JPH0722927A - クロック切換回路 - Google Patents

クロック切換回路

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JPH0722927A
JPH0722927A JP15023793A JP15023793A JPH0722927A JP H0722927 A JPH0722927 A JP H0722927A JP 15023793 A JP15023793 A JP 15023793A JP 15023793 A JP15023793 A JP 15023793A JP H0722927 A JPH0722927 A JP H0722927A
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JP
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clock
mask
selector
command signal
switching
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Withdrawn
Application number
JP15023793A
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English (en)
Inventor
Yuji Takizawa
雄二 滝澤
Masaaki Kawai
正昭 河合
Hidetoshi Naito
英俊 内藤
Kazuyuki Tajima
一幸 田島
Toshimi Ikeda
聡美 池田
Teruo Kimura
輝夫 木村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、通信装置,計算装置などにおいて
現用系と予備系との少なくとも2系統のクロックを切換
・出力するためのクロック切換回路に関し、切換動作時
の短周期化クロックを取り除くことができるようにし
て、クロックを使用して動作する各種機器における誤動
作の発生を防止することを目的とする。 【構成】 セレクタ3の切換動作時に、このセレクタ3
に入力される各クロックを、その立ち上がりタイミング
もしくは立ち下がりタイミングに応じて、クロック周期
以上の期間にわたりハイレベル状態もしくはローレベル
状態に保持するマスク手段4A,4Bを、セレクタ3の
クロック入力側で各クロック毎にそなえるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置,計算装置な
どにおいて、現用系と予備系との少なくとも2系統のク
ロックを切換・出力するためのクロック切換回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信装置,計算装置など、高信
頼性を要求される装置では、万一の場合を考慮してクロ
ックの供給源を少なくとも2系統用意している。例え
ば、図6に示すように、2つのクロック発振源51,5
2をそなえ、各クロック発振源51,52からのクロッ
クCLK1,CLK2を2:1セレクタ50に入力し、
このセレクタ50を、制御系またはクロック断検出回路
等の制御回路からの切換信号に基づいて切換制御するこ
とにより、クロック発振源51,52からのクロックC
LK1,CLK2のいずれか一方が、常時、装置を構成
する各種論理回路へ出力されるようになっている。
【0003】これにより、現用系が故障した場合、また
は、クロック発振源51,52の保守時には、予備系を
選択し、その予備系のクロック発振源51または52か
らのクロックCLK1またはCLK2が、2:1セレク
タ50からクロック出力として出力される。なお、従
来、2:1セレクタ50は、切換要求が発生した時に切
換信号を受けて、直ちに、クロックCLK1からクロッ
クCLK2、もしくは、クロックCLK2からクロック
CLK1へ切り換えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なクロック切換回路では、保守等のためにクロックを現
用系から予備系に切り換える際に、当然、現在動作して
いる回路に対してクロック切換による影響を与えないよ
うにすることが要求される。しかし、2系統あるクロッ
ク発振源51,52からのクロックCLK1,CLK2
の位相関係は、通常、図7,図8に示すように、時間と
ともに揺らいでいる。これは、クロック逓倍回路などに
PLO(Phase Locked Oscilator)が使われており、2
系統のクロックCLK1,CLK2の位相を完全に揃え
ることが難しいためである。
【0005】このような2系統のクロックCLK1,C
LK2それぞれの揺らぎのために、2:1セレクタ50
を任意の時間に切換信号により直ちに切り換えると、そ
の切換タイミングによって、2:1セレクタ50からの
クロック出力の切換後の周期が、一時的に、図7に示す
ように伸びたり、図8に示すように短くなったりする。
【0006】図7に示すように周期が長くなる場合に
は、パッケージの構成にも依存するが基本的にはLSI
などは正常な範囲内で動作することが可能である。これ
に対して、図8に示すように周期が短くなる場合には、
LSI内での動作に必要な最小クロック幅を満足しなく
なり、誤動作が発生する要因となる。本発明は、このよ
うな課題に鑑み創案されたもので、切換動作時における
短周期化クロックを取り除くことができるようにして、
クロックを使用して動作する各種機器における誤動作の
発生を防止したクロック切換回路を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1,2はそれぞれ同じ周
期のクロックCLK1,CLK2を発振し現用系もしく
は予備系として用いられるクロック発振源、3はこれら
の2系統のクロック発振源1,2からのクロックCLK
1,CLK2のうちの一方を選択的に切り換えて出力す
るセレクタである。
【0008】また、4A,4Bはそれぞれセレクタ3の
クロック入力側において各クロックCLK1,CLK2
毎に設けられたマスク手段で、各マスク手段4A,4B
は、セレクタ3の切換動作時に、セレクタ3に入力され
る各クロックCLK1,CLK2を、その立ち上がりタ
イミングもしくは立ち下がりタイミングに応じて、クロ
ック周期以上の期間にわたりハイレベル状態もしくはロ
ーレベル状態に保持するものである(請求項1)。
【0009】5はセレクタ3に対する切換指令信号およ
びセレクタ3の切換状態に応じてマスク手段4A,4B
に対する動作指令信号を生成する動作指令信号生成手段
(請求項3)。6は外部からの切換指令信号や動作指令
信号生成手段5からの動作指令信号を受けてセレクタ3
の切換状態やマスク手段4A,4Bの動作を制御する制
御手段である。
【0010】なお、マスク手段4A,4Bをセレクタ3
のクロック入力側にそなえる代わりに、図1に二点鎖線
で示すように、マスク手段4をセレクタ3のクロック出
力側にそなえてもよい。このとき、マスク手段4は、セ
レクタ3の切換動作時に、セレクタ3から出力されるク
ロックを、その立ち上がりタイミングもしくは立ち下が
りタイミングに応じて、クロック半周期以上の期間にわ
たりハイレベル状態もしくはローレベル状態に保持する
もので(請求項2)、前述した動作指令信号生成手段
5,制御手段6からの信号によってその動作を制御され
る。
【0011】
【作用】上述の本発明のクロック切換回路では、通常、
各クロック発振源1,2からのクロックCLK1,CL
K2をセレクタ3に入力し、このセレクタ3を、外部か
らの切換指令信号に応じて制御手段6により切換制御す
ることにより、クロック発振源1,2からのクロックC
LK1,CLK2のいずれか一方が選択されて切換出力
される。
【0012】セレクタ3から出力されるクロックCLK
1,CLK2を切り換える際には、切換指令信号を制御
手段6に入力するが、このとき、動作指令信号生成手段
5によって、切換指令信号およびセレクタ3の切換状態
に応じてマスク手段4A,4Bに対する動作指令信号が
生成される。そして、その動作指令信号を受けた制御手
段6によりマスク手段4A,4Bの動作が制御され、セ
レクタ3に入力される各クロックCLK1,CLK2
が、その立ち上がりタイミングもしくは立ち下がりタイ
ミングに応じて、クロック周期以上の期間にわたりハイ
レベル状態もしくはローレベル状態に保持される。
【0013】これにより、切換動作時におけるクロック
周期よりも短い短周期化クロックを取り除くことができ
る。なお、マスク手段4A,4Bに代えてマスク手段4
をセレクタ3のクロック出力側にそなえた場合には、マ
スク手段4の動作により、セレクタ3の切換動作時に、
セレクタ3から出力されるクロックが、その立ち上がり
タイミングもしくは立ち下がりタイミングに応じて、ク
ロック半周期以上の期間にわたりハイレベル状態もしく
はローレベル状態に保持されることになる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例を示すブロック図で、この図
2に示すように、第1実施例においても、セレクタ3に
より、2系統のクロック発振源1,2からのクロックC
LK1,CLK2のうちの一方(実際には後述するOR
ゲート10A,10BからのCLK1M,CLK2Mの
うちの一方)が選択的に切換・出力されるようになって
いる。
【0015】なお、セレクタ3は、ANDゲート7A,
7B,ORゲート8およびNOTゲート9から構成され
ている。ANDゲート7Aは、後述するORゲート10
AからのCLK1Mと、後述する制御回路15からのセ
レクタ制御信号SのNOTゲート9による反転信号との
論理積を出力するものであり、ANDゲート7Bは、後
述するORゲート10BからのCLK2Mと、後述する
制御回路15からのセレクタ制御信号Sとの論理積を出
力するものである。また、ORゲート8は、ANDゲー
ト7A,7Bからの出力の論理和をセレクタ3のクロッ
ク出力OUTとして出力するものである。従って、セレ
クタ3は、制御回路15からのセレクタ制御信号Sがロ
ーレベル(以下、Lレベルという)状態の時にクロック
発振源1AからのクロックCLK1(CLK1M)を選
択して出力する一方、制御回路15からのセレクタ制御
信号Sがハイレベル(以下、Hレベルという)状態の時
にクロック発振源1BからのクロックCLK2(CLK
2M)を選択して出力するようになっている。
【0016】そして、第1実施例においては、セレクタ
3のクロック入力側(セレクタ3と各クロック発振源1
A,1Bとの間)に、各クロックCLK1,CLK2毎
にORゲート(マスク手段)10A,10Bが設けられ
ている。これらのORゲート10A,10Bは、後述す
る制御回路15からのマスク制御信号M1,M2に応じ
て動作し、セレクタ3の切換動作時に、セレクタ3に入
力される各クロックCLK1,CLK2を、その立ち上
がりタイミング(もしくは立ち下がりタイミング)に応
じて、クロック周期以上の期間にわたりHレベル状態
(もしくはLレベル状態)に保持するためのものであ
る。なお、後述するごとく、制御回路15からのマスク
制御信号M1,M2がHレベル状態になると、各ORゲ
ート10A,10Bはマスク動作状態(クロックCLK
1,CLK2のHレベルの保持状態)に移行するように
なっている。
【0017】また、11はマスク指令信号生成回路(動
作指令信号生成手段)で、このマスク指令信号生成回路
11は、セレクタ3に対する切換指令信号SELECT
(クロックCLK1を選択する場合にLレベルとなりク
ロックCLK2を選択する場合にHレベルとなる信号)
およびセレクタ3の切換状態(制御回路15からのセレ
クタ制御信号S)に応じてORゲート10A,10Bに
対するマスク指令信号MASKを生成するものである。
【0018】マスク指令生成回路11は、排他的論理和
(Exclusive OR)ゲート12,Dフリップフロップ1
3およびNOTゲート14から構成されている。排他的
論理和ゲート12は、セレクタ3に対する切換指令信号
SELECTと制御回路15からのセレクタ制御信号S
との排他的論理和(切換指令信号SELECTとセレク
タ制御信号Sとの状態が異なる場合に立ち上がる信号)
を出力するものである。
【0019】また、Dフリップフロップ13は、排他的
論理和ゲート12からの出力をセット端子Sに受け、排
他的論理和ゲート12からの出力がHレベルである場合
にデータ出力端子Qから後述する制御回路15へのマス
ク指令信号MASKを立ち上げるものである。このDフ
リップフロップ13は、制御回路15からの切換完了信
号EXCHGをNOTゲート14を介してリセット端子
Rに受け、切換完了信号EXCHGの立ち上がりタイミ
ングでリセットされるようになっている。
【0020】制御回路15は、外部からの切換指令信号
SELECTやマスク指令信号生成回路11からのマス
ク指令信号MASKを受けて、セレクタ3の切換状態を
制御するセレクタ制御信号Sや、ORゲート10A,1
0Bの動作を制御するマスク制御信号M1,M2を生成
・出力するもので、Dフリップフロップ16,17A,
17BおよびANDゲート18から構成されている。
【0021】Dフリップフロップ17Aは、マスク指令
信号生成回路11からのマスク指令信号MASKをデー
タ入力端子Dに受けるとともに、クロック発振源1から
のクロックCLK1をクロック端子Cに受け、マスク指
令信号MASKを、クロックCLK1の立ち上がりタイ
ミングでORゲート10Aへのマスク制御信号M1とし
てデータ出力端子Qから出力するものである。同様に、
Dフリップフロップ17Bは、マスク指令信号生成回路
11からのマスク指令信号MASKをデータ入力端子D
に受けるとともに、クロック発振源2からのクロックC
LK2をクロック端子Cに受け、マスク指令信号MAS
Kを、クロックCLK2の立ち上がりタイミングでOR
ゲート10Bへのマスク制御信号M2としてデータ出力
端子Qから出力するものである。
【0022】また、ANDゲート18は、Dフリップフ
ロップ17A,17Bからのマスク制御信号M1,M2
の論理積を切換完了信号EXCHGとして出力するもの
である。さらに、Dフリップフロップ16は、外部から
の切換指令信号SELECTをデータ入力端子Dに受け
るとともに、ANDゲート18からの切換完了信号EX
CHGをクロック端子Cに受け、切換指令信号SELE
CTを、切換完了信号EXCHGの立ち上がりタイミン
グでセレクタ3へのセレクタ制御信号Sとしてデータ出
力端子Qから出力するものである。
【0023】次に、上述のごとく構成された第1実施例
のクロック切換回路の動作を図3により説明する。ま
ず、セレクタ3が、その出力信号OUTとして、クロッ
ク発振源1からのクロックCLK1(CLK1M)を出
力している状態(セレクタ制御信号SがLレベル状態)
から、クロック発振源2からのクロックCLK2(CL
K2M)を出力する状態に切り換える場合について説明
する。
【0024】クロックCLK2に切り換える場合には、
切換指令信号SELECTをLレベルからHレベルに切
り換える。この時点では、制御回路15からのセレクタ
制御信号Sは、クロックCLK1側つまりLレベルであ
るので、マスク指令信号生成回路11からのマスク指令
信号MSKが、図3のタイミングT1で立ち上がりHレ
ベルとなる。
【0025】マスク指令信号MSKがHレベルになる
と、制御回路15においては、Dフリップフロップ17
A,17Bにより、マスク指令信号MASKがHレベル
状態になった後の最初のクロックCLK1,CLK2の
立ち上がりタイミングで、データ入力端子Dの入力デー
タ(マスク指令信号MASK)が出力され、データ出力
端子Qからのマスク制御信号M1,M2が立ち上がりH
レベル状態になる。
【0026】これにより、ORゲート10A,10Bは
マスク動作状態となり、ORゲート10A,10Bから
のクロック出力CLK1M,CLK2MはHレベルに保
持される。そして、図3のタイミングT2で2つのマス
ク制御信号M1,M2がいずれも立ち上がると、AND
ゲート18の切換完了信号EXCHGが立ち上がってH
レベルとなるとともに、その立ち上がりタイミングで、
Dフリップフロップ16のデータ出力端子Qから、Hレ
ベル状態に切り換えられた切換指令信号SELECT
が、セレクタ制御信号Sとしてセレクタ3へ出力され、
セレクタ3からの出力信号OUTがクロックCLK1M
からクロックCLK2Mに切り換えられる。
【0027】また、この切換完了信号EXCHGの立ち
上がりタイミングで、マスク指令信号生成回路11にお
けるDフリップフロップ13がリセットされ、マスク指
令信号MSKはLレベルとなる。従って、制御回路15
においては、Dフリップフロップ17A,17Bによ
り、マスク指令信号MASKがLレベル状態になった後
の最初のクロックCLK1,CLK2の立ち上がりタイ
ミングで、データ入力端子Dの入力データ(マスク指令
信号MASK)が出力され、データ出力端子Qからのマ
スク制御信号M1,M2が立ち下がりLレベル状態にな
る。
【0028】つまり、Dフリップフロップ17A,17
Bからのマスク制御信号M1,M2は、Hレベルに立ち
上がってから、少なくともクロック1周期の期間(図3
に示す例ではそれぞれ1周期,2周期)にわたりそのH
レベル状態を保持され、ORゲート10A,10Bから
のクロックCLK1M,CLK2Mは、図3に示す例で
は、それぞれ、クロック1.5周期,クロック2.5周
期の期間にわたりHレベル状態を保持されて、そのHレ
ベル状態つまりマスク状態の間にセレクタ3の切換制御
が行なわれる。
【0029】これによって、図3に示すように、セレク
タ3の切換動作時に、セレクタ3からは、出力信号OU
Tとして、クロック周期以上の期間にわたりHレベル状
態に保持されたマスク状態のクロックCLK1Mまたは
CLK2Mが出力された後、ORゲート10A,10B
によるマスク状態が解除され、クロック発振源2からの
クロックCLK2(CLK2M)が出力される。
【0030】一方、セレクタ3が、その出力信号OUT
として、クロック発振源2からのクロックCLK2(C
LK2M)を出力している状態(セレクタ制御信号Sが
Hレベル状態)から、クロック発振源1からのクロック
CLK1(CLK1M)を出力する状態に切り換える場
合には、切換指令信号SELECTをHレベルからLレ
ベルに切り換える。この時点では、制御回路15からの
セレクタ制御信号Sは、クロックCLK2側つまりHレ
ベルであるので、マスク指令信号生成回路11からのマ
スク指令信号MSKが、図3のタイミングT3で立ち上
がりHレベルとなる。
【0031】マスク指令信号MSKがHレベルになる
と、制御回路15においては、Dフリップフロップ17
A,17Bにより、マスク指令信号MASKがHレベル
状態になった後の最初のクロックCLK1,CLK2の
立ち上がりタイミングで、データ入力端子Dの入力デー
タ(マスク指令信号MASK)が出力され、データ出力
端子Qからのマスク制御信号M1,M2が立ち上がりH
レベル状態になる。
【0032】これにより、ORゲート10A,10Bは
マスク動作状態となり、ORゲート10A,10Bから
のクロック出力CLK1M,CLK2MはHレベルに保
持される。そして、図3のタイミングT4で2つのマス
ク制御信号M1,M2がいずれも立ち上がると、AND
ゲート18の切換完了信号EXCHGが立ち上がってH
レベルとなるとともに、その立ち上がりタイミングで、
Dフリップフロップ16のデータ出力端子Qから、Lレ
ベル状態に切り換えられた切換指令信号SELECT
が、セレクタ制御信号Sとしてセレクタ3へ出力され、
セレクタ3からの出力信号OUTがクロックCLK2M
からクロックCLK1Mに切り換えられる。
【0033】また、この切換完了信号EXCHGの立ち
上がりタイミングで、マスク指令信号生成回路11にお
けるDフリップフロップ13がリセットされ、マスク指
令信号MSKはLレベルとなる。以下、クロックCLK
1からクロックCLK2への切換時と同様に、セレクタ
3の切換動作時に、セレクタ3からは、出力信号OUT
として、クロック周期以上の期間にわたりHレベル状態
に保持されたマスク状態のクロックCLK1MまたはC
LK2Mが出力された後、ORゲート10A,10Bに
よるマスク状態が解除され、クロック発振源1からのク
ロックCLK1(CLK1M)が出力される。
【0034】このように、第1実施例のクロック切換回
路によれば、セレクタ3の切換動作時に、セレクタ3か
らは、クロック周期以上の期間にわたりHレベル状態に
保持されたマスク状態のクロックCLK1MまたはCL
K2Mが出力されることになるため、図8に示したよう
なクロック周期よりも短い短周期化クロックを取り除く
ことができ、クロックを使用して動作する各種機器にお
ける誤動作の発生を確実に防止することができる。
【0035】(b)第2実施例の説明 図4は本発明の第2実施例を示すブロック図であり、図
4中、既述の符号と同一の部分は、同一部分を示してい
るので、その詳細な説明は省略する。図4に示すよう
に、第2実施例も第1実施例とほぼ同様に構成されてい
るが、第1実施例ではセレクタ3のクロック入力側にマ
スク手段としてのORゲートをそなえていたものを、こ
の第2実施例では、マスク手段として機能するORゲー
ト19をセレクタ3のクロック出力側にそなえている。
【0036】このORゲート19は、後述する制御回路
20からのマスク制御信号Mに応じて動作し、セレクタ
3の切換動作時に、セレクタ3に入力される各クロック
CLK1,CLK2を、その立ち上がりタイミング(も
しくは立ち下がりタイミング)に応じて、クロック半周
期以上の期間にわたりHレベル状態(もしくはLレベル
状態)に保持するためのものである。なお、後述するご
とく、制御回路20からのマスク制御信号MがHレベル
状態になると、ORゲート19はマスク動作状態(セレ
クタ3からのクロック出力信号OCKのHレベルの保持
状態)に移行するようになっている。
【0037】また、第2実施例の制御回路20は、外部
からの切換指令信号SELECTやマスク指令信号生成
回路11からのマスク指令信号MASKを受けて、セレ
クタ3の切換状態を制御するセレクタ制御信号Sや、O
Rゲート19の動作を制御するマスク制御信号Mを生成
・出力するもので、Dフリップフロップ16,21から
構成されている。
【0038】Dフリップフロップ21は、マスク指令信
号生成回路11からのマスク指令信号MASKをデータ
入力端子Dに受けるとともに、セレクタ3からのクロッ
ク出力信号OCKをクロック端子Cに受け、マスク指令
信号MASKを、クロック出力信号OCKの立ち上がり
タイミングでORゲート19へのマスク制御信号Mとし
てデータ出力端子Qから出力するものである。
【0039】また、Dフリップフロップ21からのマス
ク制御信号Mは、切換完了信号EXCHGとしても用い
られ、第2実施例のDフリップフロップ16は、外部か
らの切換指令信号SELECTをデータ入力端子Dに受
けるとともに、Dフリップフロップ21からのマスク制
御信号Mを切換完了信号EXCHGとしてクロック端子
Cに受け、切換指令信号SELECTを、切換完了信号
EXCHGの立ち上がりタイミングでセレクタ3へのセ
レクタ制御信号Sとしてデータ出力端子Qから出力する
ものである。
【0040】次に、上述のごとく構成された第2実施例
のクロック切換回路の動作を図5により説明する。ま
ず、セレクタ3が、その出力信号OCK(ORゲート1
9からの出力信号OUT)として、クロック発振源1か
らのクロックCLK1を出力している状態(セレクタ制
御信号SがLレベル状態)から、クロック発振源2から
のクロックCLK2を出力する状態に切り換える場合に
ついて説明する。
【0041】クロックCLK2に切り換える場合には、
第1実施例と同様に、切換指令信号SELECTをLレ
ベルからHレベルに切り換える。この時点では、制御回
路15からのセレクタ制御信号Sは、クロックCLK1
側つまりLレベルであるので、マスク指令信号生成回路
11からのマスク指令信号MSKが、図5のタイミング
T5で立ち上がりHレベルとなる。
【0042】マスク指令信号MSKがHレベルになる
と、制御回路20においては、Dフリップフロップ21
により、マスク指令信号MASKがHレベル状態になっ
た後の最初のクロック出力信号OCKの立ち上がりタイ
ミングで、データ入力端子Dの入力データ(マスク指令
信号MASK)が出力され、図5のタイミングT6でデ
ータ出力端子Qからのマスク制御信号Mが立ち上がりH
レベル状態になる。
【0043】これにより、ORゲート19はマスク動作
状態となり、ORゲート19からのクロック出力信号O
UTはHレベルに保持される。そして、マスク制御信号
Mつまり切換完了信号EXCHGが立ち上がってHレベ
ルとなると、その立ち上がりタイミングで、Dフリップ
フロップ16のデータ出力端子Qから、Hレベル状態に
切り換えられた切換指令信号SELECTが、セレクタ
制御信号Sとしてセレクタ3へ出力され、セレクタ3か
らのクロック出力信号OCKがクロックCLK1からク
ロックCLK2に切り換えられる。
【0044】また、切換完了信号EXCHGの立ち上が
りタイミングで、マスク指令信号生成回路11における
Dフリップフロップ13がリセットされ、マスク指令信
号MSKはLレベルとなる。従って、制御回路20にお
いては、Dフリップフロップ19により、マスク指令信
号MASKがLレベル状態になった後の最初のクロック
出力信号OCKの立ち上がりタイミングで、データ入力
端子Dの入力データ(マスク指令信号MASK)が出力
され、データ出力端子Qからのマスク制御信号Mが立ち
下がりLレベル状態になる。
【0045】これにより、図5に示すように、セレクタ
3からのクロック出力信号OCKには、切換動作時にク
ロック周期よりも短いクロック信号が生じているが、O
Rゲート19によるマスク動作で、この短周期化クロッ
クがマスキングされ、ORゲート19からクロック半周
期よりも長いクロックが出力された後、ORゲート19
によるマスク状態が解除され、クロック発振源2からの
クロックCLK2が出力される。
【0046】一方、セレクタ3により選択するクロック
をCLK2からCLK1に切り換える場合には、切換指
令信号SELECTをHレベルからLレベルに切り換え
る。この時点では、制御回路20からのセレクタ制御信
号Sは、クロックCLK2側つまりHレベルであるの
で、マスク指令信号生成回路11からのマスク指令信号
MSKが、図5のタイミングT7で立ち上がりHレベル
となる。
【0047】マスク指令信号MSKがHレベルになる
と、制御回路20においては、Dフリップフロップ19
により、マスク指令信号MASKがHレベル状態になっ
た後の最初のクロック出力信号OCKの立ち上がりタイ
ミングで、データ入力端子Dの入力データ(マスク指令
信号MASK)が出力され、図5のタイミングT8でデ
ータ出力端子Qからのマスク制御信号Mが立ち上がりH
レベル状態になる。
【0048】これにより、ORゲート19はマスク動作
状態となり、ORゲート19からのクロック出力信号O
UTはHレベルに保持される。そして、マスク制御信号
Mつまり切換完了信号EXCHGが立ち上がってHレベ
ルとなると、その立ち上がりタイミングで、Dフリップ
フロップ16のデータ出力端子Qから、Lレベル状態に
切り換えられた切換指令信号SELECTが、セレクタ
制御信号Sとしてセレクタ3へ出力され、セレクタ3か
らのクロック出力信号OCKがクロックCLK2からク
ロックCLK1に切り換えられる。
【0049】また、切換完了信号EXCHGの立ち上が
りタイミングで、マスク指令信号生成回路11における
Dフリップフロップ13がリセットされ、マスク指令信
号MSKはLレベルとなる。以下、クロックCLK1か
らクロックCLK2への切換時と同様に、セレクタ3の
切換動作時に、クロック出力信号OUTとして、クロッ
ク半周期以上の期間にわたりHレベル状態に保持された
マスク状態のクロックCLK1またはCLK2が出力さ
れた後、ORゲート19によるマスク状態が解除され、
クロック発振源1からのクロックCLK1が出力され
る。
【0050】このように、第2実施例のクロック切換回
路によっても、上述した第1実施例と同様の作用効果が
得られる。なお、上述した第1および第2実施例では、
いずれも、クロックをHレベルで保持してマスキングを
行なう場合について説明したが、セレクタ3の切換動作
時にクロックをLレベルで保持してマスキングを行なっ
てもよく、この場合も上述した実施例と全く同様の作用
効果を得られることは言うまでもない。
【0051】また、上述した第1および第2実施例で
は、いずれも、クロック発振源を2つそなえ、2系統の
クロックCLK1,CLK2のいずれか一方を選択的に
切換出力する場合について説明したが、本発明は、これ
に限定されるものでなく、3系統以上のクロックを有
し、これらのクロックのうちの1つを選択的に切換出力
する場合にも同様に適用され、上述した実施例と同様の
作用効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のクロック
切換回路(請求項1,2)によれば、セレクタの切換動
作時に、セレクタから、クロック半周期以上の期間にわ
たりHレベル状態に保持されたマスク状態のクロックを
出力するように構成したので、切換動作時における短周
期化クロックを取り除くことができ、クロックを使用し
て動作する各種機器における誤動作の発生を確実に防止
できる効果がある。
【0053】また、セレクタに対する切換指令信号およ
びセレクタの切換状態に応じてマスク手段に対する動作
指令信号を自動的に生成するように構成したので(請求
項3)、セレクタ切換時にマスク手段の動作指令を別途
入力する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図4】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】従来例の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図8】従来例の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1,2 クロック発振源 3 セレクタ 4 マスク手段 5 動作指令信号生成手段 6 制御手段 7A,7B ANDゲート 8 ORゲート 9 NOTゲート 10A,10B ORゲート(マスク手段) 11 マスク指令信号生成回路(動作指令信号生成手
段) 12 排他的論理和(Exclusive OR)ゲート 13 Dフリップフロップ 14 NOTゲート 15 制御回路 16,17A,17B Dフリップフロップ 18 ANDゲート 19 ORゲート(マスク手段) 20 制御回路 21 Dフリップフロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 一幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 池田 聡美 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 木村 輝夫 栃木県小山市城東三丁目28番1号 富士通 ディジタル・テクノロジ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2系統のクロックのうちの1
    つを選択的に切り換えて出力するセレクタ(3)をそな
    えてなるクロック切換回路において、 該セレクタ(3)の切換動作時に、該セレクタ(3)に
    入力される各クロックを、その立ち上がりタイミングも
    しくは立ち下がりタイミングに応じて、クロック周期以
    上の期間にわたりハイレベル状態もしくはローレベル状
    態に保持するマスク手段(4A,4B)が、該セレクタ
    (3)のクロック入力側で各クロック毎にそなえられて
    いることを特徴とする、クロック切換回路。
  2. 【請求項2】 少なくとも2系統のクロックのうちの1
    つを選択的に切り換えて出力するセレクタ(3)をそな
    えてなるクロック切換回路において、 該セレクタ(3)の切換動作時に、該セレクタ(3)か
    ら出力されるクロックを、その立ち上がりタイミングも
    しくは立ち下がりタイミングに応じて、クロック半周期
    以上の期間にわたりハイレベル状態もしくはローレベル
    状態に保持するマスク手段(4)が該セレクタ(3)の
    クロック出力側にそなえられていることを特徴とする、
    クロック切換回路。
  3. 【請求項3】 該セレクタ(3)に対する切換指令信号
    および該セレクタ(3)の切換状態に応じて該マスク手
    段(4A,4B,4)に対する動作指令信号を生成する
    動作指令信号生成手段(5)がそなえられていることを
    特徴とする請求項1または2に記載のクロック切換回
    路。
JP15023793A 1993-06-22 1993-06-22 クロック切換回路 Withdrawn JPH0722927A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013196011A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Fujitsu Semiconductor Ltd クロック切替回路

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JP2013196011A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Fujitsu Semiconductor Ltd クロック切替回路

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