JPH0723955A - 超音波プローブおよび超音波診断装置 - Google Patents

超音波プローブおよび超音波診断装置

Info

Publication number
JPH0723955A
JPH0723955A JP5168063A JP16806393A JPH0723955A JP H0723955 A JPH0723955 A JP H0723955A JP 5168063 A JP5168063 A JP 5168063A JP 16806393 A JP16806393 A JP 16806393A JP H0723955 A JPH0723955 A JP H0723955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
ultrasonic waves
acoustic mirror
ultrasonic probe
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5168063A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Takano
政由紀 高野
Isao Komiyama
功 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5168063A priority Critical patent/JPH0723955A/ja
Publication of JPH0723955A publication Critical patent/JPH0723955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高分解能で近距離領域でのアーチファクトのな
い画像を作成しかつオリエンテーションが容易な超音波
プローブおよび超音波診断装置を提供する。 【構成】本発明の超音波診断装置に設けた超音波プロー
ブは、超音波を送受波可能な例えば2つの振動子2a,
2bと、超音波を反射可能な音響ミラー22と、少なく
とも前記音響ミラー22を軸線回りに回転可能な回転機
構23とを備え、音響ミラー22は、振動子2a,2b
からの超音波を軸線方向に垂直な放射方向に反射すると
ともに、放射方向からの超音波を振動子に向けて反射す
るようになっている。また、本発明の超音波診断装置は
さらに、超音波プローブ21に接続された送受信部24
を備え、2以上の振動子が異なる周波数の超音波を送受
波するように超音波プローブ21を制御する送受波回路
27と、超音波プローブ21からの受信信号を周波数ご
とに分離可能な受信フィルター28とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波プローブおよび
超音波診断装置に係り、特に、超音波プローブの挿入部
先端にある振動子をラジアル走査させて超音波断層像を
得る方式の超音波プローブおよび超音波診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波プローブには様々な走査方式のも
のがあるが、それらのうち、ラジアル走査が可能な超音
波プローブは、挿入部先端にある振動子を軸線回りに機
械的に回転させることにより、回転軸線に直交する平面
内の超音波断層像を得るようになっている。
【0003】図4は、超音波プローブの先端を軸線を含
む平面に沿った断面で示したものである。
【0004】同図でわかるように、従来の超音波プロー
ブ1は、振動子2を設けた回転体3の周囲を音響窓と呼
ばれる収容体4で包囲し、回転体3と収容体4との間を
所定の音響伝達媒体5で満たしてある。
【0005】かかる超音波プローブを用いて超音波断層
画像を得るには、まず超音波プローブを消化管、血管等
に挿入し、次いで、所定位置で振動子をラジアル走査す
ればよい。
【0006】ここで、振動子口径が小さくなることによ
る分解能の低下を補うため、超音波の周波数を高くして
分解能の向上を図る必要が生じるが、周波数を高くする
と、超音波が到達可能な深さすなわち深達度は逆に不足
し、患部等に対する位置決め操作すなわちオリエンテー
ションに関する操作性は悪くなる。
【0007】図5は、かかる問題を解決可能な超音波プ
ローブ11を断面図で示したものである。
【0008】超音波プローブ11は同図でわかるよう
に、振動子2を背中合わせに2つ設けてあり、それぞれ
低周波、高周波の超音波を送受信可能になっている。
【0009】かかる構成においては、低周波の超音波で
オリエンテーション操作を行った後、周波数を高周波側
に切り換えることにより、高分解能の画像を得ることが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式では、有効面積の減少による分解能あるいは感度の劣
化を引き起こすとともに、振動子近傍の飽和エコー領域
が近距離領域でのアーチファクトを生じさせ、診断画像
に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0011】また、2つの振動子を背中合わせに設ける
ことは、製造技術の点からも困難であった。
【0012】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、高分解能でかつ近距離領域でのアーチファク
トのない画像を得ることができかつオリエンテーション
が容易な超音波プローブおよび超音波診断装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の超音波プローブは請求項1に記載したよう
に、超音波を送受波可能な少なくとも2以上の振動子
と、超音波を反射可能な音響ミラーと、少なくとも前記
音響ミラーを軸線回りに回転可能な回転機構とを備え、
前記音響ミラーは、前記振動子からの超音波を軸線方向
に垂直な放射方向に反射するとともに、放射方向からの
超音波を前記振動子に向けて反射するようにしたもので
ある。
【0014】また、本発明の超音波プローブは、前記2
つの振動子を軸線方向に向けてかつ向かい合わせに配置
し、前記振動子の間に音響ミラーを配置したものであ
る。
【0015】また、本発明の超音波プローブは、前記2
つの振動子を軸線方向に向けてかつ背中合わせに配置す
るとともに、前記2つの振動子の対面位置にそれぞれ前
記音響ミラーを配置したものである。
【0016】また、本発明の超音波診断装置は請求項4
に記載したように、超音波を送受波可能な少なくとも2
以上の振動子と、超音波を反射可能な音響ミラーと、少
なくとも前記音響ミラーを軸線回りに回転可能な回転機
構とを備え、前記音響ミラーは、前記振動子からの超音
波を軸線方向に垂直な放射方向に反射するとともに、放
射方向からの超音波を前記振動子に向けて反射するよう
になっている超音波プローブと、前記超音波プローブに
接続された送受信部とを備え、前記送受信部は、前記2
以上の振動子が異なる周波数の超音波を送受波するよう
に前記超音波プローブを制御する送受波回路と、前記超
音波プローブからの受信信号を前記周波数ごとに分離可
能な受信フィルターとを備えたものである。
【0017】また、本発明の超音波診断装置は請求項5
に記載したように、超音波を送受波可能な少なくとも2
以上の振動子と、超音波を反射可能な音響ミラーと、少
なくとも前記音響ミラーを軸線回りに回転可能な回転機
構とを備え、前記音響ミラーは、前記振動子からの超音
波を軸線方向に垂直な放射方向に反射するとともに、放
射方向からの超音波を前記振動子に向けて反射するよう
になっている超音波プローブと、前記超音波プローブに
接続された送受信部と、前記送受信部からの受信信号を
用いて断層画像を表示する表示部とを備え、前記送受信
部は、前記2以上の振動子が同一周波数の超音波を送受
波するように前記超音波プローブを制御する送受波回路
を備え、前記表示部は、前記振動子の単独使用時におけ
る走査線数、視野深度あるいはフレーム数よりも大きな
走査線数、視野深度あるいはフレーム数で前記断層画像
を表示するようにしたものである。
【0018】
【作用】本発明の超音波プローブによれば、例えば2つ
の振動子から送波された超音波は、回転する音響ミラー
に入射し、超音波プローブの軸線に直交する方向すなわ
ちラジアル方向に反射する。
【0019】次いで、生体から戻ってきた超音波は逆の
経路で振動子に戻る。
【0020】ここで、音響ミラーを配置したことによ
り、振動子と診断領域との間にスタンドオフが確保さ
れ、近距離領域でのアーチファクトは大幅に低減する。
【0021】また、本発明の超音波診断装置によれば、
超音波プローブに設けた例えば2つの振動子から異なる
周波数を持つ超音波をそれぞれ送波し、音響ミラーでラ
ジアル方向に反射させる。
【0022】次いで、生体から戻ってきた超音波を振動
子で電気信号に変換し、これを送受信部の受信フィルタ
ーで低周波成分と高周波成分とに分離する。
【0023】次いで、分離された各信号を用いて低周波
に係る断層画像と高周波に係る断層画像とを表示部のモ
ニターに例えば同時に表示する。
【0024】次いで、低周波断層画像を見ながらオリエ
ンテーション操作を行う。
【0025】すなわち、画面上で認識容易な所定の臓器
に注目し、この臓器と診断領域との位置関係を考慮しな
がら、診断領域を超音波の焦点に位置合わせする。
【0026】次いで、高周波画像を見ながら診断領域を
観察し診断を行う。
【0027】また、本発明の超音波診断装置によれば、
超音波プローブに設けた例えば2つの振動子から同じ周
波数を持つ超音波をそれぞれ送波し、音響ミラーでラジ
アル方向に反射させる。
【0028】次いで、生体から戻ってきた超音波を振動
子で電気信号に変換し、これを送受信部の送受波回路に
送り、さらに表示部に送る。
【0029】表示部では、振動子の単独使用時における
走査線数、視野深度あるいはフレーム数よりも大きな走
査線数、視野深度あるいはフレーム数で断層画像を作成
し、これをモニターに表示する。
【0030】ここで、走査線の数を増やせば画面の解像
度が向上し、視野深度を大きくすれば深い領域まで画像
化することができ、フレーム数を増やせば画面のちらつ
きを低減することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の超音波プローブおよび超音波
診断装置の実施例について、添付図面を参照して説明す
る。なお、従来技術と実質的に同一の部品については同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0032】図1(a) は、本実施例の超音波診断装置2
9を示したブロック図である。
【0033】同図でわかるように、超音波診断装置29
は、超音波プローブ21と、超音波プローブ21に接続
された送受信部24と、超音波側の走査タイミングをT
V側の走査タイミングに合わせるデータスキャンコンバ
ータ(以下、DSCと呼ぶ)25と、断層画像を表示す
る表示部としてのディスプレイ26とを備える。
【0034】図1(b) は、超音波プローブ21を軸線を
含む平面に沿った断面で示したものである。
【0035】同図でわかるように、超音波プローブ21
は、超音波を送受波可能な2つの振動子2a,2bと、
超音波を反射可能な音響ミラー22とを備える。
【0036】2つの振動子2a,2bは、軸線方向に向
けてかつ向かい合わせに配置してある。
【0037】音響ミラー22は、振動子2a,2bに対
面する位置に2つの超音波反射面を軸線に対して45度
傾斜させて形成してあり、振動子2a,2bからの超音
波を軸線方向に垂直な方向すなわちラジアル方向に反射
するとともに、ラジアル方向からの超音波を振動子2
a,2bに戻すようになっている。
【0038】振動子2a,2bおよび音響ミラー22
は、軸線回りに一体に回転可能な回転機構23に取り付
けてある。
【0039】送受信部24は、図1(a) でわかるよう
に、振動子2a,2bが異なる周波数の超音波をそれぞ
れ送受波するように超音波プローブ21を制御する送受
波回路27と、超音波プローブ21からの受信信号を周
波数ごとに分離可能な受信フィルター28とを備える。
【0040】ここで、振動子2aは例えば10MHzの
超音波を送受波し,振動子2bは20MHzの超音波を
送受波するように構成するのがよい。
【0041】本実施例の超音波診断装置によれば、超音
波プローブ21を内視鏡の鉗子孔等を介して血管、消化
管等に挿入し、所定の位置に位置決めする。
【0042】次いで、振動子2a,2bからそれぞれ1
0MHz,20MHzの超音波をそれぞれ軸線方向にか
つ向かい合う方向に送波し、音響ミラー22でラジアル
方向(図中矢印)に反射させて生体内に放射する。
【0043】次いで、生体から戻ってきた超音波を上述
とは逆の経路で振動子2a,2bに戻す。
【0044】次いで、受波された超音波を振動子2a,
2bで電気信号に変換し、これらを送受信部24の受信
フィルター28で低周波成分と高周波成分とに分離す
る。
【0045】次いで、分離された各信号を用いて低周波
に係る断層画像と高周波に係る断層画像とをディスプレ
イ26に同時に表示する。
【0046】ここで、まず、ディスプレイ26に表示さ
れた低周波断層画像を見ながらオリエンテーション操作
を行う。
【0047】すなわち、画面上で認識容易な所定の臓器
に注目し、この臓器と診断領域との位置関係を考慮しな
がら、診断領域を超音波の焦点に位置合わせする。
【0048】次いで、ディスプレイ26に同時表示され
ている高周波画像を見ながら診断領域を観察し診断を行
う。
【0049】なお、超音波ビームの放射方向を診断領域
で交差させるようにすることにより、低周波画像および
高周波画像をほぼ同一断面に関して得ることができる。
【0050】以上説明したように、本実施例の超音波プ
ローブは、異なる周波数を送受波可能な2つの振動子を
設ける一方、これらの振動子の間に音響ミラーを設けた
ので、振動子面と診断領域との間にスタンドオフすなわ
ち所定の距離が確保され、近距離領域でのアーチファク
トを大幅に低減することができる。
【0051】また、本実施例の超音波診断装置は、超音
波プローブで受波された超音波を変換した電気信号を別
々の周波数に係る信号に分離し、分離された信号をそれ
ぞれ低周波断層画像、高周波断層画像としてディスプレ
イに同時表示するように構成したので、低周波画像を用
いてオリエンテーション操作を行うことができるととも
に、高周波画像を用いて超音波診断を行うことができ
る。
【0052】そのため、超音波プローブを抜き換えるこ
となく超音波診断を行うことが可能となり、診断時間の
短縮あるいは患者に与える負担の軽減を図ることができ
る。
【0053】上述の実施例では、超音波プローブに設け
る振動子の数を2としたが、3以上の任意の数としても
よい。
【0054】また、上述の実施例では、音響ミラーおよ
び振動子を一体に回転させる構成としたが、音響ミラー
22だけあるいは振動子2aおよび音響ミラー22だけ
を回転させる構造としてもよい。
【0055】また、上述の実施例では、音響ミラーを振
動子の間に配置する構成としたが、かかる配置に限定さ
れるものではない。
【0056】図2は、超音波プローブ21の第1の変形
例を示したものである。同図でわかるように、超音波プ
ローブ31は、2つの振動子2a,2bを軸線方向に向
けてかつ背中合わせに配置するとともに、2つの振動子
2a,2bの対面位置にそれぞれ音響ミラー32a,3
2bを配置してある。
【0057】本変形例は、上述の実施例と同様に作用し
あるいは同様の効果を奏するものであるため、ここでは
それらの詳細な説明を省略する。
【0058】図3は、超音波プローブ21の第2の変形
例を示したものである。
【0059】本変形例に係る超音波プローブ41は、2
つの振動子2a,2bを軸線方向に向けてかつ向かい合
わせに配置するとともに、2つの振動子2a,2bの対
面位置に音響ミラー42を配置してある点は超音波プロ
ーブ21と同じであるが、本変形例では、音響ミラー4
2を平板上に形成してあり、振動子2a,2bからの超
音波の反射方向が互いに逆になるようにしてある。
【0060】なお、音響ミラー42だけあるいは振動子
2aおよび音響ミラー42だけを回転させる構造として
もよい。
【0061】第2の変形例についても、上述の実施例と
同様に作用しあるいは同様の効果を奏するものであるた
め、ここではそれらの詳細な説明を省略する。
【0062】また、上述の実施例では、受信フィルター
を用いて2つの周波数に係る受信信号を分離するように
構成し、2つの画像を同時表示できるようにしたが、受
信フィルターを省略し、各振動子で低周波および高周波
を切り換えながら送受波するように構成してもよい。
【0063】かかる構成においては、まず、周波数を低
周波数側に切り換えてラジアル走査を行い、得られた低
周波画像を用いてオリエンテーション操作を行う。次い
で、周波数を高周波側に切り換えてラジアル走査を行
い、得られた高周波画像を用いて精査診断を行うことが
できる。
【0064】また、上述の実施例では、異なる周波数の
超音波を送受波するように構成し、受信フィルターを用
いて2つの周波数に分離するように構成したが、2つの
振動子で同じ周波数の超音波を送受波するように構成
し、振動子の単独使用時における走査線数、視野深度あ
るいはフレーム数よりも大きな走査線数、視野深度ある
いはフレーム数で断層画像を表示するように構成しても
よい。
【0065】かかる構成においては、超音波プローブに
設けた例えば2つの振動子から同じ周波数を持つ超音波
をそれぞれ送波し、音響ミラーでラジアル方向に反射さ
せる。
【0066】次いで、生体から戻ってきた超音波を振動
子で電気信号に変換し、これを送受信部の送受波回路に
送り、さらに表示部に送る。
【0067】表示部では、振動子の単独使用時における
走査線数、視野深度あるいはフレーム数よりも大きな走
査線数、視野深度あるいはフレーム数で断層画像を作成
し、これをモニターに表示する。
【0068】ここで、走査線の数を増やせば画面の解像
度が向上し、視野深度を大きくすれば深い領域まで画像
化することができ、フレーム数を増やせば画面のちらつ
きを低減することができる。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の超音波プロ
ーブは、超音波を送受波可能な少なくとも2以上の振動
子と、超音波を反射可能な音響ミラーと、少なくとも前
記音響ミラーを軸線回りに回転可能な回転機構とを備
え、前記音響ミラーは、前記振動子からの超音波を軸線
方向に垂直な放射方向に反射するとともに、放射方向か
らの超音波を前記振動子に向けて反射するようにしたの
で、近距離領域でのアーチファクトのない画像を得るこ
とができる。
【0070】また、本発明の超音波診断装置は、超音波
を送受波可能な少なくとも2以上の振動子と、超音波を
反射可能な音響ミラーと、少なくとも前記音響ミラーを
軸線回りに回転可能な回転機構とを備え、前記音響ミラ
ーは、前記振動子からの超音波を軸線方向に垂直な放射
方向に反射するとともに、放射方向からの超音波を前記
振動子に向けて反射するようになっている超音波プロー
ブと、前記超音波プローブに接続された送受信部とを備
え、前記送受信部は、前記2以上の振動子が異なる周波
数の超音波を送受波するように前記超音波プローブを制
御する送受波回路と、前記超音波プローブからの受信信
号を前記周波数ごとに分離可能な受信フィルターとを備
えたので、上述した効果を奏する他、周波数の高い方の
画像で分解能の高い画像を得るとともに、周波数の低い
方の画像で深達度の大きな画像を得ることができる。
【0071】そのため、超音波プローブを抜き換えるこ
となく、オリエンテーション操作と高精度の超音波診断
とを同時に進めることが可能となる。
【0072】また、本発明の超音波診断装置は、超音波
を送受波可能な少なくとも2以上の振動子と、超音波を
反射可能な音響ミラーと、少なくとも前記音響ミラーを
軸線回りに回転可能な回転機構とを備え、前記音響ミラ
ーは、前記振動子からの超音波を軸線方向に垂直な放射
方向に反射するとともに、放射方向からの超音波を前記
振動子に向けて反射するようになっている超音波プロー
ブと、前記超音波プローブに接続された送受信部と、前
記送受信部からの受信信号を用いて断層画像を表示する
表示部とを備え、前記送受信部は、前記2以上の振動子
が同一周波数の超音波を送受波するように前記超音波プ
ローブを制御する送受波回路を備え、前記表示部は、前
記振動子の単独使用時における走査線数、視野深度ある
いはフレーム数よりも大きな走査線数、視野深度あるい
はフレーム数で前記断層画像を表示するようにしたの
で、走査線の数を増やすことにより従来よりも画面の解
像度を向上させ、視野深度を大きくすることにより深い
領域まで画像化し、あるいはフレーム数を増やすことに
より画面のちらつきを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本実施例の超音波診断装置の全体ブロッ
ク図、(b) は超音波プローブの軸線を含む平面に沿った
断面図。
【図2】変形例に係る超音波プローブの断面図。
【図3】別の変形例に係る超音波プローブの断面図。
【図4】従来の超音波プローブの断面図。
【図5】従来の超音波プローブの断面図。
【符号の説明】
2a,2b 振動子 21,31,41 超音波プローブ 22,32a,32b,42 音響ミラー 24 送受信部 26 ディスプレイ(表示部) 27 送受波回路 28 受信フィルター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を送受波可能な少なくとも2以上
    の振動子と、超音波を反射可能な音響ミラーと、少なく
    とも前記音響ミラーを軸線回りに回転可能な回転機構と
    を備え、前記音響ミラーは、前記振動子からの超音波を
    軸線方向に垂直な放射方向に反射するとともに、放射方
    向からの超音波を前記振動子に向けて反射するようにな
    っていることを特徴とする超音波プローブ。
  2. 【請求項2】 前記2つの振動子を軸線方向に向けてか
    つ向かい合わせに配置するとともに、前記振動子の間に
    前記音響ミラーを配置した請求項1記載の超音波プロー
    ブ。
  3. 【請求項3】 前記2つの振動子を軸線方向に向けてか
    つ背中合わせに配置するとともに、前記2つの振動子の
    対面位置にそれぞれ前記音響ミラーを配置した請求項1
    記載の超音波プローブ。
  4. 【請求項4】 超音波を送受波可能な少なくとも2以上
    の振動子と、超音波を反射可能な音響ミラーと、少なく
    とも前記音響ミラーを軸線回りに回転可能な回転機構と
    を備え、前記音響ミラーは、前記振動子からの超音波を
    軸線方向に垂直な放射方向に反射するとともに、放射方
    向からの超音波を前記振動子に向けて反射するようにな
    っている超音波プローブと、前記超音波プローブに接続
    された送受信部とを備え、前記送受信部は、前記2以上
    の振動子が異なる周波数の超音波を送受波するように前
    記超音波プローブを制御する送受波回路と、前記超音波
    プローブからの受信信号を前記周波数ごとに分離可能な
    受信フィルターとを備えたことを特徴とする超音波診断
    装置。
  5. 【請求項5】 超音波を送受波可能な少なくとも2以上
    の振動子と、超音波を反射可能な音響ミラーと、少なく
    とも前記音響ミラーを軸線回りに回転可能な回転機構と
    を備え、前記音響ミラーは、前記振動子からの超音波を
    軸線方向に垂直な放射方向に反射するとともに、放射方
    向からの超音波を前記振動子に向けて反射するようにな
    っている超音波プローブと、前記超音波プローブに接続
    された送受信部と、前記送受信部からの受信信号を用い
    て断層画像を表示する表示部とを備え、前記送受信部
    は、前記2以上の振動子が同一周波数の超音波を送受波
    するように前記超音波プローブを制御する送受波回路を
    備え、前記表示部は、前記振動子の単独使用時における
    走査線数、視野深度あるいはフレーム数よりも大きな走
    査線数、視野深度あるいはフレーム数で前記断層画像を
    表示するようになっていることを特徴とする超音波診断
    装置。
JP5168063A 1993-07-07 1993-07-07 超音波プローブおよび超音波診断装置 Pending JPH0723955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5168063A JPH0723955A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 超音波プローブおよび超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5168063A JPH0723955A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 超音波プローブおよび超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0723955A true JPH0723955A (ja) 1995-01-27

Family

ID=15861147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5168063A Pending JPH0723955A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 超音波プローブおよび超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0723955A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104374833A (zh) * 2014-11-28 2015-02-25 南通友联数码技术开发有限公司 一种超声探头扇扫装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104374833A (zh) * 2014-11-28 2015-02-25 南通友联数码技术开发有限公司 一种超声探头扇扫装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6685644B2 (en) Ultrasound diagnostic apparatus
JP4582827B2 (ja) 超音波診断装置
EP2039297B1 (en) Ultrasound diagnostic apparatus
JPH09522A (ja) 超音波プローブ及び超音波診断装置
JP6944048B2 (ja) 超音波システムおよび超音波システムの制御方法
JPH0259733B2 (ja)
US4649926A (en) Ultrasonic compound scan with rotating transducer
JP4095332B2 (ja) 超音波診断装置
JP4382382B2 (ja) 超音波診断装置及び超音波プローブ
JPH0723955A (ja) 超音波プローブおよび超音波診断装置
JP2002177278A (ja) 超音波診断装置
JPH03182238A (ja) 体腔内用超音波探触子及び超音波診断装置
JPH07163559A (ja) 超音波診断装置の超音波スキャナ
KR20160007516A (ko) 다수의 어레이가 병렬구조로 연결된 초음파 프로브 및 이를 구비한 초음파 영상 진단장치
JPH0556980A (ja) 超音波診断装置
JPH05285140A (ja) 超音波装置
JPS624984B2 (ja)
JP2010110642A (ja) 超音波診断装置
JPH06217979A (ja) 超音波探触子
JPH11137553A (ja) 超音波診断装置
JPH05184574A (ja) 超音波探触子
JP2005000427A (ja) 超音波撮影装置および超音波撮影方法
JPH0292344A (ja) 超音波プローブ及び該プローブを備えた超音波診断装置
JPH0323851A (ja) 超音波診断装置
JP2004222798A (ja) 超音波プローブ及び超音波診断装置