測手段38には、X軸干渉計26に
より計測された座標x(k)も供給されている。状態観
測手段38内には、後述のモデルセレクタ39により選
択されたブロックBAijでのXステージシステム35の
状態方程式の数値モデル、即ち(数1)で表される伝達
関数が記憶され、状態観測手段38は、実際のXステー
ジシステム35とソフトウェア上で全く同じ動作をす
る。状態観測手段38では、そのモデルに基づいてXス
テージシステム35内の状態量(特定の部材の変位、又
は特定の部材の状態の変化量等)の集合である状態ベク
トル〈χij(k)〉を推定し、この推定した状態ベクト
ル〈χij(k)〉をゲイン乗算手段37に供給する。ゲ
イン乗算手段37では、供給された状態ベクトル〈χij
(k)〉と、上述のブロックBAijでのモデルに対応す
る制御則に応じて定まるゲインベクトル〈Gij〉との内
積演算により制御量u1ij(k)を求め、この制御量u
ij(k)を減算手段36に供給する。
【0031】次に、本実施例では目標位置設定手段29
から出力されるX座標の目標位置xS及びY座標の目標
位置ysがモデルセレクタ39に供給され、モデルセレ
クタ39では供給された目標位置が属するブロックの番
号(i,j)をブロック別モデル記憶手段40に供給す
る。このブロック別モデル記憶手段40には、ブロック
番号別に、Xステージシステム35の状態方程式の数値
モデル、及びその数値モデルに最適なゲインベクトルが
記憶され、ブロック別モデル記憶手段40はモデルセレ
クタ39に選択された状態方程式の数値モデル、及びそ
の数値モデルに最適なゲインベクトルを、それぞれモデ
ル変更手段41及び制御則書換手段42に供給する。モ
デル変更手段41は、供給された状態方程式の数値モデ
ルで状態観測手段38内の数値モデルを変更し、制御則
書換手段42は供給されたゲインベクトルでゲイン乗算
手段37内のゲインベクトルを書き換える。状態観測手
段38、及びゲイン乗算手段37ではそれぞれ変更及び
書き換えられた情報に基づいて動作する。
【0032】更に、図3では不図示であるが、制御量演
算部31と並行に、目標位置xsと計測された座標x
(k)との偏差に基づいて、従来の古典的制御方式(例
えばPID制御)でX軸駆動系34の制御量u(k)を
求める演算部が設けられている。また、その制御量演算
部31の制御量と古典的制御方式の演算部の制御量とを
切り換えてX軸駆動系34に供給する切り替え手段も設
けられている。
【0033】次に、本実施例における位置決め動作の一
例につき説明する。先ず、図1のXステージ17及びY
ステージ16により位置決め範囲、即ちX軸干渉計26
の計測座標値、及びY軸干渉計(不図示)の計測座標値
が変化する範囲を、図4の位置決め範囲1とする。位置
決め範囲1は、X方向の移動ストロークがLX、Y方向
の移動ストロークがLYの領域である。
【0034】その位置決め範囲1をX方向にピッチΔ
X、Y方向にピッチΔYで縦横に多数のブロックB
11,BA12,…,BA21,…に分割する。ピッチΔX
及びΔYは例えば10mmである。そして、各ブロック
BAij(i=1,2,…;j=1,2,…)の中心でそ
れぞれ、図1のXステージ17及びYステージ16の伝
達関数を実際に測定する。具体的に、図3のX軸駆動系
34に対してステップ的な制御量u(k)を供給し、こ
のときにX軸干渉計26から出力される座標値の変化を
観測して伝達関数の数値モデルを求める。図4の各ブロ
ックBAij毎に求めた伝達関数をそれぞれHij(s)と
する。これら伝達関数Hij(s)はそれぞれ(数1)で
係数a0 〜an 及びb0 〜bn の値に所定の値を代入し
た形式である。
【0035】更に、各伝達関数Hij(s)の数値モデル
からそれに対応する最適な制御則、即ち状態量に対する
最適なゲインベクトル〈Gij〉を、LQ制御(Linear qu
adratic optimal control)方式で計算する。本実施例で
は、各ブロックBAij毎に最適なゲインベクトルを計算
すればよいため、ゲインベクトルの値を大きくできるよ
うになっている。このようにして求めた伝達関数H
ij(s)の数値モデル、及びゲインベクトル〈Gij〉を
対にして、ブロック別モデル記憶手段40のブロックB
ij用の記憶部に記憶させておく。
【0036】次に、図4の(i,j)番目のブロックB
ij内の目標位置(xs,ys)にXステージ17及び
Yステージ16の座標を位置決めするものとして、Xス
テージ17を次のように駆動する。先ず、図3の目標位
置設定手段29から目標位置xsを減算手段28に供給
し、並行して目標位置xs及びysをモデルセレクタ3
9に供給する。
【0037】そして、目標位置xsと実際にX軸干渉計
26で計測される座標x(k)との偏差の絶対値が大き
い範囲では、X軸駆動系34を不図示の古典的制御方式
の演算部で求められた制御量で制御する。この間は、X
ステージ17の位置決め精度を高める必要はないので、
Xステージ17の動作を制御する主制御系27には充分
な空き時間が存在する。この空き時間を利用して、モデ
ルセレクタ39が、ブロック別モデル記憶手段40から
ブロックBAijに対応する伝達関数Hij(s)の数値モ
デル、及びゲインベクトル〈Gij〉を読み出し、それぞ
れモデル変更手段41、及び制御則書換手段42に供給
する。そして、モデル変更手段41が状態観測手段38
内の数値モデルを伝達関数Hij(s)の数値モデルで変
更し、且つ制御則書換手段42がゲイン乗算手段37内
のゲインベクトルをゲインベクトル〈Gij〉で置き換え
る。
【0038】その後、目標位置xsと実際に計測される
座標x(k)との偏差の絶対値が所定値以下となったと
き、即ち位置決め精度が必要な最終位置決め段階で、そ
の図3の制御量演算部31の制御量u(k)をX軸駆動
系34に切り換えて供給するようにする。これにより、
実際の目標位置xsでの数値モデルに近い伝達関数H ij
(s)の数値モデルに基づいて、デジタル状態フィード
バック制御方式で位置決めが行われる。この場合、実際
の数値モデルに近いモデルが使用されるため、ゲインベ
クトル〈Gij〉内の各ゲイン要素の値を大きくでき、位
置決め精度を向上できる。また、位置決めが完了するま
での時間を短縮できる。
【0039】なお、上述実施例では古典的制御方式と図
3の制御量演算部31に基づいた制御方式とを切り換え
ているが、最初から最後まで図3の制御量演算部31に
基づいたデジタル状態フィードバック制御方式で制御を
行ってもよい。次に、本発明の第2実施例につき図5を
参照して説明する。図5において図1〜図3に対応する
部分には同一符号を付してその詳細説明を省略する。本
実施例でも、図1の実施例と同様に送りねじ方式でXス
テージ17を駆動するものとする。一般に、図1におい
て、送りねじ20の回転運動を主ナット21等の変換部
材を用いてXステージ17の直進運動に変換するステー
ジシステムにおいては、送りねじ20等の製造誤差や取
り付け時の偏心などによって、送りねじ20の回転角に
応じてステージ装置の伝達特性の変化が生じる場合があ
る。
【0040】このような場合には、図5(a)に示すよ
うに、送りねじ20の1回転をN個(図5(a)ではN
=6)の角度区間θ1〜θ6に分割する。そして、各角
度区間θi(i=1,2,…)の中央の角度で、それぞ
れ図3のXステージシステム35の伝達関数Hi(s)の
数値モデルを実測し、この数値モデルに対応するゲイン
ベクトル〈Gi 〉を算出する。
【0041】図5(b)は本実施例の制御量演算部の要
部及び目標位置設定手段29を示し、この図5(b)に
おいて、角度別モデル記憶手段45内の角度区間θiに
対応する記憶領域にそれぞれ伝達関数Hi(s)の数値モ
デル、及びゲインベクトル〈Gi 〉を記憶させる。ま
た、目標位置設定手段29から供給される目標位置xs
を角度変換手段43に供給し、角度変換手段43はその
目標位置xsでの送りねじ20の回転角度を算出し、こ
の回転角度をモデルセレクタ44に供給し、モデルセレ
クタ44は、その回転角度が属する角度区間の番号iを
角度別モデル記憶手段45に供給する。これに応じて、
角度別モデル記憶手段45は、読み出した伝達関数H
i(s)の数値モデル、及びゲインベクトル〈Gi 〉をそ
れぞれ図3のモデル変更手段41、及び制御則書換手段
42に供給する。それ他の構成は第1実施例と同様であ
る。
【0042】本実施例によれば、送りねじ20の回転角
度に応じて、実際の伝達関数の数値モデルに近いモデル
に基づいて制御が行われるため、送りねじ20の回転角
度に拘らず高精度に位置決め制御が行われる。なお、上
述実施例では、送りねじ方式の駆動機構が使用されてい
るが、例えばリニアモータ方式でステージを駆動する場
合にも、本発明を同様に適用することにより、位置決め
精度を向上することができる。
【0043】また、図3において、積分手段30は、目
標位置xsと実際に計測された座標x(k)との定常偏
差を相殺するために使用されているが、その積分手段3
0は必ずしも設ける必要はない。積分手段30がないと
きには、LQ制御となり、積分手段30があるときには
LQI制御となる。このように本発明は上述実施例に限
定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成
を取り得る。
【0044】
【発明の効果】本発明の第1のステージ装置によれば、
移動ステージの位置決め範囲を分割して得られる複数の
区間に対応して、それぞれ移動ステージを駆動する際の
状態方程式のモデルを計測して記憶しているため、位置
決め時に最も近いモデルを選択することにより、デジタ
ル状態フィードバック制御などの現代制御を応用して移
動ステージを制御する際の、状態方程式のモデル(数値
モデル)と実際の移動ステージの動作との一致度が向上
している。従って、移動ストロークの全範囲で所望の制
御特性で位置決め動作を制御でき、結果として位置決め
精度を向上できる利点がある。
【0045】また、制御量算出手段が、目標位置と位置
計測手段により計測された位置との差分から、モデル選
択手段により選択された状態方程式のモデルの状態量に
所定のゲインを乗じて得られる補正量を減じて駆動手段
の制御量を求める場合には、従来のように1つの数値モ
デルを用いる場合に比べて、実際の移動ステージの動作
と数値モデルの動作とが、より広範囲で小さい誤差内で
一致するようになっている。従って、デジタル状態フィ
ードバック制御を行う際のゲインを大きくでき、位置決
め精度が向上すると共に、対外乱性能が向上する。
【0046】また、モデル選択手段が、目標位置の属す
る区間に対応する状態方程式のモデルを読み出す場合に
は、状態方程式のモデルを次々に切り換える場合に比べ
て制御が容易であり、且つ最終的な位置決め精度を最も
高くできる。次に、第2のステージ装置によれば、送り
ねじの回転角度に最も近いモデルを選択することによ
り、デジタル状態フィードバック制御等を応用して移動
ステージを制御する際の、状態方程式のモデル(数値モ
デル)と実際の移動ステージの動作との一致度が向上し
ている。従って、送りねじの回転角度によってステージ
の伝達特性が大きく変わるような場合でも、移動ストロ
ークの全範囲で位置決め精度を向上できる利点がある。
【0047】また、第2のステージ装置においても、制
御量算出手段が、目標位置と位置計測手段により計測さ
れた位置との差分から、モデル選択手段により選択され
た状態方程式のモデルの状態量に所定のゲインを乗じて
得られる補正量を減じて駆動手段の制御量を求める場合
には、デジタル状態フィードバック制御を行う際のゲイ
ンを大きくでき、位置決め精度が向上すると共に、対外
乱性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるステージ装置の第1実施例が適用
された投影露光装置を示す概略構成図である。
【図2】図1中の送りねじ20とXステージ17との係
合関係を示す要部の拡大図である。
【図3】図1中のステージの制御系の構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図4】第1実施例のステージの位置決め範囲、及びこ
の位置決め範囲を分割したブロックの配列を示す平面図
である。
【図5】(a)は本発明の第2実施例において、送りね
じの1回転を分割した複数の角度区間を示す図、(b)
はその第2実施例のステージの制御系の要部を示す機能
ブロック図である。
【図6】従来のステージの位置決め範囲を示す図であ
る。
【図7】従来のステージ装置の制御系の構成を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
1 位置決め範囲 11 照明光学系 12 レチクル 14 投影光学系 15 ウエハ 16 Yステージ 17 Xステージ 18 ベース 19 駆動モータ 20 送りねじ 26 X軸干渉計 27 主制御系 29 目標位置設定手段 30 積分手段 31 制御量演算部 37 ゲイン乗算手段 38 Xステージ用の状態観測手段(オブザーバ) 39 モデルセレクタ 40 ブロック別モデル記憶手段 44 モデルセレクタ 45 角度別モデル記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 3/00 A 7609−3H 3/12 305 V 7609−3H H01L 21/68 K F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め対象物が載置される移動ステー
    ジと、該移動ステージを移動方向に駆動する駆動手段
    と、前記移動方向の前記移動ステージの位置を計測する
    位置計測手段とを有し、前記位置計測手段により計測さ
    れた位置に基づいて前記駆動手段を介して前記移動ステ
    ージを駆動するステージ装置において、 前記移動方向の前記移動ステージの位置決め範囲を分割
    して得られた複数の区間にそれぞれ対応させて、前記駆
    動手段を介して前記移動ステージを駆動する際の複数の
    状態方程式のモデルを記憶した記憶手段と;前記移動ス
    テージの前記移動方向の目標位置を入力する目標位置入
    力手段と;前記記憶手段に記憶された前記複数の状態方
    程式のモデルから1つの状態方程式のモデルを読み出す
    モデル選択手段と;前記目標位置入力手段より入力され
    た目標位置と前記位置計測手段により計測された位置と
    の差分から、前記モデル選択手段により選択された状態
    方程式のモデルに応じて定められる補正量を減じて前記
    駆動手段の制御量を求め、該求めた制御量を前記駆動手
    段に供給する制御量算出手段と;を有することを特徴と
    するステージ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御量算出手段は、前記目標位置入
    力手段より入力された目標位置と前記位置計測手段によ
    り計測された位置との差分から、前記モデル選択手段に
    より選択された状態方程式のモデルの状態量に所定のゲ
    インを乗じて得られる補正量を減じて前記駆動手段の制
    御量を求めることを特徴とする請求項1記載のステージ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記モデル選択手段は、前記複数の状態
    方程式のモデルから、前記移動ステージの位置決め範囲
    を分割して得られた複数の区間中で前記目標位置入力手
    段より入力された目標位置の属する区間に対応する状態
    方程式のモデルを読み出すことを特徴とする請求項1又
    は2記載のステージ装置。
  4. 【請求項4】 位置決め対象物が載置される移動ステー
    ジと;該移動ステージに設けられたナットと該ナットに
    螺合された送りねじとを備え、該送りねじを回転させて
    前記移動ステージを移動方向に駆動する送りねじ方式の
    駆動手段と;前記移動方向の前記移動ステージの位置を
    計測する位置計測手段と;を有し、前記位置計測手段に
    より計測された位置に基づいて前記駆動手段を介して前
    記移動ステージを駆動するステージ装置において、 前記駆動手段の前記送りねじの1回転の回転角度を分割
    して得られた複数の角度区間にそれぞれ対応させて、前
    記駆動手段を介して前記移動ステージを駆動する際の複
    数の状態方程式のモデルを記憶した記憶手段と;前記移
    動ステージの前記所定の方向の目標位置を入力する目標
    位置入力手段と;前記記憶手段に記憶された前記複数の
    状態方程式のモデルから1つの状態方程式のモデルを読
    み出すモデル選択手段と;前記目標位置入力手段より入
    力された目標位置と前記位置計測手段により計測された
    位置との差分から、前記モデル選択手段により選択され
    た状態方程式のモデルに応じて定められる補正量を減じ
    て前記駆動手段の制御量を求め、該求めた制御量を前記
    駆動手段に供給する制御量算出手段と;を有することを
    特徴とするステージ装置。
  5. 【請求項5】 前記制御量算出手段は、前記目標位置入
    力手段より入力された目標位置と前記位置計測手段によ
    り計測された位置との差分から、前記モデル選択手段に
    より選択された状態方程式のモデルの状態量に所定のゲ
    インを乗じて得られる補正量を減じて前記駆動手段の制
    御量を求めることを特徴とする請求項4記載のステージ
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6668202B2 (en) 2001-11-21 2003-12-23 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Position control system and velocity control system for stage driving mechanism
WO2012057219A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 株式会社牧野フライス製作所 工作機械の数値制御方法及び数値制御装置

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