JPH072359A - シート状ワークの抱合せ移送装置 - Google Patents

シート状ワークの抱合せ移送装置

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JPH072359A
JPH072359A JP14221493A JP14221493A JPH072359A JP H072359 A JPH072359 A JP H072359A JP 14221493 A JP14221493 A JP 14221493A JP 14221493 A JP14221493 A JP 14221493A JP H072359 A JPH072359 A JP H072359A
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JP
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Application number
JP14221493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ozawa
健二 小沢
Akio Someya
明男 染谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omori Machinery Co Ltd
Original Assignee
Omori Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片面に凹凸部を有して一定姿勢で搬送されて
くるシート状ワークを、保持状態を維持しながら順次交
互に反転させて上記凹凸部側を抱合せて重ねることがで
きる高速移送に適したワークの抱合せ移送装置を提供す
る 【構成】 シート状ワークwの両側端をガイドレール1
01で挟みつつ搬送始端から搬送終端までベルトコンベ
ア102で間欠移送する。搬送終端位置のワークwは回
転ドラム203に放射状に設けた自転可能なクランプ手
段205で順次把持して抱合せ装置3への受渡位置に間
欠的に旋回移送し、このときクランプ手段205を自転
させて受渡位置にはワークwの表裏を交互に反転させて
移送する。この受渡位置に移送されてきたワークwは、
平行に対向配置された一対のワーク保持手段310で凹
凸面側が対向するように順次交互に保持する。そして保
持手段310を近接離間移動手段330によって近接移
動させることで凹凸面側を抱合せて重ね合わせ、この抱
合せ状態で側方の排出位置に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば多数の錠剤をシ
ート上に整列配置してラミネートした錠剤シートなどの
シート状ワークの移送過程において、該シートの上下面
を互いに向き合わせて集積させるためのワークの抱合せ
移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、例えば特開昭
61−273427号公報に示す物品の抱合せ集積移送
装置がある。
【0003】この移送装置では無端状に移動する軌条に
設けた多数のパケットの内部にそれぞれ一枚ずつ上面ま
たは下面のいずれか一方を向いて収装された物品を、反
転チャックにより一つおきに取り出して反転後にパケッ
ト内に戻し、次いで各物品を上下面に重ねて抱き合わせ
た状態で集積装置側に送り出す構造であり、また集積装
置は各パケット内に表裏を逆にして配置されたワークを
一つの部屋に落下させて合流させ、次いでガイドを通じ
て集積位置に移送しここに積層状態に集積する構造とな
っている。
【0004】この装置では、例えば多数の錠剤をシート
上に整列配置してラミネートしたシート状物品の場合、
錠剤による凹凸面を向かい合わせて重ねることでパッケ
ージングの薄形化を図ることができるものであるが、次
の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記錠剤シートは、シ
ート上に錠剤の収納空間である多数の凹部を形成したプ
ラスチックフィルムの周縁部を熱圧着によりラミネート
するものであるため、その熱収縮歪みによってプラスチ
ックフィルム側に反った形状に形成され、またその反り
の程度もまちまちである。
【0006】これをパケット内に収容した状態からチャ
ックによって把持する場合に、反りが不定であるほか、
パケット内に自由状態に収容されたものを取り出し、反
転して再びパケット内に戻す作業なので、チャック動作
そのものが不安定でチャッキングミスや挿入ミスを生じ
易く、稼動率低下や歩留まり低下の原因となっていた。
またこの傾向は移送速度を上げるにつれ高くなるので、
移送速度にも所定の限界があった。また、パケット内に
収容した状態から合流する部屋に送り出す時は、単に落
とし込むので動作そのものが不安定であり、落下時にお
いて確実に抱き合わされず、抱合せ位置がずれたり、全
く重ならない場合も生じ、同じく稼動率低下や歩留まり
低下の原因となっていた。
【0007】本発明は以上の問題を解決するものであっ
て、その目的は、シート状ワークを確実に保持して順次
交互に反転させて抱合せることができる高速移送に適し
たワークの抱合せ移送装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るシート状ワークの抱合せ移送装置は、
片面に凹凸部を有するシート状ワークをその両側端をガ
イドレールで挟みつつ一定姿勢で搬送開始位置から搬送
終端位置まで間欠移送する整列移送装置と、該搬送終端
位置に一定姿勢で送られてくる該ワークを順次クランプ
手段で把持すると共に、該整列移送装置の間欠移送動作
に同期して該クランプ手段を旋回させつつ自転させて該
ワークを順次交互にその表裏を反転させて受渡位置に移
送する旋回移送装置と、該旋回移送装置の間欠移送動作
に同期して該受渡位置に順次表裏が反転されて移送され
てくる該ワークを交互に該受渡位置の側方に一対で平行
に対向配置された近接離間移動自在なワーク保持手段で
受取って保持すると共に、該ワーク保持手段を近接離間
移動手段により相互に近接させて該ワーク保持手段に保
持した一対のワークを重ねてその凹凸部を抱合せ、排出
手段により側方に排出する抱合せ装置と、を備えたこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成によれば、シート状ワークはその両
側端がガイドレールに挟まれつつ搬送始端から搬送終端
まで次々に間欠移送される。搬送終端位置に移送されて
きたワークはクランプ手段に把持されて抱合せ装置への
受渡位置に間欠的に旋回移送されつつ自転されて受渡位
置には交互に表裏が反転されて停止される。そして、こ
の受渡位置に表裏が交互に反転されて移送されてきたワ
ークは、平行に対向配置された一対のワーク保持手段に
順次交互に保持されてその凹凸面側が対向される。一対
のワークをその凹凸面側を対向させて保持した保持手段
は近接移動され、これにより一対のワークが重ねられて
その凹凸面側が抱き合わされると、この重ね合わされた
状態で一対のワークが側方に排出される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0011】図1,図2は本発明に係るシート状ワーク
の抱合せ移送装置の全体構成を示す側面図および平面図
であり、この装置は錠剤を2×5列で整列状態に包装し
たシート状のワークwを搬送開始位置から搬送終端位置
まで整列移送する整列移送装置1と、移送装置1の搬送
動作に同期して間欠的に回動しつつ搬送終端位置のワー
クwを受けとってこれを交互に反転させつつ一方側に旋
回移送する旋回移送装置2と、搬送終端位置の180°
対向位置である受渡位置で旋回移送装置2に同期して順
次ワークwの受取り動作を行うと共に一対のワークwを
抱合せ状態に重ねて排出位置に排出する抱合せ装置3
と、この一対で排出されるシート状ワークwを順次積層
状態に集積する集積装置4とから概略構成されている。
【0012】前記整列移送装置1は、移送方向に沿って
水平配置された一対のガイドレール101と、ガイドレ
ール101の下部に内側に沿って平行に配置された搬送
用のベルトコンベア102と、ガイドレール101の終
端位置に配置された昇降フレーム104と、ガイドレー
ル101の両側部にあって、昇降フレーム104の上昇
位置で終端に搬送されたワークwを前記旋回移送装置2
の受入側に設けたワーク保持テーブル107側に交互に
押出す一対の押出しアーム105とからなっている。
【0013】整列移送装置1の搬送開始位置は、図示し
ないPTP包装装置に連続し、ここから個々に切り離さ
れたシート状ワークwが供給される。この際、シート状
ワークwはその長手方向両側端が、ガイドレール101
の内側に移送方向に沿って刻設されたガイド溝101a
内に挿通され、このガイド溝101aに挾まれてシート
の反り等が抑えられつつ案内される。
【0014】コンベア102は間欠回転機構103に連
繋して間欠的にワークwを移送するもので、その上部に
は前記のワークwを保持する一対の突起102aが所定
のピッチで多数突設され、コンベア102の間欠移動に
よりワークwは突起102aに押されて昇降フレーム1
04まで順次整列搬送される。
【0015】昇降フレーム104は前記ベルト102の
間欠回転動作に同期して昇降するもので、前記コンベア
102の送り動作時にはガイド溝101aと同列の下降
位置で停止し、搬送終端のワークwを保持する。引き続
くベルト102の停止時には前記ワーク保持テーブル1
07に対向すべく上昇する動作を繰返す。
【0016】前記各押出しアーム105は前記昇降フレ
ーム104の上昇時において、その先端に設けられたプ
ッシャ105aを図1の想像線に示す軌跡[イ]で昇降
フレーム104上と平行に前進させることにより、これ
をワークwに押し当てて昇降フレーム104の先端に固
定配置されたワーク保持テーブル107側に押出し、次
いで上部側に円弧状の軌跡を描いて後退する動作を繰返
す。この動作は左右の押出しアーム105が交互に行
い、これにより移送速度に対する機械系の負担を軽減す
るとともに、機械振動バランスを良好に保っている。
【0017】前記旋回移送装置2は、図3〜図4にも示
すように、一対の軸受フレーム202に両端が固定され
た中心軸201と、中心軸201の周囲に回転可能に軸
支された円筒状の回転ドラム203と、回転ドラム20
3の一端面に一体に設けられたギア204と、回転ドラ
ム203の外周に周方向に所定間隔をおいて放射状に多
数設けられたクランプ手段205とを備えている。
【0018】ギア204は前記ベルトコンベア102の
移送動作に同期して間欠回転する間欠回転装置206の
出力軸に設けたピニオン207に噛合し、間欠回転装置
206の分割回転に応じた分割数で順次回転ドラム20
3を回動させるもので、この実施例ではクランプ手段2
05は10本配置され、したがって回転ドラム203は
36°ずつ10分割回転することにより一回転のサイク
ルを繰返す。
【0019】各クランプ手段205は、回転ドラム20
3に放射状に軸受された支持軸208の先端に設けられ
たものであり、支持軸208の先端に固定されたブロッ
ク205aと、このブロック205aの一側面に固定さ
れてワークwの受けとなる固定アーム205bと、ブロ
ック205aに軸205cを介して揺動可能に軸受され
て前記固定アーム205bに対向配置され、前記固定ア
ーム205bとの間にワークwを挾持する一対の可動ア
ーム205dと、ブロック205aと可動アーム205
dとの間に介在され、可動アーム205dを常時閉じる
方向に付勢するバネ機構205eおよび一方の可動アー
ム205dの一側部に突出する開閉作動用のローラ20
5fとからなっていて、固定アーム205bは支持軸2
08の回転軸芯に対して偏心して取り付けられている。
【0020】各支持軸208の回転ドラム203の内部
側突出端にはそれぞれ第1,第2遊星傘歯車209,2
10が交互に設けられ、これら第1,第2遊星傘歯車2
09,210は前記中心軸201に軸結された対向する
一対の第1,第2固定傘歯車211,212の一方にそ
れぞれ交互に噛合し、回転ドラム203の間欠回転動作
にともないそれぞれのギア比に応じて正転および逆転す
る。
【0021】ここで本実施例では、一方の支持軸208
に設けた第1遊星傘歯車209の第1固定傘歯車211
に対する第1ギア比は2:1であり、回転ドラム203
が受渡位置まで180°(π)回動すると360°つま
りnπ(ここでn=2)自転するようになっており、ま
たこれと交互に位置する他方の第2遊星傘歯車210の
第2固定傘歯車212に対する第2ギア比は3:1であ
り、回転ドラム203が180°(π)回動すると54
0°つまり(n+1)π(ここでn=2)回転するよう
になっている。
【0022】そして、一方のクランプ手段205はワー
ク保持テーブル107に停止し、可動アーム205dを
上側にして水平に静止している状態を正位置としこれを
原点としてこれと180°対向する抱合せ装置3側の受
渡位置まで回転ドラム203が回動する間に360°ま
で捻回され、受入れ側と同様に可動アーム205dを上
面に向けた正位置で停止する。
【0023】また、他方のクランプ手段205はワーク
保持テーブル107では正位置に位置し、これと180
°対向する抱合せ装置3の受渡位置までの間に360°
+180°捻回され、受渡位置では固定アーム205b
を上面に向けた裏返り位置で停止する。
【0024】ここで、固定アーム205bは支持軸20
8の回転軸芯に対して偏心しているので、受渡位置での
停止位置には360°捻回される側の固定アーム205
bと540°捻回される側の固定アーム205bとで上
下に偏心距離の2倍に相当する偏位差を生じさせる。
【0025】なお、ワークwを受渡した後はさらに同一
サイクルでそれぞれが捻回されるから受入位置では再び
同一の姿勢となる。
【0026】また、それぞれ受入位置,受渡位置でのワ
ークwの授受に際しては、クランプ手段205の開閉動
作がなされる。
【0027】図2にはその開閉機構が示されており、フ
レーム202のワーク受入位置および受渡位置の左右に
は前記ローラ205fに摺接するカム213が回動可能
に配置されている。
【0028】これらカム213はいずれも前記フレーム
202に揺動可能に軸受されたものであって、図5
(a),に示すように例えば受入位置、すなわちクラン
プ手段205がワーク保持テーブル107の内側に静止
状態に待機するときに、カム213はローラ205fに
当接し、次のタイミングでカム213にリンク214を
介して連結された作動杆215が下降すると、図5
(b)に示すように、カム213はローラ205fを押
し、その結果可動アーム205dは軸205cを基点に
回動し、固定アーム205bとの先端を開く、この間に
前記プッシャ105aがクランプ手段205側にワーク
wを押出すことによってワークwは両者間の隙間に差し
込まれ、次のタイミングで作動杆215が再び上昇する
と可動アーム205dはバネ圧によって再び図5(a)
に示すように閉じ、そのバネ圧に応じた挾持力により固
定アーム205bとの間にワークwを把持する。
【0029】なお、抱合せ装置3への受渡位置の両側に
おいても同様の機構が採用され、同様の動作タイミング
となるが、この場合には解放動作となり、ワークwは表
または裏面側を向けて停止するクランプ手段205から
離れ、抱合せ装置3側に取り込まれることになる。
【0030】前記抱合せ装置3は、図1〜図2,図6〜
図7に示すように、片面に凹凸部を有して表裏が交互に
反転されて受渡位置に移送されてくるシート状ワークw
を、順次一対に重ねて凹凸部を抱き合わせて排出位置に
排出する装置であって、ワークwの両端部を挾持する溝
部が形成されて前記受け渡し位置の側方部に一対で設け
られて相互に近接離間移動自在に平行に対向配置された
ワーク保持手段310と、受渡位置に移送されてくるワ
ークwを前記一対のワーク保持手段310の溝部に順次
交互に挿通供給する供給手段320と、前記一対のワー
ク保持手段310を近接離間移動させる近接離間移動手
段330と、近接された一対の保持手段310によって
凹凸部が抱き合わされた状態の一対のシート状ワークw
を側方の排出位置に排出する排出手段340と、前記供
給手段320および近接離間移動手段330並びに排出
手段340に連繋し、前記供給動作と近接離間移動動作
と排出動作とを一定の順序で繰り返させる同期手段35
0と、を備えている。
【0031】一対のワーク保持手段310は、受渡位置
に上向き姿勢で停止するクランプ手段205のワーク把
持部高さに一致されてその側方に設けられた固定プレー
ト311と、下向き姿勢で停止するクランプ手段205
のワーク把持部高さに一致されてその側方に設けられた
可動プレート312とからなり、可動プレート312は
固定プレート311の上方に位置されて上下に往復摺動
移動自在にフレーム305に取り付けられている。ま
た、各プレート311,312にはワークwの両側端部
が挿通される溝部311a,312aが刻設されてい
る。
【0032】前記供給手段320は、クランプ手段20
5から下部の固定プレート311側にワークwを取り込
む下部取込みアーム321と、クランプ手段205から
上部の可動プレート312側にワークwを取り込む上部
取込みアーム322とを有している。
【0033】上部取り込みアーム322は支軸323を
中心に揺動自在になっており、レバーアーム322aを
介して前記旋回移送装置2に同期して回転する同期手段
350としてのカム機構351により揺動駆動されて、
受渡位置に下向き姿勢で停止されたクランプ手段205
に把持されている裏向きのワークwを可動プレート31
2に向けて押出してその溝部312aに挿通供給する。
【0034】一方、下部取り込みアーム321は固定レ
ール324に上下方向に摺動移動自在に取付けられたス
ライドブロック325に係合されている。このスライド
ブロック325は第1連接杆325aを介して第1揺動
レバー325bに連結されていて、第1揺動レバー32
5bが上記カム機構351によって上下に揺動駆動され
ることにより、スライドブロック325が上下に往復運
動されるようになっている。そして、スライドブロック
325には上下2か所に水平方向に沿って延びるガイド
レール326が形成されていて、下部取り込みアーム3
21はこれら上下2つのガイドレール326にローラ3
27を介して水平方向に相対移動可能に係合されてい
る。従って、下部取り込みアーム321はスライドブロ
ック325と一体的に上下動をする。またさらに、下部
取り込みアーム321は第2連接杆328を介して第2
揺動レバー329に連結されていて、第2揺動レバー3
29がカム機構351によって水平方向に揺動されるこ
とにより、下部取り込みアーム321は水平方向に往復
運動されるようになっている。
【0035】つまり、下部取り込みアーム321は上下
および水平方向の往復運動により矩形の軌跡を描くボッ
クスモーションをするようになっていて、上端部に取付
けられた押送プレート321aの爪片321bが、受渡
位置に上向き姿勢で停止されたクランプ手段205に把
持されている表向きのワークwを固定プレート311に
向けて押出してその溝部311aに挿通供給する。ま
た、押送プレート321aの押送方向前端部には当接部
材321cが取り付けられていて、この当接部材321
cが先行して固定プレート311の溝部311a内に保
持されているワークwを押出して、側方の排出位置に排
出するようになっている。なお、後述する近接離間移動
手段330によりこの押出し動作時には、可動プレート
312は既に降下されて固定プレート311に近接され
ており、固定プレート311と可動プレート312とに
保持された一対のワークwは重ねられて抱合せられてい
て、上記当接部材321cにより一対のワークwがこの
抱合せ状態で排出位置に押出されるようになっている。
すなわち、本実施例ではこの当接部材321cが排出手
段340になっている。
【0036】また、上記排出位置には集積装置4が設け
られている。この集積装置4は前記固定プレート301
に連通して縦設された集積シュート401と、集積シュ
ート401の底面に配置された押上げテーブル402な
どを備えている。押し上げテーブル402は、リンクロ
ッド403とリンクレバー404とを介して前記第1揺
動レバー325bに連結されていて、第1揺動レバー3
25bの上下方向への揺動により前記スライドブロック
325と逆向きに上下に往復移動されるようになってい
る。つまり排出位置に押出される抱合わされた一対のワ
ークwは押上げテーブル402上に載置されてその上昇
により集積シュート401の上部に移送され、図示して
いない係止手段に係止されて、当該集積シュート401
の上部に縦積み状態に積層集積されるようになってい
る。また集積されたワークwは、この集積シュート40
1の上部に設けた排出用開口405から所定集積数のワ
ーク積層物として排出される。
【0037】また、本実施例においては、近接離間移動
手段330は上記押上げテーブル402に連繋されて構
成されている。すなわち、可動プレート312は連結ロ
ッド331(図6参照)によって押上げテーブル402
側に結合されていて、押上げテーブル402に同期して
一体的に上下に往復移動するようになっている。この
際、押上げテーブル402の移動ストロークと可動プレ
ート312の移動ストロークとに差がある場合には、図
示しないが可動プレート312をスプリング等で常時上
方に付勢して上昇位置に設けたストッパに当接させて位
置決めし、押上げテーブル側から延出形成した係止片で
下方に押し下げるようにする構成等を採用することが考
えられる。
【0038】図7は可動プレート312の上下動作と上
部取り込みアーム322の揺動動作並びに下部取り込み
アーム321のボックスモーション動作との関係を示す
ものである。先ず、同図(a)に示すように受渡位置に
上向き姿勢で停止したクランプ手段205は開放状態に
されていて、このクランプ手段205に係止されている
表向きのワークwを下方から上昇された下部取り込みア
ーム321が受取りに行く。このとき下部取り込みアー
ム321の上昇移動と同時に可動プレート312が降下
移動されて固定プレート311に近接され、これにより
前回のサイクルで既に固定プレート311と可動プレー
ト312とに供給保持されているワークw同士が互いに
凹凸面を向かい合わせて重ねられる。また、集積装置4
の押上げテーブルも下降される。
【0039】次いで、この状態から同図(b)に示すよ
うに下部取込みアーム321は排出側に向けて水平に前
進移動し、クランプ手段205に係止されている表向き
のワークを爪片321bで押出しながら固定プレート3
11側に移送して当該ワークwの両側部を溝部311a
内に挿通して供給する。このとき、既に抱き合わされて
いる一対のワークwは当接部材321cによって押出さ
れて集積シュートの下部に降下している押上げテーブル
上に排出される。また、このとき同時に上部取り込みア
ーム322が受渡位置側に揺動されると共に、次のクラ
ンプ手段205が受渡位置に向けて旋回されてくる。
【0040】爾後、同図(c)に示すように、クランプ
手段205が下向きの姿勢で受渡位置に停止されると共
に開放状態とされ、同時に可動プレート312が上昇さ
れると共に下部取り込みアーム321が降下され、かつ
押上げテーブルが上昇される。そして、押上げテーブル
の上昇により、その上に排出された抱合せ状態の一対の
ワークは集積シュートの上部側に移送され、集積シュー
ト内の両側に配置されたストッパなどによって上昇位置
に保持された状態で集積される。
【0041】次に、同図(d)に示すように上部取り込
みアーム322が排出側に向けて揺動されて、クランプ
手段205に係止さている裏向きのワークwを押出して
可動プレート312の溝部312a内に挿通供給する。
このとき同時に下部取り込みアーム321が受取位置側
に向けて水平移動されると共に、次のクランプ手段が2
05受渡位置に向けて旋回されてくる。
【0042】なお、上述した実施例では、供給手段、近
接離間移動手段、排出手段、同期手段等の駆動系機構を
機械的なカム並びにリンク機構で構成しているが、本発
明は上記各駆動系機構等に油圧や空気圧などによるシリ
ンダ機構を利用して、作動流体給排系のソレノイドバル
ブを電気的に制御して同期をとるようにすることもで
き、種々の変形が可能である。
【0043】また、前記実施例では、搬送終端位置から
受渡位置まで回転ドラムが180°回動する毎にワーク
wを交互に表裏に位置させるようにしたが、第1,第2
固定傘歯車211,212とこれに噛合する第1,第2
遊星傘歯車209,210との各ギア比を変更すること
によって受渡位置の変更(例えば回転ドラムの90°回
動位置するなど)や、受渡位置におけるワークwの姿勢
の変更に対応することができる。
【0044】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、本発明に係るシート状ワークの抱合せ移送装置にあ
っては、シート状ワークはその両側端がガイドレールに
挟まれつつ搬送始端から搬送終端まで次々に間欠移送さ
れ、搬送終端位置に移送されてきたワークは順次クラン
プ手段に把持されて抱合せ装置への受渡位置に間欠的に
旋回移送されつつ自転されて、受渡位置には交互に表裏
が反転されて停止され、この受渡位置に表裏が交互に反
転されて移送されてきたワークは、平行に対向配置され
た一対のワーク保持手段に順次交互に保持されてその凹
凸面側が対向されてから、この保持手段の近接移動によ
り重ねられてその凹凸面側が抱き合わされて、この抱合
せ状態で側方の排出位置に排出されるので、各シート状
ワークは搬送始端から排出終了まで確実に保持された状
態が保たれ、シート状ワークに生ずる反りの有無やその
程度に影響されることなく、確実に搬送して抱合せるこ
とができ、もって稼働率や歩留まりの低下を可及的に防
止できるばかりか高速移送に十分に適応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシート状ワークの抱合せ移送装
置の全体構成を示す側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】旋回移送装置部の横断面図である。
【図4】同旋回移送装置部の側断面図である。
【図5】(a),(b)はクランプ手段の開閉動作を示
す説明図である。
【図6】抱合せ装置の要部を拡大して示す横断面図であ
る。
【図7】抱合せ装置の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 整列搬送装置 2 旋回移送装置 3 抱合せ装置 101 ガイドレール 203 回転ドラム 205 クランプ手段 208 支持軸 209 第1遊星傘歯車 210 第2遊星傘歯車 211 第1固定傘歯車 212 第2固定傘歯車 310 ワーク保持手段 320 供給手段 330 近接離間移動手段 340 排出手段 350 同期手段 w シート状ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65G 57/32

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に凹凸部を有するシート状ワークを
    その両側端をガイドレールで挟みつつ一定姿勢で搬送開
    始位置から搬送終端位置まで間欠移送する整列移送装置
    と、 該搬送終端位置に一定姿勢で送られてくる該ワークを順
    次クランプ手段で把持すると共に、該整列移送装置の間
    欠移送動作に同期して該クランプ手段を旋回させつつ自
    転させて該ワークを順次交互にその表裏を反転させて受
    渡位置に移送する旋回移送装置と、 該旋回移送装置の間欠移送動作に同期して該受渡位置に
    順次表裏が反転されて移送されてくる該ワークを交互に
    該受渡位置の側方に一対で平行に対向配置された近接離
    間移動自在なワーク保持手段で受取って保持すると共
    に、該ワーク保持手段を近接離間移動手段により相互に
    近接させて該ワーク保持手段に保持した一対のワークを
    重ねてその凹凸部を抱合せ、排出手段により側方に排出
    する抱合せ装置と、 を備えたことを特徴とするシート状ワークの抱合せ移送
    装置。
JP14221493A 1993-06-14 1993-06-14 シート状ワークの抱合せ移送装置 Pending JPH072359A (ja)

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