JPH0724640Y2 - 超音波ポンプの固定構造 - Google Patents

超音波ポンプの固定構造

Info

Publication number
JPH0724640Y2
JPH0724640Y2 JP11058489U JP11058489U JPH0724640Y2 JP H0724640 Y2 JPH0724640 Y2 JP H0724640Y2 JP 11058489 U JP11058489 U JP 11058489U JP 11058489 U JP11058489 U JP 11058489U JP H0724640 Y2 JPH0724640 Y2 JP H0724640Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
pump
ring
ultrasonic pump
ultrasonic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11058489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0349400U (ja
Inventor
康宏 小木曽
Original Assignee
日本理器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本理器株式会社 filed Critical 日本理器株式会社
Priority to JP11058489U priority Critical patent/JPH0724640Y2/ja
Publication of JPH0349400U publication Critical patent/JPH0349400U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0724640Y2 publication Critical patent/JPH0724640Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、噴霧装置における噴霧器として使用
される超音波ポンプをハウジングに固定するための固定
構造の改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種の超音波ポンプをハウジングに固定する手
段としては、例えば、実開昭63-193799号公報に記載さ
れているように、圧電素子の外周に被覆した防水用被覆
体の外周につば若しくは突片を設け、これらを使用して
ボルト、ナット等の止着部材により超音波ポンプをハウ
ジングに取付ける手段が知られている。
(考案が解決しようとする課題) 然るに、上記従来例の場合は、防水用被覆体と一体的に
形成された特定構造の専用の部材が必要であるためコス
ト高なって不経済であると共に、取付けに際しては、つ
ば若しくは突片に設けた複数の取付孔をハウジング側に
設けた複数の通孔に合致させ、両孔にボルトを挿通した
ナット締めを行なう必要があるため取付け作業が著しく
煩雑であると言った問題がある。
本考案は、上記の問題を解決することを課題として開発
されたもので、市販のOリングを利用することにより簡
便且つ確実に超音波ポンプをハウジングに取付けること
ができる超音波ポンプの固定構造を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するための手段として、本考案では、
軸体に軸装した超音波ポンプの圧電素子、電極板等を上
下から加圧固定する部材のうちの少なくとも一方の加圧
固定部材の周面に嵌合溝を設けると共に、該超音波ポン
プを装設するハウジングの内面適所に段部を設け、上記
嵌合溝と段部との間にOリングを圧入介在させて、この
Oリングにより超音波ポンプをハウジングに弾着固定さ
せるように構成したことを特徴とする超音波ポンプの固
定構造を開発し、採用した。
(作用) 上記のように構成された加圧固定部材の嵌合溝とハウジ
ングの内面に設けた段部を対向させ、その間にOリング
圧入介在させると、Oリングの有する弾性により超音波
ポンプはハウジングに弾着固定されて妄動することがな
い。また、超音波ポンプが所要の機能を発揮するに必要
な超音波ポンプの軸方向の振動作用に対しては、Oリン
グの弾性がその振動作用を阻害しないように作用し、か
つ、ハウジング側へ伝播する振動はOリングの弾性によ
り、吸収される為、ハウジング側に悪影響を及ぼさない
ように作用する。また、ハウジングの内部と該ハウジン
グの上部に配置される、例えば噴霧筒などの部材の内部
はOリングにより隔絶され、ポンプ軸の細孔以外の個所
では連通することがないので、隔絶による利点を発揮す
るように作用する。
(実施例) 以下に、本考案のいくつかの実施例を各添付図面に基づ
いて説明する。
第1図は実施例1を示しており、図において、1は噴霧
装置における霧化粒子発生用の超音波ポンプであって、
下端に液吸い上げ口2を備えると共に、上端に霧化粒子
発生口3を備え、且つ外周にネジ4を備えた細管状の軸
体5の中間部外周に複数枚の圧電素子6と電極板7を交
互に積層し、更に、この積層体の上下にナットから成る
加圧固定部材8a、8bを螺挿し、この上下の加圧固定部材
8a、8bにより積層体を締着一体化して構成されており、
この実施例では、下方の加圧固定部材8bの外周面に嵌合
溝9が形成してある。而して、中間の電極板7と上下の
電極板7、7の間に高周波電圧を印加して各電圧素子6
に電歪振動を発生させ、軸体5を変換媒体として電歪振
動を増巾拡大して軸体5に超音波振動を発生させ、この
超音波振動により液吸い上げ口2から液体を吸い上げ、
これを霧化して霧化粒子発生口3から噴霧させるように
構成されている。
次に、10は上記超音波ポンプ1を収容装設するためのハ
ウジングであって、この実施例では、円筒体11の下方開
放部に底板12を嵌着すると共に、上方開放部に、内周面
に支受用の段部13を周設した環状の支持板14を嵌着して
構成されており、図において、15はシール用Oリング、
Lはハウジング10内に貯留した霧化用の液を示してい
る。
而して、上記のように構成した超音波ポンプ1をハウジ
ング10内に挿入し、超音波ポンプ1の下方の加圧固定部
材8bの嵌合溝9とハウジング10の段部13との間に弾質材
から成るOリング16を圧入介在させて、該Oリング16の
弾性により超音波ポンプ1をハウジング10に弾着固定し
たものである。
なお、上記Oリングを圧入介在させるには、通常は、超
音波ポンプ1の加圧固定部材8bの嵌合溝9内にOリング
16を予め嵌着した後に、ポンプ1をハウジング10内に挿
入し、該Oリング16をハウジング10の段部13側に向って
圧入係号させて行なうのであるが、それとは逆に、ハウ
ジング10の段部13上に予めOリング16を載置しておき、
次いでハウジング10内に超音波ポンプ1を挿入して、そ
の加圧固定部材8bの嵌合溝9内にOリング16を圧入して
もよく、両部材間へのOリング16の圧入介在手段は特に
限定されるものではない。
上記のように、Oリング16を介してハウジング10に取付
けられ超音波ポンプ1は、Oリング16の弾性によりハウ
ジング10に弾着固定されるので、超音波振動により妄動
するおそれがなく、また、超過音波ポンプ1の振動はO
リング16の弾性により吸収されてハウジング側に伝播す
ることがないので、振動による悪影響をハウジング側に
及ぼすことがないことは勿論、超音波ポンプ1自体の所
定の振動作用にも悪影響を及ぼすことがなく、所期の超
音波ポンプの機能を正常に発揮できる。また、ハウジン
グ10の内部と該ハウジングの上部に連設される噴霧筒
(図示せず)などの内部はOリング16により隔絶され、
ポンプの軸体5の細孔以外の個所では連通することがな
いので、隔絶作用による諸種の利点があると共に、特
に、この実施例によれば、超音波ポンプ1の圧電素子6
及び電極板7はハウジング10内の液Lと完全に隔絶され
ているので、液の濡着に起因する圧電素子6及び電極板
7の機能低下を来たすことがない。
次に、第2図は本考案の実施例2を示しており、この実
施例では、ナットから成る上下の加圧固定部材8a、8bの
うちの上方の加圧部材8aの周面に嵌合溝9を設けた点、
ハウジング10を単体で構成した点、及び上方の加圧固定
部材8aの嵌合溝9とハウジング10の段部13との間にOリ
ング16を介在させると共に、環状のOリング押え板17の
下面に突設した環状の突条18を、Oリング16と段部13の
周壁との間の間隙内に圧入して、Oリング16により超音
波ポンプ1とハウジング10との弾着固定を図った点にお
いて上記実施例1と相違している。この実施例によれ
ば、ハウジング1に対するポンプ1の取付け部が上方に
位置しているため、実施例1に較べてポンプ1の取付け
状態が安定している利点があるが、その反面、ポンプ1
の圧電子6、電極板7とハウジング10内の液Lとの隔絶
は不完全となる。
更に、第3図は本考案の実施例3を示しており、この実
施例では、ナットから成る上下の両加圧固定部材8a、8b
の周面に嵌合溝9、9を夫々設けた点、ハウジング10の
下方に実施例1と同様の固定構造、即ち、ハウジング10
の下方に設けた段部13とポンプ1の下方の加圧固定部材
8bの嵌合溝9との間にOリング16を圧入介在させて、ポ
ンプ1をハウジング10に固定させる構造を採用すると共
に、同時にハウジング10の上方に実施例2と同様の固定
構造、即ち、ハウジング10の上方に設けた段部13とポン
プ1の上方の加圧部材8aの嵌合溝9との間にOリング16
を介在させると共に、環状の押え板17の下面に突設した
環状の突条18を、Oリング16と段部13の周壁との間の間
隙内に圧入して、ポンプ1をハウジング10に固定する構
造を採用した点において、上記実施例1及び2と相違し
ている。この実施例によれば、ポンプ1は上下二個所で
ハウジング10に弾着固定されているため、取付け状態の
安定化を一層向上でき、且つポンプ1の圧電素子6、電
極板7はハウジング10内の液Lと隔絶されるばかりでな
く、ポンプ1の霧化粒子発生口3から発生する霧化粒子
(図示せず)からも隔絶できる利点がある。
更にまた、第4図は本考案の実施例4を示しており、こ
の実施例では、超音波ポンプ1の上下の加圧固定部材8
a、8bのうちの、下方の加圧固定部材8bには通常のナッ
トを用い、上方の加圧固定部材8aは軸体1の上方の一部
を拡径した軸体1と一体の大径部により形成し、この大
径部の周面に嵌合溝9を設けた点で上記各実施例と相違
しており、この嵌合溝9とハウジング10の段部13との間
に、実施例1と同じ状態でOリング16を圧入介在させて
ポンプ1をハウジング10に弾着固定したものである。こ
の実施例によれば、実施例2と略同じ利点を発揮でき
る。
なお、上記実施例において、同一部分には同一符号が付
してある。
以上、本考案の主要な実施例について説明したが、本考
案は上記の実施例に限定されるものではなく、本考案の
要旨を逸脱しない限り、種々の設計変更が可能であるこ
とは当然である。
(考案の効果) 本考案に係る超音波ポンプの固定構造は、軸体に軸装し
た超音波ポンプの圧電素子、電極板等を上下から加圧固
定する部材のうちの少なくとも一方の加圧固定部材の周
面に嵌合溝を設けると共に、該超音波ポンプを装設する
ハウジングの内面適所に段部を設け、上記嵌合溝と段部
との間にOリングを圧入介在させて、このOリングによ
り超音波ポンプをハウジングに弾着固定させるように構
成されているので、次のような諸効果を奏する。
(1) 超音波ポンプとハウジングは、超音波ポンプ側
の嵌合溝とハウジング側の段部との間に介在させた弾性
を有するOリングにより弾着固定されるので、超音波ポ
ンプがその振動作用によりハウジングの所定位置から妄
動するのを確実に防止できる。
(2) 超音波ポンプが機能を発揮するに必要な超音波
ポンプの軸方向の振動作用に対しては、Oリングの弾性
により、その振動作用を阻害しないので、所期の噴霧機
能を確実に達成でき、且つハウジング側へ伝播する振動
はOリングの弾性により、吸収される為、ハウジング側
に悪影響を及ぼさない。
(3) ハウジングの貯液側と、例えば、該ハウジング
の上方の連結される噴霧筒側とは、超音波ポンプの軸体
の細孔部を除いては、Oリングにより隔絶されているの
でハウジング内の貯液の量の程度によっては、超音波ポ
ンプが転倒したりしても貯液が噴霧筒側に流出するおそ
れがない。
(4) 市販のOリングを安価に入手して使用できるの
で、既述した従来の特殊構造から成る専用の固定部材を
使用する場合に較べて格段に安価にポンプをハウジング
に固定できると共に、その取付け作業も著しく簡便容易
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図〜第4図は
夫々本考案の実施例1〜実施例4の縦断正面図である。 (符号の説明) 1……超音波ポンプ、5……軸体、6……圧電素子、7
……電極板、8a・8b……加圧固定部材、9……嵌合溝、
10……ハウジング、13……段部、16……Oリング。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸体に軸装した超音波ポンプの圧電素子、
    電極板等を上下から加圧固定する部材のうちの少なくと
    も一方の加圧固定部材の周面に嵌合溝を設けると共に、
    該超音波ポンプを装設するハウジングの内面適所に段部
    を設け、上記嵌合溝と段部との間にOリングを圧入介在
    させて、このOリングにより超音波ポンプをハウジング
    に弾着固定させるように構成したことを特徴とする超音
    波ポンプの固定構造。
  2. 【請求項2】嵌合溝を設けた加圧固定部材がナットで構
    成されていることを特徴とする請求項(1)に記載の超
    音波ポンプの固定構造。
  3. 【請求項3】一方の加圧固定部材が軸体の大径部で構成
    されており、この加圧固定部材に嵌合溝が設けられてい
    ることを特徴とする請求項(1)に記載の超音波ポンプ
    の固定構造。
  4. 【請求項4】上下の加圧固定部材が共にナットで構成さ
    れ、その両方に嵌合溝を設けて構成されていることを特
    徴とする請求項(1)に記載の超音波ポンプの固定構
    造。
JP11058489U 1989-09-20 1989-09-20 超音波ポンプの固定構造 Expired - Fee Related JPH0724640Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11058489U JPH0724640Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 超音波ポンプの固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11058489U JPH0724640Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 超音波ポンプの固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0349400U JPH0349400U (ja) 1991-05-14
JPH0724640Y2 true JPH0724640Y2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=31659109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11058489U Expired - Fee Related JPH0724640Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 超音波ポンプの固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0724640Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993020949A1 (en) * 1992-04-09 1993-10-28 Omron Corporation Ultrasonic atomizer, ultrasonic inhalator and method of controlling same
JP2001311227A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Dupont-Asahi Flushspan Products Kk ハウスラップ材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0349400U (ja) 1991-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4796807A (en) Ultrasonic atomizer for liquids
US4850534A (en) Ultrasonic wave nebulizer
US4052004A (en) Vibratory atomizer
JPH0724640Y2 (ja) 超音波ポンプの固定構造
JP2547670Y2 (ja) 端子カバー
JPH01143663A (ja) 液体霧化器の圧電振動子取付装置
JPH044853Y2 (ja)
JPS63167098A (ja) 超音波ポンプ
JPH08326811A (ja) 防振装置
JPS5835856Y2 (ja) シ−ルワツシヤ
JPH0628211Y2 (ja) 超音波霧化器
JPS6338951Y2 (ja)
JP2557378B2 (ja) 暗渠の可撓継手
JP2533462Y2 (ja) 超音波噴霧器
JPH0545422Y2 (ja)
JPH09242637A (ja) 燃料ポンプの取付構造
JPH0515982Y2 (ja)
JP2550580Y2 (ja) 超音波駆動装置
JPS6133257A (ja) 噴霧装置
JPH0723564Y2 (ja) 超音波液体霧化器
JPS6137960Y2 (ja)
JP2599604Y2 (ja) 板体固定装置
JPH04126767U (ja) 吸水型超音波霧化器
JPH0533860U (ja) 超音波霧化器
JPH0228313Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees