JPH07225235A - 分注装置 - Google Patents

分注装置

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JPH07225235A
JPH07225235A JP3749394A JP3749394A JPH07225235A JP H07225235 A JPH07225235 A JP H07225235A JP 3749394 A JP3749394 A JP 3749394A JP 3749394 A JP3749394 A JP 3749394A JP H07225235 A JPH07225235 A JP H07225235A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で検体の検査に必要なチップのみ
を選択して分注作業に供給し、予め余分なチップの除去
等の手間を要しない装置を提供しようとするものであ
り、この種作業の生産性を向上させようとすることを目
的とする。 【構成】 吸引吐出機構に連結した複数のノズル14を
チップ3に圧入してそのチップ3を介して所望の液体
5,6を複数の箇所9に分注する分注装置において、段
差を有するしごき部材17、24が具備されており、こ
のしごき部材により一旦ノズル14にチップ3を圧入し
たチップのうち不要なチップ3を離脱させ、残りのチッ
プ3で分注することを特徴とする分注装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップを用いて検体、
試薬、緩衝液などの所定の液体を試験管等所望の複数の
場所に分割して供給する分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】現在検体に所望の試薬などを加
えて検査を行うには、相互混合を防ぐため、検体接触す
る分注用チップは、ディスポーザルタイプとなってい
る。その装置は、一般には吸引吐出機構に連結した水平
移動可能であると共に上下動可能なノズルをチップスト
ッカーに縦横に配列されたチップ内に圧入し、これをノ
ズルと共に持ち上げ、吸引液容器から液体を吸引し、更
にマイクロプレートのホールにノズルを下降させ、その
中に吸引した液体をマイクロシリンダを操作して吐出さ
せ、爾後廃棄ボックスの上で櫛形離脱具をノズルに嵌っ
たチップのフランンジ上に差し込み、ノズルとチップの
外径差を利用しノズルをしごき落として、チップを離脱
させるものとなっている。
【0003】しかして、検体検査の方法としては種々の
ものがあり、例えば血液の凝集反応を検査する場合、マ
イクロプレート(通常1列8ホール、1行12ホールの
ものが使用されることが多い)を用い、手作業で所定の
列に検体と検体の凝集反応の比較のために使用する陰性
・陽性コントロール血清を入れておき、これを装置にセ
ットし、チップストッカーからチップを一列単位(以下
図2において示すように図上縦方向の並びAを列、横方
向の並びBを行として説明する)ごとにノズルに圧入
し、緩衝液を吸引し、マイクロプレートの通常検体行の
ホールに同液を入れ順次n列まで倍率希釈を行い、次い
である希釈検体ホールから感作血球を所用量分注する
が、陰性、陽性コントロール血清のホールについては特
定の希釈倍率列にのみ感作血球を分注し、それ以外の列
の陰性、陽性コントロール血清のホールには感作血球を
分注しないで検査する場合が多い。
【0004】この場合、ノズルは1列単位で一体的に上
下稼働するので、ノズルには1列のチップがすべて装着
され、そのチップによる液体の吸引により、すべてのホ
ールに分注されてしまい、特定ホールのみを分注の対象
とすることは不可能である。そこで従来はチップストッ
カーのチップの列を、通常検体ホール用チップの列と、
陰性・陽性コントロール血清ホール用チップの2つの列
に分けて準備し、分注を行っている。例えば、ホールが
8行で、ある列の第1〜6行のホールに通常検体を入
れ、残りの第7〜8行に陰性・陽性コントロール血清を
入れた場合、これらにチップを対応させるためには、チ
ップストッカーのある1列の第1〜6行にのみチップを
配備し、別の1列の第7〜8行にのみチップを配備する
ということでなければならない。しかし、そのようにす
るためには別々の行の不要なチップを予め除去しておか
ねばならず、準備が極めて煩雑である。しかも、全行に
分注する緩衝液分注用のチップ列も同時的に配備しなけ
ればならないので、チップストッカーのチップを分注位
置に対応させて予め設定することは極めて複雑であるた
め間違いも生じ易い。更にマイクロプレート上のホール
の列は1列であっても、チップストッカー上の列は通常
検体用のみの列と陰性・陽性コントロール血清用のみの
列の2つに分割させなければならないので、チップの列
の数はそれだけ大きくなり大型のチップストッカーが必
要となり、コンパクトさに欠け、ノズルの移動ストロー
クも大きくなる欠点がある。また、以上のような特殊な
検査だけでなく、一般にマイクロプレートの特定ののホ
ールに吸引液を分注しない場合が数多くあり、その都度
不要のチップを選別配置しておくことは極めて煩雑であ
る。
【0005】
【発明の目的】本発明は、簡単な構成で検体の検査に必
要なチップのみを選択して分注作業に供給し、予め余分
なチップの除去等の手間を要せずこの種作業の生産性を
向上させ且つコンパクトな装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明の要旨とすると
ころは、吸引吐出機構に連結した複数のノズルをチップ
に圧入してそのチップを介して所望の液体を複数の箇所
に分注する分注装置において、段差を有するしごき部材
が具備されており、このしごき部材により一旦ノズルに
チップを圧入したチップのうち不要なチップを離脱さ
せ、残りのチップで分注することを特徴とする分注装置
であり、特に、前記しごき部材が各ノズルに嵌ったチッ
プに係合可能な状態でノズルに添接されるされるもので
あり、その段差が少なくともチップに接するしごき部材
によるチップ離脱完了に必要なストローク幅以上の間隔
となっていることを特徴とする分注装置である。
【0007】この分注装置は、吸引吐出機構に連結した
上下動可能であると共に水平移動可能なノズルを列設し
ている。このノズルは通常ステージ上でXYZ軸方向に
移動可能なヘッドに連設され移動し、少なくとも上下方
向と水平方向に移動可能である。本明細書では、ノズル
を可動体として説明するが、ノズルを固定し他の部分を
可動とすることも当然に可能であり、それらの関係は相
対的なものに過ぎず、当然に本発明の範囲である。これ
らの作動は予め入力されたコンピューターないしシーケ
ンス制御等によるプログラムによって制御される。ノズ
ルに連結される吸引吐出機構は通常はマイクロシリンダ
であるが、ポンプ機構でもよい。このノズルは原則とし
てチップの列方向に一列で配列される。
【0008】このノズルは、予め設定されたプログラム
によりヘッドに案内されチップストッカーに縦横に配列
されたチップ内に列毎に圧入し、これをノズルと共に持
ち上げ、吸引液容器の上に移動して同液体を吸引し、次
いでマイクロプレート等のホール上に移動し、その中に
吸引した緩衝液などをマイクロシリンダその他の吐出装
置で吐出させるものとなっている。圧入とはノズルがチ
ップに強制的に嵌りチップが自然に落下することがない
状態である。また、チップとは、上下に貫通する筒体で
あって下端に向けて先細となっており上端開口に胴部よ
り大きな直径のフランジを形成したものであり、望まし
くは内壁にも、ノズルとよく嵌合するように緩やかな先
細のテーパーがつけられている。
【0009】しかして、本発明においては、各ノズルに
嵌るチップに係合可能状態で遊嵌するあるいはし得るし
ごき部材が段差を付けて添接され、このしごき部材によ
り一旦ノズルに圧入したチップのうち不要なチップを離
脱させ、チップストッカーの元の位置に戻し、残りのチ
ップで分注するものであり、その段差はチップに接する
しごき部材によるチップ離脱完了に必要なストローク幅
以上の間隔とされている。なお、添接とは、しごき部材
がノズル対し相対的に移動可能に、慴接のほか密接ない
し隣接している場合を含み、いずれも添接位置からノズ
ルまたはしごき部材が移動したときノズルに嵌ったチッ
プに係合しこれをしごき落とせる状態にある。
【0010】このしごき部材はノズルに常時遊嵌したパ
イプや必要に応じて添接する櫛歯状の櫛歯部を含み、ま
た、パイプや必要に応じて添接する櫛歯状の櫛歯部のよ
うにノズルの周囲または両側に位置するものだけでな
く、しごき落としが可能な限り片側にあるいは一点に添
接する部材でもよい。更にこのしごき部材はノズルの列
と平行に片側または両側に配置された段差のあるバー状
の部材または音叉状の部材でもよい。また、しごき部材
は常時ノズルに添接されるものと制御手段で一時的に添
接されるものの双方を含み、一時的に添接する方法とし
ては、回転、水平移動などいかなる方法でもよい。な
お、しごき部材が交換可能であることは勿論である。
【0011】しごき部材の段差は、通常二段あれば足り
るが、必要に応じそれ以上の段数与えてもよい。この場
合、ノズルのストロークを変えることにより1つのしご
き部材で異なる段差に当接するノズルのチップをしごき
落とすことが可能である。またこの段差において、先に
チップに当接する部分はチップをくわえる必要のない部
分であり、この部分がカバーする対応チップの個数は1
つまたはそれ以上を含み、また2つ以上の場合連続では
位置される場合と複数が不連続で配置される場合の双方
を含む。このように、先にチップに接するしごき部材の
数及び位置は、分注を要しない箇所により変化するもの
である。
【0012】櫛歯部からなるしごき部材の場合は、一対
の櫛歯の間にノズルの数に等しく且つチップのフランジ
より小さな幅のU字形の複数の凹孔を形成したものであ
り、凹孔はチップの胴部の直径またはノズルの直径より
大きくする。また櫛歯部は、嵌められたチップに先に接
する第1櫛歯部と第1櫛歯部によるチップ離脱動作中チ
ップのフランジに接しない位置に段差をつけて設けられ
た第2櫛歯部からなる。すなわち、この櫛歯部がノズル
に嵌合して停止し、第1櫛歯部の下面がチップのフラン
ジ上面に接してノズルがあるストロークで引き上げられ
てチップが離脱してさらにノズルの上昇が停止するま
で、第2櫛歯部はノズルに接触しない位置に設けられ
る。
【0013】すなわち両者の段差を前記ストローク以上
の距離とし、チップのフランジには接触しないだけ離し
て位置せしめられるものであり、この条件を満たす限り
第2櫛歯部は第1櫛歯部の上でも下でもよい。第1櫛歯
部は櫛歯部の一部の下に相似形の櫛歯部を螺子等で連結
することにより形成してもよい。分注する箇所がノズル
の本数より少ないとき、ノズルに圧入したチップの上方
でノズルにしごき部材の一部が添接し、そのしごき部材
の段差の間隔の範囲内でノズルをあるストロークだけ移
動させるコンピューターないしシーケンス制御等による
プログラム制御手段が与えられている。更にしごき部材
は、ノズルと逆の動きをすることにより、そこに嵌った
チップを離脱させるものであり、ノズルが上下動する場
合は、水平移動するノズルボックス等に回動自在に軸支
され、チップ離脱時のみ予め入力されたプログラムによ
り所定位置で回転し、ノズルに添接するものとする。
【0014】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、す
べてのホールに希釈液を分注する場合などチップストッ
カーの一列全部のチップが使用される場合には、当初し
ごき部材は作動せず、その場合ノズル全部がチップに圧
入されノズルと共に移動し、試薬液容器、マイクロプレ
ート上でそれぞれ吸引分注等の必要な作業を行い、その
後、廃棄ボックス上に移動し、段差のあるしごき部材は
すべてチップの上に位置し、その位置からノズルを上昇
させることにより、しごき部材がすべてのチップのフラ
ンジに当たりチップはすべてしごき落とされる。
【0015】次に、ノズルはチップストッカーの上に復
帰し、所定のチップの選択離脱作業が行われる。以下櫛
歯部からなるしごき部材で説明すると、先ずノズルが下
降してチップに圧入されそのまま上昇する。ノズルはあ
る高さで停止し、次いでしごき部材のうちチップに近い
段差部分が先にチップのフランジの上に位置する。そし
て、ノズルが引き上げられると、不動の段差部分の下と
チップのフランジとの係合のためチップの上昇は阻止さ
れ、ノズルからチップが離脱しそのままチップストッカ
ーの元の位置に落とされる。チップ離脱のためのノズル
のストローク幅は、3mm程度あれば十分であり、しごき
部材の段差はそれ以上例えば、例えば5mmにセットす
る。例えば櫛歯部の場合第2櫛歯部内に位置するノズル
も凹孔内を同時に上昇するが、その上昇距離は段差の範
囲内であり、チップのフランジは第2櫛歯部には接触せ
ず離脱しない。第1櫛歯部下のチップの離脱後は、チッ
プに連結したノズルの移動路を開放するため、櫛歯部は
反転しリセットされる。
【0016】第2櫛歯部が第1櫛歯部の下面より低くさ
れている場合には、ノズルに櫛歯部が嵌合するとき第1
櫛歯部はチップフランジの上に位置すると共に第2櫛歯
部はチップのフランジの下方に位置するように嵌合す
る。この場合ノズルを少しだけ引き上げると、第1櫛歯
部の下のチップは櫛歯部との係合で離脱するが、他は接
触せずそのま持ち上げられ、吸引作業に廻される。しご
き部材がパイプの場合には、常時ノズルに遊嵌しノズル
の移動と共に移動するが、チップ離脱時のみノズルとは
別に動作しノズルの上昇によりしごき部材に早く接する
チップが離脱され、その作業が終わるとノズルと共に上
昇する。いずれの場合にも、最終的に廃棄ボックス上で
は櫛歯部はチップの上方に嵌合しノズルを引上げること
により離脱しボックス内に落とされる。
【0017】通常検体のホールに対応する行のチップの
みを嵌合したノズルは、例えば感作血球を吸引後マイク
ロプレートの所定のホール列上に移動し、通常検体のホ
ールに分注し、次いで希釈倍率を異にする列に移動し同
じく分注を繰り返し、その後、廃棄ボックス上に移動
し、しごき部材がすべてのチップのフランジに当たりチ
ップはすべてしごき落とされる。更に、ノズルはチップ
ストッカー上に戻り、しごき落とされたチップの列に下
降し残されたチップに圧入し、そのチップを介して液槽
から感作血球を吸引し、マイクロプレート上に移動し、
陰性・陽性コントロール血清行のホールに分注する。こ
の場合、チップの除去を必要としないのでしごき部材は
動作しない。爾後は、廃棄ボックス上に移動し、しごき
部材がすべてのチップのフランジに当たりチップはしご
き落とされる。
【0018】
【実施例】以下図1ないし図4に示す実施例に従って説
明すると、1は分注装置本体であり、2はステージであ
り、このステージ2上には順に、縦横方向に7行7列で
チップ3を整列収納したチップストッカー4、希釈液5
と感作血球6を別々に収納した液槽7、チップストッカ
ー4のチップ3と同じく、縦横方向にホール8を7行7
列形成したマイクロプレート9、廃棄ボックス10を配
置してある。11はマイクロプレート9のホルダー、1
2はチップ3の上端に形成された胴部13の直径より大
きいフランジである。
【0019】14はマイクロシリンダ(図示せず)を内
装したヘッド15に連結した1列7本のノズルであり、
ステージ2上を上下及び水平向に移動可能となってい
る。16はヘッド15と共に水平方向に移動するヘッド
カバーであり、17は、ヘッドカバー16に軸支された
アーム18の下端に直角に連設したしごき部材の1例で
ある櫛歯部である。この櫛歯部17には、ノズル14の
数に等しく且つノズル14の胴部13の直径より大きく
チップ3のフランジ12より小さな幅のU字形の凹孔1
9が櫛歯20間に形成され、櫛歯部17は更に第1櫛歯
部21と第2櫛歯部22に分かれており、第1櫛歯部2
1はその下面23を第2櫛歯部22より低くして段差と
なっている。
【0020】第1櫛歯部21の下面と第2櫛歯部22の
下面の距離は、第1櫛歯部21に係合してチップ3が脱
落して停止する迄のノズル14の移動ストロークよりも
大きく取られている。第3図は、櫛歯部17がノズル1
4に嵌合した状態を示し、この状態で、ノズル14が引
き上げられると左側2本のチップ3が落下するときの状
態を示す。なお、第1櫛歯部21は、一連の櫛歯部17
に対して、必要部分に螺子24等で付設できるものであ
る。図5及び図6以下の実施例は、第1櫛歯部21を逆
に第2櫛歯部22より低くして段差をつけたものであ
る。第1櫛歯部21の下面と第2櫛歯部22の上面の距
離は、第1櫛歯部21に係合してチップ3が脱落し終わ
る迄のノズルの移動ストロークよりも大きく取られてい
る。なお、第2櫛歯部22の凹孔19にはチップ3が入
るのでチップ3の胴部13の直径より大きくすることが
必要である。図7において、しごき部材がノズル14に
常時添接された複数の固定のパイプ25である実施例を
示し、その下方の開口縁26は高さを異にした段差とな
っている。
【0021】
【効果】以上のように本発明においては、段差を有する
しごき部材により、一旦ノズルにチップを圧入したチッ
プのうち不要なチップを離脱させ、残りのチップで分注
するするものであり、構成が極めて簡単であり、不必要
なチップを手作業等で予めチップストッカーから抜いて
おく必要がなく、検体検査作業の顕著な効率化を達成す
ることができたものである。特に、マイクロプレートの
ある行のホールに別種の検体が入っており、希釈倍率に
よって試薬を入れる場所を異にする場合、チップストッ
カーの1列のチップを2列に分割せず、同列のチップを
そのまま別種の検体に対する試薬の分注に使用すること
ができるので、チップの列を最小限にすることができ装
置をコンパクト化出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一部断面側面
【図2】図1のステージの平面図
【図3】櫛歯部の一部斜視図
【図4】図3の櫛歯部にチップに連結したノズルが嵌合
している状態の部分正面図
【図5】櫛歯部の一部斜視図
【図6】図5の櫛歯部にチップに連結したノズルが嵌合
している状態の部分正面図
【図7】しごき部材をパイプにした実施例を示すノズル
の添接状態の部分正面図
【符合の説明】
1−分注装置本体、2−ステージ、3−チップ、4−チ
ップストッカー、5−希釈液、6−感作血球、7−液
槽、8−ホール、9−マイクロプレート、10−廃棄ボ
ックス、11−ホルダー、12−フランジ、13−胴
部、14−ノズル、15−ヘッド、16−ヘッドカバ
ー、17−櫛歯部、18−アーム、19−凹孔、20−
櫛歯、21−第1櫛歯部、22−第2櫛歯部、23−下
面、24−螺子、25−パイプ、26−開口縁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引吐出機構に連結した複数のノズルを
    チップに圧入してそのチップを介して所望の液体を複数
    の箇所に分注する分注装置において、段差を有するしご
    き部材が具備されており、このしごき部材により一旦ノ
    ズルにチップを圧入したチップのうち不要なチップを離
    脱させ、残りのチップで分注することを特徴とする分注
    装置
  2. 【請求項2】 前記しごき部材が各ノズルに嵌ったチッ
    プに係合可能な状態でノズルに添接されるされるもので
    あり、その段差が少なくともチップに接するしごき部材
    によるチップ離脱完了に必要なストローク幅以上の間隔
    となっていることを特徴とする請求項1の分注装置
  3. 【請求項3】 前記しごき部材が間に凹孔を有する櫛歯
    状の櫛歯部からなることを特徴とする請求項1の分注装
  4. 【請求項4】 前記櫛歯部がノズルと共に移動するノズ
    ルボックスに回転自在に取り付けられたアームに連設さ
    れていることを特徴とする請求項1の分注装置
  5. 【請求項5】 前記段差が一部の櫛歯部がチップに接す
    るとき同櫛歯部の下面がチップに接しない櫛歯部の下面
    より下方に位置することにより構成されていることを特
    徴とする請求項3の分注装置
  6. 【請求項6】 前記段差が一部の櫛歯部がチップに接す
    るとき同櫛歯部の下面がチップに接しない櫛歯部の上面
    より上方に位置することにより構成されていることを特
    徴とする請求項3の分注装置
  7. 【請求項7】 櫛歯部の一部の下に相似形の櫛歯部を連
    結することにより櫛歯部に段差が設けられることを特徴
    とする請求項5の分注装置
  8. 【請求項8】 前記しごき部材がノズルに遊嵌したパイ
    プであることを特徴とする請求項1の分注装置
  9. 【請求項9】 分注する箇所がノズルの本数より少ない
    とき、ノズルに圧入したチップの上方でノズルにしごき
    部材の一部が添接し、そのしごき部材の段差の間隔の範
    囲内でノズルをあるストロークだけ移動させる制御手段
    を有する請求項2の分注装置
  10. 【請求項10】 吸引吐出機構に連結した複数のノズル
    をチップに圧入してそのチップを介して所望の液体を複
    数の箇所に分注する分注装置において、チップッストッ
    カーのチップを一列ごとにノズルで持ち上げ、段差を有
    するしごき部材により不要なチップをノズルから離脱さ
    せてチップストッカーに戻し、残りのチップで分注する
    ことを特徴とする分注装置
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