JPH07245901A - 車両用発電機 - Google Patents

車両用発電機

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JPH07245901A
JPH07245901A JP3485994A JP3485994A JPH07245901A JP H07245901 A JPH07245901 A JP H07245901A JP 3485994 A JP3485994 A JP 3485994A JP 3485994 A JP3485994 A JP 3485994A JP H07245901 A JPH07245901 A JP H07245901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
bolt tightening
bolt
tightening seat
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP3485994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Kuribayashi
勝 栗林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3485994A priority Critical patent/JPH07245901A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通しボルト締付けによる固定子鉄心の真円度
の悪化を規制し、組立時の電磁騒音を抑制できる車両用
発電機を提供する。 【構成】 両ブラケット4a,4bの間に固定子鉄心を
入れて軸方向の通しボルト8により締付けるものにおい
て、両ブラケットの少なくとも一方の通しボルト締付座
部9の周方向両側に軸方向の切欠き10を設け、この切
欠き10により区画される通しボルト締付座部9の内周
面9aを前記ブラケットの嵌合部の内周面よりも外側に
位置させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用発電機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の一般的な車両用発電機を示
す軸方向断面図である。図において、1は回転子、2は
回転子1の軸であり、この軸2により回転子1は軸受3
a,3bを介してフロントブラケット4aおよびリヤブ
ラケット4bに支持される。5は固定子コイル6を装着
した固定子鉄心であり、フロントブラケット4aおよび
リヤブラケット4bの両嵌合部7a,7b間に嵌合され
る。8は両ブラケット4a,4bを結合する通しボル
ト、9は図9に示すように両ブラケット4a,4bにそ
れぞれ形成した通しボルト締付座部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用発電機
は、図8に示すように固定子鉄心5はフロントブラケッ
ト4aおよびリヤブラケット4bの両嵌合部7a,7b
間に嵌合され、これらは通しボルト8によって結合する
ことにより構成されるので、図10に示すように通しボ
ルト8を締付けることにより通しボルト締付座部9を含
むブラケットの通しボルト部分が回転機中心方向に変形
し、固定子鉄心5の内周の真円度が悪化するという問題
点があった。
【0004】この変形の様子を説明するために変形の倍
率を大きくし、例えばフロントブラケット4aの開口側
から見たフロントブラケット4aと固定子鉄心5との変
形の様子を図11に示す。このように通しボルト8の締
付けによるフロントブラケット4aと固定子鉄心5との
変形は、通しボルト8の本数に関与する多角形になり、
固定子鉄心5の内周の真円度が悪化することになる。こ
のことにより回転子(図示せず)と固定子鉄心5との空
隙が一様でなくなり、空隙を介して発生する磁気吸引力
が不均一となって、運転時に発生する電磁騒音が大きく
なるのである。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、従来装置の形状を大幅に変更す
ることなく、通しボルトの締付けに対しても固定子鉄心
の真円度を保ち、固定子鉄心の真円度の悪化による電磁
騒音を回避できる車両用発電機を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用発
電機は、両ブラケットの間に固定子鉄心を入れて前記両
ブラケットを前記固定子鉄心に嵌合させ軸方向の通しボ
ルトにより締付けるものにおいて、前記通しボルトで締
付けた状態で前記ブラケットの固定子鉄心との嵌合部に
より前記固定子鉄心の外周面が内側に押圧変形しないよ
うにしたものである。
【0007】
【作用】この発明における車両用発電機は、通しボルト
締付時において、ブラケットの通しボルト締付座部が中
心方向に変形しても、ブラケットの嵌合部全体の変形に
は影響が小さく、またブラケットの通しボルト締付座部
の内周面が固定子鉄心の外周面に接しない限り固定子鉄
心は変形しないことになる。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はフロントブラケット4aの通しボルト締付
座部9を拡大して示す斜視図、図2は図1を下からみた
図であり、前記従来のものと同一または相当部分には同
一符号を付して説明を省略する。図において、10はフ
ロントブラケット4aの通しボルト締付座部9の周方向
両側に設けた軸方向の切欠きで、この切欠き10を利用
して通しボルト締付座部9を変形させてその内周面9a
と固定子鉄心5の外周面5aとの間に空隙11を構成し
てある。
【0009】通しボルト8を締付けることにより、通し
ボルト締付座部9は切欠き10の底部を支点に中心方向
へ,つまり通しボルト締付座部9は軸方向の遊離端側を
内側に向けて首振りをして変形してくる。しかしなが
ら、図2に示すように固定子鉄心5の外周面5aに対向
する通しボルト締付座部9の内周面9aは、固定子鉄心
5の外周面5aに対して適当な空隙11をもっているの
で、上述のような通しボルト締付座部9の変形が発生し
ても、通しボルト締付座部9の内周面9aが固定子鉄心
5の外周面5aと接しない限り、固定子鉄心5の変形を
誘発させることはない。
【0010】実施例2.上記実施例1では切欠き10を
軸方向に設けたものを示したが、図3に示すように溝1
2を周方向に設けても同等程度の効果が得られる。な
お、図3はフロントブラケット4aの通しボルト締付座
部9を拡大して示す斜視図、図4は図3の軸方向断面の
要部を示す図、図5は図4の作用を説明するための図で
ある。
【0011】この実施例において、溝12を両ブラケッ
ト4a,4bの各通しボルト締付座部9,9の周方向に
それぞれ設けてあるので、通しボルト8を締付けること
によって、通しボルト締付座部9の加重側通しボルト締
付座部9bが図5に示すように押され(引張られ)て微
小変形することになるが、通しボルト締付座部9の内周
面9aはては両嵌合部7a,7bの変形には至らず、固
定子鉄心5の真円度は保たれることになる。また、この
ような溝12は、通しボルト締付座部9に容易に加工で
きる。
【0012】実施例3.図6に示すように、上記実施例
1の切欠き10と上記実施例2の溝12とを設けたもの
とすれば、通しボルト8の締付けに対する固定子鉄心5
の真円度はさらに確保されるものである。
【0013】実施例4.また、図7に示すように、上記
実施例2の溝12に緩衝部材13として例えばゴム製弾
性部材を挿入すれば、電磁騒音の発生をさらに抑制でき
るという効果が得られる。また、このゴム製弾性部材1
3により加重側通しボルト締付座部9bの過度の変形を
防止できる。なお、上記実施例3の溝12においても同
様にして同様の効果が得られることは勿論である。
【0014】実施例5.上記実施例1,3,4ではフロ
ントブラケット4aの通しボルト締付座部9について述
べたが、リヤブラケット4bの通しボルト締付座部9に
ついても同様の効果が得られるし、さらに両ブラケット
4a,4bの各通しボルト締付座部9にそれぞれ同様に
設ければさらなる効果が得られることは勿論である。
【0015】また、上記実施例2では両ブラケット4
a,4bの各通しボルト締付座部9にそれぞれ設けたも
のを示したが、いずれか一方のブラケット4aまたは4
bの通しボルト締付座部9に設けてもよい。さらに、上
記各実施例1〜4の構成を両ブラケット4a,4bにお
いて任意に片方ずつ組み合わせてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば従来装
置の形状を大幅に変更することなく、通しボルトの締付
けに対しても固定子鉄心の真円度を保ち、固定子鉄心の
真円度の悪化による電磁騒音を回避できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す要部斜視図である。
【図2】図1を下からみた図である。
【図3】この発明の実施例2を示す要部斜視図である。
【図4】図3の軸方向断面の要部を示す図である。
【図5】図4の作用を説明するための図である。
【図6】この発明の実施例3を示す要部斜視図である。
【図7】この発明の実施例4を示す要部斜視図である。
【図8】従来の装置を示す軸方向断面図である。
【図9】図8のフロントブラケットの要部を示す斜視図
である。
【図10】図8の作用を説明するための図である。
【図11】図9のフロントブラケットの変形を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 回転子 2 軸 4a フロントブラケット 4b リヤブラケット 5 固定子鉄心 7a 嵌合部 7b 嵌合部 8 通しボルト 9 通しボルト締付座部 9a 通しボルト締付座部の内周面 10 切欠き 12 溝 13 緩衝部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両ブラケットの間に固定子鉄心を入れて
    前記両ブラケットを前記固定子鉄心に嵌合させ軸方向の
    通しボルトにより締付けるものにおいて、前記通しボル
    トで締付けた状態で前記ブラケットの固定子鉄心との嵌
    合部により前記固定子鉄心の外周面が内側に押圧変形し
    ないようにしたことを特徴とする車両用発電機。
  2. 【請求項2】 両ブラケットの少なくとも一方の通しボ
    ルト締付座部の周方向両側に軸方向の切欠きを設け、こ
    の切欠きにより区画される通しボルト締付座部の内周面
    を前記ブラケットの嵌合部の内周面よりも外側に位置さ
    せたことを特徴とする請求項1記載の車両用発電機。
  3. 【請求項3】 両ブラケットの少なくとも一方の通しボ
    ルト締付座部に周方向の溝を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の車両用発電機。
  4. 【請求項4】 両ブラケットの少なくとも一方の通しボ
    ルト締付座部の周方向両側に軸方向の切欠きを設け、こ
    の切欠きにより区画される通しボルト締付座部の内周面
    を前記ブラケットの嵌合部の内周面よりも外側に位置さ
    せると共に、前記通しボルト締付座部に周方向の溝を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の車両用発電機。
  5. 【請求項5】 周方向の溝内に、緩衝部材を挿入したこ
    とを特徴とする請求項3または4記載の車両用発電機。
JP3485994A 1994-03-04 1994-03-04 車両用発電機 Pending JPH07245901A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6337530B1 (en) 1997-10-17 2002-01-08 Denso Corporation AC generator for vehicle with helical stator having bolt recesses on outer cylindrical surface
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