JPH0723121Y2 - ワーク搬出装置のフィンガの開閉構造 - Google Patents

ワーク搬出装置のフィンガの開閉構造

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JPH0723121Y2
JPH0723121Y2 JP8479689U JP8479689U JPH0723121Y2 JP H0723121 Y2 JPH0723121 Y2 JP H0723121Y2 JP 8479689 U JP8479689 U JP 8479689U JP 8479689 U JP8479689 U JP 8479689U JP H0723121 Y2 JPH0723121 Y2 JP H0723121Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業の上の利用分野》 この考案は旋盤の主軸の中心孔を通してワークを機外に
搬出する装置に関するもので、特に該装置のフィンガの
開閉構造に関するものである。
《従来の技術》 たとえば2主軸対向型の旋盤において、棒材を一方の主
軸の中心孔を通して供給し、加工済のワークを他方の主
軸の中心孔を通して機外に排出する構造が知られてい
る。この場合のワークの搬出は、排出側主軸の延長上に
その軸線に沿って進退する搬出バーを設け、該搬出バー
の先端にワーク搬出ヘッドを装着し、そのワーク搬出ヘ
ッドを排出側主軸の中心孔に挿入して、排出側主軸のチ
ャックに把持されているワークの端部をワーク搬出ヘッ
ドの爪片フィンガで把持し、次いでチャックを開き、そ
の後ワーク搬出ヘッドが機外まで後退してそこでフィン
ガを開くという動作によって行われる。従来のこの種の
ワーク搬出装置の把持部分の構造は、第6図に示すよう
に、中心孔21にノックアウトロッド22を挿通したワーク
搬出ヘッド16の先端に閉方向に付勢されたフィンガ18を
設け、該フィンガの先端に形成した爪片20の先端に案内
斜面20aを形成しておき、チャックに把持されたワーク
の端部にこのフィンガ18を軸方向に強制的に押しつける
ことによって爪片20を押し開いてフィンガ18の凹所25に
ワークを嵌入して把持していた。そしてワーク搬出ヘッ
ド16が後退してワークを機外に排出したあと、ノックア
ウトロッド22の後端がストッパ30に衝突して該ロッドが
相対的に前進し、ワークが該ロッドの先端で押されてフ
ィンガ18の凹所25から離脱して排出されるという構造で
ある(第7図参照)。
《考案が解決しようとする課題》 しかし上記構造では、ワークの端部にフィンガの爪片20
を押しつけてその押しつけ力によってフィンガ18を開く
構造であるため、フィンガの爪片20とワークの端部とが
強く摺擦され、ワークの材質が柔らかい場合にはワーク
に傷をつけるという欠点があった。一方、ワークを把持
するフィンガをシリンダ等で開閉する各種構造が公知で
あるが、そのような構造のフィンガは、一般に把持され
るワークの外側のフィンガが大きく突出する形状である
ため、主軸の中心孔を通してワークを搬出する装置のフ
ィンガとして用いることが困難であり、また、フィンガ
開閉用の駆動源及びその制御装置が別個に必要になる欠
点がある。
そこでこの考案は、ワーク把持時にワークに瑕をつける
虞がなく、かつ小型で構造が簡単なワーク搬出装置のフ
ィンガの開閉構造を提供することを課題としている。
《課題を解決するための手段》 この考案のワーク搬出装置は、旋盤の主軸4の軸線P上
に案内装置12によってその軸線方向に移動自在なパイプ
状の搬出バー15を備え、該搬出バーの先端に中空孔21を
備えたワーク搬出ヘッド16を設けている。ワーク搬出ヘ
ッドの中空孔21には、ノックアウトロッド22が挿通され
ている。ワーク搬出ヘッド16は、主軸4の中空孔6に挿
通された状態となる前進位置と搬出バー15の基端がスト
ッパ30の衝突する後退位置との間でエアシリンダ31等に
より往復駆動される。ワーク搬出ヘッド16は、ワークを
把持するためのフィンガ18を備えており、フィンガ18
は、その先端に主軸の軸線Pを挟んで対向する爪片20を
有しており、この爪片はフィンガ18の撓み部19の弾力に
より、またはフィンガ18に装着したコイルバネ35等の弾
力によって、閉方向に付勢されている。爪片20相互の間
には、ワークを把持するための凹所25が形成されてお
り、この凹所の底部分に各爪片から内側に突出する突起
26が形成され、この突起26相互の間には、ノックアウト
ロッド22の径より少し小径の通路が形成されている。一
方ノックアウトロッド22の先端には、小径部23が形成さ
れ、場合によってはこの小径部のさらに先端にワークの
端部と当接する受け座24が装着される。
《作用》 ノックアウトロッドが後退した第2図に示す状態では、
爪片の突起26の位置にノックアウトロッド22の小径部23
が位置し、搬出バー15の基端15a(第4図)から後方に
ノックアウトロッド22の基端22aが突出している。この
状態でワーク搬出ヘッド16が後退位置に達すると、不動
部材に固定したストッパ30にノックアウトロッドの基端
22aが衝突し、ノックアウトロッド22を相対的に前進さ
せる。そのためノックアウトロッド22は突起26の間に押
し込まれ、この押し込み力によって突起26が外側に押し
拡げられ、フィンガ18が開いた状態になる。
この状態でワーク搬出ヘッド16が前進するとノックアウ
トロッド22も突起26で把持された状態でワーク搬出ヘッ
ド16と共に前進する。そしてフィンガ18が主軸の中心孔
6に挿通され、チャック5で把持されたワーク7の端部
が爪片20の間の凹所25に挿入され、該ワークがノックア
ウトロッド22の先端または該先端に装着された受け座24
に衝突し、ノックアウトロッド22を押し戻す。ノックア
ウトロッド22が押し戻されると、突起26部分にその小径
部23が位置し、爪片20を拡げる力が開放されて爪片20は
閉鎖方向に付勢されてワーク7を把持する。次いでワー
ク7を把持しているチャック5を開き、ワーク搬出ヘッ
ド16を後退させる。そしてワーク搬出ヘッド16が後退位
置に達すると、前述したようにストッパ30でノックアウ
トロッド22が押されて前進し、爪片20を開くと共にワー
ク7を押し出して落下排出させる。
上記作動で明らかなように、爪片20がワーク7を把持す
るときには爪片20はノックアウトロッド22によって押し
拡げられた状態となっているので、爪片20とワーク7と
が摺擦されることはなく、ワーク7を瑕つけることがな
い。
《実施例》 第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示すもの
で、1は旋盤、10はワーク搬出装置である。旋盤1はそ
の一部のみが示されており、2はベース、3は主軸台、
4は主軸、5はチャック、6は主軸4の中心に設けられ
た中空孔、7はチャック5に把持されたワークである。
11はワーク搬出装置10の機枠、12は機枠11に装架された
ガイドロッド、13および14はガイドロッド12に沿って摺
動自在に装着されたブラケット、15はブラケット13、14
で支持された搬出バーである。第1図に示した構造で
は、搬出バー15の支持スパンと作動ストロークの両者を
できるだけ大きくするため、旋盤1側のブラケット13が
搬出バー15を摺動自在に支持する構造としており、その
摺動が係止爪13aで係止されて適時その係止が解かれる
構造となっているが、その動作の説明は省略する。
16は搬出バー15の先端に螺着されたワーク搬出ヘッド、
17は該ヘッドの根本リング、18は根本リング17から伸び
る3本のフィンガで、各フィンガは、撓み部19と爪片20
を備えている。ワーク搬出ヘッド16の中空孔21には、搬
出バー15を貫通したノックアウトロッド22が摺動自在に
挿通されており、このノックアウトロッド22の先端には
小径部23が設けられ、その先端に受け座24がネジ止めさ
れている。受け座24は、爪片20で形成される凹所25の底
部に位置している。(第2図参照)。爪片20の撓み部19
側には、互いに対向する方向の突出する突起26が一体に
設けられており、かつ爪片20は、撓み部19のバネ力によ
って閉方向に付勢されている。突起26は、爪片20が閉方
向に付勢されたとき、突起26相互の間にノックアウトロ
ッド22の径よりも狭く、かつその先端の小径部23の径よ
りも大きな通路が形成されるように設けられている。
ノックアウトロッド22の基端22aは、第4図に示すよう
に、搬出バー15の基端15aから後方に突出している。機
枠11には、ストッパ30が設けられており、該ストッパ30
は、ワーク搬出ヘッド16が後退位置に移動してきたとき
にノックアウトロッドの基端22aと衝突してノックアウ
トロッド22を相対的に前進させる。第4図に示す31は搬
出バー15を駆動するシリンダで、搬出バー15をガイドロ
ッド12に沿って進退させる。
上記構造のワーク搬出装置10は、旋盤の主軸4の中心孔
6の延長上に搬出バー15が位置し、且つ主軸4の軸線に
そってワーク搬出ヘッド16が進退するように設置され
る。ワーク搬出ヘッドのフィンガ18は、搬出しようとす
るワーク7の形状に合わせて製作され、ワークが変更に
なった場合にはフィンガ18も取り替える。受け座24は、
ノックアウトロッド22に小ネジ32で装着することによ
り、フィンガ18と同様に取り外すことができる。なお受
座24は、ワーク7の端部に軸方向の孔が空いており、ノ
ックアウトロッド22を突出させてもその先端が該孔に挿
通されてワーク7の排出が不能になる場合等に取付られ
るものである。
第2図および第3図は上記構造のワーク搬出装置のフィ
ンガ18の作動を示したものであるが、その詳細は上記作
用の項で説明したのでここでは省略する。
フィンガの爪片20は、第5図に示すように、フィンガ18
の段部33と搬出バー15の先端部に形成した段部34との間
に介装された圧縮コイルバネ35の付勢力によって閉方向
に付勢する構造とすることもできる。このコイルバネ35
は、ワーク搬出ヘッド16を搬出バー15から取り外すこと
よって取り外すことができ、バネ定数の異なる他のバネ
に容易に交換することができる。従ってコイルバネ35を
交換することによってフィンガ18のワーク把持力を調整
することが可能である。
《考案の効果》 以上のように、本考案によれば、ワーク把持時にワーク
に傷をつける虞がなく、搬出バーの進退動作によってフ
ィンガの開閉を行うことができ、しかも主軸の中心孔に
容易に挿通可能な小型で構造が簡単なフィンガが得られ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示したもの
で、第1図はワーク搬出装置のワーク搬出ヘッド部分の
分解斜視図、第2図はワーク把持時の断面図、第3図は
ワークの把持直前または押出後の断面図、第4図はワー
ク搬送装置の全体を示す側面図である。第5図はフィン
ガの他の付勢構造を示した断面図である。第6図および
第7図は従来構造を示したもので、第6図はワーク把持
時の断面図、第7図はワークの把持直前または押出時の
断面図である。 図中、 4:旋盤の主軸、5:チャック 6:主軸の中心孔、7:ワーク 12:ガイドロッド、15:搬出バー 16:ワーク搬出ヘッド、18:フィンガ 19:撓み部、20:爪片 21:中空孔、22:ノックアウトロッド 23:小径部、26:突起 30:ストッパ、31:シリンダ 35:圧縮コイルバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク搬出ヘッド(16)を旋盤の主軸
    (4)の中心孔(6)に挿通して該主軸のチャック
    (5)で把持されたワーク(7)を該中心孔(6)を通
    して機外に搬出する構造のワーク搬出装置において、ワ
    ーク搬出ヘッド(16)の中空孔(21)に先端に小径部
    (23)を形成したノックアウトロッド(22)を挿通する
    と共に該ノックアウトロッドの基端(22a)を不動部材
    に設けたストッパ(30)に当接させて進退させ、ワーク
    搬出ヘッド(16)のフィンガ(18)にはその先端に閉方
    向に付勢された爪片(20)を設けると共に各爪片には内
    側に突出する突起(26)を形成し、この突起(26)相互
    の間にノックアウトロッド(22)の径より小径で且つそ
    の小径部(23)の径より大径の通路を形成したことを特
    徴とする、ワーク搬出装置のフィンガの開閉構造。
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JP2022160131A (ja) * 2021-04-06 2022-10-19 スター精密株式会社 工作機械

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