JPH07242202A - 食品包装用積層袋 - Google Patents

食品包装用積層袋

Info

Publication number
JPH07242202A
JPH07242202A JP7121094A JP7121094A JPH07242202A JP H07242202 A JPH07242202 A JP H07242202A JP 7121094 A JP7121094 A JP 7121094A JP 7121094 A JP7121094 A JP 7121094A JP H07242202 A JPH07242202 A JP H07242202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
nylon
film layer
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7121094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Otsuka
義昭 大塚
Kiyotaka Shinozaki
清隆 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP7121094A priority Critical patent/JPH07242202A/ja
Publication of JPH07242202A publication Critical patent/JPH07242202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開封性と耐衝撃強度の優れた食品用積層袋を
提供する。 【構成】 (a)最外層がナイロン6および/またはナ
イロン66とポリメタキシレンアジパミドからなる熱処
理した二軸延伸ナイロンフイルム層であり、(b)中間
層が金属箔であり、(c)最内層が、蛍光配向法による
配向係数が0.05≦L≦0.90、0.5<N<0.
90(Lは製膜形成方向に平行な方向への配向であり、
Nは面内無配向を表わす)の範囲である延伸ポリオレフ
ィンフイルム層である、積層フイルムで形成した食品包
装用積層袋である。ナイロンとポリエステル層はMD/
TD=1.2〜2.5でポリオレフィン層はMD/TD
≧2が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層フィルムで形成した
食品包装用積層袋に関し、更に詳しくはレトルト用に好
適な食品包装用積層袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来食品包装用の袋として種々のものが
提案され、使用されている。種々の合成樹脂フィルムが
使用されているが、食品の保護を図るため酸素の透過を
防止したり、水分の蒸発を防いだり、香り成分の透過を
防止する等の種々の要求を満たすためには1種類の樹脂
のフィルムでは充分な効果をあげることが難しいので積
層フィルムが使用されている。食品包装用袋で特に問題
となるのは、耐衝撃強度と引裂性つまり容易開封性であ
る。食品を包装した袋を落としたりして衝撃が加えられ
たとき、耐衝撃強度が小さいと袋が破裂するので流通段
階等での取扱いが非常に困難になる。また引裂性が小さ
いと袋の口部を引裂いて開くことが出来ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】食品包装袋の耐衝撃性
と引裂き性(易開封性)とは、相反する性質であり、両
立させることは困難である。単純に、引裂性の大きいフ
ィルム例えば一軸延伸フィルムで袋を作成しても製造コ
ストが大きくなり、袋の開封性は良好にならない。この
ようなフィルムで作成した袋を引裂くと袋を形成する表
面2枚のフィルムの引裂かれる方向が上下方向で正確に
一致しない為、引裂中にずれが生じる。つまり、一方の
フィルムがより下方に向って裂け上下のずれが発生し、
袋の口部が表裏同じ高さにならず内容物がこぼれる傾向
が強い。耐衝撃性を良好とするため内面フイルムにエチ
レン−ポリプロピレンブロック共重合体を使用しこのフ
イルムにスコア線を設けた積層袋は、開封途中時に内面
層が伸び、易開封性とならない。またホモポリプロピレ
ンを内面層とした積層袋は開封方向の規制すなわち、袋
の表裏の引裂ずれを小さくすることが困難でしかも耐衝
撃性も実用上満足出来る程度まで向上しない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 「1. (a)最外層がナイロン6および/またはナイ
ロン66とポリメタキシレンアジパミドからなる熱処理
した二軸延伸ナイロンフイルム層であり、(b)中間層
が金属箔であり、(c)最内層が、蛍光配向法による配
向係数が0.05≦L≦0.90、0.5<N<0.9
0(Lは製膜形成方向に平行な方向への配向であり、N
は面内無配向を表わす)の範囲である延伸ポリオレフィ
ンフイルム層である、積層フイルムで形成した食品包装
用積層袋。 2. (b)金属箔の中間層と(c)のオレフィンフイ
ルム層の最内層との間に、(a)の最外層と同じ熱処理
した二軸延伸ナイロンフイルム層を配置した、1項に記
載された食品包装用積層袋。 3. (b)金属箔の中間層と(c)オレフィンフイル
ム層の最内層との間に二軸延伸ポリエステルフイルム層
を配置した、1項に記載された食品包装用積層袋。 4. (a)最外層が二軸延伸ポリエステルフイルム層
であり、(b)その次の層が、ナイロン6および/また
はナイロン66とポリメタキシレンアジパミドからなる
熱処理した二軸延伸ナイロンフイルム層であり、(c)
次が金属箔であり、(d)最内層が蛍光配向法による配
向係数が0.05≦L≦0.90、0.5<N<0.9
0(Lは製膜形成方向に平行な方向への配向であり、N
は面内無配向を表わす)の範囲である延伸ポリオレフィ
ンフイルム層である、積層フイルムで形成した金属包装
用積層袋。 5. (c)の金属箔と(d)のポリオレフィンフイル
ムの最内層との間に(a)の最外層のポリエステルと同
じ二軸延伸したポリエステルフイルム層を配置した、4
項に記載された食品包装用積層袋。 6. (a)最外層が二軸延仲したポリエステルフイル
ム層であり、(b)次が金属箔であり、(c)その次が
ナイロン6および/またはナイロン66とポリメタキシ
レンアジパミドからなる熱処理した二軸延伸ナイロンフ
イルム層であり、(d)最内層は蛍光配向法による配向
係数が0.05≦L≦0.90、0.5<N<0.90
(Lは製膜形成方向に平行な方向への配向であり、Nは
面内無配向を表わす)の範囲である延伸ポリオレフィン
フイルム層である、積層フイルムで形成した食品包装用
積層袋。 7. ナイロンフイルム層とポリエステル層は、蛍光配
向法による配向係数が0.1≦L≦0.90、0<M<
0.40、0≦N≦0.90であり、赤外2色法による
配向度比MD/TD=1.2〜2.5を満足するフイル
ム層である、1項ないし6項のいずれか1項に記載され
た食品包装用積層袋。 8. ポリオレフインフイルム層が赤外二色法による配
向度比MD/TD≧2以上のフイルム層である、請求項
1ないし7のいずれか1項に記載された食品包装用積層
袋。 9. ポリオレフインフイルム層がポリエチレンであ
る、1項または8項のいずれか1項に記載された食品包
装用積層袋。 10. ポリオレフインフイルム層がエチレン含有量が
2〜20モル%の、エチレン−プロピレンランダム共重
合体またはブロック共重合体である、1項ないし8項の
いずれか1項に記載された食品包装用積層袋。 11. ナイロンフイルム層がナイロン6またはナイロ
ン66が95〜40重量%とポリメタキシレンアジパミ
ドが5〜60重量%の割合でブレンドした混合物からな
るフイルム層である、1項ないし10項のいずれか1項
に記載されたパウチ。 12. ナイロンフイルム層がナイロン6またはナイロ
ン66が95〜50重量%とポリメタキシレンアジパミ
ドが5〜50重量%の割合で共押し出ししたフイルム層
である、1項ないし10項のいずれか1項に記載された
パウチ。 13. 積層フイルムの熱処理したナイロンフイルム層
が、ナイロンフイルムを40℃〜210℃で熱処理して
から積層したフイルム層である、1項ないし12項のい
ずれか1項に記載された食品包装用積層袋。 14. 積層フイルムの熱処理したナイロンフイルム層
が、積層フイルムを40℃〜180℃で熱処理して処理
したフイルム層である、1項ないし12項のいずれか1
項に記載された食品包装用積層袋。 15. (A)1項ないし14項のいずれか1項に記載
された積層フイルムで形成した胴部と、(B)胴部下端
に融着して配設した、(d)線状低密度ポリエチレンと
低密度ポリエチレンのブレンドフイルム物を最内層と
し、(e)二軸延伸したナイロンフイルムを最外層とし
て積層したフイルムで形成した底部とからなる、食品包
装用積層袋。 16. 各層の間に接着層を配置した、1項ないし15
項のいずれか1項に記載された食品包装用積層袋。 17. 各層間に配置された接着層が、イソシアネート
系またはエポキシ系接着剤あるいはマレイン酸変性ポリ
オレフインフイルム接着剤で形成された層である、1項
ないし16項のいずれか1項に記載された食品包装用積
層袋。」 に関する。
【0005】
【作用】本発明の第1特徴は袋を形成する特殊な積層フ
イルムにある。本発明の積層袋はポリメタキシレンアジ
パミドを含有する熱処理した二軸延伸ナイロンフイルム
層を配置したことであり最適には最外層に該ナイロンフ
イルム層を配置する。ナイロンフイルム層は耐衝撃性が
良好であり、さらにポリメタキシレンアジパミドは流動
配向を促進し、開封性を良好とする作用を奏する。
【0006】ナイロン層は、ナイロン6および/または
ナイロン66が95〜40重量%とポリメタキシレンア
ジパミド5〜60重量%のブレンド物で形成されたフイ
ルム層であり、この割合で共押し出しして形成しても良
い。ポリメタキシレンアジパミドが5重量%より少いと
開封性の改善効果がなく、95重量%より多いと耐衝撃
性が劣化する。
【0007】ナイロンフイルム層は熱処理された層であ
る。熱処理することにより配向が安定し引裂性ずれを防
止する作用が奏されるが、積層フイルムとしてから熱処
理しても良い。熱処理温度はナイロン6の場合は170
℃〜210℃であり、180℃付近が好適である。ナイ
ロン66の場合は200℃〜240℃であり、220℃
付近が好適である。
【0008】ナイロンフイルム層は蛍光配向法による配
向係数が、0.1≦L≦0.9、0<M<0.40、0
≦N≦0.90の範囲にあり、赤外二色法による配向度
比MD/TD=1.2〜2.5であると積層フイルムの
引裂方向のずれが防止される。
【0009】赤外二色法による配向度とは、赤外分光光
度計によって以下の方法で求めた値である。即ち、波数
841cmの検出ピークにおいて得られた配向度であ
る。配向度=I/Iこのとき、I=偏光板平行の
吸収ピークであり、I=偏光板垂直の吸収ピークであ
る。
【0010】蛍光法による配向度とは、高分子非晶鎖の
配向状態を求める方法であり、2つの偏光板P1、P2
を平行にした時をI、直交にした時をiとし、これらの
蛍光偏光成分強度の角度分布を、試料の回転角ωの関数
として求める方法である。 I (ω)=KФ(LCOSω+M SINω+3
/8N L十M十N=1 において、 Lは製膜形成方向に平行な方向(MD方向)の配向 Mは製膜形成方向に直角な方向(TD方向)の配向 Nは面内無配向性を夫々示すパラメータであり、L=M
=0とすれば、面内配向であり、M=N=0とすれば、
完全一軸配向であり、L=M、N=0とすれば、完全直
交二軸配向を示すものである。MDは機械流れ方向であ
りTDは機械流れ方向と直交方向を表わす。
【0011】ナイロンフイルム層の外側つまり最外層に
二軸延伸ポリエステルフイルム層を配置しても良い。ポ
リエステル樹脂は耐熱性、耐熱水性が良好で熱収縮が小
さく、印刷性が良く、汚れが付着しない等の優れたレト
ルト適性を有しているので最外層に二軸延伸ポリエステ
ルフイルム層を配置した食品包装用積層袋はレトルト用
に好適である。
【0012】本発明で使用する二軸延伸ポリエステルフ
イルム層は蛍光配向法による配向係数が0.1≦L≦
0.9、0<M<0.40、0≦N≦0.90の範囲に
あり、赤外二色法による配向度比MD/TD=1.2〜
2.5であると積層フイルムの引裂方向のずれが防止さ
れる。ポリエステルとしては例えばポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンイソフタレート等が使用され
る。
【0013】中間層に金属箔を配置するのは酸素バリヤ
ーの他、積層フイルムの引裂性が良好となるからであ
る。金属箔としてはアルミニウム箔や鉄箔が用いられ
る。最内層は、蛍光配向法による配向係数が0.05≦
L≦0.90、0.5<N<0.90の延伸ポリオレフ
ィンフイルム層である。Lは製膜形成方向に平行な方向
への配向であり、Nは面内無配向を表わす。
【0014】ポリオレフィンフイルム層は赤外二色法に
よる配向度比MD/TD≧2以上であることが引裂方向
のずれを防止するのに好ましい。最内層にポリオレフィ
ンフイルム層を配置するのはヒートシール性が良好であ
り、毒性がないので食品と接触しても安全であるからで
ある。
【0015】延伸ポリオレフィンフイルム層は引裂方向
性を付与する作用があり、特に蛍光配向法による配向係
数が0.05≦L≦0.90、0.5<N<0.90の
範囲からはずれると引裂時の表裏のずれが大きくなる。
本発明で用いるポリオレフィンはメルトインデックスが
0.5〜10.0g/10minのものが好ましい。ポ
リオレフィンとしては、ポリエチレン、エチレン含有量
2ないし20モル%のエチレン−プロピレンランダムま
たはブロック共重合体、ポリプロピレン等が使用され
る。
【0016】本発明はまた中間層の金属箔と最内層のポ
リオレフィンフイルム層の間にポリメタキレンアジパミ
ドとナイロン6および/またはナイロン66とからなる
二軸延伸ナイロンフイルム層を配置した積層袋も含有す
る。この場合は金属箔の外層にナイロンフイルム層を配
置しなくても耐衝撃性と開封性は良好であるが、勿論金
属箔の外側にも該ナイロンフイルム層を配置しても良
い。また中間層の金属箔と最内層のポリオレフィンフイ
ルム層との間に二軸延伸ポリエステルフイルム層を配置
することも出来る。
【0017】このような金属箔と最内層のポリオレフィ
ンフイルム層の間にナイロンフイルム層やポリエステル
フイルム層を配置した場合、ナイロンは吸水性があるの
で、被包装物がトマトケチャップのようなpHの低い食
品であると金属箔が浸蝕される傾向があり、金属箔層と
ナイロンフイルム層の間にフクレを生じることもある。
一方ポリエステルフイルム層は透水性がないので金属箔
が侵されることはない。したがってこのような構成の積
層フイルムを用いる場合、トマト、オレンジ等のpHの
低い食品用にはナイロンフイルム層でなく、ポリエステ
ルフイルム層を配置する方が好ましい。
【0018】本発明の食品用積層袋の積層フイルムは、
各層の間に接着層が配置されるか、接着層としては、シ
ソシアネート系やエポキシ系の接着剤が単独または併用
して使用される。またマレイン酸変性ポリオレフィンの
フイルム状接着材も使用される。
【0019】食品用積層袋を形成する代表的な積層フイ
ルムを例示すると、 15μNy/7μAl/50μPo 15μNy/7μAl/15μNy/50μPo 15μNy/7μAl/12μPET/50μPo 12μPET/15μNy/7μAl/50μPo 12μPET/15μNy/7μAl/12μPET/
50μPo 12μPET/7μAl/15μNy/50μPo なお、Nyはナイロンフイルム層、Alはアルミ箔,P
ETはポリエステル層、Poはポリオレフィンフイルム
層を表わす。μはμmである。
【0020】また本発明は底部を設けたスタンディング
型の食品包装袋も包含する。スタンデイング型の食品包
装袋はさきに説明した積層フイルムで胴部を形成し、胴
下端部に線状低密度ポリエチレンと低密度ポリエチレン
のブレンド物で形成したフイルムを最内層とし、二軸延
伸したナイロンフイルムを最外層とした積層フイルムで
形成した底部を融着した袋であって、食品を内包すると
自立することの出来る特徴がある。このような袋は、公
知の方法で製造することが出来るが、例えば胴部形成用
積層フイルムを巾方向に折り重ね端部開口に、巾方向に
折り重ねた底部形成用積層フイルムを開口方向を同一に
して挟み込んで底部周縁と胴部周縁を融着することによ
り製造することが出来る。
【0021】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を具体的に説明す
る。
【0022】実施例1 最外層をナイロン6、90重量%、ポリメタキシレンア
ジパミド10重量%のブレンド物で形成した厚さ15μ
mのナイロンフイルム層とし、金属箔として厚さ7μm
のアルミニウム箔を使用し、最内層を厚さ60μmのポ
リプロピレンフイルム層とし40℃で30分間熱処理し
た積層フイルムで形成した縦170mm横130mmの
袋に、180gの水/油懸濁液を充填密封して袋中の品
温を20℃に保って1.2mの高さからコンクリート床
に垂直に落下して耐衝撃試験を行った。50袋を各5回
落下し、破裂した袋数を調べた。そして開封試験を行っ
た。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】(註) ○ 抵抗なく開封出来た × 開封困難 袋表裏一致性は10mm以上のずれのある袋は使用
出来ない。 落下強度の分子は破裂した袋数、分母は試験に用い
た袋数を表わす。 *1 において、1=0.25、m=0.15、n
=0.60、MD/TD=1.3 *2 において、1=0.45、m=0.35、n=
0.20、MD/TD=1.6 *3 において、1=0.40、m=0.30、n=
0.30、MD/TD=1.5 *4 において、1=0.40、m=0.30、n=
0.30、MD/TD=1.5 *5 において、1=0.20、m=0.10、n=
0.70、MD/TD=1.1 *6 において、1=0.50、m=0.40、n=
0.10、MD/TD=1.6 *7 において、1=0.15、m=0.10、n=
0.75、MD/TD=1.1 *8 において、1=0.20、m=0.10、n=
0.70、MD/TD=1.1 *9 において、1=0.20、m=0.10、n=
0.70、MD/TD=1.1 ラミネート構成; *4:12μPET/15μN
y/7μAl/50μPP *4以外:15μNy/7μAl/50μPP 上記ナイロンフイルムの延伸倍率;縦3倍×横3倍
【0025】実施例2〜5 表1の構成とし、その他は実施例1と同様である。
【0026】比較例1〜6 表1の構成とし、その他は実施例と同様である。本発明
の食品用積層袋は開封性も落下強度も優れていることが
理解される。
【0027】
【発明の効果】本発明はナイロンフイルム層としてポリ
キシレンアジパミドを配合した特別の物性のナイロンフ
イルム層を用い、金属箔と特別の物性のポリオレフィン
フイルムを組合せたことにより、開封性と耐衝撃強度の
優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 33/00 C 65/40 G

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)最外層がナイロン6および/また
    はナイロン66とポリメタキシレンアジパミドからなる
    熱処理した二軸延伸ナイロンフイルム層であり、(b)
    中間層が金属箔であり、(c)最内層が、蛍光配向法に
    よる配向係数が0.05≦L≦0.90、0.5<N<
    0.90(Lは製膜形成方向に平行な方向への配向であ
    り、Nは面内無配向を表わす)の範囲である延伸ポリオ
    レフィンフイルム層である、積層フイルムで形成した食
    品包装用積層袋。
  2. 【請求項2】 (b)金属箔の中間層と(c)のオレフ
    ィンフイルム層の最内層との間に、(a)の最外層と同
    じ熱処理した二軸延伸ナイロンフイルム層を配置した、
    請求項1に記載された食品包装用積層袋。
  3. 【請求項3】 (b)金属箔の中間層と(c)オレフィ
    ンフイルム層の最内層との間に二軸延伸ポリエステルフ
    イルム層を配置した、請求項1に記載された食品包装用
    積層袋。
  4. 【請求項4】 (a)最外層が二軸延伸ポリエステルフ
    イルム層であり、(b)その次の層が、ナイロン6およ
    び/またはナイロン66とポリメタキシレンアジパミド
    からなる熱処理した二軸延伸ナイロンフイルム層であ
    り、(c)次が金属箔であり、(d)最内層が蛍光配向
    法による配向係数が0.05≦L≦0.90、0.5<
    N<0.90(Lは製膜形成方向に平行な方向への配向
    であり、Nは面内無配向を表わす)の範囲である延伸ポ
    リオレフィンフイルム層である、積層フイルムで形成し
    た金属包装用積層袋。
  5. 【請求項5】 (c)の金属箔と(d)のポリオレフィ
    ンフイルムの最内層との間に(a)の最外層のポリエス
    テルと同じ二軸延伸したポリエステルフイルム層を配置
    した、請求項4に記載された食品包装用積層袋。
  6. 【請求項6】 (a)最外層が二軸延伸したポリエステ
    ルフイルム層であり、(b)次が金属箔であり、(c)
    その次がナイロン6および/またはナイロン66とポリ
    メタキシレンアジパミドからなる熱処理した二軸延伸ナ
    イロンフイルム層であり、(d)最内層は蛍光配向法に
    よる配向係数が0.05≦L≦0.90、0.5<N<
    0.90(Lは製膜形成方向に平行な方向への配向であ
    り、Nは面内無配向を表わす)の範囲である延伸ポリオ
    レフィンフイルム層である、積層フイルムで形成した食
    品包装用積層袋。
  7. 【請求項7】 ナイロンフイルム層とポリエステル層
    は、蛍光配向法による配向係数が0.1≦L≦0.9
    0、0<M<0.40、0≦N≦0.90であり、赤外
    2色法による配向度比MD/TD=1.2〜2.5を満
    足するフイルム層である、請求項1ないし6のいずれか
    1項に記載された食品包装用積層袋。
  8. 【請求項8】 ポリオレフインフイルム層が赤外二色法
    による配向度比MD/TD≧2 以上のフイルム層であ
    る、請求項1ないし7のいずれか1項に記載された食品
    包装用積層袋。
  9. 【請求項9】 ポリオレフインフイルム層がポリエチレ
    ンである、請求項1ないし8のいずれか1項に記載され
    た食品包装用積層袋。
  10. 【請求項10】 ポリオレフインフイルム層がエチレン
    含有量が2〜20モル%の、エチレン−プロピレンラン
    ダム共重合体またはブロック共重合体である、請求項1
    ないし8のいずれか1項に記載された食品包装用積層
    袋。
  11. 【請求項11】 ナイロンフイルム層がナイロン6また
    はナイロン66が95〜40重量%とポリメタキシレン
    アジパミドが5〜60重量%の割合でブレンドした混合
    物からなるフイルム層である、請求項1ないし10のい
    ずれか1項に記載された食品包装用積層袋。
  12. 【請求項12】 ナイロンフイルム層がナイロン6また
    はナイロン66が95〜50重量%とポリメタキシレン
    アジパミドが5〜50重量%の割合で共押し出ししたフ
    イルム層である、請求項1ないし10のいずれか1項に
    記載された食品包装用積層袋。
  13. 【請求項13】 積層フイルムの熱処理したナイロンフ
    イルム層が、ナイロンフイルムを40℃〜210℃で熱
    処理してから積層したフイルム層である、請求項1ない
    し12のいずれか1項に記載された食品包装用積層袋。
  14. 【請求項14】 積層フイルムの熱処理したナイロンフ
    イルム層が、積層フイルムを40℃〜180℃で熱処理
    して処理したフイルム層である、請求項1ないし12の
    いずれか1項に記載された食品包装用積層袋。
  15. 【請求項15】 (A)請求項1ないし14のいずれか
    1項に記載された積層フイルムで形成した胴部と、
    (B)胴部下端に融着して配設した、(d)線状低密度
    ポリエチレンと低密度ポリエチレンのブレンドフイルム
    物を最内層とし、(e)二軸延伸したナイロンフイルム
    を最外層として積層したフイルムで形成した底部とから
    なる、食品包装用積層袋。
  16. 【請求項16】 各層の間に接着層を配置した、請求項
    1ないし15のいずれか1項に記載された食品包装用積
    層袋。
  17. 【請求項17】 各層間に配置された接着層が、イソシ
    アネート系またはエポキシ系接着剤あるいはマレイン酸
    変性ポリオレフィンフイルム接着材で形成された層であ
    る、請求項1ないし16のいずれか1項に記載された食
    品包装用積層袋。
JP7121094A 1994-03-04 1994-03-04 食品包装用積層袋 Pending JPH07242202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7121094A JPH07242202A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 食品包装用積層袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7121094A JPH07242202A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 食品包装用積層袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07242202A true JPH07242202A (ja) 1995-09-19

Family

ID=13454099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7121094A Pending JPH07242202A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 食品包装用積層袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07242202A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078739A (ja) * 1983-10-06 1985-05-04 出光石油化学株式会社 積層体
JPS62233241A (ja) * 1986-04-02 1987-10-13 東洋製罐株式会社 加圧加熱殺菌用容器の積層蓋材
JPH0655710A (ja) * 1992-08-11 1994-03-01 Toppan Printing Co Ltd 積層包装材料

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078739A (ja) * 1983-10-06 1985-05-04 出光石油化学株式会社 積層体
JPS62233241A (ja) * 1986-04-02 1987-10-13 東洋製罐株式会社 加圧加熱殺菌用容器の積層蓋材
JPH0655710A (ja) * 1992-08-11 1994-03-01 Toppan Printing Co Ltd 積層包装材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8827557B2 (en) Gusseted bag with easy-open lap seal
EP0476836B1 (en) Biaxially oriented laminated film
JP6863483B2 (ja) 積層フィルム及び食品包装袋
JP4038427B2 (ja) レトルト処理可能な包装容器向けの包装用ラミネート
JPH054645A (ja) 食品包装用積層袋
JP5977330B2 (ja) 易裂性多層インフレーションフィルム
JP4777336B2 (ja) 液体紙容器用多層ポリオレフィンフィルム、それを用いた液体紙容器材料及び液体紙容器
JP3813296B2 (ja) 易開封性包装用袋
JP2005075353A (ja) 易開封性を有するレトルト用自立性袋
JP4840721B2 (ja) レトルトパウチ
JPH07242202A (ja) 食品包装用積層袋
JPH10745A (ja) 積層体およびそれを使用した包装用容器
JP2018177317A (ja) バッグインボックス用内袋
JP7316819B2 (ja) 包装材料および包装体
JPH089223B2 (ja) 詰め替え用洗剤パウチ
JP2005103904A (ja) 共押出多層フィルム及びラミネートフィルム
JP3760003B2 (ja) 共押出複合フィルム
JP2002370772A (ja) 易開封性ブリスターパック
JP2513375B2 (ja) 食品包装用積層袋
JPH10337828A (ja) 易引裂性包装体
JPS6226360Y2 (ja)
JPH10138412A (ja) 積層体およびそれを使用した包装用容器
JP2020075748A (ja) 易開封性包装袋
JPH05330560A (ja) バッグ・イン・ボックス及びそれに用いるバッグ
JP6878190B2 (ja) 多層フィルム、包装体及び多層フィルムの製造方法