JPH0723607Y2 - 回り止め係止脚 - Google Patents
回り止め係止脚Info
- Publication number
- JPH0723607Y2 JPH0723607Y2 JP9121189U JP9121189U JPH0723607Y2 JP H0723607 Y2 JPH0723607 Y2 JP H0723607Y2 JP 9121189 U JP9121189 U JP 9121189U JP 9121189 U JP9121189 U JP 9121189U JP H0723607 Y2 JPH0723607 Y2 JP H0723607Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- panel
- wall body
- substrate
- mounting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、例えばワイヤハーネスやそれを保護するプ
ロテクタが保持される基板を、車両ボディなどのパネル
に取付けるための回り止め係止脚に関するものである。
ロテクタが保持される基板を、車両ボディなどのパネル
に取付けるための回り止め係止脚に関するものである。
［従来の技術］ 特開昭59-29808号公報に、ウエザーストリップ用のクリ
ップを自動車ドアなどのパネルの孔に取付ける係止脚の
構造が開示されている。すなわち、この公報によればク
リップ基板から一対の支柱が突出状に形成させ、これら
の各支柱から前記基板の面とほぼ平行に延びる弾性係合
腕がそれぞれ形成されている。
ップを自動車ドアなどのパネルの孔に取付ける係止脚の
構造が開示されている。すなわち、この公報によればク
リップ基板から一対の支柱が突出状に形成させ、これら
の各支柱から前記基板の面とほぼ平行に延びる弾性係合
腕がそれぞれ形成されている。
前記弾性係合腕を互いに内方へ撓ませつつ前記支柱をパ
ネルの孔に差込む。そして各係合腕に形成されている係
合凸部を前記孔の縁に止めることで、パネルにクリップ
基板が取付けられる。
ネルの孔に差込む。そして各係合腕に形成されている係
合凸部を前記孔の縁に止めることで、パネルにクリップ
基板が取付けられる。
［考案が解決しようとする課題］ 前記公報において前記パネルの孔を角孔などにし、前記
係止脚だけでクリップ基板の回り止めを果たそうとして
も、前記各角弾性係合腕はそれぞれの支柱の箇所のみに
おいて基板と一体化されているから、基板が回動方向に
ぐらつきやすく、その向きが安定しない。だからといっ
て前記係合腕の剛性を高めると、前記支柱をパネルの孔
に差込む作業が著しく困難となる。
係止脚だけでクリップ基板の回り止めを果たそうとして
も、前記各角弾性係合腕はそれぞれの支柱の箇所のみに
おいて基板と一体化されているから、基板が回動方向に
ぐらつきやすく、その向きが安定しない。だからといっ
て前記係合腕の剛性を高めると、前記支柱をパネルの孔
に差込む作業が著しく困難となる。
［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するために、本考案の回り止め係止脚は
次のように構成されている。
次のように構成されている。
すなわち、この係止脚は所定のパネルに取付けられる基
板から突出させた状態に形成され、前記パネルにあけら
れた角形状または長円形状の取付け孔に対して回転不能
に差込まれて取付けられる。
板から突出させた状態に形成され、前記パネルにあけら
れた角形状または長円形状の取付け孔に対して回転不能
に差込まれて取付けられる。
そして係止脚は前記基板から一定の間隔を隔てて相対向
状に突出させた一対の支柱と、 これら両支柱の先端相互を結合した連結梁と、 前記支柱の一方、基板及び連結梁のそれぞれに対応する
三方の縁部がこれらに対して個々に一体化され、残る一
つの縁部のみが自由端となった壁体と、 この壁体の自由端寄りの箇所において壁体と一体に形成
され、前記パネルの取付け孔の周縁部に係止可能な係止
爪とを備えている。
状に突出させた一対の支柱と、 これら両支柱の先端相互を結合した連結梁と、 前記支柱の一方、基板及び連結梁のそれぞれに対応する
三方の縁部がこれらに対して個々に一体化され、残る一
つの縁部のみが自由端となった壁体と、 この壁体の自由端寄りの箇所において壁体と一体に形成
され、前記パネルの取付け孔の周縁部に係止可能な係止
爪とを備えている。
［作用］ 前記構成によれば、パネルの取付け孔に係止脚を差込ん
でいくと、前記壁体の自由端側の撓みによって前記係止
爪が取付け孔の周縁部を乗り越え、その反対側に弾性的
に係止する。そして前記壁体の両側には連結梁で結合さ
れた支柱が位置し、しかも壁体は前記自由端を除く三方
の縁部が前述したように、その他の部材と一体化されて
いるため、壁体全体としての剛性が確保されている。し
たがってパネルの取付け孔に係止脚を差込んだ状態にお
いては、前記基板に加わる回転方向の外力に対して充分
に対応できる。
でいくと、前記壁体の自由端側の撓みによって前記係止
爪が取付け孔の周縁部を乗り越え、その反対側に弾性的
に係止する。そして前記壁体の両側には連結梁で結合さ
れた支柱が位置し、しかも壁体は前記自由端を除く三方
の縁部が前述したように、その他の部材と一体化されて
いるため、壁体全体としての剛性が確保されている。し
たがってパネルの取付け孔に係止脚を差込んだ状態にお
いては、前記基板に加わる回転方向の外力に対して充分
に対応できる。
［実施例］ 次に本考案の実施例を図面によって説明する。
第１実施例 第１図〜第６図において基板10は合成樹脂などの素材に
よって一方向に長いプレート状に形成されている。そし
て、この基板10の片側面（第６図の上面）には図示しな
いワイヤハーネス、あるいはワイヤハーネスを保護した
プロテクタ（いずれも図示しない）が例えばテープ巻き
などによって止められ、基板10はこれらの保持具として
機能する。
よって一方向に長いプレート状に形成されている。そし
て、この基板10の片側面（第６図の上面）には図示しな
いワイヤハーネス、あるいはワイヤハーネスを保護した
プロテクタ（いずれも図示しない）が例えばテープ巻き
などによって止められ、基板10はこれらの保持具として
機能する。
前記基板10において、ワイヤハーネスなどが止められる
面とは反対側の面には係止脚40が一体に形成されてい
る。そこでこの係止脚40について説明する。まず第１図
〜第５図から明らかなように、前記基板10には一対の支
柱12,13が一体に形成されている。これらの支柱12,13は
相互に一定の間隔をもって相対向状に突出している。ま
た両支柱12,13の先端部は、これらと一体に形成された
連結梁14によって相互に結合されている。なお連結梁14
の周側面は第１図、第３図及び第４図の下方向に向かっ
て広がる形状の斜面16となっている。
面とは反対側の面には係止脚40が一体に形成されてい
る。そこでこの係止脚40について説明する。まず第１図
〜第５図から明らかなように、前記基板10には一対の支
柱12,13が一体に形成されている。これらの支柱12,13は
相互に一定の間隔をもって相対向状に突出している。ま
た両支柱12,13の先端部は、これらと一体に形成された
連結梁14によって相互に結合されている。なお連結梁14
の周側面は第１図、第３図及び第４図の下方向に向かっ
て広がる形状の斜面16となっている。
例えば第３図のＶ−Ｖ線断面が示されている第５図から
明らかなように、前記支柱12,13及び連結梁14の両側
（第５図の上下両側）には、各支柱12,13のそれぞれと
断面Ｌ字状を呈するように一対の壁体18,19が形成され
ている。これらの壁体18,19は前記基板10、支柱12,13及
び連結梁14と比較して薄肉となっている。しかも各壁体
18,19は支柱12,13の一方、基板10及び連結梁14のそれぞ
れと対応する三方の縁部がこれらに対して個々に一体化
され、残る一つの縁部のみが自由端18a,19aとなってい
る。また各壁体18,19の自由端18a,19a寄りの箇所には、
係止爪20,21がそれぞれ一体に形成されている。
明らかなように、前記支柱12,13及び連結梁14の両側
（第５図の上下両側）には、各支柱12,13のそれぞれと
断面Ｌ字状を呈するように一対の壁体18,19が形成され
ている。これらの壁体18,19は前記基板10、支柱12,13及
び連結梁14と比較して薄肉となっている。しかも各壁体
18,19は支柱12,13の一方、基板10及び連結梁14のそれぞ
れと対応する三方の縁部がこれらに対して個々に一体化
され、残る一つの縁部のみが自由端18a,19aとなってい
る。また各壁体18,19の自由端18a,19a寄りの箇所には、
係止爪20,21がそれぞれ一体に形成されている。
第６図に前記構成の係止脚40が取付けられる車両ボディ
などのパネル30と、このパネル30にあけられた角形状の
取付孔32が示されている。前記壁体18,19の係止爪20,21
は、係止脚40がパネル30の取付孔32に差込まれたとき
に、この取付孔32の周縁部に係止可能となっている。
などのパネル30と、このパネル30にあけられた角形状の
取付孔32が示されている。前記壁体18,19の係止爪20,21
は、係止脚40がパネル30の取付孔32に差込まれたとき
に、この取付孔32の周縁部に係止可能となっている。
前記構成において基板10には、すでに述べたように第６
図の状態における上面にワイヤハーネスあるいはワイヤ
ハーネスを保護した状態のプロテクタなどがテープ巻き
などによって固定される。その後、前記係止脚40がパネ
ル30の取付孔32に差込まれる。このとき、係止脚40は前
記連結梁14の斜面16に案内されて取付孔32にスムースに
差込まれる。そして、この差込み過程において前記壁体
18,19の自由端18a,19aの撓みにより、前記係止爪20,21
が取付孔32の周縁部を乗越えてその反対側に弾性的に係
止する。
図の状態における上面にワイヤハーネスあるいはワイヤ
ハーネスを保護した状態のプロテクタなどがテープ巻き
などによって固定される。その後、前記係止脚40がパネ
ル30の取付孔32に差込まれる。このとき、係止脚40は前
記連結梁14の斜面16に案内されて取付孔32にスムースに
差込まれる。そして、この差込み過程において前記壁体
18,19の自由端18a,19aの撓みにより、前記係止爪20,21
が取付孔32の周縁部を乗越えてその反対側に弾性的に係
止する。
このようにパネル30の取付孔32に係止脚40が差込まれた
状態において、前記壁体18,19の両側には支柱12,13が位
置し、各支柱12、13は連結梁14で結合されており、しか
も両壁体18,19はその自由端18a,19aを除く三方の縁部
が、すでに説明したように支柱12,13の一方、基板10及
び連結梁14と一体化されている。このため係止脚の剛性
が充分に確保され、前記基板10に加わる回転方向の外力
に耐えることができる。
状態において、前記壁体18,19の両側には支柱12,13が位
置し、各支柱12、13は連結梁14で結合されており、しか
も両壁体18,19はその自由端18a,19aを除く三方の縁部
が、すでに説明したように支柱12,13の一方、基板10及
び連結梁14と一体化されている。このため係止脚の剛性
が充分に確保され、前記基板10に加わる回転方向の外力
に耐えることができる。
第２実施例 第７図に第２実施例の係止脚が第５図と対応させた断面
図で示されている。この実施例は前記パネル30の取付孔
32が長円形状の場合のもので、取付孔の形状にに合わせ
て前記支柱12,13の外側面12a,13aが円弧状の曲面となっ
ている。その他については第１実施例の場合と同一構成
であるため、重複する説明は省略する。
図で示されている。この実施例は前記パネル30の取付孔
32が長円形状の場合のもので、取付孔の形状にに合わせ
て前記支柱12,13の外側面12a,13aが円弧状の曲面となっ
ている。その他については第１実施例の場合と同一構成
であるため、重複する説明は省略する。
［考案の効果］ 本考案は、壁体の三方の縁部が他の部材に対して一体化
され、残る一つの縁部が係止爪を有する自由端となって
いるため、この壁体は係止爪を有する部分は可撓性があ
るものの、全体としては剛性が確保され、これによって
パネルの取付け孔に対する係止脚の差込みは容易で、か
つ差込み後は基板に加わる回転方向の外力に対して充分
に対応できる。
され、残る一つの縁部が係止爪を有する自由端となって
いるため、この壁体は係止爪を有する部分は可撓性があ
るものの、全体としては剛性が確保され、これによって
パネルの取付け孔に対する係止脚の差込みは容易で、か
つ差込み後は基板に加わる回転方向の外力に対して充分
に対応できる。
図面は本考案の実施例を示し、第１図は回り止め係止脚
の外観斜視図、第２図はその平面図、第３図は正面図、
第４図は側面図、第５図は第３図のＶ−Ｖ線断面図、第
６図は回り止め係止脚をパネルの取付け孔に差込む直前
の状態の外観斜視図、第７図は第２実施例を第５図との
対応によって表した断面図である。 10……基板 12,13……支柱 14……連結梁 18,19……壁体 20,21……係止爪 30……パネル 32……取付け孔 40……係止脚
の外観斜視図、第２図はその平面図、第３図は正面図、
第４図は側面図、第５図は第３図のＶ−Ｖ線断面図、第
６図は回り止め係止脚をパネルの取付け孔に差込む直前
の状態の外観斜視図、第７図は第２実施例を第５図との
対応によって表した断面図である。 10……基板 12,13……支柱 14……連結梁 18,19……壁体 20,21……係止爪 30……パネル 32……取付け孔 40……係止脚
Claims (1)
- 【請求項１】所定のパネルに取付けられる基板から突出
させた状態に形成され、前記パネルにあけられた角形状
または長円形状の取付け孔に対して回転不能に差込まれ
て取付けられる係止脚であって、 前記基板から一定の間隔を隔てて相対向状に突出させた
一対の支柱と、 これら両支柱の先端相互を結合した連結梁と、 前記支柱の一方、基板及び連結梁のそれぞれに対応する
三方の縁部がこれらに対して個々に一体化され、残る一
つの縁部のみが自由端となった壁体と、 この壁体の自由端寄りの箇所において壁体と一体に形成
され、前記パネルの取付け孔の周縁部に係止可能な係止
爪とを備えた回り止め係止脚。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9121189U JPH0723607Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 回り止め係止脚 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9121189U JPH0723607Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 回り止め係止脚 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0330609U JPH0330609U (ja) | 1991-03-26 |
| JPH0723607Y2 true JPH0723607Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31640710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9121189U Expired - Lifetime JPH0723607Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 回り止め係止脚 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723607Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200477604Y1 (ko) * | 2014-01-23 | 2015-07-01 | 김보연 | 다양한 디자인성을 제공하는 차량용 완구 기차 |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP9121189U patent/JPH0723607Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0330609U (ja) | 1991-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |