JPH0724421A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置

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JPH0724421A
JPH0724421A JP17516193A JP17516193A JPH0724421A JP H0724421 A JPH0724421 A JP H0724421A JP 17516193 A JP17516193 A JP 17516193A JP 17516193 A JP17516193 A JP 17516193A JP H0724421 A JPH0724421 A JP H0724421A
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JP
Japan
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paper
unit
paper sheet
sheet
conveyor
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JP17516193A
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English (en)
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Osamu Maruyama
修 丸山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0724421A publication Critical patent/JPH0724421A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】郵便物処理装置内でのジャムの発生を防止す
る。 【構成】この郵便物処理装置1は、複数の郵便物3a、
3bを受け入れ搬送経路上に供給するホッパー部5およ
び供給コンベア7と、これらから供給された郵便物3
a、3bのうち、所定の厚さ以上のものを排除する厚さ
選別部11と、この厚さ選別部11を通過した郵便物3
aを均しつつ搬送するバッファストレージコンベア41
と、郵便物3aを立てながら縦および横の一方に揃えて
搬送するトラフコンベア45と、縦および横の一方に揃
えられた郵便物3aのうち、所定の高さ以上のものを排
除する幅選別部13と、この幅選別部13の直前に設け
られた受光素子65と、この受光素子65からの信号を
基に郵便物3aの通過時間を測定しこの時間に応じてバ
ッファストレージコンベア41およびトラフコンベア4
5を稼働制御するCPU31とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば幅や厚さなどが
さまざまに異なる紙葉類を分類および集積する紙葉類処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、幅や厚さなどがさまざまに異なる
紙葉類、例えば郵便物などは、郵便物処理装置内の選別
手段によってサイズ別に分類および集積されるが、大量
の郵便物を処理する中では、どうしてもジャムに陥りや
すく改善が望まれている。
【0003】従来の郵便物処理装置には、郵便物を搬送
する搬送経路上に、複数の選別手段(郵便物厚さ選別部
および郵便物幅選別部など)、ずらし部、バッファ部、
読取部、スタッカ部などがその順に設けられており、複
数の選別手段で厚さや幅などが異なる郵便物を選別後、
ずらし部で搬送方向にずらし、バッファ部で1枚1枚に
別け、読取部で切手もしくはコントラストバーなどを検
知し、最終的にスタッカ部で、例えば速達や普通郵便な
どに分類および集積するようになっている。
【0004】この郵便物処理装置の場合、選別手段は複
数設けられており多くの郵便物を選別処理できるもの
の、その後段のずらし部は1か所しか設置されていない
ため、同じ量を流したのでは、郵便物がずらし部に溜ま
りジャムが発生する。
【0005】そこで、通常、ずらし部の直前およびずら
し部のベルト位置などに量検知センサを設けて、これら
各センサからの信号を基にCPUがずらし部の前で郵便
物の搬送制御を行ってジャムを防止している。
【0006】ところで、ずらし部の前段には、上記選別
手段が設けられている都合上、ずらし部のみで郵便物を
搬送制御しても、今度は選別手段側でジャムが起こる可
能性ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の郵便物処理装置、すなわち紙葉類処理装置では、ず
らし部で搬送制御を行っただけでは、その前段の選別手
段でジャムに陥ることがあるという問題があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、ジャムに陥ることのない紙葉類処理装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類処理装置
は上記した目的を達成するために、紙葉類を受け入れ搬
送経路上に供給する紙葉類受入手段と、この紙葉類受入
手段によって前記搬送経路上に供給された前記紙葉類を
搬送する搬送手段と、前記搬送経路上の所定の高さ位置
に設けられ前記搬送手段により前記搬送経路上を搬送さ
れてきた紙葉類を通過毎に感知する紙葉類感知手段と、
この紙葉類感知手段により感知された前記高さ以上の紙
葉類を排除すると共に、感知されなかった前記高さ未満
の紙葉類を前記搬送経路に従って通過させる紙葉類幅選
別部と、前記紙葉類感知手段により感知された紙葉類の
通過時間に応じて前記紙葉類受入手段および前記搬送手
段を稼働制御する制御手段とを具備している。
【0010】この紙葉類処理装置の紙葉類幅選別部は、
前記制御手段の制御により前記紙葉類受入手段および前
記搬送手段が停止中も稼働される。
【0011】また、この紙葉類処理装置は、前記紙葉類
幅選別部により通過された前記高さ未満の複数の紙葉類
を搬送方向にずらすずらし部と、このずらし部と前記紙
葉類幅選別部との間に配設され前記紙葉類を通過毎に感
知するずらし部手前紙葉類感知手段と、前記ずらし部に
配設され、前記紙葉類を通過毎に感知するずらし部紙葉
類感知手段と、前記ずらし部手前紙葉類感知手段および
前記ずらし部紙葉類感知手段により前記紙葉類の通過が
連続して感知された場合、前記紙葉類受入手段および前
記搬送手段に対して前記紙葉類幅選別部への前記紙葉類
の供給を一時停止するよう制御する手段とを具備してい
る。
【0012】さらにこの紙葉類処理装置は、複数の紙葉
類を受け入れ搬送経路上に供給する紙葉類供給部と、こ
の紙葉類供給部より前記搬送経路上に供給された前記複
数の紙葉類のうち、所定の厚さ以上のものを排除すると
共に、それ以外のものは前記搬送経路に従って通過させ
る紙葉類厚さ選別部と、この紙葉類厚さ選別部を通過し
た前記所定の厚さ未満の紙葉類を均しつつ搬送する第1
のコンベアと、この第1のコンベアよりの前記紙葉類を
立てながら縦および横の一方に揃えて搬送する第2のコ
ンベアと、この第2のコンベアにより縦および横の一方
に揃えられた前記紙葉類のうち、所定の高さ以上のもの
を排除すると共に、それ以外のものは前記搬送経路に従
って通過させる紙葉類幅選別部と、前記第2のコンベア
を通じて前記紙葉類幅選別部に搬送される所定の高さ以
上の紙葉類を光により検知する光センサと、この光セン
サからの信号を基に紙葉類の通過を検知し、この検知が
所定時間以上継続した場合、前記第1および第2のコン
ベアを一時停止させる制御部とを具備している。
【0013】
【作用】本発明では、厚さおよび幅などが異なる紙葉類
が大量に紙葉類幅選別部に供給された場合、紙葉類感知
手段がその前で紙葉類を通過毎に感知し、その通過時間
に応じて制御手段が紙葉類受入手段および搬送手段を稼
働制御、例えば稼働および停止などを行う。
【0014】上記紙葉類受入手段および搬送手段が停止
中も、紙葉類幅選別部は紙葉類の選別を続けるので、紙
葉類幅選別部に溜まりかけた紙葉類は紙葉類幅選別部に
より速やかに選別されて紙葉類幅選別部からなくなって
ゆく。
【0015】これにより、紙葉類が紙葉類幅選別部から
掃けてくると、紙葉類は紙葉類感知手段によって断続的
に感知されるようになり紙葉類受入手段および搬送手段
の稼働が再開されるようになる。
【0016】この結果、装置内でのジャムの発生を防止
することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0018】図1は本発明に係る一実施例の紙葉類処理
装置としての郵便物処理装置の構成を示す図である。
【0019】同図に示すように、郵便物処理装置1は、
厚さおよび幅などが多種多様な複数の郵便物3を受け入
れ、次段の搬送経路上に供給するホッパー部5を有して
いる。このホッパー部5には、郵便物3を装置内に搬送
する供給コンベア7が設けられている。またこのホッパ
ー部5には、ここから供給された郵便物3を選別する選
別手段9が接続配置されている。この選別手段9は、厚
さ選別部11と幅選別部13とからなる。厚さ選別部1
1は供給された複数の郵便物のうち、所定の厚さ以上の
もの、いわゆる厚物郵便物を排除すると共に、それ以外
のものは搬送経路に従って通過させる。幅選別部13は
供給された複数の郵便物のうち、所定の高さ以上のも
の、いわゆる幅物郵便物を排除すると共に、それ以外の
ものは搬送経路に従って通過させる。
【0020】この選別手段9には、選別の結果残された
定型郵便物のみが供給されるバッファ部15が第1読取
部17を介在させて接続されている。このバッファ部1
5からは第1読取部17に郵便物3が戻る形で1通づつ
等間隔で送出される。この第1読取部17には、図示し
ていないが郵便物に含まれる検知対象物、例えば切手お
よびコントラストバーなどを検知する検知部が設けられ
ている。
【0021】バッファ部15には、検知対象物が検知さ
れなかった郵便物3の上下方向を反転させる反転部19
が接続されている。なおこの反転部19の動作は、既に
第1読取部17によって検知対象物が検知されたときは
行われない。この反転部19には、第2読取部21が接
続されている。この第2読取部21にも上記同様に検知
部が設けられている。この第2読取部21には、ここか
ら出力された郵便物3にスタンプ押印する押印部23が
接続されている。この押印部23には、スタンプ押印さ
れた郵便物3を、例えば速達や普通郵便などに分類およ
び集積するスタッカー部25が接続されている。押印部
23とスタッカー部25との間には、表示装置27が設
けられている。この装置は主操作部29で操作される。
【0022】続いて図2を参照してこの郵便物処理装置
の制御系統の構成について説明する。 同図に示すよう
に、郵便物処理装置の制御系統は、装置全体を制御する
16ビットのセントラル・プロセッシング・ユニット31
(以下CPUと称す。)、このCPU31の制御プログ
ラムを記憶しているリード・オンリー・メモリ32(以
下ROMと称す)、郵便物3の検知対象物から読み取っ
た情報、例えば仕分け処理に必要なフラグやデータなど
を記憶したり、制御プログラムのバッファとして情報を
記憶するランダム・アクセス・メモリ33(以下RAM
と称す)、郵便物の搬送制御を行うためのタイマ34、
センサの割り込み処理を行う割込コントローラ35、セ
ンサの状態情報や集積満杯情報などが入力される入力ポ
ート36、郵便物3を搬送する各コンベアのモータおよ
びクラッチなどを制御する制御信号が出力される出力ポ
ート37などから構成されている。
【0023】次に、図3および図4を参照して選別手段
9について詳細に説明する。
【0024】図3に示すように、この選別手段9は、大
別すると上記したように厚さ選別部11と幅選別部13
とに区分されるが、この間にはバッファストレージコン
ベア41が設けられている。このバッファストレージコ
ンベア41は、主に郵便物3を幅選別部13側に搬送す
るコンベアベルトと、このコンベアベルトを駆動するモ
ーターと、このモーターの駆動力をコンベアベルトに伝
達するクラッチとから構成されており、クラッチのオン
・オフ動作によりコンベアベルトの起動および停止が行
われる。このバッファストレージコンベア41は厚さ選
別部11を通過した所定の厚さ未満の郵便物3を幅選別
部13側に搬送するだけでなく、コンベアベルトの幅が
広く設けられており搬送中に郵便物3の流れを緩和する
役目をもっている。幅選別部13には、バッファストレ
ージコンベア41に連結されてトラフコンベア45が設
けられている。
【0025】このトラフコンベア45は、側面部に設け
られたシュート部47と、底部に設けられた複数の突起
付きローラー49と、これら突起付きローラー49を駆
動する図示しない駆動モータと、各駆動モータの駆動力
を制御する図示しないクラッチなどから構成されてい
る。
【0026】このトラフコンベア45には、幅選別部1
3が連結されている。この幅選別部13内には、トラフ
コンベア45によって立てられて運ばれてきた郵便物3
をずらし部手前下搬送ベルト51などによりさらに後段
に搬送する搬送経路が設けられている。この搬送経路上
には、第1の幅選別部53、ずらし部55、第2の幅選
別部57および第3の幅選別部59がその順に設けられ
ている。なお、ずらし部手前下搬送ベルト51とは、ト
ラフコンベア45とずらし部55との間に設けられた搬
送ベルトでありこのベルト上に第1の幅選別部53が設
置されている。ずらし部55は、第1の幅選別部53と
第2の幅選別部57との間に設けられ主に、取り出しベ
ルト、エアーチャンバー、ブロア、逆転ベルトなどから
構成された郵便物のずらし機構であり、第1の幅選別部
53によって選別された郵便物3を、ずらし部手前下搬
送ベルト51よりも若干速い速度で取り出すようベルト
を回転させてずらしをかける機構である。取り出しベル
トとエアーチャンバーには郵便物を吸引するための穴が
設けられており、エアーチャンバーの内部は、通常、ブ
ロアにより真空に近い状態が維持されている。また取り
出しベルトは駆動モータとクラッチにより制御されてお
り、バッファ部15内に郵便物3が満杯状態でない限り
回転している。また取り出しベルトからある一定の隙間
で接近した位置には逆転ベルトが配置されており、郵便
物3が一度に大量に取り出されないように取り出しベル
トとは反対の方向に回転している。
【0027】図4に示すように、第1の幅選別部53
は、ずらし部手前下搬送ベルト51の高さ位置から所定
の高さだけ高い位置に設けられた2枚のガイド板61、
62と、ガイド61に設けられた発光素子63と、この
発光素子63に対向してガイド板62に設けられた受光
素子65と、ガイド板61、62の後段に設けられガイ
ド板61、62により集められた幅の広い郵便物3bの
みを引き込み他へ排除する抜き取り部67とからなる。
抜き取り部67は、定型幅の郵便物3aよりも広い幅の
郵便物3bのみを引き込む引き込みローラ69と、この
引き込みローラ69を覆うように固定するガイド部材7
1と、このガイド部材71を固定する側柱73とからな
る。2枚のガイド板61、62はベルト51上の厚さ選
別された郵便物3a、3bの中で、幅の広い郵便物3b
だけを集める役目をする。受光素子65は、いわゆる光
センサであり、発光素子63が発光した光を受けると、
入力ポート36を通じて割込コントローラ35に信号を
出力し、郵便物3などにより光が遮断されると信号の出
力を停止する。つまりこの受光素子65は、幅物郵便物
3bのみの通過を検知するので、通常、幅物量検知セン
サと呼ぶ。また第1の幅選別部53とずらし部55との
間には、郵便物3aが渋滞しやすいため、郵便物3の量
を検知するための複数のセンサ75、77が設けられて
いる。なおセンサ75をずらし部手前量検知センサ、セ
ンサ77をずらし部量検知センサと呼ぶ。
【0028】次に、この郵便物処理装置の動作を説明す
る。
【0029】この郵便物処理装置では、ホッパー部5に
より厚さおよび幅などが多種多様な複数の郵便物3が受
け入れられると、これら郵便物3は供給コンベア7によ
って厚さ選別部11に搬送・供給される。厚さ選別部1
1では、所定の厚さ以上に厚い厚物郵便物は排除され、
それ以下の薄いもののみがバッファストレージコンベア
41に集積される。そしてこのバッファストレージコン
ベア41にある程度郵便物3が集積されると、厚さ選別
部11に設けられた図示しない量検知センサがオンして
(満杯検出)、入力ポート36を通じて割込コントロー
ラ35に信号を出力し割込コントローラ35はCPU3
1に割り込みをかける。すると、CPU31は供給コン
ベア7に対して停止を指示し、供給コンベア7は停止さ
れる。
【0030】さて、このバッファストレージコンベア4
1を動作させるか否かは、後段の郵便物処理状況により
CPU31が判定する。
【0031】以下、図5のフローチャートを参照して、
この郵便物処理装置の判定動作について説明する。
【0032】CPU31は、まず、ずらし部手前量検知
センサ75およびセンサ77などの状態を読み込む(ス
テップ501 )。
【0033】ここで、例えばずらし部55のベルト部分
に位置するセンサ77が“明”の状態で(ステップ502
)、その手前に設けられたずらし部手前量検知センサ
75が“明”の状態であれば(ステップ503 )、CPU
31は郵便物3aが渋滞していないものと判定し、バッ
ファストレージコンベア41、トラフコンベア45およ
びずらし部手前下ベルト51などを通常通り遅延稼働さ
せる(ステップ504 )。すると、バッファストレージコ
ンベア41に集積された大量の郵便物3は、バッファス
トレージコンベア41で均されながらトラフコンベア4
5に運ばれ、トラフコンベア45の突起付きローラ49
で縦および横のいずれか一方向に立たせられて第1の幅
選別部53に搬送される。このときトラフコンベア45
の突起付きローラ49により郵便物3と共に搬送されて
きたコインや輪ゴムなども取り除かれる。
【0034】一方、量検知センサ75、77のいずれか
一方でもオンしている場合は、これ以上郵便物3aを搬
送すると、ずらし部55に郵便物3aの渋滞が生じて、
ジャムなどを引き起こすため、CPU31はバッファス
トレージコンベア41、トラフコンベア45などを即停
止し(ステップ505 )、ずらし部55の処理を促す。
【0035】続いて、CPU31の処理は幅物量制御を
行う処理に移る。
【0036】この場合、まず、第1の幅選別部53の手
前に設けられた幅物量検知センサ(受光素子)65から
の信号を入力ポート36および割込コントローラ35を
介して読み込む(ステップ506 )。そして、読み込んだ
信号を基に幅物量検知センサ65の受光状態(明・暗)
を判定する(ステップ507 )。
【0037】例えば信号がローであれば、幅物郵便物3
bが発光素子63の光を遮断し幅物量検知センサ65が
暗状態であるので、CPU31は、その時間t1をタイマ
34にて計測する。この際、郵便物3aがさほど込み合
っていなければ、郵便物3aどうしの間隔が空き、直ぐ
に信号がハイになるので、時間の計測を終了してそのと
きまでに計測した時間t1を0に戻す(ステップ508 )。
【0038】一方、郵便物3aが込み合っている場合
は、郵便物3aに隙間がなくなり計測時間t1が長くなる
(ステップ509 )。そしてこの計測時間t1が所定時間t2
を越えて継続した場合(ステップ510 )、CPU31
は、幅物郵便物3bの量が多すぎる(渋滞している)と
判定してバッファストレージコンベア41およびトラフ
コンベア45を一時停止させる(ステップ511 )。な
お、これらコンベアの停止中もずらし部手前下ベルト5
1は動作されるので、第1の幅選別部53により幅物郵
便物3bと定型郵便物3aとの選別動作が継続され郵便
物3a、3bは後段に搬送されてゆく。したがって、バ
ッファストレージコンベア41およびトラフコンベア4
5を一時停止させたことで第1の幅選別部53の渋滞は
緩和されてゆく。この第1の幅選別部53の渋滞が緩和
されると、郵便物3aどうしの間隔が空き幅物量検知セ
ンサに光が断続的に受光されるようになるので、CPU
31は、それから一定時間だけ遅らせて、バッファスト
レージコンベア41およびトラフコンベア45の動作停
止を解除し通常の動作状態に戻す。この通常の動作状態
とは、ずらし部手前量検知センサ75とセンサ77によ
って上記各コンベアを制御することである。
【0039】さて、ずらし部55を通過した郵便物3a
は、第2の選別部57に搬送され、第1の選別部53と
同様に選別が行われ、選別漏れした幅物郵便物3bが排
除される。なお第1および第2の選別部53、57など
により選別された幅物郵便物3bは第3の選別部59に
より選別されるが、ここでもしも定形郵便物3aが混入
していた場合はその定形郵便物3aは元の搬送経路に戻
される。
【0040】そして定形郵便物3aのみが後段のバッフ
ァ部15に供給され、郵便物3aが戻る形で1通づつ等
間隔で第1読取部17に送出される。この第1読取部1
7では、検知部により郵便物に含まれる検知対象物、例
えば切手およびコントラストバーなどが検知される。
【0041】また検知対象物が検知されなかった郵便物
3aは反転部19により上下方向が反転されて第2読取
部21に送出されて上記同様に検知部により検知対象物
が検知される。ここから出力された郵便物3aは押印部
23によりスタンプ押印された後、スタッカー部25
で、例えば速達や普通郵便などに分類および集積され
る。なおこの一連の処理の結果は表示装置27に表示さ
れる。
【0042】このように本実施例の郵便物処理装置によ
れば、厚さおよび幅の異なる郵便物3a、3bが一度に
大量に第1の選別部53に供給された場合、CPU31
はずらし部55の搬送制御と共に、第1の選別部53の
手前に設けた量検知センサ65からの信号を基に、第1
の選別部53の前段のバッファストレージコンベア41
およびトラフコンベア45などを稼働制御するので、第
1の選別部53に郵便物3が溜まりジャムが発生するこ
とがなくなるばかりか、郵便物3を安定して選別、分類
および集積することができるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の紙葉類処理
装置によれば、厚さおよび幅などが異なる紙葉類が大量
に紙葉類幅選別部に供給された場合、紙葉類感知手段が
紙葉類を通過毎に感知し、制御手段がその通過時間に応
じて紙葉類受入手段および搬送手段を稼働制御するの
で、紙葉類が紙葉類幅選別部に溜まり続けることがなく
なりジャムの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の郵便物処理装置の概要
を示す図である。
【図2】図1の郵便物処理装置の制御系を示す図であ
る。
【図3】図1の郵便物処理装置の選別手段を示す図であ
る。
【図4】この郵便物処理装置における要部構成を示す図
である。
【図5】この郵便物処理装置における判定動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…郵便物処理装置、3…郵便物、5…ホッパー部、7
…供給コンベア、9…選別手段、11…厚さ選別部、1
3…幅選別部、15…バッファ部、17…第1読取部、
19…反転部、21…第2読取部、23…押印部、25
…スタッカー部、27…表示装置、29…主操作部、3
1…CPU、41…バッファストレージコンベア、45
…トラフコンベア、47…シュート部、49…突起付き
ローラー、51…ずらし部手前下搬送ベルト、53…第
1の幅選別部、55…ずらし部、57…第2の幅選別
部、59…第3の幅選別部、61、62…ガイド板、6
3…発光素子、65…受光素子、67…抜き取り部、6
9…引き込みローラ、71…ガイド部材、73…側柱、
75…ずらし部手前量検知センサ、77…ずらし部量検
知センサ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を受け入れ搬送経路上に供給する
    紙葉類受入手段と、 この紙葉類受入手段によって前記搬送経路上に供給され
    た前記紙葉類を搬送する搬送手段と、 前記搬送経路上の所定の高さ位置に設けられ前記搬送手
    段により前記搬送経路上を搬送されてきた紙葉類を通過
    毎に感知する紙葉類感知手段と、 この紙葉類感知手段により感知された前記高さ以上の紙
    葉類を排除すると共に、感知されなかった前記高さ未満
    の紙葉類を前記搬送経路に従って通過させる紙葉類幅選
    別部と、 前記紙葉類感知手段により感知された紙葉類の通過時間
    に応じて前記紙葉類受入手段および前記搬送手段を稼働
    制御する制御手段とを具備したことを特徴とする紙葉類
    処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙葉類処理装置におい
    て、 前記紙葉類幅選別部は、前記制御手段の制御により前記
    紙葉類受入手段および前記搬送手段が停止中も稼働され
    ることを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の紙葉類処理装置におい
    て、 前記紙葉類幅選別部により通過された前記高さ未満の複
    数の紙葉類を搬送方向にずらすずらし部と、 このずらし部と前記紙葉類幅選別部との間に配設され前
    記紙葉類を通過毎に感知するずらし部手前紙葉類感知手
    段と、 前記ずらし部に配設され、前記紙葉類を通過毎に感知す
    るずらし部紙葉類感知手段と、 前記ずらし部手前紙葉類感知手段および前記ずらし部紙
    葉類感知手段により前記紙葉類の通過が連続して感知さ
    れた場合、前記紙葉類受入手段および前記搬送手段に対
    して前記紙葉類幅選別部への前記紙葉類の供給を一時停
    止するよう制御する手段とを具備したことを特徴とする
    紙葉類処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の紙葉類を受け入れ搬送経路上に供
    給する紙葉類供給部と、 この紙葉類供給部より前記搬
    送経路上に供給された前記複数の紙葉類のうち、所定の
    厚さ以上のものを排除すると共に、それ以外のものは前
    記搬送経路に従って通過させる紙葉類厚さ選別部と、 この紙葉類厚さ選別部を通過した前記所定の厚さ未満の
    紙葉類を均しつつ搬送する第1のコンベアと、 この第1のコンベアよりの前記紙葉類を立てながら縦お
    よび横の一方に揃えて搬送する第2のコンベアと、 この第2のコンベアにより縦および横の一方に揃えられ
    た前記紙葉類のうち、所定の高さ以上のものを排除する
    と共に、それ以外のものは前記搬送経路に従って通過さ
    せる紙葉類幅選別部と、 前記第2のコンベアを通じて前記紙葉類幅選別部に搬送
    される所定の高さ以上の紙葉類を光により検知する光セ
    ンサと、 この光センサからの信号を基に紙葉類の通過を検知し、
    この検知が所定時間以上継続した場合、前記第1および
    第2のコンベアを一時停止させる制御部とを具備したこ
    とを特徴とする紙葉類処理装置。
JP17516193A 1993-07-15 1993-07-15 紙葉類処理装置 Pending JPH0724421A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7753279B2 (en) 2002-01-28 2010-07-13 Datacard Corporation Card personalization system and method for the same
JP2010534568A (ja) * 2007-08-02 2010-11-11 ソリステイツク リジェクト率制御の物品搬送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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