JPH07237479A - 折り畳みシートの収納保持装置 - Google Patents

折り畳みシートの収納保持装置

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JPH07237479A
JPH07237479A JP3237694A JP3237694A JPH07237479A JP H07237479 A JPH07237479 A JP H07237479A JP 3237694 A JP3237694 A JP 3237694A JP 3237694 A JP3237694 A JP 3237694A JP H07237479 A JPH07237479 A JP H07237479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
folding seat
assist grip
vehicle
lock
Prior art date
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Pending
Application number
JP3237694A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Watanabe
道夫 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP3237694A priority Critical patent/JPH07237479A/ja
Publication of JPH07237479A publication Critical patent/JPH07237479A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り畳みシートを収納状態に保持するための
固定バンドを廃止することで、この折り畳みシートの使
用時における車内の見栄えを向上させる。 【構成】 車内の荷物用スペースを広く確保するために
折り畳みシート20を車内側壁10に添わせた状態に収
納保持する装置において、前記の車内側壁10に設けら
れているアシストグリップ30は、その一方の端部30
aが車内側壁10に対して回転可能に支持され、かつ他
方の端部はアシストグリップ30の回転によって車内側
壁10の定位置から収納状態にある折り畳みシート20
の一部へ移動可能な自由端部30bになっている。また
前記車内側壁10の定位置及び折り畳みシート20の一
部にはアシストグリップ30の自由端部30bとの結合
及びその解除が可能なロック機構40A,40Bがそれ
ぞれ設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車内の荷物用スペース
を広く確保するために折り畳みシートを車内の側方へは
ね上げて収納保持するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6,7に従来の折り畳みシート20の
概要を示している。まず図6は折り畳みシート20の収
納状態を表した斜視図であり、図7は折り畳みシート2
0の使用状態を表した背面図である。これらの図面で明
らかなように折り畳みシート20のシートクッション2
2は車体のホイールハウス12に対して回動可能に取付
けられている。したがってシートクッション22を車内
側壁10に向けて回動させることにより、このシートク
ッション22はシートバック24と共に車内側壁10に
添わせた状態に収納される。そしてシートクッション2
2の裏面には固定バンド60の一端が結合されており、
収納時においてはこの固定バンド60の他端のフック6
2を車内側壁10に設けられているアシストグリップ7
0に引っ掛け、これによって折り畳みシート20を収納
状態に保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図7の実
線で示すように前記折り畳みシート20の使用状態にお
いては前記固定バンド60がシートクッション22の下
方に垂れ下がっており、車内の見栄えが損なわれること
になる。なお固定バンド60は、シートクッション22
との結合部に設けられた突起に前記フック62の係合孔
を係合させることでループ状に収められるようになって
いる。ところがこの係合は車両の振動などによって外れ
やすく、また係合状態においてもループ状の固定バンド
60がシートクッション22のサイドにはみ出すことと
なる。本発明が解決しようとする課題は、折り畳みシー
トを収納状態に保持するための固定バンドを廃止するこ
とにより、この折り畳みシートの使用時における車内の
見栄えを向上させることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明における折り畳みシートの収納保持装置はつ
ぎのように構成されている。 (1)車内の荷物用スペースを広く確保するために折り
畳みシートを車内側壁に添わせた状態に収納保持する装
置において、前記の車内側壁に設けられているアシスト
グリップは、その一方の端部が車内側壁に対して回転可
能に支持され、かつ他方の端部はアシストグリップの回
転によって車内側壁の定位置から収納状態にある折り畳
みシートの一部へ移動可能な自由端部になっているとと
もに、前記車内側壁の定位置及び折り畳みシートの一部
には前記アシストグリップの自由端部との結合及びその
解除が可能なロック機構がそれぞれ設けられている。 (2)前記車内側壁及び折り畳みシートのそれぞれのロ
ック機構は、その構造を共通とすることが好ましい。
【0005】
【作用】前記(1)の構成において前記折り畳みシート
を収納する場合は、前記アシストグリップの自由端部を
車内側壁のロック機構から外して折り畳みシートのロッ
ク機構に結合することにより、この折り畳みシートはア
シストグリップを通じて車内側壁に添わせた状態に保持
される。そして折り畳みシートを通常の使用状態にした
場合は、前記アシストグリップの自由端部を車内側壁の
ロック機構に結合させて定位置に戻すことにより、車内
からはその見栄えを損なうような要素がなくなる。前記
(2)の構成によれば、前記の車内側壁及び折り畳みシ
ートにおけるロック機構の構造がそれぞれ共通であるこ
とから、これらに対するアシストグリップの自由端部の
結合あるいは解除のための操作が共通となり、その作業
性がよくなる。
【0006】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図1〜図5にしたが
って説明する。図1は折り畳みシート20を収納した状
態の斜視図である。この図で示すように車内の側方にお
いてフロアから一体に突出しているホイールハウス12
の上面にはロッド形状の支持ブラケット14が固定され
ている。この支持ブラケット14に対しては、折り畳み
シート20におけるシートクッション22の側面に固定
された支持部23が回動可能に結合されている。したが
ってこのシートクッション22はシートバック24と共
に車内側壁10に添わせた図1の収納状態、あるいは通
常の使用状態(前記図7の実線状態を参照)に回動可能
である。なおシートクッション22の底面に形成された
凹部には、折り畳みシート20を前記の図7で示す場合
と同様の使用状態にしたとき、このシートクッション2
2を車内のフロアによって支えるためのシートレッグ2
6が収められている。
【0007】前記車内側壁10には収納状態にある折り
畳みシート20の上方部においてアシストグリップ30
が配置されている。図2にアシストグリップ30が拡大
斜視図で示され、図3に図2のA−A線拡大断面図が示
されている。これらの図からも明らかなように、アシス
トグリップ30の一方の端部30aは車内側壁10に対
して回転可能に支持されている。つまりこの端部30a
は図3で示すように、アシストグリップ30のグリップ
フレーム32がボルト36によりブッシュ34を介して
車内側壁10に取付けられている。
【0008】前記アシストグリップ30の他方の端部は
自由端部30bとなっている。そこでアシストグリップ
30を前記ボルト36を支点として図1の実線で示す通
常の状態から仮想線で示す状態へ回動させると、前記自
由端部30bは車内側壁10の定位置から収納状態にあ
る前記折り畳みシート20(シートクッション22)の
底面に届く状態に移動する。そして車内側壁10の定位
置及び折り畳みシート20の底面には、アシストグリッ
プ30の自由端部30bとの結合及びその解除が可能な
共通構造のロック機構40A,40Bがそれぞれ設けら
れている。
【0009】図4は前記ロック機構40A,40Bをア
シストグリップ30の自由端部30bと共に拡大して表
した断面図であり、図5はロック機構40A,40Bを
一部断面で表した斜視図である。これらの図で示すよう
にロック機構40A,40Bのハウジング42は、二本
の皿ビス45により前記車内側壁10またはシートクッ
ション22に取付けられている。このハウジング42に
は、その一方の外側から内部に向けてガイド空間43が
形成されていて、そこにはロックプレート46がスライ
ド自在に挿入されている。なおハウジング42の外に位
置しているロックプレート46の端部には操作用のノブ
48が固定されている。
【0010】前記ハウジング42におけるガイド空間4
3の内端面とロックプレート46の端部との間にはスプ
リング49が組込まれている。このスプリング49の弾
性力により、ロックプレート46はハウジング42から
押し出される方向へ常に付勢されている。なお図4で示
すようにロックプレート46には、ハウジング42の溝
52に係合したストッパーピン50が固定されている。
これにより前記スプリング49の弾性力に基づくロック
プレート46のスライド位置は、前記ストッパーピン5
0と溝52の外側端面との接触によって規制される。
【0011】前記ハウジング42には、その表面から内
部に向けて前記ガイド空間43と直交する挿入孔44が
形成されている。この挿入孔44は、図4で示すように
前記アシストグリップ30の自由端部30bにおいてグ
リップフレーム32に固定されたロックピン38の差し
込み可能な寸法に設定されている。また前記ロックプレ
ート46にもロックピン38の挿通可能なロック孔47
が形成されている。ただし前記のようにロックプレート
46がストッパーピン50と溝52とによって位置規制
されている状態でのロック孔47は、前記挿入孔44に
対して例えば図4の右側に偏心している。そこで前記ロ
ックピン38が前記挿入孔44及びロック孔47に差し
込まれると、ロックプレート46は前記スプリング49
の付勢力に抗して僅かにスライドした後に元の方向へ戻
り、図4で示すようにロックピン38の外周のロック溝
39にロック孔47の縁が係合することとなる。
【0012】前記の構成において、折り畳みシート20
を車内側壁10に添わせて収納する場合は、まず前記ア
シストグリップ30の自由端部30bを車内側壁10の
ロック機構40Aから外すために、前記ロックプレート
46を例えば図4の状態から前記スプリング49の付勢
力に抗して押し込む。これによりロックプレート46に
おける前記ロック孔47の縁が前記ロックピン38のロ
ック溝39から外れるので、このロックピン38をハウ
ジング42の挿入孔44から抜き取ることができる。こ
の結果、車内側壁10のロック機構40Aとアシストグ
リップ30の自由端部30bとの結合が解除され、この
アシストグリップ30は前記ボルト36を支点として回
転可能となる。
【0013】そこで前記アシストグリップ30を回転さ
せてその自由端部30bを前記折り畳みシート20(シ
ートクッション22)におけるロック機構40Bの箇所
に移動させ、このロック機構40Bにおけるハウジング
42の挿入孔44に前記ロックピン38を差し込む。こ
れによって前述したようにロックピン38のロック溝3
9にロックプレート46におけるロック孔47の縁が係
合し、アシストグリップ30の自由端部30bがロック
機構40Bに結合される。したがって折り畳みシート2
0はアシストグリップ30を通じて車内側壁10に添わ
せた収納状態に保持される。なお折り畳みシート20を
通常の使用状態に戻したときは、前記アシストグリップ
30もその自由端部30bを車内側壁10のロック機構
40Aに結合させた定位置に戻す。
【0014】前記の両ロック機構40A,40Bの構造
を共通にしたのは、本発明の基本的技術に対する付加的
技術であり、各ロック機構40A,40Bに対するアシ
ストグリップ30の自由端部30bの結合及びその解除
のための操作の共通化を目的としない場合は、個別の構
造のロック機構を採用しても差し支えない。
【0015】
【発明の効果】本発明は、折り畳みシートを収納状態に
保持するためにアシストグリップを利用することによ
り、この折り畳みシートの使用時における車内の見栄え
が向上する。また前記アシストグリップの自由端部を車
内側壁及び折り畳みシートのロック機構に対して結合し
たり解除したりするための操作を共通とすることもで
き、その場合は作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り畳みシートの収納状態を表した斜視図であ
る。
【図2】アシストグリップを拡大して表した斜視図であ
る。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】ロック機構を拡大して表した断面図である。
【図5】ロック機構を一部断面で表した斜視図である。
【図6】従来の折り畳みシートの収納状態を表した斜視
図である。
【図7】同じく従来の折り畳みシートの使用状態を表し
た背面図である。
【符号の説明】
10 車内側壁 20 折り畳みシート 30 アシストグリップ 30a 一方の端部 30b 自由端部 40A,40B ロック機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内の荷物用スペースを広く確保するた
    めに折り畳みシートを車内側壁に添わせた状態に収納保
    持する装置において、 前記の車内側壁に設けられているアシストグリップは、
    その一方の端部が車内側壁に対して回転可能に支持さ
    れ、かつ他方の端部はアシストグリップの回転によって
    車内側壁の定位置から収納状態にある折り畳みシートの
    一部へ移動可能な自由端部になっているとともに、前記
    車内側壁の定位置及び折り畳みシートの一部には前記ア
    シストグリップの自由端部との結合及びその解除が可能
    なロック機構がそれぞれ設けられていることを特徴とす
    る折り畳みシートの収納保持装置。
  2. 【請求項2】 前記車内側壁及び折り畳みシートのそれ
    ぞれのロック機構の構造を共通としたことを特徴とする
    請求項1記載の折り畳みシートの収納保持装置。
JP3237694A 1994-03-02 1994-03-02 折り畳みシートの収納保持装置 Pending JPH07237479A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3237694A JPH07237479A (ja) 1994-03-02 1994-03-02 折り畳みシートの収納保持装置

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JP3237694A JPH07237479A (ja) 1994-03-02 1994-03-02 折り畳みシートの収納保持装置

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JPH07237479A true JPH07237479A (ja) 1995-09-12

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ID=12357242

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JP3237694A Pending JPH07237479A (ja) 1994-03-02 1994-03-02 折り畳みシートの収納保持装置

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