JPH0724178Y2 - タレツトの電線等処理装置 - Google Patents

タレツトの電線等処理装置

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JPH0724178Y2
JPH0724178Y2 JP13195489U JP13195489U JPH0724178Y2 JP H0724178 Y2 JPH0724178 Y2 JP H0724178Y2 JP 13195489 U JP13195489 U JP 13195489U JP 13195489 U JP13195489 U JP 13195489U JP H0724178 Y2 JPH0724178 Y2 JP H0724178Y2
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JP
Japan
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winding
cover
tower
turret
chain cover
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Application number
JP13195489U
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JPH0371833U (ja
Inventor
武世 下村
利明 三枝
竜司 澤田
Original Assignee
オ−クマ株式会社
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、工作機械の旋回割出し可能なタレット台上に
設けられた、複数個の回転工具軸ユニットに供給する電
線又は及び流体圧ホース等の処理装置に関するものであ
る。
従来の技術 従来、例えば水平面内において旋回割出し可能なタレッ
ト台上に、複数個の内研砥石軸ユニットを有する内面研
削盤の場合、内研砥石軸ユニットに電力を供給する電線
や冷却液を供給するホース等は、本体の固定側と旋回側
(タレット)との間に両端が固着された状態で架設され
ているのが一般的である。
考案が解決しようとする課題 従来の技術で述べた、固定側と旋回側との内に両端が固
着された電線やホース等は、タレット台が旋回するたび
にねじれ負荷がかかるので、強度を犠牲にしてねじれに
強い軟らかいものを使用せねばならず、ねじれ負荷と材
質面の両方で寿命が短いという問題点を有している。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、配線,
配管等にねじれがなく、タレット台の移動にも抵抗なく
追従することのできる電線等処理装置を提供しようとす
るものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案におけるタレットの
電線等処理装置は、タレット台の旋回中心に固着され上
部に受け板を有する巻取塔と、前記受け板上に後端がま
た本機固定部に先端が固着され、所定の曲げ半径で自由
に曲がることのできるリンク状の電線等保護用チェイン
カバーと、前記チェインカバー出し入れ用開口部を側面
に有し、底板が前記受け板の下面円周上複数個所に設け
られた滑動可能な支持部材により支持されるとともに回
り止め金具により回転が規制され、前記巻取塔の上部を
覆う巻取カバーとを含んでなるものである。
作用 タレット台が旋回して回転工具軸ユニットの1つが切削
位置に割出しされると、タレット台とともに巻取塔が旋
回し、先端が受け板上に取付けられているチエインカバ
ーは、先端部が開口部より巻取カバー内に引込まれ、巻
取カバー内では所定の最小曲げ半径により規制される大
きなうず巻状態を保って巻取られる。
実施例 実施例について第1図〜第4図を参照して説明する。
周知の内面研削盤において、ベッド1の左側上に主軸台
2が固着されおり、主軸台2に回転可能に支持される主
軸3の先端に、チャック4が嵌着されている。ベッド1
の右側上に設けられたZ軸方向の案内上に、往復台5が
移動可能に載置され、往復台上に設けられたX軸方向の
案内上に、中台6が移動可能に載置されている。更に中
台6上にタレット台7が図示しない旋回割出装置により
旋回割出し可能に設けられ、タレット台7上に複数の内
研砥石軸ユニット8A〜8Dが取付けられている。
タレット台7の中央に巻取塔9が立設されており、巻取
塔9は砥石軸ユニット8A〜8Dへの冷却液の供給及び排出
の分配塔を兼ねる脚部9aと受け板9bを有する上部が一体
に形成されており、上部は受け板9bを界にして外周が八
角形の下側の鍔部9cと、同じく外周が八角形の中心筒部
9dとに分かれている。受け板9b下面の円周上複数個所に
後述の巻取カバー15を支える支持部材11が取付けられて
おり、支持部材11は第4図に示すように回転方向を支え
るローラ12と、上下方向を支える2つのローラ13,14を
有し、このローラ12〜14により、外周が八角形の巻取カ
バー15の底板16の中心穴16aの内周及びその近傍の上下
面が支えられている。巻取カバー15の外周には後述のチ
エインカバーの出し入れ口15aが開口しており、巻取り
カバー15はこの出し入れ口15aを右側にして回り止め金
具17を介して中台側面に固着されている。
内面研削盤の本体は、側面及び上面が密閉カバーで覆わ
れており、密閉カバーの上部長手方向に設けられた中空
角形の梁18の中央部に、ブラケット19が固着され、この
ブラケット19と、巻取塔9の受け板9b上に設けられたブ
ラケット21に、チエインカバー22の両端が旋回可能に取
付けられている。チエインカバー22は例えば(株)キャ
プテンインダストリーズ製のキャップフレックス等市販
のものを使用することができる。このものは一平面内に
おいて所定の曲げ半径で自由に曲がることのできる電
線,ホース,チューブ等保護用の合成樹脂製チエンであ
る。
内研砥石軸ユニット8A〜8Dに電力及び冷却液を供給する
電線及びホースは、梁18内,チエインカバー22内に挿通
されている。そしてチエインカバーを出た電線24は、巻
取塔9の中心筒部9dの側面に設けられたL形金具23内を
通り鍔部9cの底面に固着の複数のコネクタ25を介して各
内研砥石軸内蔵のモータに連結されている。またチエイ
ンカバーを出た2本のホースのうち一方は、冷却液供給
用ホース26で、管路27を通って脚部9aの下室に、また他
方は冷却液排出用ホース28で、脚部9aの上室にそれぞれ
連通されており、上室と下室は各内研軸ユニット8A〜8D
のそれぞれの冷却液取入口と冷却液排出口に管路により
連通されている。
続いて本実施例の作用について説明する。
チャック4の把持爪に、大径工作物W1が把持され、タレ
ット台7が旋回して内研砥石軸ユニット8Aが研削位置に
割出される。ユニット8Aの砥石軸が回転され、続いて主
軸3が回転され、往復台5のZ軸方向の移動で、内研砥
石軸ユニット8Aが後退端位置から主軸頭2側へ早送り前
進して、砥石T1が工作物W1の穴内に挿入される。次いで
往復台5のZ軸移動によるトラバース送りと、中台6の
X軸方向の切込送りにより、大径工作物W1の内研加工が
行われる。この内研加工時のX軸及びZ軸方向の移動
で、巻取塔9の受け板9bに先端が取付けられているチエ
インカバー22は、第1図に仮想線にて示すように抵抗な
く移動に追従する。
工作物W1の内研加工が終わって、主軸2及び砥石軸の回
転が停止され、次の小径工作物W2がチャック4に把持さ
れ、タレット台7が時計方向に270°旋回されて内研砥
石軸ユニット8Dが割出される。この旋回で巻取塔9がと
もに旋回されて、第1図に実線にて示すようにチエイン
カバー22の先端部が巻取カバー15の出し入れ口15aより
引込まれてうず巻状となる。次いでユニット8Dの砥石軸
が回転され、主軸3が回転され、内研砥石軸ユニット8D
が早送り前進して砥石T2が工作物W2の穴内に挿入され、
往復台5のZ軸方向のトラバース送りと、中台6のX軸
方向の切込送りにより小径工作物W2の内研加工が行われ
る。
考案の効果 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
複数の回転工具軸ユニットが取付けられた旋回割出可能
なタレット台に巻取塔を設け、巻取塔上部の受け板上に
チエインカバーの先端を取付け、巻取塔上部を覆う固定
巻取カバー内に、うず巻取形状にチエインカバーの先端
部を巻き取るようになしたので、タレット台の旋回でチ
エインカバー内に挿通される電線等のねじれがなく、タ
レット台の移動に対しても抵抗なく追従でき、断線,破
損等の事故がなくなる。また常に整然とケーブル姿勢が
保たれることにより外観上の見栄えが良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の電線等処理装置の上視図、第2図は
本実施例の電線等処理装置を取付けた内面研削盤の上視
図、第3図は第1図の側面図、第4図は巻取カバー用支
持部材を表す第3図の部分拡大図である。 7……タレット台、9……巻取塔 9b……受け板、11……支持部材 15……巻取カバー 15a……チエインカバー出し入れ口 16……底板、17……回り止め金具 18……梁、22……チエインカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭65−267137(JP,A) 特開 昭60−196487(JP,A) 実公 昭62−46508(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回割出し可能なタレット台(7)上に複
    数個の回転工具軸ユニット(8A,〜8D)を有する工作機
    械において、前記タレット台の旋回中心に固着され上部
    に受け板(9b)を有する巻取塔(9)と、前記受け板上
    に後端がまた本機固定部(18)に先端が固着され所定の
    曲げ半径で自由に曲がることのできるリンク状の電線等
    保護用チェインカバー(22)と、前記チェインカバー出
    し入れ用開口部(15a)を側面に有し底板(16)が前記
    受け板の下面円周上複数個所に設けられた滑動可能な支
    持部材(11)により支持されるとともに回り止め金具
    (17)により回転が規制され前記巻取塔の上部を覆う巻
    取カバー(15)とを含んでなり、電線等が挿通されるチ
    ェインカバーを巻取塔により巻き込むようにしたことを
    特徴とするタレットの電線等処理装置。
JP13195489U 1989-11-13 1989-11-13 タレツトの電線等処理装置 Expired - Lifetime JPH0724178Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13195489U JPH0724178Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 タレツトの電線等処理装置

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JP13195489U JPH0724178Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 タレツトの電線等処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH0371833U JPH0371833U (ja) 1991-07-19
JPH0724178Y2 true JPH0724178Y2 (ja) 1995-06-05

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JP13195489U Expired - Lifetime JPH0724178Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 タレツトの電線等処理装置

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JP2010162646A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Jtekt Corp 工作機械

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JPH0371833U (ja) 1991-07-19

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