JPH07245416A - 加速度検出装置およびその製造方法 - Google Patents

加速度検出装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH07245416A
JPH07245416A JP5657894A JP5657894A JPH07245416A JP H07245416 A JPH07245416 A JP H07245416A JP 5657894 A JP5657894 A JP 5657894A JP 5657894 A JP5657894 A JP 5657894A JP H07245416 A JPH07245416 A JP H07245416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon substrate
sensor
movable
fixed
resistance region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5657894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaneo Yachi
兼雄 矢地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5657894A priority Critical patent/JPH07245416A/ja
Publication of JPH07245416A publication Critical patent/JPH07245416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0808Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate
    • G01P2015/0811Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0817Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass for pivoting movement of the mass, e.g. in-plane pendulum

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加速度検出装置において、高抵抗な単結晶の
シリコン基板にセンサ部と回路部を一体形成し、検出感
度と小型化を図る。 【構成】 高抵抗な単結晶のシリコン基板32に低抵抗
領域を形成する。低抵抗領域にはエッチング処理によっ
てセンサ部34を形成し、高抵抗領域には処理回路とな
る回路部42を形成する。そして、回路部42とセンサ
部34を電気的に接続するための配線パターン44を有
するガラス基板43を接合する。これにより、センサ部
34の検出感度を低抵抗領域の大きさ、深さによって任
意に設定でき、検出感度を向上させる。また、センサ部
34と回路部42を一体形成しているから、コンパクト
にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速度を検出するのに
好適に用いられる加速度検出装置およびその製造方法に
関し、特に加速度を検出するセンサ部と該センサ部から
の検出信号を処理する回路部とを一体に形成してなる加
速度検出装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両等の加速度や回転方向を検
出するのに用いるセンサ部(加速度検出要素)となる加
速度センサは、電極板間の静電容量を利用して検出する
もので、例えば特開平3−94169号公報および特開
昭62−232171号公報等によって知られている。
【0003】しかし、これらの加速度センサは、固定部
と可動部との対向する電極のなす面積(以下、「有効面
積」という)が小さくその離間寸法が大きいために、検
出感度が小さくなり高精度の加速度検出を行うことがで
きなかった。
【0004】このような欠点を改良するために、従来技
術として特開平4−115165号公報に記載の加速度
センサでは、固定電極と可動電極にくし状電極を用い、
電極間の有効面積を大きくして検出感度を向上させるよ
うにしている。
【0005】ここで、図18に従来技術による加速度セ
ンサを示し、説明する。
【0006】図中、1は加速度センサ、2は該加速度セ
ンサ1の基体をなす正方形状の絶縁基板としてのガラス
基板を示し、該ガラス基板2上には、後述する固定部
3,3と可動部5が形成されている。また、該ガラス基
板2上面には方形状の凹溝2Aが形成され、該凹溝2A
上に位置する可動部5の質量部8と可動側くし状電極9
は矢示A方向(加速度が加わる方向)に変位可能となっ
ている。
【0007】3,3は低抵抗(例えば、抵抗率が0.0
1〜0.02〔Ωcm〕)なシリコン材料により形成され
た一対の固定部を示し、該各固定部3は、前記ガラス基
板2の左,右側に離間して位置し、それぞれ対向する内
側面には複数(例えば3枚)の薄板状の電極板4A,4
A,…が突出形成され、該各電極板4Aは固定電極とし
ての固定側くし状電極4,4をそれぞれ構成している。
【0008】5は低抵抗なシリコン材料により形成され
た可動部を示し、該可動部5は、前記ガラス基板2の
前,後側に離間してガラス基板2に固着された支持部
6,6と、該各支持部6に梁7,7を介して両持支持さ
れ、前記各固定部3の間に配設された質量部8と、該質
量部8から左,右方向にそれぞれ突出形成された複数
(例えば3枚)の薄板状の電極板9A,9A,…を有す
る可動側くし状電極9,9とから構成され、前記各梁7
は質量部8を矢示A方向に変位可能となるように薄板状
に形成されている。そして、前記各可動側くし状電極9
の各電極板9Aは前記各固定側くし状電極4の各電極板
4Aと微小隙間を介して互いに対向するようになってい
る。
【0009】上述した如く、従来技術による加速度セン
サ1は、質量部8に作用する加速度を、可動側くし状電
極9の電極板9Aと固定側くし状電極4の電極板4Aと
の間で静電容量の変化を電気的な検出信号として検出し
ている。また、前記各電極板9A,4Aはそれぞれ電気
的に並列接続されているから、各電極板9A,4A間の
静電容量をそれぞれ加算した値となって全体の静電容量
から加速度を検出でき、検出感度を高め、加速度の検出
精度を向上させることができるようになっている。
【0010】さらに、前記加速度センサ1の各固定部3
と可動部5とは、別の基板に設けられた静電容量として
出力される検出信号を電圧に変換する回路,変換された
電圧を増幅する増幅回路,ノイズを除去するフィルタ回
路等からなる処理回路にリード線等(いずれも図示せ
ず)を介して接続され、該処理回路は加速度センサ1に
よって検出された検出信号を電圧信号に変換するように
なっている。
【0011】このように、従来技術による加速度センサ
1においては、処理回路を別の基板に実装し、該処理回
路と加速度センサ1とをリード線等を介して接続するよ
うにしていたための、リード線の浮遊容量が検出信号に
重畳され、正確な加速度検出を行うことができないとい
う問題があった。
【0012】さらに、加速度センサ1と処理回路を有す
る基板とを合わせて一体化し、加速度検出装置とした場
合には、基板が大きくなってしまい、その占有面積が広
くなるという問題がある。
【0013】この問題を解決するために、他の従来技術
として、図19および図20に示すように、高抵抗な単
結晶のシリコン基板上に膜形成技術を用いて低抵抗なポ
リシリコンからなるセンサ部を形成すると共に、半導体
製造技術を用いて回路部を一体化してなる加速度検出装
置としたものが知られている。
【0014】図中、11は加速度検出装置、12は該加
速度検出装置11の基体をなす長方形状の高抵抗(例え
ば、抵抗率が数〔Ωcm〕)な単結晶のシリコン基板を示
し、該シリコン基板12上には、後述するセンサ部13
と回路部21が形成されている。
【0015】13はシリコン基板12上にポリシリコン
の膜形成技術によって形成されたセンサ部を示し、該セ
ンサ部13は、前記シリコン基板12の左,右側に離間
して設けれた固定部14,14と、該各固定部14間に
位置して前後方向に伸びる可動部16とからなり、該各
固定部14には、それぞれ対向する内側面に複数(例え
ば3枚)の薄板状の電極板15A,15A,…(以下、
全体として「固定側くし状電極15」という)が突出形
成されている。
【0016】また、前記可動部16は、前記シリコン基
板12の前,後側に離間して固着された支持部17,1
7と、該各支持部17に梁18を介して両持支持され、
前記各固定部14の間に配設された質量部19と、該質
量部19から左,右方向にそれぞれ突出形成された複数
(例えば3枚)の薄板状の電極板20A,20A,…
(以下、全体として「可動側くし状電極20」という)
とからなる。なお、前記各可動側くし状電極20の各電
極板20Aは前記各固定側くし状電極15の各電極板1
5Aと微小隙間を介して互いに対向するようになってい
る。
【0017】そして、前記可動部16の各梁18、質量
部19および可動側くし状電極20は矢示A方向に変位
可能とするために、図20のように、シリコン基板12
との間には隙間Sが形成されている。このため、センサ
部13の製造工程においては、犠牲層をシリコン基板1
2上に堆積させ、膜形成技術(例えば、減圧CVD法)
によってポリシリコンの各固定部14と可動部16を形
成し、この後に、犠牲層をエッチング除去することによ
り、隙間Sを形成していた。
【0018】さらに、21はシリコン基板12に半導体
製造技術を用いて形成された回路部を示し、該回路部2
1は、静電容量として出力される検出信号を電圧に変換
する回路,変換された電圧を増幅する増幅回路,ノイズ
を除去するフィルタ回路等から構成されている。
【0019】22,22,22は各固定部14と可動部
16と接触するように、前記シリコン基板12上に形成
された拡散層を示し、該各拡散層22は、基板12がn
型半導体のときにはボロン、p型半導体のときにはヒ
素,リン等をドーピングすることによって、シリコン基
板12上に導電性の部分を形成するようになっている。
【0020】23,23,23は金属製の接続部材を示
し、該各接続部材23は、前記各拡散層22と回路部2
1とを接続するもので、銅,アルミニウム,金,タング
ステン等の材料によって薄板状に形成されている。
【0021】なお、前記シリコン基板12の表面は図示
しないSiO4 の保護膜で覆われている。
【0022】以上の如く構成される他の従来技術による
加速度検出装置11においては、高抵抗なシリコン基板
12を用いることにより、回路部21を半導体製造技術
によって容易に形成することができると共に、ポリシリ
コンの膜形成技術によってセンサ部13を製造すること
ができ、センサ部13と回路部21とを一体形成するこ
とができる。
【0023】さらに、矢示A方向における加速度の検出
動作おいては、先に述べた従来技術の加速度センサ1と
ほぼ同様であり、しかもセンサ部13と回路部21とを
シリコン基板12上に一体形成することにより、浮遊容
量等のノイズが検出信号に重畳するのを防止することが
できる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した他
の従来技術における加速度検出装置11では、センサ部
13と回路部21とを同一のシリコン基板12上に形成
し、該センサ部13の各固定部14および可動部16と
回路部21とを各接続部材23を介して接続しているか
ら、図18に示す従来技術による加速度センサ1のよう
に、処理回路とリード線を介して接続するものと比較
し、リード線等に生じる浮遊容量によるノイズの重畳を
防止することができると共に、基板がシリコン基板12
だけですむから加速度検出装置11の占有面積を小さく
することができる。しかし、この他の従来技術によるも
のも、次のような問題点がある。
【0025】第1に、センサ部13の厚さ寸法は数μm
の膜状に形成されているために、質量部19の重さが軽
くなり、加速度に対する反応が緩慢になる。
【0026】第2に、固定側くし状電極15の各電極板
15Aと可動側くし状電極20の各電極板20Aの面積
が小さくなり、センサ部13における加速度の検出精度
が低下する。
【0027】第3に、可動部16の各梁18は、加速度
に対する質量部19の変位に伴って撓むために、ある程
度の強度が必要であるが、ポリシリコンではそのヤング
率は単結晶のシリコンに比べて約1/10であるため
に、機械的強度の面で信頼性に欠ける。
【0028】本発明は上述した従来技術および他の従来
技術による問題に鑑みなされたもので、センサ部と処理
回路となる回路部とを単結晶のシリコン基板で一体形成
でき、かつ高精度な加速度検出を行うことのできる加速
度検出装置およびその製造方法を提供することを目的と
する。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1による加速度検
出装置は、低抵抗領域が形成された高抵抗な単結晶のシ
リコン基板と、該シリコン基板の低抵抗領域に形成され
たセンサ部と、前記シリコン基板の高抵抗領域に形成さ
れた回路部と、前記シリコン基板に固着して設けられた
絶縁基板と、前記センサ部と回路部とを接続するため、
該絶縁基板に設けられた配線パターンとから構成したこ
とにある。
【0030】また、請求項2のように、前記センサ部
は、前記シリコン基板の一方に形成された低抵抗領域を
エッチング処理することにより互いに分離して形成され
た固定部と可動部を備え、前記固定部には固定電極を一
体に形成し、前記可動部は、前記絶縁基板に固着された
支持部と、梁を介して該支持部と連結され、加速度が作
用したときに該加速度に応じて変位する質量部と、該質
量部に前記固定部に形成された固定電極との間で微小隙
間を介して対向するように設けられ、該質量部の変位に
よって近接,離間する可動電極とから一体に形成でき
る。
【0031】この場合、請求項3のように、前記センサ
部の固定電極と可動電極は、互いに微小隙間を介して対
向するくし状電極とすることができる。
【0032】さらに、請求項4のように、前記シリコン
基板には、前記センサ部を覆うカバーを設けることが望
ましい。
【0033】一方、請求項5による加速度検出装置の製
造方法は、高抵抗な単結晶のシリコン基板の一側面に低
抵抗領域を形成する低抵抗領域形成工程と、前記シリコ
ン基板の高抵抗領域に半導体製造技術によって回路部を
形成する回路部形成工程と、前記シリコン基板の低抵抗
領域にエッチング処理によって溝部を形成する溝部形成
工程と、配線パターンを有する絶縁基板を溝部が形成さ
れたシリコン基板の一側面に接合する接合工程と、前記
シリコン基板の他側面からエッチング処理を施し、前記
シリコン基板に形成された溝部によって固定部と可動部
とを分離してセンサ部を形成するセンサ部形成工程とか
らなる。
【0034】
【作用】請求項1による加速度検出装置においては、高
抵抗なシリコン基板の一部に低抵抗領域を形成し、該低
抵抗領域にセンサ部を形成し、高抵抗領域には回路を形
成することにより、センサ部と回路部とを同一のシリコ
ン基板上に形成することができると共に、センサ部を単
結晶なシリコンによって形成することにより、センサ部
の強度を向上できる。さらに、低抵抗領域の大きさ、深
さを任意に選択することにより、センサ部の検出感度を
調整することができる。
【0035】また、請求項2では、固定部と可動部とか
らなるセンサ部をシリコン基板の低抵抗領域に形成して
いるから、加速度を質量部の変位として検出し、固定電
極と可動電極との近接,離間を静電容量変化として検出
すると共に、単結晶のシリコンによってセンサ部を形成
しているから、該センサ部の強度を向上することができ
る。
【0036】さらに、請求項3では、前記センサ部の固
定電極と可動電極を、互いに対向するくし状電極として
形成することにより、固定電極と可動電極間の有効面積
を大きくする。
【0037】また、請求項4では、前記センサ部の固定
部と可動部をカバーで覆うことにより、加速度を検出す
る部分となるセンサ部の固定部と可動部内に塵埃等が侵
入するのを防止する。
【0038】一方、請求項5の加速度検出装置の製造方
法により、低抵抗領域形成工程では、高抵抗な単結晶の
シリコン基板に低抵抗領域を形成し、回路部形成工程で
は、半導体製造技術を利用して、前記シリコン基板の高
抵抗領域に回路部を形成し、溝部形成工程では、低抵抗
領域にセンサ部の固定部と可動部を形成するための溝部
を形成し、接合工程では、シリコン基板の一側面を絶縁
基板と接合し、さらにセンサ部形成工程では、シリコン
基板の他側面からエッチング処理を施し、該シリコン基
板に固定部と可動部とを分離形成し、センサ部を形成す
る。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図17に
基づいて説明する。なお、実施例では前述した従来技術
による図18ないし図20に示す構成と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0040】まず、図1ないし図13は第1の実施例を
示す。
【0041】図中、31は本実施例による加速度検出装
置を示し、該加速度検出装置31は、後述する高抵抗な
単結晶のシリコン基板32と、該シリコン基板32の一
方に形成されたセンサ部34と、前記シリコン基板32
の一方に形成された回路部42と、前記シリコン基板3
2の一側面に接合されたガラス基板43とから大略構成
されている。
【0042】32はシリコン基板を示し、該シリコン基
板32は、例えば抵抗率が数〔Ωcm〕となる高抵抗な単
結晶によって長方形状に形成されている。また、該シリ
コン基板32の一方には、図4に示すように、後述する
低抵抗領域形成工程によって一側面から他側面に向けて
低抵抗領域33が形成されている。
【0043】34は本実施例によるセンサ部を示し、該
センサ部34は、後述のセンサ部形成工程によって、シ
リコン基板32中の低抵抗領域33をエッチング処理す
ることによって形成される固定部35,35と可動部3
7から構成されている。
【0044】35,35は左,右側に位置した固定部を
示し、該各固定部35には、それぞれ対向する方向に突
出形成された薄板状の電極板36A,36A,…(例え
ば3枚)を有する固定側くし状電極36が形成されてい
る。
【0045】37は可動部を示し、該可動部37は、
上,下側に位置した支持部38,38と、該各支持部3
8に梁39,39を介して両持支持され、前記各固定部
35の間に配設された質量部40と、該質量部40から
各固定側くし状電極36に向けて突出形成された薄板状
の電極板41A,41A,…(例えば3枚)を有する可
動側くし状電極41とから構成されている。
【0046】42は回路部を示し、該回路部42は、後
述する回路部形成工程によって、シリコン基板32の高
抵抗領域(低抵抗領域33以外の領域)に半導体製造技
術を利用して形成されている。また、該回路部42は具
体的には、前記センサ部34からの静電容量としての検
出信号を電圧信号に変換する変換回路,変換された電圧
を増幅する増幅回路,ノイズを除去するフィルタ回路等
からなる処理回路から構成されている。
【0047】43はシリコン基板32の一側面に接合さ
れ、該シリコン基板32よりも短い長方形状に形成され
た絶縁基板としてのガラス基板を示し、該ガラス基板4
3には、図2,図9および図10に示すように凹溝43
Aが形成され、該凹溝43Aによって、各梁39、質量
部40および各電極板36A,41Aがガラス基板43
と離間され、質量部40が矢示A方向に移動可能になっ
ている。さらに、該ガラス基板43の表面には図10に
示すように、金属材料(金,アルミニウム,銅,タング
ステン等)からなる配線パターン44,44,44が形
成され、該各配線パターン44は各固定部35および可
動部37と回路部42とをそれぞれ電気的に接続するよ
うになっている。また、45,45,…は前記回路部4
2からの信号を外部に導出する引出し電極となってい
る。
【0048】本実施例による加速度検出装置31は上述
の如き構成を有するもので、次に、図3ないし図12を
参照しつつ、当該加速度検出装置31の製造方法につい
て述べる。
【0049】まず、図3は低抵抗領域形成工程前の準備
工程となるマスキング工程で、該マスキング工程は高抵
抗な単結晶シリコンによって形成されたシリコン基板3
2の一側面に、低抵抗領域33以外の部分にシリコン酸
化膜による保護膜51を形成するものである。
【0050】図4に示す低抵抗領域形成工程では、シリ
コン基板32に不純物を熱拡散法やイオン注入法等によ
り導入し、低抵抗領域33を形成する。
【0051】即ち、シリコン基板32がn型ならばB
(ボロン)を導入することにより、低抵抗領域33はp
型シリコンになり、シリコン基板32がp型シリコンな
らばP(リン),As(ヒ素)を導入することにより、
低抵抗領域33はn型シリコンとなる。
【0052】次に、図5は回路部形成工程の前の準備工
程となるマスキング工程で、該マスキング工程では、前
記保護膜51を除去した後に、回路部形成工程時に低抵
抗領域33が破壊されないようにするために、回路部4
2(図6、参照)以外の部分を熱酸化膜による保護膜5
2で覆う。
【0053】図6に示す回路部形成工程では、半導体製
造技術を用いて、回路部42をシリコン基板32のうち
高抵抗な部分に形成する。
【0054】ここで、回路部42の半導体製造技術を説
明すれば、熱酸化処理、熱拡散処理、イオン注入処理、
フォトエッチング処理、ウエット,ドライエッチング処
理、CVD法等を介して製造する工程である。これによ
り、C−MOS等による回路部42を形成する。なお、
回路部42の表面は図10に点線で示す接続端子42
A,42A,42Aおよび引出し電極45,45,…以
外の部分は、プラズマ窒化膜による保護膜(図示せず)
で覆われている。
【0055】次に、図7は溝部形成工程前の準備工程と
なるマスキング工程で、該マスキング工程では、前記保
護膜52を除去した後に、シリコン基板32の一側全面
を酸化膜(または窒化膜)からなる保護膜53とフォト
レジスト54で覆い、各固定部35と可動部37を分離
して形成するための溝部55(図8、参照)が形成され
る部分を、保護膜53とフォトレジスト54をフォトエ
ッチングにより除去する。
【0056】図8に示す溝部形成工程では、フォトレジ
スト54を除去した後に、異方性エッチングを行い、溝
部55を低抵抗領域33に形成する。なお、シリコン基
板32の一側面の面方位が(110)面の場合には、ウ
エットエッチングによって行うこともできる。
【0057】次に、図9および図10に示す接合工程で
は、シリコン基板32上の保護膜53を除去し、予め別
工程によって形成された凹溝43Aと各配線パターン4
4を有するガラス基板43を陽極接合により、シリコン
基板32に接合して図11のように一体に形成する。こ
のときには、各配線パターン44の一方が回路部42
に、他側が固定部35,35と可動部37の支持部38
に電気的に接続されるようになっている。また、回路部
42の各引出し電極45はガラス基板43に覆われない
ようになっているから、該各引出し電極45は回路部4
2からの信号を外部に導出するようになっている。さら
に、ガラス基板43の凹溝43Aにより、可動部37の
各梁39、質量部40および可動側くし状電極41をガ
ラス基板43に接触しないようにして、質量部40を矢
示A方向に変位可能としている。
【0058】さらに、図12に示すセンサ部形成工程で
は、図12中の二点鎖線で示す部分を除去するため、シ
リコン基板32の他側面からドライエッチングを施し、
このエッチングを低抵抗領域33に形成した溝部55が
貫通するまで行なう。かくして、二点鎖線の部分を除去
することにより、センサ部34をシリコン基板32に形
成する。このとき、センサ部34のうち、各固定部3
5、可動部37の各支持部38は、前述した接合工程で
ガラス基板43に固着されているから、既に一体化され
ている。
【0059】本実施例による加速度検出装置31は、以
上の如く構成されるもので、加速度の検出動作において
は従来技術と差異はなく、加速度によって質量部40の
矢示A方向に変位すると、この変位を各電極板36A,
41A間の静電容量の変化として検出し、この検出信号
をセンサ部34から各配線パターン44を介して回路部
42に導出し、該回路部42では、センサ部34からの
静電容量による信号を電圧信号に変換して、外部に出力
するようになっている。
【0060】さらに、図13に参考図として、加速度検
出装置31の装着状態を示すに、実装基板56には凹溝
56Aが形成され、該実装基板56上に接着剤等によっ
て固定され、凹溝56Aにより、センサ部34の各固定
部35と可動部37は実装基板56に接触しないように
なっているから、質量部40は検出方向(矢示A方向)
に変位するようになる。
【0061】然るに、本実施例による加速度検出装置3
1においては、加速度を検出するセンサ部34を単結晶
のシリコン基板32によって形成し、該センサ部34の
厚さ寸法を数十μmに形成でき、各電極板36A,41
A間の有効面積を大きくすることによって、検出感度を
向上することができる。
【0062】また、シリコン基板32は高抵抗な単結晶
のシリコンによって形成しているから、回路部42の形
成においては、半導体製造技術を利用することができ、
センサ部34の形成においては、シリコンのエッチング
処理を利用することができ、単一のシリコン基板32上
に回路部42とセンサ部34とを形成することができ
る。この結果、センサ部34と回路部42とを別の基板
に設ける必要がなく、加速度検出装置31をコンパクト
に形成することができる。そして、加速度検出装置31
の占有面積を小さくでき、狭いところでも接地すること
ができる。
【0063】さらに、高抵抗なシリコン基板32に形成
した低抵抗領域33の大きさおよび深さを任意に設定す
ることによって、低抵抗領域33が大きいまたは深い場
合には、センサ部34の固定側くし状電極36と可動側
くし状電極41の大きさを大きくすることにより、有効
面積を大きくでき、センサ部34からの検出感度を向上
することができる。逆に、検出感度を低下させる場合に
は、低抵抗領域33を狭くまたは浅く形成してセンサ部
34を形成することにより、センサ部34の固定側くし
状電極36と可動側くし状電極41との有効面積を小さ
くでき、検出感度を落とすことができる。このように、
検出すべき加速度に応じてセンサ部34のセンサ感度を
調整することもできる。
【0064】一方、センサ部34をシリコンの単結晶に
よって形成することにより、該センサ部34の強度(特
に各梁39の強度)を高めることができ、センサ部34
の寿命を延ばすことができる。
【0065】さらに、回路部42とセンサ部34との接
続は、シリコン基板32に接合されたガラス基板43に
設けられた各配線パターン44によって行っているか
ら、リード線等による接続を廃止でき、該各リード線の
振動によるノイズ発生をなくし、センサ部34から回路
部42までの間に、検出信号にノイズが重畳するのを防
止でき、高精度の加速度検出を行うことができる。
【0066】なお、前記第1の実施例による加速度検出
装置31の接地位置が塵埃等の発生の少ない場所であれ
ば、ガラス基板43を接地させて設ければよく、図13
のような実装基板56に凹溝56Aを形成する必要がな
くなくなる。
【0067】次に、図14ないし図16は、本発明によ
る第2の実施例を示すに、本実施例による加速度検出装
置61の特徴は、前述した第1の実施例による加速度検
出装置31にセンサ部34を覆うカバー62を設けたこ
とにある。なお、本実施例においては前述した第1の実
施例による構成と同一の構成要素に同一の符号を付し、
その説明を省略する。
【0068】図中、61は本実施例による加速度検出装
置を示し、該加速度検出装置61は前記第1の実施例の
加速度検出装置31のシリコン基板32の他側面に後述
するカバー62を設けたものである。
【0069】62はシリコン基板32の他側面に設けら
れたカバーを示し、該カバー62は例えばガラス等の絶
縁材料によって形成され、図15に示すように、凹溝6
2Aが形成されている。該凹溝62Aによって、カバー
62とセンサ部34の各固定部35および可動部37と
が接触しないようにしている。
【0070】また、図16に示すように、前述した第1
の実施例中で、図12に示すセンサ部形成工程の後に、
陽極接合を用いてカバー62をシリコン基板32の他側
面に設けたカバー接合工程を行うことによって、簡単に
本実施例による加速度検出装置61を形成することがで
きる。
【0071】このように本実施例による加速度検出装置
61は構成されるが、その作用効果においては、第1の
実施例とほぼ同様であり、さらに、本実施例による加速
度検出装置61では、センサ部34を覆うカバー62を
シリコン基板32に設けることにより、各固定部35と
可動部37との間に塵埃等が侵入するのを確実に防止
し、センサ部34の寿命を効果的に延ばすことができ
る。
【0072】なお、前記第2の実施例では、カバー62
をガラス材料によって板状に形成するようにしたが、こ
れに限らず、セラミック材料、樹脂材料等によって形成
してもよく、この場合には、シリコン基板32に接着剤
等によって設ければよい。
【0073】さらに、図17は本発明による第3の実施
例を示すに、本実施例の特徴は、加速度検出装置のセン
サ部における可動部を片持支持にしたものである。な
お、本実施例においては、前述した第1の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとして本実施例の特徴部分のみ説明する。
【0074】図中、71は本実施例によるセンサ部を示
し、該センサ部71は前述した第1の実施例に用いたセ
ンサ部34に代えて形成され、該センサ部71は高抵抗
な単結晶のシリコン基板72の低抵抗領域に前述した第
1の実施例とほぼ同様の製造工程によって形成されたも
ので、左,右側に位置した固定部73,73と、該各固
定部73の間に位置した可動部74とからなる。そし
て、該可動部74は前述したガラス基板43に固着され
た支持部75,該支持部75から梁76を介して設けら
れた質量部77とからなり、前記各固定部73側面が固
定電極74Aとなり、質量部77の側面が可動電極77
Aとなっている。
【0075】78はカバーを示し、該カバー78は例え
ばガラス,シリコン等の絶縁材料によって凹溝78Aを
有する板状に形成され、該カバー78はセンサ部71を
覆うようにシリコン基板32の他面側に設けられてい
る。
【0076】79はシリコン基板72のセンサ部71外
に半導体製造技術によって形成された回路部を示し、該
回路部79は前記第1の実施例による回路部42と同様
に、センサ部71からの検出信号を電圧信号に変換処理
するものである。また、80,80,…は前記回路部7
9からの信号を外部に導出する引出し電極となってい
る。
【0077】このように構成される本実施例による加速
度検出装置においても、その作用効果は変わるところは
ない。
【0078】なお、前記各実施例では、絶縁基板にガラ
ス基板43を用いるようにしたが、本発明はこれに限ら
ず、セラミック,樹脂材料等の絶縁材料でもよい。
【0079】また、前記第3の実施例においては、第2
の実施例と同様にカバー78を設けるものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、第1の実施例による加速度
検出装置31と同様に、カバー78を除去して用いても
よいことは勿論である。
【0080】さらに、前記各実施例では、シリコン基板
32に半導体製造技術とシリコンのエッチング技術によ
り、回路部42(79)とセンサ部34(71)を形成
するものとしたが、本発明はこれに限らず、シリコン基
板32にシリコンウェハを用いて形成してもよいことは
勿論である。
【0081】さらにまた、前記各実施例では、シリコン
基板32(72)よりもガラス基板43を小さくするこ
とで、回路部42からの信号を外部に導出する引出し電
極45,45,…を形成するようにしたが、本発明はこ
れに限らず、ガラス基板43をシリコン基板32(7
2)よりも大きくして、該ガラス基板43側に引出し電
極を形成し、該引出し電極によって回路部42からの信
号を外部に導出するようにしてもよい。
【0082】
【発明の効果】請求項1による加速度検出装置において
は、センサ部と回路部とを同一のシリコン基板上に形成
すると共に、センサ部と回路部とは絶縁基板に形成した
配線パターンによって電気的に接続するようにしたか
ら、高抵抗なシリコン基板の一部に低抵抗領域を形成
し、該低抵抗領域にセンサ部を形成し、高抵抗領域には
回路を形成することにより、センサ部と回路部とを同一
のシリコン基板上に形成することができると共に、セン
サ部を単結晶シリコンによって形成することにより、セ
ンサ部の強度を向上できる。さらに、低抵抗領域の大き
さ、深さを任意に選択することにより、センサ部の検出
感度を調整することができ、任意に検出感度を設定する
ことができる。
【0083】また、請求項2による加速度検出装置にお
いては、単結晶のシリコン基板の低抵抗領域にシリコン
のエッチングによって、固定部と可動部からなるセンサ
部を形成し、該可動部の質量部の変位によって、該質量
部の可動電極と固定部の固定電極との近接,離間を静電
容量の変化として検出するようにしたから、固定電極と
可動電極との離間寸法を小さくし、各電極との有効面積
を大きくでき、センサ部の検出感度を向上することがで
きる。さらに、単結晶のシリコンにセンサ部を形成する
ことにより、センサ部の強度を向上させることができ
る。
【0084】さらに、請求項3の発明のように、前記セ
ンサ部の固定電極と可動電極をくし状電極としたから、
各電極間の有効面積を大きくし、加速度の検出感度を向
上できる。
【0085】さらにまた、請求項4の発明のように、前
記センサ部には、固定部と可動部を覆うカバーを形成す
ることにより、各電極間に塵埃等が侵入するのを防止で
き、加速度検出装置の寿命を延ばすことができる。
【0086】一方、請求項5による加速度検出装置の製
造方法は、高抵抗な単結晶のシリコン基板を用いて、低
抵抗領域形成工程によってシリコン基板に低抵抗領域を
形成し、回路部形成工程では、シリコン基板の高抵抗領
域に回路部を形成し、溝部形成工程では、前記低抵抗領
域にセンサ部の固定部と可動部を形成するための溝部を
形成し、接合工程では前記シリコン基板に配線パターン
を有する絶縁基板を接合してセンサ部と回路部とを電気
的に接続し、センサ部形成工程では、前記シリコン基板
の他側面からエッチング処理を施し、前記シリコン基板
に固定部と可動部とを分離して形成することにより、セ
ンサ部の固定部と可動部との厚さを厚くでき、検出感度
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による加速度検出装置の
ガラス基板を一部破断にして示す斜視図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた縦断面図であ
る。
【図3】加速度検出装置の製造工程による高抵抗な単結
晶のシリコン基板に低抵抗領域形成工程に備えた予備工
程としてのマスキング処理を施した状態を示す縦断面図
である。
【図4】低抵抗領域形成工程によってシリコン基板に低
抵抗領域を形成した状態を示す縦断面図である。
【図5】回路部形成工程に備えた予備工程としてのマス
キング処理を施した状態を示す縦断面図である。
【図6】回路部形成工程によってシリコン基板に回路部
を形成した状態を示す縦断面図である。
【図7】溝部形成工程に備えた予備工程としてのマスキ
ング処理を施した状態を示すシリコン基板の縦断面図で
ある。
【図8】溝部形成工程によってシリコン基板の低抵抗領
域に固定部,可動部を形成するための溝部を形成した状
態を示す縦断面図である。
【図9】シリコン基板とガラス基板を接合する接合工程
を示す縦断面図である。
【図10】図9によるシリコン基板とガラス基板の接合
工程を示す斜視図である。
【図11】接合工程によってシリコン基板とガラス基板
が接合した状態を示す縦断面図である。
【図12】センサ部形成工程により、シリコン基板をエ
ッチングしてセンサ部の固定部と可動部とを形成した状
態を示す縦断面図である。
【図13】第1の実施例による加速度検出装置を実装基
板に実装する状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第2の実施例による加速度検出装置
のガラス基板を破断にして示す斜視図である。
【図15】図14中の矢示XV−XV方向からみた縦断面図
である。
【図16】センサ部形成工程に続く、カバー接合工程を
示す縦断面図である。
【図17】本発明の第3の実施例による加速度センサを
示すシリコン基板とガラス基板とを分離した状態を示す
斜視図である。
【図18】従来技術による加速度センサを示す斜視図で
ある。
【図19】他の従来技術による加速度センサを示す斜視
図である。
【図20】図19中の矢示XX−XX方向からみた縦断面図
である。
【符号の説明】
31,61 加速度検出装置 32,72 シリコン基板 33 低抵抗領域 34,71 センサ部 35,73 固定部 36 固定側くし状電極(固定電極) 37,74 可動部 38,75 支持部 39,76 梁 40,77 質量部 41 可動側くし状電極(可動電極) 42,79 回路部 43 ガラス基板(絶縁基板) 44 配線パターン 55 溝部 74A 固定電極 77A 可動電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低抵抗領域が形成された高抵抗な単結晶
    のシリコン基板と、該シリコン基板の低抵抗領域に形成
    されたセンサ部と、前記シリコン基板の高抵抗領域に形
    成された回路部と、前記シリコン基板に固着して設けら
    れた絶縁基板と、前記センサ部と回路部とを接続するた
    め、該絶縁基板に設けられた配線パターンとから構成し
    てなる加速度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ部は、前記シリコン基板の一
    方に形成された低抵抗領域をエッチング処理することに
    より互いに分離して形成された固定部と可動部を備え、
    前記固定部には固定電極を一体に形成し、前記可動部
    は、前記絶縁基板に固着された支持部と、梁を介して該
    支持部と連結され、加速度が作用したときに該加速度に
    応じて変位する質量部と、該質量部に前記固定部に形成
    された固定電極との間で微小隙間を介して対向するよう
    に設けられ、該質量部の変位によって近接,離間する可
    動電極とから一体に形成してなる加速度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記センサ部の固定電極と可動電極は、
    互いに微小隙間を介して対向するくし状電極としてなる
    請求項1記載の加速度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記シリコン基板には、前記センサ部を
    覆うカバーを設けてなる請求項1記載の加速度検出装
    置。
  5. 【請求項5】 高抵抗な単結晶のシリコン基板の一側面
    に低抵抗領域を形成する低抵抗領域形成工程と、前記シ
    リコン基板の高抵抗領域に半導体製造技術によって回路
    部を形成する回路部形成工程と、前記シリコン基板の低
    抵抗領域にエッチング処理によって溝部を形成する溝部
    形成工程と、配線パターンを有する絶縁基板を溝部が形
    成されたシリコン基板の一側面に接合する接合工程と、
    前記シリコン基板の他側面からエッチング処理を施し、
    前記シリコン基板に形成された溝部によって固定部と可
    動部とを分離してセンサ部を形成するセンサ部形成工程
    とからなる加速度検出装置の製造方法。
JP5657894A 1994-03-02 1994-03-02 加速度検出装置およびその製造方法 Pending JPH07245416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5657894A JPH07245416A (ja) 1994-03-02 1994-03-02 加速度検出装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5657894A JPH07245416A (ja) 1994-03-02 1994-03-02 加速度検出装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07245416A true JPH07245416A (ja) 1995-09-19

Family

ID=13031047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5657894A Pending JPH07245416A (ja) 1994-03-02 1994-03-02 加速度検出装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07245416A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6313529B1 (en) 1997-08-08 2001-11-06 Denso Corporation Bump bonding and sealing a semiconductor device with solder
JP2009014598A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Mitsubishi Electric Corp 静電容量式加速度センサ
JP2013124933A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Seiko Epson Corp 物理量センサー、物理量センサーの製造方法、および電子機器
JP2013127436A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Seiko Epson Corp 物理量センサー、物理量センサーの製造方法および電子機器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6313529B1 (en) 1997-08-08 2001-11-06 Denso Corporation Bump bonding and sealing a semiconductor device with solder
JP2009014598A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Mitsubishi Electric Corp 静電容量式加速度センサ
US8312770B2 (en) 2007-07-06 2012-11-20 Mitsubishi Electric Corporation Capacitive acceleration sensor
JP2013124933A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Seiko Epson Corp 物理量センサー、物理量センサーの製造方法、および電子機器
JP2013127436A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Seiko Epson Corp 物理量センサー、物理量センサーの製造方法および電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5831162A (en) Silicon micromachined motion sensor and method of making
US7382599B2 (en) Capacitive pressure sensor
US7821085B2 (en) Physical quantity sensor and method for manufacturing the same
US7067344B1 (en) Method of manufacturing an external force detection sensor
JP3151956B2 (ja) 加速度センサ
WO2010032820A1 (ja) Memsセンサ
JPH06347475A (ja) 加速度センサおよびその製造方法
JP2005172543A (ja) 加速度センサおよび加速度センサの製造方法
WO2006120886A1 (ja) 素子部を有する半導体装置およびその製造方法
JPH07209327A (ja) 加速度センサ
JPH07245416A (ja) 加速度検出装置およびその製造方法
JP2001004658A (ja) 2軸半導体加速度センサおよびその製造方法
JPH09292409A (ja) 加速度センサ
JP3478894B2 (ja) 表面型の加速度センサ
JP3189506B2 (ja) 加速度センサ
JP3633555B2 (ja) 半導体力学量センサ
JP3173256B2 (ja) 半導体加速度センサとその製造方法
JPH07176768A (ja) 加速度センサ
JPH0954114A (ja) 加速度センサ
JP2000304764A (ja) 半導体力学量センサ及びその製造方法
JP3392069B2 (ja) 半導体加速度センサおよびその製造方法
JP3506795B2 (ja) 静電容量式加速度センサの製造方法
JP3318743B2 (ja) 加速度センサ及びその製造方法
JP4175309B2 (ja) 半導体力学量センサ
JP2004028912A (ja) 静電容量型加速度センサおよびその製造方法