JPH07228219A - 乗物のシートベルトリトラクター - Google Patents

乗物のシートベルトリトラクター

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JPH07228219A
JPH07228219A JP7012038A JP1203895A JPH07228219A JP H07228219 A JPH07228219 A JP H07228219A JP 7012038 A JP7012038 A JP 7012038A JP 1203895 A JP1203895 A JP 1203895A JP H07228219 A JPH07228219 A JP H07228219A
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belt retractor
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/405Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency responsive to belt movement and vehicle movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作レバーの組み立てが簡単であるリトラク
ター構造を提供すること。 【構成】 乗物のシートベルトリトラクター10はシー
トベルトウェブ72が巻かれるスプール50をベルトの
繰り出し方向76及びベルトの巻き取り方向75に回転
させ得るように支持するフレーム12を備えている。ス
プール50がベルトの繰り出し方向76に回転するのを
阻止するレバー196は円筒形部分220と、該円筒形
部分220から半径方向外方に伸長するキー224とを
有する。レバー196は、該レバー196の円筒形部分
220を受け入れる円筒形チャンバ222を有する支持
部材112上で枢動可能に支持されている。キー溝22
6が円筒形チャンバ222から半径方向外方に伸長し
て、レバー196のキー224を受け入れる。キー溝2
26は、レバー196のキー224が係合して、円筒形
部分220が円筒形チャンバ222から軸方向に動くの
を阻止する面227を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートベルトウェブが
巻かれるスプールを有する乗物のシートベルトリトラク
ターに関し、特に、スプールがベルトの繰り出し方向に
回転するのを阻止するのに使用するレバーを有するシー
トベルトリトラクターに関する。
【0002】
【従来の技術】スプールがベルトの繰り出し方向に回転
するのを阻止するのに使用するレバーを有する公知のシ
ートベルトリトラクターは、米国特許第5,014,9
26号の明細書に開示されている。該米国特許第5,0
14,926号の明細書には、シートベルトリトラクタ
ースプールの回転を阻止するのに使用されるレバー19
6が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるレバーの組み立
てが簡単であるリトラクター構造を提供することが望ま
れる。本発明は、かかる従来の乗物のシートベルトリト
ラクターのレバーの改良に関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の改良に係る乗物
のシートベルトリトラクターは、シートベルトウェブが
巻かれたスプールがベルトの繰り出し方向に回転するの
を阻止するのに使用されるレバーを備えている。このレ
バーは、円筒形部分と該円筒形部分から半径方向外方に
伸長するキーとを備えている。レバーを枢動可能に支持
する部材は、レバーの円筒形部分を受け入れる円筒形チ
ャンバを備えている。この円筒形チャンバから半径方向
外方に伸長するキー溝がレバーのキーを受け入れる。該
キー溝は、キーが係合して円筒形部分が軸方向に動いて
円筒形チャンバ外に出るを阻止する表面によって画成さ
れる。
【0005】
【実施例】本発明のその他の特徴は、当業者が添付図面
に関する以下の詳細な説明を読むことにより明らかにな
るであろう。
【0006】乗物のシートベルトリトラクター10(図
1及び図2)は、乗物に固定状態に接続されたフレーム
12を備えている。該フレーム12は、基部14と、該
基部14に対して垂直に伸長する側部16、18とを備
えている。円形穴20及びロックバーの穴24がフレー
ムの側部16を貫通して伸長している。円形穴20と同
軸状の円形穴22、及びロックバーの穴24と整合した
ロックバーの穴26は、フレームの側部18を貫通して
伸長している。該フレーム12は、金属製であることが
望ましい。
【0007】プラスチック製板30がフレームの側部1
6に固定されている。該プラスチック製板30は、ボス
34が突出する壁部分32を備えている。穴36が壁部
分32及びボス34を貫通して伸長している。プラスチ
ック製板30の壁部分32はフレームの側部16に当接
する。ボス34はフレームの側部16の円形穴20に嵌
まる。突起38はプラスチック製板30の壁部分32に
取り付けられ、穴24を画成する表面に隣接して、フレ
ームの側部16のロックバーの穴24に嵌まる。
【0008】プラスチック製の取り付け板40は、フレ
ームの側部18に取り付けられている。円形のボス42
が取り付け板40から突出している。円形穴44は、取
り付け板40及びボス42を貫通して伸長している。該
ボス42は、フレームの側部18の穴22に嵌まる。取
り付け板40に形成されたロックバーの穴46は、フレ
ーム側部18のロックバーの穴26の一部と整合されて
いる。
【0009】スプール50は、全径部分53と、一端に
おける縮径部分54とを有するシャフト52を備えてい
る。シャフト52上の平担部分56は、シャフトの縮径
部分54の長さ、及び全径部分53の長さの一部分に沿
って軸方向に伸長している。平坦部56は、シャフト5
2に対して図2に示したその右端部にD字形の断面形状
を付与する。軸方向に伸長するスロット58は、シャフ
ト52の他端を貫通して直径方向に伸長している。
【0010】また、スプール50は、スリーブ62と、
該スリーブ62の軸方向両端に固定された一対のスプー
ル係止ラチェット歯車64、66とを有するリール60
を備えている。スプール係止ラチェット歯車64、66
の各々は、周方向に離間した複数のラチェット歯74を
その外周に有している。シャフト52は、リール60を
貫通して軸方向に伸長している。シャフト52の全径部
分53は、スプールの係止ラチェット歯車64に形成さ
れた円形穴68(図1)を貫通して伸長している。シャ
フト52の縮径したD字形部分は、ラチェット歯車66
のD字形穴70を貫通して伸長している。このように、
リール60は、シャフト52と共に回転する。シートベ
ルトウェブ72がスリーブ62の周りに巻かれる。
【0011】シャフト52は、フレーム側部16の穴2
0、及び板30の穴36を貫通して伸長し、板30上の
ボス34により回転可能に支持されている。また、シャ
フト52は、フレーム側部18の穴22及び取り付け板
40の穴44を貫通して伸長し、取り付け板40から突
出するボス42によって回転可能に支持されている。こ
のようにして、スプール50は、リトラクターのフレー
ムに関して、ベルトの巻き取り方向75(図2)及びベ
ルトの繰り出し方向76に回転可能である。
【0012】巻き戻しコイルばね80(図1)が板30
に固定したばねカバー82内に配置されている。該ばね
カバー82は、軸方向に伸長する壁部分84と、半径方
向に伸長する壁部分86とを備えている。拘束部材88
がばねカバー82の内側に固定されている。巻き戻しば
ね80の半径方向外端部分90は、拘束部材88に取り
付けられている。巻き戻しばね80の半径方向内端部分
92は、シャフト52のスロット58内に受け入れられ
る。巻き戻しばね80は、ばねカバー82とシャフト5
2との間で作用し、スプール50をベルトの巻き取り方
向75に回転するように偏倚させる。
【0013】ロックバー100は、一対の係止部分10
4、106の間を伸長する中央部分102(図2に最も
良く図示)を備えている。ロックバーの指状体108
は、係止部分106から軸方向に伸長している。ロック
バー100の一端は、フレーム側部16に形成した穴2
4内でプラスチック製突起38上に支持されている。該
プラスチック製突起38は、ロックバー100とフレー
ム側部16との金属同士の接触に起因するがたつき騒音
を最小にする。ロックバー100の外端は、フレーム側
部18の穴26を貫通して伸長している。該ロックバー
の指状体108は、取り付け板40の穴46を貫通して
伸長し、ロックバーアクチュエータ112のカムスロッ
ト110内に受け入れられる。
【0014】該アクチュエータ112は、外壁144の
内側に複数の内歯146を有している。該ロックバーア
クチュエータ112は、第一の位置(図3及び図5に図
示)と第二の位置(図4及び図6に図示)との間で回転
し、又は枢動可能である。ばね158はアクチュエータ
112を図3及び図5に示す第一の位置に偏倚する。該
ばね158は、ロックバーアクチュエータ112上のば
ね支持体156と取り付け板40に固定されたばね支持
体160との間で作用する。該ロックバーアクチュエー
タ112は、半径方向に伸長するカム部分148を備え
ている。カムスロット110は、アクチュエータ112
のカム部分148を貫通している。カムスロット110
(図9)は、第一の端部150と、第二の端部152
と、これらの端部150、152の間のカム動作面15
4とを備えている。上述のように、カムスロット110
は、ロックバー100の伸長する指状体108を受け入
れる。アクチュエータ112が図3に示した位置から図
4に示した位置に回転すると、カム動作面154は、ロ
ックバー100に関して動く。該ロックバー100は、
カム動作面154によってカム運動され、ロックバー1
00上の係止部分104、106がそれぞれスプール係
止ラチェット歯車64、66上のラチェット歯74に係
合する位置になる。これにより、スプール50がベルト
巻き戻し方向76に更に回転することが阻止される。
【0015】ラチェット120はアクチュエータ112
及び取り付け板40に隣接する位置に配置されている。
該ラチェット120は半径方向に伸長する円板部分12
2(図1参照)を有している。ボス124は、リール6
0に向けた方向にラチェット120の円板部分122か
ら突出している。D字形の穴126がボス124に形成
され、シャフト52のD字形の端部分54を受け入れ
る。このようにして、ラチェット120は、スプール5
0と共に回転する。また、円板部分122はリール60
から離れる方向に円板部分122から軸方向に伸長する
中央突起127及び小径の突起128を有する。
【0016】ラチェットの円板部分122はロックバー
アクチュエータ112を回転可能に支持する半径方向の
円形外面123を有している。また、ラチェット120
はリール60から離れる方向に円板部分122から軸方
向に伸長する円筒形壁132を有している。円形壁13
4が円筒形壁132の端部から半径方向外方に伸長して
いる。円形壁134の外周には、複数のラチェット歯1
36が形成されている。これらの壁132、134は、
周方向の離間した2つの位置にてその一部分が切り欠い
ており、ラチェット120を貫通して半径方向にラチェ
ットの内側から外側に伸長する第一の穴138及び第二
の穴140(図2乃至図4)を形成する。
【0017】制御爪170(図3)がラチェット120
の爪取り付けハブ130上に枢動可能に支持されてい
る。該制御爪170は、一端に爪の歯176を有し、又
その他端にばね支持体178を有する。爪の歯176
は、図7に実線で示すように、ラチェット120の穴1
40に隣接する位置に配置されている。爪のばね172
はラチェット120の壁132の内側にてばね支持体1
78とばね支持体180との間を伸長している。爪のば
ね172は、爪170を取り付けハブ130の周りで偏
倚させ、爪の歯176は、通常、半径方向内方に位置し
ている、即ち、図3に示すように、ロックバーアクチュ
エータ112の内歯146から離間されている。
【0018】亜鉛のような比較的重い材料から成るはず
み車174はラチェット120に関して回転可能である
ようにラチェット120上に支持されている。該はずみ
車174は、円板部分182と、ハブを貫通して伸長す
る中央穴186を有するハブ184とを備えている。ラ
チェット120の軸方向突起128ははずみ車174の
穴186を貫通して伸長している。周方向に離間した一
対の制御ピン188ははずみ車174円板部分182の
外周に配置されており、該ピンは、ラチェット120の
穴138内に半径方向及び軸方向に突出する。該はずみ
車の制御ピン188は、制御爪170上の軸方向に伸長
するピン190(図2乃至図4)の両側に離間して配置
されている。これによって、爪170がラチェット12
0によって回転するとき、はずみ車174は、ピン19
0によって回転される。
【0019】はずみ車174は、取り付け板40及びリ
トラクターフレーム12に固定されたカバー190(図
1)によって軸方向に回転しないようにしてある。カバ
ー190の内面194に設けられた中央突起192がラ
チェット120の軸方向突起128に係合する。カバー
190のカバー内面194に設けられた環状突起196
がはずみ車のハブ184に係合し、該はずみ車174を
ラチェット120の突起127に対して軸方向に保持す
る。
【0020】シートベルトウェブ72がスプール50か
ら急速に繰り出されることに応答して、ロックバーアク
チュエータ112は、回転してロックバー100を枢動
させ、スプールを係止するラチェット歯車64、66に
係合する。具体的には、ロックバーアクチュエータ11
2は、スプールが所定の加速度以上の加速度をベルトの
繰り出し方向76に付与するのに十分な速さでシートベ
ルトウェブ72がスプール50から繰り出されるのに応
答して回転する。また、スプール50に回転可能に固定
されたラチェット120及び爪170は、ベルトの繰り
出し方向76に向けて急速に加速する。はずみ車は比較
的重く、また、ラチェット120及び爪170に関して
回転するから、はずみ車174はスプール50の回転に
遅れる。はずみ車の制御ピン188は、制御爪170の
ピン190の回転を遅くらせる傾向がある。このよう
に、制御爪170は、ばね172の偏倚力に抗して、取
り付けハブ130上で枢動する。爪の歯176はラチェ
ット120の穴140内で半径方向外方に動き、アクチ
ュエータの内歯146の一つに係合し(図3及び図4に
点線で示すように)、これにより、ラチェット120及
びアクチュエータ112を回転可能に結合する。その
後、爪170は、スプール50からアクチュエータ11
2に回転力を伝達し、アクチュエータ112を図3に示
した位置から図4に示した位置までベルトの繰り出し方
向76に回転させる。このようにして、ロックバー10
0は、カム動作されて、スプールの係止ラチェット歯車
64、66に係合し、スプール50がベルトの繰り出し
方向76に回転するのを阻止する。
【0021】また、リトラクター10は、例えば鋼球と
することの出来る、乗物の減速度を検出する慣性重り1
92を備えている。該慣性重り192は、センサハウジ
ング198のキャビティ212内に着座する。センサハ
ウジングの支持板197(図2)が取り付け板40に固
定されている。支持板197は上方溝200及び下方溝
202を有する。センサハウジング198の背板204
はセンサハウジングの支持板197の上方溝200及び
下方溝202内に受け入れられる。これによって、セン
サハウジング198は、取り付け板40を通じてリトラ
クターフレーム12に固定状態に接続される。
【0022】センサレバー194は、センサハウジング
198に枢動可能に取り付けられている。センサレバー
194に設けた2本の枢着ピン214はセンサハウジン
グ198の穴内に受け入れられる。該センサレバー19
4は慣性重り192上に着座している。センサレバー1
94の突起216はセンサハウジング198の穴210
を貫通して伸長している。該突起216は、ハウジング
198の一部分211(図2)に係合して、センサレバ
ー194が上方に枢動するのを制限する。センサレバー
194の一部分218は、慣性重り192から離れる方
向にセンサレバー194から上方に伸長する。
【0023】L字形の係止レバー196(図5及び図
6)がセンサレバー194の突出部分218上に着座し
ている。該係止レバー196は、第一の脚部240と、
該第一の脚部240の一端の円筒形部分220と、第一
の脚部の他端から角度を成して伸長して離れる第二の脚
部248とを備えている。キー224(図7及び図8)
が係止レバー196の円筒形部分220の一端から半径
方向外方に伸長している。
【0024】カム部分148には、円筒形チャンバ22
2が形成されている。該円筒形チャンバ222は、その
一端が開放し、その他端がロックバーアクチュエータ1
12の後壁231(図9及び図10)によって閉止され
ている。カム部分148の面244、246により画成
されたスロット242がチャンバ222の全長に沿って
伸長している。チャンバ222の軸方向長さは、係止レ
バー196の円筒形部分220の軸方向長さに略等し
い。
【0025】キー溝226(図9及び図10)は円筒形
チャンバ222の一端から半径方向外方に伸長してい
る。該キー溝226は、後壁231を通じてチャンバ2
22に直交する穴234を形成することにより、及びチ
ャンバ222に連通する穴250(図10及び図11)
を面244に形成することにより形成される。
【0026】係止レバー196の円筒形部分220は、
ロックバーアクチュエータ112のカム部分148に係
止レバーを枢動可能に取り付ける。係止レバー196の
円筒形部分220はチャンバ222内に受け入れられ
る。該係止レバーは円筒形部分220の軸線の周りでチ
ャンバ222内にて枢動可能である。
【0027】キー224は、キー溝226内に受け入れ
られ、又係止レバー196が枢動するとき、キー溝22
6内を動く。キー溝226を画成する、半径方向に伸長
する枢動ストッパ面228(図10)がキー224に係
合して、図5及び図10に示すように、レバー196の
時計方向への枢動を制限する。また、該キー224は、
キー溝を画成する軸方向のストッパ面227(図11)
に係合する。キー224が軸方向のストッパ面227に
係合することで、キーが軸方向に動いてキー溝226か
ら出るのを阻止し、又、円筒形部分220が軸方向に動
いてチャンバ222から出るのを阻止する。
【0028】球状部分230(図7及び図11)が円筒
形部分220の軸方向端面から突出している。該球状部
分230は、円筒形チャンバ222の端部を画成するロ
ックバーアクチュエータ112の後壁231の面229
に係合する。レバー196の半円筒形面232(図1
1)はキー224から円筒形部分220まで伸長してい
る。該半円筒形面232は円筒形部分及び対向面227
に隣接する凹所を画成する。これらの球状部分230、
半円筒形面232及び後壁231の穴234は、係止バ
ーアクチュエータ112に接触するレバー196の表面
積を最小にする。この接触表面積を最小にする結果、レ
バー196がアクチュエータ112に関して最小の摩擦
にて動くことが可能となる。
【0029】係止レバー196の第一の脚部240は、
スロット242(図9)を通ってチャンバ222の円筒
形部分220(図5及び図6)から伸長している。係止
レバー196の第二の脚部248はラチェット120に
向けた方向に第一の脚部240から角度を成して上方に
伸長している。キー溝226(図9及び図10)は、面
228から面244の穴250まで伸長している。
【0030】係止レバー196をアクチュエータ112
に取り付けるためには、キー224及び第一の脚部24
0がスロット242を貫通する状態にて、係止レバー1
96の円筒形部分220をその開放端からチャンバ22
2内に軸方向に動かす。球状部分230が後壁231に
係合すると、レバー196は、図10に見て時計方向に
回転され、キー224を穴250を通ってキー溝226
内に挿入する。次に、センサレバー194をセンサハウ
ジング198上に取り付ける。係止レバー196は、キ
ー224がキー溝226に入った状態でセンサレバー1
94上に着座する。
【0031】リトラクター10を取り付けた乗物が所定
の減速度以上、減速すると、慣性重り192はセンサハ
ウジング198の底部に形成されたキャビティ212
(図5)内に着座する。慣性重り192がこの位置にな
るとき、係止レバー196の第二の脚部248はラチェ
ット120の外歯136から離間されている。乗物の減
速度が所定の減速度以上になったとき、慣性重り192
はセンサハウジング198に関して動く。この慣性重り
192の動きにより、センサレバー194は図5に示し
た位置から図6に示した位置に上方に枢動する。センサ
レバー194の突出部分218は係止レバー196を上
方に押圧する。係止レバー196が枢動し、係止レバー
196の第二の脚部248が動いて、ラチェット120
の外部と係合する。スプール50及びラチェット120
がベルトの繰り出し方向76に回転することより、次に
利用可能なラチェット歯136は係止レバー196の第
二の脚部248に係合する。その後、係止レバー196
はラチェット120からアクチュエータ112に回転力
を伝達し、アクチュエータ112を図5に示した位置か
ら図6に示した位置に回転させる。このように、ロック
バー100はカム動作して、スプールを係止するラチェ
ット歯車64、66に係合させ、スプール50がベルト
の繰り出し方向に回転するのを阻止する。
【0032】本発明の上記の説明から、当業者は、その
改良、変更及び応用例が認識されよう。当該技術範囲に
属するかかる改良、変更及び応用例は特許請求の範囲に
包含することを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化するシートベルトリトラクター
の部品を除去した縦断面図である。
【図2】図1のリトラクターの特定部品の分解斜視図で
ある。
【図3】リトラクターの特定部品を示す図1のリトラク
ターの概略図である。
【図4】部品を異なる位置で示す図3と同様の図であ
る。
【図5】部品を異なる位置で示す図3と同様の図であ
る。
【図6】部品を異なる位置で示す図3と同様の図であ
る。
【図7】図1のリトラクターの一部を形成する操作レバ
ーの平面図である。
【図8】図7の操作レバーの側面図である。
【図9】図1のリトラクターの一部を形成するロックバ
ーアクチュエータの図である。
【図10】図9のロックバーアクチュエータの一部の拡
大断面図である。
【図11】図5の線11−11に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 シートベルトリトラクター 12 フレーム 14 基部 16、18 側
部 20、22、24、26 穴 30 板 32 壁部分 34 ボス 38 突起 40 板 42 ボス 44、46 穴 50 スプール 52 シャフト 53 全径部分 54 縮径部分 56 平坦部 58 スロット 60 リール 62 スリーブ 64、66 スプール係止ラチェット歯車 68、70 穴 72 シートベ
ルトウェブ 74 ラチェット歯 75 ベルト巻
取方向 76 ベルト繰り出し方向 80 巻き取り
コイルばね 82 ばねカバー 84、86 壁
部分 88 拘束部材 90、92 端
部分 100 ロックバー 102 中央部
分 104、106 係止部分 108 指状体 110 カムスロット 112 アクチ
ュエータ 120 ラチェット 122 円板部
分 123 外面 124 ボス 126 穴 127、128
突起 130 ハブ 132、134
壁 136 ラチェット歯 138、140
穴 144 外壁 146 歯 148 カム部分 150、152
端部分 154 カム動作面 156、160
ばね支持体 158 ばね 170 制御爪 172 ばね 174 はずみ
車 176 歯 178、180
ばね支持体 182 円板部分 184 ハブ 186 穴 188、190
ピン 192 慣性おもり 194、196
レバー 197 板 198 センサ
ハウジング 200、202 溝 204 板 210 穴 212 キャビ
ティ 214 ピン 216 突起 220 円筒形部分 222 チャン
バ 224 キー 226 キー溝 227、228、229、232 面 230 球状部
分 231 壁 234 穴 240、248 脚部 242 スロッ
ト 244、246 面 250 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャイ・エス・シェヴ アメリカ合衆国ミシガン州48315,シェル ビー・タウンシップ,シェンハー 6400

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物のシートベルトリトラクターにし
    て、 シートベルトウェブが巻かれ且つベルトの繰り出し方向
    及びベルトの巻き取り方向に回転可能であるスプール
    と、 円筒形部分と、該円筒形部分から半径方向外方に伸長す
    るキーとを有し、前記スプールがベルトの繰り出し方向
    に回転するのを阻止するレバーと、 支持手段に関して枢動し得るように前記レバーを支持す
    る支持手段であって、前記レバーの前記円筒形部分を受
    け入れる円筒形チャンバを画成する第一の面手段と、前
    記レバーの前記キーを受け入れ得るように、前記円筒形
    チャンバから半径方向外方に伸長するキー溝を画成する
    第二の面手段とを含む支持手段と、を備え、 前記第二の面手段が、前記レバーの前記キーが係合し
    て、前記円筒形部分が前記円筒形チャンバに関して軸方
    向に動くのを阻止する軸方向のストッパ面を含むことを
    特徴とする乗物のシートベルトリトラクター。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の乗物のシートベルトリ
    トラクターにして、前記レバーが、前記軸方向のストッ
    パ面に対面する、前記レバーに形成された凹所を画成す
    ることを特徴とする乗物のシートベルトリトラクター。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の乗物のシートベルトリ
    トラクターにして、前記レバーの前記円筒形部分が該円
    筒形部分の軸方向端面から伸長する球状部分を含み、該
    球状部分が、前記円筒形チャンバを画成する前記第一の
    面手段と係合可能であることを特徴とする乗物のシート
    ベルトリトラクター。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の乗物のシートベルトリ
    トラクターにして、前記レバーの前記キーが前記円筒形
    部分の軸方向端部分から伸長することを特徴とする乗物
    のシートベルトリトラクター。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の乗物のシートベルトリ
    トラクターにして、前記スプールに接続されたラチェッ
    ト歯車と、該ラチェット歯車に係合して、前記スプール
    がベルトの繰り出し方向に回転するのを阻止する爪とを
    更に含み、前記レバーを支持する前記支持手段が前記爪
    を前記ラチェット歯車と係合するように動かすアクチュ
    エータ手段であることを特徴とする乗物のシートベルト
    リトラクター。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の乗物のシートベルトリ
    トラクターにして、前記レバーが、所定の減速度よりも
    大きい乗物の減速度に応答して、前記支持手段に関して
    枢動し、前記爪が前記スプールに接続された前記ラチェ
    ット歯車に係合するようにすることを特徴とする乗物シ
    ートベルトリトラクター。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の乗物のシートベルトリ
    トラクターにして、所定の加速度以上の前記スプールの
    加速度に応答して、前記爪を前記ラチェット歯車に係合
    するように動かす手段を更に備えることを特徴とする乗
    物のシートベルトリトラクター。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の乗物のシートベルトリ
    トラクターにして、前記第二の面手段が、前記レバーの
    前記キーが係合して前記レバーの枢動動作を制限する枢
    動可能なストッパ面を含むことを特徴とする乗物のシー
    トベルトリトラクター。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の乗物のシートベルトリ
    トラクターにして、前記レバーが前記円筒形部分から半
    径方向外方に伸長する脚部を更に備え、前記円筒形チャ
    ンバを画成する前記第一の面手段が、前記脚部が貫通し
    て伸長するスロットを画成し、前記キーを前記キー溝に
    挿入するときに通る前記スロットを画成する開口部が前
    記面に形成され、前記キー溝が、前記枢動可能なストッ
    パ面から伸長して、前記レバーが前記開口部まで枢動す
    るのを制限することを特徴とする乗物のシートベルトリ
    トラクター。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の乗物のシートベルト
    リトラクターにして、前記レバーの前記キーが前記開口
    部を貫通して前記キー溝外に動くのを阻止する手段を更
    に備えることを特徴とする乗物のシートベルトリトラク
    ター。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の乗物のシートベル
    トリトラクターにして、前記キーが前記キー溝外に動く
    のを阻止する前記手段が、所定の減速度以上の乗物の減
    速度に応答して、前記レバーを枢動させるセンサを備え
    ることを特徴とする乗物のシートベルトリトラクター。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の乗物のシートベルト
    リトラクターにして、前記円筒形チャンバが前記レバー
    の前記円筒形部分の軸方向長さに略等しい軸方向長さを
    有することを特徴とする乗物のシートベルトリトラクタ
    ー。
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