JPH07244237A - コンバージョンレンズ - Google Patents
コンバージョンレンズInfo
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- JPH07244237A JPH07244237A JP3455294A JP3455294A JPH07244237A JP H07244237 A JPH07244237 A JP H07244237A JP 3455294 A JP3455294 A JP 3455294A JP 3455294 A JP3455294 A JP 3455294A JP H07244237 A JPH07244237 A JP H07244237A
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- Japan
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- lens
- conversion
- barrel
- filter
- lens barrel
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Landscapes
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 １組のコンバージョンレンズを任意に組み代
えることで多数の特殊撮影を可能にすると共に、携帯を
容易にしたものである。 【構成】 光学的性格の異なるレンズを備えた複数個の
鏡筒及びフィルター用鏡筒からなり、これら鏡筒の前後
端にロック機構を設け、これらロック機構を介して複数
個の鏡筒を選択的に任意に、または選択的に方向を変え
て任意に結合させることができるようにしたコンバージ
ョンレンズであり、利用者はそのコンバージョンレンズ
を１組携帯するだけで、その場面に応じて直ちにレンズ
の組み代え等ができ、それによって種々の特殊な撮影が
可能になる。
えることで多数の特殊撮影を可能にすると共に、携帯を
容易にしたものである。 【構成】 光学的性格の異なるレンズを備えた複数個の
鏡筒及びフィルター用鏡筒からなり、これら鏡筒の前後
端にロック機構を設け、これらロック機構を介して複数
個の鏡筒を選択的に任意に、または選択的に方向を変え
て任意に結合させることができるようにしたコンバージ
ョンレンズであり、利用者はそのコンバージョンレンズ
を１組携帯するだけで、その場面に応じて直ちにレンズ
の組み代え等ができ、それによって種々の特殊な撮影が
可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラまたはス
チールカメラ等の撮影機器におけるマスターレンズの鏡
筒に、着脱自在に取り付けて使用されるコンバージョン
レンズに関するものである。
チールカメラ等の撮影機器におけるマスターレンズの鏡
筒に、着脱自在に取り付けて使用されるコンバージョン
レンズに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種のコンバージョンレンズとして
は、実開平５−４１２０号公報に開示された構成のもの
が従来例として周知である。この従来例のコンバージョ
ンレンズは、望遠レンズと広角レンズとが組み合わさ
れ、両者を組み合わせて使用する場合にテレ（望遠）コ
ンバージョンレンズとなり、望遠レンズを取り外した時
にワイド（広角）コンバージョンレンズとなるように構
成されている。
は、実開平５−４１２０号公報に開示された構成のもの
が従来例として周知である。この従来例のコンバージョ
ンレンズは、望遠レンズと広角レンズとが組み合わさ
れ、両者を組み合わせて使用する場合にテレ（望遠）コ
ンバージョンレンズとなり、望遠レンズを取り外した時
にワイド（広角）コンバージョンレンズとなるように構
成されている。
【０００３】そして、コンバージョンレンズを撮影機器
のマスターレンズに取り付ける場合には、マスターレン
ズの鏡筒の内周面に設けられたヘリコイドに対して、広
角レンズの鏡筒に設けられているネジ部を螺着させて取
り付けるものであり、その広角レンズの鏡筒に対して望
遠レンズの鏡筒が、ラッチ機構により取り付けられるよ
うになっている。
のマスターレンズに取り付ける場合には、マスターレン
ズの鏡筒の内周面に設けられたヘリコイドに対して、広
角レンズの鏡筒に設けられているネジ部を螺着させて取
り付けるものであり、その広角レンズの鏡筒に対して望
遠レンズの鏡筒が、ラッチ機構により取り付けられるよ
うになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、広角レンズの鏡筒をマスターレンズの
鏡筒に螺着させて取り付けるものであって、その取り付
けの順序が最初から決められており、その順序は変える
ことができない。
来例においては、広角レンズの鏡筒をマスターレンズの
鏡筒に螺着させて取り付けるものであって、その取り付
けの順序が最初から決められており、その順序は変える
ことができない。
【０００５】このように従来例においては、決められた
レンズ配列でテレコンバージョンにし、望遠レンズを取
り外すことでワイドコンバージョンにすることしかでき
ないのであり、画面の周辺を歪ませる所謂センターフォ
カスとか種々のフィルターを簡単に組み込んで特殊な映
像または撮影効果を醸し出す等が全くできない構成にな
っている。
レンズ配列でテレコンバージョンにし、望遠レンズを取
り外すことでワイドコンバージョンにすることしかでき
ないのであり、画面の周辺を歪ませる所謂センターフォ
カスとか種々のフィルターを簡単に組み込んで特殊な映
像または撮影効果を醸し出す等が全くできない構成にな
っている。
【０００６】また、この種の撮影機器において複数の特
殊効果を得ようとしたときに、その特殊効果に対応した
数だけアダプターが必要であり、旅行や屋外撮影等の際
にはそれらを収納して持ち歩くための比較的大きなキャ
リングケースが必要であり、一般のアマチュアカメラマ
ンにとって、手軽に種々の特殊効果を楽しむことが困難
であると云う問題点も有している。
殊効果を得ようとしたときに、その特殊効果に対応した
数だけアダプターが必要であり、旅行や屋外撮影等の際
にはそれらを収納して持ち歩くための比較的大きなキャ
リングケースが必要であり、一般のアマチュアカメラマ
ンにとって、手軽に種々の特殊効果を楽しむことが困難
であると云う問題点も有している。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、単体又は１群の光学的
性格の異なるレンズを単体の鏡筒に収めて複数個形成
し、これら複数個の鏡筒を選択的に任意に、または選択
的に方向を変えて任意に結合させることができる構成に
したことを特徴とするコンバージョンレンズを提供する
ものであり、前記鏡筒の前後端にロック機構を設けたこ
と、及び単体の鏡筒に収められる１群のレンズが２枚で
あると共に、複数個の鏡筒が、望遠レンズ用、フィルタ
ー用、広角レンズ用及び撮影用機器への取付用であり、
フィルター用鏡筒に特殊効果を得るためのフィルターま
たは枠体を選択的に取り付けることができ、更に前記取
付用鏡筒は、撮影用機器のマスターレンズの鏡筒に取り
付けられるものである。
する具体的手段として本発明は、単体又は１群の光学的
性格の異なるレンズを単体の鏡筒に収めて複数個形成
し、これら複数個の鏡筒を選択的に任意に、または選択
的に方向を変えて任意に結合させることができる構成に
したことを特徴とするコンバージョンレンズを提供する
ものであり、前記鏡筒の前後端にロック機構を設けたこ
と、及び単体の鏡筒に収められる１群のレンズが２枚で
あると共に、複数個の鏡筒が、望遠レンズ用、フィルタ
ー用、広角レンズ用及び撮影用機器への取付用であり、
フィルター用鏡筒に特殊効果を得るためのフィルターま
たは枠体を選択的に取り付けることができ、更に前記取
付用鏡筒は、撮影用機器のマスターレンズの鏡筒に取り
付けられるものである。
【０００８】
【作用】複数個の鏡筒を選択的に任意に、または選択的
に方向を変えて任意に結合させることができる構成のコ
ンバージョンレンズとしたことにより、そのコンバージ
ョンレンズを１個携帯するだけで、その場面に応じて直
ちにレンズの組み代え等ができ、それによって種々の特
殊な撮影が可能になるのである。
に方向を変えて任意に結合させることができる構成のコ
ンバージョンレンズとしたことにより、そのコンバージ
ョンレンズを１個携帯するだけで、その場面に応じて直
ちにレンズの組み代え等ができ、それによって種々の特
殊な撮影が可能になるのである。
【０００９】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例により更に詳し
く説明すると、図１において本発明に係るコンバージョ
ンレンズは、例えば前玉と称される望遠レンズ用の鏡筒
１と、後玉と称される広角レンズ用の鏡筒２と、フィル
ター用鏡筒３とから構成され、必要に応じて撮影機器へ
の取付用鏡筒、即ちアダプター４が用いられる。そして
更に、前記フィルター用鏡筒３に着脱自在に取り付けら
れるフィルター５も一つの構成部材として用いられる。
く説明すると、図１において本発明に係るコンバージョ
ンレンズは、例えば前玉と称される望遠レンズ用の鏡筒
１と、後玉と称される広角レンズ用の鏡筒２と、フィル
ター用鏡筒３とから構成され、必要に応じて撮影機器へ
の取付用鏡筒、即ちアダプター４が用いられる。そして
更に、前記フィルター用鏡筒３に着脱自在に取り付けら
れるフィルター５も一つの構成部材として用いられる。
【００１０】前記各鏡筒には、両端面に連結用のロック
機構が設けられている。このロック機構は、従来周知の
種々の構成のものが適用できるが、最もシンプルな例と
して例えば図２に示したように、係止用突起１１と係合
用凹部１２とからなる雄雌の関係に構成されているもの
で良い。
機構が設けられている。このロック機構は、従来周知の
種々の構成のものが適用できるが、最もシンプルな例と
して例えば図２に示したように、係止用突起１１と係合
用凹部１２とからなる雄雌の関係に構成されているもの
で良い。
【００１１】そして、係止用突起１１は例えばその先端
略中央部にボス状の凸部１１ａが形成されており、その
凸部１１ａに対応する係合用凹部１２が鏡筒の内周面に
沿って略鉤状に形成されている。
略中央部にボス状の凸部１１ａが形成されており、その
凸部１１ａに対応する係合用凹部１２が鏡筒の内周面に
沿って略鉤状に形成されている。
【００１２】これら雄雌の関係にあるロック機構は、各
鏡筒における一つの端面において少なくとも一対つづ対
称位置に設けられ、四箇所で係合するようにすれば良
い。また、光漏れ等の危惧がある場合には、更にロック
機構を増やすようにするかまたは係止用突起１１を連続
させたリング状の突起とし、ロック機構が増えることま
たはリング状の突起により連結の安定性も向上する。
鏡筒における一つの端面において少なくとも一対つづ対
称位置に設けられ、四箇所で係合するようにすれば良
い。また、光漏れ等の危惧がある場合には、更にロック
機構を増やすようにするかまたは係止用突起１１を連続
させたリング状の突起とし、ロック機構が増えることま
たはリング状の突起により連結の安定性も向上する。
【００１３】このようなロック機構を有する二つの鏡筒
を連結させる場合には、係止用突起１１の先端の凸部１
１ａを係合用凹部１２に位置合わせし、係止用突起１１
が係合用凹部１２の奥に突き当たるまで挿着し、突き当
たった時点で一方の鏡筒を右または左方向に回転させる
ことで、凸部１１ａが鉤状に形成された係合用凹部１２
に案内されて安定した係合がなされ、複数の鏡筒が精度
良く連結される。
を連結させる場合には、係止用突起１１の先端の凸部１
１ａを係合用凹部１２に位置合わせし、係止用突起１１
が係合用凹部１２の奥に突き当たるまで挿着し、突き当
たった時点で一方の鏡筒を右または左方向に回転させる
ことで、凸部１１ａが鉤状に形成された係合用凹部１２
に案内されて安定した係合がなされ、複数の鏡筒が精度
良く連結される。
【００１４】前記各鏡筒の内、撮影機器への取付用のア
ダプター４は、一方の端面に前述した係止用突起１１と
係合用凹部１２とからなるロック機構が設けられ、他方
の端面には撮影機器のヘリコイド（図示せず）に対する
連結用筒部４ａが形成されている。
ダプター４は、一方の端面に前述した係止用突起１１と
係合用凹部１２とからなるロック機構が設けられ、他方
の端面には撮影機器のヘリコイド（図示せず）に対する
連結用筒部４ａが形成されている。
【００１５】このアダプター４を用いることにより、コ
ンバージョンレンズの鏡筒の径と異なる撮影機器のレン
ズにも簡単に取り付けて使用することが出来るのであ
り、利用者において所有する撮影機器にそのアダプター
４を予め取り付けておけば、他の鏡筒を必要に応じて直
ちに取り付けることが出来るのである。勿論、使用され
る撮影機器のヘリコイドの径とコンバージョンレンズの
鏡筒の径とが略一致し、取り付けが容易な構造である場
合には、アダプター４を使用する必要はない。
ンバージョンレンズの鏡筒の径と異なる撮影機器のレン
ズにも簡単に取り付けて使用することが出来るのであ
り、利用者において所有する撮影機器にそのアダプター
４を予め取り付けておけば、他の鏡筒を必要に応じて直
ちに取り付けることが出来るのである。勿論、使用され
る撮影機器のヘリコイドの径とコンバージョンレンズの
鏡筒の径とが略一致し、取り付けが容易な構造である場
合には、アダプター４を使用する必要はない。
【００１６】前記フィルター用鏡筒３は、その周方向に
フィルター５が出し入れできる切欠部１３が設けられて
いる。この切欠部１３は、周方向に沿って略１８０°の
範囲に渡って形成され、使用時において上面に位置する
ように形成されている。
フィルター５が出し入れできる切欠部１３が設けられて
いる。この切欠部１３は、周方向に沿って略１８０°の
範囲に渡って形成され、使用時において上面に位置する
ように形成されている。
【００１７】このフィルター用鏡筒３に対するフィルタ
ー５の出し入れ、即ち挿着離脱は所謂ガタガタの状態で
も良いが、撮影機器を横にしたときに簡単に抜け落ちた
りしないように、保持手段１４が設けられる。この保持
手段１４は、鏡筒の内側において切欠部１３に沿って設
けられた、例えば発泡ウレタン等の摩擦抵抗体または挟
持部材である。
ー５の出し入れ、即ち挿着離脱は所謂ガタガタの状態で
も良いが、撮影機器を横にしたときに簡単に抜け落ちた
りしないように、保持手段１４が設けられる。この保持
手段１４は、鏡筒の内側において切欠部１３に沿って設
けられた、例えば発泡ウレタン等の摩擦抵抗体または挟
持部材である。
【００１８】この保持手段１４における摩擦抵抗体また
は挟持部材は、切欠部１３の少なくとも一側面に沿って
わずかにはみ出した状態で、もしくは切欠部１３の両側
からわずかにはみ出させた状態で、切欠部１３よりも稍
々狭い間隔で取り付けられ、フィルター５を挿着する際
に、切欠部１３に対して軽く押し込むようにすれば、保
持手段１４がわずかに変形して簡単に取り付けられる。
は挟持部材は、切欠部１３の少なくとも一側面に沿って
わずかにはみ出した状態で、もしくは切欠部１３の両側
からわずかにはみ出させた状態で、切欠部１３よりも稍
々狭い間隔で取り付けられ、フィルター５を挿着する際
に、切欠部１３に対して軽く押し込むようにすれば、保
持手段１４がわずかに変形して簡単に取り付けられる。
【００１９】そして、取り付けられたフィルター５は、
保持手段１４の摩擦によって保持され、撮影機器を横に
したり逆さにしても脱落することはない。尚、保持手段
１４としては、その他に、例えば板バネ等も使用可能で
ある。
保持手段１４の摩擦によって保持され、撮影機器を横に
したり逆さにしても脱落することはない。尚、保持手段
１４としては、その他に、例えば板バネ等も使用可能で
ある。
【００２０】レンズ用の鏡筒１，２の例としては、例え
ば図４〜９に示した構成のものが使用できる。即ち、図
４に示した鏡筒１は、内部に凸レンズ６のみを取り付け
た構成のものであり、所謂前玉と称される望遠レンズ用
のものである。
ば図４〜９に示した構成のものが使用できる。即ち、図
４に示した鏡筒１は、内部に凸レンズ６のみを取り付け
た構成のものであり、所謂前玉と称される望遠レンズ用
のものである。
【００２１】図５に示した鏡筒１は、内部に凹レンズ７
のみを取り付けた構成の、所謂後玉と称される広角レン
ズ用のものであり、図６に示した鏡筒１ａは、中央部だ
けがピントの合うレンズ部で、周囲が所謂流れ現象を起
こしたように写るレンズ部からなるセンターフォーカス
レンズ６ａが取り付けられた構成のものである。
のみを取り付けた構成の、所謂後玉と称される広角レン
ズ用のものであり、図６に示した鏡筒１ａは、中央部だ
けがピントの合うレンズ部で、周囲が所謂流れ現象を起
こしたように写るレンズ部からなるセンターフォーカス
レンズ６ａが取り付けられた構成のものである。
【００２２】更に、図７に示した鏡筒２ａは、内部に２
枚の凹レンズ７ａ，７ｂを取り付けた構成のものであ
り、前記図５の鏡筒２と機能的に略対応するものであ
る。
枚の凹レンズ７ａ，７ｂを取り付けた構成のものであ
り、前記図５の鏡筒２と機能的に略対応するものであ
る。
【００２３】また、図８に示した鏡筒１ｂは、内部に凸
レンズ６と凹レンズ７とを組み合わせた、所謂高級レン
ズと称される複合レンズである。
レンズ６と凹レンズ７とを組み合わせた、所謂高級レン
ズと称される複合レンズである。
【００２４】更に、その変型例として、図９に示した鏡
筒１ｃも使用できる。この鏡筒は、小径のレンズを用い
た場合であり、他の大径のレンズとの組み合わせが可能
なように、鏡筒１ｃの内側に内周面に沿ってリング状の
ホルダー部１ｄを形成し、該ホルダー部１ｄに小径の凸
レンズ６または凹レンズ７を、単体でもしくは複合させ
て取り付けることができるのである。いずれにしても、
複数の光学的性質の異なる鏡筒を任意に準備することが
できる。
筒１ｃも使用できる。この鏡筒は、小径のレンズを用い
た場合であり、他の大径のレンズとの組み合わせが可能
なように、鏡筒１ｃの内側に内周面に沿ってリング状の
ホルダー部１ｄを形成し、該ホルダー部１ｄに小径の凸
レンズ６または凹レンズ７を、単体でもしくは複合させ
て取り付けることができるのである。いずれにしても、
複数の光学的性質の異なる鏡筒を任意に準備することが
できる。
【００２５】前記フィルター５については、例えば図１
０〜１２に示した構成のものが使用される。図１０に示
したフィルター５は、把手５ａ付きのフレーム５ｂにハ
ート型の光透過部８を有する構成のもの、または透明な
ガラス体にハート型の光透過部を残して他の部分を不透
明または半透明にした構成のものである。
０〜１２に示した構成のものが使用される。図１０に示
したフィルター５は、把手５ａ付きのフレーム５ｂにハ
ート型の光透過部８を有する構成のもの、または透明な
ガラス体にハート型の光透過部を残して他の部分を不透
明または半透明にした構成のものである。
【００２６】光透過部８の模様としては、その他に例え
ば、円形、楕円形、菱形等の幾何学模様、または花弁、
木の葉、兎または亀等の動植物模様などが選択的に使用
可能である。
ば、円形、楕円形、菱形等の幾何学模様、または花弁、
木の葉、兎または亀等の動植物模様などが選択的に使用
可能である。
【００２７】また、図１１に示したフィルター５は、所
謂クロスフィルターであって、把手５ａ付きのフレーム
５ｂに、細線９をクロス状に刻設した透明なガラス体を
取り付けた構成のものである。
謂クロスフィルターであって、把手５ａ付きのフレーム
５ｂに、細線９をクロス状に刻設した透明なガラス体を
取り付けた構成のものである。
【００２８】このクロスフィルターは、フィルター用鏡
筒３への取り付けの状態において、把手５ａの部分を指
で摘んで適宜方向に回転させることによって、クロス光
の傾斜角度が任意に選択できるのである。尚、クロス状
の細線９の間隔は種々のものが任意に選択できる。
筒３への取り付けの状態において、把手５ａの部分を指
で摘んで適宜方向に回転させることによって、クロス光
の傾斜角度が任意に選択できるのである。尚、クロス状
の細線９の間隔は種々のものが任意に選択できる。
【００２９】更に、図１２に示したフィルター５は、タ
イトラーフィルターであり、透明なガラス体の上部また
は下部に設けた枠部１０に、「○○記念」等の任意のタ
イトルを書したラベルを貼り付ける等して、所望のタイ
トルが入れられるようになっている。
イトラーフィルターであり、透明なガラス体の上部また
は下部に設けた枠部１０に、「○○記念」等の任意のタ
イトルを書したラベルを貼り付ける等して、所望のタイ
トルが入れられるようになっている。
【００３０】これらの各種のフィルターの他に、４分割
画面用レンズフィルター、レインボーフィルターまたは
一般的に使用されているカラーフィルター、即ちイエロ
ー、スモークまたはレッド等の半透明なフィルターが使
用できることは云うまでもなく、またこれら一般的に使
用されているカラーフィルターに前記光透過部８または
クロス状の細線９を施すことができることも勿論であ
る。
画面用レンズフィルター、レインボーフィルターまたは
一般的に使用されているカラーフィルター、即ちイエロ
ー、スモークまたはレッド等の半透明なフィルターが使
用できることは云うまでもなく、またこれら一般的に使
用されているカラーフィルターに前記光透過部８または
クロス状の細線９を施すことができることも勿論であ
る。
【００３１】このように構成された本発明のコンバージ
ョンレンズについて、その使用例を幾つか述べると、図
１３は、カメラなどの撮影機器Ａに対して、凸レンズ６
を有する鏡筒１と凹レンズ７を有する鏡筒２とを組み合
わせたものであり、凸レンズ６を前方に凹レンズ７を後
方に配設する組み合わせにすることで、テレコンバージ
ョンになる。
ョンレンズについて、その使用例を幾つか述べると、図
１３は、カメラなどの撮影機器Ａに対して、凸レンズ６
を有する鏡筒１と凹レンズ７を有する鏡筒２とを組み合
わせたものであり、凸レンズ６を前方に凹レンズ７を後
方に配設する組み合わせにすることで、テレコンバージ
ョンになる。
【００３２】また、上記凸レンズ６と凹レンズ７との組
み合わせにおいて、図１４に示したように、凹レンズ７
を前方に配設し、凸レンズ６を後方に配設することで、
ワイドコンバージョンになるのである。
み合わせにおいて、図１４に示したように、凹レンズ７
を前方に配設し、凸レンズ６を後方に配設することで、
ワイドコンバージョンになるのである。
【００３３】更に、上記図１３に示した組み合わせにお
いて、図１５に示したように、凸レンズ７の向きを逆に
した場合には、周辺部がボカシ状態になったテレコンバ
ージョンになる。上記各組み合わせにおいて、いずれも
凹レンズ７を有する鏡筒２を図７に示した２枚の凹レン
ズを有する鏡筒２ａに代えることができるし、また凸レ
ンズ６を有する鏡筒１に代えて、図８に示した鏡筒１ｂ
を使用すること、及び必要に応じて図９に示した鏡筒１
ｃを使用することもできる。そして、いずれの場合でも
略同等の特殊撮影が可能なのである。
いて、図１５に示したように、凸レンズ７の向きを逆に
した場合には、周辺部がボカシ状態になったテレコンバ
ージョンになる。上記各組み合わせにおいて、いずれも
凹レンズ７を有する鏡筒２を図７に示した２枚の凹レン
ズを有する鏡筒２ａに代えることができるし、また凸レ
ンズ６を有する鏡筒１に代えて、図８に示した鏡筒１ｂ
を使用すること、及び必要に応じて図９に示した鏡筒１
ｃを使用することもできる。そして、いずれの場合でも
略同等の特殊撮影が可能なのである。
【００３４】更にまた、図１６に示したように、例えば
撮影機器Ａに対して、図６に示したセンターフォカスレ
ンズ６ａを単独で使用することもできるし、他のレンズ
との組み合わせもできる。例えば、前述した組み合わせ
の中で、凸レンズ６に代えてこのセンターフォカスレン
ズを使用すれば、センター部分のピントが合って、周辺
が流れ状態に撮影できるようになる。
撮影機器Ａに対して、図６に示したセンターフォカスレ
ンズ６ａを単独で使用することもできるし、他のレンズ
との組み合わせもできる。例えば、前述した組み合わせ
の中で、凸レンズ６に代えてこのセンターフォカスレン
ズを使用すれば、センター部分のピントが合って、周辺
が流れ状態に撮影できるようになる。
【００３５】フィルター用鏡筒３は適宜位置に取り付け
て使用できるものであり、例えば図１７に示したよう
に、凸レンズ６と凹レンズ７との間に挟んで用いられ
る。そして、適宜のフィルター５を状況に応じて選択し
て、鏡筒３の切欠部１３に挿着して使用する。
て使用できるものであり、例えば図１７に示したよう
に、凸レンズ６と凹レンズ７との間に挟んで用いられ
る。そして、適宜のフィルター５を状況に応じて選択し
て、鏡筒３の切欠部１３に挿着して使用する。
【００３６】フィルター用鏡筒３の最もポピュラーな使
用の仕方としては、レンズ群の前に取り付けるものであ
るが、前述したようにレンズの間に挟んだり、またはレ
ンズ群と撮影機器との間に挟んで使用することもでき
る。この理由は、コンバージョンレンズとして、レンズ
用鏡筒１，２とフィルター用鏡筒３とを同一レベルのユ
ニットとして形成し、これらユニットをロック機構を介
して任意に組み代えることができる構成にしたことであ
る。
用の仕方としては、レンズ群の前に取り付けるものであ
るが、前述したようにレンズの間に挟んだり、またはレ
ンズ群と撮影機器との間に挟んで使用することもでき
る。この理由は、コンバージョンレンズとして、レンズ
用鏡筒１，２とフィルター用鏡筒３とを同一レベルのユ
ニットとして形成し、これらユニットをロック機構を介
して任意に組み代えることができる構成にしたことであ
る。
【００３７】また、本発明のコンバージョンレンズが、
サイズ的に撮影機器側の鏡筒に取り付けられないような
場合には、その撮影機器側の鏡筒に合わせた取付用鏡筒
４が使用される。この取付用鏡筒４を介して、任意の鏡
筒を好みに合わせて適宜組み付ければ良いのである。
サイズ的に撮影機器側の鏡筒に取り付けられないような
場合には、その撮影機器側の鏡筒に合わせた取付用鏡筒
４が使用される。この取付用鏡筒４を介して、任意の鏡
筒を好みに合わせて適宜組み付ければ良いのである。
【００３８】いづれの鏡筒の組み合わせにおいても、各
鏡筒の長さは内部に取り付けられるレンズに対応して、
その寸法精度がキチンと設定されており、いかなる組み
合わせがなされても、ピントが合わない等の不都合は全
く生じないのである。
鏡筒の長さは内部に取り付けられるレンズに対応して、
その寸法精度がキチンと設定されており、いかなる組み
合わせがなされても、ピントが合わない等の不都合は全
く生じないのである。
【００３９】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るコンバ
ージョンレンズは、単体又は１群の光学的性格の異なる
レンズを単体の鏡筒に収めて複数個形成し、これら複数
個の鏡筒を選択的に任意に、または選択的に方向を変え
て任意に結合させることができる構成にしたことによ
り、従来のように多数の特殊レンズのセットを夫々キャ
リングケースに入れて持ち運ぶことなく、一組のコンバ
ージョンレンズがあれば、それを利用者各自が自由に組
み代えて所望の撮影ができるばかりでなく、持ち運び及
び取り扱いが著しく便利であると云う優れた効果を奏す
る。
ージョンレンズは、単体又は１群の光学的性格の異なる
レンズを単体の鏡筒に収めて複数個形成し、これら複数
個の鏡筒を選択的に任意に、または選択的に方向を変え
て任意に結合させることができる構成にしたことによ
り、従来のように多数の特殊レンズのセットを夫々キャ
リングケースに入れて持ち運ぶことなく、一組のコンバ
ージョンレンズがあれば、それを利用者各自が自由に組
み代えて所望の撮影ができるばかりでなく、持ち運び及
び取り扱いが著しく便利であると云う優れた効果を奏す
る。
【００４０】各鏡筒の前後端にロック機構を設けたこと
により、鏡筒の組み代えが前後において自由にできるば
かりでなく、前後を逆にしても簡単に組み代えることが
できるので、多種類に渡る特殊撮影が可能になると云う
優れた効果を奏する。
により、鏡筒の組み代えが前後において自由にできるば
かりでなく、前後を逆にしても簡単に組み代えることが
できるので、多種類に渡る特殊撮影が可能になると云う
優れた効果を奏する。
【００４１】また、複数個の鏡筒が、望遠レンズ用、フ
ィルター用、広角レンズ用及び撮影用機器への取付用で
あり、これらを夫々ユニットとして単体で形成したこと
により、掃除及びメンテナンス等が著しく容易になると
云う優れた効果を奏する。
ィルター用、広角レンズ用及び撮影用機器への取付用で
あり、これらを夫々ユニットとして単体で形成したこと
により、掃除及びメンテナンス等が著しく容易になると
云う優れた効果を奏する。
【００４２】更に、フィルター用鏡筒に特殊効果を得る
ためのフィルターまたは枠体を選択的に取り付けること
ができ、また前記取付用鏡筒は、撮影用機器のマスター
レンズの鏡筒に取り付けられるものであるので、これら
により特殊撮影が更に多岐に渡って楽しめるばかりでな
く、取付用鏡筒を用いることで、ほとんどの撮影機器に
適用できると云う優れた効果を奏する。
ためのフィルターまたは枠体を選択的に取り付けること
ができ、また前記取付用鏡筒は、撮影用機器のマスター
レンズの鏡筒に取り付けられるものであるので、これら
により特殊撮影が更に多岐に渡って楽しめるばかりでな
く、取付用鏡筒を用いることで、ほとんどの撮影機器に
適用できると云う優れた効果を奏する。
【図１】本発明に係る一例のコンバージョンレンズを分
離して示した斜視図である。
離して示した斜視図である。
【図２】同コンバージョンレンズにおけるロック機構の
一例を示す要部の拡大断面図である。
一例を示す要部の拡大断面図である。
【図３】同コンバージョンレンズにおけるフィルター用
鏡筒の略示的断面図である。
鏡筒の略示的断面図である。
【図４】同コンバージョンレンズにおける単体のレンズ
を取り付けたレンズ用鏡筒の一例を示す略示的断面図で
ある。
を取り付けたレンズ用鏡筒の一例を示す略示的断面図で
ある。
【図５】同コンバージョンレンズにおける単体のレンズ
を取り付けたレンズ用鏡筒の他の例を示す略示的断面図
である。
を取り付けたレンズ用鏡筒の他の例を示す略示的断面図
である。
【図６】同コンバージョンレンズにおける単体のレンズ
を取り付けたレンズ用鏡筒の更に他の例を示す略示的断
面図である。
を取り付けたレンズ用鏡筒の更に他の例を示す略示的断
面図である。
【図７】同コンバージョンレンズにおける複数のレンズ
を取り付けたレンズ用鏡筒の一例を示す略示的断面図で
ある。
を取り付けたレンズ用鏡筒の一例を示す略示的断面図で
ある。
【図８】同コンバージョンレンズにおける複数のレンズ
を取り付けたレンズ用鏡筒の他の例を示す略示的断面図
である。
を取り付けたレンズ用鏡筒の他の例を示す略示的断面図
である。
【図９】同コンバージョンレンズにおける複数のレンズ
を取り付けたレンズ用鏡筒の更に他の例を示す略示的断
面図である。
を取り付けたレンズ用鏡筒の更に他の例を示す略示的断
面図である。
【図１０】同コンバージョンレンズに使用されるフィル
ターの一例を示す略示的平面図である。
ターの一例を示す略示的平面図である。
【図１１】同コンバージョンレンズに使用されるフィル
ターの他の例を示す略示的平面図である。
ターの他の例を示す略示的平面図である。
【図１２】同コンバージョンレンズに使用されるフィル
ターの更に他の例を示す略示的平面図である。
ターの更に他の例を示す略示的平面図である。
【図１３】同コンバージョンレンズの一使用態様を略示
的に示した説明図である。
的に示した説明図である。
【図１４】同コンバージョンレンズの他の使用態様を略
示的に示した説明図である。
示的に示した説明図である。
【図１５】同コンバージョンレンズの更に他の使用態様
を略示的に示した説明図である。
を略示的に示した説明図である。
【図１６】同コンバージョンレンズの他のもう一つの使
用態様を略示的に示した説明図である。
用態様を略示的に示した説明図である。
【図１７】同コンバージョンレンズにおけるフィルター
用鏡筒の使用態様を略示的に示した説明図である。
用鏡筒の使用態様を略示的に示した説明図である。
１、１ａ、１ｂ、１ｃ、２、２ａ レンズ用鏡筒 １ｄ ホルダー部 ３ フィルター用鏡筒 ４ 取付用鏡筒（アダプター） ４ａ 連結部 ５ フィルター ５ａ 把手 ５ｂ フレーム ６ 凸レンズ ７、７ａ、７ｂ 凹レンズ ８ 光透過部 ９ 刻設した細線 １０ 枠部 １１ 突出部 １１ａ 凸部 １２ 係合用凹部 １３ 切欠部 １４ 保持手段
Claims (6)
- 【請求項１】 単体又は１群の光学的性格の異なるレン
ズを単体の鏡筒に収めて複数個形成し、これら複数個の
鏡筒を選択的に任意に、または選択的に方向を変えて任
意に結合させることができる構成にしたことを特徴とす
るコンバージョンレンズ。 - 【請求項２】 鏡筒の前後端にロック機構を設けたこと
を特徴とする請求項１に記載のコンバージョンレンズ。 - 【請求項３】 単体の鏡筒に収められる１群のレンズが
２枚である請求項１または２に記載のコンバージョンレ
ンズ。 - 【請求項４】 複数個の鏡筒が、望遠レンズ用、フィル
ター用、広角レンズ用及び撮影用機器への取付用である
請求項１、２または３に記載のコンバージョンレンズ。 - 【請求項５】 フィルター用鏡筒に特殊効果を得るため
のフィルターまたは枠体を選択的に取り付けることがで
きる請求項１、２、３または４に記載のコンバージョン
レンズ。 - 【請求項６】 取付用鏡筒は、撮影用機器のマスターレ
ンズの鏡筒に取り付けられる請求項１、３または４に記
載のコンバージョンレンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3455294A JPH07244237A (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | コンバージョンレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3455294A JPH07244237A (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | コンバージョンレンズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07244237A true JPH07244237A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12417478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3455294A Pending JPH07244237A (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | コンバージョンレンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07244237A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004003659A1 (ja) * | 2002-06-28 | 2004-01-08 | Sea & Sea Products Ltd. | コンバージョンレンズ及びコンバージョンレンズを備えたカメラ |
| JP2013218020A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Mitsutoyo Corp | ガラス厚補正アダプタ、及び対物レンズ |
| JP2020064164A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | キヤノン株式会社 | 光学装置及びそれを備える撮像システム |
| US10712636B2 (en) | 2015-06-22 | 2020-07-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Polarization acquisition apparatus, image capturing apparatus and image capturing system |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP3455294A patent/JPH07244237A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004003659A1 (ja) * | 2002-06-28 | 2004-01-08 | Sea & Sea Products Ltd. | コンバージョンレンズ及びコンバージョンレンズを備えたカメラ |
| JP2013218020A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Mitsutoyo Corp | ガラス厚補正アダプタ、及び対物レンズ |
| US10712636B2 (en) | 2015-06-22 | 2020-07-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Polarization acquisition apparatus, image capturing apparatus and image capturing system |
| JP2020064164A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | キヤノン株式会社 | 光学装置及びそれを備える撮像システム |
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