JPH07241095A - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動装置

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JPH07241095A
JPH07241095A JP6027723A JP2772394A JPH07241095A JP H07241095 A JPH07241095 A JP H07241095A JP 6027723 A JP6027723 A JP 6027723A JP 2772394 A JP2772394 A JP 2772394A JP H07241095 A JPH07241095 A JP H07241095A
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JP
Japan
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pulse width
voltage
motor
modulation signal
width modulation
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Application number
JP6027723A
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English (en)
Inventor
Seiji Kato
征二 加藤
Masami Hirata
雅己 平田
Hideki Shironokuchi
秀樹 城ノ口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの鉄損を減少させ、また、モータ電流
を小さくして銅損及びスイッチング素子の飽和損失を低
減させて、電力消費を少なくする。 【構成】 本発明のブラシレスモータの駆動装置は、永
久磁石を有するロータ4と、複数相の巻線2U、2V、
2Wを有するステータ3とを備えて成るブラシレスモー
タ1を駆動制御するものにおいて、各巻線2U、2V、
2Wをロータ4の位置に対応する通電タイミングで順次
通電するためのトランジスタ10〜15を設けると共
に、正弦波状のパルス幅変調波形の電圧を各巻線2U、
2V、2Wに与えるように上記トランジスタ10〜15
をオンオフ制御する制御回路32を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石を有するロー
タ及び複数相の巻線を有するステータを備えて構成され
たブラシレスモータを駆動制御するブラシレスモータの
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のブラシレスモータの駆動装置の
一例を、図9ないし図11に従って説明する。まず、図
9において、ブラシレスモータ1は、3相の巻線2U、
2V、2Wを有するステータ3と、永久磁石を有するロ
ータ4とから構成されている。上記ブラシレスモータ1
には、ロータ4の回転位置を検出する位置検出手段とし
て例えばホールICからなる3個の位置検出素子5U、
5V、5Wが設けられている。
【0003】また、上記各巻線2U、2V、2Wを通電
駆動するための駆動回路6は、その入力端子7a、7b
が直流電源8の正端子、負端子に接続されている。尚、
直流電源8の正端子、負端子間には、コンデンサ9が接
続されている。上記駆動回路6は、入力端子7a、7b
間に6個のスイッチング素子である例えばNPN形のト
ランジスタ10ないし12及び13ないし15を3相ブ
リッジ接続して構成されている。尚、各トランジスタ1
0〜15には、フリーホイールダイオード16〜21が
それぞれ並列に接続されている。また、トランジスタ1
0とトランジスタ13との共通接続点が出力端子22に
接続され、トランジスタ11とトランジスタ14との共
通接続点が出力端子23に接続され、トランジスタ12
とトランジスタ15との共通接続点が出力端子24に接
続されている。
【0004】そして、出力端子22がブラシレスモータ
1の巻線2Uの一端に接続され、出力端子23が巻線2
Vの一端に接続され、出力端子24が巻線2Wの一端に
接続されている。尚、3相の巻線2U、2V、2Wの各
他端は共通に接続されている。また、駆動回路6の6個
のトランジスタ10〜15は、各ベースが制御回路25
に接続されており、該制御回路25から制御信号Su、
Sv、Sw、Sx、Sy、Szを受けてオンオフ制御さ
れるように構成されている。上記制御回路25は、前記
3個の位置検出素子5U、5V、5Wからの各検出信号
Hu、Hv、Hwを受けると共に、外部から速度指令信
号ACを受ける構成となっている。
【0005】この場合、制御回路25は、速度指令信号
ACを受けると、3個の位置検出素子5U、5V、5W
からの検出信号Hu、Hv、Hw(図10(a)〜
(c)参照)に基づいて、図10(d)〜(i)に示す
ような制御信号Su、Sv、Sw、Sx、Sy、Szを
生成し、これら制御信号Su、Sv、Sw、Sx、S
y、Szを駆動回路6の6個のトランジスタ10〜15
に与えて該トランジスタ10〜15をオンオフ制御す
る。これにより、駆動回路6の出力端子22、23、2
4には、図10(j)〜(l)に示すような出力電圧V
u、Vv、Vwが出力され、これら出力電圧Vu、V
v、Vwがブラシレスモータ1の3相の巻線2U、2
V、2Wに供給されることにより、ブラシレスモータ1
のロータ4が回転駆動されるようになっている。尚、制
御回路25は、速度指令信号ACの指令する回転速度で
ブラシレスモータ1が回転するように、例えばパルス幅
変調(PWM)制御によりブラシレスモータ1の回転速
度を可変制御する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記した
ブラシレスモータ1を電気自動車の走行用モータとして
使用することを考えた。この場合、電気自動車は積載し
ているバッテリの充電容量が決まっているため、走行距
離をできる限り長くするには、モータの損失を極力小さ
くすると共に、モータ及びその駆動装置を極力小形化す
ることが必要である。そこで、本発明者は、上記従来構
成のブラシレスモータ1において発生する損失を調べて
みた。
【0007】まず、上記ブラシレスモータ1のステータ
3の巻線2U、2V、2Wに流れる電流の波形を調べて
みたところ、矩形波状であることがわかった。具体的に
は、巻線2Uに流れる電流Iuの電流波形を、図11
(b)に示す。尚、図11(a)に、巻線2U、2V間
に供給される線間電圧Vuvの電圧波形を示す。そし
て、このような矩形波状の電流が巻線2U、2V、2W
に流れると、矩形波状の電流に含まれる高調波電流成分
により大きな鉄損が発生していることがわかった。ま
た、モータ電圧及び電流の総合力率が低くなって電流が
多く流れるため、モータで発生する銅損が大きくなると
共に、駆動回路6のトランジスタ10〜15(スイッチ
ング素子)の飽和損失も大きくなり、電力消費が大きく
なるということがわかった。このため、上記した構成の
ブラシレスモータ1及びその駆動装置を電気自動車に使
用すると、電気自動車の一充電当たりの走行距離が短く
なるという欠点があった。
【0008】更に、上記従来構成では、駆動回路6のト
ランジスタ10〜15における発熱が大きくなるので、
大きな放熱器が必要になる。また、ブラシレスモータ1
で発生する損失が大きいので、放熱を良くするためにモ
ータの体積を大きくする必要がある。この場合も、モー
タ及びその駆動装置が大形化して重量が増すため、それ
だけ電気自動車の一充電当たりの走行距離が短くなると
いう欠点があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、鉄損を減少させ
ることができ、また、モータ電流を小さくして銅損及び
スイッチング素子の飽和損失を低減させることができる
ブラシレスモータの駆動装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のブラシレスモー
タの駆動装置は、永久磁石を有するロータと、複数相の
巻線を有するステータとを備えて成るブラシレスモータ
を駆動制御するブラシレスモータの駆動装置において、
前記各巻線を前記ロータの位置に対応する通電タイミン
グで順次通電するためのスイッチング素子を備えると共
に、正弦波状のパルス幅変調波形の電圧を前記各巻線に
与えるように前記スイッチング素子をオンオフ制御する
制御手段を備えたところに特徴を有する。
【0011】この構成の場合、前記制御手段を、前記ロ
ータの位置を検出する位置検出手段と、三角波信号を発
生する三角波信号発生手段と、前記位置検出手段からの
検出信号に基づいてパルス幅変調のための変調信号を発
生する変調信号発生手段と、前記三角波信号発生手段か
らの三角波信号と前記変調信号発生手段からの変調信号
とを比較してパルス幅変調信号を発生する比較手段とを
備える構成とし、そして、制御手段によって前記比較手
段からのパルス幅変調信号に基づいて前記スイッチング
素子をオンオフ制御することにより、正弦波状のパルス
幅変調波形の電圧を前記各巻線に与えるように構成する
ことも好ましい。
【0012】更に、この場合、変調信号発生手段から発
生される変調信号をe(θ)とした場合、 e(θ)=k・sinθ (但し、θは角度、kは0より大きく且つ1以下の定数
である)となるように設定することにより、正弦波状の
パルス幅変調波形の電圧を前記各巻線に与えるように構
成することが考えられる。
【0013】また、変調信号発生手段から発生される変
調信号をe(θ)とした場合、 e(θ)=k・sinθ+l・sin3θ (但し、θは角度、k,lは0より大きく且つ1以下の
定数である)となるように設定することにより、正弦波
状のパルス幅変調波形の電圧にモータ運転周波数の3倍
の高調波を含んだパルス幅変調波形の電圧を加えた電圧
を前記各巻線に与えるように構成することも好ましい。
【0014】更に、変調信号発生手段から発生される変
調信号をe(θ)とした場合、 0≦θ<2π/3のとき、e(θ)=k・sinθ 2π/3≦θ<4π/3のとき、e(θ)=k・sin
(θ−π/3) 4π/3≦θ<2πのとき、e(θ)=0 (但し、θは角度、kは0より大きく且つ1以下の定数
である)となるように設定することにより、正弦波状の
パルス幅変調波形の電圧にモータ運転周波数の3倍の高
調波を含んだパルス幅変調波形の電圧を加えた電圧を前
記各巻線に与えるように構成することもより一層好まし
い。
【0015】一方、モータ相電圧を検出するモータ電圧
検出手段を備えると共に、モータ電流を検出するモータ
電流検出手段を備え、変調信号のゼロクロス点での電流
値が零となるように変調信号発生手段からの変調信号の
出力位相を補正する位相補正手段を備え、そして、モー
タ相電圧がモータ電流の基本波位相に一致するようにパ
ルス幅変調信号の出力位相を調整することも考えられ
る。更に、この場合、各相のモータ相電圧の各ゼロクロ
ス点においてパルス幅変調信号の出力位相を調整するよ
うに構成することが好ましい。
【0016】また、モータ相電圧がマイナスからプラス
に変化するゼロクロス点では、電流値がプラスのときは
パルス幅変調信号の出力位相を進ませ、マイナスのとき
は遅らせるように調整し、一方、モータ相電圧がプラス
からマイナスに変化するゼロクロス点では、電流値がマ
イナスのときはパルス幅変調信号の出力位相を進ませ、
プラスのときは遅らせるように調整することが考えられ
る。
【0017】更にまた、前記三角波信号発生手段に代え
て、正弦波信号を発生する正弦波信号発生手段又は鋸歯
状波信号を発生する鋸歯状波信号発生手段を備える構成
とすることも一層好ましい構成である。
【0018】
【作用】本発明者は、ブラシレスモータのロータを回転
させた場合に、ステータの各巻線に誘起される誘起電圧
の波形が正弦波であることを実験により確認した。従っ
て、上記誘起電圧の波形と同じ波形の電圧即ち正弦波状
の電圧をステータの各巻線に通電するようにすれば、モ
ータの鉄損を極めて少なくすることができることがわか
る。本発明は、この点に着目してなされたものである。
【0019】即ち、上記手段によれば、制御手段により
スイッチング素子をオンオフ制御して正弦波状のパルス
幅変調波形の電圧をステータの各巻線に与えるように構
成したので、モータの鉄損を大幅に減少させることがで
きる。この場合、制御手段は、具体的には、ロータの位
置を検出する位置検出手段と、三角波信号を発生する三
角波信号発生手段と、位置検出手段からの検出信号に基
づいてパルス幅変調のための変調信号を発生する変調信
号発生手段と、三角波信号発生手段からの三角波信号と
変調信号発生手段からの変調信号とを比較してパルス幅
変調信号を発生する比較手段とを備える構成とし、比較
手段からのパルス幅変調信号に基づいてスイッチング素
子をオンオフ制御するようにすれば、正弦波状のパルス
幅変調波形の電圧を各巻線に与えることが可能である。
【0020】また、正弦波状のパルス幅変調波形の電圧
にモータ運転周波数の3倍の高調波を含んだパルス幅変
調波形の電圧を加えた電圧を、ステータの各巻線に与え
るように構成すれば、基本波成分を高くすることがで
き、それだけパルス幅変調する際におけるスイッチング
素子のスイッチング回数を少なくすることができる。従
って、この構成の場合、スイッチング損失を低減するこ
とができる。
【0021】一方、モータ相電圧を検出するモータ電圧
検出手段を備えると共に、モータ電流を検出するモータ
電流検出手段を備え、変調信号のゼロクロス点での電流
値が零となるように変調信号発生手段からの変調信号の
出力位相を補正する位相補正手段を備え、そして、モー
タ相電圧がモータ電流の基本波位相に一致するようにパ
ルス幅変調信号の出力位相を調整するように構成したの
で、モータ電流を小さくすることができ、銅損及びスイ
ッチング素子の飽和損失を低減することが可能になる。
この場合、各相のモータ相電圧の各ゼロクロス点におい
てパルス幅変調信号の出力位相を調整するように構成す
れば、より一層優れた効果を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を例えば電気自動車の走行用モ
ータとして使用されるブラシレスモータの駆動装置に適
用した一実施例について、図1ないし図6を参照して説
明する。尚、従来構成(図9参照)と同一部分には、同
一符号を付している。
【0023】即ち、図1において、ブラシレスモータ1
のステータ3の各巻線2U、2V、2Wを通電駆動する
ための駆動回路6は、6個のNPN形のトランジスタ1
0ないし12及び13ないし15を3相ブリッジ接続し
て構成されている。駆動回路6の入力端子7a、7bは
直流電源8の正端子、負端子に接続されている。直流電
源8の正端子、負端子間には、コンデンサ9が接続され
ている。この場合、直流電源8は、電気自動車に搭載さ
れたバッテリである。また、上記駆動回路5の各トラン
ジスタ10〜15には、フリーホイールダイオード16
〜21がそれぞれ並列に接続されている。
【0024】そして、トランジスタ10とトランジスタ
13との共通接続点、トランジスタ11とトランジスタ
14との共通接続点、トランジスタ12とトランジスタ
15との共通接続点が、それぞれ出力端子22、出力端
子23、出力端子24に接続されている。また、上記出
力端子22、23、24が、ブラシレスモータ1の巻線
2Uの一端、巻線2Vの一端、巻線2Wの一端にそれぞ
れ接続されている。上記3相の巻線2U、2V、2Wの
各他端は共通に接続されている。
【0025】ここで、ブラシレスモータ1には、3個の
位置検出素子5U、5V、5Wに代えて、ロータ4の回
転位置を検出する位置検出手段として例えばエンコーダ
31が配設されている。このエンコーダ31は、ロータ
4の回転位置を検出して、検出信号Ha及びHb(図2
(a)及び(b)参照)を出力するように構成されてい
る。
【0026】一方、駆動回路6の6個のトランジスタ1
0〜15は、制御回路25に代わる制御回路32により
オンオフ制御されるように構成されている。この制御回
路32が制御手段を構成しており、以下制御回路32に
ついて説明する。上記制御回路32は、カウンタ回路3
3、メモリ回路34、三角波信号発生手段である例えば
三角波信号発生回路35、比較手段である例えば比較回
路36U、36V、36W及び力率補正回路37から構
成されている。上記カウンタ回路33は、エンコーダ3
1からの検出信号Ha、Hbを受けて、図2(c)に示
すように、各検出信号Ha、Hbの立ち上がりでカウン
ト値CNをカウントアップするように構成されている。
尚、カウンタ回路33は、力率補正回路37からのリセ
ット信号Rsを受けたときに、カウント値CNをゼロに
リセットするように構成されている。
【0027】また、メモリ回路34は、カウンタ回路3
3からのカウント値CN、並びに、電気自動車のアクセ
ル(図示しない)から出力されるアクセル信号(この場
合、速度指令信号AC)を受けて、例えば正弦波状の変
調信号Mu、Mv、Mw(図3(d)に変調信号Muを
示す)を比較回路36U、36V、36Wへ与えると共
に、ゼロクロス信号Mzを力率補正回路37へ与えるよ
うに構成されている。この力率補正回路37は、上記ゼ
ロクロス信号Mzの他に、駆動回路6の出力端子22と
ステータ3の巻線2Uとを接続する接続線に設けられた
電流検出器38からの電流検出信号Iuを受けて、前記
リセット信号Rsを出力するように構成されている。こ
の電流検出器38がモータ電流検出手段を構成し、力率
補正回路37が位相補正手段を構成している。
【0028】更に、上記三角波信号発生回路35は、予
め決められた一定周期の三角波信号Bs(図3(d)及
び図4(a)参照)を発生して、この信号Bsを比較回
路36U、36V、36Wへ与える構成となっている。
そして、上記比較回路36U、36V、36Wは、メモ
リ回路34からの変調信号Mu、Mv、Mwと三角波信
号発生回路35からの三角波信号Bsとを比較して、制
御信号Su、Sv、Sw、Sx、Sy、Sz(図3
(e)、(f)に制御信号Su、Sxを示す)を生成
し、これら制御信号Su、Sv、Sw、Sx、Sy、S
zを駆動回路6のトランジスタ10〜15のベースに与
えるように構成されている。
【0029】次に、上記構成の作用を、図2ないし図6
も参照して説明する。ブラシレスモータ1が回転駆動さ
れているときには、カウンタ回路33は、エンコーダ3
1からの検出信号Ha、Hb(図2(a)、(b)参
照)を受けて、図2(c)に示すように、カウント値C
Nをカウントアップしている。この場合、カウンタ回路
33は、力率補正回路37からリセット信号Rsを受け
たとき、具体的には、図3(c)に示す時刻ta及びt
bおいて、カウント値CNをゼロにリセットしている。
そして、メモリ回路34は、カウンタ回路33からのカ
ウント値CNに従って、図3(d)に示すような変調信
号Mu、Mv、Mwを出力する。尚、変調信号Mv及び
Mwは、図示していないが、上記変調信号Muと位相が
それぞれ120度及び240度ずれた信号である。ここ
で、メモリ回路34は、変調信号Mu、Mv、Mwの振
幅を速度指令信号(アクセル指令信号)ACに従って変
化させるように構成されている。
【0030】さて、3個の比較回路36U、36V、3
6Wのうちの一つの比較回路36Uは、メモリ回路34
からの変調信号Muと三角波信号発生回路35からの三
角波信号Bsとを比較して、図3(e)及び(f)に示
すような制御信号Su及びSxを生成し(この場合、制
御信号Sxは制御信号Sxの反転信号である)、これら
制御信号Su及びSxを駆動回路6のトランジスタ10
及び13のベースに与えている。これにより、トランジ
スタ10及び13は、制御信号Su及びSxがハイレベ
ルの期間オンされ、ロウレベルの期間オフされる。
【0031】また、残りの2個の比較回路36V、36
Wも、同様にして、メモリ回路34からの変調信号M
v、Mwと三角波信号発生回路35からの三角波信号B
sとを比較して、制御信号Sv、Sw及びSy、Szを
生成し、これら制御信号Sv、Sw及びSy、Szを駆
動回路6のトランジスタ11、12及び14、15のベ
ースに与えている。これにより、トランジスタ11、1
2及び14、15は、制御信号Sv、Sw及びSy、S
zがハイレベルの期間オンされ、ロウレベルの期間オフ
される。
【0032】そして、上記したように、トランジスタ1
0〜15がオンオフ制御されることにより、駆動回路6
の出力端子22〜23には、図4(b)、(c)、
(d)に示すような出力電圧Vu、Vv、Vwが出力さ
れ、これら出力電圧Vu、Vv、Vwがステータ3の巻
線2U、2V、2Wにそれぞれ供給される。これによ
り、ブラシレスモータ1のロータ4が回転駆動される。
【0033】この場合、巻線2U、2V、2Wに供給さ
れる電圧Vu、Vv、Vwは、それぞれ正弦波状のパル
ス幅変調波形の電圧である。また、このとき、ブラシレ
スモータ1の線間電圧Vuvは、図4(e)に示すよう
になり、正弦波状のパルス幅変調波形の電圧である。そ
して、このとき、巻線2Uに流れる電流Iuの波形は、
図4(f)に示すようになり、正弦波状の波形となる。
この結果、ブラシレスモータ1の鉄損を、従来構成(図
9ないし図11参照)に比べて、大幅に減少させること
ができる。
【0034】また、力率補正回路37は、変調信号M
u、Mv、Mwのゼロクロス信号Mzを受けたときの、
電流検出器38からの電流検知信号Iuの状態に応じて
リセット信号Rsの出力タイミングを決定するように構
成されている。具体的には、図5(b)及び(e)に示
すように、メモリ回路34からゼロクロス信号Mzを受
けたときに電流検出器38からの電流検知信号Iuが負
の場合は、図5(c)に示すように、1周期後にカウン
ト値CNがゼロに変化する前にリセット信号Rsを出力
し、また、図6(b)及び(e)に示すように、ゼロク
ロス信号Mzを受けたときに電流検知信号Iuが正の場
合は、図6(c)に示すように、カウント値CNがゼロ
に変化した後にリセット信号Rsを出力することを繰り
返すようになっている。これにより、モータ電圧及び電
流の位相が同じになるから、力率が改善され、モータ電
流を小さくすることができる。従って、ブラシレスモー
タ1の銅損を低減できると共に、駆動回路6のトランジ
スタ10〜15の飽和損失を低減することができる。
【0035】尚、上記実施例では、変調信号Mu、M
v、Mwとして正弦波を用いたが、これに限られるもの
ではなく、例えば図7(b)や(c)に示すような波形
の変調信号を用いても良い。この場合、特に、図7
(c)に示す変調信号を使用した場合には、制御信号、
出力電圧、モータ電流の各波形が図8(a)〜(h)に
示すようになり、基本波電圧が高くなって、トランジス
タ10〜15のスイッチング回数を大幅に低減すること
ができ、従って、スイッチング損失を少なくすることが
できる。
【0036】また、上記実施例では、キャリア信号とし
て三角波信号Bsを発生させる三角波信号発生回路35
を用いる構成としたが、これに代えて、正弦波信号を発
生する正弦波信号発生回路(手段)又は鋸歯状波信号を
発生する鋸歯状波信号発生回路(手段)を用いる構成と
しても良い。更に、上記実施例では、比較回路36U、
36V、36Wにより変調信号Mu、Mv、Mwと三角
波信号Bsとを比較して制御信号Su、Sv、Sw、S
x、Sy、Szを出力させるように構成したが、メモリ
回路34から直接的に制御信号をSu、Sv、Sw、S
x、Sy、Szを出力させるように構成することも好ま
しい構成である。
【0037】一方、上記実施例では、電圧、電流の力率
補正を1回/周期行う構成としたが、これに限られるも
のではなく、例えば駆動回路6の全て(3個)の出力に
電流検出器を取付けて、各相の変調信号のゼロクロス点
で力率補正を行う構成、即ち、力率補正を6回/周期行
う構成としても良い。尚、この場合には、電流検出器を
3個使用せずに2個使用するだけとして、2つの電流検
出値の差から残りの電流値を求めるように構成しても良
い。
【0038】尚、上記実施例の場合、モータ相電圧のゼ
ロクロス点を、変調信号Mu、Mv、Mwのゼロクロス
点から判断(検出)しており、結果的に、モータ相電圧
のゼロクロス点で力率補正を行っている。そして、モー
タ相電圧がマイナスからプラスに変化するゼロクロス点
では、上記実施例で説明したように、電流値がプラスの
ときはパルス幅変調信号の出力位相を進ませ、マイナス
のときは遅らせるように調整した。これに対して、モー
タ相電圧がプラスからマイナスに変化するゼロクロス点
では、電流値がマイナスのときはパルス幅変調信号の出
力位相を進ませ、プラスのときは遅らせるように調整す
るように制御することが好ましい。
【0039】また、上記実施例では、ロータ4の位置を
検出する位置検出手段としてエンコーダ31を設ける構
成としたが、これに限られるものではなく、例えばホー
ル素子からなる3個の位置検出素子を設けても良いし、
また、ステータの巻線に生じる誘起電圧を検出して位置
検出信号を発生させる構成としても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、制御手段によりスイッチング素子をオンオフ制御し
て正弦波状のパルス幅変調波形の電圧をステータの各巻
線に与えるように構成したので、ブラシレスモータの鉄
損を大幅に減少させることができるという優れた効果を
奏する。そして、この場合、制御手段は、ロータの位置
を検出する位置検出手段と、三角波信号を発生する三角
波信号発生手段と、位置検出手段からの検出信号に基づ
いてパルス幅変調のための変調信号を発生する変調信号
発生手段と、三角波信号発生手段からの三角波信号と変
調信号発生手段からの変調信号とを比較してパルス幅変
調信号を発生する比較手段とを備える構成とし、比較手
段からのパルス幅変調信号に基づいてスイッチング素子
をオンオフ制御するようにすれば、正弦波状のパルス幅
変調波形の電圧を各巻線に与えることが可能である。
【0041】また、正弦波状のパルス幅変調波形の電圧
にモータ運転周波数の3倍の高調波を含んだパルス幅変
調波形の電圧を加えた電圧を、ステータの各巻線に与え
るように構成すれば、基本波成分を高くすることがで
き、それだけパルス幅変調する際におけるスイッチング
素子のスイッチング回数を少なくすることができる。こ
の結果、スイッチング損失を低減することができる。
【0042】一方、変調信号のゼロクロス点での電流値
が零となるように変調信号発生手段からの変調信号の出
力位相を補正する位相補正手段を備え、モータ相電圧が
モータ電流の基本波位相に一致するようにパルス幅変調
信号の出力位相を調整するように構成したので、モータ
電流を小さくすることができ、銅損及びスイッチング素
子の飽和損失を低減することができる。この場合、各相
のモータ相電圧(変調信号)の各ゼロクロス点において
パルス幅変調信号の出力位相を調整するように構成すれ
ば、より一層優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気回路図
【図2】エンコーダからの検出信号Ha、Hb及びカウ
ンタ回路のカウント値CNのタイムチャート
【図3】検出信号Ha、Hb、カウント値CN、変調信
号Mu、三角波信号Bs、制御信号Su、Sxのタイム
チャート
【図4】変調信号Mu、三角波信号Bs、出力電圧V
u、Vv、Vw、線間電圧Vuv、電流Iuのタイムチ
ャート
【図5】力率補正時のカウント値CN、ゼルクロス信号
Mz、リセット信号Rs、変調信号Mu、電流Iuのタ
イムチャート
【図6】異なる状態の力率補正時のカウント値CN、ゼ
ルクロス信号Mz、リセット信号Rs、変調信号Mu、
電流Iuのタイムチャート
【図7】変形例の変調信号を示す波形図
【図8】変形例の変調信号Mu、三角波信号Bs、制御
信号Su、Sx、出力電圧Vu、Vv、Vw、線間電圧
Vuv、電流Iuのタイムチャート
【図9】従来構成を示す図1相当図
【図10】位置検出信号Hu、Hv、Hw、制御信号S
u、Sv、Sw、Sx、Sy、Sz、出力電圧Vu、V
v、Vwのタイムチャート
【図11】線間電圧Vuv、電流Iuのタイムチャート
【符号の説明】
1はブラシレスモータ、2U、2V、2Wは巻線、3は
ステータ、4はロータ、5U、5V、5Wは位置検出素
子(位置検出手段)、6は駆動回路、7a、7bは入力
端子、8は直流電源、10、11、12、13、14、
15はトランジスタ(スイッチング素子)、22、2
3、24は出力端子、31はエンコーダ(位置検出手
段)、32は制御回路(制御手段)、33はカウンタ回
路、34はメモリ回路、35は三角波信号発生回路(三
角波信号発生手段)、36U、36V、36Wは比較回
路(比較手段)、37は力率補正回路(位相補正手
段)、38は電流検出器(モータ電流検出手段)を示
す。
フロントページの続き (72)発明者 城ノ口 秀樹 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を有するロータと、複数相の巻
    線を有するステータとを備えて成るブラシレスモータを
    駆動制御するブラシレスモータの駆動装置において、 前記各巻線を前記ロータの位置に対応する通電タイミン
    グで順次通電するためのスイッチング素子と、 正弦波状のパルス幅変調波形の電圧を前記各巻線に与え
    るように前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とするブラシレスモータの駆
    動装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記ロータの位置を検出する位置検出手段と、 三角波信号を発生する三角波信号発生手段と、 前記位置検出手段からの検出信号に基づいてパルス幅変
    調のための変調信号を発生する変調信号発生手段と、 前記三角波信号発生手段からの三角波信号と前記変調信
    号発生手段からの変調信号とを比較してパルス幅変調信
    号を発生する比較手段とを備え、 前記比較手段からのパルス幅変調信号に基づいて前記ス
    イッチング素子をオンオフ制御することにより、正弦波
    状のパルス幅変調波形の電圧を前記各巻線に与えるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載のブラ
    シレスモータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記変調信号発生手段から発生される変
    調信号をe(θ)とした場合、 e(θ)=k・sinθ (但し、θは角度、kは0より大きく且つ1以下の定数
    である)となるように設定することにより、正弦波状の
    パルス幅変調波形の電圧を前記各巻線に与えるように構
    成したことを特徴とする請求項2記載のブラシレスモー
    タの駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記変調信号発生手段から発生される変
    調信号をe(θ)とした場合、 e(θ)=k・sinθ+l・sin3θ (但し、θは角度、k,lは0より大きく且つ1以下の
    定数である)となるように設定することにより、正弦波
    状のパルス幅変調波形の電圧にモータ運転周波数の3倍
    の高調波を含んだパルス幅変調波形の電圧を加えた電圧
    を前記各巻線に与えるように構成したことを特徴とする
    請求項2記載のブラシレスモータの駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記変調信号発生手段から発生される変
    調信号をe(θ)とした場合、 0≦θ<2π/3のとき、e(θ)=k・sinθ 2π/3≦θ<4π/3のとき、e(θ)=k・sin
    (θ−π/3) 4π/3≦θ<2πのとき、e(θ)=0 (但し、θは角度、kは0より大きく且つ1以下の定数
    である)となるように設定することにより、正弦波状の
    パルス幅変調波形の電圧にモータ運転周波数の3倍の高
    調波を含んだパルス幅変調波形の電圧を加えた電圧を前
    記各巻線に与えるように構成したことを特徴とする請求
    項2記載のブラシレスモータの駆動装置。
  6. 【請求項6】 モータ相電圧を検出するモータ電圧検出
    手段と、 モータ電流を検出するモータ電流検出手段と、 変調信号のゼロクロス点での電流値が零となるように変
    調信号発生手段からの変調信号の出力位相を補正する位
    相補正手段とを備え、 モータ相電圧がモータ電流の基本波位相に一致するよう
    にパルス幅変調信号の出力位相を調整することを特徴と
    する請求項2記載のブラシレスモータの駆動装置。
  7. 【請求項7】 各相のモータ相電圧の各ゼロクロス点に
    おいてパルス幅変調信号の出力位相を調整することを特
    徴とする請求項6記載のブラシレスモータの駆動装置。
  8. 【請求項8】 モータ相電圧がマイナスからプラスに変
    化するゼロクロス点では、電流値がプラスのときはパル
    ス幅変調信号の出力位相を進ませ、マイナスのときは遅
    らせるように調整し、 一方、モータ相電圧がプラスからマイナスに変化するゼ
    ロクロス点では、電流値がマイナスのときはパルス幅変
    調信号の出力位相を進ませ、プラスのときは遅らせるよ
    うに調整することを特徴とする請求項6記載のブラシレ
    スモータの駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記三角波信号発生手段に代えて、正弦
    波信号を発生する正弦波信号発生手段又は鋸歯状波信号
    を発生する鋸歯状波信号発生手段を備えたことを特徴と
    する請求項2記載のブラシレスモータの駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102916A1 (ja) * 2007-02-21 2008-08-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 回転電機の駆動制御装置および車両
US8288978B2 (en) 2008-11-10 2012-10-16 Ricoh Company, Ltd. Motor driver
JP2015095929A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 ローム株式会社 モータの駆動装置、駆動方法、および冷却装置、電子機器

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