JPH0724581Y2 - 排気管の集合部構造 - Google Patents

排気管の集合部構造

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JPH0724581Y2
JPH0724581Y2 JP2837689U JP2837689U JPH0724581Y2 JP H0724581 Y2 JPH0724581 Y2 JP H0724581Y2 JP 2837689 U JP2837689 U JP 2837689U JP 2837689 U JP2837689 U JP 2837689U JP H0724581 Y2 JPH0724581 Y2 JP H0724581Y2
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exhaust pipe
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広之 相原
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排気管の集合部構造に係わり、特に、集合部
において発生する異音を低減するようにした排気管の集
合部構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車の排気系では、例えば、実開昭63-12822
4号公報に開示されるように、第1の排気管と第2の排
気管からの排気ガスを、第3の排気管に集合することが
行なわれている。
第3図は、この種の排気系を示すもので、図において符
号11は、例えば、図示しないV型内燃機関の一方側に位
置するエンジン群からの排気ガスを導く第1の排気管を
示しており、一方、符号13は、他方側に位置するエンジ
ン群からの排気ガスを導く第2の排気管を示している。
第1および第2の排気管11,13は、集合部15において第
3の排気管17に集合され、排気ガスは、触媒コンバータ
19,プリマフラー21,メインマフラー23を通過した後、大
気中に排出される。
第4図および第5図は、集合部15の詳細を示すもので、
図において符号17は、第1は排気管11と第2の排気管13
との集合後の排気ガスを排出するための第3の排気管を
示している。
この集合部15では、第1および第2の排気管11,13が、
これ等の排気管11,13の端部にそれぞれ形成される合わ
せ面25を接合することにより、それぞれの排気管11,13
の孔芯の交差角が鋭角θとなるように集合され、この集
合部が、第3の排気管17に連結されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の排気管の集合部構造で
は、第1の排気管11の排気ガスと、第2の排気管13の排
気ガスとが第3の排気管17の入口においてまともに衝突
し、干渉を起こし、騒音を生じさせ、また、排気ガスの
脈動により集合部15に、いわゆるバリ音といわれる異音
が発生するという問題があった。
本考案者はかかる従来の問題を解決すべく鋭意研究した
結果、これ等の騒音および異音は、第1の排気管11の排
気ガスと、第2の排気管13の排気ガスとが第3の排気管
17の入口において乱流状態になることに起因しており、
この乱流状態を速やかに層流状態にすることにより、騒
音および異音の発生を従来より大幅に低減できることを
見出した。
本考案は、かかる知見に基づいてなされたもので、第1
および第2の排気管から第3の排気管に流出した排気ガ
スを速やかに層流状態にすることのできる排気管の集合
部構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかわる排気管の集合部構造は、第1および第
2の排気管を、これ等の排気管の端部にそれぞれ形成さ
れる合わせ面を接合することにより、それぞれの排気管
の孔芯の交差角が鋭角となるように集合させ、この集合
部を第3の排気管に連結してなる排気管の集合部構造に
おいて、前記第3の排気管内の前記集合部に、集合部と
反対側に縮径する整流管を配置したものである。
〔作用〕
本考案においては、第3の排気管内の集合部に、集合部
と反対側に縮径する整流管を配置したので、第1および
第2の排気管から第3の排気管に流出した排気ガスは、
整流管により速やかに層流状態にされることとなる。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図は、本考案の排気管の集合部構造の一実施例を示
すもので、図において符号31は、例えば、図示しないV
型内燃機関の一方側に位置するエンジン群からの排気ガ
スを導く第1の排気管を示しており、一方、符号33は、
他方側に位置するエンジン群からの排気ガスを導く第2
の排気管を示している。
また、符号35は、第1の排気管31と第2の排気管33との
集合後の排気ガスを排出するための第3の排気管を示し
ている。
そして、この実施例では、第1および第2の排気管31,3
3が、これ等の排気管31,33の端部にそれぞれ形成される
合わせ面37を接合することにより、それぞれの排気管3
1,33の孔芯39,41の交差角が鋭角θとなるように集合さ
れ、この集合部43が、第3の排気管35に連結されてい
る。
しかして、この実施例では、第3の排気管35内の集合部
43側には、集合部43と反対側に縮径する整流管45が配置
されている。
この整流管45は、例えば、ベンチュリー管からなり、第
3の排気管35の内周に嵌合固着される大径部47と、この
大径部47に続くテーパ部49と、このテーパ部49に続く小
径部51とにより形成されている。
なお、この実施例では、例えば、整流管45の全長は45m
m、小径部の長さは15mmとされ、また、大径部47の内径
は54mm、小径部51の内径は38mmとされている。
また、この実施例では、第1および第2の排気管31,33
の孔芯39,41の交差点Pに整流管45の大径部47の端面が
位置するように、整流管45が配置されている。
以上のように構成された排気管の集合部構造では、第1
および第2の排気管31,33からの排気ガスは、集合部43
において第3の排気管35に集合され、整流管45を通過し
た後、図示しない触媒コンバータ,プリマフラー,メイ
ンマフラーを通過し、大気中に排出される。
しかして、以上のように構成された排気管の集合部構造
では、第3の排気管35内の集合部43側に、集合部43と反
対側に縮径する整流管45を配置したので、第1および第
2の排気管31,33から第3の排気管35に流出した乱流状
態の排気ガスは、整流管45を通過する管に速やかに層流
状態にされることとなるため、排気干渉音(ジー音)を
従来より大幅に低減することが可能となる。
また、排気ガスの脈動により集合部に発生する異音(バ
リ音)をも従来より大幅に低減することが可能となる。
さらに、以上のように構成された排気管の集合部構造で
は、整流管45により、排気系の共振,共鳴ピークを変化
することが可能となるため、低周波数域における異音
(コモリ音)の発生をも有効に低減することが可能とな
る。
第2図は、横軸にエンジンの回転数を、縦軸に音圧レベ
ルをとって、第3図に示した排気系の消音特性を示すも
ので、図において実線は、集合部に整流管45を備えた前
述した実施例の場合を、波線は、集合部に整流管の無い
場合を示している。
このグラフから、本考案の整流管45を備えた排気管の集
合部構造では、ほぼエンジンの回転数の全域にわたって
音圧レベルを低減することができることがわかる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、第3の排気管内の
集合部に、集合部と反対側に縮径する整流管を配置した
ので、第1および第2の排気管から第3の排気管に流出
した排気ガスを速やかに層流状態にすることができ、集
合部における異音の発生を従来より大幅に低減すること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の排気管の集合部構造の一実施例を示す
縦断面図である。 第2図は第1図の排気管の集合部構造の消音特性を示す
グラフである。 第3図は従来の排気系を示す系統図である。 第4図は従来の排気管の集合部構造を示す縦断面図であ
る。 第5図は第4図のV−V線に沿う横断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……第1の排気管 33……第2の排気管 35……第3の排気管 37……合わせ面 43……集合部 45……整流管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2の排気管を、これ等の排気
    管の端部にそれぞれ形成される合わせ面を接合すること
    により、それぞれの排気管の孔芯の交差角が鋭角となる
    ように集合させ、この集合部を第3の排気管に連結して
    なる排気管の集合部構造において、前記第3の排気管内
    の前記集合部に、集合部と反対側に縮径する整流管を配
    置したことを特徴とする排気管の集合部構造。
JP2837689U 1989-03-13 1989-03-13 排気管の集合部構造 Expired - Lifetime JPH0724581Y2 (ja)

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JPH02119922U JPH02119922U (ja) 1990-09-27
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JP5915104B2 (ja) * 2011-11-14 2016-05-11 マツダ株式会社 多気筒エンジンの排気装置
JP2015081522A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 川崎重工業株式会社 エンジンの排気システム

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