JPH0723361Y2 - 自動包装機におけるフィルム折線癖付装置 - Google Patents

自動包装機におけるフィルム折線癖付装置

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JPH0723361Y2
JPH0723361Y2 JP1987156067U JP15606787U JPH0723361Y2 JP H0723361 Y2 JPH0723361 Y2 JP H0723361Y2 JP 1987156067 U JP1987156067 U JP 1987156067U JP 15606787 U JP15606787 U JP 15606787U JP H0723361 Y2 JPH0723361 Y2 JP H0723361Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、ガゼット付きの包装体を製造するための自
動包装機に用いられ、帯状フィルムの所定位置にその進
行方向と同一方向に折線癖を付けるフィルム折線癖付装
置に関する。
《従来の技術》 従来、例えば連続して引き出される帯状フィルムは、そ
の引き出し途中に配設された製袋器により筒状に形成さ
れ、この筒状に形成された筒状フィルム内に被包装物を
順次所定間隔毎に供給する。そして、筒状フィルムと被
包装物とがともに移動する間に筒状フィルムの重合端に
縦シールを施し、さらに、被包装物間毎を横方向にシー
ル・カットを施して包装体を製造するようにした自動包
装機がある。
そして、この完成された包装体内に収納される被包装物
の形状によっては、完成した包装体に角部が形成され
ず、丸みを帯びた形態となり、高級感を出すことができ
ない。また、横方向にシールカットを施す直前に筒状フ
ィルムの厚さ(高さ)の中心に折込爪を挿入してガゼッ
トを形成する場合があり、係る場合に筒状フィルムが一
定の厚さに形成されていないと折込爪の高さ方向位置は
固定されているので正確に筒状フィルムの厚さ方向の中
心に折込爪を挿入することができない。
このため、完成した包装体のエンドシールが均等で折重
なった美しい包装体が製造されず、見た目の悪いものと
なる。
そこで、被包装物の形状に左右されること無く完成した
包装体の角部が角張った感じを出すため、並びに折込爪
を容易に包装体中心に挿入することができるようにする
ために、例えば実開昭55−84201号公報に示されるよう
に予め移送途中の帯状フィルムに折線癖を付ける装置が
種々提案されている。
すなわち、上記公報に提案された装置は第6図に示すよ
うに、帯状フィルムAを挟持するように配置された比較
的広幅な一対の癖付ローラB,B′が対向配置されてい
る。そして、一方の癖付ローラBの外周面には2本の凸
条C,Cと、両凸条C,C間に配置された凹状溝Dが周設さ
れ、それら凸状C並びに凹状溝Dに係合するように他方
の癖付けローラB′の外周にも2本の凹状溝Dと1本の
凸条Cとが形成されているものがある。そして、両癖付
けローラB,B′間に帯状フィルムFを通過させることに
より、上下に配置された凸条C並びに凹状溝Dとにより
挟圧されて折線癖が付けられる。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、上記した従来の装置では、帯状フィルム
の所定位置に一定の折線癖を形成するためには凸条Cの
突出高さと凹状溝Dの深さ、並びに各癖付けローラB,
B′の形状を各々同一寸法にする必要があり、しかも、
帯状フィルムの折線癖を付ける各々の箇所において当該
帯状フィルムに対して常にほぼ同一の挟持圧力がかかる
ように、かつ両ローラB,B′間の間隙寸法が最小寸法値
を下回らないようにする必要があり、このため各部材の
加工寸法精度やそれらの部材の組付寸法精度を高精度に
維持官理することが要求され、組付け時の調整が非常に
煩雑となる等、製造コストの低減が難しいものであっ
た。そして、係る調整等がうまくいかない場合には、一
定の折線癖が形成されないばかりでなく、移送途中の帯
状フィルムが蛇行したり、損傷する原因にもなる。
さらに各癖付けローラB,B′は一体形であるので、帯状
フィルムの進行方向と直交する方向の位置調整(各折線
癖の間隔の調整)を行うことができない。このため、完
成された包装体の中間位置が異なる等の理由により各折
線癖の間隔を代えるような場合には、その都度適宜寸法
に製造された癖付けローラに取り替えなければならない
などの問題がある。
本考案は上記した問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、簡単に寸法の異なる包装形態に対
応することができ、さらに、個々の部品にさほど加工精
度を要求することなく、確実に帯状フィルムに折線癖を
付けることのできる自動包装機におけるフィルム折線癖
付装置を提供するにある。
《問題点を解決するための手段》 上記した目的を達成するため、本考案に係る自動包装機
におけるフィルム折線癖付装置は、連続して引き出され
る帯状フィルムを筒状に形成する手段と、その筒状に形
成された筒状フィルムの重合端に縦シールを施す縦シー
ル装置と、該縦シール装置の進行方向前方に配設され該
筒状フィルムの両側面の高さ方向の略中心部位を内包に
向かって折り込んでガゼットを形成するガゼット形成装
置と、そのガゼット形成装置の進行方向直前方に配設さ
れ該筒状フィルムの幅方向にシール・カットを施すエン
ドシール装置とを具備した自動包装機に用いられ、該筒
状に形成する手段の進行方向後方に配設されるフィルム
折線癖付装置であって、 該フィルム折線癖付装置が、ガゼット形成部位に折線癖
を付けるために、該帯状フィルムの幅方向に配置された
一組の第1の癖付けローラ装置と、それら両第1の癖付
けローラ装置の両側に配置され、該自動包装機にて製造
される包装体の角部部位に折線癖を付ける各一対の第2
の癖付けローラ装置とを備え、該第1,第2の癖付けロー
ラ装置は、各々該帯状フィルムの表裏を挟んで両側に配
置された表側ローラと裏側ローラとを有し、該表側ロー
ラと裏側ローラとのいずれか一方のローラは帯状フィル
ムの幅方向に渡設された軸にこれに沿って個々に移動可
能に係止され、他方のローラは、帯状フィルムの幅方向
に渡設されたガイド部材に沿って個々に移動可能に係合
されたスライド部材に、支持部材を介して対応する該一
方のローラに対して近接離間移動自在に取り付けられ、
該支持部材には、該他方のローラを一方のローラに向け
て近接移動させる付勢手段と、該他方のローラの近接移
動を規制して一方のローラとの間隙を調節可能な間隙調
節手段とが設けられており、かつ、該各癖付けローラ装
置の表側並びに裏側ローラの外周面にはこれに沿って一
方に凸条が形成されていると共に他方に該凸条に符合す
る凹溝が形成され、該凸条と該凹溝は該第1の癖付けロ
ーラ装置と該第2の癖付けローラ装置とで互いに逆配置
されている、ことを特徴とする。
《実施例》 以下、本考案の好適な実施例について添付図面を参照に
して説明する。
まず、第1図に基づいて本考案の折線癖付装置が用いら
れる自動包装装置の一例について説明すると、同図に示
すように、帯状フィルム1は原反フィルム2より多数の
テンションローラ3を介して連続して引き出され、その
途中に配設された製袋器4にて筒状に形成され筒状フィ
ルム5となる。
一方、製袋器4の進行方向後方には供給コンベア6が配
設され、この供給コンベア6は、その搬出端が製袋器4
の入り口近傍に位置するように配置されている。そし
て、この供給コンベア6は、一対のスプロケット7,7′
間に渡設されたエンドレスチェーン8と、このエンドレ
スチェーン8の所定間隔毎に配設されたフィンガー9と
から構成されている。そして、このフィンガー9にて被
包装物10が押送され、上記した筒状フィルム5内に被包
装物10が所定間隔毎に順次移載されるようになってい
る。
さらに、フィンガー9にて押送された被包装物10は、筒
状フィルム5とともに移動し、製袋器4の次段に配設さ
れた縦シール装置11にて移送途中の筒状フィルム5の重
合端12に縦シールが施される。
そして、縦シールが施された筒状フィルム5は、さらに
前進し次段に配設された図示省略するガゼット形成装置
並びにエンドシール装置14にて進行方向両側面の所定位
置が内方に折り込まれてガゼットが形成されるととも
に、そのガゼットが形成された部位を進行方向横方向に
シール・カットされてガゼット付きの包装体15が製造さ
れるようになっている。
次に本考案に係るフィルム折線癖付装置の一実施例に付
いて第2図〜第5図に基づいて説明すると、フィルム折
線癖付装置20は、帯状フィルム1が連続して引き出さ
れ、筒状に形成される前、すなわち、製袋器4より進行
方向後方の所定の位置に配設されている(第1図参
照)。
そして、図示しない自動包装機の所定位置に側板21,21
を起立形成し、その両側板21,21間には帯状フィルム1
の幅方向に中間軸22を回動自在に渡設している。そし
て、この中間軸22の両端部には揺動レバー23,23の基端
部がそれぞれ軸着され、また、揺動レバー23,23の先端
部には回転軸25が回動自在に軸着されている。一方、揺
動レバー23の基端側にはシリンダ26の作動杆が連結され
ており、これにより回転軸25は揺動レバー23の基端部を
中心として揺動可能となっている。
また、回転軸25には、帯状フィルム1の表面に接する所
定数(本実施例では6個)の表側ローラ27が夫々独立し
て軸方向に移動可能に挿着されている。そして、これら
複数の表側ローラ27は、それぞれ3個一組となってお
り、各組では両側の表側ローラ27a,cの外周面に略V字
状の凹状溝28が穿設され、中央の表側ローラ27bの外周
面には断面略山形状の凸状29がそれぞれ形成されてい
る。
すなわち本例では、中央の表側ローラ27bとこの表側ロ
ーラ27bと対になって帯状フィルム1の裏面に接する後
述する裏側ローラ45とで帯状フィルム1上のガゼット形
成部位に折線癖を付ける第1の癖付けローラ装置を構成
しており、この第1の癖付けローラ装置は帯状フィルム
1の幅方向の両側に配置されて一組設けられている。
また、その第1の癖付けローラ装置の両側に位置する2
つの表側ローラ27a,27cとそれと対になる裏側ローラ45
とで包装体の角部部位に折線癖を付けるための第2の折
癖付けローラ装置を構成しており、この第2の癖付けロ
ーラ装置は各第1のローラ装置の側方に一対で設けられ
ている。
さらに、回転軸25の一方側端部には第1のギヤー30が固
着されており、この第1のギヤー30は揺動レバー23の中
央部に取り付けられた中間ギヤー31を介して図外の駆動
装置に連繋された駆動軸33に固着された第2のギヤー34
に噛合されている。これにより、図外の駆動装置の動力
を各ギヤー34,31,30を介して回転軸25に伝達され、表側
ローラ27が回転駆動するようになっている。
一方、上記した両側板21,21間の所定位置には回転軸25
と平行にガイドレール37が渡設されている。このガイド
レール37は、第3図,第4図に示すように平板状の基板
38の上面に断面逆台形状のレール部39が一体的に形成さ
れている。そして、このレール部39上に下面にレール部
39に略符合する切欠部が穿設されたスライド部材40が移
動自在に摺設されており、上記した表側ローラ27に対向
する位置に配置されている。
さらに、このスライド部材40の上方両側面には、裏側ロ
ーラ45の支持部材としてそれぞれ平板状の揺動板41,41
がピン43にて揺動可能に枢着されている。この揺動板41
の先方部には上方に向けて開口された細長な凹状切欠部
44が穿設されており、この凹状切欠部44,44間に裏側ロ
ーラ45の回転軸46が挿入配置されている。そして、この
裏側ローラ45は、その外周面に上記した表側ローラ27の
外周面に形成した凹状溝28或いは凸条29と係合するよう
に、凸条或いは凹状溝がそれぞれ形成されている。即
ち、裏側ローラ45は揺動板41,41を介して表側ローラ27
に対して近接離間移動自在になっている。
さらに、裏側ローラ45は、その下方に配置された付勢手
段50により常時表側ローラ27側に向けて近接移動するよ
うに付勢されている。すなわち、この付勢手段50は揺動
板41,41の後端部間に挟着され、下方に突出する略直方
体状のストッパー部材51と、このストッパー部材51内を
前後方向に貫通するとともに前後進移動可能に螺着され
たストッパーピン52と、上記したスライド部材40の上方
部内を前後方向に貫通するとともにその先端部ネジ部53
aがストッパー部材51の前面部に螺合された圧力調整ピ
ン53と、この圧力調整ピン53の頭部53bとスライド部材4
0の前面との間に圧縮状態で介装されたスプリング55と
から構成されている。
そして、圧力調整ピン53を挿通するためにスライド部材
40に穿設された透孔40aは、その内形状が圧力調整ピン5
3の外形状より充分に大きくしており、圧力調整ピン53
が上下方向に揺動できるようになっている。また、圧力
調整ピン53を捩じ込むことによりネジ部53aがストッパ
ー部材51内に入り込み、スプリング55の圧縮力を強く
し、裏側ローラ45の付勢力を増加させることができるよ
うになっている。
またここで、ストッパピン52は裏側ローラ45の上記近接
移動を規制して、当該裏側ローラ45と表側ローラ27との
間の間隙寸法を、これらで挟持する帯状フィルム1厚み
に応じて調節可能な間隙調節手段になっており、このス
トッパピン52によって当該間隙寸法が最小寸法値を下回
らないように調節される。
次に、本実施例における作用について説明すると、ま
ず、回転軸25並びにガイドレール37に沿って第1,第2の
癖付けローラ装置をそれぞれ構成する表側ローラ27並び
に裏側ローラ45を夫々相互に独立状態で軸方向に沿って
移動させて、ガゼット用並びに包装体15の角部用の折線
癖を付ける帯状フィルム1の所定位置に位置させ、図示
しない係止手段にてその位置で固定する。
そして、シリンダ26を作動させて表側ローラ27を回転軸
25ごと上方に移動させる。このとき、スプリング55の復
元力により圧力調整ピン53の頭部53bが前方へ付勢さ
れ、それにともないストッパー部材51も前方へ付勢され
るため、揺動板41の先端部、すなわち、裏側ローラ45が
ピン43を中心に回転して上方へ移動しようとする。しか
し、一定以上上昇すると、ストッパーピン52の先端部が
スライド部材40の後面に当接してそれ以上の上昇を防止
する。従って、表側ローラ27と裏側ローラ45との間には
所定の間隔があき、その間に帯状フィルム1を挿通し、
さらにその帯状フィルム1を公知の工程により自動包装
機へセットする。
次に、シリンダ26を上記と逆に作動させて表側ローラ27
を下降移動させて裏側ローラ45との間で帯状フィルム1
を挟圧する。すると、上記した作用のごとく裏側ローラ
45は、付勢手段50により上方すなわち、表側ローラ27に
向けて所定の圧力にて付勢する。従って、表側ローラ27
と裏側ローラ45間を帯状フィルム1が通過することによ
り、両ローラ27,45に形成された凸条と凹状溝との係合
により所定位置に山,谷,山(或いは谷,山,谷)の順
で折線癖が付けられる。
この時、表側ローラ27は図外の駆動装置の回転力を受け
て回転軸とともに帯状フィルム1と略同一速度で回転す
る。また裏側ローラ45は帯状フィルム1等の動きに追従
して回転する。
以後、通常の工程によりガゼット付きの包装体15が製造
されるが、予め折線癖が付けらているので、角部の形成
され、しかも高さ方向中央部に確実にガゼットが形成さ
れた見た目の綺麗な包装体が製造されることになる。
また、本実施例では、各癖付けローラ装置の夫々に付勢
手段50と間隙調整手段とが備えられていて、個々の癖付
けローラ装置毎に表側ローラ27と裏側ローラ45との間に
挟持する帯状フィルム1の挟持圧力を調節し得るととも
に、表側ローラ27と裏側ローラ45との間の最小間隙寸法
も個々に調節し得るから、たとえ製造時に部品の加工寸
法精度やその組付寸法精度にバラツキが生じたとして
も、それらの寸法精度のバラツキを吸収して、各癖付け
ローラ装置間の挟持圧力と間隙寸法とをほぼ均一に確実
かつ容易に調整できる。
また、上記した実施例では、両ローラ間27,45に発生す
る挟持圧力により帯状フィルム1に折線癖を付けるよう
になっているが、フィルムの材質並びに厚さ等により挟
圧力のみでは充分・確実に折線癖を付けることができな
い場合には、加熱手段を併用することが望ましい。
すなわち、例えば第2図に示すように、回転軸25内にヒ
ーター60等の加熱手段を内蔵することができる。また、
図示したようにヒーター60を内蔵することなく、両ロー
ラ27,45にて挟圧される直前に加熱手段を配置し、加熱
手段にて加熱軟化された帯状フィルム1を両ローラ27,4
5にて挟圧して折線癖を付けるようにしても良い。
《考案の効果》 以上のように、本考案に係る自動包装機におけるフィル
ム折線癖付装置によれば、帯状フィルムに折線癖を付け
る部分構成(第1,第2の癖付けローラ装置)が一体構造
でなく、各々が独立分離した構造としたため、種々の包
装形態で要求される折線癖付位置に簡単に移動すること
ができ、包装体の両側面の高さ方向中央部位にガゼット
が形成され、しかも、包装体の4つの角部が綺麗に形成
されることになる。特に、ガゼット用の第1の癖付けロ
ーラ装置にて帯状フィルム上に形成された折線癖は、ガ
ゼット形成装置における折込爪の挿入位置の案内とな
る。
さらに、各癖付けローラ装置の夫々に付勢手段と間隙調
整手段とが備えられ、個々の折線癖付けローラ装置毎に
表側ローラと裏側ローラとの間に挟持する帯状フィルム
の挟持圧力を調節し得ると共に、表側ローラと裏側ロー
ラとの間の最小間隙寸法も個々に調節し得るから、たと
え製造時に部品の加工寸法精度やその組付寸法精度にバ
ラツキが生じたとしても、それらの寸法精度のバラツキ
を吸収して、各折線癖付けローラ装置間の挟持圧力と間
隙寸法とをほぼ均一に確実かつ容易に調整できる。この
ため、各々の部品の加工寸法精度や組付寸法精度を大幅
に緩和させることができ、製造が容易になってコストダ
ウンが図れ、しかも、確実に折線癖を付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動包装機の一例を示す概略側面図、第2図は
フィルム折線癖付装置の一実施例を示す平面図、第3図
は要部拡大側面図、第4図はその斜視図、第5図は表側
ローラの揺動機構を説明する概略構成図、第6図は従来
の折線癖付装置を示す正面図である。 1…帯状フィルム、4…製袋器 5…筒状フィルム、11…縦シール装置 14…エンドシール装置、27…表側ローラ 25…回転軸、28…凹状溝 29…凸条、41…揺動板(支持部材) 45…裏側ローラ、50…付勢手段 52…ストッパピン(間隙調節手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続して引き出される帯状フィルムを筒状
    に形成する手段と、その筒状に形成された筒状フィルム
    の重合端に縦シールを施す縦シール装置と、該縦シール
    装置の進行方向前方に配設され該筒状フィルムの両側面
    の高さ方向の略中心部位を内方に向かって折り込んでガ
    ゼットを形成するガゼット形成装置と、そのガゼット形
    成装置の進行方向直前方に配設され該筒状フィルムの幅
    方向にシール・カットを施すエンドシール装置とを具備
    した自動包装機に用いられ、該筒状に形成する手段の進
    行方向後方に配設されるフィルム折線癖付装置であっ
    て、 該フィルム折線癖付装置が、ガゼット形成部位に折線癖
    を付けるために、該帯状フィルムの幅方向に配置された
    一組の第1の癖付けローラ装置と、 それら両第1の癖付けローラ装置の両側に配置され、該
    自動包装機にて製造される包装体の角部部位に折線癖を
    付ける各一対の第2の癖付けローラ装置とを備え、 該第1,第2の癖付けローラ装置は、各々該帯状フィルム
    の表裏を挟んで両側に配置された表側ローラと裏側ロー
    ラとを有し、 該表側ローラと裏側ローラとのいずれか一方のローラは
    帯状フィルムの幅方向に渡設された軸にこれに沿って個
    々に移動可能に係止され、 他方のローラは、帯状フィルムの幅方向に渡設されたガ
    イド部材に沿って個々に移動可能に係合されたスライド
    部材に、支持部材を介して対応する該一方のローラに対
    して近接離間移動自在に取り付けられ、 該支持部材には、該他方のローラを一方のローラに向け
    て近接移動させる付勢手段と、該他方のローラの近接移
    動を規制して一方のローラとの間隙を調節可能な間隙調
    節手段とが設けられており、 かつ、該各癖付けローラ装置の表側並びに裏側ローラの
    外周面にはこれに沿って一方に凸条が形成されていると
    共に他方に該凸条に符合する凹溝が形成され、 該凸条と該凹溝は該第1の癖付けローラ装置と該第2の
    癖付けローラ装置とで互いに逆配置されている、 ことを特徴とする自動包装機におけるフィルム折線癖付
    装置。
JP1987156067U 1987-10-14 1987-10-14 自動包装機におけるフィルム折線癖付装置 Expired - Lifetime JPH0723361Y2 (ja)

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