JPH072334B2 - トグル式型締装置の自動型締力設定方法 - Google Patents

トグル式型締装置の自動型締力設定方法

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JPH072334B2
JPH072334B2 JP2202738A JP20273890A JPH072334B2 JP H072334 B2 JPH072334 B2 JP H072334B2 JP 2202738 A JP2202738 A JP 2202738A JP 20273890 A JP20273890 A JP 20273890A JP H072334 B2 JPH072334 B2 JP H072334B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 この発明は、射出成形機のトグル式型締装置の型締力を
自動的で設定する方法に関するものである。 [従来技術] トグル式型締装置の型締力を設定する方法は、その機構
の特性から型締時におけるタイバーの伸びが型締力とし
て作用するため、型締時にトグルが伸びきった時にタイ
バーが伸びる量がほぼ設定した型締力になるように、圧
受盤の位置調整を微妙に行う方法であった。 型締力を自動的に設定する方法も、種々考案されている
が、いずれの方法も圧受盤の位置の調整を微妙に行うこ
とで型締力を設定しており、そこに型締力の検出方法あ
るいは圧受盤の設定位置への移動方法等に違いはある
も、型締力を検出あるいは予測して、その補正量をトグ
ル装置の型厚調整手段にフィードバックし、圧受盤の位
置を微妙に調整して、型締力を調整する型締力設定方法
であった。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、型締力の設定にさいして、型厚調整手段
でトグル装置全体を精度良く移動させることは容易なこ
とではなく、操作も複雑であった。 この発明の目的は、金型の厚さと型締力の設定値を与え
るだけで、自動的にしかも精度のよい型締力設定ができ
る新たな自動型締力設定方法を提供するにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的によるこの発明の特徴は、サーボモータによる
回転運動を直線運動に変えてトグル機構のクロスヘッド
に伝達し、そのトグル機構により可動盤の移動を行うト
グル式型締装置の上記サーボモータに、出力トルクの上
限値を制限するトルクリミット機能を備えた制御装置
と、該サーボモータの回転量からクロスヘッドの位置を
検出するセンサーとを設けるとともに、所定箇所に圧受
盤の位置検出器と共に圧受盤位置制御手段を設けて型締
力を設定するにあたり、金型の厚さと型締力とを設定
し、それらの設定値から設定型締力を発生させる圧受盤
の設定位置を算出して設定し、上記圧受盤位置制御手段
によって圧受盤の移動を行い、上記設定値に達したら圧
受盤の移動を停止して圧受盤の停止位置を検出し、その
検出値と上記圧受盤設定位置とを比較し、その値が許容
値か否かを判断し、許容値の場合には型締力設定工程を
終了させ、許容値でない場合には、設定型締力を発生さ
せるクロスヘッドの位置を算出し、その値を型締クラン
プ位置として設定することにある。 [作用]] 圧受盤が自由に移動できる位置にクロスヘッド位置はあ
るものとして、型締力設定工程を開始すると、中央コン
トローラは、金型厚さと型締力との設定値から、設定型
締力を発生させる圧受盤の設定位置を算出し設定して、
圧受盤位置制御用のモータ手段に指令を与えて圧受盤の
移動を行い、上記設定位置に達したら圧受盤の移動を停
止させ、圧受盤の停止位置を検出し、その検出値と上記
の圧受盤設定位置とを比較し、その値が許容値か否かを
判断し、許容値の場合には型締力設定工程を終了させ、
許容値でない場合には、設定型締力を発生させるクロス
ヘッドの位置を算出し、その値を型締クランプ位置とし
て設定して型締力設定工程を終了させる。 [実施例] 図中1は圧受盤、2は固定盤で、両盤は四隅部にわたり
設けたタイバー3,3により連結してある。 4はタイバー3,3に挿通して圧受盤1と固定盤2との間
に設けた可動盤で、圧受盤1にトグル機構5をもって連
結してある。このトグル機構5の中央のクロスヘッド6
には、ボールナット7が内装してあり、また圧受盤1に
はボールねじ軸8が回動自在に取付けてある。 このボールねじ軸8と上記ボールナット7は互いに螺合
し、定位置のボールねじ軸8の回転運動が、ボールナッ
ト7により直線運動に変換され、クロスヘッド6の移動
によるリンク5a,5aの伸縮で、可動盤4が上記固定盤2
に対し進退移動し、固定盤2と可動盤4との対向側面に
取付けた金型9を開閉及び型締する構成よりなる。 このトグル機構5の駆動は、圧受盤側に取付けたサーボ
モータ10により行われる。このサーボモータ10と上記ボ
ールねじ軸8とは駆動ベルト11を介して接続しており、
またそのサーボモータ10には、該サーボモータの出力ト
ルクの上限を制限するトルクリミット機能を有する制御
装置12と、上記クロスヘッド6の位置をサーボモータの
回転量から検出するセンサー13(エンコーダ)とが設け
てある。さらにセンサー13と上記制御装置12は中央コン
トローラ14と接続している。 この中央コントローラ14は、マイクロコンピュタを備え
たディスプレイとして、CRT装置付きの射出成形機の制
御全体を司る制御装置であって、制御プログラムが記憶
されたROM、データの一時記憶や演算処理のためのRAM、
サーボモータを制御するための入出力装置を備え、数値
演算処理が可能なものである。 15は圧受盤位置制御用のナットで、スプロケット16と共
に圧受盤側に位置する各タイバー3,3のねじ部3aに螺合
してあり、そのスプロケット16は、圧受盤1に固定した
圧受盤位置制御用のモータ17のスプロケット18とにわた
り巻回したチェーン19により回動し、その回動量から圧
受盤1の位置を知るエンコーダの検出器20が配設してあ
る。またこの位置検出器20と上記モータ17は上記中央コ
ントローラ14に接続してある。 上記構成において、圧受盤1が自由に移動できる位置に
クロスヘッド位置はあるものとして、型締力設定工程を
開始すると、中央コントローラ14は、金型厚さと型締力
との設定値から、設定型締力を発生させる圧受盤1の設
定位置を算出し、それを設定してのち圧受盤位置制御用
のモータ17に指令を発する。 モータ17はその指令にしたがい回動してチェーン19を駆
動し、スプロケット16と共に上記ナット15を所定量回動
して圧受盤1を設定位置まで移動する。 圧受盤1が設定位置に達するとモータ17は停止し、位置
の検出が行われる。この検出位置と上記圧受盤1の設定
位置とを比較し、その値が許容値か否かを判断し、許容
値の場合には型締力設定工程を終了させ、許容値でない
場合には、設定型締力を発生させるクロスヘッド6の位
置を算出する。そしてその値を型締クランプ位置として
設定して型締力設定工程を終了させる。 以上の経過をフローチャートに表したのが第2図であ
る。 なお、上記金型の厚さの設定に際して、金型厚さの正確
な値が不明の場合や、機械が精度良く絶対寸法で制御さ
れていない場合には、機械の固有寸法で金型の厚さを設
定する必要がある。このような場合には、型厚検出工程
を型締力設定工程の前に行い、機械に型厚を検出させれ
ばよい。 その方法の一例としては、圧受盤を最後退させたのち、
クロスヘッドを移動させて型締クランプ位置に位置決め
の後、圧受盤を前進させて金型をタッチさせて、圧受盤
が移動しなくなった位置を検出し、そのときの圧受盤の
位置から金型厚さを算出すればよい。 その金型厚さの検出工程をフローチャートにして表にし
たのが、第3図である。 また圧受盤位置検出センサーをインクリメント式エンコ
ーダーを使用しても良い。この場合は、上記金型厚さ検
出工程を最初に設けて金型タッチを行う、金型タッチ位
置は金型厚さ位置でもあるので、金型タッチ位置を基準
点として、タイバーの伸ばす必要量を圧受盤の設定位置
とし、型締力設定制御をすればよい。 [発明の効果] 上記構成よりなるこの発明では、型締時におけるタイバ
ーの伸びが型締力に比例するため、その型締力を発生さ
せるには、タイバーの伸びを制御すればよく、金型の正
確な厚さが与えられれば、型締力を発生させるに必要な
タイバーの伸び寸法が算出でき、型締クランプ時のクロ
スヘッド位置から型締クランプ時の圧受盤と移動盤の相
対距離が算出できるので、金型厚さ位置からタイバーの
伸び分を減算すれば、設定型締力を発生させる圧受盤の
設定位置が算出できる。 したがって、圧受盤が設定位置に位置決めされれば、設
定型締力が設定されたことになる。また圧受盤位置が設
定位置と異なった時には、圧受盤の位置の誤差値から演
算し、型締クランプ時のクロスヘッド位置を変更するこ
とにより、上記誤差分の可動盤の移動量を変えて、タイ
バーの伸び量を設定値と同一に修正し、型締力と設定値
とを一致させることができる。 さらにまた、圧受盤の位置制御と型締クランプ位置の制
御をディジタル制御によりでき、容易に型締力の設定が
できてるので作業効率がよく、型締力の測定装置は不要
で、圧受盤の微妙な調整も必要とせず、圧受盤位置制御
手段のモータに汎用の誘導電動機を使用できる等の特長
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の自動型締力修正方法の説明図、第2
図はそのフローチャート図、第3図は金型厚さ検査工程
のフローチャート図である。 1……圧受盤、2……固定盤 3……タイバー、4……可動盤 5……トグル機構 6……クロスヘッド 7……ボールナット 8……ボールねじ軸、9……金型 10……サーボモータ、11……駆動ベルト 12……サーボモータの制御装置 13……クロスヘッド位置検出用のセンサー 14……中央コントロール 15……型厚調整ナット 17……圧受盤位置制御用のモータ 20……圧受盤の位置検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーボモータによる回転運動を直線運動に
    変えてトグル機構のクロスヘッドに伝達し、そのトグル
    機構により可動盤の移動を行うトグル式型締装置の上記
    サーボモータに、出力トルクの上限値を制限するトルク
    リミット機能を備えた制御装置と、該サーボモータの回
    転量からクロスヘッドの位置を検出するセンサーとを設
    けるとともに、所定箇所に圧受盤の位置検出器と共に圧
    受盤位置制御手段を設けて型締力を設定するにあたり、
    金型の厚さと型締力とを設定し、それらの設定値から設
    定型締力を発生させる圧受盤の設定位置を算出して設定
    し、上記圧受盤位置制御手段によって圧受盤の移動を行
    い、上記設定値に達したら圧受盤の移動を停止して圧受
    盤の停止位置を検出し、その検出値と上記圧受盤設定位
    置とを比較し、その値が許容値か否かを判断し、許容値
    の場合には型締力設定工程を終了させ、許容値でない場
    合には、設定型締力を発生させるクロスヘッドの位置を
    算出し、その値を型締クランプ位置として設定すること
    を特徴とするトグル式型締装置の自動型締力設定方法。
JP2202738A 1990-07-31 1990-07-31 トグル式型締装置の自動型締力設定方法 Expired - Fee Related JPH072334B2 (ja)

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JP4117959B2 (ja) * 1999-01-05 2008-07-16 松下電器産業株式会社 樹脂成形方法、樹脂成形機、及び樹脂成形動作制御プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体
JP4836751B2 (ja) * 2006-11-08 2011-12-14 株式会社ダイセン工業 発泡樹脂成形機の運転方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6171164A (ja) * 1984-09-13 1986-04-12 Fanuc Ltd 型締力自動調整装置

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